JP5513591B1 - 幼児座席のヘッドガードの高さ調整構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】自転車用幼児座席のヘッドガードの高さ調整時にヘッドガードが引掛りやガタがなく滑らかに移動でき、かつヘッドガードの急落下を防止できるような高さ調整手段を提供する。
【解決手段】ヘッドガードを有する自転車用の幼児座席において、幼児座席の背凭れ部にヘッドガードとその挿入部を上下移動できるように支持する受け部1が設けられ、挿入部21または受け部のいずれか一方に少なくとも1つの直線形凹凸列11a、11bを有し、他方に前記直線形凹凸列に噛み合う円周状に凹凸列が施された少なくとも1つの回転形凹凸列31a、31bを有し、その回転形凹凸列またはそれに概ね相当する凹凸部に係合/離脱して回転を停止/可動モードにする係合部41を備えて停止/可動モードの切換えを操作及び制御する切換手段4を有するように構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自転車のハンドル部に取付ける幼児乗せバスケットを含む自転車用幼児座席のヘッドガードの高さ調整構造に関するものである。
特許文献1の記載内容について考察する。幼児座席の背凭れ部に形成されたガイド部に沿ってヘッドガードの支持脚が上下方向に移動可能に装着されており、ガイド部と支持脚のいずれか一方に一対の係止レールが移動方向に平行に配置され、他方に高さ調整機構が設けられている。高さ調整機構の回転カムの回動によって、回転カムの長径部が弾性変形可能な押圧部材を押し広げ、その先端の一対の係止部が、対向する一対の係止レールの係止用凹凸部に圧接係止されてヘッドガードが保持状態になる。さらに回転カムの回動によって、回転カムの短径部が押圧部材を元に戻して圧接係止を解除し、ヘッドガードが移動可能状態になる。この圧接係止状態と圧接係止解除の状態は、高さ調整機構の位置決め部材でロックされる。
ここで係止片と係止用凹凸部が圧接係止されている時のヘッドガードの支持脚は、この圧接係止によって安定に保持されている。一方、係止部と係止用凹凸部の圧接係止が解除されている時のヘッドガードの支持脚の保持状態は、ガイド部と支持脚の嵌合う面の接触状態に依存している。
特許文献2の記載内容について考察する。幼児座席の背凭れ部に設けられた保持筒部に沿ってヘッドガードの支持脚が上下移動自在に嵌合って、装着されており、支持脚に凹凸列が上下方向に設けられ、保持筒部に弾性変形可能な弾性支持片が設けられて、ボルトとナットから成る締結具によって弾性支持体の係合突部が支持脚の凹凸列に押圧、係合されてヘッドガードが保持状態にロックされる。
ここで特許文献1と同様に、係合突部と凹凸列の押圧、係合されている時のヘッドガードの支持脚は、この押圧、係合によって安定に保持されている。一方、係合突部と凹凸列の押圧、係合が解除されている時のヘッドガードの支持脚の保持状態は、保持筒部と支持脚の嵌合う面の接触状態に依存している。
特許文献3の記載内容について考察する。幼児乗せバスケット(固定部材)本体に形成されたレール部に沿ってヘッドガード(移動部材)の摺動部が移動するように装着されており、移動部材には固定部材との接面と反対側の面において複数の係合部が上下方向に設けられ、その複数の係合部と対向して被係合部を持つ押し当て部材が、固定部材の背面側にある高さ調整機構の調整ノブと長孔を通る回転軸で連結されている。調整ノブの回転操作によって押し当て部材を引寄せて、被係合部の第2凸部と弾性変位可能な2列の第1凸部が係合部の係合凹部に押し当てられて係合され、ヘッドガード(移動部材)は保持状態にロックされる。さらに調整ノブの回転操作によって押し当て部材の被係合部の第2凸部と係合凹部の係合のみが解除され、弾性変位可能な2列の第1凸部が係合凹部に係合されたままの緩い保持状態となり、上下方向に力を加えることによって第1凸部が弾性によって変位して係合が外れ、ヘッドガード(移動部材)の移動が可能になる。
