JP5500605B2 - 分類搬送装置、分類搬送方法及びプログラム - Google Patents

分類搬送装置、分類搬送方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、LEDパッケージ、半導体装置や電子部品等のデバイスをピックアップし搬送し、特性測定及び外観検査等の各種処理を行って特性に応じて分類しテーピング梱包するデバイスの分類搬送装置、分類搬送方法及びプログラムに関する。
LEDパッケージ、半導体装置や電子部品等のデバイスは、前工程における各組立工程の後、テスト工程を経て、ランクによって分類され、テープ梱包されて出荷される。このようなデバイス(特にLEDパッケージ)においては、従来より、組み立てた後の光学テスト、ランク分類、テーピング工程は、以下のように大きく3つの工程に分かれていた。
(1) 個片化工程:供給シートS1上でダイシングされたデバイスを手動または自動機でバラバラに個片化する工程(特許文献1参照)。
(2) テスト・分類工程:パーツフィーダで供給されたLEDパッケージの電気テスト、光学テスト、ESDテストなどを行い、テスト結果に従ってビンに分類収納する工程(特許文献2参照)。特に、光学テストでは特性ランクが多いため256〜512分類といった多数のビンを装備した装置が必要となる。
(3) テーピング工程:ビンのデバイスを1ランクごとにパーツフィーダで供給し、最終出荷形態のエンボスキャリアテープに収納する工程(特許文献3,4参照)。
特開2005−33196号公報 特開2005−159270号公報 特開2002−214290号公報 特開2002−332113号公報
しかしながら、上記従来技術では、3つの工程にあわせて、装置も最大3種類必要であり、装置費用、人件費、生産のリードタイム、設置スペースにおいて合理的でなかった。
また、テスト工程と、テーピング工程とを一つの装置にまとめて処理を行なう技術は存在する(特許文献3参照)。このような装置は、分類数が少ない場合には有効であるが、LEDパッケージのように、光学テストにおける特性ランクが256〜512分類に及ぶような場合には、物理的にテーピング装置の数(通常最大で4ユニット)が不足し、効率のよい分類処理を行なうことはできなかった。
さらに、個片化されたデバイスを、パーツフィーダで供給する場合、摩擦でキズが付くデバイスが存在する。特に上面側にレンズを有するトップビュー型のLEDパッケージでは、このような問題が顕著であった。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、デバイスのピックアップ、特性テスト及び分類、テーピングの3つの処理を、一つの装置で一連の処理として効率よく実現することが可能で、デバイスに傷を付けることもない分類搬送装置、分類搬送方法及びプログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の分類搬送装置は、第1の粘着シートに個片に貼着されたデバイスを供給する部品供給手段と、前記第1の粘着シートから、デバイスを個片に取り出すピックアップ手段と、前記ピックアップ手段からデバイスを受け取り、このデバイスを保持しながら搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるデバイスの特性を検査し、この検査結果に応じてデバイスのランク付けを行うテスト分類手段と、前記テスト分類手段により特定されたランクのうちのテーピング梱包可能な数のランクのデバイスを梱包するテーピング手段と、前記テーピング手段により梱包された以外のデバイスを、前記搬送手段から受け取り、再度前記搬送手段により搬送させるために第2の粘着シートに貼り付ける再貼付手段と、前記第2の粘着シートを保持する再貼付シート保持手段と、を備えたことを特徴とする。また、前記第2の粘着シートに貼り付けたデバイスのランクとその貼り付け配列を記憶する記憶手段を備えるようにしても良い。
また、本発明は、上記の分類搬送装置における各手段を用いて各処理を実行する分類搬送方法、分類搬送プログラムとして捉えることも可能である。
以上のような本発明では、粘着シートからのピックアップ、デバイスの特性テストとランクによる分類、テーピングの3つの処理を、部品供給手段、搬送手段、テスト分類手段及びテーピング手段を用いて一連の処理として、一つの装置で実現することが可能である。
従来は、ピックアップから特性テストに至る過程、分類後のテーピングに至る過程で、パーツフィーダを用い、デバイスをバルクとして扱って処理していたが、本発明においてデバイスの対象として想定するLEDパッケージでは、パーツフィーダにおけるバルク供給によっては、摩擦でデバイスに傷が付いてしまうことがあった。本発明では、搬送手段によりデバイスを保持ながら、ピックアップ、テスト、分類、テーピング、再貼付けのすべての処理を行なうから、LEDパッケージを処理対象とする場合であっても、デバイスに傷を付けるようなことがない。
そして、本発明によって、特定のランクのデバイスについてまずテーピング梱包を行い、その他のランクのデバイスについて再貼付し、その再貼付したデバイスについて再度分類搬送を繰り返すことで、搬送手段上に設けられるテーピング装置の設置可能数に装置構成上の限りがあるような場合であっても、デバイスのランク数の上限を設ける必要なく、無限のランクの分類とテーピングが可能となる。
望ましい態様では、前記部品供給手段と前記再貼付シート保持手段は、前記第1の粘着シート又は前記第2の粘着シートの粘着面を垂直方向に保持するものであり、前記搬送手段は、デバイスの搬送面を水平方向になるように構成され、前記ピックアップ手段又は前記再貼付手段は、デバイスを、前記部品供給手段から前記搬送手段へ、又は前記搬送手段から前記再貼付シート保持手段へ受け渡す際に、デバイスを90度回転させて受け渡すものであることを特徴とする。
この態様では、部品供給手段と再貼付シート保持手段のシートの粘着面を垂直方向に保持し、一方で、搬送手段の搬送面を水平方向とすることで、部品供給手段と再貼付シート保持手段を搬送手段の停止位置に対して一工程として組み込むことが可能となる。このような構成によって、デバイスのピックアップ、特性テスト及び分類、テーピングの3つの処理を、一つの装置で一連の処理として実現することが容易となる。
望ましい態様では、前記ピックアップ手段と、前記再貼付手段とは、前記第1の粘着シートから受け取ったデバイス又は前記搬送手段から受け取ったデバイスの表裏を反転させる表裏反転機構を備えたことを特徴とする。
この態様では、例えば、デバイスとしてLEDパッケージを用いた場合、このLEDパッケージは、一般的に、電極面とチップ搭載面とを対向する面に備え、第1の粘着シート上において電極面側から貼着されていることから、ピックアップ手段は、、第1の粘着シートからLEDパッケージをピックアップする際にLEDパッケージのチップ搭載面側のレンズ等を有する面を吸着保持することとなる。そのため、このピックアップ手段によりピックアップしたLEDパッケージをそのまま搬送手段のデバイス保持機構に受渡した場合には、電極面から、当該デバイス保持機構によって保持されることとなる。しかしながら、テスト分類手段においては、例えば、プローブをデバイスの電極に接触させて検査を行う必要があるから、デバイス保持機構においては、電極面を下方向にし、チップ搭載面側からデバイスを保持しておく必要がある。そこで、本発明の上記態様では、ピックアップ手段に、表裏反転機構を設けることで、搬送手段のデバイス保持機構において、チップ搭載面側から保持することが可能となる。
望ましい態様では、前記再貼付手段は、前記再貼付シート保持手段が保持する第2の粘着シートに再貼付されたデバイスを、前記貼り付けた機構と同様の機構を反対に作用させることでピックアップし、前記搬送手段から受け取った機構と同様の機構を反対に作用させることで前記搬送手段に受渡すことを特徴とする。
