JP6651345B2 - インテークマニホールド及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、インテークマニホールド及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部を備えるインテークマニホールド及びその製造方法に関する。
従来のインテークマニホールドとして、例えば、図11に示されるように、サージタンク102と、サージタンク102に一端側が接続されて複数並設される吸気管103と、吸気管103内にガスを供給するためのPCV通路部104a及びEGR通路部104bと、が設けられたマニホールド本体105を備えるインテークマニホールド101が知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、PCV通路部104a及びEGR通路部104bは、サージタンク102に隣接する位置で吸気管103の並設方向に沿って設けられている。さらに、マニホールド本体105には、サージタンク102の内部空間とPCV通路部104a及びEGR通路部104bの各内部空間とを仕切る中間壁116が形成されている。
特開2013−151906号公報
近年、複数の樹脂製の分割体を振動溶着等により接合してインテークマニホールドを製造する技術が提案されている。しかし、上記従来のインテークマニホールド101では、湾曲した吸気管103が中間壁116を覆っているので、複数の分割体を備えるマニホールド本体105を採用すると、中間壁116に対して溶着治具で十分な押圧力を加えることが困難となり、中間壁116で溶着不良を引き起こしてしまう恐れがある。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、ガス供給通路部を形成する中間壁の溶着不良を抑制して第1分割体及び第2分割体を接合することができるインテークマニホールド及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、サージタンクと、前記サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管と、前記吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部と、が設けられたマニホールド本体を備え、前記ガス供給通路部は、前記サージタンクに隣接する位置で前記吸気管の並設方向に沿って設けられているインテークマニホールドであって、前記マニホールド本体は、第1分割体と、前記第1分割体に対して所定の突合せ方向に突き合わされた状態で接合されている第2分割体と、を備え、前記第1分割体及び前記第2分割体のうちの少なくとも一方の分割体には、前記サージタンクの内部空間と前記ガス供給通路部の内部空間とを仕切る中間壁が設けられており、前記中間壁は、前記突合せ方向に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されており、前記第1分割体の外表面には、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置に、前記第1分割体と前記第2分割体とを接合する際に両者を突き合わせた状態で互いに前記突合せ方向に加圧するための溶着治具で押圧可能な押圧面が形成されており、前記ガス供給通路部は、第1ガス供給通路部と、前記第1ガス供給通路部の前記サージタンクと反対側に隣接して配置される第2ガス供給通路部と、を備え、前記第1分割体の前記第2ガス供給通路部を形成する部分の外表面には、前記溶着治具で押圧可能な外側押圧面が形成されていることを要旨とする。
上記問題を解決するために、請求項2に記載の発明は、サージタンクと、前記サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管と、前記吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部と、が設けられたマニホールド本体を備え、前記ガス供給通路部は、前記サージタンクに隣接する位置で前記吸気管の並設方向に沿って設けられているインテークマニホールドであって、前記マニホールド本体は、第1分割体と、前記第1分割体に対して所定の突合せ方向に突き合わされた状態で接合されている第2分割体と、を備え、前記第1分割体及び前記第2分割体のうちの少なくとも一方の分割体には、前記サージタンクの内部空間と前記ガス供給通路部の内部空間とを仕切る中間壁が設けられており、前記中間壁は、前記突合せ方向に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されており、前記第1分割体の外表面には、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置に、前記第1分割体と前記第2分割体とを接合する際に両者を突き合わせた状態で互いに前記突合せ方向に加圧するための溶着治具で押圧可能な押圧面が形成されており、前記第1分割体は、ベース部材と、前記ベース部材に対して前記突合せ方向に突き合わされた状態で接合されているカバー部材と、を備え、前記ベース部材と前記カバー部材とは、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置で接合されており、前記押圧面は、前記カバー部材の外表面上に形成されていることを要旨とする。
