JP5711716B2 - シリンダヘッドのウォータージャケット構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダヘッドのウォータージャケット構造に関し、特に、複数の排気ポートを集合させる排気集合部を一体形成したシリンダヘッドのウォータージャケット構造に関する。
シリンダヘッドとして、複数の燃焼室から延びる複数の排気ポートを集合させる排気集合部を一体形成したものが知られている。このようなシリンダヘッドでは、高温になり易い排気集合部を十分に冷却するため、燃焼室を冷却する燃焼室用ウォータージャケットの他に、排気ポート及び排気集合部を冷却する排気用ウォータージャケットが設けられている。
例えば、特許文献1には、排気集合部の上側と下側にそれぞれ排気用ウォータージャケットを設けたシリンダヘッドのウォータージャケット構造が開示されている。
特許第4329774号公報
ところで、下側排気用ウォータージャケット内にエアが滞留すると、シリンダヘッドのうちエアと接触している部位は、冷却されにくくなってしまい、排気集合部の冷却効率が低下する虞がある。そのため、下側排気用ウォータージャケット内に滞留するエアをできるだけ低減させたいという要望があった。
本発明は、このような点に鑑みて成されたものであり、下側排気用ウォータージャケット内に滞留するエアを低減可能なシリンダヘッドのウォータージャケット構造を提供することを課題とする。
本発明に係るシリンダヘッドのウォータージャケット構造は、シリンダヘッドの底面に形成された複数の燃焼室頂部と、前記複数の燃焼室頂部のそれぞれに連通する複数の排気ポートと、前記シリンダヘッドの内部で前記複数の排気ポートを集合させる排気集合部と、前記排気集合部に対してシリンダ軸線方向の上側に配置され、前記排気集合部を冷却する上側排気用ウォータージャケットと、前記排気集合部に対してシリンダ軸線方向の下側に配置され、前記排気集合部を冷却する下側排気用ウォータージャケットと、を備え、前記下側排気用ウォータージャケットは、前記上側排気用ウォータージャケットに向かって突出して前記排気集合部の下流側側部に対向するように配置された突出部を有しており、前記下側排気用ウォータージャケットは、前記上側排気用ウォータージャケットと連通しておらず、前記上側排気用ウォータージャケットと前記下側排気用ウォータージャケットとは、前記シリンダヘッドの内部で互いに独立した流路を形成しており、前記突出部のうちシリンダ軸線方向の上側部位には、前記下側排気用ウォータージャケット外へエアを排出するエア抜き手段が設けられており、前記エア抜き手段は、前記下側排気用ウォータージャケットと前記シリンダヘッドの外部とを連通していることを特徴とする。
なお、「シリンダ軸線方向の上下」とは、シリンダ軸線に直交する平面であるシリンダ直交平面に対して、上方となる側を上側とし、下方となる側を下側とする。
本発明によれば、下側排気用ウォータージャケットの突出部のうちシリンダ軸線方向の上側部位には、下側排気用ウォータージャケット外へエアを排出するエア抜き手段が設けられているので、下側排気用ウォータージャケット内のエアは、突出部内を流れる際に、エア抜き手段を介して外部へ排出される。これにより、下側排気用ウォータージャケット内に滞留するエアを低減することが可能となり、排気集合部の冷却効率を向上させることができる。
本発明によれば、上側排気用ウォータージャケットと下側排気用ウォータージャケットとは、シリンダヘッドの内部で互いに独立した流路を形成しているので、シリンダヘッド内部で冷却水を無理に偏向させて分岐させる必要がなく、冷却液の流れを互いに分離して流速の低下や冷却液の滞留箇所(淀み部)の発生を抑制することができる。そして、流速の低下や冷却液の滞留箇所(淀み部)の発生が抑制されるので、排気用ウォータージャケットの内部を流れる冷却液の流速を上昇させて少ない冷却液量で効率的に排気集合部を冷却することが可能となる。また、上下の排気用ウォータージャケットを連通する連通路を形成する必要がないので、排気用ウォータージャケットの形成作業が容易になる。更に、上下の排気用ウォータージャケットが互いに独立した流路を形成した場合、下側排気用ウォータージャケット内のエアを上側排気用ウォータージャケットへ導くことができず、下側排気用ウォータージャケット内にエアが滞留しやすくなる弊害が生じるが、本発明では、エア抜き手段によってエアの滞留を低減することが可能となるので、前記弊害を排除することができる。
また、前記エア抜き手段は、前記シリンダヘッドの鋳造時において、前記下側排気用ウォータージャケットを形成するための下側中子と一体形成され、前記下側中子を金型の所定位置に保持する下側中子保持手段によって形成される構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、エア抜き手段は、シリンダヘッドの鋳造時において、下側排気用ウォータージャケットを形成するための下側中子と一体形成され、下側中子を金型の所定位置に保持する下側中子保持手段によって形成されるので、シリンダヘッドの鋳造時に必要な下側中子保持手段を利用してエア抜き手段を形成することができる。これにより、機械加工などを施してエア抜き手段を別途形成する必要がないので、エア抜き手段の形成作業が容易になる。
本発明によれば、下側排気用ウォータージャケット内に滞留するエアを低減可能なシリンダヘッドのウォータージャケット構造を提供することができる。
