JP2006153673A - 半導体テスト装置のクリーニング部材、半導体製造装置および半導体テストシステム - Google Patents

半導体テスト装置のクリーニング部材、半導体製造装置および半導体テストシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 テスト装置のコンタクトピンのクリーニングを自動的に行えるようにする。
【解決手段】 半導体装置30を吸着して該半導体装置の検査を行うテスト装置(又はテスト工程)20に搬送し、該テスト装置のコンタクト部23に接触させる半導体製造装置において用いられるクリーニング部材50は、コンタクト部をクリーニングするクリーニング部52と、半導体製造装置により吸着される被吸着部51とを有する。該クリーニング部材は、半導体製造装置によりテスト装置に搬送されることにより、コンタクト部をクリーニングする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、半導体製造装置に関し、特に、半導体装置を吸着してテスト装置に搬送する装置において用いられる該テスト装置をクリーニングするための部材に関する。
半導体製造装置の一例としてのハンドラは、半導体製造プロセスにおける組立工程(後工程)後に行われる検査工程で使用され、組立完了した半導体装置(例えば、Chip Size Package)の動作や電気的特性を自動的にテスト装置に搬送し、さらにテスト結果に基づいて自動的に分類し、トレイに収納する装置である。
このようなハンドラでは、搬送ヘッドにおいて、空気負圧を利用して半導体装置を吸着し、該吸着した半導体装置をテスト装置に設けられたソケット上に搬送する。そして、該ソケット内のコンタクトピンに該半導体装置の端子を接触させるように該半導体装置を押し付ける。
特開平11−333775号公報(段落0002〜0003等)
しかしながら、図9に示すように、半導体装置の端子31をソケットのコンタクトピン23に押し付けると、該端子から酸化した半田かす等の不要物90がコンタクトピン23に付着する。この不要物90をコンタクトピン23に付着したままにしておくと、半導体装置の端子31とコンタクトピン23との接触不良を引き起こすおそれがある。このため、従来は、作業者が手作業でブラシ、エアブロー又は負圧吸引等により、定期的にコンタクトピンのクリーニング作業を行っている。したがって、該クリーニング作業が、テスト工程の長時間の無人化の妨げになっている。
また、クリーニング作業は、ハンドラの動作を停止させた状態で行い、かつある程度の長時間(10〜30分程度)を要するため、テスト工程が大幅に遅れる要因にもなっている。
本発明は、テスト装置のコンタクトピンのクリーニングを自動的かつ迅速に行えるようにしたクリーニング部材およびこれを用いた半導体製造装置、半導体テストシステムを提供することを目的の1つとしている。
上記の目的を達成するために、1つの観点としての本発明は、半導体装置を吸着して該半導体装置の検査を行うテスト装置に搬送し、該テスト装置のコンタクト部に接触させる半導体製造装置において用いられるクリーニング部材であって、コンタクト部をクリーニングするクリーニング部と、半導体製造装置により吸着される被吸着部とを有する。そして、該クリーニング部材は、半導体製造装置によりテスト装置に搬送されることにより、コンタクト部をクリーニングする。
また、他の観点としての本発明の半導体製造装置および半導体テストシステムは、半導体装置を吸着して該半導体装置の検査を行うテスト装置に搬送し、該テスト装置のコンタクト部に接触させる搬送部と、コンタクト部をクリーニングするクリーニング部材とを有する。そして、搬送部は、クリーニング部材を吸着してテスト装置に搬送し、該クリーニング部材によるコンタクト部のクリーニングを行う。
本発明によれば、半導体製造装置による半導体装置の吸着およびテスト装置への搬送と同様の動作によって、クリーニング部材によるテスト装置のコンタクト部のクリーニングを自動運転によって行うことができる。したがって、半導体装置のテスト工程の長時間における無人自動化が可能になる。さらに、クリーニング時に半導体製造装置の動作を停止させる必要がないので、テスト工程の遅延を回避することができる。
