JP2017110602A - インテークマニホールド及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ガス供給通路部は、第1ガス供給通路部と、前記第1ガス供給通路部の前記サージタンクと反対側に隣接して配置される第2ガス供給通路部と、を備え、前記第1分割体の前記第2ガス供給通路部を形成する部分の外表面には、前記溶着治具で押圧可能な外側押圧面が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第1分割体は、ベース部材と、前記ベース部材に対して前記突合せ方向に突き合わされた状態で接合されているカバー部材と、を備え、前記ベース部材と前記カバー部材とは、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置で接合されており、前記押圧面は、前記カバー部材の外表面上に形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記第1分割体には、前記中間壁である第1中間壁と、前記第1中間壁の基端部から前記突合せ方向に延長される延長壁と、が設けられており、前記押圧面は、前記延長壁の先端側に形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記押圧面は、前記吸気管の並設方向に長尺状で且つ前記突合せ方向に直交する平面状に形成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発明において、前記第1分割体には、前記中間壁である第1中間壁が設けられており、前記第2分割体には、前記中間壁である第2中間壁が設けられており、前記第1中間壁の先端側と前記第2中間壁の先端側とが接合されていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発明において、前記吸気管は、前記サージタンクを囲むように湾曲して設けられており、前記第1分割体は、前記吸気管の上流側を形成しており、前記第2分割体は、前記吸気管の下流側を形成していることを要旨とする。
上記問題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のインテークマニホールドの製造方法であって、前記第1分割体と前記第2分割体とを突き合わせた状態で、前記押圧面を前記溶着治具で押圧して前記第1分割体及び前記第2分割体を互いに前記突合せ方向に加圧する加圧工程と、前記加圧工程による加圧状態で、前記第1分割体と前記第2分割体とを振動溶着により接合する接合工程と、を備えることを要旨とする。
また、前記ガス供給通路部が、第1ガス供給通路部と、第2ガス供給通路部と、を備え、前記第1分割体の前記第2ガス供給通路部を形成する部分の外表面に、前記溶着治具で押圧可能な外側押圧面が形成されている場合は、第1分割体と第2分割体とを接合する際に押圧面とともに外側押圧面を溶着治具で押圧することで、中間壁の先端側が他方の分割体に対して更に強い押圧力で押圧される。よって、中間壁の溶着不良をより確実に抑制できる。
また、前記第1分割体が、ベース部材と、カバー部材と、を備え、前記ベース部材と前記カバー部材とが、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置で接合されており、前記押圧面が、前記カバー部材の外表面上に形成されている場合は、ベース部材とカバー部材とを接合する際に押圧面を利用して溶着治具で両者を突合せ方向に加圧できる。
また、前記第1分割体に、第1中間壁と、延長壁と、が設けられており、前記押圧面が、前記延長壁の先端側に形成されている場合は、押圧面を溶着治具で押圧することで、延長壁を介して第1中間壁の先端側が他方の分割体に対して強い押圧力で押圧される。
また、前記押圧面が、前記吸気管の並設方向に長尺状で且つ前記突合せ方向に直交する平面状に形成されている場合は、押圧面を溶着治具で強く且つ確実に押圧できる。
また、前記第1分割体に、第1中間壁が設けられており、前記第2分割体に、第2中間壁が設けられており、前記第1中間壁の先端側と前記第2中間壁の先端側とが接合されている場合は、溶着(特に、振動溶着)に適した高さを有する第1及び第2中間壁を採用できる。
また、前記吸気管が、前記サージタンクを囲むように湾曲して設けられており、前記第1分割体が、前記吸気管の上流側を形成しており、前記第2分割体が、前記吸気管の下流側を形成している場合は、吸気管のロングポート化及びマニホールド本体の小型化を図り得るとともに、そのようなインテークマニホールドであっても中間壁の溶着不良を抑制できる。