以上の態様では、例えば、部品供給手段と、再貼付手段の機構を、ほぼ同様の機構とし、再貼付手段における再貼付処理の終了後、当該機構を用いて、再貼付の制御を反対の制御をすることで、再貼付手段を、部品供給手段として機能させることが可能となる。この場合、例えば、再貼付の終了した第2の粘着シートを、部品供給手段まで運び、部品供給手段にセットした後に分類搬送処理を再開するといった作業の手間は省け、1度目の分類搬送処理の後、2度目の分類搬送処理を直接的に開始することが可能となる。
望ましい態様では、前記搬送手段は、円周等配位置にデバイスを保持する保持機構を複数備え、間欠的に回転するターンテーブルからなり、前記保持機構が停止する、前記ターンテーブルの円周等配位置において、前記ピックアップ手段、前記テスト分類手段、前記テーピング手段及び前記再貼付手段とのデバイスの受渡しを行なうように構成されることを特徴とする。
この態様では、搬送手段としてターンテーブルにより構成し、このターンテーブルを間欠的に回転させながら、その円周等配位置において、デバイスのピックアップ、特性テスト及び分類、テーピングの3つの処理を分配することで、このターンテーブル周辺において一連の処理を実行することが可能となり、デバイスのピックアップ、特性テスト及び分類、テーピングの3つの処理を一つの装置で効率よく実現することが可能となる。
望ましい態様では、前記テスト分類手段は、デバイスを前記搬送手段から受け取り、回転搬送するサブテーブルを備え、このサブテーブルの円周位置には、前記搬送手段から受け取ったデバイスを載置する凹状のソケットが設けられ、このソケットの底面には、孔が複数設けられ、前記孔からプローブを挿入し、前記ソケットに載置されたデバイスの電極に当接することで、テストを実行することを特徴とする。また、この態様では、さらに、前記テスト分類手段のサブテーブルは、搬送位置に光学テスト装置又は電気テスト装置を備える態様を含む。
この態様では、サブテーブルに光学テスト装置又は電気テスト装置を設けるに当たり、搬送手段のテーブルから分割して設けることで、例えば、光学テスト装置が半分球を備えるようなものである場合に、設置スペースを有効に確保することが可能となり、粘着シートからのピックアップ、デバイスの特性テストとランクによる分類、テーピングの3つの処理を一つの装置で円滑に行なうことができるようになる。
望ましい態様では、前記再貼付手段は、前記テスト分類手段のテスト結果に基づいて、デバイスを前記第2の粘着シート上で、ランクごとに固まりを分けて貼付することを特徴とする。
この態様によれば、テスト分類手段における分類処理によって、デバイスをランク付けすることで、主要ランクについてはテーピング梱包を行い、その他のランクについては、第2の粘着シートに再貼付を行なう。この際に、デバイスを第2の粘着シート上で、テスト分類手段から入力されるランクごとに固まりを分けて再貼付けを行なう。これにより、第1の粘着シートにおけるデバイスの梱包及び再貼付が終了した後に、この分類管理された第2の粘着シートを、部品供給装置に投入し、この第2の粘着シートを第1の粘着シートとして、その他のランクについて、上記同様のピックアップ、検査、分類の処理を実施することができる。また、このとき、第2の粘着シート上に貼付されたデバイスは、その位置と特性ランクがMAPデータで管理することが可能で、これにより、2回目以降のピックアップでは、目的のランク品を効率よくテーピングすることができる。
望ましい態様では、第2の粘着シートのサイズは、第1の粘着シートのサイズよりも大きいことを特徴とする。この場合、例えば、第1の粘着シートを6インチの粘着シートで構成し、第2の粘着シートを12インチで構成することが可能である。このように、第2の粘着シートを、第1の粘着シートより大きいサイズで構成することで、第2の粘着シート上において、さらに多くのランク数に分けつつ、さらに多くのデバイス数の再貼付けを行なうことができるようになる。
以上のような本発明によれば、デバイスのピックアップ、特性テスト及び分類、テーピングの3つの処理を、一つの装置で一連の処理として効率よく実現することが可能で、デバイスに傷を付けることもない分類搬送装置、分類搬送方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態における分類搬送装置の処理の概略を示す流れ図。 本発明の実施形態における分類搬送装置の全体構成を示す模式図。 本発明の実施形態における部品供給部の構成を示す模式図。 本発明の実施形態におけるテスト分類部の構成を示す模式図。 本発明の実施形態におけるテスト分類部の構成を示す模式図。 本発明の実施形態におけるランク付けの指標の具体例を示すグラフ図。 本発明の実施形態における再貼付部の構成を示す模式図。 本発明の実施形態における再貼付部における再貼付の例を示す模式図。 本発明の実施形態における再貼付部における再貼付シートの例を示す模式図。 本発明の他の実施形態における再貼付部の構成を示す模式図。
次に、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態とする)を、図1〜図9を参照して説明する。なお、本実施形態において、分類搬送装置の扱うデバイスとしては、最も効果を享受し得るLEDパッケージを前提として用いるが、本発明は、LEDパッケージに限らず、半導体装置など、組み立て後、テストを行い、分類し、テーピング梱包して出荷するような電子部品全般を取り扱うことが可能である。
[1.本実施形態]
(1)本実施形態の概要(従来技術との比較)
本実施形態の分類搬送装置の概要を示した上で、本実施形態の分類搬送装置における処理の簡略化やメリットについて、図1のフローチャートを参照して、従来技術における処理と比較しながらまとめる。
本実施形態の分類搬送装置は、概略、リングに張られた第1の粘着シート(供給シートS1)に個片に貼着されたLEDパッケージ(以下、単にデバイスという。)を供給する部品供給装置と、この部品供給装置に保持された供給シートから、デバイスを個片に取り出すピックアップ装置と、を備えた部品供給部を有する。
また、このピックアップ装置によって、ピックアップされたデバイスを吸着保持機構によって受け取り、デバイスを保持して間欠的に回転しながら搬送するターンテーブルを備えた搬送部と、このターンテーブル上の円周等配位置に工程処理手段として、デバイスであるLEDパッケージの全光束、主波長、ピーク波長、色度、半値幅等の特性検査を行い、この検査結果からデバイスのランク付け及び分類を行なうテスト分類部とを備える。
そして、このテスト分類部におけるデバイスの分類処理結果に基づいて、ターンテーブル上に複数配置されたテーピング装置を用いて各ランクごとにデバイスをテーピング梱包するテーピング部を有する。
また、テスト分類部における分類処理において、テーピング梱包する主要ランクに特定されなかったその他のランクのデバイスを第2の粘着シート(再貼付シート)に再貼付けする再貼付部を、テーピング装置及びビンの下流側に有する(なお、再貼付部をテーピング装置及びビンの上流側に設けることも可能である)。この再貼付けのなされた再貼付シートは、上記一連の処理の終了後、上記部品供給部の部品供給装置に搭載されることで、再度、ピックアップ、搬送、ランク付け、分類、テーピング、再貼付けの一連の処理がなされることとなる。
ここで、従来技術における同様の処理を、図1のフローチャートにより比較して表す。従来の分類搬送処理では、図1(a)に示すように、まず、粘着シートからチップを個片化した後、このバルク(バラ積み品)をパーツフィーダに投入する。従来は、一般的に粘着シートからチップをピックアップし個片化する手段として一つの装置を用い、個片化されたチップを搬送ケース等に集めて、次工程を実施する装置として他に設けられた検査分類装置のパーツフィーダに挿入する。
