JP4988058B1 - 車両用消音器 - Google Patents

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Abstract

【課題】消音器のシェルの製造時に、溶接又は巻締めに要する手間を大幅に軽減することができる車両用消音器を提供する。
【解決手段】シェル2を、第1シェル構成体3、第2シェル構成体3及び連結板部5によって構成する。連結板部5の一側部は、第1シェル構成体3の一側部に一体に形成する。連結板部5の他側部は、第2シェル構成体4の一側部に一体に形成する。これにより、第1及び第2シェル構成体3,4の一側部どうしを連結板部5を介して連結する。第1及び第2シェル構成体3,4の他側部に、フランジ部35,45をそれぞれ形成する。フランジ部35,45を互いに突き当てて溶接固定する。
【選択図】図4

Description

この発明は、車両のエンジン等の内燃機関の排気系に設けられる車両消音器及びその製造方法に関する。
一般に、車両用の消音器は、下記特許文献1に記載されているように、内部に空間が形成されたシェルを有している。シェルは、第1及び第2シェル構成体からなるものであり、第1及び第2シェル構成体の一側部どうし及び他側部どうしが溶接又は巻締めによって固定され、それによってシェルが構成されている。
特開平5−296038号公報
上記従来の消音器においては、第1及び第2シェルの一側部どうし及び他側部どうしが溶接又は巻締めされているため、第1及び第2シェル構成体の溶接又は巻締めに多大の手間を要するという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、第1の発明は、シェルが第1シェル構成体及び第2シェル構成体を有する車両用消音器において、上記第1及び第2シェル構成体の一側部どうしが連結部を介して連結され、上記第1及び第2シェル構成体の他側部どうしが溶接又は巻締めによって固定され、上記連結部の一側部が上記第1及び第2シェル構成体の一側部と一体に形成され、上記連結部の他側部が上記第2シェル構成体の一側部と一体に形成されていることを特徴としている。
上記第1シェル構成体と上記第2シェル構成体との間にインナーパイプが設けられる場合には、上記インナーパイプの長手方向に沿う上記第1及び第2シェル構成体の一側部どうしが上記連結部を介して連結され、上記インナーパイプの長手方向に沿う上記第1及び第2シェル構成体の他側部どうしが溶接又は巻締めによって固定される。
第2の発明は、シェルが第1シェル構成体及び第2シェル構成体を有する車両用消音器の製造方法において、上記第1及び第2シェル構成体の一側部どうしが連結部を介して互いに連結されるよう、上記第1及び第2シェル構成体並びに上記連結部を1枚の金属板から一体に成形し、次に、上記連結部を折り曲げて上記第1及び第2シェル構成体の他側部どうしを互いに突き当て、その後、上記第1及び第2シェル構成体の互いに突き当たった他側部どうしを溶接又は巻締めによって固定することを特徴としている。
第3の発明は、シェルが第1シェル構成体及び第2シェル構成体を有し、上記第1シェル構成体と上記第2シェル構成との間にインナーパイプが設けられた車両用消音器の製造方法において、上記インナーパイプの長手方向に沿う上記第1及び第2シェル構成体の一側部どうしが連結部を介して互いに連結されるよう、上記第1及び第2シェル構成体並びに連結部を1枚の金属板から一体に成形し、次に、上記インナーパイプを上記第1シェル構成体と上記第2シェル構成体との間の所定の位置に配置した状態で、上記連結部を折り曲げて上記第1及び第2シェル構成体の他側部どうしを互いに突き当て、その後、上記第1及び第2シェル構成体の互いに突き当たった他側部どうしを溶接又は巻締めによって固定することを特徴としている。
この場合、上記インナーパイプの長手方向における上記第1及び第2シェル構成体の一端部どうし並びに他端部どうしが溶接又は巻締めによって固定され、上記連結部の一側部と他側部とが、上記インナーパイプの長手方向における一端部及び他端部において互いに突き当たるように、上記連結部の一端部及び他端部が押し潰されるとともに、互いに溶接又は巻締めによって固定されていることが望ましい。