本発明のインテークマニホールドの製造方法によると、第1分割体と第2分割体とを突き合わせた状態で、押圧面を溶着治具で押圧して第1分割体及び第2分割体を互いに突合せ方向に加圧する加圧工程と、加圧工程による加圧状態で、第1分割体と第2分割体とを振動溶着により接合する接合工程と、を備える。これにより、ガス供給通路部を形成する中間壁の溶着不良を抑制して第1及び第2分割体を接合することができる。
本実施形態に係るインテークマニホールドは、サージタンク(2)と、サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管(3)と、吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部(4)と、が設けられたマニホールド本体(5)を備え、ガス供給通路部は、サージタンクに隣接する位置で吸気管の並設方向(P)に沿って設けられているインテークマニホールド(1)である(例えば、図1〜図4等参照)。そして、マニホールド本体(5)は、第1分割体(11)と、第1分割体に対して所定の突合せ方向(Q)に突き合わされた状態で接合されている第2分割体(12)と、を備える。また、第1分割体(11)及び第2分割体(12)のうちの少なくとも一方の分割体には、サージタンク(2)の内部空間とガス供給通路部(4)の内部空間とを仕切る中間壁(16、20)が設けられており、中間壁は、突合せ方向(Q)に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されている(例えば、図5及び図10等参照)。さらに、第1分割体(11)の外表面には、突合せ方向(Q)からみて中間壁(16、20)と重なる位置に、第1分割体(11)と第2分割体(12)とを接合する際に両者(11、12)を突き合わせた状態で互いに突合せ方向(Q)に加圧するための溶着治具(40)で押圧可能な押圧面(25)が形成されている(例えば、図5及び図6等参照)。
本実施形態に係るインテークマニホールドの製造方法は、上述の実施形態に係るインテークマニホールド(1)の製造方法であって、第1分割体(11)と第2分割体(12)とを突き合わせた状態で、押圧面(25)を溶着治具(40)で押圧して第1分割体及び第2分割体を互いに突合せ方向に加圧する加圧工程と、加圧工程による加圧状態で、第1分割体(11)と第2分割体(12)とを振動溶着により接合する接合工程と、を備える(例えば、図8及び図9等参照)。
本実施例に係るインテークマニホールド1は、図1〜図4に示すように、サージタンク2、吸気管3及びガス供給通路部4が設けられたマニホールド本体5を備えている。このサージタンク2は、送り口2aから送られる空気を一時的に貯留するためのタンクである。また、吸気管3は、サージタンク2に一端側が接続されて複数(図中3つ)並設されている。これら各吸気管3は、サージタンク2を囲むように略C字状に湾曲して形成されている(図4参照)。さらに、各吸気管3の他端側には、図示しない内燃機関の吸気ポート側に締結されるフランジ6が設けられている。
次に、上記構成のインテークマニホールド1の製造方法について説明する。図8(a)に示すように、ベース部材31とカバー部材32とを突合せ方向Qに突き合わせて溶着治具で加圧して振動溶着により接合することで、第1分割体11が得られる。このベース部材31とカバー部材32との加圧状態では、カバー部材32の押圧面25が溶着治具で押圧される。また、図8(b)に示すように、ベース部材34とカバー部材35とを突合せ方向Qに突き合わせて溶着治具で加圧して振動溶着により接合することで、第2分割体12が得られる。
本実施例のインテークマニホールド1によると、マニホールド本体5は、第1分割体11と、第1分割体11に対して所定の突合せ方向Qに突き合わされた状態で接合されている第2分割体12と、を備える。そして、第1分割体11には、サージタンク2の内部空間とガス供給通路部4の内部空間とを仕切る第1中間壁16が設けられており、第2分割体12には、サージタンク2の内部空間とガス供給通路部4の内部空間とを仕切る第2中間壁20が設けられており、第1中間壁16及び第2中間壁20は、突合せ方向Qに沿って延びており、第1中間壁11の先端側と第2中間壁12の先端側とが接合されている。