JP6030944B2 - インテークマニホールド及びインテークマニホールドの製造方法 - Google Patents

インテークマニホールド及びインテークマニホールドの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンの複数の吸気ポートに吸気を供給するインテークマニホールド及びインテークマニホールドの製造方法に関し、特に各吸気ポートに均一なEGRガス量が供給できるインテークマニホールド及びインテークマニホールドの製造方法に関する。
従来より、エンジンの吸気装置として、エンジンの各吸気ポートに吸気を供給する複数の吸気管部の上流側にコレクタ部を備え、コレクタ部に吸気及びEGRガスを導入するインテークマニホールドが知られている。
このインテークマニホールドの一例を図6及び図7を参照して説明する。
図6は水平対向型エンジンに装着されるインテークマニホールドの斜視図、図7は図6の分解斜視図である。
インテークマニホールド100は、樹脂製の射出成形品であり、エンジンに供給する吸気を貯留するコレクタ部101と、コレクタ部101の左右に2つずつ接続される4つの吸気管部102とを有する。
コレクタ部101は略箱形状であって、前壁部に吸気管からの吸気を取り入れる吸気取入口103が形成される。更に前壁部にEGRガス供給管からのEGRガスを取り入れるEGRガス流入口104が形成され、EGRガス流入口104から取り入れたEGRガスをコレクタ部101内の中央部に突設するパイプ105からコレクタ部101内に流出する。
このインテークマニホールド100の製造は、図7に示すように、コレクタ部101を上下に分割した上側部分を構成する上側コレクタ部101aと各吸気管部102を上下に分割した上側部分を構成する各上側吸気管部102aとが一体形成された上側分割体100Aと、コレクタ部101の下側部分を構成する下側コレクタ部101bと各吸気管部102の下側部分を構成する下側吸気管部102bとが一体形成された下側分割体100Bとを備える。
この上側分割体100Aの外周に形成された溶着用突条部106aの先端と、下側分割体100Bに上側分割体100Aの溶着用突条部106aと対応して形成された溶着用突条部106bの先端とを一致させると共に振動溶着する。
この構成によるインテークマニホールド100は、EGRガス流入口104から取り入れられてパイプ105からコレクタ部101内に流出したEGRガスを、吸気取入口103からコレクタ部101内に取り入れた吸気によって各吸気管部102に等分配する。
また、特許文献1には、吸気通路内に円筒状の案内部材を備え、案内部材と吸気通路の内壁面とにより円環状のEGRガス導入通路を形成し、EGRガス導入通路の一部分に連通を阻止する阻止手段を設けることで、吸気通路内を流れるEGRガスのバラツキを抑制する吸気管構造が開示される。
特許文献2には、複数のバンクを有するエンジンにおいて、EGR管を上流から下流に向かって順に、EGR弁を備えた上流分岐部、この上流分岐部を集合させる集合部、集合部を分岐して各バンクの吸気管に接続する分岐部を配し、各バンクのインテークマニホールドに均一なEGRガス量の吸気を供給するエンジンの排気循環装置が開示される。
特開2001−304045号公報 実開平05−87256号公報
上記図6及び図7に示すインテークマホールド100によると、パイプ105からコレクタ部101の中央部付近に流出するEGRガスが、吸気取入口103からコレクタ部101内に取り入れた吸気によって各吸気管部102に等分配される。
