JP5711715B2 - シリンダヘッドの冷却液通路構造 - Google Patents
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また、シリンダヘッドの冷却液通路構造の冷却液の流れは、吸気用ウォータージャケットよりも先行して下側排気用ウォータージャケットあるいは上側排気用ウォータージャケットに冷却液が流入する排気先行型の流れになっている。これにより、排気ポート及び排気集合部を効率的に冷却することができる。
なお、「シリンダ軸線方向の上下」とは、シリンダ軸線に直交する平面であるシリンダ直交平面に対して、上方となる側を上側とし、下方となる側を下側とする。
また、複数の冷却液入口から流入した冷却液は、複数の排気ポートの周辺を通って排気集合部側の内壁面側に流れた後、この内壁面に案内され排気集合部を冷却しながら冷却液出口に向けて流れる。このため、排気集合部、及び排気集合部側の内壁面を効率よく冷却することができる。
また、ウォータージャケットは、シリンダブロックから直接分割側の上側排気用ウォータージャケット、若しくは、下側排気用ウォータージャケットに冷却液を導いているので、排気ポート間にも冷却液を流すことができるため、シリンダヘッドを効率よく冷却することができる。
また、複数の冷却液入口から流入した冷却液は、複数の気筒の周辺を通って排気集合部が配置されている側面部の内壁面側に流れた後、この内壁面に案内されて排気集合部を冷却しながら冷却液出口に向けて流れる。このため、排気集合部、及び排気集合部側の内壁面を効率よく冷却することができる。
また、かかる構成によれば、上側排気用ウォータージャケットの排気集合部が配置されている側の側面部と、下側排気用ウォータージャケットの排気集合部が配置されている側の側面部とが、排気集合部を介在してシリンダ軸線方向に重ねるように配置されていることによって、排気集合部を効率よく冷却することができる。
図1に示すように、本発明が適用された内燃機関Eは、例えば、4つのシリンダ1a(図1では1つのみ図示)が直列に配列されて一体に設けられたシリンダブロック1と、シリンダブロック1の上側端部に結合されるシリンダヘッド2と、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の間に設置されるガスケット3と、シリンダヘッド2の上側端部に結合されるヘッドカバー(図示省略)とを有する機関本体を備える。
シリンダ1a毎に、このシリンダ1aのシリンダ軸線Lcに平行な方向であるシリンダ軸線方向でピストン4とシリンダヘッド2との間には、シリンダ1aとピストン4とシリンダヘッド2とにより燃焼室7が形成される。
なお、本実施形態では、シリンダ軸線Lcと鉛直軸方向(すなわち上下方向)とが一致するように内燃機関Eが設置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばシリンダ軸線Lcが鉛直軸方向に対して傾斜するように内燃機関Eを設置してもよい。
動弁室25は、シリンダヘッド2の上面2dに形成された凹状の空間である。動弁室25には、図示しないカムシャフトやロッカアームやバルブ等の動弁機構の一部が収容される。また、シリンダヘッド2の左側面2e(排気側側面)には、後記するヘッド側ウォータージャケット40の冷却液の出口となる出口開口部63,83,93(排気側出口部2g)が形成されている。シリンダヘッド2の左側面2eには、出口開口部63,83,93から排出される冷却液をヒータやラジエータに分配するウォーターアウトレット(図示省略)が取り付けられる。
ここで、図4乃至図7では、説明の便宜のため、空間である排気集合部24及びヘッド側ウォータージャケット40を実体があるもの(すなわちこれらに対応する中子)のように描いている。
なお、図8、図9では、説明の便宜のため、ヘッド側ウォータージャケット40のうち、流入部以外の部分を仮想線(二点鎖線)で描いている。また、図10では、ガスケット3にドットのハッチングを付すと共にブロック側ウォータージャケット10の開口部を仮想線(太破線)で描き込んでいる。