本実施形態に係るシリンダヘッドのウォータージャケット構造を有する内燃機関の断面図である。 シリンダヘッドの斜視図である。 シリンダヘッドの内部の排気集合部及びヘッド側ウォータージャケットを透視して描いた斜視図である。 ヘッド側ウォータージャケットと排気集合部とを上下に分解して示した斜視図である。 吸気用ウォータージャケット、燃焼室用ウォータージャケット及び上側排気用ウォータージャケットの底面図である。 下側排気用ウォータージャケットの底面図である。 ヘッド側ウォータージャケットと排気集合部を前方からみた正面図である。 図2のVIII−VIII線の部分拡大断面図である。 ブロック側ウォータージャケットから吸気用ウォータージャケットへの冷却液の流れを説明するための分解斜視図である。 ブロック側ウォータージャケットから下側排気用ウォータージャケットへの冷却液の流れを説明するための分解斜視図である。 ガスケットにヘッド側ウォータージャケットとブロック側ウォータージャケットとを重ねて描いた底面図である。 吸気用ウォータージャケット、燃焼室用ウォータージャケット及び上側排気用ウォータージャケットの冷却液の流れを説明するための底面図である。 下側排気用ウォータージャケットの冷却液の流れを説明するための底面図である。 図8に対応する部位における鋳造金型装置の部分拡大断面図である。 参考例に係るシリンダヘッドのウォータージャケット構造を有する内燃機関の部分拡大断面図である。 図15に対応する部位における鋳造金型装置の部分拡大断面図である。
本発明の実施形態について、図1乃至図14を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。また、方向を説明する場合は、各図に示すように、内燃機関Eが車両に設置された状態における前後左右上下に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るシリンダヘッドのウォータージャケット構造を有する内燃機関の断面図である。
図1に示すように、本発明が適用された内燃機関Eは、4つのシリンダ1a(図1では1つのみ図示)が直列に配列されて一体に設けられたシリンダブロック1と、シリンダブロック1の上側端部に結合されるシリンダヘッド2と、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の間に設置されるガスケット3と、シリンダヘッド2の上側端部に結合されるヘッドカバー(図示省略)とから構成される機関本体を備える。
内燃機関Eは、4つのシリンダ1aと、各シリンダ1aに往復運動可能に嵌合するピストン4と、各ピストン4にコンロッド5を介して連結されるクランク軸6とを備える多気筒内燃機関であり、搭載対象としての車両に、クランク軸6の回転中心線が左右方向に指向する横置き配置で搭載される。また、内燃機関Eは、吸気側を車両後方に向けて配置されるとともに排気側を車両前方に向けて配置されている。
シリンダ1a毎に、該シリンダ1aのシリンダ軸線Lcに平行な方向であるシリンダ軸線方向でピストン4とシリンダヘッド2との間には、シリンダ1aとピストン4とシリンダヘッド2とにより燃焼室7が形成される。
なお、本実施形態では、シリンダ軸線Lcと鉛直軸方向(すなわち上下方向)とが一致するように内燃機関Eが設置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばシリンダ軸線Lcが鉛直軸方向に対して傾斜するように内燃機関Eを設置してもよい。
シリンダブロック1は、前記したシリンダ1aやクランクケース(図示省略)の他、シリンダ1aを冷却する冷却液の流路となるブロック側ウォータージャケット10を有している。ブロック側ウォータージャケット10は、4つのシリンダ1aの全体を連続的に囲う凹溝状の空間であり、シリンダブロック1の上面に開口している(図9、図10参照)。ブロック側ウォータージャケット10の一端側には、図示しないラジエータで冷却された冷却液が供給されている。また、ブロック側ウォータージャケット10は、ガスケット3の貫通孔32,35等を介して、後記する吸気用ウォータージャケット50及び下側排気用ウォータージャケット90に連通しており、両者に冷却液を供給している。ブロック側ウォータージャケット10及びガスケット3については後に詳しく説明する。
図2は、シリンダヘッドの斜視図である。図3は、シリンダヘッドの内部の排気集合部及びヘッド側ウォータージャケットを透視して描いた斜視図である。なお、図3では、シリンダヘッド2の外形を仮想線(二点鎖線)で描いている。
シリンダヘッド2は、中子を用いた鋳造成形で製造される金属製部材である。シリンダヘッド2は、図1乃至図3(主に図1)に示すように、燃焼室7の頂部を構成する4つの燃焼室頂部21(図1では1つのみ図示)と、各燃焼室7にエアを導入する吸気ポート22と、各燃焼室7から燃焼ガスを排出する排気ポート23と、シリンダヘッド2の内部において複数の排気ポート23を集合させる排気集合部24と、これらを冷却するためのヘッド側ウォータージャケット40と、を主に有している。また、シリンダヘッド2は、その上部に動弁機構の一部(図示省略)を収容する動弁室25を有している。
燃焼室頂部21は、シリンダヘッド2の底面2aに設けられた略円錐形状の凹部である。吸気ポート22は、各燃焼室頂部21とシリンダヘッド2の後面2bとを連通している。排気ポート23は、各燃焼室頂部21と排気集合部24とを連通している。吸気ポート22及び排気ポート23は、1つの燃焼室頂部21に対して2つずつ設けられている。なお、吸気ポート22及び排気ポート23には、図示しない吸気バルブ及び排気バルブが設置されている。
図2に示すように、排気集合部24は、シリンダヘッド2の前面2cの左右方向の略中央部に開口する1つの開口部24aを有している。排気集合部24は、シリンダヘッド2の内部であってシリンダブロック1よりも前方に張り出した部位に設けられている(図1参照)。動弁室25は、シリンダヘッド2の上面2dに形成された凹状の空間である。動弁室25には、図示しないカムシャフトやロッカアームやバルブ等の動弁機構の一部が収容される。また、シリンダヘッド2の左側面2eには、後記するヘッド側ウォータージャケット40の冷却液の出口となる出口開口部63,83,93が形成されている。シリンダヘッド2の左側面2eには、出口開口部63,83,93から排出される冷却液をヒータやラジエータに分配するウォーターアウトレット(図示省略)が取り付けられる。
図1及び図3に示すように、ヘッド側ウォータージャケット40は、冷却液の流路となる空間であり、吸気ポート22を冷却するための吸気用ウォータージャケット50と、燃焼室頂部21を冷却するための燃焼室用ウォータージャケット60と、排気ポート23及び排気集合部24を冷却するための排気用ウォータージャケット70と、を備えている。
