JP2009197629A - 車両用消音器 - Google Patents

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Masayoshi Nishizawa
公良 西沢
Takuaki Iesato
卓鑑 家里
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Abstract

【課題】 簡便な構造と小型化を実現できると同時に、排気騒音中の低周波成分を大幅に低減できる車両用消音器の提供。
【解決手段】 それぞれ略器状の第1シェル2と第2シェル3を、内部仕切部材4を介して最中状に重ね合わせた状態とし、これら三者の外周部同士を接合した車両用消音器1において、内部仕切部材4を、連通穴7を有する平板状に形成し、第1シェル2と内部仕切部材4との間に消音室(拡張室14,15)を形成する一方、第2シェル3と内部仕切部材4との間に、連通穴7を介して消音室から流入した排気が蛇行した後、車両用消音器1外へ排出されるアウトレット排気通路17を形成したこととした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用消音器に関する。
従来、それぞれ略器状の第1シェル部材と第2シェル部材を、内部仕切部材を介して最中状に重ね合わせた状態とし、これら三者の外周部同士を接合した車両用消音器の技術が公知となっている(特許文献1参照)。
また、車両用消音器は、排気騒音中の低周波成分を消音する手段として一般的にアウトレットパイプの排気通路を長く形成することが有効とされている(特許文献2参照)。
特開2002−54421号公報 特開2002−21528号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、内部仕切部材が凸状部を有して立体的な形状に形成されているため、車両消音器の大型化に繋がる上、製造に手間が掛かるという問題点があった。
加えて、アウトレット排気通路が排気管により形成されているため、アウトレット排気通路を延長することができず、排気騒音中の低周波成分の消音をあまり期待できないという問題点があった。
なお、本発明のアウトレット排気通路とは、消音器内部で排気が通過する最下流通路を意味し、一般的には外部と連通したテールパイプに連通接続されるアウトレットパイプに相当するものである。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、簡便な構造と小型化を実現できると同時に、排気騒音中の低周波成分を大幅に低減できる車両用消音器を提供することである。
請求項1記載の発明では、それぞれ略器状の第1シェルと第2シェルを、内部仕切部材を介して最中状に重ね合わせた状態とし、これら三者の外周部同士を接合した車両用消音器において、上記内部仕切部材を、第1連通穴を有する平板状に形成し、上記第1シェルと内部仕切部材との間に消音室を形成する一方、第2シェルと内部仕切部材との間に、上記第1連通穴を介して消音室から流入した排気が蛇行した後、車両用消音器外へ排出されるアウトレット排気通路を形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明では、内部仕切部材を、第1連通穴を有する平板状としているため、内部仕切部材に複雑な加工を施す必要がなく、製造性が良い。
また、第1シェルと内部仕切部材との間に消音室を形成する一方、第2シェルと内部仕切部材との間に、第1連通穴を介して消音室から流入した排気が蛇行した後、車両用消音器外へ排出されるアウトレット排気通路を形成したため、簡便な構造で小型化を実現できると同時に、排気騒音中の低周波成分を大幅に低減できるという効果を得ることができる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は実施例1の車両用消音器を示す斜視図、図2は同分解斜視図、図3は実施例1の第1シェルの底面図、図4は図3のS4−S4線における断面図、図5は実施例1の内部仕切部材の平面図、図6は実施例1の第2シェルの平面図、図7は同左側面図、図8は同右側面図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、実施例1の車両用消音器1では、それぞれ略器状の第1シェル2と第2シェル3とが、内部仕切部材4を介して最中状に重ねられた状態で、これら三者の外周部同士が全周に亘って溶接X1,X2により接合されている。
図3、4に示すように、第1シェル2は、板厚1〜2mm程度の金属製で半レーシングトラック型断面を有する長尺の器状に形成される他、その内側には立設された仕切壁5が該第1シェル2と一体的に設けられている。