上記問題を解決するために、請求項3に記載の発明は、サージタンクと、前記サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管と、前記吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部と、が設けられたマニホールド本体を備え、前記ガス供給通路部は、前記サージタンクに隣接する位置で前記吸気管の並設方向に沿って設けられているインテークマニホールドであって、前記マニホールド本体は、第1分割体と、前記第1分割体に対して所定の突合せ方向に突き合わされた状態で接合されている第2分割体と、を備え、前記第1分割体及び前記第2分割体のうちの少なくとも一方の分割体には、前記サージタンクの内部空間と前記ガス供給通路部の内部空間とを仕切る中間壁が設けられており、前記中間壁は、前記突合せ方向に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されており、前記第1分割体の外表面には、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置に、前記第1分割体と前記第2分割体とを接合する際に両者を突き合わせた状態で互いに前記突合せ方向に加圧するための溶着治具で押圧可能な押圧面が形成されており、前記第1分割体には、前記中間壁である第1中間壁と、前記第1中間壁の基端部から前記突合せ方向に延長される延長壁と、が設けられており、前記押圧面は、前記延長壁の先端側に形成されていることを要旨とする。
上記問題を解決するために、請求項4に記載の発明は、サージタンクと、前記サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管と、前記吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部と、が設けられたマニホールド本体を備え、前記ガス供給通路部は、前記サージタンクに隣接する位置で前記吸気管の並設方向に沿って設けられているインテークマニホールドであって、前記マニホールド本体は、第1分割体と、前記第1分割体に対して所定の突合せ方向に突き合わされた状態で接合されている第2分割体と、を備え、前記第1分割体及び前記第2分割体のうちの少なくとも一方の分割体には、前記サージタンクの内部空間と前記ガス供給通路部の内部空間とを仕切る中間壁が設けられており、前記中間壁は、前記突合せ方向に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されており、前記第1分割体の外表面には、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置に、前記第1分割体と前記第2分割体とを接合する際に両者を突き合わせた状態で互いに前記突合せ方向に加圧するための溶着治具で押圧可能な押圧面が形成されており、前記吸気管は、前記サージタンクを囲むように湾曲して設けられており、前記第1分割体は、前記吸気管の上流側を形成しており、前記第2分割体は、前記吸気管の下流側を形成していることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記押圧面は、前記吸気管の並設方向に長尺状で且つ前記突合せ方向に直交する平面状に形成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発明において、前記第1分割体には、前記中間壁である第1中間壁が設けられており、前記第2分割体には、前記中間壁である第2中間壁が設けられており、前記第1中間壁の先端側と前記第2中間壁の先端側とが接合されていることを要旨とする。
上記問題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれか一項に記載のインテークマニホールドの製造方法であって、前記第1分割体と前記第2分割体とを突き合わせた状態で、前記押圧面を前記溶着治具で押圧して前記第1分割体及び前記第2分割体を互いに前記突合せ方向に加圧する加圧工程と、前記加圧工程による加圧状態で、前記第1分割体と前記第2分割体とを振動溶着により接合する接合工程と、を備えることを要旨とする。
本発明のインテークマニホールドによると、マニホールド本体は、第1分割体と、第1分割体に対して所定の突合せ方向に突き合わされた状態で接合されている第2分割体と、を備える。そして、第1分割体及び第2分割体のうちの少なくとも一方の分割体には、サージタンクの内部空間とガス供給通路部の内部空間とを仕切る中間壁が設けられており、中間壁は、突合せ方向に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されている。さらに、第1分割体の外表面には、突合せ方向からみて中間壁と重なる位置に、第1分割体と第2分割体とを接合する際に両者を突き合わせた状態で互いに前記突合せ方向に加圧するための溶着治具で押圧可能な押圧面が形成されている。これにより、第1分割体と第2分割体とを突き合わせた状態で押圧面を溶着治具で押圧することで、中間壁の先端側が他方の分割体に対して強い押圧力で突合せ方向に押圧される。この押圧状態で第1分割体と第2分割体とを溶着して接合することで、ガス供給通路部を形成する中間壁の溶着不良を抑制して第1及び第2分割体を接合することができる。
