JP2018062929A - スペーサ - Google Patents

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Shinya Wakabayashi
真也 若林
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祐矢 野地
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Abstract

【課題】冷却水への抵抗を抑制しつつ、冷却水をシリンダヘッドに誘導することが可能なスペーサを提供することを課題とする。
【解決手段】シリンダヘッドが取り付けられるシリンダブロックの、シリンダボアの周囲に設けられたウォータジャケットに配置されるスペーサであって、前記シリンダボア側の面に設けられ、前記ウォータジャケット内の冷却水の上流側から下流側にかけて前記シリンダヘッド側に向けて傾斜した第1ガイドと、前記シリンダボア側の面であって前記第1ガイドよりも前記シリンダヘッド側に設けられ、前記冷却水の上流側から下流側にかけて前記シリンダヘッド側に向けて傾斜し、前記第1ガイドと離間した第2ガイドと、を具備し、前記第1ガイドは、前記シリンダヘッドへの前記冷却水の導入口より上流側に位置し、前記第2ガイドは前記導入口より下流側に位置するスペーサ。
【選択図】図2

Description

本発明はスペーサに関する。
内燃機関の冷却のため、シリンダブロックには冷却水の流通するウォータジャケットが設けられている。ウォータジャケット内にはスペーサを配置し、冷却水の流通方向および流量などを調節する(例えば特許文献1)。
特開2008−25474号公報
内燃機関のうち特に高温になるのは、シリンダブロックの上部に配置されるシリンダヘッドである。このため、冷却水によりシリンダヘッドを冷却することが重要である。しかし冷却水への抵抗を抑制しつつ、冷却水をシリンダヘッドまで誘導することは困難であった。
そこで、冷却水への抵抗を抑制しつつ、冷却水をシリンダヘッドに誘導することが可能なスペーサを提供することを目的とする。
上記目的は、シリンダヘッドが取り付けられるシリンダブロックの、シリンダボアの周囲に設けられたウォータジャケットに配置されるスペーサであって、前記シリンダボア側の面に設けられ、前記ウォータジャケット内の冷却水の上流側から下流側にかけて前記シリンダヘッド側に向けて傾斜した第1ガイドと、前記シリンダボア側の面であって前記第1ガイドよりも前記シリンダヘッド側に設けられ、前記冷却水の上流側から下流側にかけて前記シリンダヘッド側に向けて傾斜し、前記第1ガイドと離間した第2ガイドと、を具備し、前記第1ガイドは、前記シリンダヘッドへの前記冷却水の導入口より上流側に位置し、前記第2ガイドは前記導入口より下流側に位置するスペーサによって達成できる。
冷却水への抵抗を抑制しつつ、冷却水をシリンダヘッドに誘導することが可能なスペーサを提供できる。
図1は内燃機関の冷却構造を例示する斜視図である。 図2(a)はスペーサを拡大した斜視図である。図2(b)はスペーサを拡大した断面図である。
以下、図面を参照して本実施例の内燃機関100について説明する。図1は内燃機関100を例示する斜視図である。内燃機関100は例えば自動車に搭載される4気筒エンジンである。
図1に示すように、内燃機関100は、シリンダヘッド10、シリンダブロック11、ガスケット20、およびスペーサ30を備える。Z方向において、下から順に、シリンダブロック11、ガスケット20およびシリンダヘッド10が重なり、固定される。後述するように、スペーサ30はウォータジャケットスペーサであり、シリンダブロック11のウォータジャケット16に挿入される。
シリンダヘッド10は例えばアルミニウム合金などの金属で形成されており、シリンダブロック11に取り付けられる。シリンダヘッド10は不図示の吸気ポート、排気ポートおよびウォータジャケットなどを有する。
シリンダブロック11は例えばアルミニウム合金によりダイカスト成形されている。シリンダブロック11は、シリンダボア12、ボルト穴14およびウォータジャケット16を備える。4つのシリンダボア12はX方向に配列されている。ウォータジャケット16は4つのシリンダボア12を囲む溝状の流路である。冷却水は不図示の導入口からウォータジャケット16内に導入される。シリンダボア12の±Y側それぞれにボルト穴14が設けられている。ボルト穴14が設けられている部分では、ウォータジャケット16は湾曲している。
ガスケット20はシリンダヘッド10とシリンダブロック11との間に介在する部材であり、例えば金属などで形成されている。ガスケット20は複数の孔22、複数のボルト穴24および複数の導入口26を有する。孔22はシリンダブロック11のシリンダボア12に対応する位置に設けられている。X方向に沿って、ボルト穴24および導入口26は交互に並んでいる。また孔22の±Y側にボルト穴24および導入口26が設けられている。ボルト穴24は、シリンダブロック11のボルト穴14に対応する位置に設けられている。ボルト穴14および24にボルトを挿入することで、シリンダヘッド10、シリンダブロック11およびガスケット20を互いに固定する。導入口26は、シリンダブロック11のウォータジャケット16とシリンダヘッド10のウォータジャケットとを連通する貫通孔であり、後述するように冷却水が流通する。
スペーサ30はシリンダブロック11のウォータジャケット16に配置される部材であり、例えば樹脂などにより形成されている。スペーサ30のうち、外周面を面31、内周面(シリンダボア12と対向する面)を面32とする。面32とシリンダボア12との間に冷却水が流通することで内燃機関が冷却される。スペーサ30は、シリンダブロック11のボルト穴14に対応する位置に湾曲部36を有する。面32には、複数のスロープ33(第1ガイド)および複数の突起34(第2ガイド)が設けられている。1つのスロープ33および1つの突起34は、2つの湾曲部36に挟まれるように設けられている。面32のうち図1では視認できない側(−Y方向を向いている側)にもスロープ33および突起34は設けられている。
図2(a)はスペーサ30を拡大した斜視図である。図2(b)はスペーサ30を拡大した断面図である。図2(a)および図2(b)において、ブロック矢印A1およびA2は上流側の冷却水の流れを示し、A3は下流側の冷却水の流れを示す。ブロック矢印A1〜A3に示すように、冷却水は−X側から+X側に流れる。
図2(a)に示すように、湾曲部36の面31側にはシリンダブロック11のボルト穴14が位置し、ボルト穴14に不図示のボルトが挿入される。図2(a)および図2(b)に示すように、スロープ33および突起34は面32からY方向に突出している。スロープ33と突起34とは互いに離間し、Z方向においてスロープ33と突起34との間には空隙が形成される。スロープ33および突起34は、それぞれ冷却水の上流側から下流側にかけて、シリンダヘッド10側(図中の+Z方向)を向くように傾斜している。
スロープ33は、突起34よりも下側(−Z側)に位置している。スロープ33の下端はスペーサ30の下端付近であって湾曲部36に位置する。上端はスペーサ30のZ方向における中央付近に位置しており、湾曲部36には位置していない。図2(b)に示すように、Y方向からXZ平面を見ると、スロープ33はX軸とZ軸との間の方向、すなわち突起34の方向を向く。
突起34はスロープ33より上側であって、2つの湾曲部36の間に位置する。突起34の外形は例えば三角形である。1つの頂点はスロープ33の方向を向き、2つの頂点はスペーサ30の上端に位置する。図2(b)に示すように、突起34の上流側(−X側)にガスケット20の導入口26が位置する。
それぞれ複数のスロープ33、突起34および湾曲部36のうち、1つのスロープ33a、突起34aおよび湾曲部36aを例に位置関係を説明する(図2(b)参照)。湾曲部36aの上流側(−X側)にスロープ33aが位置し、下流側(+X側)に突起34aが位置する。スロープ33aは、湾曲部36aより下流側の突起34aに向けて傾斜している。
図2(a)および図2(b)にブロック矢印A1で示すスペーサ30の下側を流れる冷却水は、スロープ33に到達する。スロープ33は斜め上を向いているため、冷却水はスロープ33に沿って斜め上方向、すなわち突起34の方向に誘導される。ブロック矢印A2およびA3で示すように、スロープ33より上側にも冷却水は流れる。このため、スロープ33により誘導された冷却水は、ブロック矢印A2の流れとともに+X方向に流れ、矢印A4で示すように湾曲部36を越え、突起34に到達する。冷却水は突起34によりさらに上側(+Z側)に誘導され、導入口26を通じてシリンダヘッド10のウォータジャケットに流入する。これによりシリンダヘッド10を冷却することができる。
本実施例によれば、スロープ33は冷却水の上流側から下流側にかけて、上方向に向けて傾斜している。突起34は、スロープ33より上側に位置し、冷却水の上流側から下流側にかけて、シリンダヘッド10側(+Z側)に向けて傾斜している。このため、スロープ33および突起34により、スペーサ30の下側を流れる冷却水を上側に誘導することができる。これにより冷却水の流量が増加するため、シリンダブロック11の上部およびシリンダヘッド10を冷却することができる。冷却により、シリンダボア12の変形、オイル消費量の増加、フリクション、ピストン打音、異常燃焼の発生などを抑制することができる。
Z方向においてスロープ33と突起34とは離間している。このためスロープ33と突起34との間において、ブロック矢印A2およびA3で示す冷却水の水流に対する抵抗は小さい。したがって、スロープ33により上側に誘導された冷却水は大きな抵抗を受けずに、スロープ33と突起34との間を流れる。この結果、冷却水への抵抗を抑制しつつ、矢印A4で示したように冷却水をシリンダヘッド10まで誘導することができる。
ガスケット20の導入口26の上流側にスロープ33が位置し、下流側に突起34が位置する。このため、冷却水はスロープ33および突起34に誘導され、導入口26を通じてシリンダヘッド10に導入される。これによりシリンダヘッド10を冷却することができる。突起34は導入口26の直後に設けられることが好ましい。冷却水を効果的にシリンダヘッド10に誘導することができる。
シリンダブロック11のボルト穴14に対応して、スペーサ30は湾曲している。スペーサ30の湾曲部36においては冷却水の流れる方向が変わるため、圧力損失が生じる。例えば湾曲部36を横切るようにスロープ33を設けると、圧力損失がさらに増大し、上側に向かう冷却水の水勢が低下してしまう。また、湾曲部36では遠心力により冷却水はスペーサ30から離れる速度成分(図2(a)および図2(b)では+Y方向成分)を持つ。したがって、湾曲部36にスロープ33を設けても、冷却水はスロープ33から離れる方向に流れようとするため、スロープ33により誘導されにくい。
そこでスロープ33は湾曲部36を横切らず、2つの湾曲部36の間に設けられ、上端は湾曲部36から離れていることが好ましい。これにより2つの湾曲部36の間の、スペーサ30の面32に沿って流れる冷却水をスロープ33により上側に誘導することができる。したがって、湾曲部36による圧力損失を抑制することができる。また、冷却水は面32に沿って流れるため、スロープ33により誘導されやすい。このため大きな水勢を有する冷却水をスロープ33により誘導することができ、シリンダヘッド10に流入する冷却水の量を増大させることができる。スロープ33の下端は湾曲部36の一部に重なってもよい。またスロープ33の下端および上端が湾曲部36に重ならなくてもよい。
スロープ33、突起34および導入口26の位置関係および形状は、ウォータジャケット16およびスペーサ30の寸法などに応じて変更可能である。例えばスロープ33の延長線上に導入口26または突起34が位置してもよい。また、スロープ33と突起34との傾斜角度は等しくてもよいし、異なってもよい。スロープ33と突起34とが、上流側から下流側にかけて上を向くように傾斜していればよい。突起34は三角形に限定されず例えばスロープ状の突起でもよい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 シリンダヘッド
11 シリンダブロック
12 シリンダボア
14、24 ボルト穴
20 ガスケット
22 孔
26 導入口
30 スペーサ
31、32 面
33、33a スロープ
34、34a 突起
36、36a 湾曲部
100 内燃機関

Claims (1)

  1. シリンダヘッドが取り付けられるシリンダブロックの、シリンダボアの周囲に設けられたウォータジャケットに配置されるスペーサであって、
    前記シリンダボア側の面に設けられ、前記ウォータジャケット内の冷却水の上流側から下流側にかけて前記シリンダヘッド側に向けて傾斜した第1ガイドと、
    前記シリンダボア側の面であって前記第1ガイドよりも前記シリンダヘッド側に設けられ、前記冷却水の上流側から下流側にかけて前記シリンダヘッド側に向けて傾斜し、前記第1ガイドと離間した第2ガイドと、を具備し、
    前記第1ガイドは、前記シリンダヘッドへの前記冷却水の導入口より上流側に位置し、前記第2ガイドは前記導入口より下流側に位置するスペーサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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