JP2003120446A - ブローバイガス逆流防止装置 - Google Patents

ブローバイガス逆流防止装置

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JP2003120446A
JP2003120446A JP2001309576A JP2001309576A JP2003120446A JP 2003120446 A JP2003120446 A JP 2003120446A JP 2001309576 A JP2001309576 A JP 2001309576A JP 2001309576 A JP2001309576 A JP 2001309576A JP 2003120446 A JP2003120446 A JP 2003120446A
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surge tank
intake pipe
blow
intake
gas
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JP2001309576A
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English (en)
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Fumiyasu Niwa
史泰 丹羽
Tatsuya Katsuno
達也 勝野
Shinji Takasaki
伸二 高崎
Naoto Ito
直人 伊藤
Masato Fujiki
正人 藤木
Seiichi Inoue
誠一 井上
Masato Watanabe
正人 渡辺
Atsushi Yoshioka
敦 吉岡
Hiroyuki Nishizawa
弘之 西澤
Yoshihiro Omi
良浩 近江
Yoshinari Fukami
吉成 深見
Kazuhiko Watanabe
一彦 渡辺
Katsunori Araki
勝則 荒木
Toshiaki Umemura
利昭 梅村
Hidehiko Suzuki
秀彦 鈴木
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンのブローバイガスを吸気系統へ還流
させる場合に、サージタンクとしての機能を損ねること
なく、ブローバイガスが吸気管内へ逆流することを防止
する。 【解決手段】 エンジンにおける吸気管1の下流端部に
筒状体6を挟んでサージタンク8を連結し、吸気管1と
筒状体6における円筒部10との内径がそれぞれ一致し
ていると共に、円筒部10がサージタンク8内へ突出
し、かつ、サージタンク8の吸気管1側内壁面が傾斜面
8´を形成している一方、サージタンク8の周壁面に
は、円筒部10より下流側で、かつ、円筒部10の外方
にブローバイガスの還流路11が開口している。13は
インテークマニホールドである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのブロー
バイガスを吸気系統へ還流させる場合に、ブローバイガ
スが吸気系統内で逆流することを防止するための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブローバイガス逆流防止装置は、
特開平8−144732号公報に例示されているよう
に、エンジンのスロットルボデーをスロットル弁の下流
位置で大径のサージタンクに接続し、その接続部に設け
られたガスケットの筒部をスロットルボデーと同径の内
管としてサージタンク内へ延伸させ、内管とその外方に
位置するサージタンクの内壁との間をガス流路として、
ここへブローバイガス還流管を開口させることにより、
内管からサージタンク内へ流出する吸気のエゼクタ効果
で、上記ガス流路からサージタンク内へブローバイガス
を吸引させて、ブローバイガスがスロットルボデーへ逆
流することを防止するように構成されている。
【0003】しかしながら、この場合には、サージタン
ク内でブローバイガスと吸気とを十分に混合させて、各
エンジンシリンダへの吸気支管へ分配するために、ガス
ケットの内管と吸気支管との距離を十分にとる必要があ
るが、小型車両のように、エンジンの設置空間が極度に
制限されている場合には、そのような広い空間を確保す
ることは実際上非常に難しくて実用化が困難であり、ま
た、ガスケットの内管と比較してサージタンクの内径を
格段に大きくすれば、サージタンクとしての効果も大き
くなるが、そうすれば、上記内管とサージタンク内壁と
の間におけるガス流路の断面積が大きくなるため、肝心
のエゼクタ効果が弱められる結果、サージタンク内への
ブローバイガスの吸引作用が小さくなるという問題があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エンジンの
ブローバイガスを吸気系統へ還流させる場合に、サージ
タンクとしての機能を損ねることなく、ブローバイガス
が吸気管内へ逆流することを防止しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るブローバイガス逆流防止装置は、エンジンの吸気管に
接続されるサージタンクと、上記吸気管に連続してまた
は上記吸気管と一体的に形成され上記サージタンク内へ