また、前記ガス供給通路部が、第1ガス供給通路部と、第2ガス供給通路部と、を備え、前記第1分割体の前記第2ガス供給通路部を形成する部分の外表面に、前記溶着治具で押圧可能な外側押圧面が形成されている場合は、第1分割体と第2分割体とを接合する際に押圧面とともに外側押圧面を溶着治具で押圧することで、中間壁の先端側が他方の分割体に対して更に強い押圧力で押圧される。よって、中間壁の溶着不良をより確実に抑制できる。
また、前記第1分割体が、ベース部材と、カバー部材と、を備え、前記ベース部材と前記カバー部材とが、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置で接合されており、前記押圧面が、前記カバー部材の外表面上に形成されている場合は、ベース部材とカバー部材とを接合する際に押圧面を利用して溶着治具で両者を突合せ方向に加圧できる。
また、前記第1分割体に、第1中間壁と、延長壁と、が設けられており、前記押圧面が、前記延長壁の先端側に形成されている場合は、押圧面を溶着治具で押圧することで、延長壁を介して第1中間壁の先端側が他方の分割体に対して強い押圧力で押圧される。
また、前記押圧面が、前記吸気管の並設方向に長尺状で且つ前記突合せ方向に直交する平面状に形成されている場合は、押圧面を溶着治具で強く且つ確実に押圧できる。
また、前記第1分割体に、第1中間壁が設けられており、前記第2分割体に、第2中間壁が設けられており、前記第1中間壁の先端側と前記第2中間壁の先端側とが接合されている場合は、溶着(特に、振動溶着)に適した高さを有する第1及び第2中間壁を採用できる。
また、前記吸気管が、前記サージタンクを囲むように湾曲して設けられており、前記第1分割体が、前記吸気管の上流側を形成しており、前記第2分割体が、前記吸気管の下流側を形成している場合は、吸気管のロングポート化及びマニホールド本体の小型化を図り得るとともに、そのようなインテークマニホールドであっても中間壁の溶着不良を抑制できる。
本発明のインテークマニホールドの製造方法によると、第1分割体と第2分割体とを突き合わせた状態で、押圧面を溶着治具で押圧して第1分割体及び第2分割体を互いに突合せ方向に加圧する加圧工程と、加圧工程による加圧状態で、第1分割体と第2分割体とを振動溶着により接合する接合工程と、を備える。これにより、ガス供給通路部を形成する中間壁の溶着不良を抑制して第1及び第2分割体を接合することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るインテークマニホールドの斜視図である。 実施例に係る第2分割体の斜視図である。 上記インテークマニホールドの平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図4の要部拡大図である。 実施例に係る押圧面及び外側押圧面を説明するための説明図であり、(a)は図3の要部拡大図を示し、(b)は(a)の横断面図を示す。模式図である。 上記インテークマニホールドの分解斜視図である。 上記インテークマニホールドの製造方法を説明するための説明図であり、(a)は第1分割体の分解状態を示し、(b)は第2分割体の分解状態を示す。 上記インテークマニホールドの製造方法を説明するための説明図である。 他の形態に係るインテークマニホールドを説明するための説明であり、(a)は第1分割体のみに中間壁が設けられている形態を示し、(b)は第2分割体のみに中間壁が設けられている形態を示す。 従来のインテークマニホールドの縦断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<インテークマニホールド>
本実施形態に係るインテークマニホールドは、サージタンク(2)と、サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管(3)と、吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部(4)と、が設けられたマニホールド本体(5)を備え、ガス供給通路部は、サージタンクに隣接する位置で吸気管の並設方向(P)に沿って設けられているインテークマニホールド(1)である(例えば、図1〜図4等参照)。そして、マニホールド本体(5)は、第1分割体(11)と、第1分割体に対して所定の突合せ方向(Q)に突き合わされた状態で接合されている第2分割体(12)と、を備える。また、第1分割体(11)及び第2分割体(12)のうちの少なくとも一方の分割体には、サージタンク(2)の内部空間とガス供給通路部(4)の内部空間とを仕切る中間壁(16、20)が設けられており、中間壁は、突合せ方向(Q)に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されている(例えば、図5及び図10等参照)。さらに、第1分割体(11)の外表面には、突合せ方向(Q)からみて中間壁(16、20)と重なる位置に、第1分割体(11)と第2分割体(12)とを接合する際に両者(11、12)を突き合わせた状態で互いに突合せ方向(Q)に加圧するための溶着治具(40)で押圧可能な押圧面(25)が形成されている(例えば、図5及び図6等参照)。
