JP4177219B2 - 冷却機能付き金型 - Google Patents

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本発明は、ダイカスト鋳造などに利用される金型に関し、特に金型の温度上昇を抑制する冷却機能付き金型に関する。
ダイカスト鋳造、低圧鋳造または樹脂射出成形などにおいて、溶湯や溶融樹脂により加熱されて高温になる金型を冷却して金型の温度を適正に維持することは、生成される成形品の品質および生産性を向上させるために不可欠である。従来より、金型の冷却方法としては、金型内部に形成された冷却通路に、冷却水などの冷却媒体を通すことにより行われてきた。
冷却媒体を用いた冷却方法においては、金型内に形成される冷却通路の形状、配置などの違いにより種々な構造を有しているが、鋳造法や金型の形状などの個別要因に応じて好適な冷却通路の構造が採用されている。近年では、均等な冷却性能を発揮しうる内冷構造付き金型が公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−42712号公報
特許文献1に開示されている内冷構造付き金型は、金型内に主供給通路と、主供給通路に対して並列的に接続された複数の冷却穴とを備えている。この構成によると、金型内に冷却媒体を供給した際に、各冷却穴に供給される冷却媒体の温度がほぼ均等となり、各冷却穴において均等な冷却性能を発揮させることができる。また、特許文献1には、冷却穴内の洗浄等のメンテナンス上の便宜のため、主金型と副金型に分離する構造についても開示されている(図10参照)。
一方、成形品の設計変更などに伴い、金型の改造が必要となる場合がある。このような場合に、改造後の金型の形状によっては、既存の冷却穴では十分な冷却効果を得られないため、冷却穴の位置変更や増設などの冷却通路の改造も必要となる場合がある。特許文献1に開示された主金型2’と副金型1’からなる内冷構造付き金型M’(図10参照)について、冷却穴20’を増設する場合を考慮すると、主金型2’においては冷却穴20’を穿設する必要があり、副金型1’においては底面より主供給通路11’および主排出通路15’を通じて冷却穴20’に通じるための貫通孔1e’,1d’,1g’を穿設し、その後に供給管14’を取り付ける必要がある。また、貫通孔1g’と増設する冷却穴20’の位置を対応させなければならないので、加工作業が複雑化する傾向にある。さらに、主金型2’と副金型1’の間には、増設した冷却穴20’を囲繞するOリング52’を配設する必要があり、Oリング取付溝の形成などの作業も必要となる。したがって、冷却穴20’を増設するなどの冷却通路の改造には、主金型2’と副金型1’の広範にわたる形状変更が必要であり、これに伴う加工工数が多くかつ作業内容も煩雑であるため、冷却通路の改造が容易に行えないという問題があった。
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、金型の改造に伴う冷却通路の改造が必要な場合においても、容易に対応できる冷却機能付き金型を提供することを課題とする。
本発明によると、一面を中子型の設置面としたバックアップブロックと、このバックアップブロックの上記設置面に対する当接面および当該当接面とは反対側のキャビティ面を備えるとともに上記バックアップブロックに着脱可能に取付けられる中子型とからなり、上記バックアップブロックには、当該バックアップブロック内に冷却媒体を供給する供給口と、一端が当該供給口に通じるとともに他端が上記設置面側に開放される供給通路と、一端が上記設置面側に開放される排出通路と、当該排出通路の他端に通じるとともに上記バックアップブロック外に冷却媒体を排出する排出口とが設けられ、上記中子型には、上記中子型が上記バックアップブロックに固定されているときに上記供給通路および上記排出通路のそれぞれに通じるとともに上記中子型の上記当接面のみに形成された連続する凹部が上記バックアップブロックの上記設置面と協働して構成する連通路と、当該連通路に通じるとともに上記中子型のキャビティ面側に延びる複数の冷却孔とが設けられている、冷却機能付き金型が提供される。