図1に示すように、吸気用ウォータージャケット50は、吸気ポート22の下方に設けられている。燃焼室用ウォータージャケット60は、燃焼室頂部21の直上であって吸気ポート22と排気ポート23の間に設けられている。排気用ウォータージャケット70は、排気ポート23及び排気集合部24の上側に配置された上側排気用ウォータージャケット80と、排気ポート23及び排気集合部24の下側に配置された下側排気用ウォータージャケット90と、を有している。
吸気用ウォータージャケット50は、ブロック側ウォータージャケット10に連通すると共に、燃焼室用ウォータージャケット60に連通している(図1の破線を参照)。燃焼室用ウォータージャケット60は、ブロック側ウォータージャケット10に連通すると共に、上側排気用ウォータージャケット80に連通している。下側排気用ウォータージャケット90は、ブロック側ウォータージャケット10に連通している。そして、下側排気用ウォータージャケット90は、吸気用ウォータージャケット50、燃焼室用ウォータージャケット60及び上側排気用ウォータージャケット80に連通していない。すなわち、上側排気用ウォータージャケット80と下側排気用ウォータージャケット90とは、シリンダヘッド2の内部において互いに独立した流路を形成している。
次に、排気集合部24及びヘッド側ウォータージャケット40(すなわち、吸気用ウォータージャケット50、燃焼室用ウォータージャケット60、上側排気用ウォータージャケット80及び下側排気用ウォータージャケット90)の詳細な構造について、図4乃至図7を参照して説明する。
図4は、ヘッド側ウォータージャケットと排気集合部とを上下に分解して示した斜視図である。図5は、吸気用ウォータージャケット、燃焼室用ウォータージャケット及び上側排気用ウォータージャケットの底面図である。図6は、下側排気用ウォータージャケットの底面図である。図7は、ヘッド側ウォータージャケットと排気集合部を前方からみた正面図である。
ここで、図4乃至図7では、説明の便宜のため、空間である排気集合部24及びヘッド側ウォータージャケット40を実体があるもの(すなわちこれらに対応する中子)のように描いている。
図4に示すように、排気集合部24は、各燃焼室7に連通する2本の排気ポート23を1本に集合させる第1集合部24bと、4本の第1集合部24bを開口部24aの直前で1か所に集合させる第2集合部24cと、を有している。第2集合部24c及び開口部24aは、シリンダヘッド2の左右方向の略中央部に設けられている。4本の第1集合部24bのうち、右側及び左側の第1集合部24bは、両者の中間の2つの第1集合部24bよりも長い。この右側及び左側の第1集合部24bの前側の側面が、後記する上側排気用ウォータージャケット80の突出部81及び下側排気用ウォータージャケット90の突出部91(図1,図4乃至図6参照)による冷却対象となる排気集合部24の下流側側部24dを構成している。下流側側部24dは、平面視で、左右両端の排気ポート23から中央の開口部24aに近づくほど前側に位置するように傾斜している。
図4、図5(主に図5)に示すように、吸気用ウォータージャケット50は、吸気ポート22(図1参照)を冷却する部位であり、各吸気ポート22の下側を左右方向に横断するように蛇行しながら延設されている。吸気用ウォータージャケット50は、各吸気ポート22の下方に、シリンダヘッド2の底面2a(図2参照)に開口する8つの吸気側流入部51を有している。また、吸気用ウォータージャケット50は、隣り合うシリンダ1a同士の間(以下、「シリンダ軸間」という場合がある。)及び左右のシリンダ1aの外側に対応する位置に、燃焼室用ウォータージャケット60と連通する連通部52を有している。3つのシリンダ軸間の連通部52の下方には、シリンダヘッド2の底面2aに開口する軸間流入部53がそれぞれ設けられている。
燃焼室用ウォータージャケット60は、燃焼室頂部21(図1参照)を冷却する部位であり、各燃焼室頂部21の上方を左右方向に横断するように延設されている。燃焼室用ウォータージャケット60は、吸気用ウォータージャケット50よりも前後方向に幅広に形成されており、図示しない点火プラグの周囲を囲っている。燃焼室用ウォータージャケット60は、右側の端部に、シリンダヘッド2の底面2aに開口する2つの燃焼室側流入部61を有している(図7参照)。また、燃焼室用ウォータージャケット60は、排気ポート23(図1参照)同士の間に対応する位置に、上側排気用ウォータージャケット80と連通する連通部62を有している。さらに、燃焼室用ウォータージャケット60は、左側の端部に、シリンダヘッド2の左側面2eに開口して冷却液の出口となる出口開口部63を有している(図2参照)。出口開口部63は、燃焼室用ウォータージャケット60よりも前後方向に幅広に形成されており、前側に延設されている。
図4、図5、図7(主に図5)に示すように、上側排気用ウォータージャケット80は、各排気ポート23及び排気集合部24の上側を被覆するように設けられている。上側排気用ウォータージャケット80は、吸気用ウォータージャケット50及び燃焼室用ウォータージャケット60に比較して、前後方向の幅寸法が広く、かつ、上下方向の厚さ寸法が薄く形成されている(図1参照)。上側排気用ウォータージャケット80は、前側の端部から下向きに突出する突出部81を有している(図1参照)。突出部81は、排気集合部24の下流側側部24dに対向するように配置されている。なお、上側排気用ウォータージャケット80の前側の端部のうち排気集合部24の開口部24aに対応する部分82には突出部81が設けられていない。上側排気用ウォータージャケット80は、左側の端部に、シリンダヘッド2の左側面2eに開口して冷却液の出口となる出口開口部83を有している(図2参照)。
ちなみに、図5を参照して説明すると、吸気用ウォータージャケット50と燃焼室用ウォータージャケット60の間の部位55には、吸気ポート22が設置される。また、燃焼室用ウォータージャケット60のうちシリンダ1aの中心位置に対応する部位65には、点火プラグ(図示省略)が設置される。また、燃焼室用ウォータージャケット60と上側排気用ウォータージャケット80の間の部位67には、排気弁(図示省略)が設置される。
