JP7255543B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

この発明は、水冷式の内燃機関に関する。
内燃機関のシリンダブロックには、ブロック内ウォータジャケットが複数のシリンダの周囲に形成される。このようなブロック内ウォータジャケット内の冷却水の流し方の1つとして、シリンダ列方向に沿って冷却水を流す縦流し方式がある。
特許文献1には、冷却水(冷却水)の縦流し方式を採用する内燃機関の一例が開示されている。特許文献1には、縦流し方式に関し、次のような課題が記載されている。すなわち、シリンダ列方向におけるシリンダブロックの一端に設けられた冷却水入口からその他端に設けられた冷却水出口に向かうに従い、シリンダボア内壁からの熱伝達により、ブロック内ウォータジャケット内の冷却水温度が上昇していく。そのため、シリンダボア内壁から冷却水への熱伝達は、シリンダブロックの前部(冷却水入口側)から後部(冷却水出口側)へと向かうに従って減少していく。それは、シリンダボア内壁の温度と冷却水温度との温度差が、シリンダブロックの前部から後部へと向かうに従って減っていくためである。その結果、シリンダボア外壁の温度が、シリンダブロックの前部から後部へと向かうに従って上がっていく(つまり、シリンダブロックの温度バランスが悪くなる)。
上記の課題に鑑み、特許文献1に記載の内燃機関では、ブロック内ウォータジャケットは、その断面積が冷却水入口から冷却水出口に向かうに従って小さくなるように構成されている。また、特許文献1には、「冷却水の体積流量が冷却水入口から冷却水出口までほぼ一定であれば、ウォータジャケットの断面積が冷却水出口側に向かうほど小さくなると、冷却水の平均速度が冷却水出口に向かうほど高くなる」という旨の記載がある。そして、特許文献1には、このように冷却水の平均速度が冷却水出口に向かうほど高くなることによって、上記温度差の減少を補うことができ、これにより、シリンダブロックの温度バランスを良好にすることができると記載されている。
また、特許文献2には、シリンダヘッドとシリンダブロックとに連ねて設けられた冷却水通路に対応して冷却水通過用の通水孔を備えるとともに、当該通水孔の近傍に、通水孔を通過する冷却水の通過方向を変換するためのガイド部を備えるヘッドガスケットが開示されている。また、特許文献3には、シリンダブロック内のウォータジャケットの深さに関し、シリンダ列方向の一端側から他端側までの吸気側及び排気側の一方においては上流側よりも下流側の方が浅く、かつ、他端側から一端側までの吸気側及び排気側の他方においては上流側よりも下流側の方が深くなるように形成されたウォータジャケットが開示されている。さらに、特許文献4には、シリンダボア孔軸と直交する方向でのボア壁温の高低とボア壁周囲を通過する冷却水温の高低の少なくとも1つに基づきウォータジャケットの性状を設定したシリンダブロックの冷却構造が開示されている。
特開2013-024081号公報 特開平11-166450号公報 特開2019-190373号公報 特開2002-030989号公報
ところで、特許文献1に記載の内燃機関のように冷却水の縦流し方式を採用している場合、ブロック内ウォータジャケットからシリンダヘッド内のウォータジャケット(ヘッド内ウォータジャケット)へと向かう冷却水の流量のシリンダ間ばらつきに関する次のような課題がある。すなわち、ブロック内ウォータジャケットからヘッド内ウォータジャケットへと向かう冷却水の流量は、ブロック内ウォータジャケット内の冷却水の流れ方向においてより下流側に位置するシリンダの方が少なくなる(つまり、シリンダ間での当該流量のばらつきが生じる)。その理由は、ブロック内ウォータジャケット内の上流側の部位から少しずつヘッド内ウォータジャケットへと冷却水が上がっていくことにより、下流に向かうほどブロック内ウォータジャケットを流れる冷却水の流量が減少するためである。縦流し方式を採用する場合には、このようなシリンダ間での冷却水の流量ばらつきを抑制できることが望まれる。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、ブロック内ウォータジャケットからヘッド内ウォータジャケットへの冷却水の移送に関し、簡便な手法を利用してシリンダ間での冷却水の流量ばらつきを抑制できるようにした内燃機関を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る内燃機関は、
シリンダ列方向に沿って直列に配置された複数のシリンダと、複数のシリンダの周囲に形成され冷却水が流れるブロック内ウォータジャケットと、を有するシリンダブロックと、
冷却水が流れるヘッド内ウォータジャケットを有するシリンダヘッドと、
シリンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在するヘッドガスケットと、
を備える。
ブロック内ウォータジャケットは、複数のシリンダのそれぞれの吸気側及び排気側の双方に位置する複数のシリンダ外周部を含む。
ヘッドガスケットは、複数のシリンダ外周部のそれぞれと、ヘッド内ウォータジャケットとを連通させる複数の冷却水開口部を含む。
内燃機関は、ブロック内ウォータジャケット内において、冷却水がシリンダ列方向に沿って複数のシリンダ外周部を順に流れるように構成されている。
ヘッドガスケットは、ブロック内ウォータジャケット内の冷却水の流れ方向であるブロック内冷却水流れ方向における少なくとも最下流に位置するシリンダ外周部に対応する冷却水開口部の下流側の位置に冷却水の流れを遮るように設けられた1又は複数の堰部を含む。
内燃機関は、ブロック内ウォータジャケットにおける吸気側及び排気側の双方において、シリンダ列方向の一端から他端に向けて冷却水がシリンダ列方向に沿って複数のシリンダ外周部を順に流れるように構成されている。
1又は複数の堰部は、吸気側及び排気側の少なくとも一方に配置された複数の堰部を含む。