なお、クリーニング部材を半導体装置に対応した形状およびサイズとすることにより、半導体製造装置における半導体装置の扱いと同様にクリーニング部材を扱うことができる。例えば、クリーニング部材を、半導体装置を収納するために用いられる収納部材と同等の収納部材から搬送させることができる。そして、半導体装置の種類(形状およびサイズ)に対応したクリーニング部材を用意しておくことにより、検査する半導体装置が変更されてもコンタクト部のクリーニングを容易かつ確実に行うことができる。
また、クリーニング部材のクリーニング部を、粘着性を有する材料を用いて形成することにより、クリーニング部をコンタクト部に接触させる又は押し付けるだけでコンタクト部から半田かす等の不要物を除去することができ、また不要物を周囲にまき散らすことなくコンタクト部のクリーニングを行うことができる。
また、半導体装置のテスト装置への搬送を所定回数行うごとに、クリーニング部材のテスト装置への搬送を行うよう半導体製造装置を制御することにより、半導体装置の種類(コンタクト部への半田かすの付着し易さ等)に応じた適正な頻度で、コンタクト部のクリーニングを自動的に行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例である半導体製造装置としてのハンドラの全体構成を示している。図1において、1はハンドラ、2は該ハンドラの基準面となる基台である。基台2上には、後述する第1から第4の搬送ユニット4〜7が搭載されている。
第1の搬送ユニット4は、基台2上の図中の左側に積載されたトレイ3をベルト駆動により1枚ずつ図中右側(X方向)に搬送する。トレイ3上には、後述するテスト装置20によりその動作や電気的特性が検査(試験)される半導体装置としてのCSP(Chip Size Package)、WL(Wafer-Level)−CSP、BGA(Ball Grid Array)、SIP(Single in-line Package)、DIP(Dual in-line Package)、SOJ(Small Out line J-lead Package)、SOP(Small out-line Package)、QFP(Quad Flat Package)、PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)等、端子が露出している半導体パッケージが所定個数ずつ整列して搭載されている。
第2の搬送ユニット5は、第1の搬送ユニット4により右端まで搬送されたトレイ3上から半導体パッケージを所定個ずつ空気負圧により吸着して、ベルト駆動により第3の搬送ユニット6の供給トレイ上に供給する。第3の搬送ユニット6は、複数の半導体パッケージが搭載された供給トレイをベルト駆動により図の紙面に対して垂直な方向(Y方向)に搬送する。その搬送先の上方には、第4の搬送ユニット7が設けられている。
第4の搬送ユニット(搬送部)7は、図2にも示すように、XY面内での移動やZ軸方向への上下動やZ軸回りでの回転等の動作が可能な2本のアーム8のそれぞれの下端に搬送ヘッド10を備えて構成されている。
各搬送ヘッド10は、吸着ノズル(吸着部)105を搭載して構成されている。該吸着ノズル105には、不図示の負圧発生装置から空気負圧が導入され、半導体パッケージ30の上面を吸着する。本実施例では、1つの搬送ヘッド10に4つの吸着ノズル105が搭載されており、各搬送ヘッド10は、一度に4個の半導体パッケージ30を吸着することができる。この状態で一方のアーム8が駆動されることにより、4個の半導体パッケージ30がテスト装置20のテストヘッド21に設けられた4個のソケット22上に搬送され、各半導体パッケージ30を各ソケット22に対して押し付ける。
このとき、ソケット22に対して押し付けられた半導体パッケージ30の中心が該ソケット22の中心に略一致していれば、半導体パッケージ30の底面に複数形成された端子31が、ソケット22内に設けられた複数のコンタクトピン(コンタクト部)23に正しく接触し、テスト装置20による適正な検査が行われる。このため、吸着ノズル105による半導体パッケージ30の吸着前や吸着後に、不図示の位置合わせ用治具を用いて、半導体パッケージ30の中心を搬送ヘッド10の所定位置(ソケット22の中心に対応する位置)に位置合わせを行うようにしている。