次の検査分類装置においては、パーツフィーダに挿入されたバルクに対し、整列搬送して、テスト装置において特性テストがなされ、この特性テストの結果に基づいて、分類手段により複数のランクに分類される。一般的には、吸着保持機構を備えたターンテーブル又はリニア式の搬送装置において、間欠的に搬送されることで、テスト工程を通過し、テスト結果により、搬送装置の吸着保持機構の停止位置に設けられた複数のビンにバルクとして投入することにより分類する。
ここで、本実施形態において、処理対象のデバイスとして主として想定するLEDパッケージの場合、その分類数は通常256〜512種類に及ぶから、この段階で、分類するビンは、その数分用意されている必要がある。
256〜512種類のように分類数が多い場合には、その分のテーピング装置及びテーピング自体を配置するスペースがなく、そのままテーピング装置にテーピングすることは不可能である。そのため、従来の検査分類装置においては、分類ビンにデバイスをバルクとして投入し、この装置における処理を終えた後、ビンごとに次のテーピング装置に設けられたパーツフィーダに投入するようにしていた。そして、パーツフィーダにデバイスをバルク投入した上で、整列し、テーピング装置により順次テーピング梱包される。
以上に基づき、本実施形態の分類搬送装置と、従来の分類搬送処理を比較すると、次の通りである。すなわち、従来は、ウェアシートからのピックアップ、デバイスの特性テストとランクによる分類、テーピングの3つの処理を3つの装置によって行なっていたが、本実施形態では、これらを一連の処理として、一つの装置で実現している。
また、従来は、ピックアップから特性テストに至る過程、分類後のテーピングに至る過程で、パーツフィーダを用い、デバイスをバルク投入していたが、本実施形態では、吸着保持機構により保持しながら、ピックアップ、テスト、分類、テーピング、再貼付けのすべての処理を行なうから、LEDパッケージのようなレンズを有するデバイスであっても、摩擦により傷が付いてしまうというデメリットは存在しない。
(2)本実施形態の構成
以上のような本実施形態の概略をもとに、本実施形態の分類搬送装置の構成について、図2を参照して具体的に説明する。図2は、本実施形態の分類搬送装置1の全体構成を示す平面図である。
図2に示すように、分類搬送装置1は、概略、部品供給部2と、搬送部3と、テスト分類部4と、テーピング部5と、再貼付部6とから構成される。
(2−1)部品供給部の構成
部品供給部2は、ダイシングされた複数のデバイス(本実施形態では、LEDパッケージを想定している。)が粘着された粘着シート(ブルーシートやUVシートからなる供給シートS1)を保持した供給リング22rを複数枚収納する供給マガジン21と、供給リング22rを交換可能に支持し、供給リング22rを所定の方向に移動させながら、デバイスの受渡しを行なう部品供給装置22と、部品供給装置22からデバイスを受け取り、表裏反転機構24へ受け渡すピックアップ装置23と、ピックアップ装置23から受け取ったデバイスの表裏を反転させて搬送部3のチャック31へ受け渡す表裏反転機構24とからなる。
部品供給装置22は、供給シートS1及び供給リング22rを垂直方向に保持し、供給シートS1の面上で、供給リング22rを垂直方向及び水平方向に移動させ、ピックアップ装置23によるデバイスのピックアップ位置の調整を行なうものである。
ピックアップ装置23は、部品供給装置22の供給シートS1からデバイスを受け取り、搬送部3のチャック31に対して受け渡すものであり、図3に詳細を示すように、デバイスを供給シートS1から剥離させる突上げピン23aと、この突上げピン23aにより突上げられたデバイスを吸着保持するピックアップコレット23bとからなる。
突上げピン23aとピックアップコレット23bとは、供給シートS1を挟んでシートの面に対して垂直で同軸上に配置されており、それぞれこの軸方向に対して移動可能に構成されている。すなわち、突上げピン23aは、供給シートS1のデバイスが貼り付けられていない側である裏面側からデバイスの貼り付けられた表面側に対して、供給シートS1面よりも突出する位置まで移動するものであり、ピックアップコレット23bは、供給シートS1のデバイスが貼り付けられた側から貼り付けられたデバイスの表面部分まで移動するものである。なお、この移動量は、設定により適宜調整可能なものである。
ピックアップコレット23bは、吸着保持機構を有し、この吸着する端部と反対の端部が90度の角度で回動可能に軸支されている。ピックアップコレット23bは、垂直方向に保持された供給シートS1からデバイスをピックアップすると90度回転し、デバイスの保持面を、搬送部3のチャック31の面の方向に合わせ、その後、後述の表裏反転機構24に保持したデバイスを受け渡すものである。
なお、本実施形態のピックアップコレット23bは、その先端部が、例えば主たるデバイスであるLEDパッケージのレンズに傷をつけないように、凹状(ザグリ)の加工が施されており、レンズと直接接触しないようになっている。また、ピックアップコレット23bは、上述のように、供給シートS1側に移動可能に構成されているため、これが90度回転した状態においては、今度は、表裏反転機構24側に移動可能なようになるため、供給シートS1からデバイスを受け取り、表裏反転機構24へ受け渡す際には、供給シートS1に対して移動するのと同様、表裏反転機構24側へ移動するようになっている。
表裏反転機構24は、ピックアップコレット23bの90度回転した状態において、このピックアップコレット23bと、搬送部3のチャック31との間に垂直方向に並べて設けられ、ピックアップコレット23bからデバイスを受け取り、デバイスを反転させた後、チャック31へ受け渡す手段である。具体的な構成として、表裏反転機構24は、中心に回転軸Oを備え、円周上に4つのデバイス保持位置24Hを備える。このデバイス保持位置24Hは、真空吸着及び真空破壊を繰り返す吸着保持機構を備え、ピックアップコレット23bからデバイスを受け取る際に、真空吸着を開始し、180度回転し、搬送部3のチャック31に受け渡す際に、真空破壊を行なう。
ここで、本実施形態のデバイスとしてLEDパッケージを主として用いるが、このLEDパッケージは、図3に示すように、一般的に、電極面とチップ搭載面とを対向する面に備え、供給シートS1に対しては、電極面側から貼着されている。したがって、ピックアップコレット23bによって、供給シートS1からLEDパッケージをピックアップする際に、ピックアップコレット23bは、LEDパッケージのチップ搭載面側のレンズ等を有する面に吸着保持する。そのため、このピックアップコレット23bによりピックアップしたLEDパッケージをそのまま搬送部3のチャック31に受渡した場合には、電極面から、チャック31によって保持されることとなる。しかしながら、搬送部3では、後述するテスト工程において、プローブをデバイスの電極に接触させて検査を行う必要があるから、チャック31には、電極面を下方向にし、チップ搭載面側から保持する必要がある。そこで、ピックアップコレット23bと、チャック31との間に、表裏反転機構24を設けることで、チャック31において、チップ搭載面側から保持されるようにしたものである。
(2−2)搬送部の構成
図2に示すように、搬送部3は、図示しないモータ駆動により間欠的に回転するターンテーブル32と、このターンテーブル32の円周等配位置に、デバイスを吸着保持しながら、ターンテーブルの回転に伴ってデバイスを搬送するチャック31を備える(ここでは、16ポジション)。また、ターンテーブル32の円周等配位置に設けられたチャック31の停止位置の直下には、テスト工程、外観検査工程、テーピング工程を行なう各種装置が配置されている。