複数の堰部は、ブロック内冷却水流れ方向のより下流に位置する堰部の面積が、ブロック内冷却水流れ方向のより上流に位置する堰部の面積よりも大きくなるように形成されている。
本発明の第2の態様に係る内燃機関は、
シリンダ列方向に沿って直列に配置された複数のシリンダと、複数のシリンダの周囲に形成され冷却水が流れるブロック内ウォータジャケットと、を有するシリンダブロックと、
冷却水が流れるヘッド内ウォータジャケットを有するシリンダヘッドと、
シリンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在するヘッドガスケットと、
を備える。
ブロック内ウォータジャケットは、複数のシリンダのそれぞれの吸気側及び排気側の双方に位置する複数のシリンダ外周部を含む。
ヘッドガスケットは、複数のシリンダ外周部のそれぞれと、ヘッド内ウォータジャケットとを連通させる複数の冷却水開口部を含む。
内燃機関は、ブロック内ウォータジャケット内において、冷却水がシリンダ列方向に沿って複数のシリンダ外周部を順に流れるように構成されている。
ヘッドガスケットは、ブロック内ウォータジャケット内の冷却水の流れ方向であるブロック内冷却水流れ方向における少なくとも最下流に位置するシリンダ外周部に対応する冷却水開口部の下流側の位置に冷却水の流れを遮るように設けられた1又は複数の堰部を含む。
内燃機関は、ブロック内ウォータジャケットにおける吸気側及び排気側の一方においてシリンダ列方向の一端から他端に向けて冷却水がシリンダ列方向に沿って複数のシリンダ外周部の一部を順に流れ、その後、吸気側及び排気側の他方においてシリンダ列方向の他端から一端に向けて冷却水がシリンダ列方向に沿って複数のシリンダ外周部残りを順に流れるように構成されている。
1又は複数の堰部は、吸気側及び排気側の少なくとも一方に配置された複数の堰部を含む。
複数の堰部は、ブロック内冷却水流れ方向のより下流に位置する堰部の面積が、ブロック内冷却水流れ方向のより上流に位置する堰部の面積よりも大きくなるように形成されてい
本発明の第3の態様に係る内燃機関は、
シリンダ列方向に沿って直列に配置された複数のシリンダと、複数のシリンダの周囲に形成され冷却水が流れるブロック内ウォータジャケットと、を有するシリンダブロックと、
冷却水が流れるヘッド内ウォータジャケットを有するシリンダヘッドと、
シリンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在するヘッドガスケットと、
を備える。
ブロック内ウォータジャケットは、複数のシリンダのそれぞれの吸気側及び排気側の双方に位置する複数のシリンダ外周部を含む。
ヘッドガスケットは、複数のシリンダ外周部のそれぞれと、ヘッド内ウォータジャケットとを連通させる複数の冷却水開口部を含む。
内燃機関は、ブロック内ウォータジャケット内において、冷却水がシリンダ列方向に沿って複数のシリンダ外周部を順に流れるように構成されている。
ヘッドガスケットは、ブロック内ウォータジャケット内の冷却水の流れ方向であるブロック内冷却水流れ方向における少なくとも最下流に位置するシリンダ外周部に対応する冷却水開口部の下流側の位置に冷却水の流れを遮るように設けられた1又は複数の堰部を含む。
1又は複数の堰部は、吸気側及び排気側の少なくとも一方に配置された複数の堰部を含む。
複数の堰部の面積は同じである。
複数の堰部は、ブロック内冷却水流れ方向の最上流に位置するシリンダ外周部を除く複数のシリンダ外周部に対応する複数の冷却水開口部の下流側に配置されてい
上記第1~第3の態様の何れかにおいて、シリンダブロックは、ブロック内ウォータジャケットの外周側に形成され、ヘッドガスケットを介してシリンダヘッドをシリンダブロックに固定する複数のヘッドボルトがそれぞれ挿入される複数のヘッドボルトボス部を含んでもよい。そして、1又は複数の堰部のそれぞれは、複数のヘッドボルトボス部と複数のシリンダのボア壁とによって挟まれたブロック内ウォータジャケットの部位であるボルト周囲部に配置されていてもよい。
また、上記第1~第3の態様の何れかにおいて、ヘッドガスケットは、多層構造のメタルヘッドガスケットであってもよい。そして、1又は複数の堰部は、メタルヘッドガスケットにおけるシリンダブロックの側の一層の一部を折り曲げることによって形成されていてもよい。
本発明に係る内燃機関によれば、ヘッドガスケットが備える1又は複数の堰部の上流(直上流)における冷却水の流路の一部が1又は複数の堰部によって堰き止められるので、1又は複数の堰部の上流側の冷却水の圧力が高められる。その結果、1又は複数の堰部の上流(直上流)にある冷却水開口部の近傍を流れる冷却水の流量を回復させることができる。このため、本発明によれば、ブロック内ウォータジャケットからヘッド内ウォータジャケットへの冷却水の移送に関し、簡便な手法を利用してシリンダ間での冷却水の流量ばらつきを抑制できるようになる。
本発明の実施の形態1に係る内燃機関が備えるウォータジャケットの基本構成の一例を表した模式図である。 図1に示すヘッドガスケットをシリンダヘッドの側から見た図である。 図2中の矢視Aの方向から堰部を見た図である。 実施の形態1の構成との対比のために参照される比較例の課題を説明するための図(A)と、実施の形態1の構成の効果を説明するための図(B)である。 実施の形態1の第1変形例Aに係るヘッドガスケットの構造を表した図である。 実施の形態1の第2変形例Bに係るヘッドガスケットの構造を表した図である。 実施の形態1の第3変形例Cに係るヘッドガスケットの構造を表した図である。 実施の形態1の第4変形例Dに係るヘッドガスケットの構造を表した図である。 実施の形態1の第5変形例Eに係るヘッドガスケットの構造を表した図である。 本発明の実施の形態2に係るヘッドガスケット及びその下方側に位置するシリンダブロックをシリンダヘッドの側から見た図である。
