JP2017125445A - 多気筒エンジンの冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブロック側ウォータジャケットと、シリンダヘッドに各燃焼室の周囲に気筒列方向に延びて形成される第1ヘッド側ウォータジャケットと、シリンダヘッドに各排気ポートの周囲に気筒列方向に延びて形成される第2ヘッド側ウォータジャケットと、ブロック側ウォータジャケットおよび第1ヘッド側ウォータジャケットを気筒列方向の各他端部で連通させてブロック側ウォータジャケット内の冷却液を第1ヘッド側ウォータジャケットに流入させる連通路と、ブロック側ウォータジャケットをバイパスしてウォータポンプと第2ヘッド側ウォータジャケットの気筒列方向における他端部とを連通させるバイパス通路と、シリンダヘッドの気筒列方向における一端部に設けられ第1および第2ヘッド側ウォータジャケット内の冷却液を排出する冷却液排出路とを備える。
【選択図】図1
Description
本実施形態に係る冷却構造が適用されるエンジン2は、図1に示されるように、4つの気筒(第1〜第4気筒♯1〜♯4)を有する直列4気筒4サイクルガソリンエンジンである。エンジン2は、車両前部のエンジンルーム内で気筒列方向が車幅方向(図1の左右方向)に向くように横置きに配置される横置き型のエンジンである。
図2,6,7に示されるように、シリンダブロック3は、気筒♯1〜♯4を規定するシリンダボア壁32と、ブロック側ウォータジャケット33と、このブロック側ウォータジャケット33に冷却液を導入するブロック側導入路36(本発明の「冷却液導入路」に相当する)と、ブロック側ウォータジャケット33から冷却液を導出するブロック側導出路37と、バイパス通路38とを備えている。このブロック側導出部37は、後述のヘッド側導入路61および連通孔72a,72bと協働して、本発明の「連通路」を構成する。
図2に示されるように、ガスケット70は、シリンダブロック3とシリンダヘッド4との間に介在して、シリンダブロック3とシリンダヘッド4との間をシールする部材である。ガスケット70の材質は特に限定されるものではないが、例えば金属製であり、具体的には、複数の金属板を重ね合わせた後これら金属板の複数個所をかしめて一体化することで形成される。シリンダブロック3とシリンダヘッド4とは、このガスケット70を間に挟んだ状態で複数のヘッドボルト(図示略)により互いに締結される。なお、シリンダブロック3およびガスケット70には、これらヘッドボルトが挿通、螺合するボルト穴が形成されているが、図示は省略している。
ブロック側ジャケット33内に収容されるスペーサ部材40の詳細構造について、図2〜13を参照しつつ説明する。
図8,9に示されるように、シリンダヘッド4は、シリンダブロック3と結合されて燃焼室55の天井部を構成する。このシリンダヘッド4は、各気筒♯1〜♯4毎に設けられるとともに空気を燃焼室55に導入するための吸気ポート46と、各気筒♯1〜♯4毎に設けられるとともに燃焼室55で生成された排気ガスを導出するための排気ポート45と、吸気ポート46の燃焼室55側の開口を開閉する吸気弁48と、排気ポート45の燃焼室55側の開口を開閉する排気弁47と、各気筒♯1〜♯4の燃焼室55に向けて直接燃料を噴射するインジェクタ67と、燃焼室55内における空気と燃料との混合ガスに点火する点火プラグ68と、各気筒♯1〜♯4の排気ポート45の周辺および燃焼室55の上側を冷却するヘッド側ウォータジャケット60と、シリンダヘッド4の気筒列方向他端部(図1における右側端部)に形成され、ヘッド側ウォータジャケット60と連通するとともにシリンダブロック3のブロック側導出路37からガスケット70の連通孔72a,72bを介してヘッド側ウォータジャケット60に冷却液を導入する排気側導入口61a及び吸気側導入口61bと、シリンダヘッド4の気筒列方向他端部に形成され、ヘッド側ウォータジャケット60と連通するとともにシリンダブロック3のバイパス通路38からガスケット70の連通孔72cを介してヘッド側ウォータジャケット60に冷却液を導入するヘッド側導入路66と、シリンダヘッド4の気筒列方向一端部(図1における左側端部)に形成され、ヘッド側ウォータジャケット60から冷却液を上記冷却液流通部材51に導出する冷却液排出路62とを備えている。