チャック31は、図示しないバキューム装置に接続され、その先端において真空吸着及び真空破壊を制御回路による制御に応じて適宜切替えながらデバイスを吸着保持して、ターンテーブル32の回転にともなって間欠的に回転移動する。チャック31は、上述した表裏反転機構24や、後述するテスト分類部4におけるソケット41aやテーピング部5におけるデバイスの載置位置において、垂直方向に下降動作を行なってデバイスの受渡しを実行するものである。また、チャック31の先端部はデバイスとして想定しているLEDパッケージのレンズに傷をつけないように、凹(ザグリ状)の加工が施されており、レンズと直接接触しないようになっている。
その他のチャック31の具体的構成及び作用については、本実施形態に特有のものではなく公知の手段を用いるものであるから、詳細については出願人による既出願の特開2004−182388号公報、特開2009−136950号公報、特開2009−136951号公報及び特許第4057643号公報等を援用する。
図2に矢印で示すように、ターンテーブル32は、反時計周りに間欠的に回転するものである。ターンテーブル32は、供給シートS1からピックアップコレット23bへ、ピックアップコレット23bから表裏反転機構24へと受け渡され、表裏反転機構24からチャック31へと受け渡されたデバイスを受け取り、このデバイスを、図2に、記号及び数字で示すように、まず、図中P1のポジションに位置させる。ターンテーブル32は、デバイスを順次ポジションP2〜P25まで移動させ、後述するテスト分類部4におけるテスト工程を経ながら、このテスト結果に応じて、テーピング装置52におけるテーピング梱包されるか、又は再貼付部6において再貼付シートに対して再貼り付けされるように搬送するものである。
(2−3)テスト分類部の構成
テスト分類部4は、図2にその概略を、図4及び図5にその詳細を示すように、サブテーブル41と、光学テスト装置42と、電気テスト装置43とから構成される。サブテーブル41は、ターンテーブル32と同様、モータ駆動により中心から間欠的に回転するように構成され、その円周等配位置に、デバイスを載置するソケット41aを複数備える(本実施形態では、12ポジション)。
このソケット41aの具体的構成を図4(b)及び図5(a)に示すと、ソケット41a表面にデバイスを載置する凹部を備え、この凹部には、デバイスの電極の数に対応した複数の孔41b(ここでは、2つ)が設けられている。図4(b)に示すように、この孔41bから、図示しないバキューム装置に接続され、真空吸着と真空破壊とが間欠的になされるように制御されている。また、図5(b)に示すように、この複数の孔41bは、後述する光学テスト及び電気テストにおいて、下方からプローブを挿入しデバイスの電極に接触させるためのものでもある。
サブテーブル41は、図2に示すように、円周等配位置に、停止ポジション及び作業点をP5〜P16の12ポジション確保している。ポジションP5は、ターンテーブル32から、デバイスを受け取るポジションである。ポジションP5においては、ターンテーブル32のチャック31が下降動作を行い、ソケット41aの位置において真空破壊してデバイスをソケット41aに受け渡し、受け渡されるとソケット41aの孔41bから真空吸着がなされ、デバイスが保持されるように構成されている。
テスト分類部4は、サブテーブル41のポジションP11において、光学テスト装置42を備える。この光学テスト装置42は、図4(a)及び図5(b)の模式図を示すように、積分球42aと、積分球42aの上端部に設けられた検出器42bと、ソケット41aの孔41bから挿入してソケット41a上のデバイスの電極に当接して通電するプローブ42cとからなる。デバイスが、ポジションP11の光学テスト装置42に搬送されると、プローブ42cが上昇し、電極に当接することで通電し、積分球42a及び検出器42bにより、デバイスであるLEDパッケージの全光束、主波長、ピーク波長、色度、半値幅などの測定を行なうものである。
光学テスト装置42におけるテスト結果は、テスト分類部4に設けられた図示しない演算回路において処理されて、すべてのデバイスについて、所定のランクに分類するようになっている。そして、このランク付けによる分類結果が、搬送部3の制御装置に送られ、テーピング工程及び再貼付工程において利用される。
ここで、このテスト結果に基づくランク付けは、テーピング部5においてテーピング梱包を行なう主要ランクと、再貼付部6における再貼付シートに貼付するその他のランクに大きく分かれる。テーピング梱包を行なうランクは、本実施形態では、テーピング装置の数に合わせて、4ランクとしている。一方、その他のランクとしては、図8に示す例又は後にする説明では、7ランクとしているが、実際には、数十から数百のランクにわかれる。
このランク分けに際しては、テスト分類部4におけるLEDパッケージの全光束、主波長、ピーク波長、色度、半値幅などの測定による光学テストの結果に基づいて行なう。この際、デバイスの特性分布は、所定の特性を有する分布、例えば、図6のグラフに示すような正規分布を示すことがあるので、ピーク付近に位置する特性を主要ランクとして、ランク付けを行なう。ここでは、後述するテーピング装置の数である主要ランク近傍に位置する4つのランクを梱包する対象として特定する。なお、図6において、縦横の軸の数値の単位は、例えば、LEDであれば主波長、ピーク波長などその特性を示す任意の値により構成される。
テスト分類部4は、サブテーブル41のポジション14において、電気テスト装置43を備える。この電気テスト装置43は、従来からあるデバイスの電気特性検査を行う機器であり、電気テストの演算処理において本実施形態に顕著な点はないが、光学テスト装置42と同様、プローブを備え、このプローブをサブテーブル41のソケット41aに設けられた孔41bから挿入することでデバイスの電極に当接して電気特性検査を行なうものである。
なお、テスト分類部4における作業点のポジション数や、光学テスト装置42及び電気テスト装置43の配置位置構成は、設計的事項であって適宜変更可能である。
また、本実施形態では、デバイスとしてLEDパッケージを前提として説明しているため、テスト分類部4におけるテスト処理では、LEDパッケージの発光面(上面)を空ける必要があるが、ターンテーブル32は、デバイスをチャック31によって吊り下げて搬送する形態を採用する。そのため、このままでは、電極にプローブを接触させ、電圧及び電流を印加しても発光面がチャック31で隠れており、積分球や光ディテクターによる光学テストができない。そこで、上述のようにソケット41aを備えたサブテーブル41へ移動してテストを行なうものである。本発明では、例えば、デバイスがLEDパッケージであっても、横方向から発光するサイドビュータイプや、LEDパッケージでないような場合であって、デバイスの電極にプローブを当接させることでテストが可能であるような場合には、上記のようにサブテーブル41を設けることなく、搬送部3の一つのポジションにおいて、電気テスト等を実行すれば足りるものであるから、このサブテーブル41は、本発明に必須の構成要素というわけではない。。
テスト分類部4は、上記の光学テスト及び電気テストが終了すると、ポジションP17において、検査な終了後のデバイスをチャック31に受け渡すようになっている。この際、チャック31は、上述のように、下降動作を行い、真空吸着をオンにし、反対にソケット41aにおける孔から真空破壊がなされることで、デバイスの受け渡しがなされる。ただし、実際には、上述したチャック31からソケット41aへのデバイスの受け渡しがされた後、サブテーブル41が一間欠回転することで、テスト後のデバイスをポジションP17に搬送し、これによりチャック31に受渡しがなされるから、チャック31は、受渡し後、下降したまま、サブテーブル41の回転を待ってデバイスを受け取った後、上昇するものである。
