JP3058842U - 自転車用子供座席装置 - Google Patents

自転車用子供座席装置

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JP3058842U JP1998008634U JP863498U JP3058842U JP 3058842 U JP3058842 U JP 3058842U JP 1998008634 U JP1998008634 U JP 1998008634U JP 863498 U JP863498 U JP 863498U JP 3058842 U JP3058842 U JP 3058842U
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政之 正瑞
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車に取り付ける子供用の座席装置におい
て、子供が寝たときに頭部のふらつきを防止するための
機能を備えたものはなかった。もし、この機能を持たせ
るために、例えば背もたれ部の左右両側から前方へ突出
する部材を設けたとすると、子供が目覚めているとき
に、この前方突出部材が子供の視界を妨げることにな
り、子供が圧迫感や退屈感等を覚えるという欠点を招来
する。 【解決手段】 背もたれ部15の上端部に、上下動可能
なヘッドレスト8を設け、このヘッドレスト8の左右両
側に、子供Mが寝たときにその頭部Hを側方から支える
ガード部21を設けた。子供Mが寝たときにはヘッドレ
スト8を上昇させるが、子供Mが起きているときは、ヘ
ッドレスト8を下降させる。これにより、子供Mの視界
が妨げられることはなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する利用分野】
本考案は、自転車用子供座席装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自転車に子供を乗せるときの座席装置として、特開平9−136682号公報 に記載の技術が知られている。この座席装置では、座部の左右両側及び後部を囲 むように設けられた平面コ字状の下部支持枠に対し、これの上部で、同じく平面 コ字状をした上部支持枠が上下動可能に設けられている。
【0003】 この上部支持枠の上下動は、子供を乗せないときや子供が小さいときには邪魔 にならず、子供を乗せたときや子供が成長したときには、子供の上半身(頭部は 除く)を囲むことによって子供の落下防止を図ることを目的として行うものとさ れている。 また、主として自動車のチャイルドシート等としての使用を想定した座席装置 として、特開平7−69109号公報に記載の技術が知られている。この座席装 置では、背もたれ部の左右両側から前方へ突出する一対のヘッドガードが設けら れており、このヘッドガードが左右の相互間隔を変更調節可能になっている。
【0004】 このヘッドガードの相互間隔調節は、座部に座った子供が目覚めているときに は相互間隔を広くして圧迫感を無くし、また視界を狭めないようにし、子供が寝 たときには相互間隔を狭くして安全性を高める(頭部を側部から保護する)こと を目的として行うものとされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
特開平9−136682号公報記載の座席装置において、上部支持枠には、座 部に座った子供の頭部を保護するという思想はない。従って当然に、この上部支 持枠では、子供が眠ったときにその頭部のふらつきを防止することはできないも のである。
【0006】 一方、特開平7−69109号公報記載の座席装置では、ヘッドガードの相互 間隔を広げたときの作用として、子供における圧迫感を防止し、視界を狭めない とされているが、ヘッドガードの相互間隔を広げても、これらが子供の顔の横で 前方突出状態にあることに変わりはない。従って上記作用は、実際上は、圧迫感 の緩和や視界の極端な狭まりを防止できる、といった程度のものであると言わざ るを得ない。
