JP2004150377A - 内燃機関の流体通路構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シリンダブロック11内に形成されたブロック内流路12からシリンダヘッド14内に形成されたヘッド内流路15へと油を流通させる内燃機関の流体通路構造において、シリンダブロック11の頂面11aに、同頂面11aに設けられたブロック内流路12の開口12aからシリンダヘッド14の底面14aに設けられたヘッド内流路15の開口15aに対応する位置まで、断面略矩形状の溝13を機械加工等により形成する。これにより、両流路12、15の開口12a、15aをオフセットさせた流路配置が許容されるようになり、流体通路の設計の自由度が向上される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリンダブロック及びシリンダヘッドの内部を通って、流体を流通させる内燃機関の流体通路構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関のシリンダヘッドやシリンダブロックの内部には、潤滑油等の油や冷却水等の流体通路を流通させる流体通路が形成されている。その多くでは、シリンダブロック内に形成された流体通路であるブロック内流路とシリンダヘッド内に形成された流体通路であるヘッド内流路とをシリンダヘッドの底面とシリンダブロックの頂面とが当接面にて連結し、シリンダブロック、シリンダヘッド間で流体を流通させる構成となっている(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭63―303266号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
こうした従来の内燃機関の流体通路構造では、ブロック内流路とヘッド内流路とを連結させるために、シリンダブロックの頂面におけるブロック内流路の開口位置と、シリンダヘッドの底面におけるヘッド内流路の開口位置とを合致させる必要がある。しかしながら、複雑な構造をなすシリンダブロックやシリンダヘッドでは、ブロック内流路やヘッド内流路の配置の自由度は低く、両流路の開口位置を合致させるように設計することは容易ではない。また、そうした流路配置の制約のため、ブロック内流路やヘッド内流路を、シリンダブロックの頂面やシリンダヘッドの底面に対して斜めに形成せざるを得なくなることもあり、斜め穴加工が必要となるなど、その製造を困難とする要因となっている。
【0005】
また、こうした内燃機関の流体通路構造では、更に次のような問題が生じることもある。
上記のような流体通路構造では、シリンダブロック、シリンダヘッド間を流通される流体の流量を制限することが要望されることがある。そうした流量の制限は、ブロック内流路やヘッド内流路の流路面積を調整することで行えるが、それらの流量面積をある程度よりも小さくすると、長尺の細穴加工が必要となる等、その形成は困難となる。また、例えば図12に示されるように、ブロック内流路191又はヘッド内流路192(同図の例ではブロック内流路191)に、細孔193の形成されたオリフィス194を装着して流体通路の一部を絞ることで流量制限を行うことも考えられる。しかし、その場合には、オリフィス194を別体として用意しなければならず、製造コストの増大は避けられない。
【0006】
更に、上記特許文献1に記載の流体通路構造では、図13に示されるように、ブロック内流路201及びヘッド内流路202の連結部に位置するヘッドガスケット203の連通孔204の開口面積を小さく形成し、それを絞りとすることで上記流量の制限を行うようにしている。このような構成であれば、部品点数を増やすことなく流量を制限することは確かに可能である。しかしながらそうした場合には、薄板状に形成されるヘッドガスケット203にあって、その連通孔204の周囲部分に流体の流圧が直接加わるため、同図に破線で示すような変形を招いてしまう虞がある。特に、潤滑油などの油を流通させる流体通路の場合には、油の粘度の高くなる低温始動時などには連通孔204の周囲部分に約1MPaもの高い流圧が加わることがあり、上記構成でのヘッドガスケット203の耐久性の確保は困難となっている。