このような構成によると、バックアップブロックに中子型が取付けられた状態における冷却作用時には、冷却媒体は、供給口よりバックアップブロック内に供給され、供給通路を通じて連通路および冷却孔に送られ、バックアップブロック内の排出通路を通じて排出口よりバックアップブロック外に排出される。金型の改造に伴う冷却通路の改造が必要な場合においても、連通路を形成するべく中子型に設けられている凹部が、連続した状態で中子型の当接面のみに形成されているので、冷却通路の改造が容易に行える。具体的には、冷却孔を増設する必要が生じても、中子型をバックアップブロックから分離し、連通路を形成する凹部から通じる位置に冷却孔を新規に穿設するだけの改造で足り、中子型だけの改造で済む。また、連通路を拡張する場合においても、中子型の当接面に形成された凹部を拡張するだけの加工で足りるので、加工が容易であるとともに中子型だけの改造で済む。したがって、冷却孔を増設するなどの冷却通路の改造に対しても中子型だけの改造で済むので、改造にかかる時間とコストを大幅に削減できる。さらに、バックアップブロックおよび中子型に形成された冷却通路は、両金型内に穿設された孔により構成されているので、冷却通路の構成部品を削減することができるとともに分解・組付け時の作業工数を低減できる。
好ましくは、上記連通路を囲繞する環状のシール手段が、上記バックアップブロックと上記中子型の間に設けられている。
このような構成によると、環状のシール手段により連通路全体を囲繞しているので、複数箇所にそれぞれ別個のシール手段を用いる場合と比べて冷却媒体の漏洩防止に対する保証が容易である。
好ましくは、上記バックアップブロックには、上記供給通路に通じるとともに上記中子型が上記バックアップブロックに固定されているときに上記冷却孔の少なくとも1つに内挿される供給管が設けられている。
このような構成によると、供給管は供給通路に通じるとともに冷却孔に内挿されているので、冷却媒体が供給管を通じて冷却孔内にスムーズに送り込まれることとなり、中子型を効率よく冷却することができる。
好ましくは、上記中子型には、上記中子型の当接面から上記冷却孔の少なくとも1つの先端付近まで延びるとともに、当該先端付近の一部を除いて冷却孔を区画する仕切板が配設されている。
このような構成によると、中子型に仕切板を設けるだけで冷却媒体を確実に冷却孔の先端に到達させることができる。そして、冷却孔の先端付近の一部については、仕切板が途切れているので、冷却媒体が下流側へスムーズに送り込まれることとなり、中子型を効率よく冷却することができる。また、冷却孔を新規に増設する場合でも、中子型に仕切板を設けるだけの簡単な改造により、上述と同様に中子型を効率よく冷却することができる。
好ましくは、上記供給通路が、上記中子型の当接面に略平行な第1部分と、上記第1部分および上記連通路に連通すべく上記中子型の当接面に略垂直な方向に延びる第2部分とで構成されている。
好ましくは、上記第2部分が、複数箇所に設けられるとともに上記第1部分に対して並列的に連通する。
このような構成によると、冷却孔の形成箇所が分散している場合においても、あらかじめ第1部分を拡張した上で、複数の第2部分を第1部分に対して並列的に連通しておくことにより、中子型の冷却作用を均一化できる。
本発明の第1の実施形態について、図1〜図5を参照しつつ具体的に説明する。尚、説明の便宜上、図1を基準として上下の方向を特定することにする。
図1および図2は本発明の第1の実施形態にかかる冷却機能付き金型Mを、ダイカスト鋳造用金型に適用した例を示し、1はバックアップブロック、2は中子型を表す。バックアップブロック1は、冷却媒体をバックアップブロック1内に供給する供給口10と、供給口10に連通する供給通路11と、供給通路11に連通する供給管14と、排出通路15と、冷却媒体をバックアップブロック1外に排出する排出口16とを備えている。中子型2は、溶湯が接するキャビティ面2aと、キャビティ面2a付近まで延びる第1冷却孔20と、バックアップブロック1に対する当接面としての下面2bのみに、バックアップブロック1の上面1aと協働して連通路21を構成するべく形成された凹部21aと、キャビティ面2a付近まで延びる第2冷却孔22,23と、連通路21を囲繞する環状のシール手段50とを備えている。中子型2は、図示しないボルト締めなどの適宜手段により、バックアップブロック1に着脱可能に取付けられている。尚、図2において、第2冷却孔22,23を二点鎖線で示して、その配設箇所を明らかにしている。後述する図4における第2冷却孔24と、図7における第2冷却孔25と、図9における第2冷却孔26についても同様である。
