JP3631569B2 - シリンダヘッドガスケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンのシリンダヘッドガスケットに関するものであり、詳しくはオイル通路等の液体通路の流量を調整するオリフイス(絞り)機構を備えたシリンダヘッドガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンでは、シリンダブロックに設けられたオイルポンプから吐出されたオイルがシリンダブロックの上面に開口するシリンダブロック内のオイル通路と、シリンダヘッドの下面に開口するシリンダヘッド内のオイル通路とを通って給送され、シリンダヘッド内に設けられた動弁機構などを潤滑するようにしている。そして、一般に、このオイルの給送を調量、調圧するためのオリフイスを設けている。
【0003】
また、エンジンの設計上、シリンダヘッドのオイル通路の少なくとも一つにおいて、シリンダヘッド下面のその開口部位置がこれと連通するシリンダブロックのオイル通路のシリンダブロック上面の開口部位置と一致せず、シリンダブロックのオイル通路の開口部位置と異なる位置に開口することが縷々ある。この場合、両方の開口部を連絡する連通路もしくはオイル溜まりを設ける必要がある。
【0004】
このようなエンジンにおいて、前記のオリフイスやオイル通路の連通路をエンジン自体に加工することを廃止してエンジンの加工コストを低減できるように、シリンダヘッドガスケットに前記のオリフイス機能やオイル通路連通機能をもたせたガスケットが特開平5−52108号公報に提案されている。このガスケットは、図11及び12にその一部(オリフイス部周りの部分)の平面図及びそのC−C線による断面図を示すように、ガスケットを構成する金属板にシリンダブロックのオイル通路開口部に対応するオイル通路穴101とシリンダヘッドのオイル通路開口部に対応するオイル通路穴102とを備えるとともに、これらのオイル通路穴101及び102を接続する切欠き部103を有し、この切欠き部がオイルの調量、調圧用のオリフイスに形成されており、更にこれらのオイル通路穴101、102切欠き部103を包囲するシール用ビード104を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記ガスケットはシリンダヘッドの下面105とシリンダブロックの上面106との間に狭持されるが、前記切欠き部103をオリフイスとして機能させるにはビード104が全屈状態になるようにガスケットが締付けられる必要がある。然し、オイル通路穴周りのビードが全屈状態になる迄ガスケットを締め付けることは通常は行われないことであって、実際には図12に示すようにビードは全屈せず、オイルは切欠き部103を流れるだけでなくガスケットの面上にも溢れてビード間を流れ、オイル通路穴101と102との間のビード間断面がオリフイスとして機能するものと考えられ、オリフイスの断面積はガスケットの締付け度合すなわちビード104の圧縮度合によって変化することになる。
【0006】
また、エンジンの作動中は燃焼圧力によりビードが拡縮するので、その影響も受けることになる。そしてガスケットの長期使用中にビードのへたりによりオリフイス断面積が変化するおそれがある。すなわち、前記特開において提案されたガスケットでは、オリフイスの断面積がガスケットの締付け状態、ビードの圧縮状態によって変化し、経時的にも変化するおそれがあり、オリフイスによるオイルの調量、調圧が所望の通りに行われ難い難点がある。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、本発明の目的はオイル通路、一般的には液体通路のオリフイス機能と液体通路開口部の連通機能とを備えるシリンダヘッドガスケットにおいて、オリフイス断面積がガスケットの締付状態、ビードの圧縮状態に無関係に一定に保たれ、液体の調量、調圧を所望の通りに行い得るようにするシリンダヘッドガスケットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本願の請求項1の発明は、シリンダヘッドの液体通路の少なくとも一つがこれと連通すべきシリンダブロックの液体通路の開口部位置と異なる位置に開口する開口部を有するエンジンに用いられるシリンダヘッドガスケットであって、少なくとも2枚の金属板からなり、一方の金属板はシリンダブロックの前記液体通路の開口部とシリンダヘッドの前記液体通路の開口部との双方をほぼ包含する形状の液体通路穴を備え、他方の金属板はシリンダブロックの前記液体の開口部及びシリンダヘッドの前記液体通路の開口部の何れか一方に面し液体の流量を絞るオリフイス穴を備えるとともに、前記一方の金属板及び他方の金属板の少なくとも何れか一方に前記一方の金属板の前記液体通路穴を包囲する位置に環状のビードを有することを特徴とするものである。