上記特徴構成を有する第1〜第3の発明によれば、第1及び第2シェル構成体の一側部どうしが連結部によって連結されているので、第1及び第2シェル構成の連結部によって連結された一側部どうしについては溶接又は巻締めする必要がない。したがって、溶接又は巻締めに要する手間を大幅に軽減することができる。
図1は、この発明に係る車両用消音器の第1実施の形態を示す平面図である。 図2は、図1の左側面図である。 図3は、図1の底面図である。 図4は、図1のX−X線に沿う断面図である。 図5は、図2のX−X線に沿う断面図である。 図7は、この発明に係る車両用消音器の第1実施の形態を製造する際に用いられるシェル用成形体を示す平面図である。 図7は、図6の左側面図である。 図8は、図6のX−X線に沿う断面図である。 図9は、この発明に係るシェル用成形体をその連結部において折り曲げる折り曲げ工程を示す側面図である。 図10は、連結部を図9に示す場合よりさらに折り曲げた状態での折り曲げ工程を示す側面図である。 図11は、シェル用成形体の第1及び第2シェル構成体の他側部どうしが互いに突き当たるまで連結部を折り曲げて、折り曲げ工程が完了した状態を示す側面図である。 図12は、図11のX矢視図である。 図13は、図12のX矢視図である。 図14は、図13のX−X線に沿う拡大断面図である。 図15は、連結部の両端部を押し潰す工程が完了したで示す側面図である。 図16は、図15のX矢視図である。 図17は、図16のX矢視図である。 図18は、図17のX−X線に沿う拡大断面図である。 図19は、この発明の車両用消音器の第2実施の形態を示す平面図である。 図20は、図19のX-X線に沿う拡大断面図である。 図21は、第1及び第2シェル構成体の他側部どうしを巻締めによって固定した状態を示す拡大断面図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図5は、この発明に係る車両用消音器の第1実施の形態を示す。この実施の形態の消音器1は、シェル2とインナーパイプ7とを備えている。
シェル2は、金属製の板材からなるものであり、互いに対向して配置された第1シェル構成体3及び第2シェル構成体4と、この第1、第2シェル構成体3,4の一側部どうしを連結する連結板部(連結部)5とを有している。
説明の便宜上、まず連結板部5について説明すると、連結板部5は、細長い長方形の平板を折り曲げ線L(図6参照)に沿って折り曲げることにより、図4に示すように、断面U字状に形成されている。連結板部5を押し曲げる際の折り曲げ線Lは、連結板部5の幅方向の中央部に配置されている。ただし、折り曲げ線Lは、必ずしも連結板部5の幅方向の中央に配置する必要がなく、幅方向の中央からいずれかの側部側(図6において上側又は下側)へ外れた位置に配置してもよい。また、連結板部5は、折り曲げ線L上を全長にわたって折り曲げることができるものであれば、全長にわたって一定の幅にする必要は必ずしもなく、長手方向の各部の幅が変化していてもよい。
連結板部5の一側部(図4において左側の側部)には、第1シェル構成体3の一側部(図6において上側部)が一体に形成されている。連結板部5の他側部には、第2シェル構成体4の一側部(図6において下側部)が一体に形成されている。このようにして、第1、第2構成体3,4及び連結板部5が一体に形成されている。
第1シェル構成体3の一端部と他端部、つまり連結板部5の長手方向(図1において左右方向;インナーパイプ7の長手方向)における第1シェル構成体3の一端部と他端部とには、内周面が断面略半円状をなす半筒部31,32が形成されている。半筒部31,32は、連結板部5に隣接して、つまり第1シェル構成体3の一側部側に配置されている。半筒部31,32は、他側部側に配置してもよい。半筒部31,32は、その軸線が連結板部5の長手方向(図1において左右方向)と平行になるように配置されている。しかも、半筒部31,32は、互いの軸線を一致させて配置されている。
第1シェル構成体3の半筒部31と連結板部5の一端部との間に位置する部分には、第1固定板部33が形成されている。一方、第1シェル構成体3の半筒部32と連結板部5の他端部との間に位置する部分には、第2固定板部34が形成されている。
