JP5519442B2 - アバランシェフォトダイオード - Google Patents

アバランシェフォトダイオード Download PDF

Info

Publication number
JP5519442B2
JP5519442B2 JP2010180066A JP2010180066A JP5519442B2 JP 5519442 B2 JP5519442 B2 JP 5519442B2 JP 2010180066 A JP2010180066 A JP 2010180066A JP 2010180066 A JP2010180066 A JP 2010180066A JP 5519442 B2 JP5519442 B2 JP 5519442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
semiconductor
light absorption
multiplication
semiconductor layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010180066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012039026A (ja
Inventor
允洋 名田
好史 村本
直輝 重川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2010180066A priority Critical patent/JP5519442B2/ja
Publication of JP2012039026A publication Critical patent/JP2012039026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5519442B2 publication Critical patent/JP5519442B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、アバランシェ現象を利用したアバランシェフォトダイオードに関する。
受光素子の1つに、アバランシェフォトダイオードがある。アバランシェフォトダイオードは、アバランシェ現象を利用したフォトダイオードであり、光を吸収した半導体光吸収層で生成した電子ならびに正孔を、アバランシェ現象により倍増させている。アバランシェ現象は、半導体光吸収層で生成されたキャリア(電子ならびに正孔)が、電圧により加速されて格子位置原子に衝突し、この衝突により二次電子ならびに正孔が生じ、生じた二次電子および正孔がさらに電圧で加速され、また格子原子と衝突して電子正孔対を生むことが連鎖的に発生する現象である。アバランシェフォトダイオードは、素子自体が電流の増幅機能を有しており、100%を大きく超える量子効率が可能である。
光通信用に用いられるアバランシェフォトダイオードは、通信用の波長帯である1.55μmや1.3μmの光信号を電気信号に効率よく変換するため、光吸収層を構成する材料としてInGaAsを用いている。しかしながら、この材料を用いると、アバランシェ増倍を起こす高電界状態ではリーク電流が増大するという問題がある。このため、よりバンドギャップの大きな材料であるInPやInAlAsを増倍層とし、素子の動作時には光吸収層の電界は低く、増倍層のみが高電界となるSAM構造が一般的に用いられている(非特許文献1参照)。
また、電子および正孔が衝突イオン化を引き起こすイオン化率はお互いに異なり、この比率が材料によっても変わる。従って、イオン化率の大きなキャリアを光吸収層から増倍層に注入する構造とするために、正孔のイオン化率が大きいInPを用いる場合は正孔注入型となり、電子のイオン化率が大きいInAlAsを用いる場合は電子注入型が一般的となる。
ここで、アバランシェフォトダイオードの動作として、増倍率Gと帯域幅Bとの関係を図9に示す。増倍率の小さな領域での素子の帯域幅は、素子容量および抵抗によるCR時定数での制限と、発生するキャリアの走行時間による制限を受ける。さらに、高感度化のために増倍率を増加させると、増倍に要する時間の制限も受けることになり、最終的に帯域幅と増倍率の積が一定の値になる。この積は、利得帯域幅積(GBP:Gain Bandwidth Product)と呼ばれ、アバランシェフォトダイオードの性能指標の1つである。例えば、電子注入型のアバランシェフォトダイオードにおける利得帯域幅積GBPは、以下の式(1)で表される。
Figure 0005519442
なお、式(1)において、αは電子のイオン化率、βは正孔のイオン化率、veは電子速度、vhは正孔速度、Lは増倍層厚、Nはイオン化率比に依存する定数である。
N.Susa et al. , "Characteristics in InGaAsAnP Avalanche Photodiodes with Separated Absorption and Multiplication Regions",IEEE JOURNAL OF QUANTUM ELECTRONICS, vol. QE-17, no.2, pp.243-50, 1981. S.L.Chuang, "Efficient band-structure calculation of strained quantum wells", Phys. Rev. B, vol.43, no.12, pp.9649-9661, 1991. Y.Muramoto and T.Ishibashi, "InP/InGaAs pin photodiode structure maximising bandwidth and efficiency", ELECTRONICS LETTERS, vol.39, no.24,2003.