【0009】
また、本願の請求項3の発明は、前記エンジンに用いられるシリンダヘッドガスケットであって、少なくとも2枚の金属板からなり、一方の金属板はシリンダブロックの前記液体通路の開口部と連通する形状の液体通路穴を備え、他方の金属板はシリンダヘッドの前記液体通路の開口部と連通する形状の液体通路穴を備え、前記一方の金属板と前記他方の金属とにおける前記液体通路穴の重なり部分が前記両開口部を連通するとともに液体の流量を絞るオリフイス穴を形成し、更に前記一方の金属板及び前記他方の金属板の少なくとも何れか一方に前記一方の金属板の前記液体通路穴と前記他方の金属板の前記液体通路穴との双方を包囲する位置に環状のビードを備えていることを特徴とする。
【0010】
本発明においては、前記の通り、シリンダブロックの液体通路開口部とシリンダヘッドの液体通路開口部との双方を包含する形状の液体通路穴を一方の金属板に形成することにより両開口部を連通し(請求項1の発明)、或は一方の金属板におけるシリンダブロックの液体通路と連通する液体通路穴と他方の金属板におけるシリンダヘッドの液体通路と連通する液体通路穴との重なり合う部分が前記両開口部を連通する(請求項2の発明)。そして、これらの液体通路の開口部や液体通路穴はこれらを一括包囲するビードによりシールされる。
【0011】
シリンダブロックの液体通路開口部及びシリンダヘッドの液体通路開口部の何れか一方に面して、液体の流量を絞るオリフイス穴を他方の金属板に形成し(請求項1の発明)、或は一方の金属板における前記液体通路穴と他方の金属板における前記液体通路穴との重なり部分により液体の流量を絞るオリフイス穴を形成する(請求項2の発明)。従って、本発明においては形成されたオリフイス穴の断面積はガスケットの締付けの度合、ビードの圧縮の度合に無関係で一定である。そして、給送される液体はガスケットの面に対して垂直な方向にオリフイス穴を通って流れるので、液体の流量はオリフイスの断面積によって絞られ、オリフイス穴を所定の断面積に設定しておくことにより、ガスケットの圧縮の度合に関わりなく所望通りに液体を調量、調圧できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を実施例の図面に基づき以下に説明する。図1は請求項1の発明の実施例のシリンダヘッドガスケットの平面図であり、図2は図1の一部、詳しくはオリフイス穴51を有するオイル給送通路穴部5の部分の拡大図である。図3は図2のA−A線による断面図である。請求項1の発明によるシリンダヘッドガスケットG1は2枚の弾性金属板(例えばステンレス鋼板)1及び2により構成され、金属板1及び2はそれぞれ並列する複数のシリンダボア3と該シリンダボアの周りに分布する複数の水道路穴4と1個のオイル給送通路穴部5と複数のオイル戻り通路穴6と前記シリンダボア3に対してほぼ均等に配置された複数のボルト穴7とを備えている。
【0013】
そして、シリンダボア3の周縁部にシリンダボアを包囲するビード8を備え、該ビード8の外側に分布する複数の水通路穴4を一括して水シールビード9が包囲している。ボルト穴7、オイル給送通路穴部5及びオイル戻り通路穴6は前記水シールビードの外側に位置し、オイル給送通路穴部5及びオイル戻り通路穴6は夫々周りにビード10及び11を備えている。図の12は金属板1と金属板2とを結合するクリンチ結合部である。オイル給送通路穴部5が前記の本発明の特徴を具備しており、その具体的構成が図3の断面図に示されている。
【0014】
図3にはシリンダヘッドHの下面H1及びオイル給送通路H2並びにシリンダブロックBの上面B1及びオイル給送通路B2をも併せて示している。オイル給送通路穴部5においてはシリンダブロックB側に配置されている金属板1はシリンダブロックBのオイル給送通路B2の開口部B3とシリンダヘッドHのオイル給送通路H2の開口部H3とをほぼ包含する形状のオイル通路穴50を備えている。シリンダヘッドH側に配置されている金属板2にはシリンダヘッドのオイル給送通路H2の開口部H3に面する位置にオイルの流れを絞るオリフイス穴51が形成されている。
【0015】
開口部位置が一致していないシリンダブロックのオイル給送通路B2とシリンダヘッドのオイル給送通路H2とが金属板1の前記オイル通路穴50によって連通される。給送されるオイルは、オイル通路穴50を経てガスケット面に垂直な方向にオリフイス穴51を通って流れるときにオリフイス穴によって絞られ、オリフイス穴51の断面積を適宜に設定しておくことにより所望の通りに調量、調圧できる。
【0016】
図3に示す配置に代えて、両オイル給送通路の開口部B3、H3を連通するオイル通路穴50を金属板2に形成し、金属板1にオリフイス穴51をシリンダブロックのオイル給送通路B2の開口部H3に面するように設けてもよい。この場合はオイルはオリフイス51によって流れを絞られたのちにオイル通路穴50に流入しシリンダヘッドのオイル給送通路の開口部H3に連通される。また、ビード10は金属板1及び2の何れか一方に設けるようにしてもよい。