以下に説明される各実施の形態において、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略又は簡略する。また、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
1.実施の形態1
図1~図9を参照して、本発明の実施の形態及びその変形例について説明する。
1-1.ウォータジャケットの基本構成
図1は、実施の形態1に係る内燃機関1が備えるウォータジャケット14、22の基本構成の一例を表した模式図である。
図1に示すように、内燃機関1は、シリンダブロック10と、シリンダヘッド20と、ヘッドガスケット30とを備えている。ヘッドガスケット30は、シリンダブロック10とシリンダヘッド20との間に介在している。より詳細には、シリンダヘッド20は、シリンダブロック10との間にヘッドガスケット30を介在した状態で、ヘッドボルト(図示省略)によってシリンダブロック10に固定される。
シリンダブロック10は、複数(一例として、4つ)のシリンダ12と、ブロック内ウォータジャケット14とを備えている。4つのシリンダ12は、シリンダ列方向D1に沿って直列に配置されている。以下の説明では、個々のシリンダ12を特定するときは、シリンダ列方向D1の一端に近いシリンダから順に、第1シリンダ12#1、第2シリンダ12#2、第3シリンダ12#3及び第4シリンダ12#4とも称する。
ブロック内ウォータジャケット14は、シリンダブロック10の内部において、これらのシリンダ12の周囲に形成されている。より詳細には、4つのシリンダ12は、隣り合うシリンダ12間にウォータジャケットを有さないサイアミーズ型のシリンダである。シリンダ12の冷却のために、冷却水がブロック内ウォータジャケット14を流れる。ブロック内ウォータジャケット14の上面(シリンダヘッド20側の表面)は開放されている。すなわち、シリンダブロック10は、いわゆるオープンデッキタイプである。
また、シリンダ列方向D1におけるシリンダブロック10の一端(第1シリンダ12#1側の端)には、冷却水入口16が設けられている。冷却水は、冷却水入口16からブロック内ウォータジャケット14に導入される。より詳細には、図示省略するウォータポンプによって圧送された冷却水が、冷却水入口16からブロック内ウォータジャケット14に導入される。
ブロック内ウォータジャケット14は、図1に示すように、4つのシリンダ12のそれぞれの吸気側に位置する合計4つのシリンダ外周部14aと、4つのシリンダ12のそれぞれの排気側に位置する合計4つのシリンダ外周部14bとを有する。一方、シリンダヘッド20の内部には、当該冷却水が流れるヘッド内ウォータジャケット22が形成されている。図1には、ヘッド内ウォータジャケット22の各入口22aと、ヘッド内ウォータジャケット22内の冷却水の流れ方向を示す矢印とが表されている。
ヘッドガスケット30は、合計8つのシリンダ外周部14a、14bのそれぞれと、ヘッド内ウォータジャケット22(各入口22a)とを連通させる合計8か所の冷却水開口部32を有する。これらの冷却水開口部32は、ブロック内ウォータジャケット14とヘッド内ウォータジャケット22との間で冷却水の流通を可能とするために形成されている。また、ヘッドガスケット30には、各シリンダ12に関してシリンダヘッド20とシリンダブロック10とを連通させるためのシリンダ開口部34が形成されている。
内燃機関1は、ブロック内ウォータジャケット14内において、冷却水がシリンダ列方向D1に沿って各シリンダ外周部14a、14bを順に流れるように構成されている。すなわち、内燃機関1では、ブロック内ウォータジャケット14内の冷却水の流し方として、いわゆる縦流し方式が採用されている。より具体的には、内燃機関1は、図1に示すように、ブロック内ウォータジャケット14における吸気側及び排気側の双方において、シリンダ列方向D1の一端から他端に向けて冷却水がシリンダ列方向D1に沿って複数のシリンダ外周部14a及び14bを順に流れるように構成されている。
図1に示す構成例では、冷却水入口16からブロック内ウォータジャケット14内に導入された冷却水は、吸気側と排気側の双方に分かれて進む。より具体的には、吸気側に進んだ冷却水は、シリンダ列方向D1の一端(冷却水入口16)に最も近い第1シリンダ12#1のシリンダ外周部14aから、第2シリンダ12#2のシリンダ外周部14a、第3シリンダ12#3のシリンダ外周部14a及び第4シリンダ12#4のシリンダ外周部14aの順に流れる。同様に、排気側に進んだ冷却水は、第1シリンダ12#1のシリンダ外周部14b、第2シリンダ12#2のシリンダ外周部14b、第3シリンダ12#3のシリンダ外周部14b及び第4シリンダ12#4のシリンダ外周部14bの順に流れる。
そして、冷却水は、上述のように各シリンダ外周部14a、14bを流れていく過程で、ヘッドガスケット30の各冷却水開口部32を介してヘッド内ウォータジャケット22に移送される。ヘッド内ウォータジャケット22に導入された冷却水は、一例としてシリンダ列方向D1におけるシリンダヘッド20の一端に設けられた冷却水出口24においてヘッド内ウォータジャケット22から排出される。
1-2.ヘッドガスケットの構造
図2は、図1に示すヘッドガスケット30をシリンダヘッド20の側から見た図である。図3は、図2中の矢視Aの方向から堰部38#3を見た図である。
シリンダブロック10の上部には、ヘッドボルトが挿入される複数のヘッドボルトボス部18が形成されている。ヘッドガスケット30には、複数のヘッドボルトボス部18に対応する位置に、複数のボルトボス開口部36がそれぞれ形成されている。図2に示す直列4気筒の例では、ヘッドボルトボス部18及びそれらに対応するボルトボス開口部36は、吸気側の5か所と排気側の5か所の合計10か所に設けられている。