突出する円筒部と、上記円筒部の後端よりも吸気の下流
側で上記円筒部の外方において上記サージタンクの内壁
面に開口するブローバイガスの還流路とを有している。
【0006】すなわち、吸気管に連続してまたは吸気管
と一体的に形成されサージタンク内へ突出する円筒部が
設けられているので、吸気管から円筒部を経てサージタ
ンク内へ流出した吸気は、サージタンクの内壁面に沿っ
て吸気管側へ旋回し、吸気管の近傍にまで達しても、円
筒部の外面によりサージタンクの中央部分へ向かって案
内されることとなるため、吸気が円筒部内へ逆流するこ
とを容易に抑制することができる一方、ブローバイガス
の還流路が円筒部の後端よりも吸気の下流側で、かつ、
円筒部の外方においてサージタンクの内壁面に開口して
いるので、還流路からサージタンク内へ導入されたブロ
ーバイガスは、サージタンクの内壁面に沿って旋回する
吸気に乗り吸気管側へ旋回しても、その吸気と共に円筒
部の外面によりサージタンクの中央部分へ向かって案内
されるので、円筒部内へ、従って、吸気管内へブローバ
イガスが逆流することを容易に防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の各実施
形態例について、同等部分にはそれぞれ同一符号を付け
て説明する。
【0008】図1において、エンジンの吸気管1にスロ
ットルバルブ2及び周知のアイドル・スピード・コント
ロール(ISC)装置3が設置され、ISC装置3内に
ISCバルブ4が設けられている。
【0009】吸気管1の下流端部に形成されたフランジ
5には、筒状体6のフランジ7とサージタンク8のフラ
ンジ9とが、図示しない薄いガスケットをそれぞれの間
に挟んで図示しないボルトにより共締めされており、吸
気管1と筒状体6における円筒部10との内径がそれぞ
れ一致していて、吸気管1に円筒部10が連続している
と共に、筒状体6の円筒部10がサージタンク8内へ突
出し、かつ、サージタンク8の吸気管1側内壁面が吸気
管1と逆側への傾斜面8´を形成している。
【0010】また、サージタンク8の周壁面には、円筒
部10の後端10´よりも吸気の下流側で、かつ、円筒
部10の外方においてブローバイガスの還流路11が開
口している一方、吸気管1と対向するサージタンク8の
後壁面12には、それぞれ吸気管1と平行な複数のイン
レットマニホールド13が接続されている。
【0011】上記装置において、エンジンの吸気は、吸
気管1から筒状体6の円筒部10を経て矢印Aのように
サージタンク8内へ流出すると、サージタンク8の後壁
面12及び周壁面に沿って矢印Bのように吸気管1側へ
旋回しても、吸気管1の近傍にまで達すると、サージタ
ンク8の傾斜面8´とサージタンク8内へ突出した円筒
部10の外面との協同作用により、矢印Cのように強く
反転させられ、円筒部10の外面に沿うようにサージタ
ンク8の中央部分へ向かって案内されることとなるた
め、反転した吸気が円筒部10内へ逆流することを容易
に抑制することができる。
【0012】一方、ブローバイガスの還流路11が、円
筒部10の後端10´よりも吸気の下流側で、かつ、円
筒部10の外方においてサージタンク8の周壁面に開口
しているので、還流路11からサージタンク8内へ導入
されたブローバイガスは、矢印Bの吸気流に乗って吸気
管1側へ旋回しても、サージタンク8の傾斜面8´とサ
ージタンク8内へ突出した円筒部10の外面との協同作
用により、やはり矢印Cのように反転して、上記吸気流
と共にサージタンク8の中央部分へ向かって案内される
ので、反転したブローバイガスが円筒部10内へ、従っ
て、吸気管1内へ逆流することを容易に防止することが
できる。
【0013】その結果、ブローバイガスに含まれる油分
が吸気管1内へ流れて、スロットルバルブ2やISCバ
ルブ4に付着し、各バルブ2、4の機能が損なわれるお
それを確実に解消させることができ、しかも、吸気管1
に連続する円筒部10の内径に対してサージタンク8の
内径を容易に大きく設定することができるため、サージ
タンク8としての本来の機能を十分に発揮させることが
可能となる。
【0014】また、矢印Bで示された吸気の旋回流と、
サージタンク8の傾斜面8´及びサージタンク8内へ突
出した円筒部10の外面により強化された矢印Cの反転
流とによって、吸気とブローバイガスとをサージタンク
8内で十分に混合させ、各インレットマニホールド13
を経て図示しない各エンジンシリンダへそれぞれ均等に
送給することができるので、エンジンの運転を安定化さ
せることができる長所がある。
【0015】さらに、筒状体6は、吸気管1の下流端部
フランジ5とサージタンク8のフランジ9との間にフラ
ンジ7を挟み込んで、ボルトにより共締めすればよいた
め、従来のエンジンにも容易に筒状体6を組み込むこと
ができる実用的な利点がある。
【0016】なお、上記実施形態例においては、吸気管
1のフランジ5とサージタンク8のフランジ9との間に
筒状体6のフランジ7が挟持されているが、図2に示さ
れているように、吸気管1に円筒部10を一体的に形成
して、両フランジ5、9を連結することにより、円筒部
10がサージタンク8内へ突出するようにし、あるい
は、図3に示されているように、サージタンク8に円筒
部10を一体的に形成して、両フランジ5、9を連結す
ることにより、吸気管1に連続して円筒部10がサージ
タンク8内へ突出するようにしても、それぞれ上記実施
形態例と同等の作用効果を奏することができ、また、図
