JP4781210B2 - サージタンク内ガス導入装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載のサージタンク内ガス導入装置は、内燃機関の吸気系に設けられたサージタンク内の吸入空気中にガスを導入するサージタンク内ガス導入装置であって、サージタンク内壁に開口するガス導入口よりも吸入空気流上流側にて、下流に向かうにつれてサージタンク内壁から次第に剥離する板状に形成された吸入空気流誘導板を備え、前記吸入空気流誘導板は、サージタンクの吸入空気流上流側に設けられたカーブ状をなす吸入空気導入部の下流端近傍におけるカーブ外周から略カーブ接線方向にサージタンク内空間に先端が飛び出した状態で形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載のサージタンク内ガス導入装置では、請求項1において、サージタンクは複数のピースの接合体であり、前記吸入空気流誘導板と前記ガス導入口との位置関係が2つのピースを組み合わせて形成されていると共に、一方のピースには下流に向かうにつれて内壁から次第に剥離する前記吸入空気流誘導板を備え、他方のピースには前記一方のピースの内壁に当接又は近接することで前記ガス導入口が形成されるガス導入用仕切板を備えると共に、該ガス導入用仕切板が前記吸入空気流誘導板の下方に挿入されていることを特徴とする。
そして、請求項3に記載のサージタンク内ガス導入装置は、内燃機関の吸気系に設けられたサージタンク内の吸入空気中にガスを導入するサージタンク内ガス導入装置であって、サージタンク内壁に開口するガス導入口よりも吸入空気流上流側にて、下流に向かうにつれてサージタンク内壁から次第に剥離する板状に形成された吸入空気流誘導板を備え、サージタンクは複数のピースの接合体であり、前記吸入空気流誘導板と前記ガス導入口との位置関係が2つのピースを組み合わせて形成されていると共に、一方のピースには下流に向かうにつれて内壁から次第に剥離する前記吸入空気流誘導板を備え、他方のピースには前記一方のピースの内壁に当接又は近接することで前記ガス導入口が形成されるガス導入用仕切板を備えると共に、該ガス導入用仕切板が前記吸入空気流誘導板の下方に挿入されていることを特徴とする。
このようにピースを樹脂にて成形することにより、サージタンク内ガス導入装置を備えたサージタンクを軽量なものとでき、更に射出成形などにより製造も容易となり、ピース同士の接合も容易である。
請求項6に記載のサージタンク内ガス導入装置では、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記吸入空気流誘導板は前記ガス導入口の上方に到達していることを特徴とする。
特に吸入空気流誘導板はガス導入口の上方に到達させることにより、より確実に吸入空気流がない空間をガス導入口の周辺に生じさせることができる。
請求項7に記載のサージタンク内ガス導入装置では、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記ガス導入口はサージタンク内における吸入空気流の上流側のみ、又は上流から下流に渡って形成されていることを特徴とする。
ガス導入口は上述のごとく形成することにより、ガスが吸入空気中に、より均一に分散されるようになる。
請求項8に記載のサージタンク内ガス導入装置では、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記ガスは内燃機関のブローバイガス、内燃機関の排気、及び燃料タンクからの燃料蒸発に由来する燃料蒸気のいずれか1つ又は複数であることを特徴とする。
このようなガスをサージタンク内の吸入空気中に導入するにおいて、ガスを吸入空気中に均一分散させると共にガス導入位置の自由度を高めることができる。
図1の斜視図に車両の内燃機関に用いられるインテークマニホールド2の外観を表す。図2,3はインテークマニホールド2に一体化されているサージタンク3を表す図面であり、図2は縦断面図、図3は横断面図である。
(イ).第2ピース6と第3ピース8との接合により、ガス導入口24及び間隙18bの上流側に、上述したごとく下流に向かうにつれてサージタンク内壁から次第に剥離する吸入空気流誘導板16が形成されている。このことによりサージタンク内空間3aにおいてガス導入口24の周辺及び間隙18bの周辺に吸入空気流非影響空間3bが形成される。こうして、前述したごとく、サージタンク3に導入されたブローバイガスが十分に吸入空気に混合される前に気筒に供給されることがなく、吸入空気流非影響空間3bから吸入空気流空間3cへは両者の空間の境界面全体から穏やかな流れや拡散によりブローバイガスは移動する。このためブローバイガスが偏ることなく吸入空気中に均一に分散して気筒側に供給される。このため4気筒においても特定の気筒にブローバイガスが偏ることがない。