【0007】
このように、加工性の悪化や部品点数の増加、ヘッドガスケットの耐久性の低下といった不具合を招来せず、好適に流量を制限可能な内燃機関の流体通路構造は、未だ考案されていないのが実情である。
【0008】
本発明は、以上説明した各問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、シリンダヘッドやシリンダブロックの内部に形成される流体通路の設計の自由度を向上することにある。また、その第2の目的は、製造コストの増大を押さえながらも好適に、流体通路内の流量を制限させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以下、上述した目的を達成するための手段及びその作用効果を記載する。
請求項1に記載の発明は、シリンダブロックの頂面に開口されるブロック内流路の開口位置と、シリンダヘッドの底面に開口されるヘッド内流路の開口位置とを互いにオフセットさせるとともに、前記ブロック内流路と前記ヘッド内流路とを連通させる溝を、前記底面及び前記頂面の少なくとも一方に形成したことをその要旨とする。
【0010】
上記構成では、シリンダブロックの頂面やシリンダヘッドの底面に形成された溝を通じてブロック内流路とヘッド内流路とが連通されるため、それら両流路の開口位置を合致させる必要はなくなる。そのため、シリンダブロック及びシリンダヘッドの内部での流路配置の自由度が高まり、ひいてはその設計や製造を容易にすることができる。
【0011】
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の流体通路構造において、前記溝の少なくとも一部の流路面積は、前記頂面における前記ブロック内流路の開口面積、及び前記底面における前記ヘッド内流路の開口面積に比して小さく形成されてなることをその要旨とする。
【0012】
上記構成では、ブロック内流路とヘッド内流路とを連通する溝に流路面積の狭められた部分が形成されているため、その溝が流体通路を流れる流体の流量を制限する絞りとして機能するようになる。したがって、部品点数の増加や加工性の悪化、ヘッドガスケットの耐久性低下などの不具合を招くことなく好適に、流量の制限を行うことができる。
【0013】
また請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の内燃機関の流体通路構造において、前記ブロック内流路及び前記ヘッド内流路は、油を流通させる流体通路として形成されてなることをその要旨とする。
【0014】
上記構成では、機関各部の潤滑や油圧駆動される装置の作動に用いられる油を流通させるための流体通路構造において、その油路配置の自由度を向上したり、好適な油量制限を行ったりすることができる。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の内燃機関の流体通路構造において、前記ブロック内流路及び前記ヘッド内流路は、冷却水を流通させる流体路として形成されてなることをその要旨とする。
【0016】
上記構成では、機関冷却用の冷却水を流通させるための流体通路構造において、その水路配置の自由度を向上したり、好適な水量制限を行ったりすることができる。
【0017】
また請求項5に記載の発明は、互いに開口位置がオフセットされたブロック内流路とヘッド内流路とを、シリンダブロックの頂面及びシリンダヘッドの底面の少なくとも一方に形成された溝を介して連通させたことをその要旨とする。
【0018】
上記構成では、シリンダブロックの頂面やシリンダヘッドの底面に形成された溝を通じてブロック内流路とヘッド内流路とが連通させるため、それら両流路の開口位置を合致させる必要はなくなる。そのため、シリンダブロック及びシリンダヘッドの内部での流路配置の自由度が高まり、ひいてはその設計や製造を容易にすることができる。
【0019】
また請求項6に記載の発明は、互いに開口位置がオフセットされたブロック内流路とヘッド内流路とを連通すべく、シリンダブロックの頂面及びシリンダヘッドの底面の少なくとも一方に形成された溝に流量制限用の絞りを設けたことをその要旨とする。
【0020】