より詳細には、図2に示すように、ヘッドボルトボス部18及びボルトボス開口部36は、一例として、吸気側及び排気側の双方において、隣り合うシリンダ12間の3か所の部位及びシリンダ12#1、12#4周辺のシリンダブロック10の両端の2か所の部位に等ピッチで配置されている。そして、各ヘッドボルトボス部18は、ブロック内ウォータジャケット14の外周側において、当該ブロック内ウォータジャケット14と近接して設けられている。その結果、ブロック内ウォータジャケット14のシリンダ径方向の幅は、各ヘッドボルトボス部18と各シリンダ12のボア壁とによって挟まれた部位(換言すると、各ヘッドボルトボス部18と対向する部位)であるボルト周囲部14cにおいて、図2に示すように相対的に狭くなっている。
付け加えると、図2中に破線で示されるように、上述のシリンダ外周部14a、14bは、シリンダ12と同じ向き曲率で湾曲して各シリンダ12の周囲に形成された部位である。そして、各ボルトボス開口部36の周囲におけるブロック内ウォータジャケット14の部位は、シリンダ外周部14a、14bと連続した部位であって、これらと逆向きの曲率で湾曲して形成されたボルト周囲部14cとして形成されている。
なお、図2に示すヘッドガスケット30では、各冷却水開口部32は、一例として3つの開口32a、32b及び32cからなる。したがって、冷却水は、3つの開口32a、32b及び32cを介してブロック内ウォータジャケット14からヘッド内ウォータジャケット22に導入される。
1-2-1.堰部の具体的な構成
本実施形態のヘッドガスケット30は、2か所に堰部(バッフル部)38を備えている。具体的には、堰部38は、吸気側に堰部38#3及び38#4として設けられている。堰部38#3は、第3シリンダ12#3と第4シリンダ12#4との間に位置するボルト周囲部14cと対応する位置に設けられている。堰部38#4は、第4シリンダ12#4側のシリンダブロック10の端部に位置するボルト周囲部14cと対応する位置に設けられている。
ここで、ブロック内ウォータジャケット14の冷却水の流れ方向を「ブロック内冷却水流れ方向D2」と称する。堰部38#3及び38#4は、ブロック内冷却水流れ方向D2における下流側の2つのシリンダ外周部14a#3及び14a#4に対応する冷却水開口部32の下流側の位置(より詳細には、冷却水開口部32の直下の位置)であるボルト周囲部14cに、冷却水の流れを遮るように設けられている。このように、堰部38は、冷却水開口部32内ではなく、その下流側の位置(より詳細には、直下)に設けられている。
より詳細には、堰部38は、図3に示されるように、冷却水流れと略直交方向(シリンダ軸線方向D3(さらに換言すると、ブロック内ウォータジャケット14の上下方向))に沿って延びるように形成されている。なお、図3には、堰部38#3が例示されているが、堰部38#4の基本形状は、次に説明する面積(より詳細には、冷却水を堰き止める面の面積)の設定を除き、堰部38#3と同様である。
本実施形態では、2つの堰部38#3及び38#4は、ブロック内冷却水流れ方向D2のより下流に位置する堰部38#4の面積がブロック内冷却水流れ方向D2のより上流に位置する堰部38#3の面積よりも大きくなるように形成されている。より具体的には、このような面積の大小の関係は、一例として、下流側の堰部38#4の高さ(シリンダ軸線方向D3の幅)を上流側の堰部38#3の高さよりも大きくすることによって実現されている。なお、このような面積の大小の関係は、堰部の高さの設定に代え、或いはそれとともに、堰部の幅(シリンダ径方向の幅)の設定を利用して実現されてもよい。
また、本実施形態のヘッドガスケット30は、一例として、多層構造のメタルヘッドガスケットである。図3に例示されるように、堰部38(38#3及び38#4)は、メタルヘッドガスケット30におけるシリンダブロック10の側の一層30aの一部を折り曲げることによって形成されている。なお、堰部の形成手法は、このような手法に限られない。具体的には、例えば、堰部に相当する別ピースを溶接又はカシメ等の接合手法を用いてヘッドガスケット本体と一体化することにより、堰部を備えるヘッドガスケットが構成されてもよい。
1-3.効果
図4(A)は、実施の形態1の構成との対比のために参照される比較例の課題を説明するための図である。図4(B)は、実施の形態1の構成の効果を説明するための図である。図4(A)に示す比較例の構成は、堰部38を備えていない点を除き、実施の形態1の内燃機関1の構成と同様である。
ブロック内ウォータジャケット内の冷却水の流し方として上述の縦流し方式が用いられると、冷却水は、ブロック内冷却水流れ方向D2に沿って各シリンダ外周部を流れていく過程で、上流側から少しずつ冷却水開口部を介してヘッド内ウォータジャケットへと上がっていく。その結果、下流に向かうほどブロック内ウォータジャケットを流れる冷却水の流量が減少する。このため、比較例のように堰部が設けられていないと、図4(A)に示すように、ブロック内ウォータジャケットからヘッド内ウォータジャケットへと向かう冷却水の流量は、下流側に位置するシリンダ外周部の方が少なくなる(すなわち、下流に向かうほど減少する)。その結果、当該流量のシリンダ間ばらつきが生じる。
これに対し、本実施形態の内燃機関1では、ブロック内冷却水流れ方向D2の下流側のシリンダ外周部14a#3及び14a#4の下流側の位置(直下)に堰部38#3及び38#4がそれぞれ設けられている。これにより、図4(B)に示すように、各堰部38の上流(直上流)における冷却水の流路の一部が堰部38によって堰き止められるので、堰部38の上流側の冷却水の圧力が高められる。その結果、各堰部38の上流(直上流)にある冷却水開口部32の近傍を流れる冷却水の流量を回復させることができる。このため、当該冷却水開口部32を通過してヘッド内ウォータジャケット22に向かう冷却水の流量の低下を抑制できる。
以上のように、本実施の形態の内燃機関1によれば、ブロック内ウォータジャケット14からヘッド内ウォータジャケット22への冷却水の移送に関し、ヘッドガスケット30の形状変更という簡便な手法を利用して、シリンダ12間での冷却水の流量ばらつきを抑制できるようになる。
また、本実施形態に係る堰部38は、ヘッドボルトボス部18とこれに隣接するシリンダ12のボア壁とによって挟まれたブロック内ウォータジャケット14の部位であるボルト周囲部14cと対応する位置に設けられている。上述のように、ボルト周囲部14cでは、ブロック内ウォータジャケット14の幅が相対的に狭くなっている。このように狭いボルト周囲部14cに堰部38を配置することにより、冷却水を効率良く堰き止めることができる。ただし、堰部38の配置場所は、広く言えば、堰部の配置によって流量の回復を必要とする冷却水開口部32の下流側の位置であれば、必ずしもボルト周囲部14cに限られず、シリンダ外周部14aであってもよい。より詳細には、堰部の配置によって流量の回復を必要とする冷却水開口部Aの下流側に他の冷却水開口部Bが存在する場合には、堰部38は、冷却水開口部Aと冷却水開口部Bとの間に位置するシリンダ外壁部14aに設けられてもよい。
さらに、本実施形態に係る堰部38は、ブロック内冷却水流れ方向D2のより下流に位置する堰部38#4の面積(高さ)は、ブロック内冷却水流れ方向D2のより上流に位置する堰部38#3の面積(高さ)よりも大きくなるように形成されている。このような構成によれば、ブロック内ウォータジャケットからヘッド内ウォータジャケットへと向かう冷却水の流量が、堰部なしでは下流に向かうほど減少してしまうという課題に対し、当該流量のシリンダ間ばらつきをより効果的に抑制できるようになる。
また、本実施形態に係る堰部38は、メタルヘッドガスケットであるヘッドガスケット30におけるシリンダブロック10の側の一層30aの一部を折り曲げることによって形成されている。これにより、上述した機能を有する堰部38を備えるヘッドガスケット30を簡便に構成できる。
(補足)
付け加えると、特許文献1に記載の内燃機関のように、ブロック内ウォータジャケットの断面積が冷却水入口から冷却水出口に向かうに従って小さくなる構成(すなわち、ブロック内ウォータジャケットの流路全体を絞る構成)では、冷却水の圧損が過大となってしまう。これに対し、本実施形態によれば、流量の回復を必要とする部位を対象として堰部38が適宜設けられる。これにより、特許文献1に記載の内燃機関と比べて圧損を低減させつつ、流量の回復を必要とする部位の冷却水の圧力を高めることができ、ヘッド内ウォータジャケット22へと上がる冷却水の流量調整が可能となる。より詳細には、堰部38によれば、冷却水をヘッド内ウォータジャケット22に流すための冷却水開口部32の近傍でのみ、冷却水の流れを堰き止めることができ、冷却水を効率良くヘッド内ウォータジャケット22へと上げることができる。
また、堰部38がヘッドガスケット30と一体化されている。このため、堰部38を有しないヘッドガスケットから堰部38を有するヘッドガスケット30に交換することによって、堰部38を有する仕様に容易に変更することができる。また、ヘッドガスケットと別体のウォータジャケットスペーサを利用して流量のシリンダ間ばらつきを改善する手法も考えられる。しかしながら、本実施形態によれば、このような手法と比べ、ウォータジャケットスペーサの追加による構造の複雑化、及び、ウォータジャケットスペーサの支持部の存在によるブロック内ウォータジャケット内の流路抵抗の増大を回避しつつ流量のシリンダ間ばらつきを改善できる。
さらに、堰部38による対策は、冷却水開口部32の個々の開口32a~32c毎の対策ではなく、流量の回復が必要とされるシリンダ外周部14aの冷却水開口部32の全体を通過する冷却水の流量を高めるためのものである。したがって、個々の開口32a~32c毎の対策を行う場合と比べて、堰部38の数を少なくでき、この点においても簡便である。
1-4.変形例
上述した実施の形態1においては、直列4気筒、かつブロック内ウォータジャケット14における吸気側及び排気側の双方において冷却水がシリンダ列方向D1の一端から他端に向けてシリンダ列方向D1に沿って複数のシリンダ外周部14a、14bを順に流れるように構成された内燃機関1を例に挙げて、堰部38の配置の一例が説明された。しかしながら、本発明に係る「堰部」は、例えば、以下の図5~図9に例示される手法で内燃機関1に配置されてもよい。
図5は、実施の形態1の第1変形例Aに係るヘッドガスケット30Aの構造を表した図である。図5に示す第1変形例Aでは、ヘッドガスケット30Aは、吸気側の3か所に堰部38Aを備えている。具体的には、堰部38Aには、堰部38#3及び38#4に加え、堰部38#2が該当する。堰部38#2は、第2シリンダ12#2と第3シリンダ12#3との間に位置するボルト周囲部14cと対応する位置に設けられている。各堰部38Aの面積(高さ)は、最下流に位置する堰部38#4が最も高く、堰部38#3及び38#2の順でこれに続く。
図6は、実施の形態1の第2変形例Bに係るヘッドガスケット30Bの構造を表した図である。図6に示す第2変形例Bでは、ヘッドガスケット30Bは、吸気側の4か所に(すなわち、すべてのシリンダ外周部14aを対象として)堰部38Bを備えている。具体的には、堰部38Bには、堰部38#2、38#3及び38#4に加え、堰部38#1が該当する。堰部38#1は、第1シリンダ12#1と第2シリンダ12#2との間に位置するボルト周囲部14cと対応する位置に設けられている。各堰部38Bの面積(高さ)は、最下流に位置する堰部38#4が最も高く、堰部38#3、38#2及び38#1の順でこれに続く。
図7は、実施の形態1の第3変形例Cに係るヘッドガスケット30Cの構造を表した図である。図7に示す第3変形例Cでは、ヘッドガスケット30Cは、吸気側の1か所に堰部38Cを備えている。具体的には、堰部38Cには、堰部38#4のみが該当する。すなわち、この第3変形例Cでは、堰部38Cは、ブロック内冷却水流れ方向D2における最下流に位置するシリンダ外周部14aに対応する冷却水開口部32の下流側の位置(直下)にのみ配置されている。