【0007】 なお、この座席装置では、背もたれ部の上部で、直接、子供の頭部を支えるも のとなっている。すなわち、この頭部を支える部分は背もたれ部と一体であるた め、この部分だけを、子供の成長や身長の異なる子供に合わせて高さ調節すると いうことは、当然にできないものである。 このことは、子供の成長や身長の大きな子供への適用を考慮して、当初から背 もたれ部を高背に形成する必要のあることを意味し、またヘッドガードについて も上下に長い形状にしておく必要があることを意味している。従って、座席装置 全体の大型化に繋がり、自転車へ取り付けるものとしては、重量、風抵抗、コス ト等の各面から不適当な構造であるということがあった。
【0008】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであって、座部に座った子供が寝た ときに、頭部をその側方から支えてふらつき防止が図れるようにしたヘッドレス トを設けるものとし、そのうえで、このヘッドレストを、不使用時には子供にと って圧迫感の原因や視界の妨げ等にならないようにした自転車用子供座席装置を 提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案に係る自転車用子供座席装置では、座部及び背もたれ部を具備す る装置本体と、この装置本体の背もたれ部上部に設けられるヘッドレストとを有 し、ヘッドレストには座部に座った子供の頭部を側方から支えることが可能な左 右一対のガード部が設けられており、更にこのヘッドレストは装置本体の背もた れ部に対して上下動可能になっている。
【0010】 このような構成であるから、座部に座った子供が寝たときにヘッドレストを上 昇させれば、左右のガード部により、子供の頭部をその側方から支えてふらつき 防止を図れるものとなる。しかも、このヘッドレストは、子供が目覚めていると き等の不使用時において下降させることができ、これにより、子供の視界を確保 できることから、子供にとって圧迫感(閉鎖感や退屈感等を含む)の原因や視界 の妨げ等にはならないようにできる。
【0011】 ヘッドレストの不使用時(子供を乗せていないときを含む)に、これを下降さ せておくことができるため、ヘッドレストによる風抵抗を少しでも抑えられると いう利点にも繋がる。 この場合、ヘッドレストの上下動範囲は、その上昇位置、即ち、ヘッドレスト としての使用位置を、座部に座った子供の肩よりも高位となるようにする。また その下降位置、即ち、ヘッドレストとしての不使用位置を、ヘッドレストの上端 部が子供の目線より低くなるようにすればよい。
【0012】 ヘッドレストを上下動可能にするための具体的な構造として、ヘッドレストに 対して下方に延びるガイド軸を設け、また装置本体の背もたれ部には、上記ガイ ド軸を挿入可能な軸受部を設けるものとする。そして、この軸受部には、ガイド 軸の周面を圧接したり圧接の解除をしたりできる高さ調節手段を付設するものと する。
【0013】 このようにすると、高さ調節手段を操作することによって、ヘッドレストの保 持高さ調節を無段階で行えるものとなり、ヘッドレストを所望高さに正確に設定 できることになる。 また、ガイド軸は、ヘッドレストに対して設けているので、ガイド軸を装置本 体の背もたれ部へ設けた場合に比べ、ヘッドレストの上下動時におけるガイド軸 と軸受部との間でこじれ等が生じ難く(背もたれ部の振動の影響を受けにくいた め)、ヘッドレストのスムーズな上下動ができるという利点がある。
【0014】 しかも、ヘッドレストを装置本体から外したときには、装置本体側でガイド軸 が突出状態になるということがないので、安全であると共に見栄えが極端に悪く なることもない。 ガイド軸の外面にギザギザ面を形成しておくと、ヘッドレストを上昇させた後 の滑止め効果が得られ、高さ設定後はもとより、高さ調節の最中でも、ヘッドレ ストの落下を防止できるという利点がある。また、ヘッドレストの高さ調節を行 う場合に、ギザギザ面との係合感覚を目安にした微妙な調節が行えるので、高さ 調節が比較的容易に行え、結果として正確な高さ調節ができるという利点にも繋 がる。
【0015】 装置本体の背もたれ部に対し、上端部の平面輪郭形状に沿って起立する支持板 部を設けると共に、これに対してヘッドレストを、上記支持板部に(例えば面待 遇の接触を伴って)支持されつつ、上下動可能なものとしておく。 このようにすると、ヘッドレストのより一層スムーズな(ガタツキのない)上 下動が可能になるばかりでなく、装置本体の背もたれ部とヘッドレストとの組み 合わせ状態において、それら両者に剛性が得られることになり、従って、装置本 体の背もたれ部にしても、且つまた、ヘッドレストにしても、撓みや反り、ねじ れ等の変形が生じ難くなり、使用上も、また見栄え上も、好結果が得られる。
【0016】 装置本体の適所(例えば座部の後端寄りや座部の前端中央部等)とヘッドレス トとの相互間でシートベルトを掛け渡す構造にしておくと、ヘッドレストを上昇 させたときに、必然的にシートベルトの上側の取付部(即ち、ヘッドレストに対 して取り付けた部分)も上昇することになる。 従って、子供の成長等に合わせたヘッドレストの高さ調節をした場合等にあっ て、この上側の取付部が子供の背中に隠れてしまうといった不具合を防止できる 利点がある。すなわち、シートベルトの適正な掛け渡し状態が、常に、自動的に 得られることになる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づいて本考案の実施の形態を説明する。 図1及び図2は、本考案に係る子供座席装置1の一実施形態を示している。こ の子供座席装置1は、図1に示すように、例えば自転車2のハンドルステム3の 後部側へ取り付ける。
【0018】 この子供座席装置1は、支持フレーム6と、この支持フレーム6に設けられる 装置本体7と、この装置本体7に設けられるヘッドレスト8とを有している。 支持フレーム6は、金属製の中実棒や中空パイプ、又は細い帯板材等を用いて 組み立てられており、装置本体7を支持する固定部9に対し、その前部に自転車 2のハンドル10やハンドルステム3等を利用して自転車2への取り付けを可能 にする適宜取付手段(図示略)や、この子供座席装置1としてのハンドル11、 及びステップ12等を具備している。なお、この支持フレーム6は、装置本体7 と共に樹脂等によって一体形成することもできる。
【0019】 装置本体7は、PP、ナイロン、ABS、ポリカーボネイト等の適宜樹脂材に よって形成されたもので、座部14及び背もたれ部15を有し、また図2に示す ように、座部14の左右両側を上方へ立ち上げると共に背もたれ部15の左右両 側を前方へ突出させるようにして全体をカゴ型にする一対の側壁部16を有して いる。
【0020】 この側壁部16は、装置本体7としての剛性強化になるだけでなく、座部14 に座った子供Mの肩、肘、腕、脚等をガードしたり保温したりする役割もある。 この側壁部16の外周部には、座部14の前縁部と背もたれ部15の上端部を除 き、折り返し状のリブ17が設けられている。 ヘッドレスト8は、装置本体7と同様な樹脂材によって形成されたもので、座 部14に座った子供Mの頭部Hを後方から支えることができる枕面20と、この 枕面20の左右両側で前方へ突出して子供Mの頭部Hを側方から支えることがで きる左右一対のガード部21とを有している。
【0021】 このヘッドレスト8の外周部には、その下端部(装置本体7における背もたれ 部15の上端部と対向する部分)を除き、折り返し状のリブ22が設けられてい る。 このヘッドレスト8は、装置本体7の背もたれ部15に対し、子供Mの肩Sよ りも高位となる上昇位置(図1中の二点鎖線参照)と、ヘッドレスト8の上端部 が子供Mの目線より低くなる下降位置(図1中の実線参照)との上下間を、上下 動可能になっている。以下、この上下動のための具体的構造を、図3乃至図6に 基づいて説明する。
【0022】 すなわち、ヘッドレスト8には、その裏面部から下方へ向けて延びる2本のガ イド軸23が設けられており、装置本体7の背もたれ部15には、その上端部で 開口して上記両ガイド軸23を各別に挿入可能にした軸受部24が設けられてい る。また、各軸受部24には高さ調節手段25が付設されている。 本実施形態において、ガイド軸23は中空の角軸としてあり、軸受部24はガ イド軸23をガタツキなく摺動させることのできる大きさの角孔としてある。こ の軸受部24は、背もたれ部15の上端部に、その平面方向の輪郭形状に沿って 屏風状に起立する支持板部26を設けると共に、この支持板部26に対して裏側 へ膨出するかたちで上下貫通する角筒状部分26aを一体的に設けることにより 、この角筒状部分26a内に形成させたものである。
【0023】 高さ調節手段25は、上記した支持板部26の裏面部であって、且つ角筒状部 分26aの下部に位置付けられており、図6に示すように、左右一対のクランプ 片28と、これら両クランプ片28間を横貫通して設けられるネジ締結具29と を有している。 クランプ片28は、ガイド軸23を左右から挟んだ状態で、且つ嵌合関係が得 られるようにするため、平面視した状態で左右線対称のクランク折れ形状に形成 されている。
【0024】 ネジ締結具29は、ネジ軸30とこれに螺合するナット部材31とを有したも ので、図例では、ネジ軸30を固定側とし、ナット部材31を操作ツマミ側とし ている。従って、ネジ軸30には、クランプ片28に対して回止め状態にするた めの角軸部30aが設けられており、一方のクランプ片28(図6左側)には、 この角軸部30aに対応した角孔33が設けられている。また他方のクランプ片 28には、ネジ軸30の雄ねじ部分30bを通すための貫通孔34が設けられて いる。
【0025】 このようなことから、この高さ調節手段25では、ネジ締結具29のナット部 材31を締め付けることで、両クランプ片28によってガイド軸23の周面を圧 接し、不動状態にしてヘッドレスト8の保持高さを固定するようにし、またネジ 締結具29のナット部材31を緩めることで、上記圧接状態を解除してヘッドレ スト8を上下動可能にするものである。
【0026】 すなわち、この高さ調節手段25では、ヘッドレスト8を無段階で高さ調節す ることができるものである。 なお、ネジ軸30を操作ツマミ側とし、ナット部材31を固定側とすることも 可能であり、この場合には、ナット部材31を一方のクランプ片28へ埋設又は 接着等により固定するか、又はクランプ片28自体に直接雌ネジを形成してこれ でナット部材31を代用させるかすればよい。また、ネジ軸30に対して、蝶ボ ルトのような操作部分を設ければよい。
【0027】 装置本体7において、背もたれ部15の上端部に設けられた上記支持板部26 は、図3に示すように、ヘッドレスト8の裏面に面待遇で接触するようになって おり、特に、ヘッドレスト8に設けられたリブ22の下端部に対しては、その内 方へ嵌合されるかたちとなっている。 そのため、ヘッドレスト8の上下動は、上記したガイド軸23と軸受部24と の挿入関係だけでなく、この支持板部26によってもバックアップ状に支持され るようになっている。従って、ヘッドレスト8の上下動は、一層、ガタツキのな いスムーズな状態で行われるものである。
【0028】 また、装置本体7の背もたれ部15やヘッドレスト8(特に枕面20等)にお いて、両者の組み合わせ状態としての剛性が高くなるため、それらの撓みや反り 、ねじれ等の変形が防止されるという利点もある。 本実施形態では、図2に示したように、装置本体7の座部14における後端部 左右両側と、ヘッドレスト8の枕面20における下部寄りとの計4か所に、シー トベルト37を取り付けるためのベルト孔38,39が設けられている。
【0029】 これらのベルト孔38,39を利用してシートベルト37を取り付けると、こ のシートベルト37は、装置本体7とヘッドレトス8との相互間で掛け渡される ことになる。 そのため、ヘッドレスト8の高さ調節(上昇)を行ったときには、必然的にシ ートベルト37の上側の取付部(ベルト孔39)も上昇することになるから、子 供Mが成長した場合や、身長の大きな子供Mが座部14へ座った場合でも、この 上側の取付部が子供Mの背中に隠れてしまうといった不具合を防止できる利点が ある。
【0030】 なお、シートベルト37の上側の取付部(ベルト孔39)は、ヘッドレスト8 が下降されているときに、座部14に座った子供Mの肩Sの位置よりやや上方に 位置付けられていることが前提であるから、この状態を基準に、子供Mが目覚め ているときと寝ているときとでヘッドレスト8の高さ調節をしたとしても、この ときの上下動を原因として、シートベルト37の掛け渡し状態が不適正になると いうことはない。
【0031】 図示したシートベルト37は4点式のものであるが、3点式のシートベルト( 図示略)の場合、装置本体7の座部14に設けられるベルト孔38は、座部14 の前端寄りの左右方向中央部となるし、2点式のシートベルト(図示略)の場合 では、言うまでもなくヘッドレスト8におけるベルト孔39は不要となる。 このような構成の子供座席装置1では、座部14に座らせた子供Mが起きてい るときには、ヘッドレスト8を下降させておき、子供Mの視界が妨げられないよ うにする。
【0032】 そして、子供Mが寝たときには、高さ調節手段25を操作してヘッドレスト8 を上昇させ、好適な高さ、即ち、子供Mの頭部Hをガード部21によって支えら れる高さに設定し、これを保持させるようにすればよい。 高さ調節手段25による高さ調節は無段階で行えるので、子供Mが成長したと きや、身長の大きな子供を乗せるときでも、ヘッドレスト8は最適な位置へ設定 保持させることができる。
【0033】 なお、ヘッドレスト8は、その枕面20の一部(下部寄り)を、装置本体7に おける背もたれ部15の延長として機能させることもできるので、子供Mが成長 したときに、背もたれ部15を高くさせるためのものとして、その高さ調節を行 うことも可能である。 図7に示すように、ヘッドレスト8に設けられるガイド軸23の外面(一面だ けでもよいし、外周全面でもよい)にギザギザ面42を形成することが可能であ る。このギザギザ面42を設けることで、ヘッドレスト8の落下防止が可能にな る。
【0034】 なお、このようなギザギザ面42は、軸受部24の内面側へ設けることもでき 、この場合も同じ効果が得られるが、成形の容易さからすれば、やはりガイド軸 23の外面に設けるのが好適である。 ところで、本考案は、上記実施形態に限定されるものではない。 例えば、本考案に係る子供座席装置1は、自転車2に対し、ハンドル10の上 部又は前部としたり、或いはサドルよりも後方へ取り付けるタイプとすることも 可能である。勿論、自転車2に関しては何らの限定も受けない。
【0035】 装置本体7に対してガイド軸23を設け、ヘッドレスト8に対して軸受部24 を設けるようにしてもよい。 また、ガイド軸23の本数、高さ調節手段25の個数等は、それぞれ1個とし てもよいし、それ以上としてもよい。 高さ調節手段25は、上記したものに限定されず、ガイド軸23に対してネジ 式のストッパ軸を直交状に押し付けるような構造にしてもよい。また、段階的な 高さ調節を行う構造にしてもよい。
【0036】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る自転車用子供座席装置では、座 部及び背もたれ部を具備する装置本体に対し、その背もたれ部上で上下動可能と なるヘッドレストを設け、このヘッドレストに左右一対のガード部を設けている ので、座部に座った子供が寝たときにヘッドレストを上昇させれば、左右のガー ド部によって子供の頭部をその側方から支えて、ふらつきを防止できることにな る。また、子供が目覚めているとき等では、ヘッドレストを下降させることで子 供の視界を確保でき、子供にとって圧迫感の原因や視界の妨げ等にはならない。
【0037】 ヘッドレストにガイド軸を設け、装置本体の背もたれ部に軸受部を設け、更に この軸受側で、ヘッドレストの保持高さを無段階調節できる高さ調節手段を設け ておけば、ヘッドレストを所望高さに正確に設定できる。この場合、ガイド軸を ヘッドレストに設けていることが、ヘッドレストの上下動をスムーズにし、しか もヘッドレストを装置本体から外したときの安全性及び見栄えにとって有利とな る利点もある。
【0038】 ガイド軸の外面にギザギザ面を形成することで、ヘッドレストを上昇後の滑止 め効果により、落下防止ができる利点がある。また、ヘッドレストの高さ調節が 容易且つ正確にできるといった波及効果も期待できる。 装置本体の背もたれ部に支持板部を起立状に設けて、この支持板部に支持され る状態でヘッドレストを上下動可能にすると、装置本体の背もたれ部及びヘッド レストが相加的に高剛性化して変形を生じなくなるので、使用上も見栄え上も、 好結果が得られる。