さらに、第1分割体11の外表面には、突合せ方向Qからみて第1中間壁16と重なる位置に、第1分割体11と第2分割体12とを接合する際に両者11、12を突き合わせた状態で互いに突合せ方向Qに加圧するための溶着治具40で押圧可能な押圧面25が形成されている。これにより、第1分割体11と第2分割体12とを突き合わせた状態で押圧面25を溶着治具40で押圧することで、第1中間壁16の先端側が第2中間壁20の先端側に対して強い押圧力で突合せ方向Qに押圧される。この押圧状態で第1分割体11と第2分割体12とを溶着により接合することで、ガス供給通路部4を形成する第1及び第2中間壁16、20の溶着不良を抑制して第1及び第2分割体11、12を接合することができる。さらに、溶着(特に、振動溶着)に適した高さを有する第1及び第2中間壁16、20を採用できる。
Claims (8)
- サージタンクと、前記サージタンクに一端側が接続されて複数並設される吸気管と、前記吸気管内にガスを供給するためのガス供給通路部と、が設けられたマニホールド本体を備え、前記ガス供給通路部は、前記サージタンクに隣接する位置で前記吸気管の並設方向に沿って設けられているインテークマニホールドであって、
前記マニホールド本体は、第1分割体と、前記第1分割体に対して所定の突合せ方向に突き合わされた状態で接合されている第2分割体と、を備え、
前記第1分割体及び前記第2分割体のうちの少なくとも一方の分割体には、前記サージタンクの内部空間と前記ガス供給通路部の内部空間とを仕切る中間壁が設けられており、
前記中間壁は、前記突合せ方向に沿って延びて先端側が他方の分割体と接合されており、
前記第1分割体の外表面には、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置に、前記第1分割体と前記第2分割体とを接合する際に両者を突き合わせた状態で互いに前記突合せ方向に加圧するための溶着治具で押圧可能な押圧面が形成されていることを特徴とするインテークマニホールド。 - 前記ガス供給通路部は、第1ガス供給通路部と、前記第1ガス供給通路部の前記サージタンクと反対側に隣接して配置される第2ガス供給通路部と、を備え、
前記第1分割体の前記第2ガス供給通路部を形成する部分の外表面には、前記溶着治具で押圧可能な外側押圧面が形成されている請求項1記載のインテークマニホールド。 - 前記第1分割体は、ベース部材と、前記ベース部材に対して前記突合せ方向に突き合わされた状態で接合されているカバー部材と、を備え、
前記ベース部材と前記カバー部材とは、前記突合せ方向からみて前記中間壁と重なる位置で接合されており、
前記押圧面は、前記カバー部材の外表面上に形成されている請求項1又は2に記載のインテークマニホールド。 - 前記第1分割体には、前記中間壁である第1中間壁と、前記第1中間壁の基端部から前記突合せ方向に延長される延長壁と、が設けられており、
前記押圧面は、前記延長壁の先端側に形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のインテークマニホールド。 - 前記押圧面は、前記吸気管の並設方向に長尺状で且つ前記突合せ方向に直交する平面状に形成されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載のインテークマニホールド。
- 前記第1分割体には、前記中間壁である第1中間壁が設けられており、
前記第2分割体には、前記中間壁である第2中間壁が設けられており、
前記第1中間壁の先端側と前記第2中間壁の先端側とが接合されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載のインテークマニホールド。 - 前記吸気管は、前記サージタンクを囲むように湾曲して設けられており、
前記第1分割体は、前記吸気管の上流側を形成しており、
前記第2分割体は、前記吸気管の下流側を形成している請求項1乃至6のいずれか一項に記載のインテークマニホールド。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のインテークマニホールドの製造方法であって、
前記第1分割体と前記第2分割体とを突き合わせた状態で、前記押圧面を前記溶着治具で押圧して前記第1分割体及び前記第2分割体を互いに前記突合せ方向に加圧する加圧工程と、
前記加圧工程による加圧状態で、前記第1分割体と前記第2分割体とを振動溶着により接合する接合工程と、を備えることを特徴とするインテークマニホールドの製造方法。
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