JP5492016B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、合成樹脂製の内カバー及びこれを覆う金属製の外カバーを有する消しゴムキャップを備えた筆記具に関する。
従来、軸筒の後端の位置に消しゴムを備えた筆記具には、通常、消しゴムを覆う消しゴムキャップが装着される。より詳細には、軸筒後端に筒状の消しゴム保持部が形成され、この中に消しゴムが挿入されるのだが、消しゴムキャップはこの消しゴム保持部ごと覆うことで消しゴムも覆うこととなっている。
この消しゴムキャップは金属のプレス成形で筒状に形成された1部材から成るものが一般的であったが、特許文献1及び2に記載の技術のように、内カバーと外カバーとの2部材の組み合わせで形成されるものもある。
特許文献1記載の消しゴムキャップは、先端部分に前後方向に切り欠かれたスリットが形成され、このスリットは内カバーと外カバーとを貫いている。そして、消しゴム保持部に装着される際、このスリットによって、消しゴムキャップの弾性変形を容易にすることを意図している。
一方、特許文献2記載の消しゴムキャップは、内カバーが合成樹脂で形成され、外カバーが金属で形成されている。そして、内カバーには上記特許文献1に開示の技術と同様のスリットが形成され、このスリットで装着時の内カバーの弾性変形を図っている。
実開昭57−39278号公報(第5図) 特開2010−111063号公報
ところで、特許文献1記載の消しゴムキャップでは、内カバーが金属にて形成された場合に、合成樹脂製の消しゴム保持部に消しゴムキャップの着脱を繰り返すうちに消しゴム保持部の係合部位が内キャップによって磨耗し、消しゴムキャップが消しゴム保持部から外れやすくなるという問題があった。
また、特許文献2記載の消しゴムキャップでは、合成樹脂製の内カバーの一部が外側に露出しているため、高級感のある金属の質感が出せないという問題があった。
さらに、特許文献1及び2に記載の消しゴムキャップでは、少なくとも内カバーに設けられたスリットによって装着時の弾性変形を確保している。しかし、繰り返し着脱しているうちに弾性疲労によりスリットが広がった状態のままで復元されにくくなり、これにより消しゴム保持部との嵌合が緩くなってしまうという問題もあった。
そこで、本発明は、合成樹脂製の消しゴム保持部の係合部位が磨耗しにくく、さらに着脱を繰り返しても消しゴムキャップの嵌合力が弱まらず、かつ、消しゴムキャップに高級感のある金属の質感を持たせた筆記具を提供することを第1の課題とする。
また、本発明は、上記第1の課題に加え、消しゴム保持部と内カバーとの係合部分の破損を防止した筆記具を提供することを第2の課題とする。
上述のように、特許文献1記載の消しゴムキャップでは、外カバーに内カバーを圧入嵌合させるようになっている。また、特許文献2記載の消しゴムキャップでは、外カバーに内カバーの一部を圧入嵌合させるとともに、内カバーの外鍔に外カバーの端部を当接させて組み立てるようになっている。そのため、これらの消しゴムキャップでは、内カバーと外カバーとの組み立てに不具合を生じさせないために、公差を厳しくしなければならず、製造コストがかかるという問題があった。
そこで、本発明は、上記第1又は第2の課題に加え、内カバー及び外カバーの公差をあまり厳密に設計しなくても済むような筆記具を提供することを第3の課題とする。
また、本発明は、上記第1、第2又は第3の課題に加え、内キャップと外キャップとが確実に固定される筆記具を提供することを第4の課題とする。
また、本発明は、上記第1、第2、第3又は第4の課題に加え、消しゴム保持部に対して消しゴムキャップを斜めに被せていっても正しく装着することができる筆記具を提供すること第5の課題とする。
また、本発明は、上記第1、第2、第3、第4又は第5の課題に加え、つかみやすい消しゴムキャップを備えた筆記具を提供することを第6の課題とする。
また、本発明は、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の課題に加え、消しゴムキャップを誤飲した際に窒息することを防止した筆記具を提供することを第7の課題とする。
(1)第1の発明
前記第1の課題を解決するために、本発明のうち第1の発明は、
筒状の軸筒と、
前記軸筒の後端に位置し、消しゴムを保持する消しゴム保持部と、
前記消しゴム保持部に着脱自在に装着される消しゴムキャップとを備えた筆記具であって、
前記消しゴム保持部は合成樹脂にて形成され、
前記消しゴムキャップは、合成樹脂製の内カバーと、前記内カバーの外周全体を覆う金属製の外カバーとを備え、
前記消しゴム保持部の外周には外方突出部が形成され、
前記内カバーの内周には内方突出部が形成され、