第1シェル構成体3の他側部には、半筒部31から半筒部32まで延びるフランジ部35が形成されている。図7及び図8に示すように、フランジ部35は、平板状に形成されている。フランジ部35には、これを貫通する位置決め孔36が一端部と他端部とにそれぞれ形成されている。
また、第1シェル構成体3には、複数のビード37が形成されている。ビード37は、第1シェル構成体3を補強するためのものであり、インナーパイプ7の長手方向と直交する方向へ向かって一側部から他側部まで、特にこの実施の形態ではフランジ部35から連結板部5の近傍まで延びている。複数のビード37は、インナーパイプ7の長手方向へ互いに離間して配置されている。ビード37は、内側に向かって凹むように形成されているが、外側へ向かって突出するように形成してもよい。
第2シェル構成体4の一端部と他端部、つまり連結板部5の長手方向における第2シェル構成体4の一端部と他端部とには、内周面が断面略半円状をなす半筒部41,42が形成されている。半筒部41,42は、連結板部5に隣接して、つまり第2シェル構成体4の一側部側に配置されている。半筒部41,42は、折り曲げ線Lに関し半筒部31,32と対称に配置されている。
第2シェル構成体4の半筒部41と連結板部5の一端部との間に位置する部分には、第3固定板部43が形成されている。一方、第2シェル構成体4の半筒部42と連結板部5の他端部との間に位置する部分には、第4固定板部44が形成されている。
第1シェル構成体4の他側部には、半筒部41から半筒部42まで延びるフランジ部45が形成されている。図7及び図8に示すように、フランジ部45は、平板状に形成されている。しかも、フランジ部45は、折り曲げ線Lに関しフランジ部35と対称に配置形成されている。フランジ部45には、これを貫通する位置決め孔46が一端部と他端部とにそれぞれ形成されている。位置決め孔46は、折り曲げ線Lに関し位置決め孔36と対称に配置されている。
また、第2シェル構成体4には、複数のビード47が形成されている。ビード47は、第1シェル構成体4を補強するためのものであり、インナーパイプ7の長手方向と直交する方向へ向かって一側部から他側部まで、特にこの実施の形態ではフランジ部45から連結板部5の近傍まで延びている。複数のビード47は、インナーパイプ7の長手方向へ互いに離間して、しかも同方向においてビード37と同一位置に配置されている。ビード47は、内側に向かって凹むように形成されているが、外側へ向かって突出するように形成してもよい。
フランジ部35とフランジ部45とは、互いに突き当てられて溶接固定されている。また、連結板部5の一端部は、その一側部と他側部どうしが互いに突き当たるように、折り曲げ線L上において折り曲げられている。この結果、第1固定板部33及び第3固定板部43の一端部(左端部)どうしも互いに突き当てられている。そして、互いに突き当てられた連結板部5の一端部の一側部と他側部どうし、並びに第1及び第2固定板部33,43の一端部どうしが溶接固定されている。同様に、連結板部5の他端部の一側部と他側部どうし、並びに第3及び第4固定板部34,44の他端部(右端部)どうしが互いに突き当てられて溶接固定されている。
第1及び第2シェル構成体3,4の各部が互いに溶接固定されることにより、第1及び第2シェル構成体3,4の一端部間には、半筒部31,41からなる筒部2aが形成され、第1及び第2シェル構成体3,4の他端部間には、半筒部32,42からなる筒部2bが形成されている。
また、第1シェル構成体3の内周側部分、つまり、連結板部5、半筒部31,32、第1固定板部33、第2固定板部34及びフランジ部35によって囲まれる部分が、第2シェル構成体4から離間するように凹まされている。同様に、第2シェル構成体4の内周側部分が、第1シェル構成体3から離間するように凹まされている。この結果、第1シェル構成体3と第2シェル構成体4との互いに対向する内周側部分間には、収容空間6が形成されている。このようにして、扁平な筒状をなすシェル2が構成されている。