本実施形態に係るインテークマニホールドとしては、例えば、上記ガス供給通路部(4)は、第1ガス供給通路部(4a)と、第1ガス供給通路部のサージタンク(2)と反対側に隣接して配置される第2ガス供給通路部(4b)と、を備え、第1分割体(11)の第2ガス供給通路部(4b)を形成する部分の外表面には、溶着治具(40)で押圧可能な外側押圧面(26)が形成されている(例えば、図5及び図6等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係るインテークマニホールドとしては、例えば、上記第1分割体(11)は、ベース部材(31)と、ベース部材に対して突合せ方向(Q)に突き合わされた状態で接合されているカバー部材(32)と、を備え、ベース部材とカバー部材とは、突合せ方向からみて中間壁(16、20)と重なる位置で接合されており、押圧面(25)は、カバー部材(32)の外表面上に形成されている形態(例えば、図8(a)等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係るインテークマニホールドとしては、例えば、上記第1分割体(11)には、中間壁である第1中間壁(16)と、第1中間壁の基端部から突合せ方向(Q)に延長される延長壁(17)と、が設けられており、押圧面(25)は、延長壁の先端側に形成されている形態(例えば、図5等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係るインテークマニホールドとしては、例えば、上記押圧面(25、26)は、吸気管の並設方向(P)に長尺状で且つ突合せ方向(Q)に直交する平面状に形成されている形態(例えば、図5及び図6等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係るインテークマニホールドとしては、例えば、上記第1分割体(11)には、中間壁である第1中間壁(16)が設けられており、第2分割体(12)には、中間壁である第2中間壁(20)が設けられており、第1中間壁(16)の先端側と第2中間壁(20)の先端側とが接合されている形態(例えば、図5等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係るインテークマニホールドとしては、例えば、上記吸気管(3)は、サージタンク(2)を囲むように湾曲して設けられており、第1分割体(11)は、吸気管の上流側を形成しており、第2分割体(12)は、吸気管の下流側を形成している形態(例えば、図4等参照)を挙げることができる。
<インテークマニホールドの製造方法>
本実施形態に係るインテークマニホールドの製造方法は、上述の実施形態に係るインテークマニホールド(1)の製造方法であって、第1分割体(11)と第2分割体(12)とを突き合わせた状態で、押圧面(25)を溶着治具(40)で押圧して第1分割体及び第2分割体を互いに突合せ方向に加圧する加圧工程と、加圧工程による加圧状態で、第1分割体(11)と第2分割体(12)とを振動溶着により接合する接合工程と、を備える(例えば、図8及び図9等参照)。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、本発明に係る「インテークマニホールド」として、直列3気筒の内燃機関で使用されるインテークマニホールドを例示する。
(1)インテークマニホールドの構成
本実施例に係るインテークマニホールド1は、図1〜図4に示すように、サージタンク2、吸気管3及びガス供給通路部4が設けられたマニホールド本体5を備えている。このサージタンク2は、送り口2aから送られる空気を一時的に貯留するためのタンクである。また、吸気管3は、サージタンク2に一端側が接続されて複数(図中3つ)並設されている。これら各吸気管3は、サージタンク2を囲むように略C字状に湾曲して形成されている(図4参照)。さらに、各吸気管3の他端側には、図示しない内燃機関の吸気ポート側に締結されるフランジ6が設けられている。
上記ガス供給通路部4は、吸気管3内にガスを供給するための通路部であり、サージタンク2に隣接する位置で吸気管の並設方向Pに沿って設けられている。このガス供給通路部4は、PCV通路部4a(本発明に係る「第1ガス供給通路部」として例示する。)と、PCV通路部4aのサージタンク2と反対側に隣接して配置されるEGR通路部4b(本発明に係る「第2ガス供給通路部」として例示する。)と、を備えている。
上記PCV( Positive Crankcase Ventilation )通路部4aは、内燃機関のピストンとシリンダと間隙からクランクケースに漏出するブローバイガスを燃焼させるために、ブローバイガスを内燃機関の吸気ポートに還流させるための通路である。このPCV通路部4aの一端側には、内燃機関のクランクケースやシリンダヘッドカバー等に連絡される流入口8が設けられている。また、EGR( Exhaust Gas Recirculation )通路部4bは、内燃機関から排気された排気ガス中の窒素酸化物の低減等のために、排気ガスを内燃機関の吸気ポートに還流させるための通路である。このEGR通路部4bの一端側には、内燃機関の排気ポートやエキゾーストマニホールド等に連絡される流入口9が設けられている。そして、各吸気管3の管壁には、PCV通路部4aに連なるブローバイガス導入口10aとEGR通路部4bに連なる排気ガス導入口10bとが形成されている(図2参照)。このブローバイガス導入口10aは、排気ガス導入口10bより吸気管3内の空気の流れ方向の上流側に配置されている。