具体的には、半導体パッケージ30に対応したサイズを有する穴が形成された位置合わせ用治具を用い、半導体パッケージを該穴に落とし込んで位置合わせをする方式や、半導体パッケージ30に対応した突き当て面を設けた治具を用い、半導体パッケージの片側をその突き当て面に突き当てることによって位置合わせをする方式がある。
半導体パッケージ30の検査が終了すると、該半導体パッケージ30の吸着状態を維持したまま再びアーム8が動作して、検査結果に応じて半導体パッケージ30を別々の分類トレイ(図示せず)上に搬送する。分類トレイに搭載された検査済みの半導体パッケージ30は、不図示の第5の搬送ユニットにより所定の収納位置に搬送されて収納される。
このように、本実施例のハンドラ1は、検査対象の半導体パッケージ30を第4の搬送ユニット7に供給し、該第4の搬送ユニット7により半導体パッケージ30をテストヘッド21上にセットし、さらに検査済みの半導体パッケージ30を検査結果に応じて分類、収納する機能を有し、該機能に関する動作を全自動で行う装置である。なお、各搬送ユニットの動作は、ハンドラ1の基台2の下方に搭載されたコンピュータ等により構成されるコントローラ160によりプログラム制御される。そして、該ハンドラ1とテスト装置20により、半導体パッケージのテストシステムが構成される。
ここで、前述したように、半導体パッケージ30の端子31をテスト装置20のコンタクトピン23に押し付けると、半田かす等の不要物が該コンタクトピン23に付着するので、定期的にコンタクトピン23をクリーニングして該不要物を除去する必要がある。本実施例では、半導体パッケージ30と同様に吸着ヘッド10により吸着したクリーニング部材をテスト装置20に搬送することで、コンタクトピン23のクリーニングを行う。
図3は、半導体パッケージのテスト工程において、4つの吸着ノズル105のすべてに半導体パッケージ30が吸着され、クリーニング工程では4つの吸着ノズル105のすべてにクリーニング部材50が吸着された状態を示している。
図4(A)には、半導体パッケージ30の外観形状の側面図と下面図を示している。半導体パッケージ30の下面には、複数のボール状の端子31が二次元的に形成されている。この半導体パッケージ30の下面視(上面視でも同様である)における外形形状は、a×bのサイズを有する矩形である。
図4(B)には、クリーニング部材50の外観形状を示している。このクリーニング部材50は、ベース部材51と、該ベース部材51の下面に設けられたクリーニング部としての粘着部材52とにより構成されている。粘着部材52としては、日本ミクロコーティング社製(商品名ニードルドレッサー)、日本マイクロニクス社製、日本電子材料社製(商品名クリーニングシート)等の粘着性シートを用いることができる。
また、クリーニング部材50は、図4(A)に示す半導体パッケージ30に対応した形状およびサイズを有する。ここにいう形状およびサイズは、主として上面又は下面から見たときの外形に関するものであり、クリーニング部材50の下面視(上面視でも同様である)における外形形状は、半導体パッケージ30の外形形状と略同じであり、a×bのサイズを有する矩形である。なお、上面視又は下面視での外形およびサイズが略同じであれば、半導体パッケージ30とクリーニング部材50の厚さtについては略同じであってもよいし、多少異なっていてもよい。なお、「略」とは、ソケット22に対する押し付けが可能な許容範囲の誤差を含む意味である。また、粘着部材52の外形形状は、ベース部材51の外形形状と略同じでもよいし、若干大きくてもよい。また、粘着部材52の外形形状は、全コンタクトピンに接触する範囲の大きさを有すればよいため、ベース部材51よりも小さくてもよい。
図4(C)には、半導体パッケージ30のテスト工程を示している。前述したように、搬送ヘッド10に設けられた吸着ノズル105によって上面が吸着された半導体パッケージ30は、搬送ヘッド10の下動によってソケット22に押し付けられる。これにより、半導体パッケージ30の端子31がソケット22内のコンタクトピン23に押し付けられ(接触し)、テスト装置20によるテストが行われる。