【0017】
図4は請求項1の発明についての他の実施例を示す図3と同様な断面図である。この実施例においては金属板1と金属板2との間に中間板13が積層されており、該中間板13は金属板1のオイル通路穴50と同じ位置に同じ形状のオイル通路穴53を備えている。これらの点以外は図1及至図3に示す実施例と同様である。なお、中間板13にはオイル通路穴53の代わりに金属板2におけるオリフイス穴と同じ位置かつ同じ形状のオリフイス穴を形成してもよいが、中間板が例えばシリンダボアの周縁に折り返し部を有する補償板のような厚さが比較的薄い場合には、油圧による変形を防ぐために図4に示すように上下の金属板1及び2により完全に覆われる構造つまりオイル通路穴53がオイル通路穴50より小さくない構造であることが望ましい。
【0018】
図5は請求項3の発明によるシリンダヘッドガスケットの第1実施例の平面図であり、図6は図5の一部詳しくはそのオイル給送通路穴部5′の部分の拡大図である。図7は図6のB−B線による断面図である。図5及至図7に示す請求項3の発明の第1実施例のガスケットG1と、図1及至図3に示した請求項1の発明の実施例のガスケットG2とはオイル給送通路穴部5及び5′において相違するだけである。従って、同一の部分は同一の符号で示し、その再説明は省略する。
【0019】
請求項3の発明の第1実施例においては、図6及び図7に示されている通り、ガスケットは2枚の金属板1及び2により構成され、シリンダブロックB側に配置されている金属板1はシリンダブロックのオイル給送通路B2の開口部B3の位置に該開口部B3と同一の形状のオイル通路穴54を備えている。また、シリンダヘッドH側に配置されている金属板2はシリンダヘッドのオイル給送通路H2の開口部H3の位置に該開口部H3と同一の形状のオイル通路穴55を備えている。オイル通路穴54と55とはこれらの一部が互いに重なり合い、重なり部56が給送されるオイルの流れを絞るオリフイスを形成している。オイルがガスケットの面と垂直な方向にオリフイスを通り、該オリフイスが、ガスケットの圧縮度合に関係なく、オイルを調量、調圧することは請求項1の発明の実施例の場合と同様である。
【0020】
なお、図ではオイル通路穴54及び55はシリンダブロックのオイル給送通路の開口部及びシリンダヘッドのオイル給送通路の開口部H3と同じ形状、同じ大きさに示しているが、オイル通路穴54及び55は開口部B3及びH3と異なる形状(例えば卵形)、異なる大きさであってよく、要は両オイル通路穴54及び55が互いに重なり合う部分を有し、かつその重なり部56が所望の断面積を有するように両オイル通路穴54及び55の形状、大きさが選ばれる。オイル給送通路穴部5′を包囲するビード10は金属板1及び2の何れか一方に設けるようにしてもよい。
【0021】
図8は請求項3の発明の第2実施例を示す、図7と同様な断面図である。第2実施例においては金属板1と金属板2との間に中間板13が積層され、該中間板13は金属板2のオイル通路穴55と同じ位置に同じ形状、大きさのオイル通路穴57を備えている。これらの点以外は図5及至図7に示す第1実施例と同様である。なお、中間板13のオイル通路穴57は金属板1のオイル通路穴54の位置に該穴54と同じ形状に形成してもよい。
【0022】
図9は請求項3の発明の第3実施例を示す、図7と同様な断面図である。第3実施例においては中間板13がシリンダブロックBのオイル給送通路の開口部B3とシリンダヘッドのオイル給送通路の開口部H3とを包含する形状のオイル通路穴58を両開口部を包含する位置に備えている。この点以外は前記の実施例1及び2と同様である。この実施例の場合は中間板13が上下の金属板1及び2によって完全に覆われているので、中間板13が例えば折り返し部を有する補償板のように比較的厚さが薄く、強度が比較的低いものであっても油圧により変形するおそれがない。
【0023】
図10は請求項3の発明の第4実施例を示す、図7と同様な断面図である。この実施例においてはシリンダヘッドHのオイル給送通路H2がボルト穴を兼ねており、該通路H2にはボルト14が挿通され、該ボルト14はシリンダブロックのボルト穴と螺合している。またシリンダヘッドのオイル給送通路の開口部H3の位置と、シリンダブロックのオイル給送通路B2の開口部B3の位置とが前記実施例1及至3の場合よりも離れており、従って金属板1及び2のオイル通路穴54及び55は、互いに重なり合うように、また重なり部56が所望の断面積を有するように、穴の大きさを大きくしたり、図示していないが穴の形状も例えば卵形とするなど変形されている。これらの点以外は前記の実施例1と同様である。
【0024】
