JP2008208770A - インテークマニホールド構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】サージタンク部内に区画部材を挿入して吸気通路を形成する場合に、コストの低減を図るとともに、吸気通路からの吸気の漏れを防止して吸気通路を形成したことによる効果を十分に得ることができるようにする。
【解決手段】インテークマニホールド1を樹脂製の左側分割体20及び右側分割体30に分割する。左側分割体20には、サージタンク部2の一部を構成する凹部23を形成する。凹部23内には、各吸気パイプ部3の上流端に連通する複数の吸気流路Rを区画形成するための樹脂製の区画部材40を挿入する。区画部材40には、右側分割体30への溶着部42aと、区画壁部42と、区画壁部42の端縁部に沿って延びるように設けられた突条部43、44とを形成する。凹部23の内面には、突条部43、44が嵌合する凹条部を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンの吸気ポートに連通する吸気パイプ部とサージタンク部とが一体化されたサージタンク一体型のインテークマニホールド構造に関する。
従来より、この種のサージタンク一体型のインテークマニホールド構造としては、気筒列方向に並ぶ複数の吸気パイプ部と、該吸気パイプ部の上流端が接続されたサージタンク部とを有し、サージタンク部を樹脂製の第1分割体及び第2分割体で構成するとともに、サージタンク部の内部に該サージタンク部の内部を区画する樹脂製の区画部材を配設するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。上記区画部材は、各吸気パイプ部の上流端に連通する複数の吸気通路をサージタンク部の内部に区画形成するためのものであり、この区画部材によって吸気パイプ部を任意の長さに延長してエンジン特性を所期の特性に近づけることができる。
上記インテークマニホールドの第1分割体には、サージタンク部の一部を構成する凹部が形成されている。この凹部内に、上記区画部材が挿入されるようになっている。そして、インテークマニホールドを製造する際には、区画部材を第1分割体の凹部に挿入して該第1分割体にクリップ止めにより一体化した後、この第1分割体及び第2分割体を振動溶着機に保持して一方の分割体を他方の分割体に対し振動させることで両分割体を溶着して一体化する。この振動溶着時には、区画部材を第1分割体に一体化していることから、区画部材も第2分割体に溶着されるようになっている。
特許第3032142号明細書
ところで、上記特許文献1のインテークマニホールド構造では、振動溶着の前に区画部材を第1分割体に一体化するにあたり、クリップ止め構造を採っているため、クリップが別部品として必要になり、その分、部品点数が増えて組み付け工数が増加し、コスト高となる。
また、上記のようにサージタンク部の内部を別体の区画部材によって複数の吸気通路に区画する場合には、吸気通路からの吸気の漏れを防止して、吸気通路を形成したことによる効果を十分に得たいという要求がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、クリップ止め構造を採ることなく区画部材を分割体に対し確実に溶着可能にしてコストの低減を図るとともに、吸気通路からの吸気の漏れを防止して吸気通路を形成したことによる効果を十分に得ることができるようにすることにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、所定方向に並ぶ複数の吸気パイプ部と、該吸気パイプ部の上流端が接続されたサージタンク部とを有するサージタンク一体型のインテークマニホールド構造であって、少なくとも上記サージタンク部が、樹脂製の第1分割体及び第2分割体を組み合わせて構成され、上記第1分割体には、上記サージタンク部の一部を構成する凹部が形成され、上記凹部内には、上記各吸気パイプ部の上流端に連通する複数の吸気流路を上記サージタンク部の内部に区画形成するための樹脂製の区画部材が挿入され、上記区画部材は、上記吸気パイプ部の並ぶ方向に延びるように形成された本体部と、該本体部に設けられた上記第2分割体への溶着部と、上記本体部から上記凹部の内面へ向けて突出し、上記吸気流路を区画形成する区画壁部と、該区画壁部の端縁部に沿って延びるように設けられた嵌合部とを備え、上記凹部の内面には、上記嵌合部が嵌合する被嵌合部が設けられ、上記凹部内に挿入された上記区画部材の嵌合部が上記被嵌合部に嵌合した状態で、上記第1分割体と上記第2分割体とが溶着されるとともに、上記区画壁部の溶着部が上記第2分割体に溶着されている構成とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、区画部材の嵌合部及び第1分割体の被嵌合部は、該区画部材を該第1分割体の凹部内へ挿入する方向に延びるように形成されている構成とする。