(2−4)テーピング部の構成
テーピング部5は、外観検査装置51と、テーピング装置52とから構成される。外観検査装置51は、ターンテーブル32のポジションP19に設けられ、テーピング装置52は、ターンテーブル32のポジションP20〜P23に4つ設けられている。
外観検査装置51は、テスト工程を経たデバイスについて、パッケージの凹みや傷または内部チップの外観上の不具合を備えていないかを検査するものであって、主にデバイスの5面に渡って検査する装置である。
テーピング装置52は、テスト分類部4におけるテスト結果を受けて、デバイスをランクに応じて4分類に分けて梱包するための装置である。上述した搬送部3の制御により、梱包する分類のデバイスが、各々のテーピング装置52a〜52dに搬送されてくると、ランクに応じて、テーピング装置52a〜52dのいずれかにおいて梱包されるようになっている。
なお、外観検査装置51及びテーピング装置52は、既存の構成からなるものであり、本実施形態に顕著な構成を有するものではないので、個々の具体的な構成についての説明は省略する。
(2−5)再貼付部の構成
ポジションP25には、供給シートS1を備えた再貼付部6が設けられている。図7にその具体的な構成を示すように、再貼付部6は、上述した部品供給部2と、突上げピン23aを有さない点を除いて、同様の構成によりなる装置であり、この部品供給部2を逆に作用させたものであり、表裏反転機構61と、貼付コレット62と、再貼付シートS2を保持した再貼付装置63とから構成される。
表裏反転機構61は、チャック31のポジション25における停止位置直下に設けられ、中心に回転軸Oを備え、円周上に4つのデバイス保持位置61Hを備える。このデバイス保持位置61Hは、真空吸着及び真空破壊を繰り返す吸着保持機構を備え、チャック31からデバイスを受け取る際に真空吸着を開始し、180度回転し、デバイスを貼付コレット62に受け渡す際に、真空破壊を行なうように構成される。
貼付コレット62は、吸着保持機構を有し、この吸着する端部と反対の端部が90度の角度で回動可能に軸支されている。貼付コレット62は、表裏反転機構61のデバイス保持位置61Hからデバイスをピックアップすると90度回転し、デバイスの保持面を、再貼付装置63の再貼付リング63r(図7では図示せず)に保持された再貼付シートS2の面の方向に合わせ、その後、後述の再貼付シートS2にデバイスを押圧し、貼り付けるものである。
ここで、貼付コレット62は、コレット自体が、軸方向に上下又は左右方向に移動するように構成されている。すなわち、貼付コレット62は、表裏反転機構61のデバイス保持位置61Hからデバイスを受け取る際、垂直方向であるデバイス保持位置61Hの吸着保持機構方向にスライド移動するとともに、90度回転し、再貼付シートS2への貼付けの際には水平方向である再貼付シートS2の面方向にスライド移動するようになっている。なお、この貼付コレット62の移動量は、設定により適宜調整可能なものである。
再貼付装置63は、再貼付シートS2を保持した図示しない再貼付リング63rを垂直方向に支持して、この再貼付リング63rを、再貼付シートS2の面に沿って垂直方向及び水平方向に移動させることで、貼付コレット62によるデバイスの貼付位置を特定するものである。
ここで、本実施形態における貼付コレット62と、再貼付シートS2とにおける再貼付の方式について説明する。なお、図中デバイスを表す方形体の濃度の相違は、テスト分類部4において決定されたランクの相違を表す。図8(a)及び(b)に示すように、本実施形態における主たる再貼付処理は、まず2通り考えられる。
図8(a)に示す手法は、ターンテーブル32から再貼付部6に受け渡されたデバイスの順に、そのランクに関わりなく、貼付するものである。この際、再貼付シートに対して、ランク分けすることなくランダムに貼付されることから、どこにどのランクのデバイスが貼付されたかを、MAPデータを作成し記憶する(ランダム貼付(方形))。
この場合、図8(a)の例では、MAP管理の便宜上、貼付全体形状を方形としているが、他の方法として、図8(c)に示すように、シート形状に合わせて円形で配置することも可能である(ランダム貼付(円形))。このような図8(c)の例では、粘着シート面積の有効活用が可能である。
図8(b)に示す手法は、テスト分類部4におけるテスト結果に基づいて、再貼付シート上にランクごとの固まりを設け(ここでは、7つの固まり。ただし、実デバイスでは、数十〜数百の固まりが形成される場合がある。)、再貼付部6において再貼付シートS2を縦横に動かしながら、ランクに応じて、所定の固まりの箇所に、順次貼り付けるものである(固まり貼付)。この手法は、ランク分けの数が過大となる場合には適切ではなく、その場合には、図8(a)の手法が望ましい。
なお、再貼付シートS2については、図9に示すように、供給シートS1より大きなサイズのものによって構成することも可能である。この場合、例えば、供給シートS1を6インチの粘着シートで構成し、再貼付シートS2を12インチで構成することが可能である。このように、再貼付シートS2を、供給シートS1より大きいサイズで構成することで、再貼付シートS2上において、さらに多くのランク数に分類しつつ、さらに多くのデバイス数の再貼付けを行なうことができるようになる。このような構成は、上述した図8(a)及び(b)のいずれの手法においても効果を奏するものである。
(3)本実施形態の作用
以上のような本実施形態の分類搬送装置の作用について、図面を参照しながら具体的に説明する。まず、図2に示すように、部品供給部2の部品供給装置22からピックアップ装置23へデバイスが受け渡され、ピックアップ装置23から、搬送部3のチャック31へ受け渡され、搬送部3へのデバイスの供給がなされる。
具体的には、図3の構成図に示すように、部品供給装置22は、ダイシングされた複数のLEDパッケージが粘着された供給シートS1を垂直に保持した状態で、貼付されたデバイスが、ピックアップ装置23の突上げピン23a及びピックアップコレット23bの軸上に位置するように、水平及び垂直方向へ移動させる。
部品供給装置22の作用により、供給シートS1上のデバイスが、突上げピン23aとピックアップコレット23bとの軸上に位置すると、突上げピン23aとピックアップコレット23bとは、同期して移動する。まず突上げピン23aが、供給シートS1からデバイスを突上げ、供給シートS1から剥離させるとともに、この剥離されたデバイスをピックアップコレット23bが吸着保持機構により吸着保持する。なお、供給シートS1上においてデバイスは電極面をシート側に向けて貼着されているため、ピックアップコレット23bは、デバイスのチップ面、LEDパッケージを想定すると、デバイスのLEDチップ側であってレンズ面を吸着した状態となる。
続いて、ピックアップコレット23bは、図中反時計回り方向に90度回転し、デバイスの保持面を、搬送部3の搬送面の方向に合わせ、その後、ピックアップコレット23bの軸方向である表裏反転機構24方向に垂直移動し、表裏反転機構24のデバイス保持位置24Hにデバイスの受渡しを行なう。
このとき、表裏反転機構24は、ピックアップコレット23bからデバイスの電極面を保持するように受け取る。そして、表裏反転機構24は、回転軸Oを中心として、180度回転し、デバイス保持位置24Hが、搬送部3のチャック31側に位置するところまで移動する。
次に、図2及び図3に示すように、搬送部3のチャック31が、ポジションP1において、下降動作を行い、表裏反転機構24のデバイス保持位置24Hから、デバイスを受け取る。この際、表裏反転機構24のデバイス保持位置24Hは、真空破壊を行い、一方で、チャック31は、真空吸着を行いデバイスの受渡しがなされる。また、チャック31は、デバイスのチップ面側を保持する。