一方、各吸気管部102の管路抵抗を低減するために、図8に図7と対応する分解斜視図を示し、かつ対応する部分に同一符号を付すように各吸気管部102の短縮を図ることがある。この各吸気管部102の短縮に伴いコレクタ部101が左右に長大に形成されたインテークマニホールド100にあっては、パイプ105からコレクタ部101の中央付近に流出したEGRガスが、吸気取入口103からコレクタ部101内に導入される吸気流によって矢印Fで示すようにコレクタ部101の後壁部側に押し流される。そのため、吸気取入口103から離れた側の吸気管部102に、より多くのEGRガスが導入されて各吸気ポートに供給されるEGRガス量、即ちEGRガス率にバラツキが生じる。このように各吸気ポートへ供給されるEGRガス量にバラツキが生じると、EGRガスに含まれる不活性ガスによってエンジンの燃焼安定性やエミッションが悪化する要因となる。
一方、特許文献1や特許文献2においても、同様に各吸気ポートに導入されるEGRガス量にバラツキが生じることが懸念される。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、コレクタ部が比較的大きく各吸気管部が短いインテークマニホールドにおいても各吸気ポートに均一なEGRガス量が供給できるインテークマニホールド及びインテークマニホールドの製造方法を提供することにある。
前記目的を達成する請求項1に記載のインテークマニホールドは、吸気を取り入れる吸気取入路を有するコレクタ部及び該コレクタ部に接続されて下流端がエンジンの各吸気ポートに接続される複数の吸気管部を備えたインテークマニホールドにおいて、前記吸気取入路の近傍吸気下流側に開口してEGRガスを導入するEGRガス取入路と、前記コレクタ部及び各吸気管部内を区分して、前記吸気取入路からの吸気を各吸気管部内に供給する主吸気通路と前記各吸気管部内に開口するEGRガス流出口に前記EGRガス取入路からのEGRガスを供給するEGRガス通路とに区画する板状の隔壁とを備え、前記各吸気管部を流れる吸気のエジェクタ効果によってEGRガス通路内のEGRガスを前記EGRガス流出口から吸気管部内に吸込供給することを特徴とする。
これによると、コレクタ部及びコレクタ部から分岐する各吸気管部内を隔壁によって主吸気通路とEGRガス流出口を備えたEGRガス通路に区画し、EGRガス取入路から取り入れられてEGRガス通路内に貯留されるEGRガスを吸気管部を流れる吸気によるエジェクタ効果によりEGRガス流出口から各吸気管部内に順次吸込供給する簡単な構成で各吸気ポートに均一なEGRガス量が供給できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1のインテークマニホールドにおいて、前記EGRガス取入路は吸気取入路の周面下部にEGRガス出口が開口し、前記隔壁の端縁が前記吸気取入路の下部と対向して延在して前記コレクタ部及び各吸気管部内を上下に区画すると共に上側に前記主吸気通路を形成し、下側に前記EGRガス通路を形成したことを特徴とする。

これによると、吸気取入路からの吸気は主に主吸気通路に導入すると共に一部がEGRガス通路に導入され、EGRガスは吸気の一部と共にEGRガス通路に誘導されてEGRガス通路にEGRガスが貯留される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインテークマニホールドにおいて、前記主吸気通路は、前記隔壁と前記コレクタ部による拡張形状で吸気を貯留する吸気コレクタ部を備え、前記EGRガス通路は、前記隔壁と前記コレクタによる拡張形状でEGRガスを貯留するEGRガスコレクタ部を備えたことを特徴とする.
