JP6565657B2 - 吸気装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気装置及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、ベース部材及びカバー部材を振動溶着により接合してなる吸気装置及びその製造方法に関する。
近年、例えば、直列3、4気筒ガソリンエンジンの吸気装置(「インテークマニホールド」とも称される。)において、低速トルクの向上のためにロングポート化にする意向が高まっている。しかし、直列3、4気筒ガソリンエンジンが搭載される車両はエンジンコンパートメントが狭い。そのため、ロングポート化するにあたり、できる限り大きく円を描くようにポートを巻き、ポートの内側をサージタンクとする構造が一般的である。
上述のポートの内側をサージタンクとする構造では、サージタンク容積が増大することにより、以下の問題がある。すなわち、サージタンクの圧力を受ける面積が大きくなることにより耐圧強度の低下を招く。また、スロットルバルブからエンジンヘッドの吸気バルブまでの容積が増加することにより燃料性能が悪化する。さらに、サージタンクの剛性が低くなり、サージタンクが共鳴することにより放射音が増加する。
そこで、上述の問題を解決する従来の吸気装置として、例えば、図9に示すように、サージタンク102を形成する空間形成部103及び空間形成部103の外側に並設される複数の吸気管104を備える樹脂製のベース部材105と、空間形成部103に溶着されて空間形成部103との間でサージタンク102を形成する樹脂製のカバー部材107と、を備える吸気装置101が知られている(例えば、特許文献1参照)。この吸気装置101では、空間形成部103は、環状の外周壁111と、外周壁111にその内側空間を区画するように連なる横断リブ112と、を備える。そして、外周壁111及び横断リブ112のそれぞれがカバー部材107に溶着されるとともに、横断リブ112で区画された外周壁111の内側空間の一部S1aによりサージタンク102が形成される。
特開2012−41870号公報
しかし、上記従来の吸気装置101では、空間形成部103は、外周壁111及び横断リブ112のみを備え、横断リブ112が長すぎるため、ベース部材105及びカバー部材107を振動溶着する際に、振動による共鳴や加圧により横断リブ112がたわむことで溶着できない、もしくは接合が不十分になる可能性がある。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、ベース部材及びカバー部材を振動溶着により強固且つ容易に接合することができる吸気装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、サージタンクを形成するための空間形成部及び該空間形成部の外側に並設される複数の吸気管を備える樹脂製のベース部材と、前記空間形成部に接合されて該空間形成部との間で前記サージタンクを形成する樹脂製のカバー部材と、を備える吸気装置であって、前記空間形成部は、環状の外周壁と、前記外周壁にその内側空間を区画するように連なる横断リブと、前記外周壁及び前記横断リブに架け渡される補強リブと、を備え、前記外周壁、前記横断リブ及び前記補強リブのそれぞれが前記カバー部材に接合されているとともに、前記横断リブで区画された前記外周壁の内側空間の一部により前記サージタンクが形成されており、前記補強リブは、隣り合う前記吸気管の間で前記吸気管の軸方向に延びているとともに、その底端側が隣り合う前記吸気管を連絡する板状の連絡部に連なっていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記吸気管は、前記外周壁から外側に立ち上がる立壁を有し、前記補強リブの横端側は、前記外周壁の前記立壁の連結部の近傍に連なっていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記外周壁、前記横断リブ及び前記補強リブのそれぞれの端面は、面一とされていることを要旨とする。
上記問題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の吸気装置の製造方法であって、前記空間形成部を構成する前記外周壁、前記横断リブ及び前記補強リブのそれぞれを前記カバー部材に突き合わせた状態で、前記ベース部材と前記カバー部材を互いに突合せ方向に加圧する加圧工程と、前記加圧工程による加圧状態で、前記ベース部材と前記カバー部材を振動溶着により接合する接合工程と、を備えることを要旨とする。