4に例示されているように、上記各実施形態例における
サージタンク8の吸気管1側内壁面20を吸気管1の軸
線と略垂直に形成させても、その内壁面20と円筒部1
0の外面との協同作用により、吸気及びブローバイガス
が矢印Dのように反転させられて、サージタンク8の中
央部分へ案内されるので、上記各実施形態例と同様な作
用効果を奏することができるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明にかかるブローバイガス逆流防止
装置にあっては、吸気管に連続してまたは吸気管と一体
的に形成されサージタンク内へ突出する円筒部が設けら
れ、吸気管から円筒部を経てサージタンク内へ流出した
吸気が円筒部内へ逆流することを容易に抑制することが
できる一方、ブローバイガスの還流路が円筒部の後端よ
りも吸気の下流側で、かつ、円筒部の外方においてサー
ジタンクの内壁面に開口していて、還流路からサージタ
ンク内へ導入されたブローバイガスがサージタンクの内
壁面に沿って旋回する吸気に乗り吸気管側へ旋回して
も、ブローバイガスが円筒部内へ、従って、吸気管内へ
逆流することを容易に防止することができるので、吸気
管内のスロットルバルブ等にブローバイガス中の油分が
付着してそれらの機能が損なわれるおそれを確実に解消
させることができ、しかも、吸気管に連続する円筒部の
内径に対してサージタンクの内径を容易に大きく設定す
ることができるため、サージタンクとしての本来の機能
を十分に発揮させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略縦断面図。
【図2】本発明の他の実施形態例における要部縦断面
図。
【図3】本発明の他の実施形態例における要部縦断面
図。
【図4】本発明の他の実施形態例における要部縦断面
図。
【符号の説明】
1 吸気管 2 スロットルバルブ 4 ISCバルブ 6 筒状体 8 サージタンク 10 円筒部 11 ブローバイガス還流路 13 インレットマニホールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝野 達也 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 高崎 伸二 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 伊藤 直人 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 藤木 正人 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 井上 誠一 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 渡辺 正人 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 吉岡 敦 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 西澤 弘之 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 近江 良浩 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 深見 吉成 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 渡辺 一彦 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 荒木 勝則 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 梅村 利昭 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 鈴木 秀彦 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3G015 AA07 BD13 CA16 DA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気管に接続されるサージタ
    ンクと、上記吸気管に連続してまたは上記吸気管と一体
    的に形成され上記サージタンク内へ突出する円筒部と、
    上記円筒部の後端よりも吸気の下流側で上記円筒部の外
    方において上記サージタンクの内壁面に開口するブロー
    バイガスの還流路とを有するブローバイガス逆流防止装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記サージタンクの
    上記吸気管側内壁面が上記吸気管と逆側へ傾斜したブロ
    ーバイガス逆流防止装置。
JP2001309576A 2001-10-05 2001-10-05 ブローバイガス逆流防止装置 Pending JP2003120446A (ja)

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Cited By (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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