図4、図6、図7(主に図6)に示すように、下側排気用ウォータージャケット90は、各排気ポート23及び排気集合部24の下側を被覆するように設けられている。下側排気用ウォータージャケット90は、上側排気用ウォータージャケット80と厚さ寸法が同程度となるように扁平に形成されている(図1参照)。下側排気用ウォータージャケット90は、前側の端部から上向きに突出する突出部91を有している(図1参照)。突出部91は、排気集合部24の下流側側部24dに対向するように配置されている。なお、下側排気用ウォータージャケット90の前側の端部のうち排気集合部24の開口部24aに対応する部分92には突出部91が設けられていない。下側排気用ウォータージャケット90は、左側の端部に、シリンダヘッド2の左側面2eに開口して冷却液の出口となる出口開口部93を有している(図2参照)。下側排気用ウォータージャケット90は、後側の端部であって各排気ポート23の下方に対応する位置に、シリンダヘッド2の底面2aに開口する8つの排気側流入部94を有している。このように、排気ポート23の直下に排気側流入部94が設けられているので、排気ポート23を効率よく冷却することができる。なお、出口開口部93から最も遠い側(すなわち上流側)の2つの排気側流入部94の間には、追加流入部95が設けられている。
次に、下側排気用ウォータージャケット90の突出部91及びエア抜き通路Rについて、図7及び図8を参照して説明する。図8は、図2のVIII−VIII線の部分拡大断面図である。
図7に示すように、突出部91は、開口部(排気開口部)24aを間に挟んで左右両側に設けられている。左側の突出部91の突出端には、第1傾斜面91a、第2傾斜面91b、第3傾斜面91c、及び、水平面91dが形成されている。第1傾斜面91aは、開口部24aから排気集合部24の下流側側部24dに沿って離間するにつれてシリンダ軸線方向の上側に位置するように傾斜している。第2傾斜面91bは、第1傾斜面91aに連続して開口部24aから排気集合部24の下流側側部24dに沿って離間するにつれてシリンダ軸線方向の上側に位置するように傾斜している。第2傾斜面91bは、第1傾斜面91aよりも緩やかに傾斜している。第3傾斜面91cは、第2傾斜面91bに連続して開口部24aから排気集合部24の下流側側部24dに沿って離間するにつれてシリンダ軸線方向の下側に位置するように傾斜している。水平面91dは、第3傾斜面91cに連続して略直線状に延在している。
右側の突出部91の突出端には、第4傾斜面91e、第5傾斜面91f、第6傾斜面91g、及び、第7傾斜面91hが形成されている。第4傾斜面91eは、開口部24aから排気集合部24の下流側側部24dに沿って離間するにつれてシリンダ軸線方向の上側に位置するように傾斜している。第5傾斜面91fは、第4傾斜面91eに連続して開口部24aから排気集合部24の下流側側部24dに沿って離間するにつれてシリンダ軸線方向の上側に位置するように傾斜している。第5傾斜面91fは、第4傾斜面91eよりも緩やかに傾斜している。第6傾斜面91gは、第5傾斜面91fに連続して開口部24aから排気集合部24の下流側側部24dに沿って離間するにつれてシリンダ軸線方向の下側に位置するように傾斜している。第7傾斜面91hは、第6傾斜面91gに連続して開口部24aから排気集合部24の下流側側部24dに沿って離間するにつれてシリンダ軸線方向の下側に位置するように傾斜している。第7傾斜面91hは、第6傾斜面91gよりも急傾斜になっている。
図8に示すように、突出部91の前側の端部とシリンダヘッド2の前面2cの間には、下側排気用ウォータージャケット90内のエアを外部へ排出するためのエア抜き通路(エア抜き手段)Rが前後方向に延設されている。エア抜き通路Rは、突出部91のうちシリンダ軸線方向の上側部位(上半部)に連通していると共に、シリンダヘッド2の前面2cに開口している。エア抜き通路R内に導かれたエアは、図示しない配管を介して、例えばエキスパンションタンク(リザーブタンク)などへ排出される。本実施形態では、図7に示すように、エア抜き通路Rは、左右方向に所定間隔離間して2つ設けられている。左右のエア抜き通路Rは、突出部91のうちシリンダ軸線方向の最も高い部位(位置)に設けられている。すなわち、左側のエア抜き通路Rは、左側の突出部91のうち最も高い部位となる第2傾斜面91b及び第3傾斜面91cの境界部に設けられている。また、右側のエア抜き通路Rは、右側の突出部91のうち最も高い部位となる第5傾斜面91f及び第6傾斜面91gの境界部に設けられている。冷却液に含有されるエアは、突出部91のうち最も高い部位に滞留しやすいため、このような部位にエア抜き通路Rを設けることにより、下側排気用ウォータージャケット90内のエアを外部へ好適に排出することができる。なお、エア抜き通路Rは、突出部91のうち最も高い部位以外の箇所に設けられてもよい。
ちなみに、図2に示す符号2fは、鋳造成形時に第1ウォータージャケット用中子110(図4参照)を金型に保持する第1巾木140(図4参照)によって形成される2つの支持孔を示しており、この支持孔2fは後付けのキャップ等で閉塞される。
図9は、ブロック側ウォータージャケットから吸気用ウォータージャケットへの冷却液の流れを説明するための分解斜視図である。図10は、ブロック側ウォータージャケットから下側排気用ウォータージャケットへの冷却液の流れを説明するための分解斜視図である。図11は、ガスケットの底面図にヘッド側ウォータージャケットとブロック側ウォータージャケットとを重ねて描いた底面図である。
なお、図9、図10では、説明の便宜のため、ヘッド側ウォータージャケット40のうち、流入部以外の部分を仮想線(二点鎖線)で描いている。また、図11では、ガスケット3にドットのハッチングを付すと共にブロック側ウォータージャケット10の開口部を仮想線(太破線)で描き込んでいる。