特許第4491339号 特許第4504906号 特開2009−73467
ヘッドガードの高さを調整するために背凭れ部への保持を一時的に解除する時のヘッドガードの急落下は避けなければならない。
特許文献1で、係止部と係止用凹凸部の圧接係止が解除されてヘッドガードの移動が可能な時に、その動きを制限しているのは、主にガイド部と支持脚が嵌合う面接触で生じる摩擦抵抗である。この構造は最適な調整が難しく、摩擦抵抗が小さ過ぎるとヘッドガードが勢いよく落ちてしまったり、大きいと移動し難くなってしまう。移動し易くしようとして嵌合いを隙間嵌め状態にすると、移動する時にヘッドガードが傾き易くて引掛りやガタが生じ易くなる。
特許文献2も、特許文献1と同じ理由で最適な調整が難しいものである。
特許文献3の構造では、ヘッドガードを移動させる時も、弾性変位可能な2列の第1凸部が係合凹部に係合されたままの緩い保持状態になっているためヘッドガードの落下を防止できる。ヘッドガードの動きを制限するのは、主に被係合部の2列の第1凸部が変位するための弾性力と第1凸部の形状であって、これらの調整で移動の状態はかなり変わってくるが、移動時に第1凸部の係合を繰返しながら移動するので引掛りやガタをなくすことはできない。
本発明はこれらの課題を解決するもので、自転車用幼児座席のヘッドガードの高さ調整時にヘッドガードが引掛りやガタがなく滑らかに移動でき、かつヘッドガードの急落下を防止できるような高さ調整手段を提供することを目的とする。
請求項1の発明の構成上の特徴と作用を示す。請求項1の発明は、ヘッドガードを有する自転車用の幼児座席において、幼児座席の背凭れ部にヘッドガードとその挿入部を上下移動できるように支持する受け部が設けられ、挿入部または受け部のいずれか一方に少なくとも1つの直線形凹凸列を有し、他方に前記直線形凹凸列に係合/離脱してヘッドガードの上下移動を停止/可動モードにする係合部を備えて停止/可動モードの切換えを操作及び制御する切換手段を有しており、その切換手段が、上下移動の停止モードから可動モードに切換え操作している時に操作を解き放すと自動的に停止モードに戻る自動復帰部を備えるように構成されており、
切換手段を操作して係合部を直線形凹凸列から離脱させて可動モードに切換えている時に手が離れて操作を解き放してしまっても、この自動復帰部によって自動的に停止モードに戻ってヘッドガードの急落下を止めるように作用する。これによって、ヘッドガードの上下移動時の引掛りやガタをなくすためにヘッドガードの挿入部と受け部が嵌合う面接触で生じる摩擦抵抗を小さくできる。
自動復帰部は弾性部材で構成することができる。また停止モードをロックする機構を設けて、停止モードをより確実にすることもできる。
請求項2の発明の構成上の特徴と作用を示す。請求項2の発明は、ヘッドガードを有する自転車用の幼児座席において、幼児座席の背凭れ部にヘッドガードとその挿入部を上下移動できるように支持する受け部が設けられ、挿入部または受け部のいずれか一方に少なくとも1つの直線形凹凸列を有し、他方に前記直線形凹凸列に噛み合う円周状に凹凸列が施された少なくとも1つの回転形凹凸列を有し、その回転形凹凸列またはそれに概ね相応する凹凸部に係合/離脱して回転を停止/可動モードにする係合部を備えて停止/可動モードの切換えを操作及び制御する切換手段を有するように構成されており、
切換手段を操作して係合部を回転形凹凸列またはそれに概ね相応する凹凸部から離脱させて可動モードに切換え、回転形凹凸列を回転可能にし、直線形凹凸列との噛み合いを通してヘッドガードが上下移動できるように作用する。ヘッドガードの上下移動はこの噛み合いの移動そのものであるため、その動きが滑らかになるよう作用する。なお“それに概ね相応する凹凸部”とは、回転形凹凸列と概ね同程度に(係合/離脱して回転形凹凸列の回転を停止/可動モードにするという)目的に適った凹凸部という意味である。
