JP2007285154A - インテークマニホールド - Google Patents
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Abstract
【課題】リサイクル性に優れ、環境特性が向上したインテークマニホールドを提供する。
【解決手段】インテークマニホールド100は内部に設けられたサージタンク部400およびレゾネータ部500と、サージタンク部400およびレゾネータ部500とを連通する連通部650と、連通部650に設けられ、サージタンク部400とレゾネータ部500とを接続する複数の開口部を有する樹脂製のフレームアレスタ600とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】インテークマニホールド100は内部に設けられたサージタンク部400およびレゾネータ部500と、サージタンク部400およびレゾネータ部500とを連通する連通部650と、連通部650に設けられ、サージタンク部400とレゾネータ部500とを接続する複数の開口部を有する樹脂製のフレームアレスタ600とを備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、インテークマニホールドに関し、より特定的には車両に搭載される内燃機関に空気を送るためのインテークマニホールドに関するものである。
従来、インテークマニホールドの構造は、特開2005−188292号公報(特許文献1)および特開2003−113747号公報(特許文献2)に開示されている。
特開2005−188292号公報
特開2003−113747号公報
樹脂製のインテークマニホールド内部のサージタンクとレゾネータとを連通状態と非連通状態とに切換える開閉バルブを設け、内燃機関始動時や始動予測に応じて開閉弁を閉じてバックファイアを防ぐ技術が特許文献1に開示されている。また、車両の通気通路に金属製のフレームアレスタを設け、通気口への火炎の伝搬を防ぐ技術が開示されている。
しかしながら、従来の技術ではインテークマニホールドのリサイクルが困難という問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、リサイクルが容易で環境特性に優れたインテークマニホールドを提供することを目的とする。
この発明に従ったインテークマニホールドは、インテークマニホールド内部に設けたサージタンク部およびレゾネータ部と、サージタンク部とレゾネータ部とを連通する連通部と、連通部に設けられ、サージタンク部とレゾネータ部とを接続する複数の開口部を有する樹脂製のフレームアレスタとを備える。
このように構成されたインテークマニホールドでは、フレームアレスタが樹脂で構成されているので、リサイクル性がよく、環境特性に優れたインテークマニホールドを提供することができる。
好ましくは、フレームアレスタは一方向に延びる複数の第一の孔と、複数の第一の孔と連通する第二の孔とが設けられる。
好ましくは、フレームアレスタは、複数の溝が表面に設けられた複数の板状部材を有し、複数の板状部材の各々が厚み方向に積層されている。
好ましくは、フレームアレスタは、複数の板状部材を固定してその内部に気体の通路を形成するカバー部材を含む。
好ましくは、フレームアレスタは、レゾネータ部とサージタンク部とを仕切るレゾネータプレートに取付けられる。
この発明に従えば、環境特性に優れたインテークマニホールドを提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従ったインテークマニホールドの模式図である。図1を参照して、インテークマニホールド100はスロットルに接続されるサージタンク部400と、サージタンク部400と連通管650を介して接続されるレゾネータ部500と、サージタンク部400に接続されシリンダに空気を分配する分配管700とを有する。
図1は、この発明の実施の形態1に従ったインテークマニホールドの模式図である。図1を参照して、インテークマニホールド100はスロットルに接続されるサージタンク部400と、サージタンク部400と連通管650を介して接続されるレゾネータ部500と、サージタンク部400に接続されシリンダに空気を分配する分配管700とを有する。
サージタンク部400の端部には取付け板200が設けられ、取付け板200近辺が開口形状のスロットル孔201を構成している。サージタンク部400は吸入した空気が溜まる場所であり、このサージタンク部400に溜まった空気が分配管700を介してヘッドへ送られる。