インナーパイプ7は、金属製の管体からなるものであり、断面円形に形成されている。インナーパイプ7の長手方向の両端部は、筒部2a,2bにそれぞれ嵌合されている。インナーパイプ7の一端部外周面は、筒部2a,2bのいずれ一方の内周面に溶接固定されている。インナーパイプ7の他端部外周面は、インナーパイプ7の熱伸びに対応するために、筒部2a,2bのいずれか他方にスライド可能に嵌合されている。インナーパイプ7の上流側の端部(図1において左端部)には、上流側(エンジン側)の排気管(図示せず)が接続され、インナーパイプ7の下流側の端部には下流側の排気管(図示せず)が接続される。
収容空間6に臨むインナーパイプ7の周壁部には、これを径方向に貫通する多数の貫通孔(図示せず)が形成されている。また、収容空間6の内部には、ガラス繊維等からなる吸音材(図示せず)が設けられている。したがって、インナーパイプ7の一端部に流入した排気ガスは、インナーパイプ7の他端から流出するまでの間に貫通孔を通って収容空間6とインナーパイプ7の内部との間を出入りする。そして、排気ガスの騒音が収容空間6内に設けられた吸音材によって吸収される。
上記構成の消音器1を製造する場合には、まず、図6〜図8に示すシェル用成形体2´を製造する。成形体2´は、金属製の平板をプレス成形してなるものであり、連結板部5及び第1〜第4固定板部33,34,43,44が平板状に形成されるとともに、それらが同一平面上に位置するように形成されている点を除き、シェル2と同様に構成されている。
図7に示すように、第1及び第2シェル構成体3,4のフランジ部35,45が互いに接近するように、成形体2´の連結板部5を折り曲げ線Lに沿ってU字状に折り曲げる。つまり、略「U」字状に湾曲させる。このとき、第1シェル構成体3の半筒部31,32と第2シェル構成体4の半筒部41,42との各間には、インナーパイプ7の一端部と他端部とを配置しておく。インナーパイプ7は、連結板部5の折り曲げ開始前に予め配置しておいてもよく、連結板部5が所定の角度だけ折り曲げられた後に配置してもよい。また、第1及び第2シェル構成体3,4のいずれか一方には、吸音材を設けておく。吸音材は、連結板部5を折り曲げる前に第1及び第2シェル構成体3,4のいずれか一方に予め設けておいてもよい。
連結板部5の曲げ角度が所定の角度に達し、フランジ部35,45が互いに対向したら、図10に示すように、位置決め軸8を位置決め孔36,46に挿通する。これにより、第1及び第2シェル構成体3,4を正確に位置合わせする。連結板部5の折り曲げるだけで第1及び第2シェル構成体3,4の位置を正確に合わせることができる場合には、必ずしも位置決め孔36,46に位置合わせ軸8を挿通する必要はない。
連結板部5をその両側部が互いに対向するまで折り曲げると、図11及び図12に示すように、フランジ部35,45が互いに突き当たる。ただし、このときには、図13及び図14に示すように、連結板部5の一端部の両側部どうしが互いに離間しているとともに、第1及び第3固定板部33,43が互いに離間している。同様に、連結板部5の他端部の両側部どうしが互いに離間しているとともに、第2及び第4固定板部34,44が互いに離間している。
次に、図17及び図18に示すように、連結板部5の一端部を折り曲げ線L上において押し潰し、連結板部5の一端部の両側部どうしを互いに突き当てる。これにより、第1及び第3固定板部33,43を互いに突き当てる。同様に、連結板部5の他端部を折り曲げ線L上において押し潰し、連結板部5の他端部の両側部どうしを互いに突き当てる。これにより、第2及び第4固定板部34,44の他端部(右端部)どうしを互いに突き当てる。
その後、フランジ部35,45どうし、連結板部5の一端部の両側部どうし、連結板部5の他端部の両側部どうし、第1、第3固定板部33,43の一端部どうし、及び第2、第4固定板部34,44の他端部どうしを溶接固定する。また、インナーパイプ7の一端部外周面を筒部2a,2bのうちのいずれか一方に溶接固定する。勿論、インナーパイプ7の他端部外周面は、筒部2a,2bのうちの他方にスライド可能に嵌合する。これによって、消音器1の製造が完了する。
上記構成の消音器1においては、第1及び第2シェル構成体3,4の他側部たるフランジ部35,45は、全体にわたって溶接固定されるものの、第1及び第2シェル構成体3,4の一側部については、連結板部5の一端部及び他端部、第1及び第3固定板部33,43、並びに第2及び第4固定板部34,44が溶接されるだけであり、第1及び第2シェル構成体3,4の一側部の大部分を占める連結板部5の中間部は溶接する必要がない。したがって、溶接作業に要する手間を大幅に軽減することができ、それによって消音器1の製造費を大幅に低減することができる。
図19及び図20は、この発明の第2実施の形態を示す。この実施の形態の消音器1においては、第1シェル構成体3に複数の連結孔38が形成されている。各連結孔38は、各ビード37の長手方向の中央部にそれぞれ配置されており、第1シェル構成体3を構成する板材をシェル2の内外方向に貫通している。同様に、第2シェル構成体4には、複数の連結孔48が形成されている。各連結孔48は、各ビード47の長手方向の中央部にそれぞれ配置されており、第2シェル構成体4を構成する板材をシェル2の内外方向に貫通している。しかも、連結孔38,48は、互いの軸線を一致させて配置されている。
シェル2の内部には、連結筒9が設けられている。連結筒9の一端部及び他端部は、連結孔38,48に嵌合されている。そして、連結筒9は、連結孔38,48との嵌合部分において第1、第2シェル構成体3,4に溶接固定されている。連結筒9は、その両端部を加締めることによって第1、第2シェル構成体3,4に固定してもよい。連結筒9の両端部が第1、第2シェル構成体3,4に連結固定されることにより、第1及び第2シェル構成体3,4の中間部が内外方向へ変形することが阻止され、それによって騒音の発生が防止されている。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。
例えば、上記の実施の形態においては、シェル2の内部に一つの収容空間6だけが形成されているが、周知の消音器のように、シェル2の内部を一つ又は複数の隔壁によって区分して、シェル2の内部に引く数の空間を形成してもよい。その場合には、インナーパイプ7に代えて、周知の消音器と同様に、インレットパイプ、アウトレットパイプ及び各空間を連通するインナーパイプが用いられる。
また、上記の実施の形態においては、シェル2の内部にインナーパイプ7が設けられているが、インナーパイプ7は設けられない場合もある。その場合には、筒部2aに上流側の排気管の下流側端部が挿入固定され、筒部2bに下流側の排気管の上流側の端部が挿入固定される。
さらに、上記の実施の形態においては、フランジ部35,45が溶接固定されているが、図21に示すように、フランジ部35,45は巻締めによって固定してもよい。
L 折り曲げ線
1 車両用消音器
2 シェル
3 第1シェル構成体
4 第2シェル構成体
5 連結板部(連結部)
7 インナーパイプ
35 フランジ部
45 フランジ部

Claims (2)

  1. シェルが第1シェル構成体及び第2シェル構成体を有する車両用消音器において
    上記第1及び第2シェル構成体の一側部どうしが連結部を介して連結され、
    上記第1及び第2シェル構成体の他側部どうしが溶接又は巻締めによって固定され、
    上記連結部の一側部が上記第1シェル構成体の一側部と一体に形成され、上記連結部の他側部が上記第2シェル構成体の一側部と一体に形成され、
    上記第1シェル構成体と上記第2シェル構成体との間にインナーパイプが設けられており、
    上記インナーパイプの長手方向に沿う上記第1及び第2シェル構成体の一側部どうしが上記連結部を介して連結され、
    上記インナーパイプの長手方向に沿う上記第1及び第2シェル構成体の他側部どうしが溶接又は巻締めによって固定され、
    上記第1及び第2シェル構成体の一側部と他側部との間の中間部に当該中間部を貫通する連結孔が互いの軸線を一致させてそれぞれ形成され、各連結孔に連結部材の一端部と他端部とがそれぞれ嵌合固定され、その結果上記第1及び第2シェル構成体の中間部どうしが上記連結部材によって連結固定されていることを特徴とする車両用消音器。
  2. 上記第1及び第2シェル構成体の他側部には、当該他側部を貫通する位置決め孔が互いの軸線を一致させて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用消音器。
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