また回転形凹凸列の軸位置を微小に変えることによって噛み合い圧力を変えることができるので、噛み合い圧力を大きめにして可動モード時のヘッドガードの急落下を防止したり、また力を加えなければ上下移動しない程度に保持することが可能である。
また停止モード時に、ヘッドガードの下方移動に対応する回転形凹凸列の回転方向の回転を阻止するように係合部の動作方向を制限することによって係合を外れ難くし、停止モードをより安定にすることもできる。
請求項3の発明の構成上の特徴と作用を示す。請求項3の発明は、請求項2の構成上の特徴に加えて、前記直線形凹凸列が直線形歯車で、前記回転形凹凸列が回転形歯車で構成されており、
それらの歯車が規格に準拠した寸法であるため効率よく力を伝達できる噛み合いになっており、動きが滑らかになるのでヘッドガードがさらに滑らかに上下移動できるように作用する。
請求項4の発明の構成上の特徴と作用を示す。請求項4の発明は、請求項2乃至請求項3の構成上の特徴に加えて、前記切換手段が、回転形凹凸列の回転の停止モードから可動モードに切換え操作している時に操作を解き放すと自動的に停止モードに戻る自動復帰部を備えた構成であって、
切換手段を操作して係合部を回転形凹凸列またはそれに概ね相応する凹凸部から離脱させて可動モードに切換えている時に手が離れて操作を解き放してしまっても、この自動復帰部によって自動的に停止モードに戻ってヘッドガードの落下を止めるように作用する。
自動復帰部は弾性部材で構成することができる。また停止モードをロックする機構を設けて、停止モードをより確実にすることもできる。
本発明の幼児座席のヘッドガードの高さ調整構造によれば、自転車用幼児座席のヘッドガードの高さ調整時にヘッドガードが引掛りやガタがなく滑らかに移動でき、かつヘッドガードの急落下を防止できるという効果がある。
幼児座席へのヘッドガード取付状態を示す。 実施例1の背凭れ部の受け部へのヘッドガード挿入状態を示す。 実施例1のヘッドガードを示す。 実施例1のヘッドガードの高さ調整構造(停止モード)を示す。 実施例1のヘッドガードの高さ調整構造(可動モード)を示す。 実施例1のヘッドガードの切換手段(停止モード)を示す。 実施例1の切換手段の操作順序と動作を示す。 実施例1のヘッドガードの高さ調整構造の別例1(停止モード)を示す。 実施例1のヘッドガードの高さ調整構造の別例1(可動モード)を示す。 実施例2のヘッドガード高さ調整構造を示す。 実施例1のヘッドガードの高さ調整構造の別例4(停止モード)を示す。 実施例1のヘッドガードの高さ調整構造の別例5を示す。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。実施例1は請求項2乃至請求項4に関するものであり、実施例2は請求項1に関するものである。
実施例1を図1〜図7に基づいて説明する。図1に幼児座席の背凭れ部の外側面に螺子で取付けられた受け部1に、ヘッドガード2の挿入部21を挿入して、ヘッドガード2を幼児座席に取付けた状態を示す。図2に受け部1とヘッドガード2を示し、図3にヘッドガード2の単体を示す。受け部1の左右内側面に各々直線形凹凸列11が、後側面の中央にスリット12が、また後側面の上部にストッパー13が設けられている。挿入部21の下部に位置する高さ調整構造部3にはカバー32が取付けられており、その上に操作ツマミ42が設けられている。ストッパー13は不用意な引抜きや飛出しを防ぐもので、弾性形状になっており、引抜き時にストッパー13の爪がカバー32の上端に係止するようになっている。
高さ調整構造部3の詳細を図4〜図7に示す。高さ調整構造部3の左側回転形凹凸列31aは受け部1の左側直線形凹凸列11aと噛み合い、右側回転形凹凸列31bは右側直線形凹凸列11bと噛み合い、この左右回転形凹凸列31a、31bどうしも噛み合っている。左側回転形凹凸列31aが左回転し、右側回転形凹凸列31bが右回転することによってヘッドガード2が上に移動し、逆に左側回転形凹凸列31aが右回転し、右側回転形凹凸列31bが左回転することによってヘッドガード2が下に移動する。