搬送部3のチャック31が、ポジションP1において、デバイスを保持すると、ここから、ポジションP25に向けて、ターンテーブル32は、順次間欠的に回転する。具体的には、まず、ポジションP3において、後のテスト分類部4におけるテスト工程に際して、極性判別装置によりデバイスの極性を判別する検査を行う。
そして、ポジションP5〜P17において、テスト分類部4のサブテーブル41により搬送しながら光学テスト及び電気テストを実行するように構成される。すなわち、ポジションP5において、図5(a)に示すように、ターンテーブル32のチャック31が下降動作を行い、ソケット41aの位置において真空破壊してデバイスをソケット41aに受け渡す。ソケット41aに対してデバイスが受け渡されると、図4(b)に示すように、ソケット41aの孔41bから真空吸着がなされ、デバイスが保持される。
続いて、サブテーブル41は、図2中矢印方向へ向かって間欠的に回転しながら、ポジションP11に到達し、このポジションP11において、光学テストを実行する。すなわち、図5(b)に示すように、デバイスが、ポジションP11の光学テスト装置42に搬送されると、プローブ42cが上昇し、電極に当接することで通電し、積分球42a及び検出器42bにより、デバイスであるLEDパッケージの全光束、主波長、ピーク波長、色度、半値幅などの測定を行なう。
そして、この光学テスト装置42におけるテスト結果は、テスト分類部4に設けられた図示しない演算回路において処理されて、デバイスごとに、所定のランクに分類されるようになっており、このランク付けによる分類結果が、搬送部3の制御装置に送られ、テーピング工程及び再貼付工程において利用される。
サブテーブル41がさらに間欠回転し、ポジションP14に到達すると、電気テスト装置43によって、電気特性検査を実行する。具体的には、プローブが、サブテーブル41のソケット41aに設けられた孔41bから挿入され、デバイスの電極に当接して電気特性検査を行なう(図示せず)。
ポジション14における電気特性検査を終えると、サブテーブル41は、ポジションP17まで間欠的に回転する。そして、図2及び図4(a)に示すように、このポジション17において、ターンテーブル32に受け渡される。すなわち、ターンテーブル32のチャック31が下降動作を行い、ソケット41aの位置において真空吸着してデバイスを受け取る。このとき、ソケット41aは、孔41bからの真空吸着を破壊し、デバイスを解放する。
以上のような処理により、デバイスがターンテーブル32に戻ると、ターンテーブル32は、間欠的に回転し、ポジションP19において、外観検査装置51によって電極面または電極面と4側面の外観検査を行い、デバイスの最終的な検査がなされる。
そして、ポジションP20〜23の4ポジションにおいて、テスト分類部4における光学テストの結果に基づいて、上位4分類の主要ランクのデバイスについて、テーピング装置52a〜52dのいずれかにテーピング梱包される。
一方、テスト分類部4における光学テストの結果、上位4分類のランク以外のデバイスについては、ターンテーブル32によりそのまま搬送される。その中で、外観検査装置51における電極面または電極面と4側面の外観検査において、不良品と判断されたデバイスについては、ポジションP24において、不良品として排出ビン53に投入される。
また、良品であるが、上位4分類のランク以外のデバイスは、ターンテーブル32によりポジションP25まで搬送され、P25において再貼付シートへの再貼付処理が施される。
具体的には、図7に示すように、まず、表裏反転機構61のデバイス保持位置61Hの吸着保持機構が、チャック31からデバイスを受け取り180度回転し、貼付コレット62のデバイスの受け取り面の方向へ向き、貼付コレット62へデバイスを受け渡す。
貼付コレット62は、表裏反転機構61のデバイス保持位置61Hからデバイスをピックアップすると90度回転し、デバイスの保持面を、再貼付シートS2の面の方向に合わせ、その後、後述の再貼付シートS2にデバイスを押圧し、貼り付ける。
貼付コレット62は、表裏反転機構61のデバイス保持位置61Hからデバイスを受け取る際、垂直方向であるデバイス保持位置61Hの吸着保持機構方向にスライド移動するとともに、90度回転し、再貼付シートS2への貼付けの際には水平方向である再貼付シートS2の面方向にスライド移動する。
このとき、再貼付シートS2を保持する再貼付リング63rが、再貼付装置63の作用により、再貼付シートS2の面を縦横に移動しながら位置調整し、貼付コレット62により図8(a)又は(b)において示したように、再貼付部6に受け渡されたデバイスの順に、そのランクに関わりなく貼付し、どこにどのランクのデバイスが貼付されたかを、MAPデータを作成し記憶する。又はテスト分類部4におけるテスト結果に基づいて、再貼付シート上にランクごとの固まりを設け(ここでは、7つの固まり。ただし、実製品では、数十〜数百の固まりが形成される場合がある。)、再貼付装置63が再貼付シートS2を縦横に動かしながら、ランクに応じて、所定の固まりの箇所に、順次貼り付ける。
(4)本実施形態の効果
以上のように作用する本実施形態の分類搬送装置1によれば、供給シートS1からのピックアップ、デバイスの特性テストとランクによる分類、テーピングの3つの処理を、部品供給部2、搬送部3、テスト分類部4及びテーピング部5を用いて一連の処理として、一つの装置で実現することが可能である。
従来は、ピックアップから特性テストに至る過程、分類後のテーピングに至る過程で、パーツフィーダを用い、デバイスをバルクとして扱って処理していたが、本実施形態でデバイスの対象として想定するLEDパッケージでは、パーツフィーダにおけるバルク供給によっては、摩擦でデバイスに傷が付いてしまうことがあった。本実施形態では、吸着保持機構により保持品ながら、ピックアップ、テスト、分類、テーピング、再貼付けのすべての処理を行なうから、LEDパッケージを処理対象とする場合であっても、デバイスに傷を付けるようなことがない。
そして、このような主要ランクとその他のランクでの分類搬送を繰り返すことで、搬送部3上に設けられるテーピング装置の設置可能数に、装置構成上の限りがあるような場合であっても、再貼付シートを供給シートに入れ換えつつ処理を繰り返すことで、デバイスのランク数の上限を設ける必要なく、無限のランクの分類とテーピングが可能となる。
また、部品供給部2と再貼付部6は、供給シートS1又は再貼付シートS2の粘着面を垂直方向に保持し、搬送部3は、デバイスの搬送面が水平方向になるように構成され、ピックアップ装置23又は貼付コレット62は、デバイスを、部品供給部2から搬送部3へ、又は搬送部3から再貼付部6へ受け渡す際に、デバイスを90度回転させて受け渡す。このように、部品供給部2と再貼付部6のシートの粘着面を垂直方向に保持し、一方で、搬送部3の搬送面を水平方向とすることで、部品供給部2と再貼付部6を搬送手段の停止位置に対して一工程として組み込むことが可能となり、デバイスのピックアップ、特性テスト及び分類、テーピングの3つの処理を、一つの装置で一連の処理として実現することが容易となる。
また、部品供給部2と、再貼付部6とは、供給シートS1から受け取ったデバイス又は搬送部3から受け取ったデバイスの表裏を反転させる表裏反転機構24,61を備えることで次のような効果を奏する。
