JP2007247497A - シリンダヘッドの製造方法およびシリンダヘッド - Google Patents

シリンダヘッドの製造方法およびシリンダヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】連通路で連通した上下層ウォータージャケットをシリンダヘッド内に形成する。
【解決手段】上層ウォータージャケット形成用中子45と下層ウォータージャケット形成用中子46とを互いに間隔を隔てて保持するための中子部分47を支持用中子部分48,49と、間隔保持用中子部分50,51から構成する。これら中子45,46は支持用中子部分48において2分割されている。間隔保持用中子部分50,51により上層ウォータージャケット30と下層ウォータージャケット31とを連通する連通路53が形成される。
【選択図】図3

Description

本発明はシリンダヘッドの製造方法およびシリンダヘッドに関する。
シリンダヘッド内に上下二層のウォータージャケットを形成した内燃機関が公知である(特許文献1を参照)。しかしながらこの特許文献1にはシリンダヘッドの製造方法に関して何らの示唆もない。
特開平1−182560号公報
本発明は、このようにその内部に上下二層のウォータージャケットを形成したシリンダヘッドの新たな製造方法およびその新たな製造方法により製造されたシリンダヘッドを提供することにある。
即ち、1番目の発明によれば、シリンダヘッド内に上下二層に分離されたウォータージャケットを形成するための中子として、上層ウォータージャケット形成用中子と下層ウォータージャケット形成用中子とを互いに間隔を隔てて保持するための中子部分が支持用中子部分と、支持用中子部分の端部を上層ウォータージャケット形成用中子の側端部および下層ウォータージャケット形成用中子の側端部に連結する間隔保持用中子部分から構成されると共に支持用中子部分において2分割されている中子を用い、上層ウォータージャケット形成用中子と下層ウォータージャケット形成用中子との間に排気ポート形成用中子を配置し、2分割されている支持用中子部分を重ね合わせて一緒に把持した状態で注湯することによりシリンダヘッドを鋳造するようにしたシリンダヘッドの製造方法が提供される。
2番目の発明では、1番目の発明に記載された製造方法により製造されたシリンダヘッド、即ち上層ウォータージャケット形成用中子により形成された上層ウォータージャケットと、下層ウォータージャケット形成用中子により形成された下層ウォータージャケットと、間隔保持用中子部分により形成されて上層ウォータージャケットと下層ウォータージャケットとを連通する連通路とを具備したシリンダヘッドが提供される。
上下層のウォータージャケットを保持するための中子部分の一部である間隔保持用中子部分によって上下層のウォータージャケットを連通する連通路が形成される。
まず初めに本発明による排気ポートの配置構造について説明する。
図1は例えばアルミ合金により一体的に鋳造されたシリンダヘッド1を示している。なお、図1において破線で示される各円は夫々1番気筒#1、2番気筒#2、3番気筒#3、4番気筒#4の位置を示しており、従って図1に示されるシリンダヘッド1を備えた内燃機関は直列4気筒内燃機関であることがわかる。図1において2は吸気弁によって開閉される弁ポートを示しており、3は排気弁によって開閉される弁ポートを示している。従って各気筒#1,#2,#3,#4は夫々一対の吸気弁と一対の排気弁とを備えていることがわかる。
なお、シリンダヘッド1には実際には複雑な経路に沿って延びる冷却水通路、動弁機構の支持部、点火栓の挿入部、燃料噴射弁の挿入部等が形成されているが図1ではこれらについて省略している。
シリンダヘッド1には各気筒#1,#2,#3,#4のシリンダ軸線を含む平面の両側にこの平面とほぼ平行をなして延びる側壁面4および5が形成されており、シリンダヘッド1内に形成されている各気筒#1,#2,#3,#4の吸気ポート6は側壁面4上に開口している。
また、シリンダヘッド1内には1番気筒#1の排気ポート7、2番気筒#2の排気ポート8、3番気筒#3の排気ポート9および4番気筒#4の排気ポート10が形成されている。図1からわかるように各排気ポート7,8,9,10は夫々対応する一対の弁ポート3付近では分離しているが弁ポート3から少し離れると一つの排気ポートとなる。
さて、図1からわかるように中央に位置する一対の気筒の排気ポート、即ち2番気筒#2の排気ポート8と3番気筒#3の排気ポート9はシリンダヘッド1内で互いに集合せしめられて一つの集合排気ポート11にされ、この集合排気ポート11はシリンダヘッド1の側壁面5まで延設される。図1において2番気筒#2と3番気筒#3との間の中央をシリンダ軸線方向に延びかつ各気筒#1,#2,#3,#4のシリンダ軸線を含む平面と直交する平面を対称面K−Kと称すると、2番気筒#2の排気ポート8と3番気筒#3の排気ポート9とは対称面K−Kに対して対称に配置されており、集合排気ポート11は対称面K−K上をシリンダヘッド1の側壁面5まで延設されている。