ヘッドガード2は、係合部41の凸部が左側回転形凹凸列31aの凹部に係合して回転が止まることによって上下移動が停止され(停止モード)、係合部41の凸部が離脱して回転が可能になって上下移動が可能となる(可動モード)。図4は停止モード時の高さ調整構造を示し、図5は可動モード時の高さ調整構造を示している。
高さ調整構造部3の切換手段4について説明する(図4〜図6)。係合部41の係合と離脱は、切換手段4を操作することによって切換わる。切換手段4は、前記係合部41、停止モード/可動モードの切換指令を操作する操作ツマミ43、カバー32の操作軸支持部32aの孔を通って操作ツマミ43の動きを伝える操作軸44、操作ツマミ43の動きに連動して係合部41を押して動作させる切換指令伝達片45を必須要素として構成されている。
操作ツマミ43は、その頭部にあけられた穴に、押当てバネ47を操作軸44を通しながら挿入した後、バネ押え47aを当て、螺子47bを締付けて操作軸44に取付けられている。操作ツマミ43は、この押当てバネ47の弾性力で操作軸支持部32aの接触面に押し当てられている。
操作軸44とそれが貫通する操作ツマミ43の孔との嵌合いは、連動できるように断面形状が少なくとも部分的に角形になっている。
同様に操作軸44とそれが貫通する切換指令伝達片45の孔との嵌合いも、連動できるように断面形状が少なくとも部分的に角形になっている。切換指令伝達片45は、概ね円盤形であってその一部が切欠かれており、その切欠きの円周側の小さな半円部分の一点が係合部41の面に直角に当って力が加わるようになっている。切欠きの一方の半円部分が左回転して係合部41を押し動かして左側回転形凹凸列31aに係合させ、他方の半円部分が右回転して係合部41を押し動かして左側回転形凹凸列31aから離脱させるように作用する。
請求項4に関する自動復帰部について説明する(図4、図5、図7)。弾性部材(自動復帰部)46は、切換指令伝達片45の側面に沿う形で操作軸44を中心にして、係合部41が回転形凹凸列31に係合する方向、つまり停止モードに戻る方向に復元力が働くように取付けられている。さらに係合部41が係合している時も復元力が働くように弾性部材46の形状を設計しておくことによって、より安定に停止モードを保持できる。
停止モード時のロックについて説明する(図6、図7)。実施例1では、より安定に停止モードを保持するために停止モード時にロックをかけている。操作ツマミ43と操作軸支持部32aの接触面において、操作ツマミ43側の面に120度間隔で半球形のロック用凸部48aを、操作軸支持部32a側の面にも同様に半球形のロック用凹部48bを、各々が停止モード時に嵌め合うように設けたものである。操作ツマミ43が操作軸支持部32aの接触面に前述の押当てバネ47の弾性力で押し当てられているので、確実にロックできる。
切換手段の操作順序と動作について説明する(図7)。停止モードから可動モードに切り替える時は、操作ツマミ43を押当てバネ47の弾性力に抗して持上げて半球形のロック用凸部48aとロック用凹部48bの嵌合いを外しながら操作ツマミ43を可動モード(右90度)に向けて回転操作する(図7(1)→(2)→(3))。
右90度の回転操作をすると係合部41が係合部ストッパー42に当るのでそれ以上は回転できなくなる。可動モードに切換操作した手でそのまま操作ツマミを上げ下げし、ヘッドガード2を上下移動して所望の位置にした後、操作ツマミ43を停止モードに戻すか、または手を離すと弾性部材(自動復帰部)46の復元力によって自動的に停止モードに戻り、前述のロックがかかるようになる(図7(3)→(4)→(5))。
実施例1の別例を示す。ヘッドガード2の高さ調整構造の機能上で欠かせないことは、停止モード時のヘッドガード2の安定した保持と可動モード時のヘッドガード2の急落下の防止である。この点に考慮して別例1〜3を挙げる。