上記マニホールド本体5は、図4に示すように、樹脂製の第1分割体11と、第1分割体11に対して所定の突合せ方向Q(以下、「分割体の突合せ方向Q」とも記載する。)に突き合わされた状態で接合されている樹脂製の第2分割体12と、を備えている(図7参照)。この第1分割体11は、サージタンク2の一部と、吸気管3の一部(具体的に、一端側がサージタンク2に接続された吸気管3の上流側)と、ガス供給通路部4の一部と、を形成している。また、第2分割体12は、サージタンク2の他の一部と、吸気管3の他の一部(具体的に、一端側が吸気管3の上流側の他端側に接続された吸気管3の下流側)と、ガス供給通路部4の他の一部と、を形成している。そして、第1及び第2分割体11、12の各突合せ端側の外周側が接合されている。
上記第1分割体11には、図4及び図5に示すように、サージタンク2の内部空間とPCV通路部4aの内部空間とを仕切る第1中間壁16(本発明に係る「中間壁」として例示する。)が設けられている。この第1中間壁16は、吸気管の並設方向Pに沿って延びているとともに、分割体の突合せ方向Qに沿って延びている。また、第1分割体11には、第1中間壁16の基端部から突合せ方向Q(具体的に、第1中間壁16の基端部から先端側と反対側に向かう方向)に延長される延長壁17が設けられている。この延長壁17の先端面には、後述する押圧面25が形成されている。また、延長壁17は、吸気管3の上流側の一端側を形成している。さらに、第1分割体11には、PCV通路部4aの内部空間とEGR通路部4bの内部空間とを仕切る第1外側中間壁18が設けられている。この第1外側中間壁18は、吸気管の並設方向Pに沿って延びているとともに、分割体の突合せ方向Qに沿って延びている。
上記第2分割体12には、サージタンク2の内部空間とPCV通路部4bの内部空間とを仕切る第2中間壁20(本発明に係る「中間壁」として例示する。)が設けられている。この第2中間壁20は、吸気管の並設方向Pに沿って延びているとともに、分割体の突合せ方向Qに沿って延びている。そして、第1中間壁16の先端側と第2中間壁20の先端側とが溶着部21で接合されている。また、第2分割体12には、PCV通路部4aの内部空間とEGR通路部4bの内部空間とを仕切る第2外側中間壁22が設けられている。この第2外側中間壁22は、吸気管の並設方向Pに沿って延びているとともに、分割体の突合せ方向Qに沿って延びている。そして、第1外側中間壁18の先端側と第2外側中間壁22の先端側とが溶着部23で接合されている。
上記第1分割体11の外表面には、図5及び図6に示すように、分割体の突合せ方向Qからみて第1中間壁16と重なる位置(すなわち、第1中間壁16の突合せ方向Qの延長上の位置)に、第1分割体11と第2分割体12とを接合する際に用いられる溶着治具40で押圧可能な押圧面25(図6(a)中に塗り潰し部分で示す。)が形成されている。この溶着治具40は、第1分割体11と第2分割体12とを接合(溶着)する際に両者11、12を互いに突合せ方向Qに加圧するための治具である。また、押圧面25は、吸気管の並設方向Pに長尺状に形成されている。また、押圧面25は、分割体の突合せ方向Qと直交する平面状に形成されている。さらに、押圧面25の外周縁には、溶着治具40の位置決めのための突起25aが形成されている。
上記第1分割体11のEGR通路部4bを形成する部分の外表面には、溶着治具40で押圧可能な外側押圧面26(図6(a)中に塗り潰し部分で示す。)が形成されている。この外側押圧面26は、吸気管の並設方向Pに長尺状に形成されている。また、外側押圧面26は、分割体の突合せ方向Qと直交する平面状に形成されている。さらに、外側押圧面26は、分割体の突合せ方向Qからみて第1外側中間壁18及びEGR通路部4bの内部空間と重なる位置に配置されている。
上記第1分割体11は、図4及び図8(a)に示すように、ベース部材31と、ベース部材31に対して分割体の突合せ方向Qに突き合わされた状態で接合されているカバー部材32と、を備えている。このベース部材31は、サージタンク2の一部及びガス供給通路部4の一部とともに、吸気管3の上流側の湾曲内側を形成している。また、カバー部材32は、吸気管3の上流側の湾曲外側を形成している。また、カバー部材32の外縁表面上には、上述の押圧面25が形成されている。また、ベース部材31の外表面には、上述の外側押圧面26が形成されている。そして、ベース部材31とカバー部材32との一部は、分割体の突合せ方向Qからみて第1中間壁16と重なる位置で接合されている。
上記第2分割体12は、図4及び図8(b)に示すように、ベース部材34と、ベース部材34に対して分割体の突合せ方向Qに突き合わされた状態で接合されているカバー部材35と、を備えている。このベース部材34は、サージタンク2の一部及びガス供給通路部4の一部とともに、吸気管3の下流側の湾曲内側を形成している。また、カバー部材35は、吸気管3の下流側の湾曲外側を形成している。
(2)インテークマニホールドの製造方法
次に、上記構成のインテークマニホールド1の製造方法について説明する。図8(a)に示すように、ベース部材31とカバー部材32とを突合せ方向Qに突き合わせて溶着治具で加圧して振動溶着により接合することで、第1分割体11が得られる。このベース部材31とカバー部材32との加圧状態では、カバー部材32の押圧面25が溶着治具で押圧される。また、図8(b)に示すように、ベース部材34とカバー部材35とを突合せ方向Qに突き合わせて溶着治具で加圧して振動溶着により接合することで、第2分割体12が得られる。
