JP5513808B2 - 印刷機のインキ供給量調整方法および装置 - Google Patents

印刷機のインキ供給量調整方法および装置 Download PDF

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Description

この発明は、インキツボキーの開き量を調整することによって刷版へのインキの供給量を調整する印刷機のインキ供給量調整方法および装置に関するものである。
図56に輪転印刷機における各色の印刷ユニット内のインキ装置(インカー)の要部を示す。同図において、1はインキツボ、2はインキツボ1に蓄えられたインキ、3はインキツボローラ、4(4−1〜4−n)はインキツボローラ3の軸方向に複数並設して設けられたインキツボキー、5はインキ移しローラ、6はインキローラ群、7は版胴8に装着された刷版であり、刷版7には絵柄が焼き付けられている。
このインキ装置では、インキツボキー4−1〜4−nとインキツボローラ3との間よりインキツボ1内のインキ2をインキツボローラ3に供給し、このインキツボローラ3に供給されたインキをインキ移しローラ5の呼び出し動作によりインキローラ群6を介して刷版7へ供給する。この刷版7に供給されたインキが図示されていないゴム胴を介して印刷用紙に印刷される。
図57にこの印刷機によって印刷された印刷物を示す。印刷物9には、絵柄領域9−1を除く余白部に、帯状のカラーバー9−2が印刷される。カラーバー9−2は、一般の4色刷りの場合、墨(スミ)、シアン(アイ)、マゼンタ(アカ)、イエロー(キ)の濃度測定用のパッチ(網点面積率100%のベタパッチ)9a1,9a2,9a3,9a4を含む領域S1〜Snから構成される。領域S1〜Snは、印刷機における各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1〜4−nのキーゾーンに対応している。
〔色合わせ〕
各色の印刷ユニットに対しては基準の濃度値が予め設定されている。すなわち、スミ,アイ,アカ,キの各色に対して基準の濃度値が予め設定されており、印刷物9の印刷に際しては、各色の濃度値をこの基準濃度値に一致させるような色合わせ作業が行われる。この色合わせ作業は、印刷物9に印刷されたカラーバー9−2における各色の濃度測定用のパッチ9a(9a1,9a2,9a3,9a4)の濃度に基づいて、本刷りを開始する前に不図示のインキ供給量調整装置によって行われる。
例えば、印刷物9における領域S1を代表して説明すると、本刷りを開始する前の試刷りによって得られた印刷物9(試刷りサンプル)の各色の濃度測定用のパッチ9aの濃度値を測定し、この測定した各色の濃度値と予め設定されている各色の基準濃度値との濃度差を求め、この求めた各色の濃度差より各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1の開き量の補正量(領域S1へのインキ供給量の補正量)を求め、この求めた補正量をフィードバック量として各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1の開き量を調整する。
同様にして、領域S2〜Snについても、各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−2〜4−nの開き量の補正量(領域S2〜Snへのインキ供給量の補正量)を求め、この求めた補正量をフィードバック量として各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−2〜4−nの開き量を調整する。そして、このインキツボキー4−1〜4−nの開き量を調整した状態で、直ぐに試刷りを再開し、各色の濃度値が基準の濃度値となるまで同様動作を繰り返す(特許文献1参照)。
しかしながら、この特許文献1に示されたインキ供給量の調整方法では、インカー内のインキ搬送経路(インキツボローラからゴム胴までの搬送経路)が長いため、印刷物へのインキ供給量を調整する場合、インキ供給量の調整結果が実際の印刷物に反映され、補正した濃度で安定した状態になるまでに、インキ供給量が調整されてから約100枚の印刷物を印刷しなければならず、時間がかかると共に印刷資材が無駄になるという問題がある。
そこで、最近では、特許文献2に示されているように、試刷りサンプル9の各色の濃度測定用のパッチ9aの濃度値を測定し、この測定した各色の濃度値と各色の基準濃度値との濃度差を求め、この求めた各色の濃度差より各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1〜4−nの開き量の補正量を求め、この求めた補正量に基づいてインキツボキー4−1〜4−nの開き量を補正し、このインキツボキー4−1〜4−nの開き量を補正した状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラ5の呼出し動作を行わせてインカー内のインキ量を調整し、その後、印刷を行うようにしている。この特許文献2では、インキツボキー4−1〜4−nの開き量を補正した状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラ5の呼出し動作を行わせることを予備呼出しと呼んでいる。
特開2003−118077号公報 特開2007−30348号公報 特開平10−16193号公報 特開昭58−201008号公報 特開昭58−201010号公報
しかしながら、上述した特許文献2に示されたインキ供給量の調整方法では、インキツボキー4−1〜4−nの開き量を補正して予備呼出しを行うようにしているが、予備呼出し時に用いる補正量は単に濃度差から求めているだけであるので、インキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率のうち、絵柄面積率の小さいところ(言い換えれば、インキツボキーの開き量の小さいところ)では、濃度が薄くてインキ供給量が足りない場合には、インキ供給量が必要とする量よりも大きくなり過ぎて濃度が高くなり、逆に、濃度が濃くてインキ供給量が過剰な場合には、インキ供給量が必要とする量よりも小さくなり過ぎて濃度が低くなり過ぎ、また、絵柄面積率が大きいところ(言い換えれば、インキツボキーの開き量の大きいところ)では、濃度が薄くてインキ供給量が足りない場合には、インキ供給量が必要とする量まで大きくならずに濃度が低いままになり、逆に、濃度が濃くてインキ供給量が過剰な場合には、インキ供給量が必要とする量まで小さくならずに濃度が高いままになり、予備呼出し後、すぐには正常な印刷物を印刷することができず、正常な印刷物が得られるまでに多数の印刷物を印刷しなければならなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、予備呼出し後、すぐに正常な印刷物を印刷することが可能な印刷機のインキ供給量調整方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの供給量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ移しローラの呼出し動作によって刷版へ供給し、この刷版へ供給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機のインキ供給量調整方法において、印刷機により印刷された印刷用紙の各インキツボキーに対応する範囲に印刷された各濃度測定用のパッチの濃度値を測定する濃度値測定ステップと、測定された各濃度測定用のパッチの濃度値と予め設定されている基準濃度値との差および各インキツボキーの現在の開き量に基づいて各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求める予備呼出時開量演算ステップと、各インキツボキーの開き量を求められた予備呼出し時の開き量とした状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラの呼出し動作を行わせる予備呼出ステップとを備え、予備呼出時開量演算ステップは、測定された各濃度測定用のパッチの濃度値と基準濃度値との差に各インキツボキーの現在の開き量を乗算して各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求めることを特徴とする。
この発明によれば、印刷機により印刷された印刷用紙(印刷物)の各インキツボキーに対応する範囲に印刷された各濃度測定用のパッチの濃度値が測定され、この測定された各濃度測定用のパッチの濃度値(測定濃度値)と基準濃度値との差に各インキツボキーの現在の開き量を乗算して各インキツボキーの予備呼出し時の開き量が求められる。そして、各インキツボキーの開き量をその求めた予備呼出し時の開き量とした状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラの呼出し動作(予備呼出し)が行われる。