レゾネータ部500とサージタンク部400とはレゾネータプレート501で仕切られている。レゾネータ部500とサージタンク部400とは連通管650で接続されており、連通管650内に樹脂製のフレームアレスタ600が設けられる。フレームアレスタ600は連通管650内の空気の流れの抵抗となり、バックファイアがレゾネータ部500まで達することを防止する働きを有する。
図2は、フレームアレスタの斜視図である。図2を参照して、直方体形状のフレームアレスタ600は樹脂から構成されている。フレームアレスタ600はベース部材603に長手方向に延びる複数の開口部602が設けられ、これらのレゾネータ側の開口部602がサージタンクへ向かうサージタンク側の開口部601に接続されている。開口部602の寸法は縦×横が2mm×2mmであり、その長さLは140mm以上とされる。開口部602の開口方向と、開口部601の開口方向はほぼ直交する方向となっている。なお、直交に限られず、さまざまな角度をなすように開口部601,602が配置されていてもよい。連通管650に樹脂製のフレームアレスタ600を設定し、バックファイア発生時にレゾネータ部500内に流入する火炎を消炎し、破損を防ぐ働きがある。
図3は、図1中のIIIで囲んだ部分を拡大して示す断面図である。図3を参照して、開口部602は複数本が互いに距離を隔てて設けられ、それぞれが一方向に延びている。開口部602は開口部601へ達している。開口部601はレゾネータプレート501の突出部509に嵌め合わせられている。サージタンク空間1300で発生したバックファイアがレゾネータ空間1400へ入り込むのを防ぐためにフレームアレスタ600が設けられる。
複数の開口部602の本数はこの実施の形態で示したものに限られず、さらに多くのまたは少ない開口部602が設けられていてもよい。
また、この実施の形態では開口部602の内径はほぼ一定とされているが、内径が変化するような開口部602を設けてもよい。また、開口部601に関しても内径が可変していてもよい。
フレームアレスタ600はこの実施の形態では角形であるが、これに限られず円柱形のフレームアレスタ600を採用してもよい。
また、フレームアレスタ600はレゾネータプレート501と一体的になるように溶着されていてもよく、さらに、嵌合されていてもよい。
すなわち、この発明の実施の形態1に従ったインテークマニホールド100はインテークマニホールド100内部に設けたサージタンク部400およびレゾネータ部500と、サージタンク部400とレゾネータ部500とを連通する連通管650と、連通管650に設けられ、サージタンク部400とレゾネータ部500とを接続する複数の開口部601,602とを有するフレームアレスタ600とを備える。
フレームアレスタ600には一方向に延びる複数の第一の孔としての開口部602と、開口部602と連通してサージタンク部400のサージタンク空間1300に連通する第二の孔としての開口部601が設けられる。
このように構成されたインテークマニホールド100ではフレームアレスタ600が樹脂で構成されるためリサイクルが容易であり、環境特性に優れる。
さらに、サージタンク部400で発生したバックファイアがレゾネータ部500に伝達されることを防止できる。
(実施の形態2)
図4は、この発明の実施の形態2に従ったインテークマニホールドの分解斜視図である。図4を参照して、この発明の実施の形態2に従ったインテークマニホールド100ではフレームアレスタ600が連通管カバー610と、連通管カバー610内に嵌め合わせられる樹脂プレート620とにより構成される点で、実施の形態1に従ったフレームアレスタ600と異なる。連通管カバー610はレゾネータプレート501に嵌め合わせられ、レゾネータプレート501の連通管開口窓503と連通する。連通管カバー610の先端には爪部611が設けられ、爪部611がレゾネータプレート501の孔502に嵌り合って連通管カバー610がレゾネータプレート501に固定される。連通管カバー610には樹脂プレート620が前後方向にずれるのを防止する凸形状612が設けられている。凸形状612は図4では4つが示されているが、これに限られるものではなく、さらに多い、または少ない凸形状612が設けられていてもよい。
