JP5523362B2 - スパークプラグ用ガスケットの製造方法、スパークプラグの製造方法 - Google Patents
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Description
前記第2の工程の後であって、前記金属部材を前記最終形状に成形する前に、前記第3の工程を実施することを特徴とするガスケットの製造方法。
かかるガスケットの製造方法は、ガスケットのみを単独で製造することができる。
かかるガスケットの製造方法は、被膜処理の後に行う第4の工程における加工で90度よりも大きな曲げを行わないので、被膜処理によって形成された被膜層の剥がれを抑制して、好適な品質のガスケットを製造することができる。
かかるガスケットの製造方法は、金属部材を用いて途中形状を成形した後に、被膜処理を行い、その後に最終形状への成形を行うので、予め被膜処理した金属部材を成形する場合と比べて、被膜処理後の金属部材の変形量が小さい。したがって、曲げ半径が0.4mm以下である部位を形成しても、被膜層の剥がれを抑制したガスケットを製造することができる。
前記装着工程は、前記第4の工程を兼ねたことを特徴とするスパークプラグの製造方法。
かかるスパークプラグの製造方法は、ガスケットのスパークプラグへの装着工程と、最終形状を成形する第4の工程とを兼ねるので、工程数を減らし、製造工程を簡略化することができる。
かかるスパークプラグの製造方法は、閉塞形状を備えるガスケットを製造してから、当該ガスケットをスパークプラグに装着する。したがって、ガスケットのスパークプラグへの装着工程において、特別な設備が必要とならないので、ガスケットの汎用性を向上させることができる。
[適用例7]略閉じられた閉塞形状を少なくとも一部に備え、該閉塞形状の内面を含む全ての表面に被膜層を備えたガスケットであって、前記被膜層の厚みは、前記閉塞形状の内面と、該内面を除く前記全ての表面とで略等しいことを特徴とするガスケット。
前記被膜層の厚みは、2μm以上15μm以下であることを特徴とするガスケット。
前記閉塞形状を形成する部位には、曲げ半径が0.4mm以下である部位が少なくとも1つ以上存在することを特徴とするガスケット。
A−1.スパークプラグ100の概略構成:
本発明の実施形態について説明する。本発明の第1実施例としてのスパークプラグ100の部分断面図を図1に示す。以下では、図1中の軸線OLに沿った上側をスパークプラグ100の先端側とし、下側を後端側として説明する。スパークプラグ100は、絶縁碍子10と、中心電極20と、接地電極30と、端子金具40と、主体金具50と、ガスケット60とを備える。
スパークプラグ100が備えるガスケット60の断面を図2に示す。図2では、図1に示したガスケット60の断面を拡大して示している。図示するように、ガスケット60の断面は、ガスケット60の環状形状の径方向の一端側の端部61と他端側の端部62との間に、屈曲部63〜66を備えている。かかる断面形状は、環状形状の周方向に連続している。屈曲部63〜66の曲げ半径は、曲げ半径R1〜R4に形成されている。なお、ここでの曲げRとは、屈曲部の内径と外径とのうちの外径側における値である。
上述したガスケット60の製造方法について説明する。ガスケット60の製造手順を図4に示す。図示するように、ガスケット60の製造においては、まず、ガスケット60の基材となる板状の金属部材210を用意する(ステップS110)。本実施例では、金属部材210として冷間圧延鋼板を用いた。図4の右側には、ガスケット60の製造過程の形状を、図2に示したガスケット60に対応する断面形状として示している。なお、ステップS110は、請求項の第1の工程に該当する。