そして、図9に示すように、第1分割体11と第2分割体12とを突合せ方向Qに突き合わせた状態で、押圧面25及び外側押圧面26を溶着治具40で押圧して第1分割体11及び第2分割体12を互いに突合せ方向Qに加圧する(図5参照)。この加圧状態では、第1中間壁16の先端側が第2中間壁20の先端側に対して適切な押圧力で押圧されているとともに、第1外側中間壁18の先端側が第2外側中間壁22の先端側に対して適切な押圧力で押圧される。そして、上記加圧状態において、第1分割体11と第2分割体12とを振動溶着により接合することで、インテークマニホールド1が得られる。
なお、上記構成のインテークマニホールド1では、内燃機関の稼働時に、PCV通路部4aに送られるブローバイガスが各吸気管3内に導入されるとともに、EGR通路部4bに送られる排気ガスが各吸気管3内に導入される。そして、各吸気管3内に導入されたブローバイガス及び排気ガスは、外部からサージタンク2を介して各吸気管3内に送られる空気とともに内燃機関の吸気ポートに供給される。
(3)実施例の効果
本実施例のインテークマニホールド1によると、マニホールド本体5は、第1分割体11と、第1分割体11に対して所定の突合せ方向Qに突き合わされた状態で接合されている第2分割体12と、を備える。そして、第1分割体11には、サージタンク2の内部空間とガス供給通路部4の内部空間とを仕切る第1中間壁16が設けられており、第2分割体12には、サージタンク2の内部空間とガス供給通路部4の内部空間とを仕切る第2中間壁20が設けられており、第1中間壁16及び第2中間壁20は、突合せ方向Qに沿って延びており、第1中間壁11の先端側と第2中間壁12の先端側とが接合されている。さらに、第1分割体11の外表面には、突合せ方向Qからみて第1中間壁16と重なる位置に、第1分割体11と第2分割体12とを接合する際に両者11、12を突き合わせた状態で互いに突合せ方向Qに加圧するための溶着治具40で押圧可能な押圧面25が形成されている。これにより、第1分割体11と第2分割体12とを突き合わせた状態で押圧面25を溶着治具40で押圧することで、第1中間壁16の先端側が第2中間壁20の先端側に対して強い押圧力で突合せ方向Qに押圧される。この押圧状態で第1分割体11と第2分割体12とを溶着により接合することで、ガス供給通路部4を形成する第1及び第2中間壁16、20の溶着不良を抑制して第1及び第2分割体11、12を接合することができる。さらに、溶着(特に、振動溶着)に適した高さを有する第1及び第2中間壁16、20を採用できる。
また、本実施例では、ガス供給通路部4は、PCV通路部4aと、EGR通路部4bと、を備え、第1分割体11のEGR通路部4bを形成する部分の外表面に、溶着治具40で押圧可能な外側押圧面26が形成されている。これにより、第1分割体11と第2分割体12とを接合する際に押圧面25とともに外側押圧面26を溶着治具40で押圧することで、第1中間壁16の先端側が第2分割体20の先端側に対して更に強い押圧力で押圧される。よって、第1及び第2中間壁16、20の溶着不良をより確実に抑制できる。
また、本実施例では、第1分割体11は、ベース部材31と、カバー部材32と、を備え、ベース部材31とカバー部材32とは、突合せ方向Qからみて第1中間壁16と重なる位置で接合されており、押圧面25は、カバー部材32の外表面上に形成されている。これにより、ベース部材31とカバー部材32とを接合する際に押圧面25を利用して溶着治具で両者31、32を突合せ方向Qに加圧できる。
また、本実施例では、第1分割体11には、第1中間壁16と、延長壁17と、が設けられており、押圧面25は、延長壁17の先端側に形成されている。これにより、押圧面25を溶着治具40で押圧することで、延長壁17を介して第1中間壁16の先端側が第2中間壁20の先端側に対して強い押圧力で押圧される。
また、本実施例では、押圧面25は、吸気管の並設方向Pに長尺状で且つ突合せ方向Qに直交する平面状に形成されている。これにより、押圧面25を溶着治具40で強く且つ確実に押圧できる。
さらに、本実施例では、吸気管3は、サージタンク2を囲むように湾曲して設けられており、第1分割体11は、吸気管3の上流側を形成しており、第2分割体12は、吸気管3の下流側を形成している。これにより、吸気管3のロングポート化及びマニホールド本体5の小型化を図り得るとともに、そのようなインテークマニホールド1であっても第1及び第2中間壁16、20の溶着不良を抑制できる。
本実施例のインテークマニホールド1の製造方法によると、第1分割体11と第2分割体12とを突き合わせた状態で、押圧面25を溶着治具40で押圧して第1分割体11及び第2分割体12を互いに突合せ方向Qに加圧する加圧工程と、加圧工程による加圧状態で、第1分割体11と第2分割体12とを振動溶着により接合する接合工程と、を備える。これにより、ガス供給通路部4を形成する第1及び第2中間壁16、40の溶着不良を抑制して第1及び第2分割体11、12を接合することができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例の中間壁16、20の形状、大きさ、配置場所等は適宜選択される。また、上記実施例の押圧面25、26の形状、大きさ、配置場所等は、溶着治具40により適切な押圧力で押圧できる限りにおいて適宜選択される。