【0039】 装置本体とヘッドレストとの相互間でシートベルトを掛け渡す構造にしておく と、ヘッドレストを上昇させたときに、必然的にシートベルトの上側の取付部( 即ち、ヘッドレストに対して取り付けた部分)も上昇することになるから、この 上側の取付部が子供の背中に隠れてしまうといった不具合を防止できる利点があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る子供座席装置の一実施形態を自転
車へ取り付けた状態で示した側面図である。
【図2】子供座席装置の主要部を正面斜め上方から示し
た斜視図である。
【図3】子供座席装置の主要部を背面斜め上方から示し
た斜視図である。
【図4】図2の状態からヘッドレストを取り外した状況
を示した分解斜視図である。
【図5】図4のA−A線拡大断面図である。
【図6】図5のB−B線に相当する部分での拡大断面図
である。
【図7】ヘッドレストのガイド軸にギザギザ面を設けた
実施形態について背面斜め上方から示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 子供座席装置 2 自転車 6 支持フレーム 7 装置本体 8 ヘッドレスト 11 ハンドル 14 座部 15 背もたれ部 21 ガード部 23 ガイド軸 24 軸受部 25 高さ調節手段 26 支持板部 37 シートベルト 42 ギザギザ面 M 子供 H 頭 S 肩

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部(14)及び背もたれ部(15)を
    具備する装置本体(7)と、該装置本体(7)の背もた
    れ部(15)上部に設けられるヘッドレスト(8)とを
    有し、ヘッドレスト(8)には座部(14)に座った子
    供(M)の頭部(H)を側方から支えることが可能な左
    右一対のガード部(21)が設けられており、更に該ヘ
    ッドレスト(8)は装置本体(7)の背もたれ部(1
    5)に対して上下動可能になっていることを特徴とする
    自転車用子供座席装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドレスト(8)は、座部(1
    4)に座った子供(M)の肩(S)よりも高位となる上
    昇位置とヘッドレスト(8)の上端部が子供(M)の目
    線より低くなる下降位置との間を最小範囲として上下動
    可能になっていることを特徴とする請求項1記載の自転
    車用子供座席装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドレスト(8)に対して下方に
    延びるガイド軸(23)が設けられ、前記装置本体
    (7)の背もたれ部(15)に上記ガイド軸(23)を
    挿入可能な軸受部(24)が設けられ、該軸受部(2
    4)には、ガイド軸(23)の周面を圧接又は圧接解除
    することでヘッドレスト(8)の保持高さを無段階に調
    節可能にする高さ調節手段(25)が付設されているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自転車用子
    供座席装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド軸(23)の外面にギザギザ
    面(42)が形成されていることを特徴とする請求項3
    記載の自転車用子供座席装置。
  5. 【請求項5】 前記装置本体(7)の背もたれ部(1
    5)には、上端部の平面輪郭形状に沿って起立する支持
    板部(26)が設けられ、前記ヘッドレスト(8)が、
    上記支持板部(26)に支持されつつ上下動可能になっ
    ていること特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載の自転車用子供座席装置。
  6. 【請求項6】 前記装置本体(7)の適所と前記ヘッド
    レスト(8)との相互間で、シートベルト(37)を掛
    け渡し可能になっていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のいずれかに記載の自転車用子供座席装置。
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