JP2008095616A - シリンダヘッドのウォータジャケット - Google Patents

シリンダヘッドのウォータジャケット Download PDF

Info

Publication number
JP2008095616A
JP2008095616A JP2006279453A JP2006279453A JP2008095616A JP 2008095616 A JP2008095616 A JP 2008095616A JP 2006279453 A JP2006279453 A JP 2006279453A JP 2006279453 A JP2006279453 A JP 2006279453A JP 2008095616 A JP2008095616 A JP 2008095616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
water jacket
spark plug
passage
sectional area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006279453A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Higuchi
和哉 樋口
Takeo Kobayashi
武夫 小林
Yasuhiro Okura
康裕 大倉
Kazumasa Ito
和真 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006279453A priority Critical patent/JP2008095616A/ja
Publication of JP2008095616A publication Critical patent/JP2008095616A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】点火プラグ装着部周囲の冷却効率を高められるように改良されたシリンダヘッドのウォータジャケットを提供する。
【解決手段】1つの燃焼室3における2つの排気ポート7間に点火プラグの装着部6が設けられる内燃機関のシリンダヘッド1を冷却すべく、加圧された冷却水が流れるウォータジャケット10において、点火プラグ装着部の周囲の少なくとも一部を臨む位置に経路10dを設け、該経路の断面積を、該経路の出入り口に隣接する部分の断面積よりも小さくし且つ経路の全長に渡って実質的に一定とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、1つの燃焼室における2つの排気ポート間に点火プラグの電極を配置した内燃機関におけるシリンダヘッドのウォータジャケットに関するものである。
1つの燃焼室に2つの排気ポートを設けた内燃機関において、2つの排気ポートの間に点火プラグの電極を配置したものが知られている(特許文献1を参照されたい)。
特開平2-256880号公報
しかるに、燃焼ガスが流出するために高温になる排気ポートに点火プラグを近接配置した場合、点火プラグの熱負荷が極めて高くなるため、冷却が十分でないと、特に高負荷運転時に異常燃焼を起こす懸念が高まる上、点火プラグの耐久性が損なわれてしまうおそれがある。
このような不都合に対処するために、冷却水を流通させるウォータジャケットを点火プラグ装着部の周囲に形成することが一般的であるが、シリンダヘッドには、バルブガイドや燃料噴射弁なども設けられるので、それらの取付部を避けてウォータジャケットを形成する都合上、ウォータジャケットにおける点火プラグ装着部周囲の形状が複雑化しがちである。ウォータジャケットの形状が複雑であると、冷却水の円滑な流動が阻害されるため、点火プラグ周囲の冷却効率を高めることが困難になる。
このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的は、1つの燃焼室における2つの排気ポート間に点火プラグの電極が配置された内燃機関において、点火プラグ装着部周囲の冷却効率を高められるように改良されたシリンダヘッドのウォータジャケットを提供することにある。
このような課題を解決するために本発明は、1つの燃焼室3における2つの排気ポート7間に点火プラグの装着部6が設けられる内燃機関のシリンダヘッド1を冷却すべく、加圧された冷却水が流れるウォータジャケット10において、点火プラグ装着部の周囲の少なくとも一部を臨む位置に経路10dを設け、該経路の断面積を、該経路の出入り口に隣接する部分の断面積よりも小さく且つ経路の全長に渡って実質的に一定とした。
このような本発明によれば、断面積を絞り且つ一定とすることにより、流速の高い冷却水を淀みなく点火プラグ装着部の周囲に流すことができるので、点火プラグ装着部の周囲の冷却効率を高めることができる。従って、高負荷運転時の異常燃焼の抑制および点火プラグの耐久性向上に効果的である。
また直噴エンジンの場合は、燃料噴射弁も点火プラグの電極と近接配置されるので、燃料噴射弁のノズルの冷却にも有効である。