これによると、主吸気通路の拡張形状の吸気コレクタ部に吸気が貯留されて各吸気管部に均一な吸気量が供給でき、かつ拡張形状のEGRガスコレクタ部にEGRガスが貯留され、EGRガス通路内に貯留されるEGRガスを各吸気管部を流れる吸気によるエジェクタ効果によりEGRガス流出口から各吸気管部内に順次吸込供給されて各吸気ポートに均一なEGRガス量が供給できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインテークマニホールドにおいて、前記EGRガス流出口は、前記隔壁の端縁と吸気管部の内周面との隙間によって形成されたことを特徴とする。
これによると、EGRガス通路を形成する隔壁の端縁と吸気管部の内周面とによって形成される隙間による簡単な構成でERGガス流出口が形成できる。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載のインテークマニホールドの製造方法であって、前記コレクタ部及び複数の吸気管部を有するインテークマニホールドのコレクタ部を上下に分割した上側部分を構成する上側コレクタ部及び前記吸気管部を上下に分割した上部部分を構成する上側吸気管部とが一体形成された上側分割体と、前記インテークマニホールドのコレクタ部を上下に分割した下側部分を構成する下側コレクタ部及び前記吸気管部を上下に分割した下部部分を構成する下側吸気管部とが一体形成された下側分割体と、前記コレクタ部及び吸気管部内を区分する隔壁とを備え、前記下側分割体と隔壁とを振動溶着して下側分割体内に前記EGRガス通路を形成し、該下側分割体と上側分割体とを振動溶着して前記主吸気通路を有する前記インテークマニホールドを製造することを特徴とする。
これによると、コレクタ部を上下に分割した上側部分を構成する上側コレクタ部及び各吸気管部を上下に分割した上側部分を構成する上側吸気管部とが一体形成された上側分割体と、コレクタ部の下側部分を構成する下側コレクタ部及び各吸気管部の下側部分を構成する下側吸気管部が一体形成された下側分割体と、コレクタ部及び吸気管部内を区画する隔壁とを、互いに振動溶着することで容易かつ安価にコレクタ部及び各吸気管部内を隔壁によって主吸気通路とEGRガス通路に区画されたインテークマニホールドが製造できる。
本発明によると、吸気取入路及びEGRガス取入路を有するコレクタ部及び各吸気管部内を隔壁によって主吸気通路とEGRガス通路に区画し、EGRガス通路内に貯留されるEGRガスをEGRガス流出口から吸気管部を流れる吸気によるエジェクタ効果により各吸気管部内に順次吸込供給する簡単な構成で各吸気ポートに均一なEGRガス量が供給できる。
また、コレクタ部を上下に分割した上側部分を構成する上側コレクタ部及び各吸気管部を上下に分割した上側部分を構成する上側吸気管部とが一体形成された上側分割体と、コレクタ部の下側部分を構成する下側コレクタ部及び各吸気管部の下側部分を構成する下側吸気管部が一体形成された下側分割体と、コレクタ部及び吸気管部内を区画する隔壁とを互いに振動溶着することで容易かつ安価にインテークマニホールドが製造できる。
実施の形態におけるインテークマニホールドの斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図1の分解斜視図である。 図1のIV部拡大図である。 隔壁の他の例を示す斜視図である。 従来のインテークマニホールドの斜視図である。 図6の分解斜視図である。 他のインテークマニホールドの分解斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。
図1は、水平対向型エンジンに装着されるインテークマニホールドの斜視図、図2は図1のII―II線断面図、図3は図1の分解斜視図、図4は図1のIV部拡大図である。
インテークマニホールド1は、樹脂製の射出成形品であり、略箱形状のコレクタ部2と、コレクタ部2の左右に接続され、下流端がエンジンの各吸気ポートに接続される4つの吸気管部10とを有する。