前記消しゴムキャップが前記消しゴム保持部に装着されると、前記内方突出部が前記外方突出部を乗り越えたその直前に位置することで、前記消しゴムキャップと前記消しゴム保持部とが係合することを特徴とする。
「筆記具」とは、たとえばシャープペンシルが挙げられる。また、「筆記具」には、シャープペンシルリフィル及びその他の筆記体(たとえばボールペンリフィルなど)を備えた複式筆記具が含まれる。
「先端」とは、軸筒に設けられるシャープペンシルリフィルなどの筆記部分が存在する側の端部を意味する。一方、「後端」とは、前記先端と反対側の端部を意味する。
また、消しゴムキャップの先端及び後端の定義は、消しゴム保持部に装着した位置関係において、軸筒の先端及び後端と一致する。そして、その先端に向かう方向が前方となり、その反対方向が後方となる。
「消しゴム保持部」は、たとえば、ABS樹脂のような合成樹脂によって形成される。
消しゴム保持部は、軸筒と一体に形成されてもよいし、軸筒と別体に形成されて軸筒の後端に取り付けられてもよい。また、消しゴム保持部は、軸筒以外の部材、たとえば筆記体の後端に設けられ、軸筒の後端に位置するように形成されてもよい。
「内カバー」は、たとえば、ポリプロピレンのような合成樹脂によって形成される。
「外カバー」は、たとえば、真鍮のような金属によって形成される。
「前記内方突出部が前記外方突出部を乗り越えたその直前に位置する」とは、内方突出部が外方突出部に隣接するとともに、外方突出部よりも軸筒の先端側に位置することを意味する。
(2)第2の発明
前記第2の課題を解決するために、本発明のうち第2の発明は、前記第1の発明の特徴に加え、
前記外カバーの内周と前記内カバーの外周との間における前記内方突出部に対応する位置には、緩衝空間が設けられていることを特徴とする。
(3)第3の発明
前記第3の課題を解決するために、本発明のうち第3の発明は、前記第1又は第2の発明の特徴に加え、
前記内カバーの外周には複数の外周突起部が周方向に形成され、
前記外カバーの内周には、周方向の溝である内周溝が形成され、
前記内カバーが前記外カバーに装着されると、前記外周突起部が前記内周溝に係止することで、前記内カバーと前記外カバーとが係合することを特徴とする。
(4)第4の発明
前記第4の課題を解決するために、本発明のうち第4の発明は、前記第1、第2又は第3の発明の特徴に加え、
前記内カバーの外周における外周突起部よりも後端側の位置には、複数個のリブが周方向に形成され、
前記外カバーの内周における前記リブに対応する位置には、後端方向へかけて縮径されたテーパー部が形成され、
前記内カバーが前記外カバーに装着されると、前記リブが前記テーパー部により押圧されることを特徴とする。
(5)第5の発明
前記第5の課題を解決するために、本発明のうち第5の発明は、前記第1、第2、第3又は第4の発明の特徴に加え、
前記内カバーの内周における内方突出部よりも後端側の位置には、複数個の凸部が周方向に形成され、
前記内カバーが前記消しゴム保持部に装着されると、前記凸部が前記消しゴム保持部の外周に圧着されることを特徴とする。
(6)第6の発明
前記第6の課題を解決するために、本発明のうち第6の発明は、前記第1、第2、第3、第4又は第5の発明の特徴に加え、
外カバーの外周には、周方向の溝である外周溝が形成されたことを特徴とする。
(7)第7の発明
前記第7の課題を解決するために、本発明のうち第7の発明は、前記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の発明の特徴に加え、
前記消しゴムキャップには、前記外カバーにおける後端の位置を貫通する外カバー通気孔と、前記内カバーにおける後端の位置を貫通する内カバー通気孔とが形成され、
外カバー通気孔と内カバー通気孔との間を空気が通うように形成されたことを特徴とする。
本発明は、上述のように構成されているので、以下に記す効果を奏する。
すなわち、本発明のうち第1の発明によると、消しゴム保持部及び消しゴムキャップの内カバーは合成樹脂にて形成されている。そのため、消しゴム保持部に消しゴムキャップの着脱を繰り返しても、消しゴム保持部の外方突出部が磨耗しにくい。また、第1の発明に係る消しゴムキャップはスリットを備えていない。したがって、消しゴム保持部に着脱を繰り返しても消しゴムキャップの嵌合力が低下しにくい。また、第1の発明に係る消しゴムキャップでは、金属製の外カバーが合成樹脂製の内カバーの外周全体を覆うように形成されている。これにより、消しゴムキャップに高級感のある金属の質感を持たせることができる。
