JP5530990B2 - 静電潜像現像用トナー - Google Patents
静電潜像現像用トナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP5530990B2 JP5530990B2 JP2011188616A JP2011188616A JP5530990B2 JP 5530990 B2 JP5530990 B2 JP 5530990B2 JP 2011188616 A JP2011188616 A JP 2011188616A JP 2011188616 A JP2011188616 A JP 2011188616A JP 5530990 B2 JP5530990 B2 JP 5530990B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- wax
- temperature
- ester wax
- endothermic peak
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0821—Developers with toner particles characterised by physical parameters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08775—Natural macromolecular compounds or derivatives thereof
- G03G9/08782—Waxes
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
前記離型剤は、合成エステルワックスと、天然エステルワックスとを含有し、
トナー試料を30℃から170℃まで10℃/分の速度で昇温し、次いで、前記トナー試料を10℃/分の速度で30℃まで冷却し、さらに、前記トナー試料を30℃から170℃まで10℃/分の速度で再昇温して行う示差走査熱量計による測定において、再昇温時に観測される、融解開始温度TBが60℃以上であり、一方のエステルワックス由来の低温側吸熱ピーク温度T1が63〜73℃であり、中間吸熱ピーク温度T2が73〜80℃であり、他方のエステルワックス由来の高温側吸熱ピーク温度T3が80〜87℃である、静電潜像現像用トナー。
トナーに含まれる結着樹脂は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されず、従来からトナー用の結着樹脂として用いられている樹脂から、融点、ガラス転移点、軟化点等を勘案して適宜選択される。結着樹脂の具体例としては、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレンアクリル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、N−ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられる。これらの樹脂の中でも、トナー中の着色剤に対する分散性、トナーの帯電性、用紙に対する定着性の面から、スチレンアクリル系樹脂、及びポリエステル樹脂が好ましい。以下、スチレンアクリル系樹脂、及びポリエステル樹脂について説明する。
本発明の静電潜像現像用トナーは結着樹脂中に着色剤を含有する。トナーに含まれる着色剤は、トナー粒子の色に合わせて、公知の顔料や染料から適宜選択される。トナーに添加する好適な着色剤の具体例としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、アニリンブラック等の黒色顔料;黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ等の黄色顔料;赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジGK等の橙色顔料;ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウオッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B等の赤色顔料;マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等の紫色顔料;紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーBC等の青色顔料;クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等の緑色顔料;亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等の白色顔料;バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト等の体質顔料が挙げられる。これらの着色剤は、トナーを所望の色相に調整する目的等で2種以上を組み合わせて用いることもできる。
離型剤は、トナーの定着性や耐オフセット性を向上させる目的で使用される成分である。本発明の静電潜像現像用トナーは、離型剤を必須に含有する。本発明の静電潜像現像用トナーに含まれる離型剤は、合成エステルワックスと天然エステルワックスとを含む。離型剤における合成エステルワックスと、天然エステルワックスとの含有量の合計量は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されないが、典型的には、80質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましく、100質量%であるのが特に好ましい。
示差走査熱量計(DSC)として、DSC6200(セイコーインスツル株式会社製)を用いる。トナー試料を30℃から170℃まで10℃/分の速度で昇温し、次いで、トナー試料を10℃/分の速度で30℃まで冷却し、さらに、トナー試料を30℃から170℃まで10℃/分の速度で再昇温して行う示差走査熱量計による測定を行う。なお、トナー試料の量は10mgとする。再昇温時の測定により得られたDSC曲線から、TB、T1、T2、及びT3を求める。まず、高温側吸熱ピーク温度T3より高温側に観測されるベースラインと、低温側吸熱ピーク温度T1より低温側に観察される下降曲線との交点の温度をTB(℃)とする。次いで、測定開始後に連続して観測される3つのピークの温度について、低温側のピーク温度よりT1(℃)、T2(℃)、T3(℃)とする。