この予備呼出しにおいて、本発明では、濃度測定用のパッチの濃度値(測定濃度値)と基準濃度値との差だけではなく、インキツボキーの現在の開き量も考慮に入れて、予備呼出し時のインキツボキーの開き量が求められる。これにより、例えば、絵柄面積率の小さいところ(インキツボキーの開き量の小さいところ)では、同じ濃度差でもインキ供給量の変化を小さくし、絵柄面積率の大きいところ(インキツボキーの開き量の大きいところ)では、同じ濃度差でもインキ供給量の変化を大きくするようにして、各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率の大小に拘わらず、そこへのインキの供給量を適切な値とすることが可能となる。
なお、本発明において、予備呼出時開量演算ステップにおいて、各濃度測定用のパッチの濃度値(測定濃度値)と予め設定されている基準濃度値との差に各インキツボキーの現在の開き量を乗算して各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求める代わりに、各濃度測定用のパッチの濃度値(測定濃度値)と予め設定されている基準濃度値との差に各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率又は絵柄面積を乗算して各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求めるものとしてもよい。また、本発明において、予備呼出時開量演算ステップでは、インキツボローラの回転量も考慮して各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求めるものとしてもよい。また、本発明は、装置としても構成することができる。
本発明によれば、各濃度測定用のパッチの濃度値(測定濃度値)と予め設定されている基準濃度値との差に各インキツボキーの現在の開き量を乗算して各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求め、各インキツボキーの開き量をこの求めた予備呼出し時の開き量とした状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラの呼出し動作(予備呼出し)を行わせるようにしたので、各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率の大小に拘わらず、そこへのインキの供給量を適切な値とし、予備呼出し後、すぐに正常な印刷物を印刷することが可能となる。
また、本発明によれば、各濃度測定用のパッチの濃度値(測定濃度値)と予め設定されている基準濃度値との差に各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率又は絵柄面積を乗算して各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求め、各インキツボキーの開き量をこの求めた予備呼出し時の開き量とした状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラの呼出し動作(予備呼出し)を行わせるようにしたので、各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率の大小に拘わらず、そこへのインキの供給量を適切な値とし、予備呼出し後、すぐに正常な印刷物を印刷することが可能となる。
また、本発明によれば、インキツボローラの回転量も考慮して各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求めるようにすることにより、予備呼出し時の各インキツボキーの予備呼出し時の開き量をさらに正確とし、より早く正常な印刷物を得ることが可能となる。
本発明の実施に用いる印刷機制御装置のブロック図である。 実施の形態1の印刷機制御装置におけるメモリの内容を分割して示す図である。 実施の形態1の印刷機制御装置におけるメモリの内容を分割して示す図である。 実施の形態1の印刷機制御装置におけるメモリの内容を分割して示す図である。 測色計の設置状況を示す側面図である。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の印刷機制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 インキツボローラ駆動用制御装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 インキツボローラ駆動用制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 インキツボキー駆動用制御装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 インキツボキー駆動用制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 インキツボキー駆動用制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の印刷機制御装置における実施の形態1と異なる部分の処理動作を抜粋して示すフローチャートである。 実施の形態2の印刷機制御装置における実施の形態1と異なる部分の処理動作を抜粋して示すフローチャートである。 輪転印刷機における各色の印刷ユニット内のインキ供給装置の要部を示す図である。 印刷機により印刷された印刷物の概略を示す平面図である。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1はこの発明の実施に用いる印刷機制御装置(インキ供給量調整装置)のブロック図である。この印刷機制御装置10は、CPU10A、RAM10B、ROM10C、プレインキング1スイッチSW1、試刷りスタートスイッチSW2、再試刷りスタートスイッチSW3、本刷りスタートスイッチSW4、制御終了スイッチSW5、入力装置10D、表示器10E、出力装置10F、メモリ10Gを備えている。
また、測色計10H、測色計移動用モータ10I、測色計移動用モータ用ロータリーエンコーダ10J、測色計移動用モータドライバ10K、測色計現在位置測定用カウンタ10L、A/D変換器10M、D/A変換器10N、測色計原点位置検出器10P、内部クロックカウンタ10Qを備えている。
また、印刷機の原動モータ10R、印刷機の原動モータ用ドライバ10S、印刷機の原動モータ用ロータリーエンコーダ10T、F/V変換器10U、A/D変換器10V、印刷機の原点位置検出器10W、印刷機の回転数カウント用カウンタ10X、給紙装置10Y、試刷り枚数設定器SI1,本刷り枚数設定器SI2、予備呼出し回数設定器SI31〜SI3m、予備呼出し時のインキツボローラの回転量設定器SI41〜SI4mおよび入出力インターフェイス(I/O,I/F)10−1〜10−14を備えている。
CPU10Aは、インターフェイス10−1〜10−14を介して与えられる各種入力情報を得て、RAM10Bやメモリ10Gにアクセスしながら、ROM10Cに格納されたプログラムに従って動作する。
ロータリーエンコーダ10Jは、測色計移動用モータ10Iの所定回転数(角度)毎に回転パルスを発生してカウンタ10Lに出力する。ロータリーエンコーダ10Tは、印刷機の原動モータ10Rの所定回転数(角度)毎に回転パルスを発生してF/V変換器10Uおよび原動モータドライバ10Sに出力する。
なお、図1において、13(13−1〜13−m)は各印刷ユニット、14(14−1〜14−m)は各印刷ユニットのインキ呼出し装置、15(15−1〜15−m)は各印刷ユニットのインキツボローラ駆動用制御装置、16(16−1〜16−n)は各印刷ユニットの各インキツボキー駆動用制御装置である。
インキ呼出し装置14(14−1〜14−m)は、図56に示した各印刷ユニットのインキ移しローラ5に対応して各個に設けられている。インキツボローラ駆動用制御装置15(15−1〜15−m)は、図56に示した各印刷ユニットのインキツボローラ3に対応して各個に設けられている。インキツボキー駆動用制御装置16(16−1〜16−n)は、図56に示した各印刷ユニットの各インキツボキー4(4−1〜4−n)に対応して各個に設けられている。
図2,図3および図4にメモリ10Gの内容を分割して示す。メモリ10GにはメモリM1〜M37が設けられる。メモリM1には試刷り枚数が記憶される。メモリM2にはカウント値Mが記憶される。メモリM3にはカウント値Nが記憶される。メモリM4には各印刷ユニットの予備呼出し回数(印刷機の回転数換算)が記憶される。メモリM5には印刷機の印刷ユニット総数mが記憶される。メモリM6には予備呼出し時の各印刷ユニットのインキツボローラの回転量Sprei(i=1〜m)が記憶される。