図9、図10、図11に示すように、ブロック側ウォータージャケット10は、4つのシリンダ1aの周囲を全体的に囲むように形成されている。ブロック側ウォータージャケット10は、最も右側のシリンダ1aの前側に、他の部位よりも幅広となる冷却液の導入部11を有している。導入部11には、仕切部材11aが挿入されており、冷却液の流れる方向を規制している。本実施形態では、導入部11の仕切部材11aよりも左側に冷却液配管Pが接続されている。また、ブロック側ウォータージャケット10は、シリンダ1a同士の間(シリンダ軸間)に対応する部位にくびれ部12を有している。また、シリンダ軸間には、前側と後側のくびれ部12同士を連通する凹溝状の軸間スリット13が形成されている。
図9、図10、図11(主に図11)に示すように、ガスケット3は、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の結合部をシールする金属製の板状部材である。ガスケット3は、シリンダブロック1の4つのシリンダ1aに対応する4つのシリンダ開口部31を有している。また、ガスケット3は、吸気用ウォータージャケット50の吸気側流入部51及び軸間流入部53に対応する位置に形成された吸気側貫通孔32及び軸間貫通孔33と、燃焼室用ウォータージャケット60の燃焼室側流入部61に対応する位置に形成された燃焼室側貫通孔34と、下側排気用ウォータージャケット90の排気側流入部94及び追加流入部95に対応する位置に形成された排気側貫通孔35及び追加貫通孔36と、を有している。これらの吸気側貫通孔32、軸間貫通孔33、燃焼室側貫通孔34、排気側貫通孔35及び追加貫通孔36は、すべてブロック側ウォータージャケット10の開口部に対応する位置に形成されている。吸気側貫通孔32及び排気側貫通孔35は、一部に例外はあるが、右側に位置する孔の方(出口開口部63,83,93から遠い孔の方)が概ね大径に形成されている。特に、燃焼室側貫通孔34は、他の貫通孔32,33,35,36よりも大きな径に形成されている。これにより、後記する縦流れが形成され易くなる。
次に、ブロック側ウォータージャケット10及びヘッド側ウォータージャケット40における冷却液の流れについて、図9乃至図13を参照して説明する。
図12は、吸気用ウォータージャケット、燃焼室用ウォータージャケット及び上側排気用ウォータージャケットの冷却液の流れを説明するための底面図である。図13は、下側排気用ウォータージャケットの冷却液の流れを説明するための底面図である。
図9、図10に示すように、冷却液配管Pから導入部11に流入した冷却液(矢印Y1)は、ブロック側ウォータージャケット10に沿ってシリンダ1aの前側を左方向に流れ(矢印Y2)、左端部でUターンしたのち(矢印Y3)、ブロック側ウォータージャケット10に沿ってシリンダ1aの後側を右方向に流れ(矢印Y4)、右端部に到達する(矢印Y5)。また、冷却液は、軸間スリット13を通って、前側のくびれ部12から後側のくびれ部12に向かって流れる(矢印Y6)。
図10に示すように、ブロック側ウォータージャケット10に沿ってシリンダ1aの前側を左方向に流れる冷却液(矢印Y2)の一部は、ガスケット3に形成された排気側貫通孔35及び追加貫通孔36を通って、排気側流入部94及び追加流入部95から下側排気用ウォータージャケット90の内部に流入する(矢印Y7)。すなわち、本実施形態における冷却液の流れは、吸気用ウォータージャケット50に先行して下側排気用ウォータージャケット90に冷却液が流入するいわゆる排気先行型の流れになっている。これにより、排気ポート23及び排気集合部24を効率的に冷却することができる。
また、図9に示すように、ブロック側ウォータージャケット10に沿ってシリンダ1aの後側を右方向に流れる冷却液(矢印Y4)の一部は、ガスケット3に形成された吸気側貫通孔32を通って、吸気側流入部51から吸気用ウォータージャケット50の内部に流入する(矢印Y8a)。また、軸間スリット13を通る冷却液(矢印Y6)は、後側のくびれ部12に合流したところで、ガスケット3に形成された軸間貫通孔33を通って、軸間流入部53から吸気用ウォータージャケット50の内部に流入する(矢印Y8b)。また、ブロック側ウォータージャケット10の右端部に到達した冷却液(矢印Y5)は、ガスケット3に形成された燃焼室側貫通孔34を通って、燃焼室側流入部61から燃焼室用ウォータージャケット60の右端部に流入する(矢印Y9)。
図12に示すように、燃焼室側流入部61から燃焼室用ウォータージャケット60の右端部に流入した冷却液は、左端部の出口開口部63に向かって右から左に流れる(矢印Y10)。この流れ(矢印Y10)が、燃焼室用ウォータージャケット60においてシリンダ1a(すなわち燃焼室頂部21)の配列方向Lb(図9、図10参照)に沿う流れ(いわゆる縦流れ)を形成する。また、吸気側流入部51及び軸間流入部53から吸気用ウォータージャケット50の内部に流入した冷却液は、連通部52を通って燃焼室用ウォータージャケット60に流入し(矢印Y11)、前記した縦流れに合流する。燃焼室用ウォータージャケット60の内部を右から左へ流れた冷却液(矢印Y10)は、出口開口部63からシリンダヘッド2の外部へ流出する。
燃焼室用ウォータージャケット60を流れる冷却液の一部は、連通部62を通って上側排気用ウォータージャケット80に流入する。各連通部62から流入した流れ(矢印Y12)は、上側排気用ウォータージャケット80の前端側で合流し、シリンダ1a(すなわち燃焼室頂部21)の配列方向Lb(図9、図10参照)に沿う流れ(いわゆる縦流れ)を形成する(矢印Y13)。なお、上側排気用ウォータージャケット80の右前部80aは、出口開口部83に近づくほど前側に位置するように傾斜しているので、右側の連通部62から前方に向かって流入した冷却液は、上側排気用ウォータージャケット80の右前部80aに案内されて出口開口部83へ向かうように流れ易くなっている。上側排気用ウォータージャケット80の内部を右から左へ流れた冷却液は、出口開口部83からシリンダヘッド2の外部へ流出する。