本発明の吸気装置によると、空間形成部は、環状の外周壁と、外周壁にその内側空間を区画するように連なる横断リブと、外周壁及び横断リブに架け渡される補強リブと、を備える。そして、外周壁、横断リブ及び補強リブのそれぞれがカバー部材に接合されているとともに、横断リブで区画された外周壁の内側空間の一部によりサージタンクが形成されている。これにより、補強リブにより横断リブの剛性が向上されるので、ベース部材及びカバー部材を振動溶着する際に、振動による共鳴や加圧による横断リブのたわみが抑制される。よって、ベース部材及びカバー部材を振動溶着により強固且つ容易に接合することができる。さらに、横断リブで区画された外周壁の内側空間の一部によりサージタンクが形成されるので、受圧面積が減少することで耐圧強度が向上され、またサージタンクの剛性が高くなることで放射音が低減され、さらにサージタンク容積の減少により燃費性能が向上される。特に、補強リブを備えることにより溶着性が高まるため、サージタンクの高耐圧強度化及び放射音の低減化が効果的に行われる。
さらに、前記補強リブの底端側が、隣り合う前記吸気管を連絡する板状の連絡部に連なっているので、振動溶着の際に連絡部を治具で押さえることで補強リブひいては横断リブの溶着性が更に高められる。
また、前記吸気管が、前記外周壁から外側に立ち上がる立壁を有し、前記補強リブの横端側が、前記外周壁の前記立壁の連結部の近傍に連なっている場合は、補強リブひいては横断リブの剛性が更に高められる。
本発明の吸気装置の製造方法によると、上述の吸気装置の製造方法であって、空間形成部を構成する外周壁、横断リブ及び補強リブのそれぞれをカバー部材に突き合わせた状態で、ベース部材とカバー部材を互いに突合せ方向に加圧する加圧工程と、加圧工程による加圧状態で、ベース部材とカバー部材を振動溶着により接合する接合工程と、を備える。これにより、補強リブにより横断リブの剛性が向上されるので、ベース部材及びカバー部材を振動溶着する際に、振動による共鳴や加圧による横断リブのたわみが抑制される。よって、ベース部材及びカバー部材を振動溶着により強固且つ容易に接合することができる。さらに、横断リブで区画された外周壁の内側空間の一部によりサージタンクが形成されるので、受圧面積が減少することで耐圧強度が向上され、またサージタンクの剛性が高くなることで放射音が低減され、さらにサージタンク容積の減少により燃費性能が向上される。特に、補強リブを備えることにより溶着性が高まるため、サージタンクの高耐圧強度化及び放射音の低減化が効果的に行われる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る吸気装置の斜視図である。 上記吸気装置を2部材に分解した分解斜視図である。 上記吸気装置を4部材に分解した分解斜視図である。 実施例に係るベース部材の溶着面側からみた平面図である。 図4の要部拡大図である。 実施例に係るカバー部材の溶着面側からみた平面図である。 上記吸気装置のベース部材側からみた平面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 従来の吸気装置を説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<吸気装置>
本実施形態に係る吸気装置は、サージタンク(2)を形成するための空間形成部(3)及び空間形成部の外側に並設される複数の吸気管(4)を備える樹脂製のベース部材(5)と、空間形成部に接合されて空間形成部との間でサージタンクを形成する樹脂製のカバー部材(7)と、を備える吸気装置(1)である(例えば、図1及び図2等参照)。そして、上記空間形成部(3)は、環状の外周壁(11)と、外周壁にその内側空間を区画するように連なる横断リブ(12)と、外周壁及び横断リブに架け渡される補強リブ(13)と、を備える(例えば、図4等参照)。さらに、上記外周壁(11)、横断リブ(12)及び補強リブ(13)のそれぞれがカバー部材(7)に接合されているとともに、横断リブ(12)で区画された外周壁(11)の内側空間の一部(S1a)によりサージタンク(2)が形成されている(例えば、図8等参照)。