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された内燃機関のシリンダヘッドをシリンダ列に直交する方向に沿って切断して示す断面図であり、図2は図1のII−II線に沿う部分的な断面図である。このシリンダヘッド1のシリンダブロック2との接合面には、燃焼室3が凹設されている。そして燃焼室3の中心部に向けて燃料を噴射するための燃料噴射弁の装着孔4が、シリンダ5の中心軸に沿って形成され、燃焼室3の図1における左側に、左上方から斜め下向きに点火プラグを装着するための点火プラグ装着孔6が形成されている。この他に、このシリンダヘット1には、在来のシリンダヘッドと同様に、吸気通路、吸気ポート及び吸気バルブガイド、排気通路、排気ポート及び排気バルブガイドなどが設けられている。
このシリンダヘッド1には、1つの燃焼室3について2つの排気ポート7が設けられており、点火プラグ装着孔6は、2つの排気ポート7の間に設けられている(図2参照)。
シリンダヘッド1には、冷却水を流通させるウォータジャケット10が形成されている。このウォータジャケット10は、燃料噴射弁装着孔4、点火プラグ装着孔6、排気通路および排気ポート、吸気通路および吸気ポート、並びにシリンダヘッド1をシリンダブロック2に締結するボルトの挿通孔などを避けた位置に、空洞として画成されている。そしてシリンダブロック2との接合面に挟み込まれるヘッドガスケット11に設けられた通路孔12を介し、ポンプで圧送されてシリンダブロック2のウォータジャケット13に流入した冷却水の一部を、シリンダヘッド1のウォータジャケット10に取り込むようにされている。
シリンダヘッド1のウォータジャケット10は、図3、4に示すように、燃料噴射弁装着孔4の周囲の燃焼室3の上方を覆う部分10aと、点火プラグ装着孔6の下方から、その両側の排気通路(図示せず)の下方にかけて覆う部分10bと、吸気通路の下方を覆う部分10cとからなっている。
燃焼室3の上方を覆う部分10aの排気通路側における点火プラグ装着孔6の先端部の上面を臨む位置には、点火プラグ装着孔6の上方を跨いだ部分10dが形成されている。この部分10dには、シリンダブロック2のウォータジャケット13の冷却水をシリンダヘッド1のウォータジャケット10に直接導くための一対の通路15が接続されている。これにより、特に熱負荷が大きい点火プラグ及び排気ポートの周囲に新鮮な冷却水を導入して冷却性の向上を企図している。但し、例えば直列4気筒エンジンで第1気筒側から取り込んだ冷却水を第4気筒側から排出する場合、排水口近くは流速が高くなる傾向があるので、第4気筒にもシリンダブロック2のウォータジャケット13から直接に冷却水を取り込むと、流速が過剰になって圧力降下が余計に生ずることが考えられる。そこで場合によっては、第4気筒の直接通路は塞いでしまうことも考えられる。この通路15への流量は、ガスケット11に設ける孔12の開口面積で調整することもできる。
点火プラグ装着孔6の上方を跨ぐ部分10d(図4の範囲E)は、燃料噴射弁装着孔4を挟んで二分された形になっている燃焼室3の上方を覆う部分10aの双方をシリンダ列方向について接続するための連結経路となっている。この跨ぐ部分10d、即ち連結経路は、シリンダ列に直行し、且つシリンダ軸に平行な仮想的平面上での断面積が、シリンダ列方向について、図5に示すように変化している。つまり、燃焼室3の上方を覆う部分10aとの接続端である連結経路10dの出入り口の断面積と連結経路10d自体の断面積との関係は、連結経路10dの断面積が出入り口の断面積の30%〜60%の範囲とされると共に、連結経路10dの断面積は、連結経路10dの全長に渡って略一定の断面積とされている。
これにより、従来は、点火プラグ装着孔6の上方には断面積の大きな空洞が画成されていたために流速が低くなって流れが淀みがちであったのが、流路を狭くしたために流速が高まって常に新鮮な冷却水が流通することとなり、熱伝達係数を大幅に向上することができた。
また、この連結経路10dの図1における斜め左上(図1中の矢印D方向)から見ての輪郭は円弧状をなしているが、この円弧の曲率半径Rは、熱伝達係数向上幅と質量流量低下幅とのバランスで決まり、小さいと流速が高まって熱伝達係数が高くなる代わりに流路抵抗が増えて質量流量が減少し、大きいと流速が低下する。本実施例の場合、6mm〜9mmとしている。これにより、図6に示したように、熱伝達係数が2000以上となっている。
なお、この部分10dの曲率半径Rは、シリンダの大きさとも相関があり、本発明者らの実験の結果、シリンダ中心間距離の6.3%〜9.6%の範囲が適正であることが見出された。
本発明が適用された内燃機関のシリンダヘッドをシリンダ列に直交する方向に沿って切断して示す断面図である。 図1のII−II線に沿う部分的な断面図である。 シリンダヘッドのウォータジャケットの部分的な平面図である。 シリンダヘッドのウォータジャケットの図3におけるIV−IV線に沿う断面図である。 経路の断面積変化を示すグラフである。 経路の曲率と熱伝達係数との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 シリンダヘッド
3 燃焼室
6 点火プラグ装着孔
7 排気ポート
10 ウォータジャケット
10d 連結経路