図13に示すように、排気側流入部94から下側排気用ウォータージャケット90に流入した冷却液(矢印Y14)は、前方に向かって流れて下側排気用ウォータージャケット90の前端側で合流し、シリンダ1a(すなわち燃焼室頂部21)の配列方向Lb(図9、図10参照)に沿う流れ(いわゆる縦流れ)を形成する(矢印Y15)。なお、下側排気用ウォータージャケット90の右前部90aは、出口開口部93に近づくほど前側に位置するように傾斜しているので、右側の排気側流入部94及び追加流入部95から前方に向かって流入した冷却液は、下側排気用ウォータージャケット90の右前部90aに案内されて出口開口部93へ向かうように流れ易くなっている。また、突出部91の前側の端部とシリンダヘッド2の前面2cの間には、エア抜き通路Rが前後方向に延設されているので、下側排気用ウォータージャケット90内を流れる冷却液に含有されるエアは、突出部91内を流れる際に、エア抜き通路Rを介して外部へ排出される。下側排気用ウォータージャケット90の内部を右から左へ流れた冷却液(矢印Y15)は、出口開口部93からシリンダヘッド2の外部へ流出する。
次に、鋳造金型装置200及び中子100について、図4及び図14を参照して説明する。図14は、図8に対応する部位における鋳造金型装置の部分拡大断面図である。
図14に示すように、鋳造金型装置200は、シリンダヘッド2を鋳造するための装置であり、上下方向に沿って移動可能に設けられた上型210と、固定型である下型220と、水平方向に沿って移動可能に設けられた4つの側方型230(図14では1つのみ図示)と、から構成されている。これらの複数の金型を型締めすることでキャビティ240が形成されている。
下型220には、キャビティ240内に溶湯を下方から充填するための図示しない湯口が設けられている。側方型230の内壁230aには、後記する第2巾木150等を保持するための保持用凹部230bが設けられている(図14では第2巾木150を保持する保持用凹部230bのみ図示)。上型210や側方型230には、金型内外を連通する図示しない排出孔が設けられている。排出孔は、中子100と溶湯が接触して発生したガスや注湯前にキャビティ240内に存在するエアを、金型外へ排出する機能を有している。なお、排気孔は、中子100の上方位置に設けられる。
中子100は、排気集合部24及びヘッド側ウォータージャケット40を形成するための砂型である。中子100は、鋳物砂を主原料とし、これに樹脂を主成分とするバインダを混入させて形成されている。中子100は、図4及び図14に示すように、第2ウォータージャケット用中子120と、排気用中子130と、第1ウォータージャケット用中子110と、から構成され、鋳造金型装置200のキャビティ240に下からこの順序で設置されている。つまり、3つの中子100を下から順に積み重ねるように配置するだけで中子100の設置が完了するので、中子100の設置作業の煩雑化が抑制される。
第1ウォータージャケット用中子110は、図4に示すように、吸気用ウォータージャケット50、燃焼室用ウォータージャケット60、及び、上側排気用ウォータージャケット80を形成するためのものである。第1ウォータージャケット用中子110の端部には、図4に示すように、第1巾木140が一体形成されている。第1巾木140は、保持用凹部230b内に装着される保持用巾木部140aと、保持用巾木部140aと第1ウォータージャケット用中子110を連結する連結用巾木部140bと、を有している。この場合、保持用巾木部140aが保持用凹部230b内に装着されることにより、第1ウォータージャケット用中子110がキャビティ240内の所定位置で位置決めされて保持される。なお、連結用巾木部140bにより、支持孔2fが形成される(図2及び図4参照)。
第2ウォータージャケット用中子(下側中子)120は、図4に示すように、下側排気用ウォータージャケット90を形成するためのものである。第2ウォータージャケット用中子120の端部には、図4及び図14に示すように、突出部91を形成するための突出部用中子部位120aが一体形成されている。突出部用中子部位120aの端部には、第2巾木(下側中子保持手段)150が一体形成されている。第2巾木150は、保持用凹部230b内に装着される保持用巾木部150aと、保持用巾木部150aと突出部用中子部位120aを連結する連結用巾木部150bと、を有している。この場合、保持用巾木部150aが保持用凹部230b内に装着されることにより、第2ウォータージャケット用中子120がキャビティ240内の所定位置で位置決めされて保持される。連結用巾木部150bは、エア抜き通路Rを形成するための部位である。なお、本実施形態では、図4に示すように、第1ウォータージャケット用中子110に形成された第1巾木140と、第2ウォータージャケット用中子120に形成された第2巾木150は、互いに左右方向に位置をずらして設けられている。
排気用中子130は、図4に示すように、排気集合部24を形成するためのものである。排気用中子130の前側の端部には、図示しない巾木が一体形成されている。この場合、巾木が側方型230の保持用凹部230b内に装着されることにより、排気用中子130がキャビティ240内の所定位置で位置決めされて保持される。
この状態で、下型220の図示しない湯口からキャビティ240内に溶湯を下方から充填し、溶湯が冷えて固化した後、鋳造金型装置200を型開きして、中子100を除去(崩壊)することにより、シリンダヘッド2が成形される。そして、第1ウォータージャケット用中子110により、吸気用ウォータージャケット50、燃焼室用ウォータージャケット60、及び、上側排気用ウォータージャケット80が形成される。また、第2ウォータージャケット用中子120により、下側排気用ウォータージャケット90が形成され、排気用中子130により、排気集合部24が形成される。更に、連結用巾木部150bにより、エア抜き通路Rが形成される。