実施例1の別例1は停止モード時にヘッドガード2をより安定に保持するためのものである。図8の停止モード時の高さ調整構造と図9の可動モード時の高さ調整構造に示すように、前述の実施例1との違いは係合部41と切換指令伝達片45の部分である。係合部41がその係合凸部の右側を支軸にして係合/離脱動作するようになっているため、切換指令伝達片45は伝達バー45aを通して係合部41を連動させている。この係合部41によって、回転形凹凸列31aの右回転方向の回転力が働こうとしても、この方向の動作が制限されている係合部41は離脱できないので回転は阻止される。つまりヘッドガード2の下方移動が阻止される。このために停止モード時のヘッドガード2をより安定に保持できるものである。
実施例1の別例2として、自動復帰部46の弾性部材の復元力を強くすることによって、ロック機構などを設けないようにすることができる。
実施例1の別例3として、直線形凹凸列11と回転形凹凸列31及び回転形凹凸列31どうしの噛み合い圧力を強めにして可動モード時のヘッドガード2の急落下を防止したり、噛み合い圧力をさらに強めにして力を加えなければ上下移動できない程度に保持するようにし、停止モードへは手動で戻すようにすれば、自動復帰部46を設けないで済ますことができる。この時、停止モードをより安定にするために、少なくとも操作ツマミ43を押当てバネ47の弾性力で操作軸支持部32aの接触面に押し当てるようにするとよい。加えて、ロック用凹凸部48などによるロック機構がある方が停止モードをより安定にできる。
さらに実施例1の別例を示す。係合部と回転形凹凸列の係合に関するもので、請求項2に記した“それ(回転形凹凸列)に概ね相応する凹凸部”の実施例である。
図11に示す実施例1の別例4は、“回転形凹凸列に概ね相応する凹凸部”が回転形凹凸列31aの側面に設けられ、係合部41はこの凹凸部(円周係合形凹凸部)31cと係合/離脱して直線形凹凸列11aと噛み合う回転形凹凸列31aの回転を停止/可動モードにするものである。
係合部41や切換指令伝達片45の動作は実施例1と基本的に同じであるが、係合部41の凸部は、回転形凹凸列が相似形に縮小された円周係合形凹凸部31cに係合できる長さであり、また回転形凹凸列31aの凹凸部に当たらないような位置になっている。
図12に示す実施例1の別例5は、“回転形凹凸列に概ね相応する凹凸部”が回転形凹凸列31aの側面に設けられ、係合部41は側面に垂直の方向からこの凹凸部(側面係合形凹凸部)31dと係合/離脱して直線形凹凸列11aと噛み合う回転形凹凸列31aの回転を停止/可動モードにするものである。
停止モードでは、係合部41の係合突部41aが側面に垂直の方向からこの凹凸部31dの側面係合形凹部31d1に係合され、係合押えバネの弾性力によって係合部41が押し付けられるので係合が保持された状態になる。
切換手段の操作ツマミ43(図中省略)を可動モード(右90度)に向けて回転操作する途中、切換指令伝達片45の切欠部斜角45bの半円部分が、係合部41の係合部斜角41bに当たって係合押えバネの弾性力に抗して係合部41を持上げ、係合突部41aを側面係合形凹部31d1から離脱させる。さらに回転操作を右90度へ進めることによって、係合部41は、持上げ台座49に持上げられたまま、係合部ストッパー42と切換指令伝達片45の斜め切欠部45bの半円部分に挟まれた状態で可動モードになる。そのまま手で操作ツマミを上げ下げすると、ヘッドガードを上下移動することができる。
ヘッドガード2を所望の位置にした後、操作ツマミ43を停止モードに戻すか、または手を離すと弾性部材(自動復帰部)46の復元力によって自動的に停止モードに戻るが、その戻り動作は上述の停止モードから可動モードへの動作と逆の経過をたどる。