メモリM7には、測色計によって測定すべき試刷りサンプルのカラーバーの各色の各パッチの位置が記憶される。メモリM8には各印刷ユニットのインキツボキーの総数nが記憶される。メモリM9には各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率(各印刷ユニットにセットされる各刷版の各インキツボキーに対応するゾーン毎の絵柄面積率)Sij(i=1〜m、j=1〜n)が記憶される。メモリM10には本刷り枚数が記憶される。
メモリM11にはプレインキング1のステップ1時のインキツボローラの回転量が記憶される(プレインキング1のステップ1については後述する)。メモリM12にはプレインキング1のステップ1時のインキツボキーの開き量が記憶される。メモリM13には印刷機の設定速度2(高速)が記憶される。メモリM14には印刷機の原動モータ用のロータリーエンコーダに接続されたF/V変換器を介して接続されたA/V変換器の出力が記憶される。メモリM15には現在の印刷機の回転速度が記憶される。メモリM16には印刷機の回転数カウント用カウンタのカウント値が記憶される。メモリM17にはプレインキング1のステップ1時のインキ呼出し回数(印刷機の回転数換算)が記憶される。
メモリM18には印刷機の設定速度1(低速)が記憶される。メモリM19には各印刷ユニットの色が記憶される。メモリM20には各色のインキツボローラの基準の回転量Sstdi(i=1〜m)が記憶される。メモリM21には各印刷ユニットのインキツボローラの回転量Spi(i=1〜m)が記憶される。メモリM22には各色の絵柄面積率とインキツボキーの開き量との関係を示す各色の絵柄面積率−インキツボキー開き量変換テーブルが記憶される。メモリM23には各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij(i=1〜m、j=1〜n)が記憶される。メモリM24にはプレインキング1のステップ2時のインキ呼出し回数(印刷機の回転数換算)が記憶される(プレインキング1のステップ2については後述する)。
メモリM25には測色計の現在位置測定用カウンタのカウント値が記憶される。メモリM26には測色計の現在位置が記憶される。メモリM27には測色計からの色データが記憶される。メモリM28には試刷りサンプルのカラーバーの各色の各パッチの濃度値が記憶される。メモリM29には、カラーバーの各色の基準濃度値が記憶される。
メモリM30には試刷りサンプルの各色の各パッチの濃度値と各色の基準濃度値との差(測定濃度差)ΔDij(i=1〜m、j=1〜n)が記憶される。メモリM31には各色のインキツボキーの開き量の補正係数αi(i=1〜m)が記憶される。メモリM32には各印刷ユニットの各インキツボキーの修正した開き量θij’(i=1〜m、j=1〜n)が記憶される。メモリM33には各印刷ユニットのインキツボローラの回転量による補正係数βi(i=1〜m)が記憶される。メモリM34には各印刷ユニットの各インキツボキーの予備呼出し時の開き量θij”(i=1〜m、j=1〜n)が記憶される。メモリM35には予備呼出し前の各印刷ユニットのインキツボローラの回転量が記憶される。メモリM36には第1待機時間のカウント値が記憶される。メモリM37には第2待機時間のカウント値が記憶される。
測色計10Hは、図5に示すように、支柱17−1,17−2間に設けられたボールネジ(送りねじ)17−3に取り付けられている。ボールネジ17−3は測色計移動用モータ10Iによって正/逆回転する。このボールネジ17−3の正/逆回転により、ボールネジ17−3に案内されながら、測色計10Hが支柱17−1,17−2間を移動する。測色計10Hのヘッド部10H1は測定台17−4の測定対象が置かれる面17−4aに向けられている。
〔実施の形態1の概略的な動作〕
実施の形態1の詳細な動作の説明に入る前に、理解を容易とするために、その概略について説明しておく。
(1)各データを入力する。
(2)プレインキング1スイッチSW1をオンとし、プレインキング1のステップ1,ステップ2の動作を行わせ、各色の印刷ユニットのインキローラ群6上に印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布を形成し、さらにこの印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布に各色の刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を重畳する。
(3)試刷りスタートスイッチSW2をオンとし、試刷りを行う。
(4)試刷りサンプルを測定台17−4にセットし、再試刷りスタートスイッチSW3をオンとする。これにより、予備呼出しが行われた後、再度試刷り(再試刷り)が行われる。
(5)満足できる印刷物が得られるまで、(4)の再試刷りを繰り返す。
(6)満足できる印刷物が得られれば、本刷りスタートスイッチSW4をオンとし、本刷りを行う。
なお、プレインキング1のステップ1,ステップ2については、本出願人が先に提案した特許文献3などに示されているので、その目的や作用・効果などの詳しい説明は省略する。また、制御終了スイッチSW5をオンとすることにより、全ての制御動作が終了する。
〔実施の形態1の詳細な動作〕
〔データの入力〕
オペレータは、印刷の開始に先立って、試刷り枚数を入力する(図6:ステップS101)。また、各印刷ユニットの予備呼出し回数、各印刷ユニットの予備呼出し時のインキツボローラの回転量、試刷りサンプルのカラーバーの各色の各パッチの位置、各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率、本刷り枚数を入力する(ステップS103(図6)、S110(図7)、S117(図8)、S132(図9)、S146(図10))。
なお、この場合、試刷り枚数の入力は試刷り設定器SI1より行い、各印刷ユニットの予備呼出し回数の入力は予備呼出し回数設定器SI31〜SI3mより行い、各印刷ユニットの予備呼出し時のインキツボローラの回転量の入力は予備呼出し時のインキツボローラの回転量設定器SI41〜SI4mより行い、試刷りサンプルのカラーバーの各色の各パッチの位置の入力は入力装置10Dより行い、各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率の入力は入力装置10Dより行い、本刷り枚数の入力は本刷り枚数設定器SI2より行う。
CPU10Aは、試刷り枚数設定器SI1より入力された試刷り枚数をメモリM1に格納し(ステップS102)、予備呼出し回数設定器SI31〜SI3mより入力された各印刷ユニットの予備呼出し回数(印刷機の回転数換算)をメモリM4に格納し(ステップS104〜S109)、予備呼出し時のインキツボローラの回転量設定器SI41〜SI4mより入力された各印刷ユニットの予備呼出し時のインキツボローラの回転量をメモリM6に格納する(図7:ステップS111〜S116)。
また、CPU10Aは、入力装置10Dより入力された試刷りサンプルのカラーバーの各色の各パッチの位置に基づき、測色計によって測定すべき試刷りサンプルのカラーバーの各色の各パッチの位置、すなわちカラーバーにおける濃度測定用の各色の各パッチの位置(測定位置)を演算し、演算した測定位置をメモリM7に格納する(図8:ステップS118〜S131)。
また、CPU10Aは、入力装置10Dより入力された各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率Sij(i=1〜m、j=1〜n)をメモリM9に格納し(図9:ステップS133〜S145)、本刷り枚数設定器SI2より入力された本刷り枚数をメモリM10に格納する(図10:ステップS147)。
なお、この実施の形態において、各色の刷版の各ゾーン毎の絵柄面積率の測定には、本出願人による特許文献4や特許文献5に示されているような「絵柄面積率測定装置」を用い、この「絵柄面積率測定装置」を用いて測定した絵柄面積率を可搬型のメモリに書き込み、この絵柄面積率が書き込まれた可搬型のメモリを入力装置10Dにセットすることによって、各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率の入力を行う。なお、CPU10Aと「絵柄面積率測定装置」とをオンラインで結び、「絵柄面積率測定装置」から直接、各色の刷版の各ゾーン毎の絵柄面積率を取り込むようにしてもよい。
〔プレインキング1:ステップ1〕
次に、オペレータは、プレインキング1スイッチSW1をオンとする。プレインキング1スイッチSW1がオンとされると(図10:ステップS148のYES)、CPU10Aは、先ず、プレインキング1のステップ1の処理を開始する。図11〜図15にプレインキング1のステップ1の処理のフローチャートを示す。