ところで、光通信用のアバランシェフォトダイオードでは、増倍率を増加させた場合でも広帯域特性を保つことが重要となる。このため、より大きな利得帯域幅積を実現することが求められる。利得帯域幅積を大きくする方法の1つとして、式(1)から明らかなように、増倍層を薄くする方法が考えられる。
しかしながら、増倍層を薄くすると、空乏層幅が狭くなることで素子容量が増大し、CR時定数による帯域制限が大きくなった結果、素子帯域が低下するという問題がある。図9の破線に示すように、増倍層を薄くすると利得帯域幅積は増加するが、CR時定数によって全体的に帯域幅が抑制されるため、所望の増倍率での帯域幅が狭くなる。また、増倍層の薄層化に伴う素子容量増大を抑えるためには素子面積を小さくする方法もあるが、この場合、受光面が小さくなるため、光の結合が困難になるという問題がある。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、増倍層の層厚を薄くしなくてもアバランシェフォトダイオードの利得を高くし、帯域を広くできるようにすることを目的とする。
本発明に係るアバランシェフォトダイオードは、基板の上に形成された、n型の半導体からなる第1半導体層、アンドープの半導体からなる増倍層、p型の半導体からなる電界制御層、半導体からなる光吸収層、およびp型の半導体からなる第2半導体層からなる積層構造と、第2半導体層の上に形成された第1電極と、第1半導体層に形成された第2電極とを少なくとも備え、第1半導体層の側より、増倍層、電界制御層、光吸収層、および第2半導体層は、これらの順に配置され、光吸収層は、対象とする光の波長に対応するバンドギャップエネルギーを有した半導体から構成され、第1半導体層,増倍層,電界制御層,および第2半導体層は、光吸収層を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層,電界制御層,および第2半導体層は、不純物を導入することで各々の導電型とされ、光吸収層は、第1半導体層および第2半導体層よりも不純物濃度が低い状態とされ、増倍層の格子定数は、第1半導体層,電界制御層,光吸収層,および第2半導体層とは異なる。
上記アバランシェフォトダイオードにおいて、増倍層の格子緩和状態での格子定数は、第1半導体層,電界制御層,光吸収層,および第2半導体層より大きい状態であればよい。また、光吸収層の上に形成されたp型の半導体からなるp型光吸収層を備え、p型光吸収層は、光吸収層と同じ半導体から構成され、p型光吸収層の不純物濃度は、動作電圧の印加により光吸収層が空乏化した状態でp型光吸収層の光吸収層との接続面のみが空乏化される範囲とされているようにしてもよい。
上記アバランシェフォトダイオードにおいて、増倍層の層厚は、臨界膜厚より小さい範囲とされている。
以上説明したように、本発明によれば、増倍層の格子緩和状態での格子定数を、第1半導体層,電界制御層,光吸収層,および第2半導体層とはことなるものとしたので、増倍層の層厚を薄くしなくてもアバランシェフォトダイオードの利得を高くし、帯域を広くできるようになるという優れた効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態1におけるアバランシェフォトダイオードの構成を示す構成図である。 図2は、本発明の実施の形態2におけるアバランシェフォトダイオードの構成を示す構成図である。 図3は、InxAl1-xAsにおける格子歪みと価電子帯の関係とを示す説明図である。 図4は、利得帯域幅の増倍層の層厚依存性を計算した結果を示す特性図である。 図5は、実施の形態2のアバランシェフォトダイオードにおける増倍率Gと帯域幅Bとの関係を示す特性図である。 図6は、本発明の実施3の形態におけるアバランシェフォトダイオードの構成を示す構成図である。 図7は、本発明の実施の形態4におけるアバランシェフォトダイオードの構成を示す構成図である。 図8は、InxAl1-xAsのIn組成xと臨界膜厚の関係を示す特性図である。 図9は、増倍層を薄層化した場合のアバランシェフォトダイオードにおける増倍率Gと帯域幅Bとの関係を示す特性図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施の形態1]
はじめに、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施1の形態におけるアバランシェフォトダイオードの構成を示す構成図である。図1では、断面を模式的に示している。このアバランシェフォトダイオードは、基板101の上に形成された、n型の半導体からなる第1半導体層102、アンドープの半導体からなる増倍層103、p型の半導体からなる電界制御層104、半導体からなる光吸収層105、およびp型の半導体からなる第2半導体層106からなる積層構造と、第2半導体層106の上に形成された第1電極と、第1半導体層102に形成された第2電極とを備える。
また、本実施の形態におけるアバランシェフォトダイオードは、第1半導体層102の側より、増倍層103、電界制御層104、光吸収層105、および第2半導体層106は、これらの順に配置され、加えて、増倍層103の格子緩和状態での格子定数は、第1半導体層102,電界制御層104,光吸収層105,および第2半導体層106とは異なるものとされている。例えば、増倍層103の格子緩和状態での格子定数は、第1半導体層102,電界制御層104,光吸収層105,および第2半導体層106より大きいものとされていればよい。