図4は、この発明の実施の形態2に従ったインテークマニホールドの分解斜視図である。図4を参照して、この発明の実施の形態2に従ったインテークマニホールド100ではフレームアレスタ600が連通管カバー610と、連通管カバー610内に嵌め合わせられる樹脂プレート620とにより構成される点で、実施の形態1に従ったフレームアレスタ600と異なる。連通管カバー610はレゾネータプレート501に嵌め合わせられ、レゾネータプレート501の連通管開口窓503と連通する。連通管カバー610の先端には爪部611が設けられ、爪部611がレゾネータプレート501の孔502に嵌り合って連通管カバー610がレゾネータプレート501に固定される。連通管カバー610には樹脂プレート620が前後方向にずれるのを防止する凸形状612が設けられている。凸形状612は図4では4つが示されているが、これに限られるものではなく、さらに多い、または少ない凸形状612が設けられていてもよい。
また、凸形状612の幅は図4では一定であるが、テーパ形状の凸形状612を採用してもよい。
樹脂プレート620は複数枚が重ねて連通管カバー610に嵌め合わせられる。樹脂プレート620の表面には複数本の溝部621が長手方向に沿って設けられており、溝部621の幅Aおよび高さBはA=2mm、B=2mmとされる。なお、この幅Aおよび深さBは特に限定されるものではなく、インテークマニホールド100の寸法およびエンジンの排気量などに応じて適宜変更することが可能である。
また、溝部621はこの実施の形態では複数本が互いに平行に延びているが、必ずしも平行に溝部621が延びる必要はなく、互いに傾斜して溝部621が設けられていてもよい。また、溝の幅Aおよび深さBは徐々に変化するような形状を採用してもよい。
樹脂プレート620の外周部に縦溝622が設けられる。縦溝622は連通管カバー610の凸形状612に嵌り合うような形状とされる。樹脂プレート620の長さCはたとえば140mm以上とすることができる。なお、長さに関しては、特に制限されるものではなく、インテークマニホールド100の形状に応じて適宜変更することが可能である。さらに、連通管カバー610は樹脂で構成される。
図5は、孔502に嵌り合う爪部611の断面図である。図5を参照して、爪部611では他の部分に比べて厚みが厚くなっており、爪部611が孔502に嵌り合うと爪部611が抜けない構造とされている。これにより爪部611がレゾネータプレート501の孔502に確実に係合する。
図6は、図4中のVI−VI線に沿った断面図である。図6を参照して、レゾネータプレート501上に複数枚の樹脂プレート620が積層されている。各々の樹脂プレート620はそれぞれ平行に延びる突条部625と、突条部625の間に設けられる溝部621とを有する。溝部621内を空気が流通することが可能である。レゾネータプレート501に嵌合する連通管カバー610内に複数枚の樹脂プレート620が収納される。
このように構成された、実施の形態2に従ったインテークマニホールド100でも、実施の形態1に従ったインテークマニホールド100と同様の効果がある。
(実施の形態3)
図7および図8は、この発明の実施の形態3に従ったインテークマニホールドで用いられる樹脂プレートの斜視図である。図7を参照して、インテークマニホールドで用いられる樹脂プレート620には突条部625,626が設けられており、突条部625,626の間に溝部621が形成されている。突条部625,626は段差形状となっており、突条部626は突条部625よりも高さが高くなっている。なお、この実施の形態では各々の突条部625,626は互いに平行に直線状に延びているが、必ずしも複数の突条部625,626が平行に延びている必要はない。
図7および図8は、この発明の実施の形態3に従ったインテークマニホールドで用いられる樹脂プレートの斜視図である。図7を参照して、インテークマニホールドで用いられる樹脂プレート620には突条部625,626が設けられており、突条部625,626の間に溝部621が形成されている。突条部625,626は段差形状となっており、突条部626は突条部625よりも高さが高くなっている。なお、この実施の形態では各々の突条部625,626は互いに平行に直線状に延びているが、必ずしも複数の突条部625,626が平行に延びている必要はない。
図8で示すように、樹脂プレート620の主表面には溝形状の凹部623が形成されている。凹部623は各々の突条部625と対応した位置に設けられる。