上記構成では、シリンダブロックの頂面やシリンダヘッドの底面に形成された溝を通じてブロック内流路とヘッド内流路とが連通されるため、それら両流路の開口位置を合致させる必要はなくなる。そのため、シリンダブロック及びシリンダヘッドの内部での流路配置の自由度が高まり、ひいてはその設計や製造を容易にすることができる。更に、上記構成では、ブロック内流路とヘッド内流路とを連通する溝に、流体通路を流れる流体の流量を制限する絞りを設けているため、部品点数の増加や加工性の悪化、ヘッドガスケットの耐久性低下等の不具合を招くことなく好適に流量の制限を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る内燃機関の流体通路構造を具体化した一実施の形態を、図1〜図5に従って説明する。
【0022】
本実施形態は、内燃機関各部の潤滑などに供される油を循環させるための流体通路構造として本発明を具体化したものである。この流体通路構造は、シリンダブロック内に形成されたブロック内流路とシリンダヘッド内に形成されたヘッド内流路とを備えて構成されている。それらブロック内流路とヘッド内流路とは、シリンダヘッドとシリンダブロックとの対向面において互いに連通されており、オイルポンプにより加圧された油が、ブロック内流路からヘッド内流路へと流されるようになっている。
【0023】
図1は、そうした油路の連結部分の設けられたシリンダブロック11とシリンダヘッド14との当接部分の拡大断面構造を示している。なお、同図1に示されるように、それらの対向面間には、すなわちシリンダブロック11の頂面11aとシリンダヘッド14の底面14aとの間には、ヘッドガスケット16が介設されている。
【0024】
シリンダブロック11及びシリンダヘッド14の内部には、それらの頂面11a及び底面14aに各開口するブロック内流路12及びヘッド内流路15がそれぞれ形成されている。ここでは、同図1に示されるように、それらブロック内流路12及びヘッド内流路15の各開口12a,15aの位置をオフセットさせている。
【0025】
ブロック内流路12は、シリンダブロック11の頂面11aからその下方に向けて、同頂面11aに対して垂直方向に延伸されている。またヘッド内流路15は、シリンダヘッド14の底面14aから上方に向けて、同底面14aの垂直方向に延伸されている。これらブロック内流路12及びヘッド内流路15は、断面円形状にそれぞれ形成されている。ここでは両流路12,15の断面は、同形状、同寸法とされている。これらブロック内流路12及びヘッド内流路15は、シリンダブロック11及びシリンダヘッド14の鋳造後、機械加工により形成されている。
【0026】
またシリンダブロック11の頂面11aには、断面略矩形状に形成された溝13が設けられている。この溝13は、シリンダブロック11の頂面11aにおいて、ブロック内流路12の開口12aからヘッド内流路15の開口15aに対応する位置まで延伸されている。ここでは、この溝13を、ブロック内流路12の形成後に機械加工により形成するようにしている。
【0027】
なお、ヘッドガスケット16には、そのヘッド内流路15の開口15aに対応する位置に、連通孔18が形成されており、その連通孔18を通じてシリンダブロック11の頂面11aに形成された溝13にヘッド内流路15が連通されている。これにより、溝13を通じて、開口12a、15aがオフセットされたブロック内流路12とヘッド内流路15とが連通されている。
【0028】
さらにヘッドガスケット16のシリンダブロック11側の面には、ブロック内流路12及びヘッド内流路15の各開口12a、15aや、溝13に対応する部分を囲繞するように、凸状に突出されたビード17が形成されている。
【0029】
図2は、溝13の形成されたシリンダブロック11の頂面11aの平面構造を示している。同図には、そのシリンダブロック11の頂面11aにおいて、ヘッド内流路15の開口15a、及びヘッドガスケット16の連通孔18に対応する位置が、それぞれ一点鎖線で併せ示されている。また同図には、ヘッドガスケット16に形成されたビード17の配設位置に沿った線、すなわちビードラインが二点鎖線で併せ示されてもいる。
【0030】