ここで、光吸収層105は、対象とする光の波長に対応するバンドギャップエネルギーを有した半導体から構成され、第1半導体層102,増倍層103,電界制御層104,および第2半導体層106は、光吸収層105を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層102,電界制御層104,および第2半導体層106は、不純物を導入することで各々の導電型とされ、光吸収層105は、第1半導体層102および第2半導体層106よりも不純物濃度が低い状態とされていればよい。
例えば、基板101は、半絶縁性のInPからなる半導体基板であればよい。また、第1半導体層102は、高濃度に不純物が導入されたn型のInP(n+−InP)から構成されていればよい。また、増倍層103は、アンドープのInxAl1-xAsから構成されていればよい。また、電界制御層104は、p型のIn0.52Al0.48Asから構成されていればよい。また、光吸収層105は、アンドープのInGaAsより構成されていればよい。光吸収層は、例えば、In0.53Ga0.47Asから構成すれば、1.55μm帯光通信に対応させることができる。また、第2半導体層106は、高濃度に不純物が導入されたp型のInGaAsP(p+−InGaAsP)から構成されていればよい。
なお、増倍層103,電界制御層104,光吸収層105,および第2半導体層106は、所望とする形状にパターニングされ、例えば、よく知られたメサ構造とされている。例えば、増倍層103,電界制御層104,光吸収層105,および第2半導体層106は、直径22μm程度の円柱形状に加工されている。なお、図示していないが、第1電極107および第2電極108には、各々引き出し配線が接続され、電位が印加可能とされている。
また、本実施の形態におけるアバランシェフォトダイオードは、所謂下面入射型であり、基板101の側より入射して光吸収層105を抜けてきた入射光は、第1電極107で反射し、再び光吸収層105に戻る。この構造の場合、光吸収層105と反射層を兼ねる第1電極107との間に、基板101のような各半導体層よりも非常に厚みのある物体が入らない。このため、たとえ第1電極107によって反射光が広がったとしても、光吸収層105に到達するまでの広がりは極わずかで済み、ほとんどの光は光吸収層105に再び戻っていく。このため、下面入射型とすることで、受光部を小さくしても光電変換効率の低下を抑えることが可能となる。
次に、本実施の形態におけるアバランシェフォトダイオードの製造方法について簡単に説明する。まず、半絶縁性のInPからなる基板101上に、Siを不純物としてドーピングしたn型のInP(第1半導体層102)、アンドープのInxAl1-xAs(増倍層103)、p型のIn0.52Al0.48As(電界制御層104)、アンドープのIn0.53Ga0.47As(光吸収層105)、およびp型のInGaAsP(第2半導体層106)をエピタキシャル成長により順次堆積する。これらは、よく知られたMOVPE法により形成すればよい。
次に、p型のInGaAsPの層の上に、第1電極107を形成する。例えば、第1電極107となる領域に開口部を備えるレジストマスクパターンを形成し、この上に、電子ビーム蒸着法により、チタン層/白金層/金層の3層積層膜を形成する。この後、レジストマスクパターンを除去すれば、p型のInGaAsPの層(第2半導体層106)にオーミック接続する第1電極107が形成できる。これは、所謂リフトオフ法と呼ばれる製造方法である。
次に、公知のリソグラフィー技術およびエッチング技術(ウエットエッチング)により、上述したアンドープのInxAl1-xAs、p型のIn0.52Al0.48As、アンドープのIn0.53Ga0.47As、およびp型のInGaAsPの層をパターニングし、所望の形状(メサ形状)とした増倍層103,電界制御層104,光吸収層105,第2半導体層106を形成する。この後、上記パターニングにより露出した第1半導体層102の上に、第2電極108を形成する。第2電極108は、チタン層/白金層/金層の3層構造とする。第1電極107と同様に、電子ビーム蒸着法とリフトオフ法とにより第2電極108を形成すればよい。
次に、本実施の形態における増倍層103について、より詳細に説明する。増倍層103を構成するInxAl1-xAsは、In組成比xを0.52以外の値(x≠0.52)とすれば、他の層に対して格子緩和状態での格子定数が異なる格子不整合の状態となる。In0.52Al0.48Asから構成した電界制御層104および、InGaAsより構成した光吸収層105は、InPからなる基板101に格子整合している。これに対し、x≠0.52としたInxAl1-xAsからなる増倍層103は、基板101に対して格子不整合であり、この状態で基板101の上にエピタキシャル成長した増倍層103は、歪みが与えられた状態となる。また、x>0の範囲で、xの値を適宜に設定することで、増倍層103に対して任意の歪みを与えることができる。