図9はこの発明の実施の形態3に従ったインテークマニホールドの分解斜視図である。図9を参照して、実施の形態3に従ったインテークマニホールド100では連通管カバー610内に複数の樹脂プレート620が嵌合する。連通管カバー610の表面に設けられた突条部614に樹脂プレート620の凹部623が嵌合する。また複数本の突条部614の間は溝613となっており、この溝613を空気が透過できる形状となっている。
図10は、図9中のX−X線に沿った断面図である。図10を参照して、フレームアレスタ600は外周筐体を構成する連通管カバー610と、連通管カバー610内であってレゾネータプレート501上に積層される樹脂プレート620とを有する。連通管カバー610は門形であり、その先端に設けられた爪部611がレゾネータプレート501に係合している。連通管カバー610の上側表面に複数本の突条部614が設けられ、突条部614の間に溝613が形成されて溝613内を空気が流通する。
突条部614よりもさらに突出した突条部615が突条部614上に設けられ、突条部615は樹脂プレート620の凹部623に嵌り合っている。各々の樹脂プレート620は突条部625,626が下方向を向くように積層されており、突条部626は下側の樹脂プレート620の凹部623に嵌り合っている。凹部623に突条部626が嵌り合うことで互いに積層された樹脂プレート620の縦方向のずれを防止することができる。
図11は、図9中のXI−XI線に沿った断面図である。図11を参照して、複数の樹脂プレート620は各々相似形状とされており、互いに嵌合し合う形状とされている。レゾネータプレート501に設けられた凹部505に一番下の樹脂プレート620の突条部626が嵌り合っている。また、その上の樹脂プレート620の突条部626は1つ下の樹脂プレート620の凹部623に嵌り合っている。
すなわち、フレームアレスタ600は、複数の溝部621が表面に設けられた複数の板状部材としての樹脂プレート620を有し、複数の樹脂プレート620の各々が厚み方向に積層されている。
また、フレームアレスタ600は、複数の樹脂プレート620を固定してその内部に気体の通路を確保するカバー部材としての連通管カバー610を含む。フレームアレスタ600は、レゾネータ部500とサージタンク部400とを仕切るレゾネータプレート501に取付けられる。
このように構成された実施の形態3に従ったインテークマニホールドでも実施の形態1に従ったインテークマニホールドと同様の効果がある。
(実施の形態4)
図12は、この発明の実施の形態4に従ったインテークマニホールドの側面図である。図13は図12中の矢印XIIIで示す方向から見たインテークマニホールドの平面図である。図12および図13を参照して、インテークマニホールド100は、たとえば熱可塑性樹脂により形成されており、取付け板200、エアコネクタ300、サージタンク部400、レゾネータ部500、連通管650、分配管700および吸気ポート板800を含む。
図12は、この発明の実施の形態4に従ったインテークマニホールドの側面図である。図13は図12中の矢印XIIIで示す方向から見たインテークマニホールドの平面図である。図12および図13を参照して、インテークマニホールド100は、たとえば熱可塑性樹脂により形成されており、取付け板200、エアコネクタ300、サージタンク部400、レゾネータ部500、連通管650、分配管700および吸気ポート板800を含む。
取付け板200は、たとえばスロットルバルブが軸支されたスロットルボデーと、吸気通路上流部品に接続される部分であり、この取付け板200にはエアコネクタ300を介在させてサージタンク部400に接続されている。サージタンク部400には4本の分配管700が接続されており、各分配管700の末端部は、等間隔に配置された吸気ポート孔900を有した吸気ポート板800に固定されている。そして、吸気ポート板800は、吸気ポートを介してエンジンの燃焼室へ接続される。
この実施の形態では、直列4気筒型のエンジンに接続されるインテークマニホールド100を示しているが、エンジンの形状として、直列型だけでなくV型、W型、水平対向型などのさまざまなエンジンに本発明を適用することが可能である。
サージタンク部400の側方には、連通管650を介してレゾネータ部500が一体に設けられている。したがって、車両に設けられた外気取入れ口から取込まれた空気は、エアクリーナやスロットルボデー等からエアコネクタ300を通じてサージタンク部400へ導かれる。サージタンク部400へ導入された空気は分配管700から各燃焼室へ送られる。また、サージタンク部400は連通管650を介してレゾネータ部500に連通されているので、サージタンク部400において発生する吸気音はレゾネータ部500によって軽減されるとともに、レゾネータ部500によって吸入空気の脈動が平滑化される。