図8は、実施の形態1の第4変形例Dに係るヘッドガスケット30Dの構造を表した図である。図8に示す第4変形例Dでは、ヘッドガスケット30Dは、実施の形態1(図2参照)と同様に、吸気側の2か所に(すなわち、第3シリンダ12#3及び第4シリンダ12#4のシリンダ外周部14aを対象として)堰部38Dを備えている。ただし、この第4変形例Dでは、堰部38Dに該当する堰部38#3’及び38#4’は、実施の形態1とは異なり、同じ面積(高さ)を有するように形成されている。
なお、本発明に係る「堰部」は、既述したように、ヘッド内ウォータジャケットに向かう冷却水の流量のシリンダ間ばらつきを抑制するために備えられるものである。このため、図8に示す第4変形例Dのように同じ面積(高さ)を有する複数の堰部を吸気側に備える場合、複数の堰部は、ブロック内冷却水流れ方向の最上流に位置するシリンダ外周部を除くことを条件として、任意の複数のシリンダ外周部に対応する冷却水開口部の下流側に配置されてもよい。
図9は、実施の形態1の第5変形例Eに係るヘッドガスケット30Eの構造を表した図である。図9に示す第5変形例Eでは、ヘッドガスケット30Eは、実施の形態1(図2参照)と同様の吸気側の2か所とともに、排気側の2か所に堰部38Eを備えている。具体的には、堰部38Eには、堰部38#3IN及び38#4INに加え、堰部38#3EX及び38#4EXが該当する。堰部38#3EXは、排気側において第2シリンダ12#2と第3シリンダ12#3との間に位置するボルト周囲部14cと対応する位置に設けられている。堰部38#4EXは、排気側において第3シリンダ12#3と第4シリンダ12#4との間に位置するボルト周囲部14cと対応する位置に設けられている。吸気側と同様に、排気側の堰部38#3EX及び38#4EXの面積(高さ)は、下流側に位置する堰部38#4EXの方が堰部38#3EXよりも高い。
また、排気側に設けられる堰部の数は、図5~図7に示す例と同様に変更されてもよい。さらに、排気側に設けられる複数の堰部の面積(高さ)は、図8に示す例に関する説明と同様の考え方で決定されてもよい。また、本発明に係る堰部は、上述した各例とは異なり、シリンダブロックの吸気側には設けられず、排気側にのみ設けられてもよい。
2.実施の形態2
次に、図10を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態の内燃機関は、以下に説明する点を除き、実施の形態1の内燃機関1と同様に構成されている。
図10は、実施の形態2に係るヘッドガスケット50及びその下方側に位置するシリンダブロック40をシリンダヘッド20の側から見た図である。実施の形態2の内燃機関は、実施の形態1と同様のヘッド内ウォータジャケット22を有するシリンダヘッド20とともに、シリンダブロック40及びヘッドガスケット50を備えている。シリンダブロック40は、内燃機関1と同様の4つのシリンダ12(12#1~12#4)とともに、これらの周囲に形成されたブロック内ウォータジャケット44を備えている。
2-1.ウォータジャケットの基本構成
ブロック内ウォータジャケット44は、図10に示すように、4つのシリンダ12のそれぞれの吸気側に位置する合計4つのシリンダ外周部44aと、4つのシリンダ12のそれぞれの排気側の双方に位置する合計4つのシリンダ外周部44b(44b#1~44b#4)とを有する。実施の形態2の内燃機関においても、ブロック内ウォータジャケット44内において、冷却水がシリンダ列方向D1に沿って複数のシリンダ外周部44a、44bを順に流れるように構成されている。ただし、ブロック内ウォータジャケット44は、冷却水の具体的な流し方において実施の形態1のブロック内ウォータジャケット14と相違している。
具体的には、シリンダブロック40への冷却水入口42は、シリンダ列方向D1におけるシリンダブロック40の吸気側の一端(第1シリンダ12#1側の端)においてシリンダブロック40に設けられている。そして、図10に示すように、実施の形態2の内燃機関は、まず、ブロック内ウォータジャケット44における吸気側においてシリンダ列方向D1の一端から他端に向けて冷却水がシリンダ列方向D1に沿って4つのシリンダ外周部44aの一部を順に流れ、その後、排気側においてシリンダ列方向D1の上記他端から上記一端に向けて冷却水がシリンダ列方向D1に沿って4つのシリンダ外周部44bの残りを順に流れるように構成されている。より詳細には、吸気側に進んだ冷却水は、シリンダ列方向D1の一端(冷却水入口42)に最も近い第1シリンダ12#1のシリンダ外周部44aから、第2シリンダ12#2のシリンダ外周部44a、第3シリンダ12#3のシリンダ外周部44a及び第4シリンダ12#4のシリンダ外周部44aの順に流れる。冷却水は、その後にUターンし、排気側において第4シリンダ12#4のシリンダ外周部44b、第3シリンダ12#3のシリンダ外周部44b、第2シリンダ12#3のシリンダ外周部44b及び第1シリンダ12#4のシリンダ外周部44bの順に流れる。
そして、冷却水は、上述のように各シリンダ外周部44a、44bを流れていく過程で、内燃機関1と同様に、ヘッドガスケット50の各冷却水開口部32を介してヘッド内ウォータジャケット22に移送される。
2-2.堰部の具体的な構成
本実施形態のヘッドガスケット50は、一例として4か所に堰部52を備えている。具体的には、堰部52は、排気側に堰部52#4、52#3、52#2及び52#1として設けられている。堰部52#4は、第4シリンダ12#4と第3シリンダ12#3との間に位置するボルト周囲部44cと対応する位置に設けられている。堰部52#3は、第3シリンダ12#3と第2シリンダ12#2との間に位置するボルト周囲部44cと対応する位置に設けられている。堰部52#2は、第2シリンダ12#2と第1シリンダ12#1との間に位置するボルト周囲部44cと対応する位置に設けられている。そして、堰部52#1は、第1シリンダ12#1側のシリンダブロック40の端部に位置するボルト周囲部44cと対応する位置に設けられている。