同図2に示されるように、ヘッドガスケット16の連通孔18は、ヘッド内流路15よりも大きい内径に形成されている。またヘッドガスケット16のビード17は、同図2に示されるような略長円形状に延伸されている。
【0031】
図3には、このように構成された油通路での油の流通態様が矢印で示されている。同図に示すようにブロック内流路12を通じて送られた油は、シリンダブロック11の頂面11aに形成された溝13を通り、ヘッドガスケット16に形成された連通孔18を通じてヘッド内流路15に送られる。このようにシリンダブロック11の頂面11aに溝13を設けることで、ブロック内流路12の開口12aとヘッド内流路15の開口15aとをオフッセトした流路配置が許容されるようになっている。そのため、シリンダブロック11及びシリンダヘッド14の内部での流路配置の自由度が高まり、ひいては設計や製造を容易にすることができる。
【0032】
なお、こうした構成では、溝13を通じて、シリンダブロック11とシリンダヘッド14の対向面間に油が流されることとなる。ただし本実施形態では、両流路12、15の開口12a、15a、及び溝13の周囲の部分では、それらを囲繞するように形成されたビード17により、ヘッドガスケット16のビード17によって、シリンダブロック11及びシリンダヘッド14とヘッドガスケット16との接触面圧が高められている。そのため、そうした流路12、15の連結部での油の漏洩を十分に抑制できるようになっている。
【0033】
さらに本実施形態では、こうした溝13に、ブロック内流路12からヘッド内流路15への油の流量を制限する絞りとしての機能を併せ持たせるようにしている。すなわち、本実施形態では、図4に示すように、溝13の流路面積S2を、ブロック内流路12の流路面積S1に比して十分に小さく形成するようにしている。これにより、部品点数の増加を招くことなく、溝13を通じてヘッド内流路15に送られる油の流量を容易に制限することができる。ちなみに、そうした溝13の溝深さ、溝幅、溝長さなどの各寸法は、すなわち同溝13の流路面積S2は、所望とするだけの流量制限が行えるように適宜設定されている。
【0034】
なお、上述したようにブロック内流路12及びヘッド内流路15の断面は同形状、同寸法とされており、また両流路12、15はそれらの開口12a、15aに至るまで一定断面とされている。よって、溝13の流路面積S2は、頂面11aにおけるブロック内流路12の開口面積(S1)、及び底面14aにおけるヘッド内流路15の開口面積(S1)に比して小さく形成されている。
【0035】
ところでこうした流体通路構造では、シリンダブロック11とシリンダヘッド14との対向面間に油が流されるため、図5に示されるように、溝13等を流れる油の圧力(油圧)が、ヘッドガスケット16の表面に作用する。特にヘッドガスケット16のブロック内流路12の開口12aに面した部分の表面には、ヘッドガスケット16がブロック内流路12内での油の流れ方向に対向しており、その流圧を直に受けるため、より高い圧力が作用する。
【0036】
ただし本実施形態では、同図に示されるように、ヘッドガスケット16の流路に面した部分は全て、そのシリンダヘッド14側の面が同シリンダヘッド14の底面14aに当接されている。そのため、ヘッドガスケット16に作用する油圧をその裏面側から支持することができ、油圧の作用に起因したヘッドガスケット16の変形を好適に抑制することができる。
【0037】
また本実施形態では、ヘッド内流路15の開口15aに対応する位置に設けられたヘッドガスケット16の連通孔18は、その開口15aよりも大きい径とされており、連通孔18及び開口15aを通じた油の流れの中に、ヘッドガスケット16が曝されることはない。そのため、連通孔18の周辺部分についても、その連通孔18を通じて流れる油の流圧によるヘッドガスケット16の変形を好適に回避することができる。ちなみに、本実施形態では、シリンダヘッド14に対するヘッドガスケット16の組付け公差を加味した上で、開口15aの外周よりも外側に連通孔18の全周が確実に位置されるように、連通孔18の径が設定されている。
【0038】