以上のように、本実施形態に係るシリンダヘッドのウォータージャケット構造によれば、下側排気用ウォータージャケット90の突出部91の上側部位には、下側排気用ウォータージャケット90外へエアを排出するエア抜き通路Rが設けられているので、下側排気用ウォータージャケット90内のエアは、突出部91内を流れる際に、エア抜き通路Rを介して外部へ排出される。これにより、下側排気用ウォータージャケット90内に滞留するエアを低減することが可能となり、排気集合部24の冷却効率を向上させることができる。
特に、本実施形態のエア抜き通路Rは、エアが滞留しやすい突出部91のうち最も高い部位に設けられているので、下側排気用ウォータージャケット90内のエアを外部へ好適に排出することができる。
また、エア抜き通路Rは、シリンダヘッド2の鋳造時において、下側排気用ウォータージャケット90を形成するための第2ウォータージャケット用中子120と一体形成され、第2ウォータージャケット用中子120を金型の所定位置に保持する第2巾木150の連結用巾木部150bによって形成されるので、シリンダヘッド2の鋳造時に必要な第2巾木150を利用してエア抜き通路Rを形成することができる。これにより、機械加工などを施してエア抜き通路Rを別途形成する必要がないので、エア抜き通路Rの形成作業が容易になる。
また、上側排気用ウォータージャケット80と下側排気用ウォータージャケット90とは、シリンダヘッド2の内部で互いに独立した流路を形成しているので、シリンダヘッド2の内部で冷却水を無理に偏向させて分岐させる必要がなく、冷却液の流れを互いに分離して流速の低下や冷却液の滞留箇所(淀み部)の発生を抑制することができる。そして、流速の低下や冷却液の滞留箇所(淀み部)の発生が抑制されるので、排気用ウォータージャケット70の内部を流れる冷却液の流速を上昇させて少ない冷却液量で効率的に排気集合部24を冷却することが可能となる。更に、上下の排気用ウォータージャケット80,90を連通する連通路を形成する必要がないので、排気用ウォータージャケット70の形成作業が容易になる。ちなみに、上下の排気用ウォータージャケット80,90が互いに独立した流路を形成した場合、下側排気用ウォータージャケット90内のエアを上側排気用ウォータージャケット80へ導くことができず、下側排気用ウォータージャケット90内にエアが滞留しやすくなる弊害が生じるが、本実施形態では、エア抜き通路Rによってエアの滞留を低減することが可能となるので、前記弊害を排除することができる。
以上、本実施形態に係るシリンダヘッドのウォータージャケット構造について、図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、燃焼室用ウォータージャケット60を、上側排気用ウォータージャケット80に連通するように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上側排気用ウォータージャケット80と下側排気用ウォータージャケット90とが互いに独立した流路に成りさえすれば、燃焼室用ウォータージャケット60を、下側排気用ウォータージャケット90に連通するように構成してもよい。ちなみに、燃焼室用ウォータージャケット60を、上側排気用ウォータージャケット80に連通するように構成した方が、連通部62の上下方向の幅寸法を大きくすることができるので、図4に示す第1ウォータージャケット用中子110の剛性を大きくすることができる。
また、本実施形態では、上側排気用ウォータージャケット80と下側排気用ウォータージャケット90の両方に、突出部81,91を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、上側排気用ウォータージャケット80及び下側排気用ウォータージャケット90のいずれか一方のみに突出部を設けるようにしてもよい。このような構成でも、上側排気用ウォータージャケット80と下側排気用ウォータージャケット90とを分離しながら、排気集合部24の下流側側部24dを冷却することができる。
また、本実施形態では、排気集合部24の開口部24aを、シリンダヘッド2の左右方向の略中央となる位置に形成したが、左右のいずれかに片寄った位置に排気集合部24の開口部24aを形成してもよい。
また、本発明は直列4気筒形式の内燃機関Eを例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2気筒、3気筒等の他の気筒数の内燃機関Eにも適用可能であり、また、V型形式の内燃機関E等にも適用可能である。また、本発明は、自動車の内燃機関Eに限定されるものではなく、船舶や汎用機械などの他の内燃機関Eにも適用可能であることはいうまでもない。
次に、本発明の参考例に係るシリンダヘッドのウォータージャケット構造について、図15及び図16を参照して説明する。図15は、参考例に係るシリンダヘッドのウォータージャケット構造を有する内燃機関の部分拡大断面図であり、図16は、図15に対応する部位における鋳造金型装置の部分拡大断面図である。なお、説明において、前記した実施形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図15に示すように、参考例に係るシリンダヘッドのウォータージャケット構造は、上側排気用ウォータージャケット80の前側の端部と突出部91の前側の端部を連通してエア抜き通路Rを設けた点が前記した実施形態と相違する。
また、図16に示すように、参考例に係るシリンダヘッドのウォータージャケット構造は、第1ウォータージャケット用中子110に一体形成された第1巾木140と、第2ウォータージャケット用中子120に一体形成された第2巾木150とによってエア抜き通路Rを形成した点が前記した実施形態と相違する。
図16に示すように、参考例の側方型230の内壁230aには、第1巾木140及び第2巾木150を一体に保持するための保持用凹部230bが設けられている。
参考例では、第1巾木140と第2巾木150は、上下方向に重ねられて設けられている。この場合、保持用巾木部140a,150aが保持用凹部230b内に装着されることにより、第1ウォータージャケット用中子110及び第2ウォータージャケット用中子120がキャビティ240内の所定位置で位置決めされて一体に保持される。連結用巾木部140b,150bは、エア抜き通路Rを形成するための部位である。