また、図4(D)には、 コンタクトピン23のクリーニング工程を示している。前述したように、搬送ヘッド10に設けられた吸着ノズル105によって、被吸着部としてのベース部51の上面が吸着されたクリーニング部材50は、搬送ヘッド10の下動によってソケット22に押し付けられる。これにより、クリーニング部材50の粘着部材52がコンタクトピン23に押し付けられる(接触する)。
このときの様子を、図7(A)に示す。粘着部材52がコンタクトピン23の先端に押し付けられている。この状態では、コンタクトピン23が粘着部材52に突き刺さるか又は粘着部材52がコンタクトピン23の先端を覆うように変形する。そして、コンタクトピン23の先端に不要物90が付着している場合には、粘着部材52がこの不要物90に押圧状態で接触する。このため、図7(B)に示すように、搬送ヘッド10が上動し、クリーニング部材50がソケット22から離脱すると、不要物90は粘着部材52の粘着性によって保持され、コンタクトピン23から除去される。
このように、本実施例では、テスト装置20のソケット22に対する半導体パッケージ30の押し付け動作と同様に、クリーニング部材50をソケット22に対して押し付けることにより、コンタクトピン23のクリーニングが行われる。
図5(A),(B)には、ハンドラ1において、半導体パッケージ30とクリーニング部材50とが、第3の搬送ユニット6から第4の搬送ユニット7に供給され、さらにテスト装置20に搬送され、その後テスト装置20から取り出される様子を比較して示している。
まず図5(A)に示す半導体パッケージ30のテスト工程において、60は第3の搬送ユニット6により第4の搬送ユニット7に対して供給される複数の半導体パッケージ30が搭載(収納)された供給トレイである。該供給トレイ60には、半導体パッケージ30の外形と同形状であるが若干サイズの大きな凹部61が複数形成されており、各凹部61に半導体パッケージ30が収納された状態で第4の搬送ユニット7に対して供給される(PKG供給)。
次に、第4の搬送ユニット7は、搬送ヘッド10の吸着ノズル105によって供給トレイ60上の半導体パッケージ30を吸着し、前述した半導体パッケージを落とし込む方式や突き当て面に突き当てる方式による位置合わせ用治具80を用いて搬送ヘッド10の所定位置に対する半導体パッケージ30の位置合わせを行う(PKG位置合わせ)。なお、この位置合わせは、半導体パッケージ30の吸着前に行ってもよい。
そして、第4の搬送ユニット7は、位置合わせを行った半導体パッケージ30をテスト装置20のテストヘッド21に設けられたソケット22上に搬送し、先に図4(C)を用いて説明したように、半導体パッケージ30の端子31をコンタクトピン23に押し付けて、テスト装置20による検査を行わせる(PKGテスト)。
検査が終了すると、第4の搬送ユニット7は、ソケット22上から半導体パッケージ30を取り出し、取り出しトレイ65上に搬送する。取り出しトレイ65には、供給トレイ60に形成された凹部61と同形状および同サイズの凹部66が形成されており、第4の搬送ユニット7は、検査済みの半導体パッケージ30をこの凹部66内に搬送して収納する(PKG取り出し)。但し、検査において動作不良等が発見された半導体パッケージ30は、取り出しトレイ65とは異なる取り出しトレイ(図示せず)に搬送され、収納される。
一方、図5(B)に示すコンタクトピン23のクリーニング工程において、70は第3の搬送ユニット6により第4の搬送ユニット7に対して供給される複数のクリーニング部材50が搭載(収納)された収納部材としての供給トレイである。該供給トレイ70は、基本的に図5(A)に示した供給トレイ60と同等のものである。すなわち、供給トレイ70は、全体として半導体パッケージ用の供給トレイ60とほぼ同じ形状を有し、該供給トレイ70には、半導体パッケージ30と外形形状およびサイズが略同じであるクリーニング部材50の外形と同形状で若干サイズの大きな凹部71が複数形成されている。そして、各凹部71にクリーニング部材50が収納された状態で第4の搬送ユニット7に対して供給される。この動作は、図5(A)中の「PKG供給」での動作と同じである。