上述したガスケット60の製造方法の効果について説明する。まず、本実施例の効果をより明確にするために、従来手法としてのガスケット60aの製造方法について説明する。ガスケット60aの従来の製造手順を図5に示す。なお、ガスケット60aは、ガスケット60と同一の構造を有しているので、ガスケット60aの各々の部位は、ガスケット60の対応する各々の部位に付した符号の末尾に「a」を付して呼ぶこととする。図5において、本実施例と同一内容の工程については、図4と同一の符号を付して、説明を簡略化する。ガスケット60aの製造においては、まず、金属部材210aを用意する(ステップS110)。次に、金属部材210aに曲げ加工を施し、第1の成形部材220aを得る(ステップS220a)。次に、第1の成形部材220aの中央部を打ち抜いて、第2の成形部材230aを得る(ステップS130)。
本発明の第2実施例としてのスパークプラグ100の製造方法について説明する。ガスケット60を含むスパークプラグ100の構成は、第1実施例と同様である。第2実施例が第1実施例と異なる点は、ガスケット60の製造方法である。具体的には、ガスケット60の製造工程の一部と、スパークプラグ100の製造工程の一部とを兼ねた点が第1実施例と異なる。以下、第1実施例と異なる点を中心に、スパークプラグ100の製造方法として説明する。
上述の実施形態においては、図2に示した断面形状のガスケット60を例示したが、ガスケット60の形状は、図2の形状に限られるものではないことは勿論である。上述したガスケット60の製造方法やスパークプラグ100の製造方法は、略閉じられた閉塞形状を少なくとも一部に備えた種々の形状のガスケットに適用可能である。以下、本実施例の製造方法が適用可能な他の形状のガスケットについて例示する。例えば、図9に示すように、板状部材の両端が内側に屈曲して、両端付近の部位同士が略接触し、閉塞形状571が形成された断面形状を有するガスケット560に適用してもよい。
60…ガスケット
71,72,571,671,672,771,772,871…閉塞形状
73,74…内面
75…外面
100…スパークプラグ
210…金属部材
Claims (6)
- 略閉じられた閉塞形状を少なくとも一部に備えた、または、該閉塞形状を少なくとも一部に備えることが予定されたスパークプラグ用のガスケットを製造するための金属部材を用意する第1の工程と、前記金属部材を折り返す曲げ加工を施し、前記閉塞形状を備える最終形状となる前の段階の途中形状を成形する第2の工程と、前記金属部材を被膜処理する第3の工程とを備えたガスケットの製造方法であって、
前記第2の工程の後であって、前記金属部材を前記最終形状に成形する前に、前記第3の工程を実施することを特徴とするガスケットの製造方法。 - 前記被膜処理された金属部材に加工を施し、前記最終形状を成形する第4の工程を備えたことを特徴とする請求項1記載のガスケットの製造方法。
- 前記第4の工程における加工は、前記途中形状からの曲げ角度が90度以下の加工であることを特徴とする請求項2記載のガスケットの製造方法。
- 前記第4の工程における加工は、前記閉塞形状を形成する部位に、曲げ半径が0.4mm以下である部位を少なくとも1つ以上成形する工程を含むことを特徴とする請求項2ないし請求項3のいずれか記載のガスケットの製造方法。
- 請求項2ないし請求項4のいずれか記載の方法で製造するガスケットを用いて主体金具を備えたスパークプラグを製造するスパークプラグの製造方法であって、
前記第1ないし第3の工程を全て実施して製造した前記閉塞形状を少なくとも一部に備えることが予定されるガスケットの一部を前記主体金具側に向けて圧縮加工することによって該主体金具の外周部に該閉塞形状を少なくとも一部に備えることが予定されるガスケットを装着する装着工程を備え、
前記装着工程は、前記第4の工程を兼ねたことを特徴とするスパークプラグの製造方法。 - 請求項2ないし請求項4のいずれか記載の方法で製造したガスケットを用いて主体金具を備えたスパークプラグを製造するスパークプラグの製造方法であって、
前記第1ないし第4の工程を全て実施して製造した前記閉塞形状を少なくとも一部に備えるガスケットを前記主体金具の外周部に装着することを特徴とするスパークプラグの製造方法。
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