本発明において用いる天然エステルワックスは、植物材料より得られるエステルワックスである。天然エステルワックスの具体例としては、キャンデリラワックス、カルナバワックス、ライスワックス、木蝋、ホホバワックス等が挙げられる。これらの天然エステルワックスの中では、カルナバワックス、又はライスワックスがより好ましい。天然エステルワックスの融点は、合成エステルワックスの融点と、得られるトナーのDSC測定における吸熱パターンとを考慮して適宜選択される。
本発明において用いる合成エステルワックスは、合成品として市販されているものを用いてもよく、所望の原料(例えば、脂肪酸、及び脂肪族アルコール)から合成したものを用いてもよい。好適に使用できる合成エステルワックスの具体例としては、WEP−4(融点71℃、日油株式会社製)、WEP−2(融点71℃、日油株式会社製)、WPP−6(融点80℃、日油株式会社製)、及びWEP−8(融点79℃、日油株式会社製)等の市販品が挙げられる。合成エステルワックスの融点は、天然エステルワックスの融点と、得られるトナーのDSC測定における吸熱パターンとを考慮して適宜選択される。
本発明の静電潜像現像用トナーは、電荷制御剤を含有する。電荷制御剤は、トナーの帯電レベルや、トナーを所定の帯電レベルに短時間で帯電可能か否かの指標となる帯電立ち上がり特性を向上させ、耐久性や安定性に優れたトナーを得る目的で使用される。トナーを正帯電させて現像を行う場合、正帯電性の電荷制御剤が使用され、トナーを負帯電させて現像を行う場合、負帯電性の電荷制御剤が使用される。
静電潜像現像用トナーは、所望により、結着樹脂中に磁性粉を配合することができる。トナーに配合する磁性粉の種類は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。好適な磁性粉の例としては、フェライト、マグネタイト等の鉄;コバルト、ニッケル等の強磁性金属;鉄、及び/又は強磁性金属を含む合金;鉄、及び/又は強磁性金属を含む化合物;熱処理等の強磁性化処理を施された強磁性合金;二酸化クロムが挙げられる。
本発明の静電潜像現像用トナーは、トナーの流動性、保存安定性、クリーニング性等を改良する目的で、外添剤をトナー母粒子の表面に付着させてもよい。なお、本出願の明細書、及び特許請求の範囲において、外点剤を付着させる処理が施される粒子を「トナー母粒子」という。
静電潜像現像用トナーは、所望のキャリアと混合して2成分現像剤として使用することもできる。2成分現像剤を調製する場合、磁性キャリアを用いるのが好ましい。
本発明の静電潜像現像用トナーは、結着樹脂に対して、着色剤、電荷制御剤、及び離型剤と、必要に応じて、磁性粉等の任意の成分とを配合した後に、所望の粒子径のトナー母粒子を調製し、所望により、トナー母粒子の表面に外添剤を付着させることにより製造できる。
結着樹脂(ポリエステル樹脂、HP−313(日本合成化学工業株式会社)87質量%、着色剤(カーボンブラック、MA−100(三菱化学株式会社製))3質量%、電荷制御剤(N−01(オリヱント化学工業株式会社製))2質量%、電荷制御剤(FCA−201−PS(藤倉化成株式会社製))4質量%、天然エステルワックス(高融点ワックス(融点80℃)、カルナバワックス(東亜化成株式会社製))2質量%、及び合成エステルワックス(低融点ワックス(融点71℃)、WEP−4(日油株式会社製)2質量%となる様に、ヘンシェルミキサー(FM−10型(三井鉱山株式会社製))により各材料を混合し、得られた混合物を、二軸押出機(TEM−26SS(東芝機械株式会社製))により溶融混練して溶融混練物を得た。冷却された溶融混練物を、ロートプレックス粉砕機(株式会社東亜機械製作所製)により、平均径2mm程度まで粗粉砕し、次いでターボミル(RSタイプ(ターボ工業株式会社製))により微粉砕を行った。微粉砕品を、風力分級機(EJ−L−3(LABO)型(日鉄鉱業株式会社製))により分級して、体積平均粒子径7.0μmのトナー母粒子を得た。トナー母粒子の体積平均粒子径の測定は、マルチサイザー3(ベックマンコールター社製)により行った。
示差走査熱量計(DSC)として、DSC6200(セイコーインスツル株式会社製)を用いた。トナー試料を30℃から170℃まで10℃/分の速度で昇温し、次いで、トナー試料を10℃/分の速度で30℃まで冷却し、さらに、トナー試料を30℃から170℃まで10℃/分の速度で再昇温して行う示差走査熱量計による測定を行った。なお、トナー試料の量は10mgとした。再昇温時の測定により得られたDSC曲線から、TB、T1、T2、及びT3を求めた。まず、高温側吸熱ピーク温度T3より高温側に観測されるベースラインと、低温側吸熱ピーク温度T1より低温側に観察される下降曲線との交点の温度をTB(℃)とした。次いで、測定開始後に連続して観測される3つのピークの温度について、低温側のピーク温度よりT1(℃)、T2(℃)、T3(℃)とした。
(二成分現像剤の調製)
カラープリンター(FS−C5016(京セラミタ株式会社製))に使用されているキャリア100質量部に対して実施例1のトナー10質量部を配合してプラスチックボトルに封入し、ボールミル(京セラミタ株式会社製)にてプラスチックボトルを100rpmの回転数で30分間回転させて、プラスチックボトル内のキャリアとトナーを均一に攪拌混合して、実施例1の2成分現像剤を得た。
○:画像の剥離長1mm未満。
×:画像の剥離長1mm以上。
低温定着性評価方法の測定で用いたのと同じ現像装置とトナーコンテナを用いて、定着装置を取り外した前記カラープリンターを使用して、トナー載せ量1.8mg/cm2となるように、評価用紙(Color Copy 90(ノイシドラー社製))に、2cm×3cmのトナー画像(パッチサンプル)を未定着画像として出力した。次に、定着温度200℃で前記カラープリンターの定着装置を定着治具として用い、パッチサンプルの未定着画像を、線速100mm/秒で定着させた。定着された画像を用い、目視にて、高温オフセットの発生の有無を判断した。耐高温オフセット性の判定基準は以下の通りである。