実施例2を図10に基づいて、実施例1との違いを中心に説明する。回転形凹凸列がなく、係合部51が直接、直線形凹凸列11に係合/離脱して(左側係合部51aは左側直線形凹凸列11aに係合/離脱し、右側係合部51bは右側直線形凹凸列11bに係合/離脱して)ヘッドガード2の上下移動が停止モード/可動モードになるものである。係合部51の係合と離脱は切換手段5を操作することによって切換わる。係合部51と切換指令伝達片55以外の切換手段5は実施例1と同一であるため、説明を省略する。係合部51は直線形凹凸列11に係合/離脱するのに適した形状で、操作軸54を中心とした点対称の位置に設けられている。切換指令伝達片55は左右の係合部51に同時に押当てられて、左右の係合部51が同時に係合/離脱するように作用する。
自動復帰部56は必須要素として構成されているが、その構成は実施例1と同じである。自動復帰部56によって停止モードに戻ろうとするため、ヘッドガード2は落下しないで保持される。このためヘッドガード2の挿入部21と、背凭れ部の受け部1が嵌合う面接触で生じる摩擦抵抗を極力小さくできるので、ヘッドガード2の上下移動時の引掛りやガタをなくすことができる。
本発明は、自転車のハンドル部に取付ける幼児乗せバスケットを含む自転車用幼児座席を製造する産業で利用される。
(実施例1)
1 受け部(背凭れ部)
11 直線形凹凸列
11a 左側直線形凹凸列
11b 右側直線形凹凸列
12 スリット
13 ストッパー
2 ヘッドガード
21 挿入部(ヘッドガード)
3 高さ調整構造部
31 回転形凹凸列
31a 左側回転形凹凸列
31b 右側回転形凹凸列
31c 円周係合形凹凸部
31d 側面係合形凹凸部
31d1 側面係合形凹部
32 カバー
32a 操作軸支持部
4 切換手段
41 係合部
41a 係合突部
41b 係合部斜角
41c 係合押えバネ
42 係合部ストッパー
43 操作ツマミ
44 操作軸
45 切換指令伝達片
45a 伝達バー
45b 切欠部斜角
46 弾性部材(自動復帰部)
47 押当てバネ
47a バネ押え
47b 螺子
48 ロック用凹凸部
48a ロック用凸部
48b ロック用凹部
49 持上げ台座
(実施例2)
5 切換手段
51 係合部
51a 左側係合部
51b 右側係合部
53 操作ツマミ
54 操作軸
55 切換指令伝達片
56 弾性部材(自動復帰部)

Claims (4)

  1. ヘッドガードを有する自転車用の幼児座席において、幼児座席の背凭れ部にヘッドガードとその挿入部を上下移動できるように支持する受け部が設けられ、挿入部または受け部のいずれか一方に少なくとも1つの直線形凹凸列を有し、他方に前記直線形凹凸列に係合/離脱してヘッドガードの上下移動を停止/可動モードにする係合部を備えて停止/可動モードの切換えを操作及び制御する切換手段を有する構成であって、
    その切換手段が、上下移動の停止モードから可動モードに切換え操作している時に操作を解き放すと自動的に停止モードに戻る自動復帰部を備えていることを特徴とする幼児座席のヘッドガードの高さ調整構造。
  2. ヘッドガードを有する自転車用の幼児座席において、幼児座席の背凭れ部にヘッドガードとその挿入部を上下移動できるように支持する受け部が設けられ、挿入部または受け部のいずれか一方に少なくとも1つの直線形凹凸列を有し、他方に前記直線形凹凸列に噛み合う円周状に凹凸列が施された少なくとも1つの回転形凹凸列を有し、その回転形凹凸列またはそれに概ね相応する凹凸部に係合/離脱して回転を停止/可動モードにする係合部を備えて停止/可動モードの切換えを操作及び制御する切換手段を有する構成であることを特徴とする幼児座席のヘッドガードの高さ調整構造。
  3. 前記直線形凹凸列が直線形歯車で、前記回転形凹凸列が回転形歯車で構成されることを特徴とする請求項2に記載する幼児座席のヘッドガードの高さ調整構造。
  4. 前記切換手段が、回転形凹凸列の回転の停止モードから可動モードに切換え操作している時に操作を解き放すと自動的に停止モードに戻る自動復帰部を備えていることを特徴とする請求項2乃至請求項3に記載する幼児座席のヘッドガードの高さ調整構造。
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