図1に示すように、供給口10は、バックアップブロック1の下面1bに形成され、図示しない冷却媒体供給源に接続された供給配管18が連結されている。供給通路11は、バックアップブロック1内に形成され、第1部分11aと第2部分11bより構成されている。第1部分11aは、供給口10と交差するとともに中子型2の下面2bに略平行な方向に延びている。第2部分11bは、第1部分11aおよびバックアップブロック1の上面1aに通じるとともに中子型2の下面2bに略垂直な方向に延びている。バックアップブロック1の上面1aは、中子型2を設置するための設置面として機能し、この上面1aには、第2部分11bよりも大径な取付座12が第2部分11bに連通するように形成されている。取付座12には、供給管14を溶接等の適宜手段で一体とした固定リング13が着脱可能に取付けられている。供給管14は、第1冷却孔20に内挿され、供給管14の先端14aは、第1冷却孔20の先端20a付近まで延びている。第1冷却孔20は、中子型2の下側において連通路21に通じている。また、連通路21の途中には、第2冷却孔22,23が連通路21に通じる上向きに形成されている。図1および図2に示すように、第2冷却孔22,23の中央には、中子型2の下面2bから第2冷却孔22,23の先端22a,23a付近に至るまでの領域を連通路21の上流側と下流側に区画する仕切板22c,23cが、中子型2に形成された溝部22b,23bに嵌合する状態で取付けられている。連通路21の下流側終端部は、バックアップブロック1に形成された排出通路15の開口端に通じている。排出通路15はバックアップブロック1内に垂直方向に形成され、排出口16に連通している。排出口16は、バックアップブロック1の下面1bに形成され、図示しない温度調節槽などに接続された排出配管19が連結されている。このように、冷却機能付き金型Mには、供給口10→供給通路11→供給管14→第1冷却孔20→連通路21→第2冷却孔22→連通路21→第2冷却孔23→連通路21→排出通路15→排出口16の順に冷却媒体を通過させるための冷却通路が形成されている。
バックアップブロック1および中子型2に形成される冷却通路は、ドリルなどを使用して加工することにより形成されており、バックアップブロック1あるいは中子型2の表面に開口端が形成される。この開口端のうち冷却通路にかかわらない箇所については、止栓17(図1参照)によって閉塞されている。
図1および図2に示すように、シール手段50は、中子型2の下面2bに形成された環状溝51と、環状のOリング52より構成されており、当該シール手段50により、冷却媒体がバックアップブロック1と中子型2の間から外部に漏洩することはない。本実施形態では、シール材としてOリングを使用した構成を示しているが、シール手段の態様はこれに限定されず、例えば無定形の液状ガスケットとして知られるFIPG(Formed In Place Gasket)などのOリング以外のシール材を用いることもできる。また、Oリング装着用の環状溝51が中子型2に形成されているが、環状溝の態様はこれに限定されず、バックアップブロック1側に形成されていたり、或いは中子型2とバックアップブロック1に跨るように形成されていてもよい。
上述の冷却機能付き金型Mを用いた冷却方法について、具体的に説明する。図1および図2に示すように、中子型2はバックアップブロック1に固定されている。冷却媒体は、図示しない冷却媒体供給源から供給口10を通じてバックアップブロック1内に送り込まれ、供給通路11を通じて供給管14内に送られる。冷却媒体は、供給管14の先端14aより第1冷却孔20の先端20a付近に流れ、第1冷却孔20と供給管14の間を通過して連通路21に流れ込み、連通路21の途中に設けられた第2冷却孔22に到達する。第2冷却孔22においては、連通路21の上流側と下流側を区画する仕切板22cが第2冷却孔22の先端22a付近まで延びているので、冷却媒体は、上流側を第2冷却用孔22の先端22aに向かって上昇し、先端22a付近の仕切板22cが途切れている部分を通過して下流側に流入し、連通路21に向かって降下して再び連通路21に流れ込む。続いて冷却媒体は連通路21の下流側に流れ、第2冷却孔23に到達する。第2冷却孔23においても、上述の第2冷却孔22の場合と同様に、冷却媒体は第2冷却孔23の先端付近まで上昇し、下流側に流入し、連通路21に向けて降下する。このように、第1冷却孔20において、冷却媒体が供給管14を通じて第1冷却孔20の先端20a付近にスムーズに送り込まれ、中子型を効率よく冷却することができる。また、第2冷却孔22,23においては、その先端22a,23a付近を冷却媒体が上流側から下流側へスムーズに送り込まれて通過するので、中子型2を効率よく冷却することができる。そして、冷却媒体は連通路21の下流側において連通する排出通路15に送られ、排出口16を通じてバックアップブロック1外に排出される。排出された冷却媒体は、排出配管19を通じて、例えば図示しない温度調節槽に送られる。ここで中子型2において熱交換により温度上昇した冷却媒体を所定の温度まで冷却し、図示しない冷却媒体供給源を介して再びバックアップブロック1内に送り込まれるといった冷却媒体の循環式流路を構成しておくと、冷却媒体の使用量を節約できる。