以上説明した実施例は前記した以外にも種々の変形が可能である。また、実施例は専らオイル給送通路に関して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、必要に応じ水通路にも適用することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上詳細に説明した所から既に明らかなとおり、エンジンのシリンダヘッドの液体通路の開口部の少なくとも一つがこれに対応するシリンダブロックの液体通路の開口部と位置が一致せず、該開口部の近傍に開口している場合に、本発明によれば、シリンダヘッドガスケットにおいて両開口部を連通させ、かつ液体の流れを絞るオリフイスを形成することができる。従ってエンジン自体に開口部の連通及びオリフイスのための特別な加工を行う必要がなく、エンジン加工費を低減できる。しかもオリフイスの断面積が、ガスケットの締付状態とは無関係に一定に保たれるので、液体を所望のとおりに調量、調圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例のシリンダヘッドガスケットの平面図である。
【図2】図1の一部(オイル給送通路穴部5の部分)の拡大図である。
【図3】図2のA−A線による断面図である。
【図4】請求項1の発明の他の実施例を示す、図3と同様な断面図である。
【図5】請求項3の発明の第1実施例のシリンダヘッドガスケットの平面図である。
【図6】図5の一部(オイル給送通路穴部の部分)の拡大図である。
【図7】図6のB−B線による断面図である。
【図8】請求項3の発明の第2実施例を示す、図7と同様な断面図である。
【図9】請求項3の発明の第3実施例を示す、図7と同様な断面図である。
【図10】請求項3の発明の第4実施例を示す、図7と同様な断面図である。
【図11】シリンダヘッドガスケットにおける従来のオイル給送通路のオリフイス部を示す平面図である。
【図12】図11のC−C線による断面図である。
【符号の説明】
5、5′ オイル給送通路穴部
10 ビード
50、53、54、55、57、58 オイル通路穴
51 オリフイス穴
56 重なり部
B2 シリンダブロックの液体給送通路
H2 シリンダヘッドの液体給送通路

Claims (4)

  1. シリンダヘッドの液体通路の少なくとも一つがこれと連通すべきシリンダブロックの液体通路の開口部位置と異なる位置に開口する開口部を有するエンジンに用いられるシリンダヘッドガスケットであって、
    少なくとも2枚の金属板からなり、
    一方の金属板はシリンダブロックの前記液体通路の開口部とシリンダヘッドの前記液体通路の開口部との双方をほぼ包含する形状の液体通路穴を備え、
    他方の金属板はシリンダブロックの前記液体通路の開口部及びシリンダヘッドの前記液体通路の開口部の何れか一方に面し液体の流量を絞るオリフイス穴を備えるとともに、
    前記一方の金属板及び他方の金属板の少なくとも何れか一方に前記一方の金属板の前記液体通路穴を包囲する位置に環状のビードを有し、
    さらに、前記一方の金属板と前記他方の金属板との間に積層された中間板を有し、該中間板が前記一方の金属板の前記液体通路穴と同じ位置に該液体通路穴より小さくない液体通路穴を備えているシリンダヘッドガスケット。
  2. シリンダヘッドの液体通路の少なくとも一つがこれと連通すべきシリンダブロックの液体通路の開口部位置と異なる位置に開口する開口部を有するエンジンに用いられるシリンダヘッドガスケットであって、
    少なくとも2枚の金属板からなり、
    一方の金属板はシリンダブロックの前記液体通路の開口部と連通する形状の液体通路穴を備え、
    他方の金属板はシリンダヘッドの前記液体通路の開口部と連通する形状の液体通路穴を備え、
    前記一方の金属板と前記他方の金属板との前記液体通路穴の重なり部分が前記両開口部を連通するとともに液体の流量を絞るオリフイス穴を形成し、
    更に前記一方の金属板及び前記他方の金属板の少なくとも何れか一方に前記一方の金属板の前記液体通路穴と前記他方の金属板の前記液体通路穴との双方を包囲する位置に環状のビードを備えていることを特徴とするシリンダヘッドガスケット。
  3. 前記一方の金属板と前記他方の金属板との間に積層された中間板が前記一方の金属板の前記液体通路穴及び前記他方の金属板の前記液体通路穴の何れか一方と同じ位置にほぼ同じ形状の液体通路穴を備えている請求項記載のシリンダヘッドガスケット。
  4. 前記一方の金属板と前記他方の金属板との間に積層された金属板が前記一方の金属板の前記液体通路穴と前記他方の金属板の前記液体通路穴との双方を包含する形状の液体通路穴を備えている請求項記載のシリンダヘッドガスケット。
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