以上説明した本実施形態の内燃機関の流体通路構造によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、シリンダブロック11の頂面11aに形成された溝13を通じてブロック内流路12の開口12aとヘッド内流路15の開口15aとを連通するようにしている。そのため、それら開口12a、15aの位置をオフセットした流路配置が許容され、シリンダブロック11及びシリンダヘッド14の内部での流路配置の自由度が高まり、ひいては設計や製造を容易にすることができる。
【0039】
(2)本実施形態では、溝13の流路面積S2を、油の流通経路においてその上流側に位置するブロック内流路12の流路面積S1に比して小さく形成している。これにより、製造コストの増大を押さえながらも好適に流体通路を流れる油の流量を制限することができる。
【0040】
(3)本実施形態では、ブロック内流路12及びヘッド内流路15の開口12a、15a、及び溝13の周囲を囲繞するように、ヘッドガスケット16にビード17を設けている。これにより、シリンダブロック11の頂面11aとシリンダヘッド14の底面14aとの対向面間に油を流す構成にありながらも、油の漏洩を好適に抑制することができる。
【0041】
(4)本実施形態では、ヘッドガスケット16の油の流路(ブロック内流路12の開口12a、溝13)に面した部分の裏面がシリンダヘッド14の底面14aに当接されているため、油圧によるヘッドガスケット16の変形を好適に抑制することができる。
【0042】
(5)本実施形態では、ヘッドガスケット16の連通孔18を、それに面したヘッド内流路15の開口15aよりも大きく形成している。そのため、連通孔18を通じて流れる油の流圧によるヘッドガスケット16の変形を好適に抑制することができる。
【0043】
なお、開口12a、15aがオフセットされて配置されたブロック内流路12とヘッド内流路15とを連通する溝の形成態様を、以下のように変更することで、上記実施形態と同様の流体通路構造をより容易に製造することができる。ちなみに、以下の変更例1〜3では、シリンダヘッド14及びヘッドガスケット16の構成については、第1の実施形態とほぼ同様の構成を適用することができる。
【0044】
(変更例1)
シリンダブロック11の鋳造時に、その頂面11aに上記溝を併せて造り込むようにすれば、溝の形成に係る機械加工を省くことができ、第1実施形態と同様の流体通路構造をより容易に製造可能となる。
【0045】
図6に、そうして形成された溝20を備える流体通路構造の一例を、その溝20の近傍におけるシリンダブロック11の拡大断面構造を示す。なお、同図には、シリンダヘッド14の底面14a、及びヘッド内流路15を一点鎖線で併せ示している。こうした溝20は、シリンダブロック11の鋳造型の適切な位置にその溝20に対応した凸部を設けておくことで、その鋳造と共に形成することができる。そして鋳造後に、機械加工などによりブロック内流路12を所定の位置に形成することで、第1実施形態と同様の流体通路構造が製造されている。
【0046】
なお、機械加工などに比して鋳造での加工精度が低いため、溝20の形成位置にずれが生じて、ブロック内流路12の開口12aとの連通状態を良好に確保できなくなるおそれがある。そこで、この例では、図7に示すように、シリンダブロック11の鋳造時に、ブロック内流路12の開口12aの形成位置及びその周囲に凹部21を、溝20と一体に形成するようにしている。
【0047】
この凹部21は、シリンダブロック11の頂面11aに平行な底面を有して形成されている。この凹部21の底面の径は、開口12aの径よりも十分に大きく形成されている。ここで、凹部21の底面の径を、開口12aの径に鋳造時の寸法公差を加えたものよりも大きく形成しておけば、鋳造時の寸法公差に拘わらず、ブロック内流路12の開口12aの形成位置をその底面内に確実に位置させることができる。また凹部21が溝20と一体に形成されているため、こうした凹部21を設けることで、ブロック内流路12の開口12aと溝20との連通を確実に確保することができる。
【0048】
(変更例2)
また次のような態様によっても、第1実施形態と同様の流体通路構造を比較的容易に製造することができる。
【0049】