ここで、ブロック内ウォータジャケット44の冷却水の流れ方向を「ブロック内冷却水流れ方向D4」と称する。4つの堰部52#1~52#4は、ブロック内冷却水流れ方向D4における下流側の4つのシリンダ外周部44b#1~44b#4に対応する冷却水開口部32の下流側の位置(より詳細には、冷却水開口部32の直下の位置)であるボルト周囲部44cに、冷却水の流れを遮るように設けられている。
また、本実施形態においても、4つの堰部52#1~52#4は、ブロック内冷却水流れ方向D4のより下流に位置する堰部52の面積(高さ)がブロック内冷却水流れ方向D4のより上流に位置する堰部52の面積(高さ)よりも大きくなるように形成されている。より具体的には、堰部52の面積(高さ)は、最下流に位置する堰部52#1が最も高く、堰部52#2、52#3及び52#4の順でこれに続く。なお、実施の形態1で説明したように、このような面積の大小の関係は、堰部の高さの設定に代え、或いはそれとともに、堰部の幅(シリンダ径方向の幅)の設定を利用して実現されてもよい。
また、本実施形態のヘッドガスケット50は、ヘッドガスケット30と同様に、一例として多層構造のメタルヘッドガスケットであり、シリンダブロック40の側の一層の一部を折り曲げることによって形成されている。
2-3.効果
図10に示すブロック内冷却水流れ方向D4に沿って冷却水が流れる実施の形態2の内燃機関においても、堰部52の利用により、実施の形態1の内燃機関1と同様の効果を奏する。
2-4.変形例
ブロック内冷却水流れ方向D4に沿って冷却水が流れる実施の形態2の内燃機関においても、堰部は、実施の形態1とその変形例A~Cとの関係と同様に、図10に示す例以外に次のように配置されてもよい。
すなわち、まず、ブロック内冷却水流れ方向D4のより下流に位置する堰部の面積が当該ブロック内冷却水流れ方向D4のより上流に位置する堰部の面積よりも大きくなるように形成された複数の堰部を備える例では、当該複数の堰部は、排気側の各シリンダ外周部44bに対応する冷却水開口部32の下流側の位置だけでなく、吸気側の各シリンダ外周部44aに対応する冷却水開口部32の下流側の位置をも対象として任意の数で配置されてもよい。
また、同じ面積(高さ)の複数の堰部を備える例では、当該複数の堰部は、ブロック内冷却水流れ方向D4の最上流に位置するシリンダ外周部(図10に示す例では、第1シリンダ12#1のシリンダ外周部44a)を除く任意の複数のシリンダ外周部44a、44bに対応する冷却水開口部32の下流側の位置に設けられてもよい。
また、本発明に係る「1又は複数の堰部」を備える内燃機関は、実施の形態2のブロック内冷却水流れ方向D4と逆の方向に冷却水が流れるブロック内ウォータジャケットを備えるものであってもよい。すなわち、内燃機関は、まず、排気側においてシリンダ列方向の一端(第1シリンダ12#1側の端)から他端に向けて冷却水が流れ、その後にUターンして吸気側において上記他端から上記一端に向けて冷却水が流れるブロック内ウォータジャケットを備えるものであってもよい。そして、このような内燃機関では、複数の堰部は、例えば、図10に示す例とは逆に、吸気側の4つのシリンダ外周部44aに対応する冷却水開口部32の下流側の位置に設けられてもよい。さらに、このような内燃機関における堰部の配置は、上述した実施の形態2とその変形例との関係と同様に、適宜変更されてもよい。
なお、本発明の対象となる内燃機関は、シリンダ列方向に沿って直列に配置された任意の複数のシリンダを備えるものであれば、直列4気筒エンジンに限られない。また、「複数のシリンダ」は必ずしも内燃機関の全気筒に限られず、例えばV型であれば、各バンクを構成する複数のシリンダが上記「複数のシリンダ」に相当する。
以上説明した各実施の形態に記載の例及び他の各変形例は、明示した組み合わせ以外にも可能な範囲内で適宜組み合わせてもよいし、また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形してもよい。
1 内燃機関
10、40 シリンダブロック
12 シリンダ
14、44 ブロック内ウォータジャケット
14a、14b、44a、44b ブロック内ウォータジャケットのシリンダ外周部
14c、44c ブロック内ウォータジャケットのボルト周囲部
16、42 冷却水入口
18 ヘッドボルトボス部
20 シリンダヘッド
22 ヘッド内ウォータジャケット
24 冷却水出口
30、30A~30E、50 ヘッドガスケット
30a ヘッドガスケットのシリンダブロック側の一層
32 ヘッドガスケットの冷却水開口部
36 ヘッドガスケットのボルトボス開口部
38、38A~38E、52 ヘッドガスケットの堰部

Claims (5)

  1. シリンダ列方向に沿って直列に配置された複数のシリンダと、前記複数のシリンダの周囲に形成され冷却水が流れるブロック内ウォータジャケットと、を有するシリンダブロックと、
    前記冷却水が流れるヘッド内ウォータジャケットを有するシリンダヘッドと、
    前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間に介在するヘッドガスケットと、
    を備える内燃機関であって、
    前記ブロック内ウォータジャケットは、前記複数のシリンダのそれぞれの吸気側及び排気側の双方に位置する複数のシリンダ外周部を含み、
    前記ヘッドガスケットは、前記複数のシリンダ外周部のそれぞれと、前記ヘッド内ウォータジャケットとを連通させる複数の冷却水開口部を含み、
    前記内燃機関は、前記ブロック内ウォータジャケット内において、前記冷却水が前記シリンダ列方向に沿って前記複数のシリンダ外周部を順に流れるように構成されており、