図14は、インテークマニホールドの分解斜視図である。インテークマニホールド100は、図14で示すように、溶着部としての接合面1000によって2つに分割された分割体としてのインテークマニホールド部品1100,2100により構成されている。インテークマニホールド部品1100,2100のそれぞれの接合面1010,1020の外周縁部にはリブ(溶着リブ)1200,2200が形成されている。
インテークマニホールド部品1100は、サージタンク部400、レゾネータ部500および連通管650を構成するための収容部1600と、分配管700を構成する分配管部710とから構成されている。インテークマニホールド部品2100は、サージタンク部400、レゾネータ部500および連通管650を構成するための収容部2600と、分配管700を構成する分配管部720とから構成される。分配管部720の末端には吸気ポート板800が設けられている。
インテークマニホールド部品1100の収容部1600には仕切り板1700とレゾネータプレート501が設けられており、仕切り板1700とレゾネータプレート501との間にフレームアレスタ600が嵌め合わせられている。一点鎖線で示す吸気口の軸線110に沿うようにフレームアレスタ600が配置されている。インテークマニホールド部品1100,2100を接合させる際には、接合面1010,1020が対応するように当接させる。次に、リブ1200,2200を溶着治具で直接押さえて接合面1000に対して垂直方向に荷重を加える。この状態で、接合面1000に対して水平方向に振動を加える。
このようにして、インテークマニホールド部品1100,2100の接合面1010,1020に荷重と振動が加えられると、その摩擦により溶着リブ1200,2200が溶けて互いに溶着される。こうして、インテークマニホールド100が一体的になるように接合される。
この実施の形態4では、実施の形態1で示したフレームアレスタ600を用いてインテークマニホールド100を構成している。このように構成された実施の形態4に従ったインテークマニホールド100では、実施の形態1に従ったインテークマニホールド100と同様の効果がある。
(実施の形態5)
図15は、この発明の実施の形態5に従ったインテークマニホールドの分解斜視図である。図15を参照して、この発明の実施の形態5に従ったインテークマニホールド100では、実施の形態2に従ったフレームアレスタ600を用いてインテークマニホールド100を構成する。具体的には、レゾネータプレートに連通管カバー610が嵌め合わせられ、その連通管カバー610内に複数枚の樹脂プレート(図15では示さず)が位置決めされる。なお、連通管カバー610および樹脂プレートは、実施の形態3に従ったものを用いてもよい。レゾネータプレート501はインテークマニホールド部品1100と別体とされてインテークマニホールド部品1100に嵌合するように差し込まれる。この差し込まれたレゾネータプレート501の孔としての凹部505に連通管カバー610の爪部611が差し込まれる。レゾネータプレート501の開口としての連通管開口窓503によりレゾネータ部とサージタンク部が接続される。
図15は、この発明の実施の形態5に従ったインテークマニホールドの分解斜視図である。図15を参照して、この発明の実施の形態5に従ったインテークマニホールド100では、実施の形態2に従ったフレームアレスタ600を用いてインテークマニホールド100を構成する。具体的には、レゾネータプレートに連通管カバー610が嵌め合わせられ、その連通管カバー610内に複数枚の樹脂プレート(図15では示さず)が位置決めされる。なお、連通管カバー610および樹脂プレートは、実施の形態3に従ったものを用いてもよい。レゾネータプレート501はインテークマニホールド部品1100と別体とされてインテークマニホールド部品1100に嵌合するように差し込まれる。この差し込まれたレゾネータプレート501の孔としての凹部505に連通管カバー610の爪部611が差し込まれる。レゾネータプレート501の開口としての連通管開口窓503によりレゾネータ部とサージタンク部が接続される。
このように構成された実施の形態5に従ったインテークマニホールド100では、実施の形態2および3に従ったインテークマニホールド100と同様の効果がある。