また、上記実施例では、第1分割体11の第1中間壁16と第2分割体12の第2中間壁20とで中間壁を構成するようにしたが、これに限定されず、例えば、第1分割体11の第1中間壁16のみで中間壁を構成したり(図10(a)参照)、第2分割体12の第2中間壁20のみで中間壁を構成したり(図10(b)参照)してもよい。
また、上記実施例では、分割体の突合せ方向Qに直交する平面状の押圧面25を例示したが、これに限定されず、例えば、曲面状の押圧面としたり、分割体の突合せ方向Qに対して傾斜して交差する平面状の押圧面としたりしてもよい。
また、上記実施例では、吸気管3内にブローバイガスや排気ガスを供給するガス供給通路部4を例示したが、これに限定されず、例えば、吸気管3内に燃料蒸気を供給するガス供給通路部としてもよい。また、上記実施例では、2つのガス供給通路部4a、4bを備える形態を例示したが、これに限定されず、例えば、1つ又は3以上のガス供給通路部を備える形態としてもよい。
また、上記実施例では、ベース部材31、34とカバー部材32、35とを接合してなる分割体11、12を例示したが、これに限定されず、例えば、一体形成される分割体を採用してもよい。また、上記実施例では、押圧面25が形成された第1分割体11で吸気管3の上流側を形成するようにしたが、これに限定されず、例えば、押圧面25が形成された第1分割体11で吸気管3の下流側を形成するようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、第1及び第2分割体11、12の溶着形態として振動溶着を例示したが、これに限定されず、例えば、レーザ溶着、超音波溶着、熱溶着、誘導溶着等を採用してもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の車両などで使用される内燃機関の吸気ポートに吸気を導くインテークマニホールドに関する技術として広く利用される。
1;インテークマニホールド、2;サージタンク、3;吸気管、4;ガス供給通路部、4a;PCV通路部、4b;EGR通路部、5;マニホールド本体、11;第1分割体、12;第2分割体、16;第1中間壁、17;延長壁、20;第2中間壁、25;押圧面、26;外側押圧面、31;ベース部材、32、カバー部材、40;溶着治具、P;吸気管の並設方向、Q;分割体の突合せ方向。

Claims (7)

  1. サージタンクと、前記サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管と、前記吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部と、が設けられたマニホールド本体を備え、前記ガス供給通路部は、前記サージタンクに隣接する位置で前記吸気管の並設方向に沿って設けられているインテークマニホールドであって、
    前記マニホールド本体は、第1分割体と、前記第1分割体に対して所定の突合せ方向に突き合わされた状態で接合されている第2分割体と、を備え、
    前記第1分割体及び前記第2分割体のうちの少なくとも一方の分割体には、前記サージタンクの内部空間と前記ガス供給通路部の内部空間とを仕切る中間壁が設けられており、
    前記中間壁は、前記突合せ方向に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されており、
    前記第1分割体の外表面には、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置に、前記第1分割体と前記第2分割体とを接合する際に両者を突き合わせた状態で互いに前記突合せ方向に加圧するための溶着治具で押圧可能な押圧面が形成されており、
    前記ガス供給通路部は、第1ガス供給通路部と、前記第1ガス供給通路部の前記サージタンクと反対側に隣接して配置される第2ガス供給通路部と、を備え、
    前記第1分割体の前記第2ガス供給通路部を形成する部分の外表面には、前記溶着治具で押圧可能な外側押圧面が形成されていることを特徴とするインテークマニホールド。
  2. サージタンクと、前記サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管と、前記吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部と、が設けられたマニホールド本体を備え、前記ガス供給通路部は、前記サージタンクに隣接する位置で前記吸気管の並設方向に沿って設けられているインテークマニホールドであって、
    前記マニホールド本体は、第1分割体と、前記第1分割体に対して所定の突合せ方向に突き合わされた状態で接合されている第2分割体と、を備え、
    前記第1分割体及び前記第2分割体のうちの少なくとも一方の分割体には、前記サージタンクの内部空間と前記ガス供給通路部の内部空間とを仕切る中間壁が設けられており、
    前記中間壁は、前記突合せ方向に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されており、