ウォータポンプ5は、エンジン2により強制的に駆動されるポンプであり、シリンダブロック3の気筒列方向一端部(図1における左側端部)に取り付けられている。ブロック側ジャケット33およびヘッド側ジャケット60には、このウォータポンプ5により冷却液が圧送される。詳細には、ウォータポンプ5は、エンジン2のクランクシャフト(図示略)に連結されており、クランクシャフトの回転すなわちエンジン2の回転に伴って冷却液を圧送する。また、ウォータポンプ5は、シリンダブロック3の気筒列方向一端部(図1における左側端部)のうち、排気側部分に配置されている。
次に、本実施形態に係るエンジンの冷却構造の作用効果について説明する。
3 シリンダブロック
4 シリンダヘッド
32 シリンダボア壁
33 ブロック側ウォータジャケット
36 ブロック側冷却液導入路
37 ブロック側導出路(連通路)
38 バイパス通路
38a 第1バイパス路
38b 第2バイパス路
40 スペーサ部材
43 上部壁(周壁)
61 ヘッド側導入路(連通路)
62 冷却液排出路
63 第2ヘッド側ウォータジャケット
63a 上側ジャケット
63b 下側ジャケット
64 第1ヘッド側ウォータジャケット
Claims (7)
- 複数の気筒が一列に並ぶ多気筒エンジンの冷却構造であって、
シリンダブロックの気筒列方向における一端部に設けられ、ウォータポンプからの冷却液を前記シリンダブロック内に導入する冷却液導入路と、
この冷却液導入路と連通し、前記複数の気筒を囲むようにシリンダブロックに形成されるブロック側ウォータジャケットと、
前記シリンダブロックに結合されるシリンダヘッドに、各燃焼室の周囲に気筒列方向に延びて形成されている第1ヘッド側ウォータジャケットと、
前記シリンダヘッドに、各排気ポートの周囲に気筒列方向に延びて形成されている第2ヘッド側ウォータジャケットと、
前記ブロック側ウォータジャケットおよび前記第1ヘッド側ウォータジャケットを少なくとも気筒列方向の各他端部で連通させて前記ブロック側ウォータジャケット内の冷却液を前記第1ヘッド側ウォータジャケットに流入させる連通路と、
前記ブロック側ウォータジャケットをバイパスして、前記ウォータポンプと前記第2ヘッド側ウォータジャケットの気筒列方向における他端部とを連通させるバイパス通路と、
前記シリンダヘッドの気筒列方向における一端部に設けられ、前記第1および第2ヘッド側ウォータジャケット内の冷却液を排出する冷却液排出路とを備えることを特徴とする多気筒エンジンの冷却構造。 - 前記第1ヘッド側ウォータジャケットと前記第2ウォータジャケットとが、気筒列方向に沿って分離した状態で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジンの冷却構造。
- 前記第2ヘッド側ウォータジャケットは、前記排気ポートを上方から覆うように設けられ、この排気ポートの上部を冷却する上側ジャケットと、前記排気ポートを下方から覆うように設けられ、この排気ポートの下部を冷却する下側ウォータジャケットとを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の多気筒エンジンの冷却構造。
- 前記バイパス通路は、前記シリンダブロックの下部に気筒列方向に沿って直線的に設けられた第1バイパス路と、当該第1バイパス路と連通し、前記シリンダブロックの気筒列方向における他端部に気筒軸方向に沿って直線的に設けられた第2バイパス路とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の多気筒エンジンの冷却構造。
- 前記第2バイパス路は、前記ブロック側ウォータジャケットの気筒列方向における他端部を外方に膨出させたジャケット拡張部を含んでいることを特徴とする請求項4に記載の多気筒エンジンの冷却構造。
- 前記ブロック側ウォータジャケットに、前記複数の気筒のシリンダボア壁を囲むように収容される部材であって、前記シリンダボア壁との間に間隔をあけて対向する周壁を有するスペーサ部材を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の多気筒エンジンの冷却構造。
- 前記周壁は、前記シリンダボア壁の上部と間隔をあけて対向するように設けられていることを特徴とする請求項6に記載の多気筒エンジンの冷却構造。
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