また、本発明のうち第2の発明によると、上記第1の発明の効果に加え、以下に記す効果を奏する。すなわち、外カバーの内周と内カバーの外周との間における内方突出部に対応する位置には、緩衝空間が設けられている。そして、消しゴム保持部に消しゴムキャップを着脱する場合において、内カバーの内方突出部が消しゴム保持部の外方突出部を乗り越える際に、内カバーが緩衝空間に向けて弾性変形するようになっている。これにより、内方突出部及び外方突出部への負荷が軽減できることから、この係合部分が破損することを防止できる。
また、本発明のうち第3の発明によると、上記第1又は第2の発明の効果に加え、以下に記す効果を奏する。すなわち、内カバーの外周突起部が外カバーの内周溝に係止することで、内カバーと外カバーとが係合するようになっている。これにより、内カバー及び外カバーの公差をあまり厳密にしなくても済むようになり、製造コストを抑制することができる。
また、本発明のうち第4の発明によると、上記第1、第2又は第3の発明の効果に加え、以下に記す効果を奏する。すなわち、内カバーが外カバーに装着されると、内カバーの外周突起部が外カバーの内周溝に係止するとともに、リブが外カバーのテーパー部に押圧されるようになっている。これにより、内キャップと外キャップとを確実に固定することができる。
また、本発明のうち第5の発明によると、上記第1、第2、第3又は第4の発明の効果に加え、以下に記す効果を奏する。すなわち、消しゴム保持部に対して消しゴムキャップを斜めに被せていくと、内カバーの凸部が消しゴム保持部の後端縁に当接し、この後端縁に案内されて消しゴムキャップが徐々に立ち上がって直立するようになっている。これにより、消しゴム保持部に対して消しゴムキャップを斜めに被せていっても正しく装着することができる。
また、本発明のうち第6の発明によると、上記第1、第2、第3、第4又は第5の発明の効果に加え、以下に記す効果を奏する。すなわち、外カバーの外周には、周方向に外周溝が形成されている。この外周溝によって指が滑りにくくなるので、消しゴムキャップをつかみやすくなる。
また、本発明のうち第7の発明によると、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の発明の効果に加え、以下に記す効果を奏する。すなわち、外カバーには外カバー通気孔が形成されるとともに、内カバーには内カバー通気孔が形成されることにより、外カバー通気孔と内カバー通気孔との間を空気が通うようになっている。これにより、消しゴムキャップを誤飲した際に窒息することを防止できる。
本発明の実施の形態に係る複式筆記具の正面図(A)、一部断面正面図(B)である。 本発明の実施の形態に係る複式筆記具の後端部分の正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る軸筒の後半部分の正面図(A)、一部断面正面図(B)である。 本発明の実施の形態に係る消しゴムキャップの正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る内カバーの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る内カバーの正面図である。 本発明の実施の形態に係る内カバーの正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る外カバーの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る外カバーの正面図である。 本発明の実施の形態に係る外カバーの正面断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態に係る筆記具10は、複数本の筆記体12を備えた複式筆記具11に本発明を適用したものである。
図1に示すように、複式筆記具11は、合成樹脂製の筒状の軸筒20を備えており、この軸筒20の内部には、筆記体12として3本のボールペンリフィル13及び1本のシャープペンシルリフィル14が収納されている。軸筒20における後端側の位置には、周方向に並んだスライドボタン15が設けられており、このスライドボタン15の移動により、対応するボールペンリフィル13又はシャープペンシルリフィル14が軸筒20の先端から突出する。なお、この筆記体12を軸筒20の先端から出没させる機構については、従来の技術を用いることとし、詳細な説明を省略する。
図2及び図3に示すように、軸筒20の後端には、消しゴム21を保持する消しゴム保持部22が形成されている。消しゴム保持部22は、後端側に開口する円筒状に形成されている。消しゴム保持部22の外周には、外方に向けて突出する外方突出部23が形成されている。この外方突出部23は、周方向に4個形成されている。消しゴム21は、消しゴム保持部22の内周に対応した円柱状に形成され、消しゴム保持部22の内部に挿入されることにより、消しゴム保持部22に保持される。
図2に示すように、消しゴム保持部22には消しゴムキャップ30が着脱自在に装着されている。図2及び図4に示すように、消しゴムキャップ30は、合成樹脂製の円筒状の内カバー40と、内カバー40の外周を覆う金属製の外カバー50とを備えている。
図5ないし図7に示すように、内カバー40は、その先端から後端へ向けて内径及び外径が段状又はテーパー状に小さくなる略円筒状に形成されている。
図7に示すように、内カバー40の内周における先端側の位置には、内方に向けて突出する内方突出部41が形成されている。この内方突出部41は、周方向に連続する環状に形成されている。そして、消しゴムキャップ30が消しゴム保持部22に装着されると、内方突出部41が消しゴム保持部22の外方突出部23を乗り越えたその直前に位置することで、消しゴムキャップ30と消しゴム保持部22とが係合する(図2参照)。
図7に示すように、内カバー40の内周における内方突出部41よりも後端側の位置には、内方に向けて突出する凸部44が形成されている。この凸部44は、周方向に4個形成されている。そして、内カバー40が消しゴム保持部22に装着されると、凸部44が消しゴム保持部22の外周に圧着される。
図5及び図6に示すように、内カバー40の外周には、外方に向けて突出する外周突起部42が形成されている。外周突起部42は、周方向に2個形成されている。換言すると、周方向に連続する環状の突起のうち2箇所が欠落して残った部分が2個の外周突起部42となる形状に形成されている。また、外周突起部42の前半部分は、その先端から後端側へ向けて段状に拡径された形状となっている。また、外周突起部42の後半部分は、その後端へ向けてテーパー状に縮径された形状となっている。
内カバー40の外周における外周突起部42よりも後端側の位置には、4個のリブ43が周方向に形成されている。内カバー40が外カバー50に装着されると、リブ43が外カバー50の内周に押圧されて弾性変形する。
図5及び図7に示すように、内カバー40の後端には、内カバー通気孔45が形成されている。
図8ないし図10に示すように、外カバー50の外周は、その先端から後端へ向けて外径がテーパー状に小さくなる略円筒状に形成されている。図10に示すように、外カバー50の内周は、その先端から後端へ向けて内径が段状又はテーパー状に小さくなる略円筒状に形成されている。
図10に示すように、外カバー50の内周における外周突起部42に対応する位置は、周方向の溝である内周溝51が形成されている。内カバー40が外カバー50に装着されると、外周突起部42が内周溝51に係止することで、内カバー40と外カバー50とが係合する。また、外カバー50の内周におけるリブ43に対応する位置には、後端方向へかけて縮径されたテーパー部55が形成されている。
図8及び図10に示すように、外カバー50の後端には、前後方向に貫通する外カバー通気孔53が形成されている。そして、図4に示すように、外カバー通気孔53と内カバー通気孔45とが対向して、外カバー通気孔53と内カバー通気孔45との間を空気が通うようになっている。
図8及び図9に示すように、外カバー50の外周には、周方向の溝である外周溝52が形成されている。
(内カバーと外カバーとの組み立て)
図4を参照しつつ説明する。内カバー40に外カバー50を被せていくと、外カバー50の内周における内周溝51の直前の部分(以下「当接部54」とする。)が内カバー40の各外周突起部42に当接する。そして、内カバー40に外カバー50を嵌め込んでいくと、当接部54が各外周突起部42を弾性変形させながら摺動するとともに、外カバー50のテーパー部55が内カバー40の各リブ43に当接する。そして、内カバー40に外カバー50を押し込んでいくと、テーパー部55が各リブ43を押圧して弾性変形させるとともに、当接部54が外周突起部42を乗り越えて、内周溝51に外周突起部42が入り込む。これにより、各リブ43が外カバー50に圧入されるとともに、外周突起部42が内周溝51に係止することにより、内カバー40と外カバー50とが係合する。
また、外カバー50の内周と内カバー40の外周との間における内方突出部41に対応する位置には、緩衝空間31が設けられている。この緩衝空間31における外カバー50と内カバー40との間隔は、内カバー40の内方突出部41と消しゴム保持部22の外方突出部23との交差部分よりも広く形成されている。
(消しゴムキャップ30の取り付け、取り外し)