コレクタ部2は前壁部3、後壁部4、底壁部5及び上壁部6を有する左右方向に長い箱形状である。この前壁部3の左右方向となる幅方向中央に前方に突出する吸気取入部7を有し、吸気取入部7の中央部にスロットル弁31を備えたスロットルボデー等の吸気管30(図2に仮想線で示す)からの吸気を取入れる吸気取入口8aが開口してコレクタ部2内に連通する吸気取入路8が形成される。
吸気取入部7の下側に図示しないEGRガス供給路からのEGRガスを取入れるEGRガス取入口9aが開口し、かつ吸気取入路8の周面下部にEGRガス出口9bが開口するEGRガス取入路9が形成される。
コレクタ部2の右側及び左側に2ずつ吸気管部10が接続される。各吸気管部10は前壁11、底壁12、上壁13及び後壁14による内周面を有する筒状で下方に湾曲し、下流端周縁に外方に突出する取付フランジ部15が形成される。この取付フランジ部15には貫通孔15aが形成されており、貫通孔15aに締結ボルトを挿通してエンジンに螺合することでインテークマニホールド1が図示しないエンジンに結合固定される。
インテークマニホールド1の製造方法の概要を図3を参照して説明する。インテークマニホールド1を上下に分割した上側部分を構成する上側分割体1Aと、下側部分を構成する下側分割体1Bと、下側分割体1B内を上下に区画して上側に主吸気通路23を形成し、下側にEGRガス通路24を形成する隔壁20とにより一体に形成される。
上側分割体1Aは、コレクタ部2を上下に分割した上側部分を構成する上側前壁部3a、上壁部6及び上側後壁部4aを有する上側コレクタ部2aと、各吸気管部10を上下に分割した上側部分を構成する上側前壁11a、上側上壁13a及び上側後壁14aを有する上側吸気管部10aとが一体形成され、外周に上側溶着用突条部16aが形成される。
下側分割体1Bは、コレクタ部2を上下に分割した下側部分を構成する吸気取入部7を含む下側前壁部3b、底壁部6及び下側後壁部4bを有する下側コレクタ部2bと、各吸気管部10を上下に分割した下側部分を構成する下側前壁11b、底壁12、下側後壁14b及び下側上壁13bを有する下側吸気管部10bとが一体形成され、下側吸気管部10bの先端に取付フランジ部15が形成される。また、上側分割体1Aの上側溶着用突状部16aに対応して環状の下側溶着用突条部16bが形成される。
更に、下側分割体1Bの下側コレクタ部2Bの吸気取入路8の周面下部より上方において下側前壁部3bから下側吸気管部10bの下側前壁11bに亘って底壁部6及び底壁12に沿って延在して外方端が下方に湾曲する溶着用突部17aが突出形成される。同様に下側コレクタ部2bの下側後壁部4bから下側吸気管部10bの下側後壁14bに亘って底壁部6及び底壁12に沿って延在して外方端が下方に湾曲する溶着用突部17bが突出形成される。
更に、各下側吸気管部10bの底壁12の内周面に、溶着用突部17a及び17bの先端間に対応して吸気管部10の内側に突出して前後に延在する段部18が形成される。
隔壁20は、下側分割体1Bに形成された溶着用突部17aと17bとの間に両側縁21a、21bが当接して掛け渡されて底壁部6及び底壁12と間隙を介して対向した状態で下側分割体1B内に嵌挿可能な板状で、中央が吸気取入路8の下部領域に臨む高さ位置で左右両端が各下側吸気管部10bに倣って分岐すると共に下方に湾曲して先端縁22が段部18とが隙間を介して対向する。
この対向する隔壁20の先端縁22と段部18との間隙によってスリット状のEGRガス流出口24aが形成される。
このように形成された下側分割体1Bの溶着用突起部17a及び17b上に隔壁20の側縁21a及び21bを当接し、かつ各先端縁22を下側吸気管部10bの段部18に隙間を介して対向させて隔壁20を下側分割体1B内に位置決めすると共に、溶着用突起17aと隔壁20の側縁21a、及び溶着用突起17bと側縁21bをそれぞれ振動溶着する。
これにより下側分割体1Bの下側コレクタ部2b及び各下側吸気管部10bと隔壁20とによって下側分割体18の底壁部6及び底壁12に沿ってEGRガス供給口9bの近傍から各EGRガス流出孔24aに連通する扁平状で下側コレクタ部2b内に拡張形状のEGRガスコレクタ部24Aを有するEGRガス通路24が形成される。