本実施の形態のサージタンク103では、図6の縦断面図、図7の横断面図及び図8の縦断面図に示すごとく、第3ピース108においては、吸入空気流誘導板116以外に間隙仕切板117が、第2ピース106側のガス導入用仕切板118の上方に突出して形成されている。このことにより、ガス導入口124近傍を除いて、第2ピース106側のガス導入用仕切板118と第3ピース108の内壁との間隙118bの上方は、全長に渡って間隙仕切板117にて覆われている。
第3ピース108以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。
(イ).前記実施の形態1の効果を生じると共に、間隙仕切板117の存在により、吸入空気流が間隙118bからガス導入路120内に流れ込むことが阻止されて、前記実施の形態1の効果をより確実なものとできる。
(a).前記各実施の形態では、サージタンク内にブローバイガスを導入する例を示したが、これ以外の導入ガスにも適用できる。例えば、EGRのための内燃機関の排気の導入、燃料タンクからの燃料蒸発に由来する燃料蒸気、すなわち燃料タンクやその燃料蒸気を吸着しているキャニスターからの蒸発燃料ガスである。
Claims (8)
- 内燃機関の吸気系に設けられたサージタンク内の吸入空気中にガスを導入するサージタンク内ガス導入装置であって、
サージタンク内壁に開口するガス導入口よりも吸入空気流上流側にて、下流に向かうにつれてサージタンク内壁から次第に剥離する板状に形成された吸入空気流誘導板を備え、
前記吸入空気流誘導板は、サージタンクの吸入空気流上流側に設けられたカーブ状をなす吸入空気導入部の下流端近傍におけるカーブ外周から略カーブ接線方向にサージタンク内空間に先端が飛び出した状態で形成されていることを特徴とするサージタンク内ガス導入装置。 - 請求項1において、サージタンクは複数のピースの接合体であり、前記吸入空気流誘導板と前記ガス導入口との位置関係が2つのピースを組み合わせて形成されていると共に、一方のピースには下流に向かうにつれて内壁から次第に剥離する前記吸入空気流誘導板を備え、他方のピースには前記一方のピースの内壁に当接又は近接することで前記ガス導入口が形成されるガス導入用仕切板を備えると共に、該ガス導入用仕切板が前記吸入空気流誘導板の下方に挿入されていることを特徴とするサージタンク内ガス導入装置。
- 内燃機関の吸気系に設けられたサージタンク内の吸入空気中にガスを導入するサージタンク内ガス導入装置であって、
サージタンク内壁に開口するガス導入口よりも吸入空気流上流側にて、下流に向かうにつれてサージタンク内壁から次第に剥離する板状に形成された吸入空気流誘導板を備え、
サージタンクは複数のピースの接合体であり、前記吸入空気流誘導板と前記ガス導入口との位置関係が2つのピースを組み合わせて形成されていると共に、一方のピースには下流に向かうにつれて内壁から次第に剥離する前記吸入空気流誘導板を備え、他方のピースには前記一方のピースの内壁に当接又は近接することで前記ガス導入口が形成されるガス導入用仕切板を備えると共に、該ガス導入用仕切板が前記吸入空気流誘導板の下方に挿入されていることを特徴とするサージタンク内ガス導入装置。 - 請求項2又は3において、前記他方のピースは、複数気筒に吸入空気を分配する気筒供給口の配列方向のほぼ全長に渡って前記ガス導入用仕切板が形成され、前記ガス導入用仕切板より下方に外部からの前記ガスの供給を受けるガス供給口を形成していることを特徴とするサージタンク内ガス導入装置。
- 請求項2〜4のいずれかにおいて、前記ピースは樹脂にて成形されていることを特徴とするサージタンク内ガス導入装置。
- 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記吸入空気流誘導板は前記ガス導入口の上方に到達していることを特徴とするサージタンク内ガス導入装置。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記ガス導入口はサージタンク内における吸入空気流の上流側のみ、又は上流から下流に渡って形成されていることを特徴とするサージタンク内ガス導入装置。
- 請求項1〜7のいずれかにおいて、前記ガスは内燃機関のブローバイガス、内燃機関の排気、及び燃料タンクからの燃料蒸発に由来する燃料蒸気のいずれか1つ又は複数であることを特徴とするサージタンク内ガス導入装置。
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