    前記第1分割体の外表面には、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置に、前記第1分割体と前記第2分割体とを接合する際に両者を突き合わせた状態で互いに前記突合せ方向に加圧するための溶着治具で押圧可能な押圧面が形成されており、
    前記第1分割体は、ベース部材と、前記ベース部材に対して前記突合せ方向に突き合わされた状態で接合されているカバー部材と、を備え、
    前記ベース部材と前記カバー部材とは、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置で接合されており、
    前記押圧面は、前記カバー部材の外表面上に形成されていることを特徴とするインテークマニホールド。
  3. サージタンクと、前記サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管と、前記吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部と、が設けられたマニホールド本体を備え、前記ガス供給通路部は、前記サージタンクに隣接する位置で前記吸気管の並設方向に沿って設けられているインテークマニホールドであって、
    前記マニホールド本体は、第1分割体と、前記第1分割体に対して所定の突合せ方向に突き合わされた状態で接合されている第2分割体と、を備え、
    前記第1分割体及び前記第2分割体のうちの少なくとも一方の分割体には、前記サージタンクの内部空間と前記ガス供給通路部の内部空間とを仕切る中間壁が設けられており、
    前記中間壁は、前記突合せ方向に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されており、
    前記第1分割体の外表面には、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置に、前記第1分割体と前記第2分割体とを接合する際に両者を突き合わせた状態で互いに前記突合せ方向に加圧するための溶着治具で押圧可能な押圧面が形成されており、
    前記第1分割体には、前記中間壁である第1中間壁と、前記第1中間壁の基端部から前記突合せ方向に延長される延長壁と、が設けられており、
    前記押圧面は、前記延長壁の先端側に形成されていることを特徴とするインテークマニホールド。
  4. サージタンクと、前記サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管と、前記吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部と、が設けられたマニホールド本体を備え、前記ガス供給通路部は、前記サージタンクに隣接する位置で前記吸気管の並設方向に沿って設けられているインテークマニホールドであって、
    前記マニホールド本体は、第1分割体と、前記第1分割体に対して所定の突合せ方向に突き合わされた状態で接合されている第2分割体と、を備え、
    前記第1分割体及び前記第2分割体のうちの少なくとも一方の分割体には、前記サージタンクの内部空間と前記ガス供給通路部の内部空間とを仕切る中間壁が設けられており、
    前記中間壁は、前記突合せ方向に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されており、
    前記第1分割体の外表面には、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置に、前記第1分割体と前記第2分割体とを接合する際に両者を突き合わせた状態で互いに前記突合せ方向に加圧するための溶着治具で押圧可能な押圧面が形成されており、
    前記吸気管は、前記サージタンクを囲むように湾曲して設けられており、
    前記第1分割体は、前記吸気管の上流側を形成しており、
    前記第2分割体は、前記吸気管の下流側を形成していることを特徴とするインテークマニホールド。
  5. 前記押圧面は、前記吸気管の並設方向に長尺状で且つ前記突合せ方向に直交する平面状に形成されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載のインテークマニホールド。
  6. 前記第1分割体には、前記中間壁である第1中間壁が設けられており、
    前記第2分割体には、前記中間壁である第2中間壁が設けられており、
    前記第1中間壁の先端側と前記第2中間壁の先端側とが接合されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載のインテークマニホールド。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のインテークマニホールドの製造方法であって、
    前記第1分割体と前記第2分割体とを突き合わせた状態で、前記押圧面を前記溶着治具で押圧して前記第1分割体及び前記第2分割体を互いに前記突合せ方向に加圧する加圧工程と、
    前記加圧工程による加圧状態で、前記第1分割体と前記第2分割体とを振動溶着により接合する接合工程と、を備えることを特徴とするインテークマニホールドの製造方法。
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