本実施形態に係る吸気装置としては、例えば、上記吸気管(4)は、外周壁(11)から外側に立ち上がる立壁(4a)を有し、補強リブ(13)の横端側(13a)は、外周壁(11)の立壁(4a)の連結部の近傍に連なっている形態(例えば、図4等参照)を挙げることができる。なお、上記「近傍」としては、例えば、外周壁(11)の補強リブ(13)の連結部(13a)の中心と外周壁(11)の立壁(4a)の連結部の中心との間隔(L)が20mm(好ましくは10mm)以下である状態を挙げることができる(例えば、図5等参照)。
上述の形態の場合、例えば、上記カバー部材(7)は、空間形成部(3)に接合されるカバー部(17)と、カバー部の外側に並設され且つ吸気管(4)に接合される複数の上流側吸気管(18)と、を備えることができる(例えば、図1及び図2等参照)。これにより、吸気管及び上流側吸気管により更なるロングポート化を達成できる。この場合、上記カバー部材(7)の底壁(24)と上流側吸気管(18)との間には、振動溶着の際に底壁(24)を押すための治具を挿入可能な空間(S3)が形成されていることが好ましい(例えば、図8等参照)。振動溶着の際に底壁を治具で押さえることで補強リブひいては横断リブの溶着性が更に高められるためである。
本実施形態に係る吸気装置としては、例えば、上記補強リブ(13)の底端側(13c)は、隣り合う吸気管(4)を連絡する板状の連絡部(9)に連なっている形態(例えば、図7及び図8等参照)を挙げることができる。
<吸気装置の製造方法>
本実施形態に係る吸気装置の製造方法は、上述の実施形態に係る吸気装置(1)の製造方法であって、空間形成部(3)を構成する外周壁(11)、横断リブ(12)及び補強リブ(13)のそれぞれをカバー部材(17)に突き合わせた状態で、ベース部材(5)とカバー部材(7)を互いに突合せ方向に加圧する加圧工程と、加圧工程による加圧状態で、ベース部材(5)とカバー部材(7)を振動溶着により接合する接合工程と、を備える(例えば、図8等参照)。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)吸気装置の構成
本実施例に係る吸気装置1は、図1及び図2に示すように、サージタンク2を形成するための空間形成部3及び空間形成部3の外側に並設される複数(図中3本)の吸気管4を備える樹脂製のベース部材5と、空間形成部3に接合(具体的に、振動溶着による接合)されて空間形成部3との間でサージタンク2を形成する樹脂製のカバー部材7と、を備えている。このカバー部材7は、空間形成部3に接合(具体的に、振動溶着による接合)されるカバー部17と、カバー部17の外側に並設され且つ吸気管4に接合(具体的に、振動溶着による接合)される複数(図中3本)の上流側吸気管18と、を備えている。
上記ベース部材5は、図3に示すように、空間形成部3及び吸気管4を構成する一方の半割体を有する本体5aと、吸気管4を構成する他方の半割体である管体5bと、を接合(具体的に、振動溶着による接合)してなされている。また、上記カバー部材7は、カバー部17及び上流側吸気管18を構成する一方の半割体を有する本体7aと、上流側吸気管18を構成する他方の半割体である管体7bと、を接合(具体的に、振動溶着による接合)してなされている。
上記空間形成部3は、図4に示すように、環状の外周壁11と、吸気管4を横断するように延び且つ外周壁11にその内側空間を区画するように連なる壁状の横断リブ12と、外周壁11及び横断リブ12に架け渡される壁状の補強リブ13と、を備えている。この空間形成部3は、外周壁11、横断リブ12及び補強リブ13の底端側が連なる底壁14を更に備え、全体として一方を開放した箱状に形成されている。この底壁14の一部は、吸気管4の一部で構成されている。また、底壁14には、サージタンク2内に空気を導入する導入口15が形成されている。この導入口15は、横断リブ12で区画された外周壁11の内側空間の一部S1a(即ち、補強リブ13が存在しない空間)に開口している。よって、外周壁11の内側空間の一部S1aによりサージタンク2が形成される。一方、横断リブ12で区画された外周壁11の内側空間の他部S1b、S1c(即ち、補強リブ13が存在する空間)は、カバー部材7との間で閉じた空間とされる。