次に、第4の搬送ユニット7は、搬送ヘッド10の吸着ノズル105によって供給トレイ70上のクリーニング部材50を吸着して取り出す。なお、この取り出しを容易にするために、各凹部71の底面に、粘着部材52が貼り付きにくくなるような加工を施したり、貼り付き防止シートを貼り付けておいたりしておくとよい。そして、前述した位置合わせ用治具80を用いて搬送ヘッド10の所定位置に対するクリーニング部材50の位置合わせを行う。この動作は、図5(A)中の「PKG位置合わせ」と同じ動作である。なお、この位置合わせは、半導体パッケージ30の位置合わせが吸着前に行われる場合は、それに合わせてクリーニング部材50の吸着前に行ってもよい。
そして、第4の搬送ユニット7は、位置合わせを行ったクリーニング部材50をテスト装置20のテストヘッド21に設けられたソケット22上に搬送し、先に図4(D)を用いて説明したように、クリーニング部材50の粘着部材52をコンタクトピン23に押し付ける。この動作は、図5(A)中の「PKGテスト」での動作と同じである。
その後、第4の搬送ユニット7は、ソケット22上からクリーニング部材50を取り出し、取り出しトレイ75上に搬送する。取り出しトレイ75には、供給トレイ70上に形成された凹部71と同形状および同サイズの凹部76が形成されており、第4の搬送ユニット7は、この凹部76内にクリーニング部材50を搬送して収納する。この動作は、図5(A)中の「PKG取り出し」における動作不良の半導体パッケージ30の取り出し動作と同じである。但し、使用済みのクリーニング部材50を供給トレイ70における元の凹部71に戻すようにしてもよい。
このように、本実施例では、半導体パッケージ30のテスト工程と同様の第4の搬送ユニット7の動作によって、クリーニング部材50を用いたコンタクトピン23のクリーニング工程が実施される。クリーニング部材50によってコンタクトピン23から除去された不要物90は、クリーニング部材50により保持されたまま、クリーニング部材50とともに取り出しトレイ75に収納されるので、該クリーニングによって不要物90がハンドラ1やテスト装置20の周囲にまき散らされることはない。
図6には、種々の半導体パッケージとクリーニング部材との形状およびサイズの対応関係の例(図の上段)と、該半導体パッケージおよびクリーニング部材のコンタクトピンへの押し付けの様子(図の下段)とを示している。
図6(A)には、パッケージ本体の外周四方に端子リード131が、Z字状に形成された所謂ガルウイング形状をした半導体パッケージ130を示している。パッケージ本体の上面視における外形形状は、e×fのサイズを有する矩形である。また、端子リード131を含む該半導体パッケージの外形の上面視における外形形状は、c×dのサイズを有する矩形である。
この半導体パッケージ130の検査のために、テスト装置20上には該半導体パッケージ130専用のソケット122(コンタクトピン123)が備えられ、図4(C),図5(A)にて説明したのと同様にして該半導体パッケージ130のテストが行われる。
一方、図6(B)には、図6(A)に示した半導体パッケージ130に対応するクリーニング部材150を示している。このクリーニング部材150は、先に説明したクリーニング部材50と同様に、ベース部材151と粘着部材152とにより構成されている。ベース部材151のうち吸着ノズル105によって吸着される部分の上面視における外形形状は、e×fのサイズを有する矩形である。また、ベース部材151における該被吸着部分よりも外側部分および粘着部材152の外形形状は、c×dのサイズを有する矩形である。このクリーニング部材150を用いて、図4(D),図5(B)にて説明したのと同様にして、コンタクトピン123のクリーニングが行われる。
また、図6(C)には、下面における2つの側縁部にJ形の端子231が一次元的に配列された半導体パッケージ230を示している。該半導体パッケージ230の上面視における外形形状は、g×hのサイズを有する矩形である。
この半導体パッケージ230の検査のために、テスト装置20上には該半導体パッケージ230専用のソケット222(コンタクトピン223)が備えられ、図4(C),図5(A)にて説明したのと同様にして該半導体パッケージ230のテストが行われる。
一方、図6(D)には、図6(C)に示した半導体パッケージ230に対応するクリーニング部材250を示している。このクリーニング部材250は、先に説明したクリーニング部材50と同様に、ベース部材251と粘着部材252とにより構成されている。このクリーニング部材250の上面視における外形形状は、g×hのサイズを有する矩形である。このクリーニング部材250を用いて、図4(D),図5(B)にて説明したのと同様にして、コンタクトピン223のクリーニングが行われる。