この隔壁20を取付けた後、上側分割体1Aに形成された環状の上側溶着用突条部16aの先端と、下側分割体1Bの下側溶接用突条部16bの先端とを一致させると共に振動溶着して隔壁20と上側分割体1A及び下側分割体1Bの隔壁20より上方範囲によって主吸気通路23を形成する。
この上側分割体1Aと下側分割体1B及び隔壁20により構成されたインテークマニホールド1は、コレクタ部2及び各吸気管部10内が隔壁20によって上下区画されて吸気取入部7の吸気取入路8の近傍でコレクタ部2内に連通して下流端が各吸気管部10に連通する主吸気路23と、コレクタ部2の底壁部6及び各吸気管部10の低壁12に沿ってEGRガス出口9b側から各吸気管部10内に開口する各EGRガス流出口24aに連通する扁平状なEGRガス通路24とが形成される。
この隔壁20の中央部はその端縁21aが、図2及び図4に示すように正面視状態で吸気取入路8内でかつ吸気取入路8の周面下部側に偏倚した高さで吸気取入路8と対向するように設定される。
この主吸気通路23はコレクタ部2と隔壁20とによって拡張形状に形成されて吸気を貯留する吸気コレクタ部23Aが形成される。また、EGRガス通路24はコレクタ部2と隔壁20とによって拡張形状に形成されてEGRガスを貯留するEGRガスコレクタ部24Aが形成される。
このようにインテークマニホールド1は、吸気取入路8を有するコレクタ部2及びコレクタ部2から分岐する各吸気管部10内を隔壁20によって区画して吸気取入路10から導入される吸気を主に拡張形状の吸気コレクタ部23Aに貯留すると共に各吸気ポート10に吸気を供給する主吸入通路23と、吸気取入通路8から導入される吸気の一部及びEGRガス取入路9から導入されるEGRガスを拡張形状のEGRガスコレクタ部24Aに貯留すると共にEGRガス流出口24aから吸気管10内に流出するEGRガス通路24が形成される。
次にインテークマニホールド1の作用を説明する。
このインテークマニホールド1は、吸気管30から吸気取入路8を介してコレクタ部2内に供給される吸気は、主に隔壁20の上側に形成され主吸入通路23の吸気コレクタ部23Aに流入して吸気コレクタ部23A内に充満し、吸気コレクタ部23Aに貯留された吸気が均等に各吸気管部10から各吸気ポートに順次供給される。即ち、これによると、主吸気通路23の拡張形状の吸気コレクタ部23Aに吸気が貯留され、吸気コレクタ部23Aに貯留された吸気を順次各吸気管部10に供給することで各吸気管部10を介して各吸気ポートに均一な吸気量が供給できる、
一方、EGRガス供給路からEGRガス取入路9を経由してEGRガス出口9bから吸気取入路8の周面下部近傍に導入されるEGRガスは、吸気取入路8を流れる吸気の一部と共にEGRガス通路24のEGRガスコレクタ部24Aに誘導されてEGRガスコレクタ部24A内に充満し、各吸気管部10を流れる吸気のエジェクタ効果によって各EGRガス流出口24aから順次吸気管部10内に吸い込まれて吸気管部10に供給され、吸気管部10を流れる吸気と共に各吸気ポートに供給される。
このように、EGRガスコレクタ部24Aに貯留されるEGRガスが、各吸気管部10を流れる吸気のエジェクタ効果により順次吸気管10内に吸込供給される簡単な構成で各吸気ポートに均一なEGRガス量が供給できる。
従って本実施の形態によると、吸気取入路8及びEGRガス取入路9を備えたコレクタ部2及びコレクタ部2から分岐する各吸気管部10内を隔壁20によって主吸入通路23とEGRガス通路24に区画し、EGRガス通路24内に貯留されるEGRガスをEGRガス流出口24aから吸気管部10を流れる吸気よるエジェクタ効果により吸気管部10内に供給する簡単な構成で各吸気ポートに均一なEGRガス量が供給できる。
また、コレクタ部2を上下に分割した上側部分を構成する上側コレクタ部2a及び各吸気管部10を上下に分割した上側部分を構成する上側吸気管部10aが一体形成され上側分割体1Aと、コレクタ部2の下側部分を構成する下側コレクタ部2b及び各吸気管部10の下側部分を構成する下側吸気管部10bが一体形成された下側分割体1Bと、コレクタ部2及び吸気管部10内を区画する隔壁20とを互いに振動溶着することで容易かつ安価にインテークマニホールド1が製造できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では隔壁20の先端22と段部18とによる隙間によってEGRガス流出口24aを形成したが、図5に示すように隔壁20の先端22に凹部22aを形成し、先端22を段部に振動溶着して凹部22aと段部によってEGRガス流出口24aを形成することもできる。