参考例では、第1ウォータージャケット用中子110が特許請求の範囲でいう上側中子を構成し、第2ウォータージャケット用中子120が特許請求の範囲でいう下側中子を構成する。また、第1巾木140が特許請求の範囲でいう上側中子保持手段を構成し、第2巾木150が特許請求の範囲でいう下側中子保持手段を構成する。
この状態で、下型220の図示しない湯口からキャビティ240内に溶湯を下方から充填し、溶湯が冷えて固化した後、鋳造金型装置200を型開きして、中子100を除去(崩壊)することにより、シリンダヘッド2が成形される。そして、第1ウォータージャケット用中子110により、吸気用ウォータージャケット50、燃焼室用ウォータージャケット60、及び、上側排気用ウォータージャケット80が形成される。また、第2ウォータージャケット用中子120により、下側排気用ウォータージャケット90が形成され、排気用中子130により、排気集合部24が形成される。更に、連結用巾木部140b,150bにより、単一のエア抜き通路Rが形成される。なお、図15に示すように、エア抜き通路Rのシリンダヘッド2の前面2c側の開口部は、後付けのキャップCで閉塞される。
参考例によれば、上側排気用ウォータージャケット80の突出部81と下側排気用ウォータージャケット90の突出部91を連通してエア抜き通路Rが設けられているので、下側排気用ウォータージャケット90内のエアは、突出部91内を流れる際に、エア抜き通路Rを介して上側排気用ウォータージャケット80の突出部81へ排出される。これにより、下側排気用ウォータージャケット90内に滞留するエアを低減することが可能となり、排気集合部24の冷却効率を向上させることができる。
また、エア抜き通路Rは、シリンダヘッド2の鋳造時において、上側排気用ウォータージャケット80を形成するための第1ウォータージャケット用中子110と一体形成され、第1ウォータージャケット用中子110を金型の所定位置に保持する第1巾木140の連結用巾木部140bと、第1巾木140に重ね合わされた第2巾木150の連結用巾木部150bとによって形成されるので、シリンダヘッド2の鋳造時に必要な第1巾木140及び第2巾木150を利用してエア抜き通路Rを形成することができる。これにより、機械加工などを施してエア抜き通路Rを別途形成する必要がないので、エア抜き通路Rの形成作業が容易になる。
1 シリンダブロック
1a シリンダ
2 シリンダヘッド
21 燃焼室頂部
22 吸気ポート
23 排気ポート
24 排気集合部
24d 下流側側部
3 ガスケット
10 ブロック側ウォータージャケット
40 ヘッド側ウォータージャケット
50 吸気用ウォータージャケット
60 燃焼室用ウォータージャケット
70 排気用ウォータージャケット
80 上側排気用ウォータージャケット
81 突出部
90 下側排気用ウォータージャケット
91 突出部
R エア抜き通路(エア抜き手段)
E 内燃機関
Lc シリンダ軸線
110 第1ウォータージャケット用中子(上側中子)
120 第2ウォータージャケット用中子(下側中子)
140 第1巾木(上側中子保持手段)
140a 保持用巾木部
140b 連結用巾木部
150 第2巾木(下側中子保持手段)
150a 保持用巾木部
150b 連結用巾木部
200 鋳造金型装置
210 上型
220 下型
230 側方型

Claims (3)

  1. シリンダヘッドの底面に形成された複数の燃焼室頂部と、
    前記複数の燃焼室頂部のそれぞれに連通する複数の排気ポートと、
    前記シリンダヘッドの内部で前記複数の排気ポートを集合させる排気集合部と、
    前記排気集合部に対してシリンダ軸線方向の上側に配置され、前記排気集合部を冷却する上側排気用ウォータージャケットと、
    前記排気集合部に対してシリンダ軸線方向の下側に配置され、前記排気集合部を冷却する下側排気用ウォータージャケットと、を備え、
    前記下側排気用ウォータージャケットは、前記上側排気用ウォータージャケットに向かって突出して前記排気集合部の下流側側部に対向するように配置された突出部を有しており、
    前記下側排気用ウォータージャケットは、前記上側排気用ウォータージャケットと連通しておらず、
    前記上側排気用ウォータージャケットと前記下側排気用ウォータージャケットとは、前記シリンダヘッドの内部で互いに独立した流路を形成しており、
    前記突出部のうちシリンダ軸線方向の上側部位には、前記下側排気用ウォータージャケット外へエアを排出するエア抜き手段が設けられており、
    前記エア抜き手段は、前記下側排気用ウォータージャケットと前記シリンダヘッドの外部とを連通していることを特徴とするシリンダヘッドのウォータージャケット構造。
  2. 前記エア抜き手段は、前記シリンダヘッドの鋳造時において、前記下側排気用ウォータージャケットを形成するための下側中子と一体形成され、前記下側中子を金型の所定位置に保持する下側中子保持手段によって形成されることを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドのウォータージャケット構造。
  3. 前記排気集合部は、前記シリンダヘッドの一側面に開口する排気開口部を有しており、
    前記下側排気用ウォータージャケットに形成された突出部は、前記排気開口部を間に挟んで両側に設けられており、
    前記突出部は、前記排気開口部から前記排気集合部の下流側側部に沿って離間するにつれてシリンダ軸線方向上側に傾斜した上り傾斜面と、前記上り傾斜面に連続して前記排気開口部から前記排気集合部の下流側側部に沿って離間するにつれてシリンダ軸線方向下側に傾斜した下り傾斜面とを有しており、
    前記エア抜き手段は、前記上り傾斜面と前記下り傾斜面との境界部に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシリンダヘッドのウォータージャケット構造。
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