例えば、デバイスとしてLEDパッケージを用いた場合、このLEDパッケージは、一般的に、電極面とチップ搭載面とを対向する面に備え、供給シートS1上において電極面側から貼着されている。したがって、部品供給部2のピックアップコレット23bによって、部品供給部2からLEDパッケージをピックアップする際に、ピックアップコレット23bは、LEDパッケージのチップ搭載面側のレンズ等を有する面に吸着保持する。そのため、このピックアップコレット23bによりピックアップしたLEDパッケージをそのまま搬送部3のチャック31に受渡した場合には、電極面から、チャック31によって保持されることとなる。一方で、テスト分類部4においては、例えば、プローブをデバイスの電極に接触させて検査を行う必要があるから、チャック31には、電極面を下方向にし、チップ搭載面側からデバイスを保持することが望ましい。そこで、部品供給部2に、表裏反転機構24を設けることで、搬送部3のチャック31において、チップ搭載面側から保持することが可能となる。
また、搬送部3は、円周等配位置にデバイスを保持するチャック31を複数備え、間欠的に回転するターンテーブル32からなり、チャック31が停止するターンテーブル32の円周等配位置において、部品供給部2、テスト分類部4、テーピング部5、再貼付部6とのデバイスの受渡しを行なう。このように、ターンテーブル32の円周等配位置において、デバイスのピックアップ、特性テスト及び分類、テーピングの3つの処理を分配することで、このターンテーブル周辺において一連の処理を実行することが可能となり、デバイスのピックアップ、特性テスト及び分類、テーピングの3つの処理を一つの装置で効率よく実現することが可能となる。
テスト分類部4は、デバイスを搬送部3から受け取り、回転搬送するサブテーブル41を備え、このサブテーブル41の円周位置には、搬送部3から受け取ったデバイスを載置する凹状のソケット41aが設けられ、このソケット41aの底面には、孔41bがデバイスの電極の数に対応して複数設けられ(本実施形態では2つ)、孔42aからプローブ42cを挿入し、ソケット41aに載置されたデバイスの電極に当接することで、テストを実行する。これにより、例えば光学テスト装置が半分球を備えるようなものである場合に、設置スペースを有効に確保することが可能となり、粘着シートからのピックアップ、デバイスの特性テストとランクによる分類、テーピングの3つの処理を一つの装置で円滑に行なうことができるようになる。
テスト分類部4における分類処理によって、デバイスをランク付けすることで、主要ランクについてはテーピング梱包を行い、その他のランクについては、再貼付シートS2に再貼付を行なう。この際に、デバイスを再貼付シートS2上で、テスト分類部4から入力されるランクをランクごとに固まりを分けて再貼付けを行なう。これにより、供給シートS1におけるデバイスの梱包及び再貼付が終了した後に、この分類管理された再貼付シートを、部品供給装置に投入し、この再貼付シートS2を供給シートS1として、その他のランクについて、上記同様のピックアップ、検査、分類の処理を実施することができる。また、このとき、再貼付シートS2上に貼付されたデバイスは、その位置と特性ランクがMAPデータで管理することが可能で、これにより、2回目以降のピックアップでは、目的のランク品を効率よくテーピング梱包を行なうことができる。
また、再貼付シートS2のサイズを、供給シートS1のサイズよりも大きく構成する、すなわち、供給シートS1を6インチの粘着シートで構成し、再貼付シートS2を12インチで構成することで、再貼付シートS2上において、さらに多くのランク数に分けつつ、さらに多くのデバイス数の再貼付けを行なうことができるようになる。
[2.他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、次のような態様も包含するものである。例えば、上記実施形態においては、設置構成の便宜を考えて、搬送部3をターンテーブルによる回転搬送としたが、これは最適な実施形態を示すもので、例えば、直線状に搬送するリニア搬送方式によって実現することも可能である。また、ターンテーブルを用いた場合でも、円周等配位置の停止又は処理位置の数は、本実施形態に示した態様に限られず任意に設定可能である。
また、テスト分類部4は、搬送部3とは別にサブテーブル41を設け、独立の搬送手段として構成したが、これは、本実施形態において、デバイスとしてLEDパッケージを想定し、光学テスト装置として積分球を用いた装置を採用したことによる設置スペースを考慮した態様を示すものであって、装置構成上許容されれば、ターンテーブル32から独立せずにターンテーブル32の円周等配位置における一処理工程として構成することも可能である。また、光学テスト装置は、積分球及び検出器の構成としたが、積分球以外の光学検出器を用いることも当然可能である。
本実施形態において、テーピング部5を構成するテーピング装置52は、4台の構成としたが、これも分類搬送装置1全体の装置構成及び設置スペースを考慮しての一実施例を示すものに過ぎず、設計に応じて、任意の台数によって構成することが可能である。
本実施形態においては、再貼付部6を、ターンテーブル32における処理工程として、テーピング部5の下流側に位置するように構成したが、これを逆に配置し、再貼付部6を、テーピング部5の上流側に設けることも可能であり、この順序は問わない。
また、本実施形態において、再貼付部6は、再貼付シートS2へのデバイス再貼付けを終えた時点でその処理を終える旨の説明を行なっているが、本発明の再貼付部は、このような場合に限られず、さらに、以下のような態様も包含する。すなわち、図10に示すように、ポジションP25において、再貼付部7は、再貼付部7は、表裏反転機構71、貼付ピックアップコレット72及び再貼付再供給装置73の各構成を備えた再貼付部7とし、この再貼付部7に、上述した部品供給部2及び再貼付部6の機能を兼ねさせたものとして構成することも可能である。
より具体的には、図2におけるポジションP25において、再貼付部7は、搬送部3から搬送されるデバイスを表裏反転機構71、貼付ピックアップコレット72を用いて、再貼付再供給シートS3に対して、図8に示したいずれかの方法により、デバイスの再貼付を行なう。
そして、部品供給部2における供給シートS1上のデバイスのすべてについて、搬送部3のポジションP1〜P25における分類搬送処理が終わり、すべてのデバイスについて、テーピング部5におけるテーピング、再貼付部6における再貼付又は排出ビンへの廃棄が終了した後、今度は、上述した部品供給部2における部品供給装置22、ピックアップ装置23及び表裏反転装置24の役割を担うように制御の変更を行なう(図10(a)から(b)への転換)。
すなわち、上記再貼付処理時には作用していなかった突き上げピン73aを作動させつつ、貼付ピックアップコレット72が、突上げピン73aとの連動により、再貼付シートS2からデバイスをピックアップし、図中左向きに90度回転し、表裏反転機構71に受渡す。表裏反転機構71は、受け取ったデバイスを180度回転させ、搬送部3のチャック31へ受け渡す。
このとき、搬送部3のチャック31は、図2におけるポジションP25において、このデバイスを受け取るが、ポジッションP3まではデバイスには処理を施さず搬送し、ポジションP3以降において、上述したテスト分類処理、外観検査、テーピング梱包の各処理を施す。
このように、本発明においては、部品供給部と再貼付部の機構を、ほぼ同様の機構としているため、再貼付部における再貼付処理の終了後、当該機構を用いて、再貼付の制御を反対の制御をすることで、再貼付部を、部品供給部として機能させることも可能である。この場合、再貼付の終了した再貼付シートを、部品供給装置まで運び、部品供給装置にセットした後に分類搬送処理を再開するといった作業の手間は省け、1度目の分類搬送処理の後、2度目の分類搬送処理を直接的に開始することが可能となる。
なお、上記のとおり、部品供給部と再貼付部の機構をほぼ同様の構成としているため、部品供給部と再貼付部とを兼ねる部品供給再貼付部を一つのポジションに設け、このポジションにおいて、ピックアップ装置及び表裏反転機構における粘着シートから搬送部のチャックへのデバイスの受渡しをした後、今度は、上流側からテーピングされずに戻ってきたデバイスを搬送部のチャックから受け取り、表裏反転させ、供給シートへ再度貼付を行なう、といった処理を行なうことも可能である。