また、仕切壁5には、半長穴状に切欠されたスリット6が形成される他、その下端は、第1シェル2の開口端部よりも寸法L1だけ高くなるように設定されている。
図5に示すように、内部仕切部材4は、板厚1〜2mm程度の金属製で長方形の外形を有する平板状に形成される他、略長手方向略中央で屈折した略四角形状に貫通形成された連通穴7(請求項の第1連通穴に相当)と、四角形状に貫通形成された連通穴8(請求項の第2連通穴に相当)がそれぞれ所定位置に形成されている。
また、内部仕切部材4には、長穴状に貫通形成された複数の固定穴9がそれぞれ所定位置に形成されている。
図6〜8に示すように、第2シェル3は、板厚1〜2mm程度の金属製で半レーシングトラック型断面を有する長尺の器状に形成される他、その内側には立設された3枚の仕切壁10a〜10c(請求項の仕切壁に相当)が該第2シェル3と一体的に設けられている。
また、仕切壁10a〜10cの固定穴9と対応する位置には、第2シェル3の開口端部から外側に突出した固定爪11がそれぞれ形成されている。
また、仕切壁10aは、第2シェル3の内側の一部を直線状に仕切るように配置される一方、第2仕切壁10b,10cは、仕切壁10aで仕切られた残りの部分を蛇行した通路に仕切るように配置されている。
さらに、仕切壁10aで仕切られた直線状の空間と連通して第2シェル3の一方側側壁には開口部12が形成される一方、第2仕切壁10b,10cで仕切られた空間と連通して第2シェル3の他方側側壁には開口部13が形成されている。
その他、第1シェル2及び第2シェル3は、それぞれ鋳造により一体的に形成されている。
このように形成された両シェル2,3及び内部仕切部材4を組み付けるには、先ず、第1シェル2と第2シェル3の開口端部同士を内部仕切部材4を介して最中状に重ね合わせた状態とする。
この際、第2シェル3の固定爪11を内部仕切部材4の固定穴9に嵌挿固定して接合することにより、第2シェル3と内部仕切部材4との位置決めを行うことができると同時に、仕切壁10a〜10cの剛性を確保できる。
また、仕切壁5の下端と内部仕切部材4との間には所定隙間L1(図4参照)が形成されるため、仕切壁5の下端が第2シェル2の開口端部から突出する虞がなく、第2シェル2と内部仕切部材4とを確実に組み付け可能となる。
次に、両シェル2,3と内部仕切部材4の外周部同士を全周に亘って溶接X1,X2することにより、これら三者を接合する。
このように構成された車両用消音器1は、図1、3に示すように、第1シェル2と内部仕切部材4との間に仕切壁5によって拡張室14,15が形成されると共に、これら両拡張室14,15は仕切壁5のスリット6及び所定隙間L1によって連通状態となっている。
また、図1、6に示すように、拡張室14は、内部仕切部材4の連通穴8を介して第2シェル3、内部仕切部材4、及び仕切壁10a〜10cによって形成された直線状のインレット排気通路16の一端に連通されると共に、該排気通路16の他端には開口部12が配置される。
さらに、拡張室15は、内部仕切部材4の連通穴7を介して第2シェル3、内部仕切部材4、仕切壁10a〜10cによって形成された蛇行状のアウトレット排気通路17の一端に連通されると共に、該アウトレット排気通路17の他端には開口部13が配置される。
次に、作用を説明する。
このように構成された車両用消音器1では、インレット排気通路16の開口部12に図示しないエンジン側の排気管が連通接続される一方、アウトレット排気通路17の開口部13に図示をしないテールパイプが連通接続される。
そして、図6に示すように、エンジン側の接続管から車両用消音器1内部に流入した排気(図中破線矢印で図示)は、先ず、インレット排気通路16を下流側へ流通した後、連通穴8を介して拡張室14に流入する。
次に、図3に示すように、連通穴8を介して拡張室14に流入した排気(図中破線矢印で図示)は、仕切壁5のスリット6を介して拡張室15に流入することにより、拡縮作用を受けて消音される。
次に、図6に示すように、拡張室15の排気(図中破線矢印で図示)は、連通穴7を介してアウトレット排気通路17に流入して蛇行した後、テールパイプから外部へ排出される。
この際、排気をアウトレット排気通路17で蛇行させて排気流路長を延長でき、これにより、排気騒音中の低周波成分を大幅に低減できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、実施例1の発明では、それぞれ略器状の第1シェル2と第2シェル3を、内部仕切部材4を介して最中状に重ね合わせた状態とし、これら三者の外周部同士を接合した車両用消音器1において、内部仕切部材4を、連通穴7を有する平板状に形成し、第1シェル2と内部仕切部材4との間に消音室(拡張室14,15)を形成する一方、第2シェル3と内部仕切部材4との間に、連通穴7を介して消音室から流入した排気が蛇行した後、車両用消音器1外へ排出されるアウトレット排気通路17を形成したため、簡便な構造と小型化を実現できると同時に、排気騒音中の低周波成分を大幅に低減できる。