このプレインキング1のステップ1の処理において、CPU10Aは、プレインキング1のステップ1時のインキツボローラの回転量をメモリM11から読み出して、各印刷ユニットのインキツボローラ駆動用制御装置15に送信する(ステップS149〜S154)。また、プレインキング1のステップ1時のインキツボキーの開き量をメモリM12から読み出して、各印刷ユニットの各インキツボキー駆動用制御装置16に送信する(ステップS155〜167)。
これにより、各印刷ユニットにおいて、インキツボキー4−1〜4−nの開き量がプレインキング1のステップ1時の開き量とされる。
そして、各印刷ユニットの各インキツボキー駆動用制御装置16から設定完了信号が送信されてきたことを確認して(ステップS168〜S180)、すなわち各印刷ユニットの各インキツボキーがプレインキング1のステップ1時のインキツボキーの開き量にセットされたことを確認して、全てのインキツボキー駆動用制御装置16に全インキツボキーの開き量設定完了信号を送信する(ステップS181)。
そして、メモリM13より印刷機の設定速度2を読み出し(ステップS182)、印刷機の原動モータドライバ10Sへ与える(ステップS183)。そして、F/V変換器10Uの出力電圧を読み取り(ステップS184)、このF/V変換器10Uの出力電圧より現在の印刷機の回転数を算出し(ステップS185)、メモリM13から設定速度2を読み出し(ステップS186)、この読み出した設定速度2と比較する(ステップS187)。このステップ184〜187の動作を繰り返すことにより、印刷機の回転数を設定速度2(高速)とする。
そして、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14に動作指令を送り(ステップS188〜S192)、印刷機の回転数カウント用カウンタ10Xにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップS193)、カウンタ10Xのカウント動作をスタートさせる(ステップS194)。
そして、カウンタ10Xのカウント値とメモリM17に格納されているプレインキング1のステップ1時のインキ呼出し回数(印刷機の回転数換算)とを比較し(ステップS195〜S197)、両者が一致すれば(ステップS197のYES)、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14がプレインキング1のステップ1時のインキ呼出しを行ったと判断し、印刷機の回転数を設定速度1(低速)とし(ステップS198〜S203)、プレインキング1のステップ1の動作を終了する。
このプレインキング1のステップ1の動作によって、各印刷ユニットのインキローラ群6上には印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布が形成される。
〔プレインキング1:ステップ2〕
次に、CPU10Aは、プレインキング1のステップ2の処理を開始する。図16〜図23にプレインキング1のステップ2の処理のフローチャートを示す。
このプレインキング1のステップ2の処理において、CPU10Aは、各印刷ユニットの色のインキツボローラの基準の回転量Sstdi(i=1〜m)をメモリM20から読み出し、各印刷ユニットのインキツボローラ駆動用制御装置15に送信する(ステップS204〜S213)。この際、CPU10Aは、メモリM20から読み出した各印刷ユニットの色のインキツボローラの基準の回転量Sstdi(i=1〜m)を、各印刷ユニットのインキツボローラの現在の回転量Spi(i=1〜m)としてメモリM21に書き込む(ステップS207)。
そして、各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率Sij(i=1〜m、j=1〜n)をメモリM9から読み出し、メモリM22中の各印刷ユニットの色の絵柄面積率−インキツボキー開き量変換テーブルを用いて、各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率Sij(i=1〜m、j=1〜n)より、各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij(i=1〜m、j=1〜n)を求め、プレインキング1のステップ2時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量としてメモリM23にセットすると共に、各印刷ユニットの各インキツボキー駆動用制御装置16に送信する(ステップS214〜S234)。
これにより、各印刷ユニットにおいて、インキツボキー4−1〜4−nの開き量がプレインキング1のステップ2時の開き量とされる。
そして、各印刷ユニットの各インキツボキー駆動用制御装置16から設定完了信号が送信されてきたことを確認して(ステップS235〜S247)、すなわち各印刷ユニットの各インキツボキーがプレインキング1のステップ2時のインキツボキーの開き量にセットされたことを確認して、全てのインキツボキー駆動用制御装置16に全インキツボキーの開き量設定完了信号を送信する(ステップS248)。
そして、メモリM13より印刷機の設定速度2を読み出し(ステップS249)、印刷機の回転数を設定速度2(高速)とし(ステップS250〜S254)、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14に動作指令を送り(ステップS255〜S259)、印刷機の回転数カウント用カウンタ10Xにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップS260)、カウンタ10Xのカウント動作をスタートさせる(ステップS261)。
そして、カウンタ10Xのカウント値とメモリM24に格納されているプレインキング1のステップ2時のインキ呼出し回数(印刷機の回転数換算)とを比較し(ステップS262〜S264)、両者が一致すれば(ステップS264のYES)、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14がプレインキング1のステップ2時のインキ呼出しを行ったと判断し、印刷機の回転数を設定速度1(低速)とし(ステップS265〜S270)、プレインキング1のステップ2の動作を終了する。
このプレインキング1のステップ2の動作によって、各印刷ユニットのインキローラ群6上に形成されている印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布に、各色の刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布が重畳される。
〔試刷り〕
次に、オペレータは、試刷りスタートスイッチSW2をオンとする。試刷りスタートスイッチSW2がオンとされると(図10:ステップS271のYES)、CPU10Aは、試刷りの処理を開始する。図24〜図26に試刷りの処理のフローチャートを示す。
この試刷りの処理において、CPU10Aは、メモリM13より印刷機の設定速度2を読み出し(ステップS272)、印刷機の回転数を設定速度2(高速)とする(ステップS272〜S277)。そして、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14に動作指令を送り、各印刷ユニット13に印刷開始指令を送る(ステップS278〜S283)。また、給紙装置10Yに給紙開始指令を送る(ステップS284)。
そして、印刷機の回転数カウント用カウンタ10Xにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップS285)、カウンタ10Xのカウント動作をスタートさせる(ステップS286)。これにより、カウンタ10Xのカウント値を零として、試刷りが開始される。
そして、メモリM1から試刷り枚数を読み出し(ステップS288)、カウンタ10Xのカウント値(印刷枚数)がメモリM1から読み出した試刷り枚数と等しくなれば(ステップS289のYES)、給紙装置10Yに給紙停止指令を送る(ステップS290)。また、各印刷ユニット13に印刷停止指令を送り、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14に停止指令を送り(ステップS291〜S296)、印刷機の回転数を設定速度1(低速)とする(ステップS297〜S302)。
これにより、各印刷ユニットのインキローラ群6上に各色の刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布が形成されたた状態で、設定された枚数の試刷りが行われる。
〔再試刷り〕
オペレータは、刷り上がった印刷物の中からその1枚を抜き取り、測定台17−4(図5)上に試刷りサンプル9としてセットする。このセット状態において、試刷りサンプル9のカラーバー9−2は、測色計10Hのヘッド部10H1の下面に位置する。
この状態で、オペレータは、再試刷りスタートスイッチSW3をオンとする。この再試刷りスタートスイッチSW3がオンとされると(図10:ステップS303のYES)、CPU10Aは、再試刷りの処理を開始する。図27〜図46に再試刷りの処理のフローチャートを示す。
〔色データの採取〕
この再試刷りの処理において、CPU10Aは、測色計移動用モータ10Iを正転させる(ステップS304)。測色計移動用モータ10Iの正転によりボールネジ17−3が正転し、このボールネジ17−3に案内されて測色計10Hが支柱17−1に接する原点位置から支柱17−2方向へ向けて移動する。
CPU10Aは、測色計現在位置測定用カウンタ10Lのカウント値を読み込み、この読み込んだカウント値より測色計10Hの現在位置を演算し、この現在位置がメモリM7に記憶されている最初の測定位置に達したときに、その測定位置に位置するパッチ9aの色データを測色計10Hにより採取し、採取した色データをメモリM27に格納する(ステップS305〜S316)。
以下同様にして、CPU10Aは、メモリM7に記憶されている測定位置に達するごとに、その測定位置に位置するパッチ9aの色データを測色計10Hにより採取し、採取した色データをメモリM27に格納して行く(ステップS306〜S324)。
すなわち、CPU10Aは、測色計10Hを自動走査制御することによって、試刷りサンプル9のカラーバー9−2の濃度測定用の各色の各パッチ9aの色データを次々に採取し、採取した色データをメモリM27に格納して行く。
CPU10Aは、試刷りサンプル9のカラーバー9−2の全てのパッチ9aの色データの採取を完了すると(ステップS324)、測色計移動用モータ10Iの正転を停止させる(ステップS325)。次に、測色計移動用モータ10Iを逆転させ(ステップS326)、測色計10Hを原点位置へ復帰させた後(ステップS327のYES)、測色計移動用モータ10Iの逆転を停止させる(ステップS328)。
〔濃度差の算出〕
次に、CPU10Aは、メモリM27に格納された各色の各パッチ9aの色データより各色の各パッチ9aの濃度値を算出し、これを測定濃度値としてメモリM28に格納する一方、メモリM29から各色の基準濃度値を読み出し、各色の基準濃度値より各色の各パッチ9aの測定濃度値を減算し、これを試刷りサンプル9の各色の各パッチ9aの測定濃度差ΔDij(i=1〜m、j=1〜n)としてメモリM30に格納する(ステップS329〜S345)。
なお、本実施の形態では、測色計10Hとして分光計を使用しており、濃度計で各色のベタパッチを測定する時に用いるフィルタの各波長の透過率を分光計からの各波長の出力値に掛け、それらを合計することによって各色の濃度値を求めるようにしている。
〔インキツボキーの修正した開き量(予備呼出し後の印刷時のインキツボキーの開き量)の算出〕
CPU10Aは、試刷りサンプル9の各色の各パッチ9aの測定濃度差ΔDij(i=1〜m、j=1〜n)の算出を完了すると(ステップS345のYES)、各印刷ユニットの各インキツボキーの修正した開き量(予備呼出し後の印刷時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量)θij’(i=1〜m、j=1〜n)の算出を行う(ステップS346〜S369中の前半の処理)。
この予備呼出し後の印刷時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij’の算出には下記の(1)式を用いる。
θij’=θij−αi・ΔDij・θij ・・・・(1)
この予備呼出し後の印刷時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij’の算出処理において、CPU10Aは、メモリM31から各印刷ユニットの色のインキツボキーの開き量の補正係数αi(i=1〜m)を読み出し(ステップS350)、メモリM30から試刷りサンプル9の各印刷ユニットの色の各パッチ9aの測定濃度差ΔDij(i=1〜m、j=1〜n)を読み出し(ステップS353)、メモリM23から各印刷ユニットの各インキツボキーの現在の開き量θij(i=1〜m、j=1〜n)を読み出し(ステップS354)、上記の(1)式を用いて、各印刷ユニットの各インキツボキーの修正した開き量θij’(i=1〜m、j=1〜n)を算出し、この算出した開き量θij’(i=1〜m、j=1〜n)を予備呼出し後の印刷時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量としてメモリM32に格納する(ステップS355)。
〔予備呼出し時のインキツボキーの開き量の算出〕
また、CPU10Aは、上述した予備呼出し後の印刷時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij’(i=1〜m、j=1〜n)の算出に続いて、予備呼出し時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij”(i=1〜m、j=1〜n)の算出を行う(ステップS346〜S369の後半の処理)。
この予備呼出し時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij”の算出には下記の(2)式を用いる。
θij”=αi×ΔDij×θij×βi ・・・・(2)
この予備呼出し時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij”の算出処理において、CPU10Aは、メモリM20から各印刷ユニットの色のインキツボローラの基準の回転量Sstdi(i=1〜m)を読み出し(ステップS358)、メモリM21から各印刷ユニットのインキツボローラの現在の回転量Spi(i=1〜m)を読み出し(ステップS359)、各印刷ユニットのインキツボローラの現在の回転量Spiを各印刷ユニットの色のインキツボローラの基準の回転量Sstdiで各個に除して、各印刷ユニットのインキツボローラの回転量による補正係数βi(i=1〜m)を求めてメモリM33に記憶し(ステップS360)、この求めた各印刷ユニットのインキツボローラの回転量による補正係数βi(i=1〜m)と、メモリM31に格納されている各印刷ユニットの色のインキツボキーの開き量の補正係数αi(i=1〜m)と、メモリM30に格納されている試刷りサンプル9の各印刷ユニットの色の各パッチ9aの測定濃度差ΔDij(i=1〜m、j=1〜n)と、メモリM23に格納されている各印刷ユニットの各インキツボキーの現在の開き量θij(i=1〜m、j=1〜n)とから、上記の(2)式を用いて、各印刷ユニットの各インキツボキーの予備呼出し時の開き量θij”(i=1〜m、j=1〜n)を算出し、メモリM34に格納する(ステップS361)。
〔予備呼出し時の開き量への修正〕
CPU10Aは、上述した予備呼出し後の印刷時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij’(i=1〜m、j=1〜n)および予備呼出し時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij”(i=1〜m、j=1〜n)の算出を完了すると(ステップS369のYES)、印刷機の回転数を設定速度1(低速)とし(ステップS370〜S375)、各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量の予備呼出し時の開き量θij”(i=1〜m、j=1〜n)への修正を行う(ステップS376〜S395)。
この処理において、CPU10Aは、メモリM21より各印刷ユニットのインキツボローラの現在の回転量Spi(i=1〜m)を読み出し、この読み出した各印刷ユニットのインキツボローラの現在の回転量Spi(i=1〜m)を予備呼出し前の各印刷ユニットのインキツボローラの回転量としてメモリM35に記憶させる(ステップS379)。
また、メモリM6より予備呼出し時の各印刷ユニットのインキツボローラの回転量Sprei(i=1〜m)を読み出し(ステップS380)、各印刷ユニットのインキツボローラ駆動用制御装置15に送信する(ステップS381)。
また、メモリM34より各印刷ユニットの各インキツボキーの予備呼出し時の開き量θij”(i=1〜m、j=1〜n)を読み出し(ステップS385)、各印刷ユニットのの各インキツボキー駆動用制御装置16に送信する(ステップS386)。
そして、CPU10Aは、各印刷ユニットの各インキツボキー駆動用制御装置16からの設定完了信号が返信されてきたことを確認して(ステップS396〜S408)、すなわち各印刷ユニットの各インキツボキーが予備呼出し時のインキツボキーの開き量にセットされたことを確認して、全てのインキツボキー駆動用制御装置16に全インキツボキーの開き量設定完了信号を送信する(ステップS409)。