1…分類搬送装置
2…部品供給部
21…供給マガジン
22…部品供給装置
22r…供給リング
23…ピックアップ装置
23a…突き上げピン
23b…ピックアップコレット
24…表裏反転機構
24H…デバイス保持位置
3…搬送部
31…チャック
32…ターンテーブル
4…テスト分類部
41…サブテーブル
41a…ソケット
41b…孔
42…光学テスト装置
42a…積分球
42b…検出器
42c…プローブ
43…電気テスト装置
5…テーピング部
51…外観検査装置
51g…プローブ
52,52a〜52d…テーピング装置
53…排出ビン
6…再貼付部
61…表裏反転機構
61H…デバイス保持位置
62…貼付コレット
63…再貼付装置
63r…再貼付リング
7…再貼付部
71…表裏反転機構
71H…デバイス保持位置
72…貼付ピックアップコレット
73…再貼付再供給装置
73a…突き上げピン
73r…再貼付リング
O…回転軸
S1…供給シート
S2…再貼付シート
S3…再貼付再供給シート

Claims (12)

  1. 第1の粘着シートに個片に貼着されたデバイスを供給する部品供給手段と、
    前記第1の粘着シートから、デバイスを個片に取り出すピックアップ手段と、
    前記ピックアップ手段からデバイスを受け取り、このデバイスを保持しながら搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されるデバイスの特性を検査し、この検査結果に応じてデバイスのランク付けを行うテスト分類手段と、
    前記テスト分類手段により特定されたランクのうちのテーピング梱包可能な数のランクのデバイスを梱包するテーピング手段と、
    前記テーピング手段により梱包された以外のデバイスを、前記搬送手段から受け取り、再度前記搬送手段により搬送させるために第2の粘着シートに貼り付ける再貼付手段と、
    前記第2の粘着シートを保持する再貼付シート保持手段と、
    を備えたことを特徴とする分類搬送装置。
  2. 前記部品供給手段と前記再貼付シート保持手段は、前記第1の粘着シート又は前記第2の粘着シートの粘着面を垂直方向に保持するものであり、
    前記搬送手段は、デバイスの搬送面を水平方向になるように構成され、
    前記ピックアップ手段又は前記再貼付手段は、デバイスを、前記部品供給手段から前記搬送手段へ、又は前記搬送手段から前記再貼付シート保持手段へ受け渡す際に、デバイスを90度回転させて受け渡すものであることを特徴とする請求項1記載の分類搬送装置。
  3. 前記ピックアップ手段と、前記再貼付手段とは、
    前記第1の粘着シートから受け取ったデバイス又は前記搬送手段から受け取ったデバイスの表裏を反転させる表裏反転機構を備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の分類搬送装置。
  4. 前記再貼付手段は、前記再貼付シート保持手段が保持する第2の粘着シートに再貼付されたデバイスを、前記貼り付けた機構と同様の機構を反対に作用させることでピックアップし、前記搬送手段から受け取った機構と同様の機構を反対に作用させることで前記搬送手段に受渡すことを特徴とする請求項1又は3記載の分類搬送装置。
  5. 前記搬送手段は、円周等配位置にデバイスを保持する保持機構を複数備え、間欠的に回転するターンテーブルからなり、
    前記保持機構が停止する、前記ターンテーブルの円周等配位置において、前記ピックアップ手段、前記テスト分類手段、前記テーピング手段及び前記再貼付手段とのデバイスの受渡しを行なうように構成されることを特徴とする請求項1記載の分類搬送装置。
  6. 前記テスト分類手段は、デバイスを前記搬送手段から受け取り、回転搬送するサブテーブルを備え、
    このサブテーブルの円周位置には、前記搬送手段から受け取ったデバイスを載置する凹状のソケットが設けられ、
    このソケットの底面には、孔が複数設けられ、
    前記孔からプローブを挿入し、前記ソケットに載置されたデバイスの電極に当接することで、テストを実行することを特徴とする請求項1記載の分類搬送装置。
  7. 前記テスト分類手段のサブテーブルは、搬送位置に光学テスト装置又は電気テスト装置を備えたことを特徴とする請求項6記載の分類搬送装置。
  8. 前記第2の粘着シートに貼り付けたデバイスのランクとその貼り付け配列を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1記載の分類搬送装置。
  9. 前記再貼付手段は、前記テスト分類手段のテスト結果に基づいて、デバイスを前記第2の粘着シート上で、ランクごとに固まりを分けて貼付することを特徴とする請求項1記載の分類搬送装置。
  10. 前記第2の粘着シートのサイズは、前記第1の粘着シートのサイズよりも大きいことを特徴とする請求項1又は記載の分類搬送装置。
  11. 部品供給手段と、ピックアップ手段と、搬送手段と、テスト分類手段と、テーピング手段と、再貼付手段と、再貼付シート保持手段と、を備えた分類搬送装置を制御して分類搬送処理を実行する分類搬送方法であって、
    前記部品供給手段を用いて、第1の粘着シートに個片に貼着されたデバイスを供給する部品供給処理と、
    前記ピックアップ手段を用いて、前記第1の粘着シートから、デバイスを個片に取り出すピックアップ処理と、
    前記搬送手段を用いて、前記ピックアップ処理においてピックアップされたデバイスを受け取り、このデバイスを保持しながら搬送する搬送処理と、
    前記テスト分類手段を用いて、前記搬送処理において搬送されるデバイスの特性を検査し、この検査結果に応じてデバイスのランク付けを行うテスト分類処理と、
    前記テーピング手段を用いて、前記テスト分類処理により特定されたランクのうちのテーピング梱包可能な数のランクのデバイスを梱包するテーピング処理と、
    前記再貼付手段を用いて、前記テーピング処理により梱包された以外のデバイスを、前記搬送処理から受け取り、前記再貼付シート保持手段によって保持された第2の粘着シートに再度前記搬送手段により搬送させるために貼り付ける再貼付け処理と、
    を実行することを特徴とする分類搬送方法。
  12. 部品供給手段と、ピックアップ手段と、搬送手段と、テスト分類手段と、テーピング手段と、再貼付手段と、再貼付シート保持手段と、を備えた分類搬送装置を制御して分類搬送機能を実現する分類搬送プログラムであって、
    前記部品供給手段に、第1の粘着シートに個片に貼着されたデバイスを供給させる部品供給処理と、
    前記ピックアップ手段に、前記第1の粘着シートから、デバイスを個片に取り出させるピックアップ処理と、
    前記搬送手段に、前記ピックアップ処理においてピックアップされたデバイスを受け取り、このデバイスを保持しながら搬送させる搬送処理と、
    前記テスト分類手段に、前記搬送処理において搬送されるデバイスの特性を検査し、この検査結果に応じてデバイスのランク付けを行わせるテスト分類処理と、
    前記テーピング手段に、前記テスト分類処理により特定されたランクのうちのテーピング梱包可能な数のランクのデバイスを梱包させるテーピング処理と、
    前記再貼付手段に、前記テーピング処理により梱包された以外のデバイスを、前記搬送処理から受け取り、前記再貼付シート保持手段によって保持された第2の粘着シートに再度前記搬送手段により搬送させるために貼り付ける再貼付け処理と、
    を実行することを特徴とする分類搬送プログラム。
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