○:高温オフセットの発生無し。
×:高温オフセットの発生有り。
トナー10gをガラス製サンプル瓶に秤量し、トナーの入ったサンプル瓶を、栓がされていない状態で、50℃の恒温槽(Constant Temperature Oven DKN602(ヤマト科学株式会社製))に100時間静置した。次いで、質量既知の26メッシュの篩を、パウダーテスター(TYPE PT−E 84810(ホソカワミクロン株式会社製))に取り付け、篩に高温静置後のトナーを載せ、篩前のトナーの質量を測定した。そして、レオスタット2.5の条件で20秒間トナーを篩った。次いで、篩上に残ったトナーの質量を測定し、篩い前のトナー質量に対する、篩い後の篩上のトナーの質量により、耐熱保存性を評価した。耐熱保存性の判定基準は以下の通りである。
○:メッシュ上残存トナー0.2g以下。
×:メッシュ上残存トナー0.2g超。
耐高温オフセット性の評価と同じ条件で未定着画像を出力した。次に、定着温度190℃で、定着治具により、未定着画像を、線速100mm/秒で定着させた。定着後の形成画像の光沢度を、グロスチェッカー(IG−331(株式会社堀場製作所製))により測定した。画像光沢度の判定基準は以下の通りである。
○:光沢値10以上15以下。
×:光沢値10未満。
トナー5gを、20MPaの圧力で圧縮し、直径4cm、厚さ3mmの円柱型のペレットを作成した。得られたペレットから、ミクロトーム(REM710リトラーム(大和光機工業株式会社製))を用いて厚さ100μmの薄片を切り出し、これを観察用試料とした。得られた観察用試料を、透過型電子顕微鏡(HF−3300(日立ハイテクノロジーズ株式会社製))により、倍率3000倍で観察し、目視観察により、トナー中での離型剤の分散性を評価した。離型剤の分散性の判定基準は以下の通りである。
○:離型剤の塊が殆ど見えない。
△:離型剤の塊がわずかに見える。
×:離型剤の塊が多数見える。
高融点ワックスとして用いた天然エステルワックスを、カルナバワックスから、ライスワックス(融点82℃、東亜化成株式会社製)に変更することの他は、実施例1と同様にして、実施例2のトナーを得た。実施例2のトナーについて、実施例1と同様に、示差走査熱量計(DSC)測定を行い、融解開始温度TB、低温側吸熱ピーク温度T1、中間吸熱ピーク温度T2、及び高温側吸熱ピーク温度を測定した。実施例2のトナーの、TB、T1、T2、及びT3を表1に記す。また、実施例2のトナーを用い、実施例1と同様にして二成分現像剤を作成した。次に、実施例2のトナーについて、実施例1のトナーと同様にして、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、画像光沢、及び離型剤(ワックス)の分散性について評価した。実施例2のトナーの評価結果を表1に記す。
高融点ワックスであるカルナバワックスを用いないことと、低融点ワックスである合成エステルワックス(WEP−4(日油株式会社製))のトナー母粒子における含有量を2質量%から4質量%に変えることとの他は、実施例1と同様に比較例1のトナーを得た。比較例1のトナーについて、実施例1と同様に、示差走査熱量計(DSC)測定を行い、融解開始温度TB、低温側吸熱ピーク温度T1、中間吸熱ピーク温度T2、及び高温側吸熱ピーク温度を測定した。比較例1のトナーの、TB、T1、T2、及びT3を表1に記す。また、比較例1のトナーを用い、実施例1と同様にして二成分現像剤を作成した。次に、比較例1のトナーについて、実施例1のトナーと同様にして低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、画像光沢、及び離型剤(ワックス)の分散性について評価した。比較例1のトナーの評価結果を表1に記す。
低融点ワックスである合成エステルワックス(WEP−4(日油株式会社製))を用いないことと、高融点ワックスであるカルナバワックスのトナー母粒子における含有量を2質量%から4質量%に変えることとの他は、実施例1と同様に比較例2のトナーを得た。比較例2のトナーについて、実施例1と同様に、示差走査熱量計(DSC)測定を行い、融解開始温度TB、低温側吸熱ピーク温度T1、中間吸熱ピーク温度T2、及び高温側吸熱ピーク温度を測定した。比較例2のトナーの、TB、T1、T2、及びT3を表1に記す。また、比較例2のトナーを用い、実施例1と同様にして二成分現像剤を作成した。次に、比較例2のトナーについて、実施例1のトナーと同様にして低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、画像光沢、及び離型剤(ワックス)の分散性について評価した。比較例2のトナーの評価結果を表1に記す。
低融点ワックスである合成エステルワックス(WEP−4(日油株式会社製))に変えて、パラフィン系ワックス(融点81℃、HNP−11(日本精蝋株式会社製))を用いることの他は、実施例1と同様にして、比較例3のトナーを得た。比較例3のトナーについて、実施例1と同様に、示差走査熱量計(DSC)測定を行い、融解開始温度TB、低温側吸熱ピーク温度T1、中間吸熱ピーク温度T2、及び高温側吸熱ピーク温度を測定した。比較例3のトナーの、TB、T1、T2、及びT3を表1に記す。また、比較例3のトナーを用い、実施例1と同様にして二成分現像剤を作成した。次に、比較例3のトナーについて、実施例1のトナーと同様にして低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、画像光沢、及び離型剤(ワックス)の分散性について評価した。比較例3のトナーの評価結果を表1に記す。
高融点ワックスであるカルナバワックスを、合成エステルワックス(融点82℃、WEP−5(日油株式会社製))に変えることの他は、実施例1と同様にして、比較例4のトナーを得た。比較例4のトナーについて、実施例1と同様に、示差走査熱量計(DSC)測定を行い、融解開始温度TB、低温側吸熱ピーク温度T1、中間吸熱ピーク温度T2、及び高温側吸熱ピーク温度を測定した。比較例4のトナーの、TB、T1、T2、及びT3を表1に記す。また、比較例4のトナーを用い、実施例1と同様にして二成分現像剤を作成した。次に、比較例4のトナーについて、実施例1のトナーと同様にして低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、画像光沢、及び離型剤(ワックス)の分散性について評価した。比較例4のトナーの評価結果を表1に記す。