そして、内部クロックカウンタ10Qにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップS410)、内部クロックカウンタ10Qのカウント動作をスタートさせる(ステップ411)。そして、メモリM36より第1待機時間のカウント値を読み出し(ステップS412)、内部クロックカウンタ10Qのカウント値が第1待機時間のカウント値に達するまで待つ(ステップS413,S414)。
〔予備呼出し〕
第1待機時間が経過すると(ステップS414のYES)、CPU10Aは、内部クロックカウンタ10Qへのイネーブル信号を停止し(ステップS415)、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14に動作指令を送る(ステップS416〜S420)。また、印刷機の回転数カウント用カウンタ10Xにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップS421)、カウンタ10Xのカウント動作をスタートさせる(ステップS422)。これにより、カウンタ10Xのカウント値を零として、各印刷ユニットにおいてインキ移しローラ5の呼出し動作が開始される。
すなわち、各印刷ユニットにおいて、インキツボローラの回転量が予備呼出し時の回転量とされた状態で、またインキツボキー4−1〜4−nの開き量が予備呼出し時の開き量とされた状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラ5の呼出し動作(予備呼出し動作)が開始される。
CPU10Aは、この各印刷ユニットのインキ移しローラ5の呼出し動作中、各印刷ユニットの予備呼出し回数をメモリM4から読み出し、カウンタ10Xのカウント値と比較し、予備呼出し回数の小さいものから順に、対応する印刷ユニットのインキ呼出し装置14に停止指令を送り、そのインキ移しローラ5の呼出し動作を停止させて行く(ステップS423〜S437)。
この予備呼出しにおいて、本実施の形態では、上記の(2)式で示されているように、試刷りサンプル9のパッチ9aの測定濃度差ΔDij(i=1〜m、j=1〜n)だけではく、インキツボキーの現在の開き量θij(i=1〜m、j=1〜n)も考慮に入れて、予備呼出し時のインキツボキーの開き量θij”(i=1〜m、j=1〜n)を求めている。
この(2)式に従えば、絵柄面積率の小さいところ(インキツボキーの開き量の小さいところ)では、同じ濃度差でもインキ供給量の変化が小さくなり、絵柄面積率の大きいところ(インキツボキーの開き量の大きいところ)では、同じ濃度差でもインキ供給量の変化が大きくなる。これにより、各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率の大小に拘わらず、そこへのインキの供給量を適切な値とし、予備呼出し後、すぐに正常な印刷物を印刷することが可能となる。
また、この実施の形態では、上記の(2)式で示されているように、予備呼出し時のインキツボキーの開き量θij”(i=1〜m、j=1〜n)の算出に際し、インキツボローラの回転量による補正係数βi(i=1〜m)も用いている。これにより、インキツボキーの予備呼出し時の開き量θij”(i=1〜m、j=1〜n)をさらに正確とし、より早く正常な印刷物を得ることが可能となる。
なお、この実施の形態では、予備呼出し時のインキツボキーの開き量θij”の算出に際し、インキツボローラの回転量による補正係数βiを用いるようにしたが、必ずしもこの補正係数βiは用いなくてもよい。
〔予備呼出し後の印刷時の開き量への修正〕
CPU10Aは、全ての印刷ユニットにおける予備呼出しを完了すると(ステップS437のYES)、各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量の予備呼出し後の印刷時の開き量θij’(i=1〜m、j=1〜n)への修正を行う(ステップS438〜S456)。
この場合、CPU10Aは、メモリM35より予備呼出し前の各印刷ユニットのインキツボローラの回転量を読み出してメモリM21に上書きするとともに(ステップS441)、その読み出した予備呼出し前の各印刷ユニットのインキツボローラの回転量を各印刷ユニットのインキツボローラ駆動用制御装置15に送信する(ステップS442)。
また、メモリM32より予備呼出し後の印刷時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij’(i=1〜m、j=1〜n)を読み出してメモリM23に上書きするとともに(ステップS446)、その読み出した予備呼出し後の印刷時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij’(i=1〜m、j=1〜n)を各印刷ユニットの各インキツボキー駆動用制御装置16に送信する(ステップS447)。
そして、CPU10Aは、各印刷ユニットのインキツボキー駆動用制御装置16からの設定完了信号が送信されてきたことを確認して(ステップS457〜S469)、すなわち各印刷ユニットの各インキツボキーが予備呼出し後の印刷時の開き量にセットされたことを確認して、全てのインキツボキー駆動用制御装置16に全インキツボキーの開き量設定完了信号を送信する(ステップS470)。
そして、内部クロックカウンタ10Qにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップS471)、内部クロックカウンタ10Qのカウント動作をスタートさせる(ステップ472)。そして、メモリM37より第2待機時間のカウント値を読み出し(ステップS473)、内部クロックカウンタ10Qのカウント値が第2待機時間のカウント値に達するまで待つ(ステップS474,S475)。
〔予備呼出し後の印刷(再試刷り)〕
第2待機時間が経過すると(ステップS475のYES)、CPU10Aは、内部クロックカウンタ10Qへのイネーブル信号を停止し(ステップS476)、印刷機の回転数を設定速度2(高速)とし(ステップS478〜S483)、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14に動作指令を送り、各印刷ユニット13に印刷開始指令を送る(ステップS484〜S489)。また、給紙装置10Yに給紙開始指令を送る(ステップS490)。
そして、印刷機の回転数カウント用カウンタ10Xにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップS491)、カウンタ10Xのカウント動作をスタートさせる(ステップS492)。これにより、カウンタ10Xのカウント値を零として、再試刷りが開始される。
そして、CPU10Aは、メモリM1から試刷り枚数を読み出し(ステップS494)、カウンタ10Xのカウント値(印刷枚数)がメモリM1から読み出した試刷り枚数と等しくなれば(ステップS495のYES)、給紙装置10Yに給紙停止指令を送る(ステップS496)。また、各印刷ユニット13に印刷停止指令を送り、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14に停止指令を送り(ステップS497〜S502)、印刷機の回転数を設定速度1(低速)とする(ステップS503〜S508)。
これにより、各印刷ユニットのインキツボローラの回転量を予備呼出し前の回転量に戻した状態で、また各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量を予備呼出し後の印刷時の開き量に修正した状態で、設定された枚数の再試刷りが行われる。
オペレータは、この再試刷りによって満足できる印刷物が得られなければ、上述した再試刷りの処理(ステップS303〜S508)を繰り返させる。満足できる印刷物が得られれば、本刷りスタートスイッチSW4をオンとし、本刷りを行わせる。
〔本刷り〕
CPU10Aは、本刷りスタートスイッチSW4がオンとされると(図10:ステップS509のYES)、本刷りの処理を開始する。図47〜図48に本刷りの処理のフローチャートを示す。
この本刷りの処理において、CPU10Aは、メモリM13より印刷機の設定速度2を読み出し(ステップS510)、印刷機の回転数を設定速度2(高速)とする(ステップS511〜S515)。
そして、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14に動作指令を送り、各印刷ユニット13に印刷開始指令を送る(ステップS516〜S521)。また、給紙装置10Yに給紙開始指令を送る(ステップS522)。
そして、印刷機の回転数カウント用カウンタ10Xにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップS523)、カウンタ10Xのカウント動作をスタートさせる(ステップS524)。これにより、カウンタ10Xのカウント値を零として、本刷りが開始される。