次に、中子型2の改造に伴い、冷却通路を改造する場合について、図3および図4を参照して説明する。図3および図4は、冷却通路改造後にバックアップブロック1に中子型2を取付けた状態を示す。以下の改造手順の説明においては、図3および図4に付された符号を引用して説明する。まず、中子型2をバックアップブロック1より分離し、キャビティ面2aの改造を行う。続いて第2冷却孔24を増設するが、増設箇所に連通路21を構成する凹部が形成されていないため、中子型2の下面2bの一部を切削し、凹部21aを並列的に拡張する。図4に示すように、新たに切削形成された凹部21aより、第2冷却孔24を2箇所に穿設する。その後、両第2冷却孔24の中央に溝部24bを形成し、両溝部24bに仕切板24cを取付ける。このように、第2冷却孔24を増設するなどの冷却通路の改造に対しても中子型2だけの改造で済むので、改造にかかる時間とコストを大幅に削減できる。そして、Oリング52が両金型1,2の外周面の近傍に連通路21全体を囲繞する状態で設けられているので、上述のように連通路21を拡張する場合においても別個のシール手段を新たに設ける必要がなく、冷却媒体の漏洩防止に対する保証が容易である。また、両第2冷却孔24は、既存の第2冷却孔23に対してそれぞれ並列的に配置されているので、冷却媒体による中子型2の冷却作用が均一化されて好都合である。さらに、例えば冷却通路の改造に伴い第2冷却孔22が不要となった場合には、図5に示すように、仕切板22cを取り外して止栓27で第2冷却孔の連通路21からの分岐部を閉塞するなどの方法により、第2冷却孔22を冷却通路から簡単に除外できる。本実施形態では第2冷却孔24を2箇所に増設したが、増設する第2冷却孔の数量や位置はこれに限定されず、1箇所或いは3箇所以上に設けてもよい。また、本実施形態においては既存の中子型2を改造する場合について説明したが、新規に中子型を製作し、既存の中子型2と置き換えるように構成してもよい。この場合も、バックアップブロック1については、既存のものをそのまま使用できる。
図6および図7は、本発明の第2の実施形態にかかる冷却機能付き金型M2を示す。冷却機能付き金型M2は、第1実施形態と同様に、バックアップブロック1と中子型2より構成されている。供給通路11は、バックアップブロック1内部に形成され、第1部分11aと第2部分11bより構成されている。第1部分11aは、供給口10と交差するとともに中子型2の下面2bに略平行な方向に延びている。第2部分11bは、互いに離間する2箇所に形成され、第1部分11aより並列的に分岐して中子型2側の上面1aに通じるとともに中子型2の下面2に略垂直な方向に延びている。バックアップブロック1の上面1aにおいて、両第2部分11bに対応する位置には取付座12が形成され、両取付座12には、供給管14を一体接続した固定リング13が着脱可能に取付けられている。中子型2には、連通路21が並列的に分岐して形成され、分岐した先の連通路21の途中には、第2冷却孔25が4箇所に形成されている。各第2冷却孔25の中央には、溝部25bがそれぞれ形成されているとともに、各溝部25bには、それぞれ仕切板25cが取付けられている。このように、冷却孔の形成箇所が分散している場合には、あらかじめ第1部分11aを拡張した上で、その第1部分11aより両第2部分11bを並列的に分岐形成して中子型2内に冷却媒体を供給することにより、第2冷却孔25における冷却作用が均一化されて好都合である。その他の構成については、第1の実施形態のものと同様であるために、同一部材には同一符号を付して、その説明は省略する。
図8および図9は、本発明の第3の実施形態にかかる冷却機能付き金型M3を示す。冷却機能付き金型M3は、第1実施形態と同様に、バックアップブロック1と中子型2より構成されている。供給通路11は、バックアップブロック1内部に形成され、第1部分11aと第2部分11bより構成されている。第1部分11aは、供給口10と交差するとともに中子型2の下面2bに略平行な方向に延びている。第2部分11bは、互いに離間する2箇所に形成され、第1部分11aより並列的に分岐して中子型2側の上面1aに通じるとともに中子型2の下面2に略垂直な方向に延びている。そして、両第2部分11bは、中子型2の連通路21に連通している。中子型2には、連通路21が並列的に分岐して形成され、分岐した先の連通路21の途中には第2冷却孔26が4箇所に形成されている。