一方、両端に位置する一対の気筒の排気ポート、即ち1番気筒#1の排気ポート7と4番気筒#4の排気ポート10も対称面K−Kに対して対称に配置されている。この場合、1番気筒#1の排気ポート7は1番気筒#1から集合排気ポート11に向け延設された後、集合排気ポート11の側方において集合排気ポート11と薄肉壁12を隔だてて集合排気ポート11に沿いつつシリンダヘッド1の側壁面5まで延設されており、4番気筒#4の排気ポート10は4番気筒#4から集合排気ポート11に向け延設された後、集合排気ポート11の側方において集合排気ポート11と薄肉壁13を隔だてて集合排気ポート11に沿いつつシリンダヘッド1の側壁面5まで延設されている。
図1からわかるように夫々排気ポート7および8に沿って延びる薄肉壁12および13の長さは排気ポート7および8の径よりも長くされている。一方、図1に示されるように1番気筒#1の排気ポート7と4番気筒#4の排気ポート10は集合排気ポート11の開口部14の両側において15および16に示されるようにシリンダヘッド1の側壁面5上に開口している。
ところで本発明による実施例では各気筒における爆発順序が#1→#3→#4→#2又は#1→#2→#4→#3とされている。いずれにおいても爆発順序が一つおきとなる一対の気筒は、中央に位置する2番気筒#2と3番気筒#3の気筒対、および両端に位置する1番気筒#1と4番気筒#4との気筒対である。この場合、もし全排気ポートをシリンダヘッド1内に集合させておくと或る気筒の排気行程時に排気ポート内に発生した正圧が次に爆発の行われた気筒の排気ポート内に排気行程時に作用し、その結果燃焼室からの既燃ガスの排出作用が損なわれるという問題を生ずる。
これに対し、本発明の実施例におけるように爆発順序が一つおきの気筒のみの排気ポートを合流させると、即ち2番気筒#2の排気ポート8と3番気筒#3の排気ポート9とを合流させ、1番気筒#1の排気ポート7と4番気筒#4の排気ポート10とを合流させると他の気筒の排気ポート内で発生した正圧が排気行程時に排出作用が行われている排気ポートに作用することがなく、斯くして燃焼室から既燃ガスを良好に排出させることができる。即ち、排気干渉の発生を阻止できるので高い充填効率を確保することができる。
また、集合排気ポート11の開口部14内には、各気筒で排気行程が行われる毎ではなくて、一つおきの排気行程毎にしか排気ガスが流れないので開口部14が過熱するのを阻止することができる。また、1番気筒#1の排気ポート7の開口部15および4番気筒#4の排気ポート10の開口部16内には一サイクル毎にしか排気ガスが流れないので開口部15および16は全く過熱することはない。
一方、排気ポート7および10については弁ポート3から開口部15および16までの距離が長いために排気ポート7および10内を流れる排気ガスは集合排気ポート11内を流れる排気ガスよりも温度が低下する。従って集合排気ポート11と排気ポート7および10とが夫々薄肉壁12および13を介して配置されていると薄肉壁12および13は各排気ポート7および10内を流れる排気ガスによって冷却され、斯くして集合排気ポート11の開口部14が過熱するのを一層阻止することができる。
図2は図1のII−II線に沿ってみた断面図を示している。図2を参照すると、17はシリンダブロック、18はピストン、19は燃焼室、20は燃料噴射弁、21は点火栓を夫々示している。図2に示されるようにシリンダヘッド1内には排気ポート7,8,9,10の上方をシリンダヘッド1の長手方向および横方向に延びる上層ウォータージャケット30と、排気ポート7,8,9,10の下方をシリンダヘッド1の長手方向および横方向に延びる下層ウォータージャケット31とが形成されている。
図2は内燃機関を車両ボディー上に塔載したところを示している。即ち、図2からわかるように本発明による実施例では、各ウォータージャケット30,31が全体として吸気ポート6側から排気ポート7,8,9,10側に向けて高くなるようにシリンダ軸線が傾斜した状態でもって内燃機関が車両ボディー上に塔載されており、下層ウォータージャケット31の排気ポート7,8,9,10側の最も高い端部が上下方向に延びる連通路32を介して上層ウォータージャケット30の排気ポート7,8,9,10側の端部に連通せしめられている。
このような連通路32を形成することによって下層ウォータージャケット31内の冷却水に含まれている空気の気泡は上層ウォータージャケット30内に導びかれ、次いでこの気泡はシリンダヘッド1内から外部に排出される。従って下層ウォータージャケット31が傾斜している場合でも空気が下層ウォータージャケット31の排気ポート7,8,9,10側の端部に滞溜することがなく、斯くして下層ウォータージャケット31内の冷却水による各排気ポート7,8,9,10の冷却作用が損なわれるのを阻止することができる。