また、内部仕切部材4に連通穴8を形成し、第2シェル3と内部仕切部材4との間に、車両用消音器1内に流入した排気を連通穴8を介して消音室に流入させるインレット排気通路16を形成したため、第2シェル3と内部仕切部材4との間にインレット排気通路16とアウトレット排気通路17を形成でき、消音室のスペースを有効活用できる。
また、アウトレット排気通路17またはインレット排気通路16を、第2シェル3と一体的に形成され、且つ、内部仕切部材4との係合により位置決めされた状態で接合された仕切壁10a〜10cにより形成したため、内部仕切部材4との係合により仕切壁10a〜10cの剛性を向上できる上、第2シェル3と内部仕切部材4との位置決めも行うことができる。
また、第1シェル2及び第2シェル3を鋳造で一体的に形成したため、部品点数を減らして車両用消音器1の組立性を良好にでき、実施が容易となる。
以下、実施例2を説明する。
実施例2において、実施例1と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図9は実施例2の内部仕切部材の平面図である。
図9に示すように、実施例2では、内部仕切部材4におけるインレット排気通路16の途中に対応する位置に複数の小孔20を形成したという点が実施例1と異なる。
従って、インレット排気通路16に流入した排気の排気騒音エネルギーを小孔20に通過させて拡張室15で減衰できる。
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、図10に示すように、アウトレット排気通路17の途中に対応する位置にも複数の小孔30を形成しても同様の効果を得られる。
また、消音室の構造は適宜設定できる。
同様にアウトレット排気通路の断面形状や通路長、蛇行回数等も適宜設定できる。
さらに、両シェルと内部仕切部材との外周部同士の接合は溶接に限らず、ロックシーム加工を用いた加締めにより接合しても良い。
実施例1の車両用消音器を示す斜視図である。 実施例1の車両用消音器を示す分解斜視図である。 実施例1の第1シェルの底面図である。 図3のS4−S4線における断面図である。 実施例1の内部仕切部材の平面図である。 実施例1の第2シェルの平面図である。 実施例1の第2シェルの左側面図である。 実施例1の第2シェルの右側面図である。 実施例2の内部仕切部材の平面図である。 その他の実施例の内部仕切部材の平面図である。
符号の説明
1 車両用消音器
2 第1シェル
3 第2シェル
4 内部仕切部材
5 仕切壁
6 スリット
7、8連通穴
9 固定穴
10a、10b、10c 仕切壁
11 固定爪
12、13 開口部
14、15 拡張室
16 インレット排気通路
17 アウトレット排気通路
20、30 小孔

Claims (5)

  1. それぞれ略器状の第1シェルと第2シェルを、内部仕切部材を介して最中状に重ね合わせた状態とし、これら三者の外周部同士を接合した車両用消音器において、
    前記内部仕切部材を、第1連通穴を有する平板状に形成し、
    前記第1シェルと内部仕切部材との間に消音室を形成する一方、第2シェルと内部仕切部材との間に、前記第1連通穴を介して消音室から流入した排気が蛇行した後、車両用消音器外へ排出されるアウトレット排気通路を形成したことを特徴とする車両用消音器。
  2. 請求項1記載の車両用消音器において、
    前記内部仕切部材に第2連通穴を形成し、
    前記第2シェルと内部仕切部材との間に、車両用消音器内に流入した排気を前記第2連通穴を介して消音室に流入させるインレット排気通路を形成したことを特徴とする車両用消音器。
  3. 請求項1または2記載の車両用消音器において、
    前記アウトレット排気通路またはインレット排気通路を、第2シェルの内側に立設され、且つ、内部仕切部材との係合により位置決めされた状態で接合された仕切壁により形成したことを特徴とする車両用消音器。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれかに記載の車両用消音器において、
    前記アウトレットパイプまたはインレット排気通路の途中に、消音室と連通し、排気騒音エネルギーが通過する複数の小孔を形成したことを特徴とする車両用消音器。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれかに記載の車両用消音器において、
    前記第1シェルまたは第2シェルを鋳造で一体的に形成したことを特徴とする車両用消音器。
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