また、ガスケット3は、吸気用ウォータージャケット50の吸気側流入部51及び軸間流入部53に対応する位置に形成された吸気側貫通孔32及び軸間貫通孔33と、燃焼室用ウォータージャケット60の燃焼室側流入部61に対応する位置に形成された燃焼室側貫通孔34と、下側排気用ウォータージャケット90の排気側流入部94及び追加流入部95に対応する位置に形成された排気側貫通孔35及び追加貫通孔36と、を有している。これらの吸気側貫通孔32、軸間貫通孔33、燃焼室側貫通孔34、排気側貫通孔35及び追加貫通孔36は、すべてブロック側ウォータージャケット10の開口部に対応する位置に形成されている。吸気側貫通孔32(32a〜32h)及び排気側貫通孔35(35a〜35h)は、一部に例外はあるが、右側に位置する孔の方(出口開口部63,83,93から遠い孔の方)が概ね大径に形成されて、左側に位置する孔の方(出口開口部63,83,93から近い孔の方)が小径に形成されているので、出口開口部63,83,93の近傍を流れる冷却液の流速が速くなるように形成されている。
このように吸気側貫通孔32及び排気側貫通孔35は、出口開口部63,93側寄りに配置されたガスケット冷却液流入孔の口径が小さく、ガスケット冷却液流入孔が出口開口部63,93から遠くに離れた位置に応じて適宜に大きな口径に形成されている。
特に、燃焼室側貫通孔34は、他の貫通孔32,33,35,36よりも大きな径に形成されている。これにより、後記する縦流れが形成され易くなる。
次に、ブロック側ウォータージャケット10及びヘッド側ウォータージャケット40における冷却液の流れについて、図8乃至図12を参照して説明する。
図11は、吸気用ウォータージャケット、燃焼室用ウォータージャケット及び上側排気用ウォータージャケットの冷却液の流れを説明するための底面図である。図12は、下側排気用ウォータージャケットの冷却液の流れを説明するための底面図である。
また、ブロック側ウォータージャケット10の右端部に到達した冷却液(矢印Y5)は、ガスケット3に形成された燃焼室側貫通孔34を通って、燃焼室側流入部61から燃焼室用ウォータージャケット60の右端部に流入する(矢印Y9)。出口開口部63(排気側出口部2g)から遠い位置に配置されている燃焼室側貫通孔34は、これよりも出口開口部63(排気側出口部2g)から近い位置に配置された吸気側貫通孔32及び軸間貫通孔33の口径よりも大きく形成されて、冷却液(Y9)がゆっくりと流れるようになっている。
また、吸気側流入部51及び軸間流入部53から吸気用ウォータージャケット50の内部に流入した冷却液は、連通部52を通って燃焼室用ウォータージャケット60に流入し(矢印Y11)、前記した縦流れに合流する。燃焼室用ウォータージャケット60の内部を右から左へ流れた冷却液(矢印Y10)は、出口開口部63からシリンダヘッド2の外部へ流出する。
形成する(矢印Y13)。
なお、上側排気用ウォータージャケット80の右前部80aは、出口開口部83に近づくほど前側に位置するように傾斜しているので、右側の連通部62から前方に向かって流入した冷却液は、上側排気用ウォータージャケット80の右前部80aに案内されて出口開口部83へ向かうように流れ易くなっている。このため、冷却液が滞溜することなくスムーズに流れ、圧力損失が少ない。上側排気用ウォータージャケット80の内部を右から左へ流れた冷却液は、出口開口部83からシリンダヘッド2の外部へ流出する。
なお、下側排気用ウォータージャケット90と上側排気用ウォータージャケット80とを比較すると、単独の独立した形状の下側排気用ウォータージャケット90の方が、多数の排気側流入部94及び追加流入部95から流入した冷却液が、出口開口部93へ向かって抵抗なくスムーズに流れるように流路が形成されているため、下側排気用ウォータージャケット90内を流れる冷却液の流速が、上側排気用ウォータージャケット80の流速よりも速くなるように形成されている。
また、上側排気用ウォータージャケット80と下側排気用ウォータージャケット90とが互いに分離しているので、特許文献1のように連通路を形成するための中子を別途用意する必要がない。これにより、中子の増加が抑制され、また、中子同士の位置合わせが不要のため、製造工程(中子の設置作業や中子同士の位置決め等)の煩雑化を抑制することができる。
また、燃焼室用ウォータージャケット60と上側排気用ウォータージャケット80と下側排気用ウォータージャケット90とは、互いに出口開口部63,83,93(冷却液出口)が別個に形成されていることにより、冷却液の流速を速くして冷却性のよい冷却液通路を設計する場合、燃焼室側流入部61(冷却液入口)、排気側流入部94(冷却液入口)及び追加流入部95(追加冷却液入口)の口径に対する出口開口部63,83,93の口径との関係から流速を調整することができるため、冷却液通路内の冷却液の流速を所望通りに設定し易く、冷却液の流速管理も行い易い。