また、上記実施の形態では水平対向型エンジンのインテークマニホールドに限定されることなく、コレクタ部及び複数の吸気管部を備えたV型エンジンや直列型エンジン等他の型のエンジン用インテークマニホールドに適用できる。
1 インテークマニホールド
2 コレクタ部
7 吸気取入部
8 吸気取入路
9 EGRガス取入路
9a EGRガス取入口
9b EGRガス出口
10 吸気管部
1A 上側分割体
2a 上側コレクタ部
10a 上側吸気管部
1B 下側分割体
2b 下側コレクタ部
10b 下側吸気管部
20 隔壁
21a、21b 側縁
22 先端縁
23 主吸気通路
23A 吸気コレクタ部
24 EGRガス通路
24A EGRガスコレクタ部
24a EGRガス流出口
30 吸気管
31 スロットル弁

Claims (5)

  1. 吸気を取り入れる吸気取入路を有するコレクタ部及び該コレクタ部に接続されて下流端がエンジンの各吸気ポートに接続される複数の吸気管部を備えたインテークマニホールドにおいて、
    前記吸気取入路の近傍吸気下流側に開口してEGRガスを導入するEGRガス取入路と、
    前記コレクタ部及び各吸気管部内を区分して、前記吸気取入路からの吸気を各吸気管部内に供給する主吸気通路と前記各吸気管部内に開口するEGRガス流出口に前記EGRガス取入路からのEGRガスを供給するEGRガス通路とに区画する板状の隔壁とを備え、
    前記各吸気管部を流れる吸気のエジェクタ効果によってEGRガス通路内のEGRガスを前記EGRガス流出口から吸気管部内に吸込供給することを特徴とするインテークマニホールド。
  2. 前記EGRガス取入路は吸気取入路の周面下部にEGRガス出口が開口し、
    前記隔壁の端縁が前記吸気取入路の下部と対向して延在して前記コレクタ部及び各吸気管部内を上下に区画すると共に上側に前記主吸気通路を形成し、下側に前記EGRガス通路を形成したことを特徴とする請求項1に記載のインテークマニホールド。
  3. 前記主吸気通路は、前記隔壁と前記コレクタによる拡張形状で吸気を貯留する吸気コレクタ部を備え、
    前記EGRガス通路は、前記隔壁と前記コレクタ部による拡張形状でEGRガスを貯留するEGRガスコレクタ部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のインテークマニホールド。
  4. 前記EGRガス流出口は、前記隔壁の端縁と吸気管部の内周面との隙間によって形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインテークマニホールド。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載のインテークマニホールドの製造方法であって、
    前記コレクタ部及び複数の吸気管部を有するインテークマニホールドのコレクタ部を上下に分割した上側部分を構成する上側コレクタ部及び前記吸気管部を上下に分割した上部部分を構成する上側吸気管部とが一体形成された上側分割体と、
    前記インテークマニホールドのコレクタ部を上下に分割した下側部分を構成する下側コレクタ部及び前記吸気管部を上下に分割した下部部分を構成する下側吸気管部とが一体形成された下側分割体と、
    前記コレクタ部及び吸気管部内を区分する隔壁とを備え、
    前記下側分割体と隔壁とを振動溶着して下側分割体内に前記EGRガス通路を形成し、該下側分割体と上側分割体とを振動溶着して前記主吸気通路を有する前記インテークマニホールドを製造することを特徴とするインテークマニホールドの製造方法。
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