上記外周壁11、横断リブ12、補強リブ13及び吸気管4の端面は、カバー部材7との振動溶着面をなすように略面一とされている。この吸気管4の端面は、外周壁11の一辺の外側に並んで配されている。また、吸気管4は、外周壁11から外側に立ち上がる立壁4aを有している。そして、補強リブ13の一方の横端側13aは、外周壁11において中央の吸気管4の立壁4aの連結部の近傍に連なっている。この外周壁11の補強リブ13の連結部の中心と外周壁11の立壁4aの連結部の中心との間隔Lは約7mmとされている(図5参照)。また、補強リブ13の他方の横端側13bは、横断リブ12の中間部に連なっている。
ここで、図7及び図8に示すように、隣り合う吸気管4は、板状の連絡部9で連絡されている。そして、補強リブ13の底端側13cは、連絡部9に連なっている。すなわち、補強リブ13は、隣り合う吸気管4の間の連絡部9に沿って延びている。
上記カバー部材7は、図6に示すように、ベース部材5の空間形成部3の端面側と略同じ形状に形成されている。すなわち、カバー部材7は、環状の外周凸部21と、上流側吸気管18を横断するように延び且つ外周凸部21にその内側空間を区画するように連なる横断凸部22と、外周凸部21及び横断凸部22に架け渡される補強凸部23と、を備えている。また、カバー部材7は、外周凸部21、横断凸部22及び補強凸部23の底端側が連なる底壁24を更に備えている。これら外周凸部21、横断凸部22、補強凸部23及び上流側吸気管18の端面は、ベース部材5との振動溶着面をなすように略面一とされている。
上記上流側吸気口18の一端側は、横断凸部22で区画された外周凸部21の内側空間の一部S2a(即ち、補強凸部23が存在しない空間)に開口している。よって、外周凸部21の内側空間の一部S2aによりサージタンク2が形成される。さらに、カバー部材7の底壁24と上流側吸気管18との間には、振動溶着の際に底壁24を押すための治具(図示省略)を挿入可能な空間S3が形成されている(図8参照)。
(2)吸気装置の組付方法
次に、上記構成の吸気装置1の組付方法について説明する。先ず、本体5a及び管体5bを振動溶着により接合してなるベース部材5を用意するとともに、本体7a及び管体7bを振動溶着により接合してなるカバー部材7を用意する。次に、ベース部材5の外周壁11、横断リブ12、補強リブ13及び吸気管4の各端面をカバー部材7の外周凸部21、横断凸部22、補強凸部23及び上流側吸気管18の各端面に突き合わせる。次いで、治具(図示省略)によりベース部材5及びカバー部材7(特に、吸気管4の連絡部9及びカバー部材7の底壁24)を突き合せ方向に加圧する。この状態より、ベース部材5及びカバー部材7を相対的に所定の振動方向(例えば、吸気管4を横切る方向等)に振動させることで、両者5、7が振動溶着により接合されて吸気装置1が得られる。
(3)実施例の効果
本実施例の吸気装置1によると、空間形成部3は、環状の外周壁11と、外周壁11にその内側空間を区画するように連なる横断リブ12と、外周壁11及び横断リブ12に架け渡される補強リブ13と、を備える。そして、外周壁11、横断リブ12及び補強リブ13のそれぞれがカバー部材7に接合されているとともに、横断リブ12で区画された外周壁11の内側空間の一部S1aによりサージタンク2が形成されている。これにより、補強リブ13により横断リブ12の剛性が向上されるので、ベース部材5及びカバー部材7を振動溶着する際に、振動による共鳴や加圧による横断リブ12のたわみが抑制される。よって、ベース部材5及びカバー部材7を振動溶着により強固且つ容易に接合することができる。さらに、横断リブ12で区画された外周壁11の内側空間の一部S1aによりサージタンク2が形成されるので、受圧面積が減少することで耐圧強度が向上され、またサージタンク2の剛性が高くなることで放射音が低減され、さらにサージタンク容積の減少により燃費性能が向上される。特に、補強リブ13を備えることにより溶着性が高まるため、サージタンク2の高耐圧強度化及び放射音の低減化が効果的に行われる。
また、本実施例では、吸気管4は、外周壁11から外側に立ち上がる立壁4aを有し、補強リブ13の横端側13aは、外周壁11の立壁4aの連結部の近傍に連なっている。これにより、補強リブ13ひいては横断リブ12の剛性が更に高められる。
また、本実施例では、カバー部材7は、空間形成部3に接合されているカバー部17と、カバー部17の外側に並設され且つ吸気管4に接合されている複数の上流側吸気管18と、を備える。これにより、吸気管4及び上流側吸気管18により更なるロングポート化を達成できる。
また、本実施例では、カバー部材7の底壁24と上流側吸気管18との間には、振動溶着の際に底壁24を押すための治具を挿入可能な空間S3が形成されている。これにより、振動溶着の際に底壁24を治具で押さえることで補強リブ13ひいては横断リブ12の溶着性が更に高められる。
さらに、本実施例では、補強リブ13の底端側13cは、隣り合う吸気管4を連絡する板状の連絡部9に連なっている。これにより、振動溶着の際に連絡部9を治具で押さえることで補強リブ13ひいては横断リブ12の溶着性が更に高められる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、カバー部17及び上流側吸気管18を備えるカバー部材7を例示したが、これに限定されず、例えば、上流側吸気管18を備えずにカバー部17のみを備えるカバー部材としてもよい。この場合、ベース部材5の吸気管4の一端側がサージタンク2内に開口する。
また、上記実施例では、その横端側13aが外周壁11の立壁4aの連結部の近傍に連なる補強リブ13を例示したが、これに限定されず、例えば、その横端側13aが外周壁11の隣り合う立壁4aの連結部の中間側に連なる補強リブとしてもよい。さらに、上記実施例では、その底面側13cが隣り合う吸気管4の間の連絡部9に連なる補強リブ13を例示した。参考形態として、例えば、その底面側13cが吸気管4に連なる補強リブが挙げられる。なお、上記実施例における横断リブ12や補強リブ13の配置場所、形状、大きさ、本数等は特に限定されず、サージタンク容積や補強性等を考慮して適宜選択できる。
さらに、上記実施例では、横断リブ12で区画された外周壁11の内側空間の他部S1b、S1cをカバー部材7との間で閉じた空間とする形態を例示したが、これに限定されず、例えば、外周壁11の内側空間の他部S1b、S1cを排気ガスを吸気側に戻すための空間や共鳴空間として利用してもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の車両などで使用されるエンジンの燃焼室に空気を導入するための吸気装置に関する技術として広く利用される。
1;吸気装置、2;サージタンク、3;空間形成部、4;吸気管、5;ベース部材、7;カバー部材、9;連絡部、11;外周壁、12;横断リブ、13;補強リブ、13a;横端側、13c;底端側、S1a;外周壁の内側空間の一部。

Claims (4)

  1. サージタンクを形成するための空間形成部及び該空間形成部の外側に並設される複数の吸気管を備える樹脂製のベース部材と、前記空間形成部に接合されて該空間形成部との間で前記サージタンクを形成する樹脂製のカバー部材と、を備える吸気装置であって、
    前記空間形成部は、環状の外周壁と、前記外周壁にその内側空間を区画するように連なる横断リブと、前記外周壁及び前記横断リブに架け渡される補強リブと、を備え、
    前記外周壁、前記横断リブ及び前記補強リブのそれぞれが前記カバー部材に接合されているとともに、前記横断リブで区画された前記外周壁の内側空間の一部により前記サージタンクが形成されており、
    前記補強リブは、隣り合う前記吸気管の間で前記吸気管の軸方向に延びているとともに、その底端側が隣り合う前記吸気管を連絡する板状の連絡部に連なっていることを特徴とする吸気装置。
  2. 前記吸気管は、前記外周壁から外側に立ち上がる立壁を有し、
    前記補強リブの横端側は、前記外周壁の前記立壁の連結部の近傍に連なっている請求項1記載の吸気装置。
  3. 前記外周壁、前記横断リブ及び前記補強リブのそれぞれの端面は、面一とされている請求項1又は2に記載の吸気装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の吸気装置の製造方法であって、
    前記空間形成部を構成する前記外周壁、前記横断リブ及び前記補強リブのそれぞれを前記カバー部材に突き合わせた状態で、前記ベース部材と前記カバー部材を互いに突合せ方向に加圧する加圧工程と、
    前記加圧工程による加圧状態で、前記ベース部材と前記カバー部材を振動溶着により接合する接合工程と、を備えることを特徴とする吸気装置の製造方法。
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