前述したように、アバランシェフォトダイオードの性能の指標であるGBPは、増倍層103内における電子ならびに正孔の走行時間によって支配されているが、一般的には、電子に比べ正孔の移動度は1桁以上小さく、正孔の移動度によってGBPが制限されている。正孔の移動度は、正孔の状態密度有効質量に依存している。また、状態密度有効質量は、正孔の状態密度によって支配されている。
格子整合系の半導体材料においては、価電子帯の頂上付近では有効質量の大きい正孔のバンドと有効質量の小さいバンドが縮退している。このため、格子整合している状態の正孔の状態密度は、上述した両者の各々の状態密度を重複して計数することになり、非常に大きくなる。結果として、正孔の状態密度有効質量は大きくなり、正孔の移動度が小さくなり、輸送特性は劣化する。
上述した状態に対し、増倍層103に格子歪を与えることで、価電子帯の縮退を解くことができるようになり、いずれか片方のバンドの状態密度のみを正孔の輸送特性に寄与させることができる。これにより、正孔の状態密度有効質量が低減し、正孔の増倍層103内における輸送特性が向上するようになる。結果として、増倍層103内の正孔の走行時間を低減し、GBPを向上させることができる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図2は、本発明の実施の形態2におけるアバランシェフォトダイオードの構成を示す構成図である。図2では、断面を模式的に示している。このアバランシェフォトダイオードは、基板201の上に形成された、n型の半導体からなる第1半導体層202、アンドープの半導体からなる増倍層203、p型の半導体からなる電界制御層204、半導体からなる光吸収層205、およびp型の半導体からなる第2半導体層206からなる積層構造と、第2半導体層206の上に形成された第1電極と、第1半導体層202に形成された第2電極とを備える。
また、本実施の形態におけるアバランシェフォトダイオードは、第1半導体層202の側より、増倍層203、電界制御層204、光吸収層205、および第2半導体層206は、これらの順に配置されている。また、本実施の形態では、増倍層203の格子緩和状態での格子定数が、第1半導体層202,電界制御層204,光吸収層205,および第2半導体層206より大きいものとされている。
ここで、光吸収層205は、対象とする光の波長に対応するバンドギャップエネルギーを有した半導体から構成され、第1半導体層202,増倍層203,電界制御層204,および第2半導体層206は、光吸収層205を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、第1半導体層202,電界制御層204,および第2半導体層206は、不純物を導入することで各々の導電型とされ、光吸収層205は、第1半導体層202および第2半導体層206よりも不純物濃度が低い状態とされていればよい。
例えば、基板201は、半絶縁性のInPからなる半導体基板であればよい。また、第1半導体層202は、高濃度に不純物が導入されたn型のInP(n+−InP)から構成されていればよい。また、増倍層203は、アンドープのInxAl1-xAsから構成されていればよい。また、電界制御層204は、p型のIn0.52Al0.48Asから構成されていればよい。また、光吸収層205は、アンドープのInGaAsより構成されていればよい。光吸収層は、例えば、In0.53Ga0.47Asから構成すれば、1.55μm帯光通信に対応させることができる。また、第2半導体層206は、高濃度に不純物が導入されたp型のInGaAsP(p+−InGaAsP)から構成されていればよい。
上述した構成は、ほぼ前述した実施の形態1と同様である。本実施の形態では、増倍層203の格子緩和状態での格子定数を、他の層より大きいものとすることで、他の層と異なる状態としている。また、本実施の形態2では、増倍層203と第1半導体層202との間に配置されて不純物を導入することで形成されたn型領域209aを備える第3半導体層209を備える。n型領域209aは、増倍層203の形成領域内に配置されて増倍層203より小さい面積に形成されている。第3半導体層209は、例えば、InPから構成されていればよい。また、n型領域209aは、例えば、Siを不純物として導入することでn型とされていればよい。n型領域209aは、イオン注入法および拡散法により形成すればよい。本実施の形態では、第3半導体層209,増倍層203,電界制御層204,光吸収層205,および第2半導体層206が、所望とする形状にパターニングされ、例えば、よく知られたメサ構造とされている。なお、増倍層203の格子緩和状態での格子定数は、第3半導体層209よりも大きいものとされている。
本実施の形態2では、増倍層203の格子緩和状態での格子定数を他の層より大きい状態とし、増倍層203において、成長方向に対して格子に引張り歪みを与えるようにした。
一般的に、格子整合系の半導体材料においては、図3の(b)に示すように、有効質量の大きい正孔バンド(HH)と有効質量の小さい正孔バンド(LH)とが縮退しているため、正孔の移動度は低く、電界中での正孔速度は小さい。これに対し、図3の(a)および(c)に示すように、格子歪みを与えることで、有効質量の大きい正孔バンド(HH)と有効質量の小さい正孔バンド(LH)との縮退を解くことが可能となる。特に、図3の(c)に示すように、正孔の走行方向に引張り歪みを与えることで、有効質量の小さい正孔バンド(LH)のエネルギー位置を、有効質量の大きい正孔バンド(HH)のエネルギー位置よりも上に配置することが可能となる(非特許文献2参照)。
実際には、増倍層203を構成するInxAl1-xAsのIn組成比を、格子整合時(x=0.52)よりも大きくし、この層を形成するときの成長方向に対して格子に引張り歪みを与える。これにより、増倍層203を走行する正孔は、選択的に有効質量の小さい正孔バンドを走行することになり、正孔の移動度および速度を向上させることが可能となる。この結果、本実施の形態によれば、増倍層203の層厚を薄くしなくても、アバランシェフォトダイオードの利得を高くし、帯域を広くできるようになる。
また、本実施の形態では、n型領域209aを増倍層203より小さい面積(電界閉じ込め構造)としたので、増倍層203にかかる電圧を面方向に対して狭く集中することができ、結果としてアバランシェフォトダイオードの動作に必要な電界、すなわちオン電圧Vonを小さくすることができる。
次に、本実施の形態におけるアバランシェフォトダイオードにおける、増倍層203の層厚と利得帯域幅積(GBP)との関係について説明する。図4は、利得帯域幅の増倍層の層厚依存性を計算した結果を示している。図4において、実線は、格子不整合とした増倍層203を用いた本実施の形態における特性であり、2点鎖線は、格子整合とした増倍層を用いた場合の特性である。なお、実線では、格子不整合により格子歪みを加えた結果、正孔の移動度が2倍になったと仮定したときの増倍層203の層厚に対する利得帯域幅積の依存性を示している。
図4からも明らかなように、同じ増倍層厚としても、格子不整合として歪みを加えて正孔速度を向上させることで、利得帯域幅積が向上することがわかる。
次に、本実施の形態におけるアバランシェフォトダイオードにおける、増倍率に対する帯域幅の変化について図5を用いて説明する。図5は、増倍率Gと帯域幅Bとの関係を示している。本実施の形態では、正孔の速度向上で利得帯域幅積(GBP)を増大させるため、CR時定数に伴う帯域制限は変わらず、広い帯域幅を保った状態で大きな増倍率が得られることがわかる。
以上に説明したように、成長方向に引張り歪みを加えた増倍層を用いることで、増倍層を薄層化することなく利得帯域幅積の増大が達成され、高利得・広帯域なアバランシェフォトダイオードが実現できる。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図6は、本発明の実施3の形態におけるアバランシェフォトダイオードの構成を示す構成図である。このアバランシェフォトダイオードは、基板601の上に形成されたn型の半導体からなる第1半導体層602と、第1半導体層602の上に形成されたアンドープの半導体からなる増倍層603と、増倍層603の上に形成されたp型の半導体からなる電界制御層604とを備える。
また、このアバランシェフォトダイオードは、電界制御層604の上に形成されたアンドープの半導体からなる光吸収層605と、光吸収層605の上に形成されたp型の半導体からなるp型光吸収層610と、p型光吸収層610の上に形成されたp型の半導体からなる第2半導体層606と、第2半導体層606の上の周辺部に接して形成された第1電極607と、第1半導体層602に形成された第2電極608とを備える。
また、本実施の形態におけるアバランシェフォトダイオードは、第1半導体層602の側より、増倍層603、電界制御層604、光吸収層605、p型光吸収層610、および第2半導体層606は、これらの順に配置されている。また、増倍層603の格子緩和状態での格子定数は、例えば、第1半導体層602,電界制御層604,光吸収層605,p型光吸収層610,および第2半導体層606より大きいものとされている。
ここで、光吸収層605およびp型光吸収層610は、対象とする光の波長に対応するバンドギャップエネルギーを有した半導体から構成され、第1半導体層602,増倍層603,電界制御層604,および第2半導体層606は、光吸収層605を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成されている。また、第1半導体層602,電界制御層604,p型光吸収層610,および第2半導体層606は、不純物を導入することで各々の導電型とされている。なお、光吸収層605は、アンドープの状態に限らず、第1半導体層602,p型光吸収層610,および第2半導体層606よりも不純物濃度が低い状態とされていればよい。
例えば、基板601は、半絶縁性のInPからなる半導体基板であればよい。また、第1半導体層602は、高濃度に不純物が導入されたn型のInP(n+−InP)から構成されていればよい。また、増倍層603は、アンドープのInxAl1-xAsから構成されていればよい。また、電界制御層604は、p型のIn0.52Al0.48Asから構成されていればよい。また、光吸収層605は、アンドープのInGaAsより構成されていればよい。また、p型光吸収層610は、p型のInGaAsより構成されていればよい。これら光吸収層は、例えば、In0.53Ga0.47Asから構成すれば、1.55μm帯光通信に対応させることができる。また、第2半導体層606は、高濃度に不純物が導入されたp型のInGaAsP(p+−InGaAsP)から構成されていればよい。
なお、増倍層603,電界制御層604,光吸収層605,p型光吸収層610,および第2半導体層606は、所望とする形状にパターニングされ、一部の第1半導体層602は露出し、この露出領域に第2電極608が形成されている。例えば、増倍層603,電界制御層604,光吸収層605,p型光吸収層610,および第2半導体層606は、直径22μm程度の円柱形状に加工されている。なお、図示していないが、第1電極607および第2電極608には、各々引き出し配線が接続され、電位が印加可能とされている。
本実施の形態では、前述した実施の形態に対し、p型光吸収層610を追加しているところに特徴がある。p型光吸収層610は、アバランシェフォトダイオードを動作させるために電圧を印加してアンドープのInGaAsからなる光吸収層605を空乏化した場合でも、光吸収層605との界面を除くp型光吸収層610の全領域が空乏化されないよう、印加電圧と層厚に応じたドーピング濃度分布(不純物濃度)とする。例えば、p型光吸収層610の不純物濃度は、動作電圧の印加により光吸収層605が空乏化したときに、p型光吸収層610では光吸収層605との接続面(界面)のみが空乏化される程度の範囲とされていればよい。
本実施の形態では、光吸収は、光吸収層605およびp型光吸収層610の両方において生じ、かつ生じたキャリアの輸送機構は独立である。このため、アバランシェフォトダイオードそのものの特徴から、量子効率を高めるために光吸収層の層厚(アンドープ光吸収層605とp型光吸収層610とを合わせた層厚)を厚くしても、各々の層厚の比を最適化することで高速応答が可能である(非特許文献3参照)。
例えば、アンドープの光吸収層605の層厚を0.4μm、p型光吸収層610の層厚を0.4μmとする。これにより、光吸収層の全体の層厚は0.8μmとなる。この層厚において、帯域幅は、利得帯域幅積の制限よりも低い増倍率において40GHzに達することが可能である。また、本実施の形態では、光を基板601の裏面から入射し、素子上面(第1電極607)で反射させる形態をとっているが、光の結合効率を100%、上面での反射率を95%以上と仮定すると、増倍率が1とした場合の受光感度は、0.8A/W以上になる。
本実施の形態で示すような増倍層603に電子を注入するアバランシェフォトダイオードでは、増倍率の低い状態での素子帯域を支配するのは光吸収層におけるキャリアの走行時間になる。従って、格子緩和状態での格子定数を他の層より大きいものとするなどのことにより増倍層603に歪みを導入し、加えて、上述した2つの光吸収層により素子帯域を広帯域化することで、さらに高利得・広帯域なアバランシェフォトダイオードが実現できる。
[実施の形態4]
次に、本発明の実施の形態4について説明する。図7は、本発明の実施の形態4におけるアバランシェフォトダイオードの構成を示す構成図である。図7では、断面を模式的に示している。このアバランシェフォトダイオードは、基板201の上に形成された、n型の半導体からなる第1半導体層202、アンドープの半導体からなる増倍層703、p型の半導体からなる電界制御層204、半導体からなる光吸収層205、およびp型の半導体からなる第2半導体層206からなる積層構造と、第2半導体層206の上に形成された第1電極と、第1半導体層202に形成された第2電極とを備える。
また、このアバランシェフォトダイオードは、増倍層703と第1半導体層202との間に配置されて不純物を導入することで形成されたn型領域209aを備える第3半導体層209を備える。また、第1半導体層202の側より、増倍層703、電界制御層204、光吸収層205、および第2半導体層206は、これらの順に配置されている。また、増倍層703の格子緩和状態での格子定数は、第1半導体層202,電界制御層204,光吸収層205,および第2半導体層206とは異なるものとされている。例えば、増倍層703の格子緩和状態での格子定数は、第1半導体層202,電界制御層204,光吸収層205,および第2半導体層206より大きいものとされていればよい。
本実施の形態では、層厚を最適化した増倍層703を用いているところに特徴があり、他の構成は、前述した実施の形態2と同様である。なお、増倍層703は、増倍層203と同様に、アンドープのInxAl1-xAsから構成されていればよい。本実施の形態では、増倍層703の層厚を、In組成比xに応じて臨界膜厚よりも小さい範囲としたところに特徴がある。臨界膜厚は、図8に示すように、In組成比xに応じて変化する。
前述した実施の形態で説明したように、InxAl1-xAsからなる増倍層のIn組成比を変化させて他の層とは格子緩和状態での格子定数が異なる状態として増倍層に歪みを導入すれば、アバランシェフォトダイオードの特性を向上させることが可能となる。ここで、歪みを導入した層がある膜厚を越えると、歪みの持つ内部エネルギーを緩和するためにミスフィット転位を生ずる。この転位が生じる膜厚を臨界膜厚と呼ぶ。転位が生じると、転位発生箇所の上下の半導体層の結晶性にも影響し、リーク電流が増大し、アバランシェブレークダウン電圧が不安定となり、素子特性の信頼性に影響する。