以上、本実施形態に係るシリンダヘッドの冷却液通路構造について、図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。以下、前記実施形態の変形例を説明する。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。図13は、本実施形態に係るシリンダヘッドの冷却液通路構造の第1変形例を示す分解斜視図である。図14は、吸気用ウォータージャケット、燃焼室用ウォータージャケット及び上側排気用ウォータージャケットの第1変形例を示す平面図である。図15は、下側排気用ウォータージャケット、吸気用ウォータージャケット及び燃焼室用ウォータージャケットの第1変形例を示す底面図である。
換言すると、上側排気用ウォータージャケット80Aまたは下側排気用ウォータージャケット90Aで、燃焼室用ウォータージャケット60Aが連結されていない側の排気用ウォータージャケット70A(上側排気用ウォータージャケット80A)は、冷却液入口84Aが気筒間にそれぞれ形成され、各冷却液入口84Aから流れ出た冷却液が、シリンダヘッド2の左側面2e(排気側側面)に沿って流れた後、シリンダ1aの配列方向Lbの出口開口部83Aに向けて合流しながら流れるように形成されている。
なお、鋳造の際に、第1ウォータージャケット用中子100Aと第2ウォータージャケット用中子200Aとの合わせ面に溶湯が回り込んで、薄膜が形成されるのを防止するために、上下のウォータージャケット間を肉厚に形成することが好ましい。
下側排気用ウォータージャケット90Aと、燃焼室頂部21を覆う配置されて燃焼室周りを冷却する燃焼室用ウォータージャケット60Aとは、左右端部の2箇所にそれぞれ配置された連結部96A,96Aによって連結されて一体形成されている。左右の連結部96A,96A間の軸間部において、下側排気用ウォータージャケット90Aと燃焼室用ウォータージャケット60Aの燃焼室周りとの間の部位67Aは、離間されている。
また、排気軸間部69Aは、上側排気用ウォータージャケット80Aを流れる冷却液の流線(矢印Y20)から外れる箇所に形成されているので、上側排気用ウォータージャケット80Aで効率よく冷却し難いため、下側の燃焼室用ウォータージャケット60Aに形成されている。
特に、上側排気用ウォータージャケット80Aと下側排気用ウォータージャケット90Aとは、図14及び図15に示すように、冷却液(矢印Y21,20)が、右端部から前側側面部80Ab,90Ab内を内壁面に沿って出口開口部83A,93A(冷却液出口)に向かって流速を上昇させながら流れるので、流速に比例して流れる冷却液の流量が増加するため、シリンダヘッド2(図1参照)の排気ポート23や排気集合部24を効率よく冷却することができる。
このように、上側排気用ウォータージャケット80Aと下側排気用ウォータージャケット90Aとは、互いに独立した流路、及び、別個の出口開口部83A,93A(冷却液出口)を形成しているので、冷却液の流速や、冷却液の滞留箇所(淀み部)を解消するための冷却液通路の設計が行い易い。
図16は、本実施形態に係るシリンダヘッドの冷却液通路構造の第2変形例を示す分解斜視図である。図17は、下側排気用ウォータージャケット、吸気用ウォータージャケット及び燃焼室用ウォータージャケットの第2変形例を示す底面図である。
本実施形態では、排気集合部24の開口部24aを、シリンダヘッド2の左右方向の略中央となる位置に形成したが、図16及び図17に示すように、左右のいずれかに片寄った位置に排気集合部24の開口部24aを形成してもよい。
また、図16及び図17に示すように、左右の連結部62B,62B間の軸間部において、上側排気用ウォータージャケット80Bと燃焼室用ウォータージャケット60Bの燃焼室周りとの間は、連結部62B,62Bよりも左右方向に幅の長い連結部67Bを設けてしっかりと繋いでもよい。このようにすれば、上側排気用ウォータージャケット80B及び燃焼室用ウォータージャケット60Bを形成するための中子の剛性を向上させることができるので、ウォータージャケットの鋳造作業の際に連結部67Bが壊れるのを防止することができる。
また、図16に示すように、下側排気用ウォータージャケット90Bの出口開口部93B寄りの位置には、切欠部93Ba設けて、出口開口部63B,83B,93B以外に、さらに別個の出口開口部(図示省略)を配置しても構わない。
例えば、本実施形態では、燃焼室用ウォータージャケット60を、上側排気用ウォータージャケット80に連通するように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上側排気用ウォータージャケット80と下側排気用ウォータージャケット90とが互いに独立した流路に成りさえすれば、燃焼室用ウォータージャケット60を、下側排気用ウォータージャケット90に連通するように構成してもよい。ちなみに、燃焼室用ウォータージャケット60を、上側排気用ウォータージャケット80に連通するように構成した方が、連通部62の上下方向の幅寸法を大きくすることができるので、図4に示す第1ウォータージャケット用中子100の剛性を大きくすることができる。
1a シリンダ
2 シリンダヘッド
2a 底面
2e 排気側側面
2g 排気側出口部
3 ガスケット(ヘッドガスケット)
10 ブロック側ウォータージャケット
21 燃焼室頂部
22 吸気ポート
23 排気ポート
24 排気集合部
32 吸気側貫通孔(ガスケット冷却液流入孔)
33 軸間貫通孔(ガスケット冷却液流入孔)
34,34A 燃焼室側貫通孔(ガスケット冷却液流入孔)
35,35B 排気側貫通孔(ガスケット冷却液流入孔)
36 追加貫通孔(ガスケット冷却液流入孔)
40,40A,40B ヘッド側ウォータージャケット
50,50A,50B 吸気用ウォータージャケット
60,60A,60B 燃焼室用ウォータージャケット
61,61A 冷却液入口
62 連結部(冷却液入口)
63,63B,83,83A,83B,93,93A,93B 出口開口部(冷却液出口)
70,70A,70B 排気用ウォータージャケット
80,80A,80B 上側排気用ウォータージャケット
84,94 排気側流入部94(冷却液入口)
90,90A,90B 下側排気用ウォータージャケット
95 追加流入部(追加冷却液入口)
E 内燃機関
Lb シリンダの配列方向
Lc シリンダ軸線
Claims (9)
- シリンダヘッドの底面に形成された複数の燃焼室頂部と、
前記複数の燃焼室頂部にそれぞれ連通する複数の吸気ポート及び複数の排気ポートと、
前記シリンダヘッドの内部に形成され、前記複数の排気ポートが連通された排気集合部と、
前記排気集合部を冷却する排気用ウォータージャケットと、を有するシリンダヘッドの冷却液通路構造であって、
前記排気用ウォータージャケットは、前記排気集合部に対してシリンダ軸線方向の上側に配置され、冷却液がシリンダの配列方向に流れる上側排気用ウォータージャケットと、
前記排気集合部に対してシリンダ軸線方向の下側に配置され、冷却液がシリンダの配列方向に流れる下側排気用ウォータージャケットと、を有すると共に、
前記シリンダヘッドの底面には、ブロック側ウォータージャケットから前記上側排気用ウォータージャケットに冷却液を流入させるための前記上側排気用ウォータージャケットの冷却液入口と、前記ブロック側ウォータージャケットから前記下側排気用ウォータージャケットに冷却液を流入させるための前記下側排気用ウォータージャケットの冷却液入口と、がそれぞれ複数形成され、
前記上側排気用ウォータージャケットの前記複数の冷却液入口、及び前記下側排気用ウォータージャケットの前記複数の冷却液入口の少なくとも1つが、シリンダヘッドの少なくともシリンダ列方向一端側に設けられ、
前記上側排気用ウォータージャケットの冷却液出口と、前記下側排気用ウォータージャケットの冷却液出口とが、それぞれ前記シリンダヘッドのシリンダ列方向他端側に別個に設けられて、
前記上側排気用ウォータージャケットと前記下側排気用ウォータージャケットとが、前記シリンダヘッドの内部でそれぞれ独立した冷却液通路で形成されており、
前記下側排気用ウォータージャケットあるいは前記上側排気用ウォータージャケットは、前記ブロック側ウォータージャケットから流入される冷却液が、前記複数の吸気ポートを冷却する吸気用ウォータージャケットよりも先行して流入されるように形成されていることを特徴とするシリンダへッドの冷却液通路構造。 - 前記上側排気用ウォータージャケットと前記下側排気用ウォータージャケットとは、前記下側排気用ウォータージャケットを流れる冷却液の流速が、前記上側排気用ウォータージャケットを流れる冷却液の流速よりも速くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの冷却液通路構造。
- 前記上側排気用ウォータージャケットまたは前記下側排気用ウォータージャケットは、前記複数の吸気ポートの周囲を流れる吸気用ウォータージャケットと接続されると共に、前記燃焼室頂部を冷却する燃焼室用ウォータージャケットに連結され、
前記燃焼室用ウォータージャケットの冷却液の流量が、前記シリンダヘッドの内部を流れる冷却液の流量の最大比率を占めるように形成されると共に、この次に、前記下側排気用ウォータージャケットの冷却液の流量の比率が高くなるように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリンダヘッドの冷却液通路構造。 - 前記上側排気用ウォータージャケットまたは前記下側排気用ウォータージャケットには、前記燃焼室用ウォータージャケットが連結され、
前記燃焼室用ウォータージャケットは、前記シリンダの配列方向に冷却液が流れるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載のシリンダヘッドの冷却液通路構造。 - 前記上側排気用ウォータージャケット、若しくは、前記下側排気用ウォータージャケットは、シリンダの配列方向の一方側に大径の冷却液入口を有し、
前記上側排気用ウォータージャケットまたは前記下側排気用ウォータージャケットは、前記複数の排気ポートの下方に配置されて、前記大径の冷却液入口よりも小径の複数の冷却液入口を備えると共に、前記複数の冷却液入口から流入した冷却液が、前記複数の排気ポートの周辺を通って前記排気集合部が配置されている側面部の内壁面側に流れた後、当該内壁面に案内されて前記排気集合部を冷却しながら前記冷却液出口に向けて前記シリンダの配列方向に流れるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のシリンダヘッドの冷却液通路構造。 - 前記上側排気用ウォータージャケット、若しくは、前記下側排気用ウォータージャケットは、シリンダの配列方向の一方側に大径の冷却液入口を有し、
前記上側排気用ウォータージャケットまたは前記下側排気用ウォータージャケットは、前記気筒間に配置されて、前記大径の冷却液入口よりも小径の複数の冷却液入口を備えると共に、前記複数の冷却液入口から流入した冷却液が、前記複数の気筒の周辺を通って前記排気集合部が配置されている側面部の内壁面側に流れた後、当該内壁面に案内されて前記排気集合部を冷却しながら前記冷却液出口に向けて前記シリンダの配列方向に流れるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のシリンダヘッドの冷却液通路構造。 - 前記上側排気用ウォータージャケットまたは前記下側排気用ウォータージャケットのうち、前記燃焼室用ウォータージャケットが連結されていない方の排気用ウォータージャケットは、冷却液入口が前記燃焼室頂部側に複数形成され、前記シリンダヘッドの排気側側面に沿って流れて集合した後、シリンダの配列方向に冷却液が流れるように形成されると共に、
前記上側排気用ウォータージャケットの前記排気集合部が配置されている側の前記側面部と、前記下側排気用ウォータージャケットの前記排気集合部が配置されている側の前記側面部とが、前記排気集合部を介在してシリンダ軸線方向に重ねるように配置され、互いに前記排気集合部が配置された周辺からそれぞれの前記冷却液出口の方向に向けて延びていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のシリンダヘッドの冷却液通路構造。 - 前記上側排気用ウォータージャケットの前記冷却液入口と、前記下側排気用ウォータージャケットの前記冷却液入口と、前記燃焼室用ウォータージャケットの前記冷却液入口は、ヘッドガスケットにそれぞれ別個に形成されたガスケット冷却液流入孔に連通されていることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか一項に記載のシリンダヘッドの冷却液通路構造。
- 前記上側排気用ウォータージャケットまたは前記下側排気用ウォータージャケットのうち、前記燃焼室用ウォータージャケットが連結されていない方の排気用ウォータージャケットは、当該排気用ウォータージャケットの冷却液出口から最も離れた気筒の排気ポート間に追加冷却液入口が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のシリンダヘッドの冷却液通路構造。
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