(実施の形態6)
図16は、この発明の実施の形態6に従ったインテークマニホールドの断面図である。図16を参照して、インテークマニホールド100はレゾネータプレート501により互いに隔てられるレゾネータ部500およびサージタンク部400と、サージタンク部400側に設けられた連通管を構成するフレームアレスタ600とを有する。インテークマニホールド100は、第一部品500A、第二部品500B、第三部品400Cおよび第四部品400Dを有する。第一部品500Aと第二部品500Bとは主としてレゾネータ部500を構成する。第一部品500Aに第二部品500Bが溶着している。第一部品500Aおよび第二部品500Bで囲まれた空間がレゾネータ空間1400である。第一部品500Aおよび第二部品500Bには燃焼室へ繋がる空気の通路が設けられている。
図16は、この発明の実施の形態6に従ったインテークマニホールドの断面図である。図16を参照して、インテークマニホールド100はレゾネータプレート501により互いに隔てられるレゾネータ部500およびサージタンク部400と、サージタンク部400側に設けられた連通管を構成するフレームアレスタ600とを有する。インテークマニホールド100は、第一部品500A、第二部品500B、第三部品400Cおよび第四部品400Dを有する。第一部品500Aと第二部品500Bとは主としてレゾネータ部500を構成する。第一部品500Aに第二部品500Bが溶着している。第一部品500Aおよび第二部品500Bで囲まれた空間がレゾネータ空間1400である。第一部品500Aおよび第二部品500Bには燃焼室へ繋がる空気の通路が設けられている。
第三部品400Cは内部空間を有する部品であり、スロットル孔201が設けられている。スロットル孔201はスロットルボデーに接続される孔であり、スロットル孔201から空気が導入される。
第一部品500Aと第二部品500Bとを溶着した後にこれらの溶着されたものに対して第三部品400Cを溶着する。このときに、第四部品400Dとレゾネータプレート501を挟み込んで固定する。連通管カバー610としては、実施の形態2および3で示したものを用いることができる。さらに、その連通管カバー610内には実施の形態2および3の樹脂プレートが挟み込まれる。なお、実施の形態1で示したフレームアレスタ600を用いてもよい。
このように構成された実施の形態6に従ったインテークマニホールド100も実施の形態1に従ったインテークマニホールド100と同様の効果がある。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 インテークマニホールド、200 取付け板、300 エアコネクタ、400 サージタンク部、500 レゾネータ部、501 レゾネータプレート、502 孔、503 連通管開口窓、505 凹部、600 フレームアレスタ、601,602 開口部、610 連通管カバー、611 爪部、612 凸形状、700 分配管、800 吸気ポート板。
Claims (5)
- インテークマニホールド内部に設けられたサージタンク部およびレゾネータ部と、
前記サージタンク部と前記レゾネータ部とを連通する連通部と、
前記連通部に設けられ、前記サージタンク部と前記レゾネータ部とを接続する複数の開口部を有する樹脂製のフレームアレスタとを備えた、インテークマニホールド。 - 前記フレームアレスタには一方向に延びる複数の第一の孔と、複数の前記第一の孔と連通する第二の孔とが設けられている、請求項1に記載のインテークマニホールド。
- 前記フレームアレスタは、複数の溝が表面に設けられた複数の板状部材を有し、複数の前記板状部材の各々が厚み方向に積層される、請求項1に記載のインテークマニホールド。
- 前記フレームアレスタは、複数の前記板状部材を固定してその内部に気体の通路を形成するカバー部材を含む、請求項3に記載のインテークマニホールド。
- 前記フレームアレスタは前記レゾネータ部と前記サージタンク部とを仕切るレゾネータプレートに取付けられる、請求項1から4のいずれか1項に記載のインテークマニホールド。
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2006
- 2006-04-13 JP JP2006110841A patent/JP2007285154A/ja active Pending
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