従って、増倍層703の層厚を、図8に示した臨界膜厚以下とすることで、上述したような素子の信頼性低下を招くミスフィット転位の発生が抑制でき、高利得・広帯域でかつ信頼性の高いアバランシェフォトダイオードが作製できるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの組み合わせおよび変形が実施可能であることは明白である。例えば、上述した実施の形態では、InxAl1-xAsより増倍層を構成した例を用いて説明したが、これに限るものではない。例えば、増倍層は、InGaAsP,InGaAs,InAlGaAs,Si,およびSiGeなどの他の半導体材料で構成してもよい。また、増倍層は、InGaAs/InAlAsなどの超格子構造としてもよい。
また、上述では、電界閉じ込め構造をイオン注入法によるSiドーピングにより作製したが、この限りではなく、例えば選択拡散や所謂ガードリング構造を採用してもよい。また、素子最上層の第2半導体層(電極コンタクト層)の外周を、下層(光吸収層)の外周以下にすることによる電界閉じ込め構造でもよい。
また、上述した実施の形態では、各層の形成に有機金属気相成長法を用いたが、分子線エピタキシー法などの他の結晶成長方法を用いてもよい。また、上述した実施の形態では、下面入射型を例に説明したが、これに限るものではなく、基板の反対側より光が入射する構成としてもよいことはいうまでもない。
また、上述した実施の形態では、基板の側にn型の半導体からなる第1半導体層が配置される場合について説明したが、これに限るものではなく、基板の側にp型の半導体からなる第2半導体層が配置されるようにしてもよい。この場合、基板の側より、第2半導体層、光吸収層、電界制御層、増倍層、および第1半導体層が、これらの順に積層されることになる。いずれにしても、第1半導体層の側より、増倍層、電界制御層、光吸収層、および第2半導体層が、これらの順に配置されていればよい。
なお、基板の側にp型の半導体からなる第2半導体層が配置される場合、第1半導体層を、増倍層の形成領域内に配置されて増倍層より小さい面積に形成することで、増倍層にかかる電圧を面方向に対して狭く集中することができ、n型領域を備える第3半導体層の構成を設ける構成と同様の効果が得られる。
本発明のアバランシェフォトダイオードは、従来のアバランシェフォトダイオードと異なり、増倍層を格子不整合系の材料で構成し、増倍層を他の格子整合系の材料と比較して格子定数の大きな材料で構成することで、成長方向に引張り歪みを導入し、正孔の移動度を高めることで、高利得・広帯域なアバランシェフォトダイオードを提供するものである。さらに、光吸収層を、アンドープ光吸収層とp型の光吸収層とより構成することで、さらなる広帯域化がが可能になる。また歪みの導入された増倍層の層厚を、臨界膜厚以下に設定することで、高信頼性も兼ね備えたアバランシェフォトダイオードを提供する。
101…基板、102…第1半導体層、103…増倍層、104…電界制御層、105…光吸収層、106…第2半導体層、107…第1電極、108…第2電極。

Claims (3)

  1. 基板の上に形成された、n型の半導体からなる第1半導体層、アンドープの半導体からなる増倍層、p型の半導体からなる電界制御層、半導体からなる光吸収層、およびp型の半導体からなる第2半導体層からなる積層構造と、
    前記第2半導体層の上に形成された第1電極と、
    前記第1半導体層に形成された第2電極と
    を少なくとも備え、
    前記第1半導体層の側より、前記増倍層、前記電界制御層、前記光吸収層、および前記第2半導体層は、これらの順に配置され、
    前記光吸収層は、対象とする光の波長に対応するバンドギャップエネルギーを有した半導体から構成され、
    前記第1半導体層,増倍層,電界制御層,および前記第2半導体層は、前記光吸収層を構成する半導体より大きなバンドギャップエネルギーを有する半導体から構成され、
    前記第1半導体層,電界制御層,および前記第2半導体層は、不純物を導入することで各々の導電型とされ、
    前記光吸収層は、前記第1半導体層および前記第2半導体層よりも不純物濃度が低い状態とされ、
    前記増倍層の格子緩和状態での格子定数は、前記第1半導体層,前記電界制御層,前記光吸収層,および前記第2半導体層とは異なり、
    前記増倍層の層厚は、臨界膜厚より小さい範囲とされている
    ことを特徴とするアバランシェフォトダイオード。
  2. 請求項1記載のアバランシェフォトダイオードにおいて、
    前記増倍層の格子緩和状態での格子定数は、前記第1半導体層,前記電界制御層,前記光吸収層,および前記第2半導体層より大きいことを特徴とするアバランシェフォトダイオード。
  3. 請求項1または2記載のアバランシェフォトダイオードにおいて、
    前記光吸収層の上に形成されたp型の半導体からなるp型光吸収層を備え、
    前記p型光吸収層は、前記光吸収層と同じ半導体から構成され、
    前記p型光吸収層の不純物濃度は、動作電圧の印加により前記光吸収層が空乏化した状態で前記p型光吸収層の前記光吸収層との接続面のみが空乏化される範囲とされている
    ことを特徴とするアバランシェフォトダイオード。