このように、検査を行う半導体パッケージの種類(形状およびサイズ)に対応したクリーニング部材を用意しておくことにより、検査する半導体パッケージが変更されてもコンタクトピンのクリーニングを容易かつ確実に行うことができる。
次に、図8のフローチャートを用いて、上記実施例のハンドラ1の動作について説明する。この動作は、コントローラ160によりプログラムに従って制御される。
ステップ(図ではSと略す)1において、該ハンドラ1の操作者は、コントローラ160に設けられた又は接続された不図示の入力装置を介して、半導体パッケージ30のテスト装置への搬送(つまりは半導体パッケージ30のテスト)を何回するごとにコンタクトピン23のクリーニングを行うかを設定するために、テスト回数Aをコントローラ160に入力する。このテスト回数Aは、半導体パッケージの種類(コンタクトピンへの不要物の付着し易さ等)に応じた適正な頻度となるように、操作者が任意に決めることができる。
次に、ステップ2において、コントローラ160は、第1〜3の搬送ユニット4〜6の駆動を制御して、検査対象の半導体パッケージ30が搭載された供給トレイ(図5(A)参照)を第4の搬送ユニット7に対して供給し、さらに第4の搬送ユニット7の駆動を制御して、図5(A)にて説明したように、半導体パッケージ30の吸着および位置合わせを経て、テスト装置20のソケット22に対して半導体パッケージ30を押し付ける。また、コントローラ160は、半導体パッケージ30をテスト装置20に何回搬送したか(すなわち、何回テストしたか)を積算するカウンタをインクリメントする。
次に、ステップ3において、テスト装置20による半導体パッケージ30の検査が終了したと判別すると、コントローラ160は、ステップ4において、第4の搬送ユニット7の駆動を制御し、半導体パッケージ30をテスト装置20のソケット22から取り出し、検査結果に応じた取り出しトレイ(図5(A)参照)に収納する。
次に、ステップ5において、コントローラ160は、上記カウンタの値がステップ1で入力されたテスト回数Aに達したか否かを判別し、まだ達していない場合は、ステップ2に戻り、次回の半導体パッケージ30のテスト装置20への搬送および検査後の取り出しを行う。一方、カウンタの値がテスト回数Aに達した場合は、ステップ6に進む。
ステップ6では、第1〜3の搬送ユニット4〜6の駆動を制御して、クリーニング部材50が搭載された供給トレイ(図5(B)参照)を第4の搬送ユニット7に対して供給し、さらに第4の搬送ユニット7の駆動を制御して、図5(B)にて説明したように、クリーニング部材50の吸着および位置合わせを経て、テスト装置20のソケット22に対してクリーニング部材50を押し付ける。また、コントローラ160は、上記カウンタをリセットする。
次に、ステップ7において、コントローラ160は、第4の搬送ユニット7の駆動を制御し、クリーニング部材50をテスト装置20のソケット22から取り出し、取り出しトレイ(図5(B)参照)に収納する。
そして、コントローラ160は、ステップ8において、検査対象の半導体パッケージがまだ残っているか否かを判別し、残っている場合にはステップ2に戻り、すべての半導体パッケージの検査が終了した場合には本フローを終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、設定された任意の頻度で、半導体パッケージのテスト行程と同様の動作によってクリーニング部材をテスト装置に自動的に搬送し、ソケット(コンタクトピン)に押し付けることにより、コンタクトピンのクリーニングを行うので、半導体パッケージのテスト工程を長時間、無人自動化することができる。
なお、上記実施例では、粘着部材によってコンタクトピンをクリーニングするクリーニング部材を用いた場合について説明したが、本発明は、それ以外の方法でコンタクトピンをクリーニングするクリーニング部材を、搬送ヘッドにより吸着し、テスト装置に搬送するものを含む。
また、上記実施例では、1つの搬送ヘッド10により4個の半導体パッケージ30又はクリーニング部材50を吸着搬送する場合について説明したが、本発明において、搬送ヘッドに吸着できる半導体パッケージ又はクリーニング部材の数は4個に限らず、1個から3個でも、5個以上でもよい。