この例では、シリンダブロック11の頂面11aにあってブロック内流路12の開口12aに対応する位置、及びヘッド内流路15の開口15aに対応する位置に、図8に示すような凹部30、31を、シリンダブロック11の製造時に併せ形成するようにしている。これら凹部30、31は、上記変更例2の凹部21と同様に、各対応する開口15aの径よりも十分に大きい径に形成された平坦な底面をそれぞれ有して形成されている。またこれらの凹部30、31はその周縁同士が近接するように形成されている。
【0050】
さらにこの例では、鋳造によってシリンダブロック11の頂面11aに上記凹部30、31を一体形成した後、ブロック内流路12を形成するとともに、それら凹部30、31同士を機械加工により連通させるようにしている。これら凹部30、31の周縁間の最小距離が十分に短いのであれば、例えばドリルDによる加工でそれらを連通させることができる。
【0051】
そしてその加工により形成された連通部32、及び凹部30、31により、シリンダブロック11の頂面11aに、図9に示されるような溝が形成される。こうした溝では、連通部32において流路面積が局所的に縮小されており、同溝を通じてブロック内流路12からヘッド内流路15に流通される油の流量を制限する絞りとして機能させることができる。このように、以上のような態様で溝を形成することで、簡易な機械加工のみにより、第1の実施形態と同様の流体通路構造を製造することができる。
【0052】
なお、この変更例2のように、溝の一部に流路面積の縮小された部分があれば、その溝の全長に亘って流路面積が縮小されていなくても、絞りとして機能させることができる。すなわち、溝の少なくとも一部の流路面積が、シリンダブロック11の頂面11aにおけるブロック内流路12の開口面積、及びシリンダヘッド14の底面14aにおけるヘッド内流路15の開口面積に比して小さく形成されていればよい。そうすることで、製造コストの増大を押さえながらも好適に流体通路を流れる油の流量を制限することができる。
【0053】
(変更例3)
さらに次のような態様によれば、第1実施形態と同様の流体通路構造を、比較的容易な機械加工により製造することができる。
【0054】
この例では、ブロック内流路12及びヘッド内流路15の両開口12a、15aを連通する溝40を、図10に示すような形状に形成するようにしている。すなわちこの溝40は、一定の溝幅で、且つその延伸方向に沿った断面が円弧形状となるように形成されている。このような形状の溝40であれば、例えば図11に示すように、溝フライスFなどを用いて1工程で形成することができる。勿論、そうして形成される溝40の各寸法を適宜設定すれば、同溝40を通じて流通される油の流量を制限する絞りとして機能させることもできる。
【0055】
(その他の変更例)
以上説明した各実施形態は更に、次のように変更することもできる。
・上記実施形態では、ヘッドガスケット16の連通孔18を、ヘッド内流路15の開口15aよりも大きい径に形成するようにしている。しかし、シリンダヘッド14へのヘッドガスケット16の組付け精度を十分に確保可能であれば、それらが同径であっても、開口15aを通じた油の流れから連通孔18の周囲部分を退避させることができる。よってそうした場合には、連通孔18の径が開口15aの径以上であれば、ヘッドガスケット16の連通孔18周囲部分の流圧に起因した変形を好適に抑制することができる。
【0056】
・上記実施形態では、ヘッドガスケット16のシリンダブロック11側の面にビード17を設けるようにしているが、溝などからの油の漏洩量がそもそも十分に少ないのであれば、必ずしもビード17を設置しなくてもよい。
【0057】
・ブロック内流路12及びヘッド内流路15の両開口12a、15aを連通する溝を、シリンダヘッド14の底面14aに形成するようにしてもよい。またブロック内流路12の開口12aからヘッド内流路15の開口15aに至る途中まではシリンダブロック11の頂面11aに溝を形成し、そこからヘッド内流路15の開口15aまではシリンダヘッド14の底面14aに溝を形成するようにしてもよい。その場合にも、溝の形成部位が切り替わる位置に対応してヘッドガスケットに連通孔を設ければ、オフセット配置された両開口12a、15aを連通させることができる。
【0058】