各第2冷却孔26の中央には、溝部26bがそれぞれ形成されているとともに、各溝部26bには、それぞれ仕切板26cが取付けられている。このように構成された冷却機能付き金型M3においては、バックアップブロック1および中子型2に形成された冷却通路は、両金型1,2内に穿設された孔により構成されているので、冷却通路の構成部品を削減することができるとともに分解・組付け時の作業工数を低減できる。また、第2冷却孔26を増設する場合や連通路21を拡張する場合においても、第1実施形態と同様の方法によると中子型2だけの改造で済むので、改造にかかる時間とコストを大幅に削減できる。その他の構成については、第1の実施形態のものと同様であるために、同一部材には同一符号を付して、その説明は省略する。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。例えば、上記実施形態おいて、ダイカスト鋳造用金型に冷却機能付き金型Mを適用した例について説明したが、低圧鋳造用金型や樹脂の射出成形用金型などにも本発明は適用し得る。
本発明の第1実施形態に係る冷却機能付き金型を示す縦断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 本発明の第1実施形態に係る冷却機能付き金型を示す縦断面図である。 図3におけるB−B線断面図である。 本発明の第1実施形態に係る第2冷却孔の要部を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る冷却機能付き金型を示す縦断面図である。 図6におけるC−C線断面図である。 本発明の第3実施形態に係る冷却機能付き金型を示す縦断面図である。 図8におけるD−D線断面図である。 従来の内冷構造付き金型を示す縦断面図である。
符号の説明
1 バックアップブロック
2 中子型
2a キャビティ面
2b 下面(当接面)
10 供給口
11 供給通路
11a 第1部分
11b 第2部分
14 供給管
15 排出通路
16 排出口
20 第1冷却孔(冷却孔)
21 連通路
21a 凹部
22,23,24,25,26 第2冷却孔(冷却孔)
22c,23c,24c,25c,26c 仕切板
50 シール手段
M,M2,M3 冷却機能付き金型

Claims (6)

  1. 一面を中子型の設置面としたバックアップブロックと、このバックアップブロックの上記設置面に対する当接面および当該当接面とは反対側のキャビティ面を備えるとともに上記バックアップブロックに着脱可能に取付けられる中子型とからなり、上記バックアップブロックには、当該バックアップブロック内に冷却媒体を供給する供給口と、一端が当該供給口に通じるとともに他端が上記設置面側に開放される供給通路と、一端が上記設置面側に開放される排出通路と、当該排出通路の他端に通じるとともに上記バックアップブロック外に冷却媒体を排出する排出口とが設けられ、上記中子型には、上記中子型が上記バックアップブロックに固定されているときに上記供給通路および上記排出通路のそれぞれに通じるとともに上記中子型の上記当接面のみに形成された連続する凹部が上記バックアップブロックの上記設置面と協働して構成する連通路と、当該連通路に通じるとともに上記中子型のキャビティ面側に延びる複数の冷却孔とが設けられている、冷却機能付き金型。
  2. 上記連通路を囲繞する環状のシール手段が、上記バックアップブロックと上記中子型の間に設けられている、請求項1に記載の冷却機能付き金型。
  3. 上記バックアップブロックには、上記供給通路に通じるとともに上記中子型が上記バックアップブロックに固定されているときに上記冷却孔の少なくとも1つに内挿される供給管が設けられている、請求項1または2に記載の冷却機能付き金型。
  4. 上記中子型には、上記中子型の上記当接面から上記冷却孔の少なくとも1つの先端付近まで延びるとともに、当該先端付近の一部を除いて冷却孔を区画する仕切板が配設されている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の冷却機能付き金型。
  5. 上記供給通路が、上記中子型の上記当接面に略平行な第1部分と、上記第1部分および上記連通路に連通すべく上記中子型の上記当接面に略垂直な方向に延びる第2部分とで構成されている、請求項1〜4のいずれか1つに記載の冷却機能付き金型。
  6. 上記第2部分が、複数箇所に設けられるとともに上記第1部分に対して並列的に連通する、請求項5に記載の冷却機能付き金型。
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