そして、CPU10Aは、メモリM10から本刷り枚数を読み出し(ステップS526)、カウンタ10Xのカウント値(印刷枚数)がメモリM10から読み出した本刷り枚数と等しくなれば(ステップS527のYES)、給紙装置10Yに給紙停止指令を送る(ステップS528)。また、各印刷ユニット13に印刷停止指令を送り、各印刷ユニットのインキ呼出し装置14に停止指令を送り(ステップS528〜S534)、印刷機の原動モータドライバ10Sに停止指令を送り(ステップS535)、印刷機の回転数を零とする(ステップS536〜S538)。
これにより、再試刷りによって満足できる印刷物が得られた状態で、設定された枚数の本刷りが行われる。
〔インキツボローラ駆動用制御装置〕
図49にインキツボローラ駆動用制御装置15(15−1〜15−n)の内部構成の概略を示す。インキツボローラ駆動用制御装置15は、CPU15A、RAM15B、ROM15C、インキツボローラ駆動用モータ15D、インキツボローラ駆動用モータドライバ15E、インキツボローラ駆動用モータ用ロータリーエンコーダ15F、入出力インターフェイス(I/O,I/F)15G,15H、メモリM51,M52を備えており、インターフェイス15Gを介して印刷機制御装置10と接続されている。メモリM51には受信したインキツボローラの回転量が記憶される。メモリM52には目標とするインキツボローラの送り量が記憶される。
CPU15Aは、印刷機制御装置10よりインキツボローラの回転量が送られてくると(図50:ステップS601のYES)、その受信した回転量をメモリM51に記憶するとともに(ステップS602)、印刷機制御装置10にインキツボローラの回転量の受信完了信号を送信する(ステップS603)。また、受信したインキツボローラの回転量を目標とするインキツボローラの送り量(目標回転量)としてメモリM52に記憶する(ステップS604)。そして、メモリM52から目標回転量を読み出し(ステップS605)、インキツボローラ駆動用モータドライバ15Eへ送り、インキツボローラ駆動用モータ15Dの回転量を目標回転量に合わせ込む(ステップS606)。
〔インキツボキー駆動用制御装置〕
図51にインキツボキー駆動用制御装置16(16−1〜16−n)の内部構成の概略を示す。インキツボキー駆動用制御装置16は、CPU16A、RAM16B、ROM16C、インキツボキー駆動用モータ16D、インキツボキー駆動用モータドライバ16E、インキツボキー駆動用モータ用ロータリーエンコーダ16F、カウンタ16G、入出力インターフェイス(I/O,I/F)16H,16I、メモリM61〜M64を備えており、インターフェイス16Iを介して印刷機制御装置10と接続されている。メモリM61には受信したインキツボキーの開き量が記憶される。メモリM62には目標とするインキツボキーの開き量が記憶される。メモリM63にはカウンタ16Gのカウント値が記憶される。メモリM64には現在のインキツボキーの開き量が記憶される。
CPU16Aは、印刷機制御装置10よりインキツボキーの開き量が送られてくると(図52:ステップS701のYES)、その受信した開き量をメモリM61に記憶するとともに(ステップS702)、印刷機制御装置10にインキツボキーの開き量の受信完了信号を送信する(ステップS703)。また、受信した開き量を目標とする開き量としてメモリM62に記憶する(ステップS704)。
そして、カウンタ16Gのカウント値を読み取り(ステップS705)、この読み取ったカウンタ16Gのカウント値より現在のインキツボキーの開き量を求め(ステップS706)、目標とする開き量をメモリM62から読み出し(ステップS707)、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じであれば(図53:ステップS708のYES)、直ちにステップS717へ進み、印刷機制御装置10へインキツボキーの開き量の設定完了信号を出力する。
現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じでない場合には(ステップS709のNO)、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じになるまでインキツボキー駆動用モータ16Dを駆動した後(ステップS709〜S716)、印刷機制御装置10へインキツボキーの開き量の設定完了信号を出力する(ステップS717)。
CPU16Aは、印刷機制御装置10へのインキツボキーの開き量の設定完了信号の出力後、印刷機制御装置10からの全インキツボキーの開き量の設定完了信号を受信した時点で(ステップS718のYES)、印刷機制御装置10へのインキツボキーの開き量の設定完了信号の出力を停止する(ステップS719)。
〔実施の形態2〕
上述した実施の形態1では、ステップS355(図32)において、前記(1)式で示したように、予備呼出し後の印刷時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij’の算出に際して各印刷ユニットの各インキツボキーの現在の開き量θijを用いるようにしたが、各印刷ユニットの各インキツボキーの現在の開き量θijに代えて、各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率や絵柄面積を用いるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1では、ステップS361(図33)において、前記(2)式で示したように、各印刷ユニットの各インキツボキーの予備呼出し時の開き量θij”の算出に際して各印刷ユニットの各インキツボキーの現在の開き量θijを用いるようにしたが、各印刷ユニットの各インキツボキーの現在の開き量θijに代えて、各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率や絵柄面積を用いるようにしてもよい。
実施の形態1において、各印刷ユニットの各インキツボキーの現在の開き量θijに代えて各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率を用いるようにした場合を実施の形態2とし、この実施の形態2の印刷機制御装置における実施の形態1と異なる部分の処理動作のフローチャートを抜粋して図54および図55に示す。この実施の形態2では、ステップS355’およびステップS361’での処理が異なるのみで、他は実施の形態1と同じであるので、その説明は省略する。
この実施の形態2において、ステップS355’では、各印刷ユニットの色のインキツボキーの開き量の補正係数αi(i=1〜m)と、試刷りサンプル9の各印刷ユニットの色の各パッチ9aの測定濃度差ΔDij(i=1〜m、j=1〜n)と、各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率Sij(i=1〜m、j=1〜n)とから、下記の(1)’式を用いて、予備呼出し後の印刷時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij’(i=1〜m、j=1〜n)を求める。
θij’=Sij−αi・ΔDij・Sij ・・・・(1)’
また、実施の形態2において、ステップS361’では、各印刷ユニットのインキツボローラの回転量による補正係数βi(i=1〜m)と、各印刷ユニットの色のインキツボキーの開き量の補正係数αi(i=1〜m)と、試刷りサンプル9の各印刷ユニットの色の各パッチ9aの測定濃度差ΔDij(i=1〜m、j=1〜n)と、各印刷ユニットの各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率Sij(i=1〜m、j=1〜n)とから、下記の(2)’式を用いて、予備呼出し時の各印刷ユニットの各インキツボキーの開き量θij”(i=1〜m、j=1〜n)を算出する。
θij”=αi×ΔDij×Sij×βi ・・・・(2)’
本発明の印刷機のインキ供給量調整方法および装置は、インキツボキーの開き量を調整することによって刷版へのインキの供給量を調整する印刷機のインキ供給量調整方法および装置として、各種の印刷機に利用することが可能である。