JP2010180066A 2010-08-11 2010-08-11 アバランシェフォトダイオード Active JP5519442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010180066A JP5519442B2 (ja) 2010-08-11 2010-08-11 アバランシェフォトダイオード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010180066A JP5519442B2 (ja) 2010-08-11 2010-08-11 アバランシェフォトダイオード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012039026A JP2012039026A (ja) 2012-02-23
JP5519442B2 true JP5519442B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=45850660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010180066A Active JP5519442B2 (ja) 2010-08-11 2010-08-11 アバランシェフォトダイオード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5519442B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2730471B2 (ja) * 1993-12-28 1998-03-25 日本電気株式会社 超格子アバランシェフォトダイオード
JP2751846B2 (ja) * 1994-12-09 1998-05-18 日本電気株式会社 半導体受光素子
JP2601231B2 (ja) * 1994-12-22 1997-04-16 日本電気株式会社 超格子アバランシェフォトダイオード
JPH11330536A (ja) * 1998-05-13 1999-11-30 Nec Corp 半導体受光素子
JP2002374001A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Nec Corp 半導体受光素子及び光受信機
JP4058921B2 (ja) * 2001-08-01 2008-03-12 日本電気株式会社 半導体受光素子
CN101341600B (zh) * 2005-12-26 2012-11-28 日本电气株式会社 半导体光学元件

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012039026A (ja) 2012-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3826129B2 (ja) アバランシェ光検出器
JP6755285B2 (ja) アバランシェ・フォトダイオード
US6614086B2 (en) Avalanche photodetector
Watanabe et al. High-speed and low-dark-current flip-chip InAlAs/InAlGaAs quaternary well superlattice APDs with 120 GHz gain-bandwidth product
Anselm et al. Performance of thin separate absorption, charge, and multiplication avalanche photodiodes
JP5432060B2 (ja) アバランシェフォトダイオード
JP5841021B2 (ja) アバランシェフォトダイオードおよびその製造方法
JP2002203986A6 (ja) アバランシェ光検出器
US5539221A (en) Staircase avalanche photodiode
JP6030416B2 (ja) アバランシェフォトダイオードおよびその製造方法
JP5327892B2 (ja) アバランシ・フォトダイオード
JP5497686B2 (ja) アバランシェフォトダイオード
JP2016213362A (ja) アバランシェフォトダイオード
JP6542732B2 (ja) 受光素子の評価方法および評価用素子
JP5953840B2 (ja) 半導体装置及び受信機
JP5700561B2 (ja) 受光素子
JP5519442B2 (ja) アバランシェフォトダイオード
JP6660358B2 (ja) 量子ドット型赤外線検出器
JP2671569B2 (ja) アバランシェフォトダイオード
JP5992867B2 (ja) アバランシェフォトダイオード
JP7211201B2 (ja) 化合物半導体装置及びその製造方法、検波器
JPH05291609A (ja) 光半導体装置
JP2018182261A (ja) 半導体受光デバイス
JP6563835B2 (ja) 受光素子
JP4284781B2 (ja) Msm型フォトダイオード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5519442

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150