    前記ヘッドガスケットは、前記ブロック内ウォータジャケット内の前記冷却水の流れ方向であるブロック内冷却水流れ方向における少なくとも最下流に位置するシリンダ外周部に対応する冷却水開口部の下流側の位置に前記冷却水の流れを遮るように設けられた1又は複数の堰部を含み、
    前記内燃機関は、前記ブロック内ウォータジャケットにおける前記吸気側及び前記排気側の双方において、前記シリンダ列方向の一端から他端に向けて前記冷却水が前記シリンダ列方向に沿って前記複数のシリンダ外周部を順に流れるように構成されており、
    前記1又は複数の堰部は、前記吸気側及び前記排気側の少なくとも一方に配置された複数の堰部を含み、
    前記複数の堰部は、前記ブロック内冷却水流れ方向のより下流に位置する堰部の面積が、前記ブロック内冷却水流れ方向のより上流に位置する堰部の面積よりも大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする内燃機関。
  2. シリンダ列方向に沿って直列に配置された複数のシリンダと、前記複数のシリンダの周囲に形成され冷却水が流れるブロック内ウォータジャケットと、を有するシリンダブロックと、
    前記冷却水が流れるヘッド内ウォータジャケットを有するシリンダヘッドと、
    前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間に介在するヘッドガスケットと、
    を備える内燃機関であって、
    前記ブロック内ウォータジャケットは、前記複数のシリンダのそれぞれの吸気側及び排気側の双方に位置する複数のシリンダ外周部を含み、
    前記ヘッドガスケットは、前記複数のシリンダ外周部のそれぞれと、前記ヘッド内ウォータジャケットとを連通させる複数の冷却水開口部を含み、
    前記内燃機関は、前記ブロック内ウォータジャケット内において、前記冷却水が前記シリンダ列方向に沿って前記複数のシリンダ外周部を順に流れるように構成されており、
    前記ヘッドガスケットは、前記ブロック内ウォータジャケット内の前記冷却水の流れ方向であるブロック内冷却水流れ方向における少なくとも最下流に位置するシリンダ外周部に対応する冷却水開口部の下流側の位置に前記冷却水の流れを遮るように設けられた1又は複数の堰部を含み、
    前記内燃機関は、前記ブロック内ウォータジャケットにおける前記吸気側及び前記排気側の一方において前記シリンダ列方向の一端から他端に向けて前記冷却水が前記シリンダ列方向に沿って前記複数のシリンダ外周部の一部を順に流れ、その後、前記吸気側及び前記排気側の他方において前記シリンダ列方向の前記他端から前記一端に向けて前記冷却水が前記シリンダ列方向に沿って前記複数のシリンダ外周部残りを順に流れるように構成されており、
    前記1又は複数の堰部は、前記吸気側及び前記排気側の少なくとも一方に配置された複数の堰部を含み、
    前記複数の堰部は、前記ブロック内冷却水流れ方向のより下流に位置する堰部の面積が、前記ブロック内冷却水流れ方向のより上流に位置する堰部の面積よりも大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする内燃機関。
  3. シリンダ列方向に沿って直列に配置された複数のシリンダと、前記複数のシリンダの周囲に形成され冷却水が流れるブロック内ウォータジャケットと、を有するシリンダブロックと、
    前記冷却水が流れるヘッド内ウォータジャケットを有するシリンダヘッドと、
    前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間に介在するヘッドガスケットと、
    を備える内燃機関であって、
    前記ブロック内ウォータジャケットは、前記複数のシリンダのそれぞれの吸気側及び排気側の双方に位置する複数のシリンダ外周部を含み、
    前記ヘッドガスケットは、前記複数のシリンダ外周部のそれぞれと、前記ヘッド内ウォータジャケットとを連通させる複数の冷却水開口部を含み、
    前記内燃機関は、前記ブロック内ウォータジャケット内において、前記冷却水が前記シリンダ列方向に沿って前記複数のシリンダ外周部を順に流れるように構成されており、
    前記ヘッドガスケットは、前記ブロック内ウォータジャケット内の前記冷却水の流れ方向であるブロック内冷却水流れ方向における少なくとも最下流に位置するシリンダ外周部に対応する冷却水開口部の下流側の位置に前記冷却水の流れを遮るように設けられた1又は複数の堰部を含み、
    前記1又は複数の堰部は、前記吸気側及び前記排気側の少なくとも一方に配置された複数の堰部を含み、
    前記複数の堰部の面積は同じであって、
    前記複数の堰部は、前記ブロック内冷却水流れ方向の最上流に位置するシリンダ外周部を除く複数のシリンダ外周部に対応する前記複数の冷却水開口部の下流側に配置されている
    ことを特徴とする内燃機関。
  4. 前記シリンダブロックは、前記ブロック内ウォータジャケットの外周側に形成され、前記ヘッドガスケットを介して前記シリンダヘッドを前記シリンダブロックに固定する複数のヘッドボルトがそれぞれ挿入される複数のヘッドボルトボス部を含み、
    前記1又は複数の堰部のそれぞれは、前記複数のヘッドボルトボス部と前記複数のシリンダのボア壁とによって挟まれた前記ブロック内ウォータジャケットの部位であるボルト周囲部に配置されている
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載の内燃機関。
  5. 前記ヘッドガスケットは、多層構造のメタルヘッドガスケットであり、
    前記1又は複数の堰部は、前記メタルヘッドガスケットにおける前記シリンダブロックの側の一層の一部を折り曲げることによって形成されている
    ことを特徴とする請求項1~の何れか1つに記載の内燃機関。
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