図2を参照しつつ説明する。消しゴム保持部22に消しゴムキャップ30を被せていくと、内カバー40の内方突出部41が消しゴム保持部22の後端側から外方突出部23に接近して当接する。そして、消しゴム保持部22に消しゴムキャップ30を嵌め込んでいくと、内カバー40が緩衝空間31に向けて弾性変形して内方突出部41が外方突出部23を乗り越える。こうして内方突出部41が外方突出部23の直前に到達して、内方突出部41が外方突出部23に係止することで、消しゴムキャップ30が消しゴム保持部22から脱落しなくなる。
また、消しゴムキャップ30と消しゴム保持部22とを引き離していくと、内カバー40が緩衝空間31に向けて弾性変形して内方突出部41が外方突出部23を乗り越える。こうして内方突出部41が外方突出部23から外れて、内方突出部41が外方突出部23の直後に到達することで、消しゴムキャップ30を消しゴム保持部23から取り外すことができる。
また、消しゴム保持部22に対して消しゴムキャップ30を斜めに被せていくと、内カバー40の凸部44が消しゴム保持部22の後端縁に当接する。そして、消しゴムキャップ30を押し込んでいくと、凸部44に案内されて消しゴムキャップ30が徐々に立ち上がって直立することとなる。したがって、消しゴム保持部22に対して消しゴムキャップ30を斜めに被せていっても正しく装着することができる。
本発明は、シャープペンシル、複式筆記具などの筆記具に利用可能である。
10 筆記具 11 複式筆記具 12 筆記体
13 ボールペンリフィル 14 シャープペンシルリフィル 15 スライドボタン
20 軸筒 21 消しゴム 22 消しゴム保持部
23 外方突出部
30 消しゴムキャップ 31 緩衝空間
40 内カバー 41 内方突出部 42 外周突起部
43 リブ 44 凸部 45 内カバー通気孔
50 外カバー 51 内周溝 52 外周溝
53 外カバー通気孔 54 当接部 55 テーパー部

Claims (7)

  1. 筒状の軸筒と、
    前記軸筒の後端に位置し、消しゴムを保持する消しゴム保持部と、
    前記消しゴム保持部に着脱自在に装着される消しゴムキャップとを備えた筆記具であって、
    前記消しゴム保持部は合成樹脂にて形成され、
    前記消しゴムキャップは、合成樹脂製の内カバーと、前記内カバーの外周全体を覆う金属製の外カバーとを備え、
    前記消しゴム保持部の外周には外方突出部が形成され、
    前記内カバーの内周には内方突出部が形成され、
    前記消しゴムキャップが前記消しゴム保持部に装着されると、前記内方突出部が前記外方突出部を乗り越えたその直前に位置することで、前記消しゴムキャップと前記消しゴム保持部とが係合することを特徴とする筆記具。
  2. 前記外カバーの内周と前記内カバーの外周との間における前記内方突出部に対応する位置には、緩衝空間が設けられていることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
  3. 前記内カバーの外周には複数の外周突起部が周方向に形成され、
    前記外カバーの内周には、周方向の溝である内周溝が形成され、
    前記内カバーが前記外カバーに装着されると、前記外周突起部が前記内周溝に係止することで、前記内カバーと前記外カバーとが係合することを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
  4. 前記内カバーの外周における外周突起部よりも後端側の位置には、複数個のリブが周方向に形成され、
    前記外カバーの内周における前記リブに対応する位置には、後端方向へかけて縮径されたテーパー部が形成され、
    前記内カバーが前記外カバーに装着されると、前記リブが前記テーパー部により押圧されることを特徴とする請求項1、2又は3記載の筆記具。
  5. 前記内カバーの内周における内方突出部よりも後端側の位置には、複数個の凸部が周方向に形成され、
    前記内カバーが前記消しゴム保持部に装着されると、前記凸部が前記消しゴム保持部の外周に圧着されることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の筆記具。
  6. 外カバーの外周には、周方向の溝である外周溝が形成されたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の筆記具。
  7. 前記消しゴムキャップには、前記外カバーにおける後端の位置を貫通する外カバー通気孔と、前記内カバーにおける後端の位置を貫通する内カバー通気孔とが形成され、
    外カバー通気孔と内カバー通気孔との間を空気が通うように形成されたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の筆記具。
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