次に図3から図5を参照しつつ図1および図2に示されるシリンダヘッド1の製造方法について説明する。図3はシリンダヘッド1を形成するための型と中子を示しており、40は下型、41は上型、42は2つ割りの側方型、43はもう一方の側方型、44は排気ポート7,8,9,10を形成するための排気ポート形成用中子、45は上層ウォータージャケット30を形成するための上層ウォータージャケット形成用中子、46は下層ウォータージャケット31を形成するための下層ウォータージャケット形成用中子を夫々示している。
一方、図4は排気ポート形成用中子44の斜視図を示しており、図5は排気ポート形成用中子44と、その周りに組付けられた上下層ウォータージャケット形成用中子45,46の斜視図を示している。図4において破線で示す部分は鋳造時に中子を支持するための中子部分を示している。なお、上下層ウォータージャケット形成用中子45,46は実際にはかなり複雑な構造を有しているが図5ではこれら上下層ウォータージャケット45,46の構造を簡略化して示している。
さて、本発明によれば図3および図5に示されるように、シリンダヘッド1内に上下二層に分離されたウォータージャケット30,31を形成するための中子として、上層ウォータージャケット形成用中子45と下層ウォータージャケット形成用中子46とを互いに間隔を隔てて保持するための中子部分47が支持用中子部分48,49と、支持用中子部分48,49の端部を上層ウォータージャケット形成用中子45の側端部および下層ウォータージャケット形成用中子46の側端部に連結する間隔保持用中子部分50,51から構成されると共に支持用中子部分48,49において2分割されている中子が用いられている。
これら支持用中子部分48,49の分割面は図3および図5において符号52でもって示されるように支持用中子部分48,49の上下方向の中央部を延びており、従って図3に示されるように支持用中子部分48は上方に位置する支持用中子部分の半体48aと下方に位置する支持用中子部分の半体48bとにより構成される。一方、間隔保持用中子部分50も支持用中子部分の半体48aの内端部から上方に延びて上層ウォータージャケット形成用中子45の端部に連結された連結部分53aと、支持用中子部分の半体48bの内端部から下方に延びて下層ウォータージャケット形成用中子46の端部に連結された連結部分53bとにより構成される。図3に示されるようにこれら連結部分53a,53bは互いに整列している。
シリンダヘッド1を鋳造する際には図3および図5に示されるように、上層ウォータージャケット形成用中子45と下層ウォータージャケット形成用中子46との間に排気ポート形成用中子44を配置し、2分割されている支持用中子部分の半体48a,48bを重ね合わせて2つ割の側方壁42により一緒に把持しかつ排気ポート形成用中子44の中子支持部分を把持した状態で注湯することによりシリンダヘッド1が鋳造される。
このようにして上層ウォータージャケット形成用中子45により上層ウォータージャケット30が形成され、下層ウォータージャケット形成用中子46により下層ウォータージャケット31が形成され、間隔保持用中子部分50,51により上層ウォータージャケット30と下層ウォータージャケット31とを連通する連通路32が形成される。
一方、シリンダヘッド1の鋳造完了後、中子砂が除去されると図2に示されるように支持用中子部分48によって連通路32からシリンダヘッド1の側壁面5まで延びる通路部分33が形成され、この通路部分33のシリンダヘッド側壁面5側の端部に機械加工により環状溝が削成される。この環状溝内にはキャップ34が嵌着され、従って通路部分33のシリンダヘッド側壁面5側の端部はこのキャップ34により閉塞されることになる。
一方、図1に示されるように全ての排気ポート7,8,9,10は集合せしめられてシリンダヘッド側壁面5の中央部の限られた領域R内において開口しており、図5からわかるようにこの領域Rの両側にこの領域Rに隣接して間隔保持用中子部分50,51が配置されている。従ってシリンダヘッド1が鋳造されたときには領域Rの両側に領域Rに隣接して夫々連通路32が形成される。
このように領域Rの両側に領域Rに隣接して夫々連通路32を形成することによって各排気ポート7,8,9,10の集合している部分を良好に冷却することができる。
また、図5において符号54はシリンダヘッド1からの冷却水の出口を形成するための中子部分を示している。図5からわかるようにこの冷却水出口はシリンダヘッド1内から気泡が抜け出るようにシリンダヘッド1内に形成されているウォータージャケット30,31のうちで最も高い場所に位置している。