また、本発明の実施形態は、上記実施例にて説明した構成に限らず、適宜変更が可能である。例えば、上記実施例では、テスト装置とハンドラ装置とが別の装置である場合について説明したが、テスト装置とハンドラ装置とが一体となった装置にも同様に適用できる。この場合、ハンドラ装置の部分は、テスト装置の部分、すなわちテスト工程に半導体パッケージやクリーニング部材を搬送する。
本発明の実施例1における半導体製造装置の全体構成を示す側面図。 実施例1における半導体製造装置の第4搬送ユニットの構成を示す側面図。 実施例1における半導体製造装置の搬送ヘッドおよびテストヘッドの概略構成を示す図。 実施例1における半導体パッケージ(A)およびクリーニング部材(B)の外観を示す図と、半導体パッケージのテスト工程(C)およびコンタクトピンのクリーニング工程(D)を示す図。 実施例1における半導体パッケージのテスト工程(A)およびコンタクトピンのクリーニング工程(B)を示す図。 実施例1における半導体パッケージとクリーニング部材との対応関係を示す図。 実施例1におけるコンタクトピンのクリーニングの様子を示す図。 実施例1における半導体製造装置の動作手順を示すフローチャート。 コンタクトピンが汚れる様子を示す図。
符号の説明
1 ハンドラ
4〜7 搬送ユニット
8 アーム
10 搬送ヘッド
20 テスト装置
21 テストヘッド
22,122,222 ソケット
23,123,223 コンタクトピン
30,130,230 半導体パッケージ
31,131,231 端子
50,150,250 クリーニング部材
51,151,251 ベース部材
52,152,252 粘着部材
60,70 供給トレイ
61,71 取り出しトレイ
80 不要物
105 吸着ノズル

Claims (7)

  1. 半導体装置を吸着して該半導体装置の検査を行うテスト装置に搬送し、該テスト装置のコンタクト部に接触させる半導体製造装置において用いられるクリーニング部材であって、
    前記コンタクト部をクリーニングするクリーニング部と、
    前記半導体製造装置により吸着される被吸着部とを有し、
    前記半導体製造装置により前記テスト装置に搬送されることにより、前記コンタクト部をクリーニングすることを特徴とするクリーニング部材。
  2. 前記クリーニング部は、粘着性を有し、前記コンタクト部に対して接触する又は押し付けられることにより前記コンタクト部をクリーニングすることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング部材。
  3. 前記クリーニング部は、前記半導体装置に対応した形状およびサイズを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーニング部材。
  4. 半導体装置を吸着して該半導体装置の検査を行うテスト装置に搬送し、該テスト装置のコンタクト部に接触させる搬送部と、
    前記コンタクト部をクリーニングするクリーニング部材とを有し、
    前記搬送部は、前記クリーニング部材を吸着して前記テスト装置に搬送し、該クリーニング部材による前記コンタクト部のクリーニングを行うことを特徴とする半導体製造装置。
  5. 前記クリーニング部材は、粘着性を有するクリーニング部を有し、
    前記搬送部は、前記クリーニング部を前記コンタクト部に対して接触させる又は押し付けることにより前記コンタクト部をクリーニングすることを特徴とする請求項4に記載の半導体製造装置。
  6. 前記搬送部を、前記半導体装置の前記テスト装置への搬送を所定回数行うごとに前記クリーニング部材の前記テスト装置への搬送を行うよう制御する制御部を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の半導体製造装置。
  7. 請求項4から6のいずれか1つに記載の半導体製造装置と、
    該半導体製造装置により搬送された半導体装置を検査するテスト装置とを有することを特徴とする半導体検査システム。
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