請求項1の発明によれば、区画部材を第1分割体の凹部内に挿入した状態で、区画壁部の嵌合部が第1分割体の被嵌合部に嵌合するので、クリップ止め構造を採ることなく、区画部材と第1分割体とをしっかりと一体化できる。これにより、第1分割体及び第2分割体を振動溶着する際に、区画部材が第1分割体と異なった動きをすることはなく、該区画部材の溶着部を第2分割体に確実に溶着できる。このようにクリップ止め構造が不要になることによって、部品点数及び組み付け工数を低減でき、低コスト化を図ることができる。さらに、区画部材の嵌合部は、区画壁部の端縁部に沿って延びているので、第1分割体の被嵌合部に嵌合した状態で、区画壁部と第1分割体の内面との間をシールできる。これにより、吸気通路からの吸気の漏れを防止して、吸気通路を形成したことによる効果を十分に得ることができる。
請求項2の発明によれば、区画部材の嵌合部及び第1分割体の被嵌合部が、区画部材を第1分割体の凹部に挿入する際の挿入ガイドとして機能することになる。これにより、区画部材を嵌合部及び被嵌合部に沿うように移動させるだけで、第1分割体の凹部に簡単に挿入でき、組み付け作業性を良好にできる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1及び図2は、本発明に係るインテークマニホールド構造が適用されたサージタンク一体型の樹脂製インテークマニホールド1を示すものである。このインテークマニホールド1は、自動車に搭載される直列4気筒型エンジンE(一部を図2及び図3に仮想線で示す)に装着されるようになっており、エンジンEへの装着状態でインテークマニホールド1の略上半部を構成するサージタンク部2と、略下半部を構成する4本の吸気パイプ部3、3、…とを備えている。
上記サージタンク部2は、エンジンEの気筒列方向に延びる略円筒形状をなしている。図2に示すように、サージタンク部2の中心線方向一端部の端壁部には、吸気取入口10が形成されている。図1に示すように、この吸気取入口10の周縁部には、サージタンク部2の外方へ向けて突出する管状部11が一体成形されている。この管状部11の突出方向先端部には、フランジ12が一体成形されている。このフランジ12には、ボルト(図示せず)が挿通する複数の貫通孔12a、12a、…が形成されており、これら貫通孔12a、12a、…に挿通したボルトをスロットルボディ(図示せず)のねじ孔に螺合させることでスロットルボディがインテークマニホールド1に締結固定されるようになっている。
上記各吸気パイプ部3の上流端は、サージタンク部2の下壁部の右側(図2及び図3の右側)部位においてサージタンク部2に接続されている。各吸気パイプ部3は、その上流端部から下方へ向けて延びた後、左側(図2及び図3の左側)へ湾曲して延びている。吸気パイプ部3の下流端部には、フランジ15が一体成形されている。このフランジ15には、ボルト(図示せず)が挿通する複数の貫通孔15a、15a、…が形成されており、これら貫通孔15a、15a、…に挿通したボルトをエンジンEのねじ孔に螺合させることでインテークマニホールド1がシリンダヘッドEに締結固定されるようになっている。この状態で吸気パイプ部3、3、…の下流端部は吸気ポートに連通するようになっている。また、図1に示すように、吸気パイプ部3、3、…の上流側は、互いに一体化しており、一方、下流側はエンジンEの気筒列方向に互いに離れている。また、図2及び図3に示すように、サージタンク部2の下壁部には、吸気パイプ部3、3、…の上流側に連なるリブ16が形成されている。
上記インテークマニホールド1は、該インテークマニホールド1の左右方向に2つに分割された左側分割体20と右側分割体30とを組み合わせて構成されている。左側分割体20は、サージタンク部2の左側部分と、吸気パイプ部3、3、…の左側部分と、フランジ12、15とが一体成形されてなるものである。この左側分割体20には、図4及び図5に示すように、サージタンク部2を構成するためのタンク部構成用凹部23と、吸気パイプ部3、3、…を構成するための4つのパイプ部構成用凹部24、24、…とが形成されている。タンク部構成用凹部23は、パイプ部構成用凹部24、24、…の並ぶ方向に長い形状となっている。また、これらタンク部構成用凹部23の周縁部及び各パイプ部構成用凹部24、24、…の周縁部には、溶着フランジ25が形成されている。この溶着フランジ25の溶着部分には、図示しないが、溶着用の突条部が形成されている