図6は排気ターボチャージャからなる過給機60の冷却方法を示している。図6において61はターボチャージャの回転軸、62は軸受、63は軸受62を冷却するための冷却水が流通するウォータージャケットを夫々示している。図6に示されるようにこの実施例では過給機60のウォータージャケット63がシリンダヘッド1内のウォータージャケット30,31よりも下方に配置されており、過給機60のウォータージャケット63の冷却水出口64が上方に向けて延びる冷却水通路65を介してシリンダヘッド1内のウォータージャケット30,31に連結されている。
この場合、図6に示される実施例ではキャップ34に冷却水取入口66が形成されており、冷却水通路65はこの冷却水取入口66に連結されている。また、ウォータージャケット63の冷却水取入口67は冷却水通路68を介してシリンダブロック17内のウォータージャケット69に連結されている。この実施例ではシリンダブロック17のウォータージャケット69内の冷却水が冷却水通路68を介して過給機60のウォータージャケット63内に導びかれる。次いで軸受62を冷却することにより温度上昇した冷却水は冷却水通路65を介して通路部分33内に排出される。
機関が停止すると過給機60のウォータージャケット63内の冷却水の流動が停止し、その結果ウォータージャケット63内の冷却水が温度上昇して蒸気を発生する。この蒸気は発生するや否や冷却水通路65を介してウォータージャケット30内に排出され、斯くして軸受62には温度の低い冷却水が移動してくる。従って軸受62が過熱するのを阻止することができる。
シリンダヘッドの平面断面図である。 図1のII−II線に沿ってみたシリンダヘッドの断面図である。 シリンダヘッドを鋳造するための型と中子を示す断面図である。 排気ポート形成用中子の斜視図である。 排気ポート形成用中子および上下層ウォータージャケット形成用中子の斜視図である。 内燃機関の断面図である。
符号の説明
1 シリンダヘッド
6 吸気ポート
7,8,9,10 排気ポート
30 上層ウォータージャケット
31 下層ウォータージャケット
32 連通路
34 キャップ
44 排気ポート用中子
45 上層ウォータージャケット用中子
46 下層ウォータージャケット用中子
48,49 支持用中子部分
50,51 間隔保持用中子部分

Claims (6)

  1. シリンダヘッド内に上下二層に分離されたウォータージャケットを形成するための中子として、上層ウォータージャケット形成用中子と下層ウォータージャケット形成用中子とを互いに間隔を隔てて保持するための中子部分が支持用中子部分と、支持用中子部分の端部を上層ウォータージャケット形成用中子の側端部および下層ウォータージャケット形成用中子の側端部に連結する間隔保持用中子部分から構成されると共に該支持用中子部分において2分割されている中子を用い、上層ウォータージャケット形成用中子と下層ウォータージャケット形成用中子との間に排気ポート形成用中子を配置し、2分割されている支持用中子部分を重ね合わせて一緒に把持した状態で注湯することによりシリンダヘッドを鋳造するようにしたシリンダヘッドの製造方法。
  2. 上層ウォータージャケット形成用中子により形成された上層ウォータージャケットと、下層ウォータージャケット形成用中子により形成された下層ウォータージャケットと、間隔保持用中子部分により形成されて上層ウォータージャケットと下層ウォータージャケットとを連通する連通路とを具備した、請求項1に記載の製造方法により製造されたシリンダヘッド。
  3. シリンダヘッド内に形成された各ウォータージャケットが全体として吸気ポート側から排気ポート側に向けて高くなるようにシリンダ軸線が傾斜した状態でもって内燃機関が車両ボディー上に塔載されており、下層ウォータージャケットの排気ポート側の最も高い端部が上下方向に延びる上記連通路を介して上層ウォータージャケットの排気ポート側の端部に連通せしめられている請求項2に記載のシリンダヘッド。
  4. 上記支持用中子部分によって上記連通路からシリンダヘッドの側壁面まで延びる通路部分が形成されており、該通路部分のシリンダヘッド側壁面側の端部がキャップにより閉塞されている請求項2に記載のシリンダヘッド。
  5. 全ての排気ポートは集合せしめられてシリンダヘッド側壁面の中央部の限られた領域内において開口しており、該領域の両側に該領域に隣接して夫々上記連通路が形成されている請求項1に記載のシリンダヘッド。
  6. 過給機のウォータージャケットがシリンダヘッド内のウォータージャケットよりも下方に配置されており、過給機のウォータージャケットの冷却水出口が上方に向けて延びる冷却水通路を介してシリンダヘッド内のウォータージャケットに連結されている請求項2に記載のシリンダヘッド。
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