1…インキツボ、2…インキ、3…インキツボローラ、4(4−1〜4−n)…インキツボキー、5…インキ移しローラ、6…インキローラ群、7…刷版、8…版胴、9…試刷りサンプル、9−2…カラーバー、9a(9a1,9a2,9a3,9a4)…濃度測定用のパッチ、10…印刷機制御装置、10A…CPU、10B…RAM、10C…ROM、10D…入力装置、10G…メモリ、10H…測色計、10I…測色計移動用モータ、10J…測色計移動用モータ用ロータリーエンコーダ、10K…測色計移動用モータドライバ、10L…測色計現在位置測定用カウンタ、10M…A/D変換器、10N…D/A変換器、10P…測色計原点位置検出器、10Q…内部クロックカウンタ、10R…印刷機の原動モータ、10S…印刷機の原動モータドライバ、10T…印刷機の原動モータ用ロータリーエンコーダ、10U…F/V変換器、10V…A/D変換器、10W…印刷機の原点位置検出器、10X…印刷機の回転数カウント用カウンタ、10Y…給紙装置、SW1…プレインキング1スイッチ、SW2…試刷りスタートスイッチ、SW3…再試刷りスタートスイッチ、SW4…本刷りスタートスイッチ、SW5…制御終了スイッチ、SI1…試刷り枚数設定器,SI2…本刷り枚数設定器、SI31〜SI3m…予備呼出し回数設定器、SI41〜SI4m…予備呼出し時のインキツボローラの回転量設定器、10−1〜10−14…入出力インターフェイス(I/O,I/F)、M1〜M37…メモリ、13(13−1〜13−m)…印刷ユニット、14(14−1〜14−m)…インキ呼出し装置、15(15−1〜15−m)…インキツボローラ駆動用制御装置、16(16−1〜16−n)…インキツボキー駆動用制御装置。

Claims (6)

  1. インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの供給量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ移しローラの呼出し動作によって刷版へ供給し、この刷版へ供給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機のインキ供給量調整方法において、
    前記印刷機により印刷された印刷用紙の前記各インキツボキーに対応する範囲に印刷された各濃度測定用のパッチの濃度値を測定する濃度値測定ステップと、
    前記測定された各濃度測定用のパッチの濃度値と予め設定されている基準濃度値との差および前記各インキツボキーの現在の開き量に基づいて前記各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求める予備呼出時開量演算ステップと、
    前記各インキツボキーの開き量を前記求められた予備呼出し時の開き量とした状態で、かつ印刷を行わない状態で、前記インキ移しローラの呼出し動作を行わせる予備呼出ステップとを備え、
    前記予備呼出時開量演算ステップは、
    前記測定された各濃度測定用のパッチの濃度値と前記基準濃度値との差に前記各インキツボキーの現在の開き量を乗算して前記各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求める
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整方法。
  2. インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの供給量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ移しローラの呼出し動作によって刷版へ供給し、この刷版へ供給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機のインキ供給量調整方法において、
    前記印刷機により印刷された印刷用紙の前記各インキツボキーに対応する範囲に印刷された各濃度測定用のパッチの濃度値を測定する濃度値測定ステップと、
    前記測定された各濃度測定用のパッチの濃度値と予め設定されている基準濃度値との差および前記各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率又は絵柄面積に基づいて前記各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求める予備呼出時開量演算ステップと、
    前記各インキツボキーの開き量を前記求められた予備呼出し時の開き量とした状態で、かつ印刷を行わない状態で、前記インキ移しローラの呼出し動作を行わせる予備呼出ステップとを備え、
    前記予備呼出時開量演算ステップは、
    前記測定された各濃度測定用のパッチの濃度値と前記基準濃度値との差に前記各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率又は絵柄面積を乗算して前記各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求める
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整方法。
  3. 請求項1又は2に記載された印刷機のインキ供給量調整方法において、
    前記予備呼出時開量演算ステップは、
    前記インキツボローラの回転量も考慮して前記各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求めること
    を特徴とする印刷機のインキ供給量調整方法。
  4. インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの供給量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ移しローラの呼出し動作によって刷版へ供給し、この刷版へ供給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機のインキ供給量調整装置において、
    前記印刷機により印刷された印刷用紙の前記各インキツボキーに対応する範囲に印刷された各濃度測定用のパッチの濃度値を測定する濃度値測定手段と、
    前記測定された各濃度測定用のパッチの濃度値と予め設定されている基準濃度値との差および前記各インキツボキーの現在の開き量に基づいて前記各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求める予備呼出時開量演算手段と、
    前記各インキツボキーの開き量を前記求められた予備呼出し時の開き量とした状態で、かつ印刷を行わない状態で、前記インキ移しローラの呼出し動作を行わせる予備呼出手段とを備え、
    前記予備呼出時開量演算手段は、
    前記測定された各濃度測定用のパッチの濃度値と前記基準濃度値との差に前記各インキツボキーの現在の開き量を乗算して前記各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求める
    ることを特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
  5. インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの供給量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ移しローラの呼出し動作によって刷版へ供給し、この刷版へ供給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機のインキ供給量調整装置において、
    前記印刷機により印刷された印刷用紙の前記各インキツボキーに対応する範囲に印刷された各濃度測定用のパッチの濃度値を測定する濃度値測定手段と、
    前記測定された各濃度測定用のパッチの濃度値と予め設定されている基準濃度値との差および前記各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率又は絵柄面積に基づいて前記各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求める予備呼出時開量演算手段と、
    前記各インキツボキーの開き量を前記求められた予備呼出し時の開き量とした状態で、かつ印刷を行わない状態で、前記インキ移しローラの呼出し動作を行わせる予備呼出手段とを備え、
    前記予備呼出時開量演算手段は、
    前記測定された各濃度測定用のパッチの濃度値と前記基準濃度値との差に前記各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率又は絵柄面積を乗算して前記各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求める
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
  6. 請求項4又は5に記載された印刷機のインキ供給量調整装置において、
    前記予備呼出時開量演算手段は、
    前記インキツボローラの回転量も考慮して前記各インキツボキーの予備呼出し時の開き量を求めること
    を特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
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