Claims (1)

  1. 1つの燃焼室における2つの排気バルブ間に点火プラグが設けられる内燃機関のシリンダヘッドを冷却すべく、加圧された冷却水が流れるシリンダヘッドのウォータジャケットであって、
    当該ウォータジャケットが、前記点火プラグの装着孔の周囲の少なくとも一部を臨む位置に設けられた経路を有し、
    該経路の断面積が、該経路の出入り口に隣接する部分の断面積よりも小さく且つ経路の全長に渡って実質的に一定とされていることを特徴とするシリンダヘッドのウォータジャケット。
JP2006279453A 2006-10-13 2006-10-13 シリンダヘッドのウォータジャケット Pending JP2008095616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006279453A JP2008095616A (ja) 2006-10-13 2006-10-13 シリンダヘッドのウォータジャケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006279453A JP2008095616A (ja) 2006-10-13 2006-10-13 シリンダヘッドのウォータジャケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008095616A true JP2008095616A (ja) 2008-04-24

Family

ID=39378717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006279453A Pending JP2008095616A (ja) 2006-10-13 2006-10-13 シリンダヘッドのウォータジャケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008095616A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015059492A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 トヨタ自動車株式会社 シリンダヘッド
DE102009044158B4 (de) 2008-10-02 2019-06-13 Avl List Gmbh Zylinderkopf einer Brennkraftmaschine mit einem Kühlkanal zwischen der Zündeinrichtung und der Einspritzeinrichtung
US10584658B2 (en) 2017-02-16 2020-03-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cylinder head

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138862A (ja) * 1984-12-10 1986-06-26 Mazda Motor Corp 4弁式エンジン
JPS61142353A (ja) * 1984-12-14 1986-06-30 Mazda Motor Corp 4弁式エンジン
JPS6220117A (ja) * 1985-07-18 1987-01-28 Fujitsu Ltd 薄膜磁気ヘツドの製造方法
JPH08177618A (ja) * 1994-12-28 1996-07-12 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のシリンダヘッド冷却装置
JP2004162563A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Nissan Motor Co Ltd 火花点火式直噴エンジンのシリンダヘッド

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138862A (ja) * 1984-12-10 1986-06-26 Mazda Motor Corp 4弁式エンジン
JPS61142353A (ja) * 1984-12-14 1986-06-30 Mazda Motor Corp 4弁式エンジン
JPS6220117A (ja) * 1985-07-18 1987-01-28 Fujitsu Ltd 薄膜磁気ヘツドの製造方法
JPH08177618A (ja) * 1994-12-28 1996-07-12 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のシリンダヘッド冷却装置
JP2004162563A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Nissan Motor Co Ltd 火花点火式直噴エンジンのシリンダヘッド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009044158B4 (de) 2008-10-02 2019-06-13 Avl List Gmbh Zylinderkopf einer Brennkraftmaschine mit einem Kühlkanal zwischen der Zündeinrichtung und der Einspritzeinrichtung
JP2015059492A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 トヨタ自動車株式会社 シリンダヘッド
US10584658B2 (en) 2017-02-16 2020-03-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cylinder head

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8960137B2 (en) Integrated exhaust cylinder head
JP4438643B2 (ja) エンジンのシリンダヘッド構造
US8261702B2 (en) Internal combustion engine with direct cooling of cylinder components
US10107171B2 (en) Cooling structure of internal combustion engine
JP2009002265A (ja) 内燃機関の冷却構造
JP2007278065A (ja) 排気マニホールド一体型シリンダヘッドの冷却構造
JP2008038838A (ja) 内燃機関
JP5595079B2 (ja) シリンダヘッドのウォータジャケット構造
US20160146150A1 (en) Exhaust manifold-integrated cylinder head with water jacket
JP2007162519A (ja) シリンダヘッドの冷却構造
JP2007205174A (ja) 内燃機関
JP3601077B2 (ja) エンジンのシリンダヘッド
KR101795167B1 (ko) 배기매니폴드 및 egr쿨러 일체형 실린더헤드
KR101755505B1 (ko) 실린더 헤드용 워터자켓
KR100482120B1 (ko) 실린더 헤드의 워터 자켓
JP2016173107A (ja) 冷却チャネルを有する内燃機関用シリンダヘッド
JP2009216063A (ja) 冷却装置
JP2008095616A (ja) シリンダヘッドのウォータジャケット
JP2008057360A (ja) エンジンの排気還流装置
JP6406157B2 (ja) シリンダヘッド
JP2008014263A (ja) 内燃機関の冷却構造及びその冷却構造に使用されるシリンダヘッドガスケット
JP2014208977A (ja) シリンダブロックの冷却構造
JP6696125B2 (ja) シリンダヘッドの冷却構造
JP5177537B2 (ja) シリンダヘッド構造
JP2007092706A (ja) エンジン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20081127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100408

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Written amendment

Effective date: 20100531

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100810

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20100917

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02