低融点ワックスである合成エステルワックス(WEP−4(日油株式会社製))に変えて、合成エステルワックス(融点71℃、WEP−2(日油株式会社製))を用いることの他は、実施例1と同様にして、比較例5のトナーを得た。比較例5のトナーについて、実施例1と同様に、示差走査熱量計(DSC)測定を行い、融解開始温度TB、低温側吸熱ピーク温度T1、中間吸熱ピーク温度T2、及び高温側吸熱ピーク温度を測定した。比較例5のトナーの、TB、T1、T2、及びT3を表1に記す。また、比較例5のトナーを用い、実施例1と同様にして二成分現像剤を作成した。次に、比較例5のトナーについて、実施例1のトナーと同様にして低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、画像光沢、及び離型剤(ワックス)の分散性について評価した。比較例5のトナーの評価結果を表1に記す。
Claims (4)
- 少なくとも、結着樹脂、着色剤、電荷制御剤、及び離型剤を含み、
前記離型剤は、合成エステルワックスと、天然エステルワックスとを含み、
トナー試料を30℃から170℃まで10℃/分の速度で昇温し、次いで、前記トナー試料を10℃/分の速度で30℃まで冷却し、さらに、前記トナー試料を30℃から170℃まで10℃/分の速度で再昇温して行う示差走査熱量計による測定において、再昇温時に観測される、融解開始温度TBが60℃以上であり、一方のエステルワックス由来の低温側吸熱ピーク温度T1が68.6〜73℃であり、中間吸熱ピーク温度T2が75.8〜80℃であり、他方のエステルワックス由来の高温側吸熱ピーク温度T3が82.0〜87℃である、静電潜像現像用トナー。 - 前記離型剤の含有量が、前記結着樹脂100質量部に対して、1〜5質量部である、請求項1記載の静電潜像現像用トナー。
- 前記天然エステルワックスが、カルナバワックス、又はライスワックスである、請求項1、又は2記載の静電潜像現像用トナー。
- 前記離型剤における、前記合成エステルワックスと前記天然エステルワックスの含有量の質量比率が、天然エステルワックス/合成エステルワックスとして、3/7〜7/3である、請求項1〜3何れか記載の静電潜像現像用トナー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011188616A JP5530990B2 (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | 静電潜像現像用トナー |
US13/596,674 US20130052578A1 (en) | 2011-08-31 | 2012-08-28 | Toner for electrostatic latent image development |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011188616A JP5530990B2 (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | 静電潜像現像用トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013050589A JP2013050589A (ja) | 2013-03-14 |
JP5530990B2 true JP5530990B2 (ja) | 2014-06-25 |
Family
ID=47744207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011188616A Expired - Fee Related JP5530990B2 (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | 静電潜像現像用トナー |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20130052578A1 (ja) |
JP (1) | JP5530990B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2833208A4 (en) * | 2012-03-30 | 2015-04-08 | Mitsubishi Chem Corp | TONER FOR THE DEVELOPMENT OF ELECTROSTATIC IMAGES |
EP2818931B1 (en) * | 2013-06-27 | 2016-07-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner and toner production method |
US20150185651A1 (en) * | 2013-12-31 | 2015-07-02 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Toner used for forming image |
US10261432B2 (en) | 2016-03-11 | 2019-04-16 | Ricoh Company, Ltd. | Ester wax, toner, developer, toner storing unit, and image forming apparatus |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020018931A (ko) * | 2000-09-04 | 2002-03-09 | 오쿠무라 고조 | 정전하상 현상용 토너 및 그 제조 방법 |
EP1260873B1 (en) * | 2001-05-21 | 2006-12-06 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, developer and image forming method using the toner |