・ブロック内流路12及びヘッド内流路15の両開口12a、15aを連通する溝の形状、及びその形成態様は、上記実施形態、及びその変更例に記載の形状、態様に限らず、適宜変更してもよい。要は、その溝が、シリンダブロック11の頂面11a及びシリンダヘッド14の底面14aの少なくとも一方に形成され、オフセットして配置された開口12a、15aを互いに連通させるものであれば、上記(1)に記載の効果を奏することができる。また、その溝の少なくとも一部に、シリンダブロック11の頂面11aにおけるブロック内流路12の開口面積、及びシリンダヘッド14の底面14aにおけるヘッド内流路15の開口面積に比して、流路面積の小さい部分が形成されていれば、上記(2)に記載の効果を奏することができる。
【0059】
・流量制限を行う必要がなければ、上記溝の少なくとも一部に両流路12、15の上記開口面積に比して流路面積の小さい部分を形成しなくてもよい。その場合にも、上記(1)に記載の効果は奏することができる。
【0060】
・上記実施形態及びその変更例では、内燃機関各部の潤滑等に供される油を流通させる流体通路構造に、本発明を適用した場合を説明したが、例えば機関冷却用の冷却水など、油以外の流体を流通させる内燃機関の流体通路構造にも、本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る流体通路構造の側部断面構造を部分的に示す断面図。
【図2】同実施形態のシリンダヘッド頂面の平面構造を部分的に示す平面図。
【図3】同実施形態の流体通路構造の斜視構造を部分的に示す斜視図。
【図4】同実施形態のブロック内流路及び溝の断面図。
【図5】同実施形態の流体通路構造の側部断面構造を部分的に示す断面図。
【図6】同実施形態の変更例1についてその側部断面構造を部分的に示す断面図。
【図7】同変更例1のシリンダブロック頂面の斜視構造を部分的に示す斜視図。
【図8】本発明の一実施形態の変更例2についてその側部断面構造を部分的に示す断面図。
【図9】同変更例2のシリンダブロック頂面の斜視構造を部分的に示す斜視図。
【図10】本発明の一実施形態の変更例3についてそのシリンダブロック頂面の斜視構造を部分的に示す斜視図。
【図11】同変更例3の製造過程の態様を示す断面図。
【図12】オリフィスを有する従来の流体通路構造の側部断面構造を部分的に示す断面図。
【図13】ヘッドガスケットの連通孔を絞りとする従来の流体通路構造の側部断面構造を部分的に示す断面図。
【符号の説明】
11…シリンダブロック(11a…頂面)、12…ブロック内流路(12a…開口)、13,20,(30,31,32),40…溝、14…シリンダヘッド(14a…底面)、15…ヘッド内流路(15a…開口)、16…ヘッドガスケット、17…ビード、18…連通孔。
Claims (6)
- シリンダブロックの頂面に開口されるブロック内流路の開口位置と、シリンダヘッドの底面に開口されるヘッド内流路の開口位置とを互いにオフセットさせるとともに、前記ブロック内流路と前記ヘッド内流路とを連通させる溝を、前記底面及び前記頂面の少なくとも一方に形成した
ことを特徴とする内燃機関の流体通路構造。 - 前記溝の少なくとも一部の流路面積は、前記頂面における前記ブロック内流路の開口面積、及び前記底面における前記ヘッド内流路の開口面積に比して小さく形成されてなる請求項1に記載の内燃機関の流体通路構造。
- 前記ブロック内流路及び前記ヘッド内流路は、油を流通させる流体通路として形成されてなる請求項1又は2に記載の内燃機関の流体通路構造。
- 前記ブロック内流路及び前記ヘッド内流路は、冷却水を流通させる流体路として形成されてなる請求項1又は2に記載の内燃機関の流体通路構造。
- 互いに開口位置がオフセットされたブロック内流路とヘッド内流路とを、シリンダブロックの頂面及びシリンダヘッドの底面の少なくとも一方に形成された溝を介して連通させた内燃機関の流体通路構造。
- 互いに開口位置がオフセットされたブロック内流路とヘッド内流路とを連通すべく、シリンダブロックの頂面及びシリンダヘッドの底面の少なくとも一方に形成された溝に流量制限用の絞りを設けた内燃機関の流体通路構造。
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