上記右側分割体30は、図2及び図3に示すように、サージタンク部2の右側部分と、吸気パイプ部3、3、…の上流側の右側部分とが一体成形されてなるものである。この右側分割体30には、上記左側分割体20のタンク部構成用凹部23を覆うように形成された閉塞板部33と、吸気パイプ部3、3、…を構成するための4つのパイプ部構成用凹部34、34、…とが形成されている。これら閉塞板部33及びパイプ部構成用凹部34、34、…の周縁部には、溶着フランジ35が形成されている。溶着フランジ35の溶着部分には、図示しないが、溶着用の突条部が形成されている。また、右側分割体30は、左側分割体20よりも小型となっている。
上記サージタンク部2の内部には、樹脂製の区画部材40が配設されている。この区画部材40は、上記吸気パイプ部3、3、…の上流端に連通する4つの吸気通路R、R、…を上記サージタンク部2の内部に区画形成するためのものである。これら吸気通路R、R、…は、吸気パイプ部3、3、…と同様にサージタンク部2の中心線方向に並んでいる。吸気通路R、R、…は、図3に示すように、その上流端部がサージタンク部2の内部の上部近傍に位置しており、この上流端部からサージタンク部2の内周面に沿って右側へ回り込んで下方へ延び、下流端部が上記吸気パイプ部3、3、…の上流端部にそれぞれ連通している。
上記区画部材40は、図6及び図7に示すように、吸気パイプ部3、3、…の並ぶ方向に長く延びる本体部41と、本体部41からタンク部構成用凹部23の内面へ向けて突出し、吸気流路R、R、…を区画形成する3つの区画壁部42、42、42と、各区画壁部42に設けられた上側及び下側突条部43、44とを備えている。本体部41は、図3に示すように、サージタンク部2の周壁部に沿うように湾曲しており、その湾曲度合いは、側面視で、吸気取入口10の周縁部の形状に対応している。本体部41の下部近傍には、リブ46が形成されている。このリブ46は、左側へ向かって下降傾斜して延びており、該リブ46と本体部41の下部との間には、窪み部47が形成されている。図6及び図7に示すように、本体部41の長手方向両端部には、本体部41の湾曲形状の外方へ向けて突出する端板部48、48が形成されている。これら端板部48、48は、サージタンク部2の両端壁部の内面に沿うように延びている。上記区画壁部42、42、42は、本体部41の両端板部48、48の間において吸気パイプ部3、3、…の並ぶ方向に間隔をあけて配置され、端板部48、48と同様に突出する形状とされている。各区画壁部42の肉厚は、端板部48の肉厚よりも厚く設定されている。
図3に示すように、上記区画壁部42の右端縁部42aは、左側分割体20の分割面Sと同一面上に位置しており、右側分割体30に溶着される溶着部とされている。また、区画壁部42の上端縁部は、右端縁部42aに対し交差する方向に延びている。この上端縁部の延びる方向は、区画部材40をタンク部構成凹部23に挿入する方向(図3の左方向)と一致している。上記上側突条部43は、区画壁部42の上端縁部の全体に亘り該上端縁部に沿って直線状に延びるように形成されている。図7に示すように、上側突条部43の幅は、区画壁部42の厚みよりも狭く設定されており、上側突条部43は、区画壁部42の厚み方向中央部に位置している。また、区画壁部42の左端縁部には、上記上側突条部43と同じ幅を有する上側凸部49が左側へ突出するように形成されている。この上側凸部49と上側突条部43とは連続している。
上記区画壁部42の下端縁部は、上記上端縁部と略平行、即ち、区画部材40の挿入方向に延びている。上記下側突条部44は、区画壁部42の下端縁部の全体に亘り該下端縁部に沿って直線状に延びるように形成されている。下側突条部44は、図3や図6に示すように、本体部41の下端部よりも左側へ延びており、リブ46の左端部に達している。リブ46の左端部には、下側突条部44に連続する下側凸部50が左側へ突出するように形成されている。
図4及び図5に示すように、上記タンク部構成用凹部23の内面には、上記区画部材40の端板部48、48に対応する部位に、該端板部48、48が嵌る段差部60、60が形成されている。これら段差部60、60の深さは、端板部48、48の肉厚と略同じに設定されている。また、タンク部構成用凹部23の内面には、区画部材40の区画壁部42、42、…の下端縁部が嵌る形状の段差部61が形成されている。タンク部構成用凹部23の内面における下側突条部44に対応する部位には、下側突条部44が嵌合する下側凹条部65が形成されている。また、タンク部構成用凹部23の内面における下側凸部50に対応する部位には、下側凸部50が嵌合する下側凹部66が形成されており、これら下側凹条部65及び下側凹部66は連続している。下側凹条部65及び下側凹部66は、下側突条部44及び下側凸部50が嵌合した状態で気密性が確保されるように、きつめの嵌合となるように形成されている。
上記タンク部構成用凹部23の内面には、区画壁部42、42、42の上端縁部に対応する箇所に、サージタンク部2内へ向けて突出する3つの突出板部64、64、64が形成されている。各突出板部64の突出方向先端部は、区画壁部42が嵌る段差形状をなしている。突出板部64の上側突条部43に対応する部位には、上側突条部43が嵌合する上側凹条部62が形成され、また、上側凸部49に対応する部位には、上側凸部49が嵌合する上側凹部63が形成されている。これら上側凹条部62及び上側凹部63は連続している。これら上側凹条部62及び上側凹部63も、上側突条部43及び上側凸部49が嵌合した状態で気密性が確保されるように、きつめの嵌合となるように形成されている。
次に、上記のように構成されたインテークマニホールド1を製造する場合について説明する。まず、左側分割体20、右側分割体30及び区画部材40を周知の射出成形機により成形する。そして、左側分割体20のタンク部構成用凹部23に区画部材40を挿入する。このとき、上側及び下側突条部43、44と、上側及び下側凹条部62、65とが区画部材40の挿入方向に延びているので、上側突条部43の挿入方向先端側を上側凹条部62に入れるとともに、下側突条部44の挿入方向先端側を下側凹条部65に入れることで、これら突条部43、44及び凹条部62、65が区画部材40の挿入ガイドとして機能することになり、区画部材40を簡単に挿入することが可能である。
上記区画部材40を深く挿入していくと、上側凸部49が左側分割体20の上側凹部63に嵌合し、下側凸部50が下側凹部66に嵌合して、区画部材40が挿入方向へ移動しなくなり、完全に挿入された状態になる。この状態で、上側突条部43が上側凹条部62に嵌合するとともに、下側突条部44が下側凹条部65に嵌合した状態となる。このように、区画部材40を左側分割体20に挿入した状態では、上側及び下側突条部43、44が上側及び下側凹条部62、65に嵌合していることにより、区画部材40と左側分割体20とが強固に一体化する。また、区画部材40の端板部48、48は、段差部60、60に入り込む。
次いで、左側分割体20及び右側分割体30を周知の振動溶着機(図示せず)にセットし、両分割体20、30の溶着フランジ25、35を密着させる。このとき、区画壁部40の区画壁部42の右端縁部42aが右側分割体30の溶着フランジ35に密着する。この状態で、左側分割体20を固定した状態で右側分割体30を振動させると、溶着フランジ25、35が溶着されて、左側分割体20と右側分割体30とが一体化する。この溶着工程において、上記したように区画部材40が左側分割体20と強固に一体化しているので、区画部材40がサージタンク部2の内部で動くことはなく、区画部材40の区画壁部42の右端縁部42aの全体が右側分割体30の溶着フランジ35に確実に溶着されて、区画部材40と右側分割体30と一体化する。
次に、上記のようにして製造されたインテークマニホールド1をエンジンEに装着して使用する場合について説明する。吸気取入口10からサージタンク部2内に取り入れられた吸気は、サージタンク部2内に形成されている4つの吸気通路R、R、…に分流する。これら吸気通路R、R、…に分流した吸気は、吸気パイプ部3、3、…に流入してエンジンEの吸気ポートに供給される。このとき、上側及び下側突条部43、44がそれぞれ上側及び下側凹条部62、65に嵌合しており、しかも、各区画壁部42の右端縁部42aが右側分割体30に溶着しているので、区画壁部42とサージタンク部2の内面との間がシールされた状態となっている。よって、吸気通路R、R、…からの吸気の洩れが防止されることになる。
以上説明したように、この実施形態によれば、区画部材40を左側分割体20のタンク部構成用凹部23内に挿入した状態で、区画壁部40の上側及び下側突条部43、44が左側分割体20の上側及び下側凹条部62、65にそれぞれ嵌合するので、クリップ止め構造を採ることなく、区画部材40と左側分割体20とをしっかりと一体化できる。これにより、左側分割体20及び右側分割体30を振動溶着する際に、区画部材40が左側分割体20と異なった動きをすることはなく、該区画部材40の区画壁部42の右端縁部42aを右側分割体30に確実に溶着できる。このようにクリップ止め構造が不要になることによって、部品点数及び組み付け工数を低減でき、低コスト化を図ることができる。さらに、上側及び下側突条部43、44は、区画壁部42の端縁部に沿って延びているので、上側及び下側凹条部62、65に嵌合した状態で、区画壁部42と右側分割体30の内面との間をシールできる。これにより、吸気通路R、R、…からの吸気の漏れを防止でき、吸気通路R、R、…を形成したことによる効果を十分に得ることができる。
また、区画部材40の上側及び下側突条部43、44と、左側分割体20の上側及び下側凹条部62、65とが区画部材40をタンク部構成用凹部23に挿入する際の挿入ガイドとして機能するので、左側分割体20のタンク部構成用凹部23に簡単に挿入でき、組み付け作業性を良好にできる。
尚、上記実施形態では、直列4気筒型のエンジンEに装着されるインテークマニホールド1に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、水平対向型やV型のエンジンに装着されるインテークマニホールドに本発明を適用することも可能である。
また、上記実施形態では、サージタンク部2をエンジンEの上側に配置しているが、これに限らず、エンジンEの下側や、右側、左側に配置してもよい。
また、サージタンク部2は、3つ以上の分割体を組み合わせて構成してもよい。また、吸気パイプ部3を分割体で構成することなく、サージタンク部2のみを分割体で構成してもよい。
以上説明したように、本発明に係るインテークマニホールド構造は、例えば、自動車用エンジンの吸気系に適用することができる。
実施形態に係るインテークマニホールドを右側分割体側から見た図である。 インテークマニホールドを吸気取入口側から見た図である。 図1におけるIII−III線断面図である。 左側分割体を斜め下方から見た図である。 左側分割体のタンク部構成用凹部近傍を拡大して示す斜視図である。 区画部材を斜め下方から見た斜視図である。 区画部材を斜め右側から見た斜視図である。
符号の説明
1 インテークマニホールド
2 サージタンク部
3 吸気パイプ部
10 吸気取入口
20 左側分割体
23 タンク部構成用凹部
30 右側分割体
40 区画部材
41 本体部
42 区画壁部
42a 右端縁部(溶着部)
43 上側突条部(嵌合部)
44 下側突条部(嵌合部)
62 上側凹条部(被嵌合部)
65 下側凹条部(被嵌合部)
R 吸気通路

Claims (2)

  1. 所定方向に並ぶ複数の吸気パイプ部と、該吸気パイプ部の上流端が接続されたサージタンク部とを有するサージタンク一体型のインテークマニホールド構造であって、
    少なくとも上記サージタンク部が、樹脂製の第1分割体及び第2分割体を組み合わせて構成され、
    上記第1分割体には、上記サージタンク部の一部を構成する凹部が形成され、
    上記凹部内には、上記各吸気パイプ部の上流端に連通する複数の吸気流路を上記サージタンク部の内部に区画形成するための樹脂製の区画部材が挿入され、
    上記区画部材は、上記吸気パイプ部の並ぶ方向に延びるように形成された本体部と、該本体部に設けられた上記第2分割体への溶着部と、上記本体部から上記凹部の内面へ向けて突出し、上記吸気流路を区画形成する区画壁部と、該区画壁部の端縁部に沿って延びるように設けられた嵌合部とを備え、
    上記凹部の内面には、上記嵌合部が嵌合する被嵌合部が設けられ、
    上記凹部内に挿入された上記区画部材の嵌合部が上記被嵌合部に嵌合した状態で、上記第1分割体と上記第2分割体とが溶着されるとともに、上記区画壁部の溶着部が上記第2分割体に溶着されていることを特徴とするインテークマニホールド構造。
  2. 請求項1に記載のインテークマニホールド構造において、
    区画部材の嵌合部及び第1分割体の被嵌合部は、該区画部材を該第1分割体の凹部内へ挿入する方向に延びるように形成されていることを特徴とするインテークマニホールド構造。
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