US7183032B2 (en) * | 2003-05-30 | 2007-02-27 | Kao Corporation | Toner for electrostatic image development |
US7364827B2 (en) * | 2005-02-03 | 2008-04-29 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Electrophotographic toner |
US7410741B2 (en) * | 2005-02-28 | 2008-08-12 | Fuji Xerox Co., Ltd | Toner for electrophotography and developer for electrophotography, as well as image forming method |
WO2007111349A1 (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-04 | Tomoegawa Co., Ltd. | 電子写真用トナー |
JP4697309B2 (ja) * | 2009-01-16 | 2011-06-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナーセット、画像形成方法、及び、画像形成装置 |
-
2011
- 2011-08-31 JP JP2011188616A patent/JP5530990B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2012
- 2012-08-28 US US13/596,674 patent/US20130052578A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013050589A (ja) | 2013-03-14 |
US20130052578A1 (en) | 2013-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5629668B2 (ja) | 正帯電性トナー | |
JP5677331B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP6059084B2 (ja) | 静電潜像現像用トナーの製造方法 | |
JP2012203045A (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP5530990B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP2014106491A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP5460670B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP5509141B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP2012203180A (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP5455967B2 (ja) | 2成分現像剤 | |
JP5514763B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP5608622B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP4006360B2 (ja) | 二成分系現像剤 | |
JP4491171B2 (ja) | 画像形成用二成分現像剤及びそれを用いる画像形成方法 | |
JP5386565B2 (ja) | 2成分現像剤 | |
JP5548662B2 (ja) | 2成分現像剤 | |
JP3038465B2 (ja) | 熱圧力定着用カプセルトナーの製造方法及びカプセルトナー | |
JP5639976B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP5812972B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP4634090B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP4615747B2 (ja) | トナー及びそれを用いる画像形成方法 | |
JP5991943B2 (ja) | 静電潜像現像用トナーの製造方法、及び静電潜像現像用トナー | |
JP2014026166A (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP2006017860A (ja) | 正帯電非磁性一成分トナー | |
JP2019124856A (ja) | 磁性トナー、画像形成装置及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130723 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131210 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20140204 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20140207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140305 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140325 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140421 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5530990 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |