JP2595853Y2 - 筆記具のキャップ - Google Patents
筆記具のキャップInfo
- Publication number
- JP2595853Y2 JP2595853Y2 JP1992088628U JP8862892U JP2595853Y2 JP 2595853 Y2 JP2595853 Y2 JP 2595853Y2 JP 1992088628 U JP1992088628 U JP 1992088628U JP 8862892 U JP8862892 U JP 8862892U JP 2595853 Y2 JP2595853 Y2 JP 2595853Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- writing instrument
- fitting
- inner hole
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pens And Brushes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】筆記具本体への嵌合部として内孔
側壁に複数の内方突出部を形成してなる筆記具のキャッ
プに関する。
側壁に複数の内方突出部を形成してなる筆記具のキャッ
プに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、筆記具本体に嵌合装着することに
より、例えばペン先のような部分を保護する筆記具のキ
ャップは、その内孔側部に形成された内方突出部にて筆
記具本体の被嵌合部と圧入状態で嵌合したり、前記被嵌
合部に形成された段部分と乗り越え嵌合するものが知ら
れている。
より、例えばペン先のような部分を保護する筆記具のキ
ャップは、その内孔側部に形成された内方突出部にて筆
記具本体の被嵌合部と圧入状態で嵌合したり、前記被嵌
合部に形成された段部分と乗り越え嵌合するものが知ら
れている。
【０００３】また、前記内方突出部には、筆記具のペン
先部分を気密に保つなどの目的で前記内孔の全周に渡り
形成されているものや、周方向に点在して形成されてい
るものなどがあった。
先部分を気密に保つなどの目的で前記内孔の全周に渡り
形成されているものや、周方向に点在して形成されてい
るものなどがあった。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】前述のような筆記具の
キャップであって、全周に内方突出部を形成してなるも
のは、強い嵌合力が得られ、キャップの嵌合に信頼性が
得られる反面、合成樹脂のような材料にて形成されてい
る場合、強い嵌合力ゆえに内方突出部の頂部が摩耗した
り、変形や変態してしまうことがあり、経時的に嵌合力
が弱くなるという問題点があった。
キャップであって、全周に内方突出部を形成してなるも
のは、強い嵌合力が得られ、キャップの嵌合に信頼性が
得られる反面、合成樹脂のような材料にて形成されてい
る場合、強い嵌合力ゆえに内方突出部の頂部が摩耗した
り、変形や変態してしまうことがあり、経時的に嵌合力
が弱くなるという問題点があった。
【０００５】また、周方向に点在する内方突出部を形成
してなるものは、その内方突出部に嵌合時局部的に大き
な力がかかることにより、キャップ自体の変形や割れる
現象を招くおそれがあった。よって、あまり強く嵌合力
を設定することはできないものであった。特に、乗り越
え嵌合により嵌合するものにおいては、この問題は顕著
であった。
してなるものは、その内方突出部に嵌合時局部的に大き
な力がかかることにより、キャップ自体の変形や割れる
現象を招くおそれがあった。よって、あまり強く嵌合力
を設定することはできないものであった。特に、乗り越
え嵌合により嵌合するものにおいては、この問題は顕著
であった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は、筆記具本体へ
の嵌合部として内孔側壁に複数の内方突出部を形成して
なる筆記具のキャップにおいて、前記内方突出部間に、
この内方突出部と連続して形成された連続凸部を形成し
たことを特徴とする筆記具のキャップを要旨とする。
の嵌合部として内孔側壁に複数の内方突出部を形成して
なる筆記具のキャップにおいて、前記内方突出部間に、
この内方突出部と連続して形成された連続凸部を形成し
たことを特徴とする筆記具のキャップを要旨とする。
【０００７】
【実施例】以下、図面に基づき一例について説明する。
参照符号１はポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、
アクリル樹脂、ＡＢＳ樹脂、ポリプロピレンテレフタレ
−ト樹脂などの合成樹脂性のキャップである。
参照符号１はポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、
アクリル樹脂、ＡＢＳ樹脂、ポリプロピレンテレフタレ
−ト樹脂などの合成樹脂性のキャップである。
【０００８】キャップ１は全体では有底筒体形状を取っ
ており、その底部２にはキャップ１を誤ってのみ込んで
しまった場合の通気用孔３が形成されている。キャップ
１の内孔４に収容されるものが、内孔４内の気密性を要
求するものである場合、例えば筆記具のペン先（図示せ
ず）などであるが、内孔４内に内キャップを形成して気
密保持をなすようにすることもできる。
ており、その底部２にはキャップ１を誤ってのみ込んで
しまった場合の通気用孔３が形成されている。キャップ
１の内孔４に収容されるものが、内孔４内の気密性を要
求するものである場合、例えば筆記具のペン先（図示せ
ず）などであるが、内孔４内に内キャップを形成して気
密保持をなすようにすることもできる。
【０００９】内孔４の側壁５には、筆記具本体の被嵌合
部（図示せず）と嵌合する嵌合部が内方突出部６として
周方向に点在して形成されている。また、この内方突出
部６の側壁近傍部は該内方突出部６間を連結する連結凸
部７と一体となっている。キャップ１全体では、見掛け
上、全周に形成された断面台形の凸部の上にこの凸部の
側壁と連続した側壁を有する楕円錐台が形成された形と
なっている。
部（図示せず）と嵌合する嵌合部が内方突出部６として
周方向に点在して形成されている。また、この内方突出
部６の側壁近傍部は該内方突出部６間を連結する連結凸
部７と一体となっている。キャップ１全体では、見掛け
上、全周に形成された断面台形の凸部の上にこの凸部の
側壁と連続した側壁を有する楕円錐台が形成された形と
なっている。
【００１０】嵌合部である内方突出部６の内接円が被嵌
合部外径より小さいほどその嵌合力は大きく確実な嵌合
がなせるものであるが、内方突出部６の内接円を小さく
するほど嵌合する際のキャップに与える影響は大きいも
のとなってしまう。ここで、各内方突出部６を連結凸部
７にて連結することにより、キャップ全体のたわみなど
変形を極力抑制することができる。
合部外径より小さいほどその嵌合力は大きく確実な嵌合
がなせるものであるが、内方突出部６の内接円を小さく
するほど嵌合する際のキャップに与える影響は大きいも
のとなってしまう。ここで、各内方突出部６を連結凸部
７にて連結することにより、キャップ全体のたわみなど
変形を極力抑制することができる。
【００１１】また、全周の凸部は直接嵌合に関与しない
ためキャップ全体として肉厚部となる部分の体積が少な
くて済み、樹脂を成形する際の材料の収縮を極力抑制す
る。更に、最肉厚部分は点在する内方突出部６であるた
め、成形時、コアピンを抜く際の抵抗が少なく、寸法の
バラツキも極力抑えることができる。
ためキャップ全体として肉厚部となる部分の体積が少な
くて済み、樹脂を成形する際の材料の収縮を極力抑制す
る。更に、最肉厚部分は点在する内方突出部６であるた
め、成形時、コアピンを抜く際の抵抗が少なく、寸法の
バラツキも極力抑えることができる。
【００１２】ここで、内包突出部６と連結凸部７との関
係の他の例として図２に示すように、上記したものの他
に、キャップ１の底部２方向に内方突出部６の裾部分を
残して、連結するように連結凸部を形成したものは、成
形時、金型のコアピンを抜く際の抵抗が徐々に大きくな
るので突起及びコアピンにかかる負荷を極力抑えるもの
である。
係の他の例として図２に示すように、上記したものの他
に、キャップ１の底部２方向に内方突出部６の裾部分を
残して、連結するように連結凸部を形成したものは、成
形時、金型のコアピンを抜く際の抵抗が徐々に大きくな
るので突起及びコアピンにかかる負荷を極力抑えるもの
である。
【００１３】以上の他にも本願考案の要旨を逸脱しない
限りで種々なせるものである。例えば、キャップを透明
な合成樹脂により成形することにより、筆記具のペン先
などのキャップ１の内孔４に収容するものの種類や、イ
ンキの色を表示したり、内孔内に別部材を収容して色表
示などなすこともできる。また、キャップ１の嵌合装着
する筆記具本体としては、ペン先を有するものには限定
されず、消しゴムホルダーや修正液容器などであっても
良く、材質として、被嵌合部を有する部分が合成樹脂の
他に金属であっても良い。
限りで種々なせるものである。例えば、キャップを透明
な合成樹脂により成形することにより、筆記具のペン先
などのキャップ１の内孔４に収容するものの種類や、イ
ンキの色を表示したり、内孔内に別部材を収容して色表
示などなすこともできる。また、キャップ１の嵌合装着
する筆記具本体としては、ペン先を有するものには限定
されず、消しゴムホルダーや修正液容器などであっても
良く、材質として、被嵌合部を有する部分が合成樹脂の
他に金属であっても良い。
【００１４】
【考案の効果】本考案の筆記具のキャップは、筆記具本
体への嵌合部として内孔側壁に複数の内方突出部を形成
してなる筆記具のキャップにおいて、前記内方突出部間
に、この内方突出部と連続して形成された連続凸部を形
成したので、キャップの嵌合に信頼性が得られると共
に、経時的にも嵌合力が弱くならない。また、嵌合を繰
り返すことによるキャップ自体の変形や割れる現象を極
力抑制するものである。
体への嵌合部として内孔側壁に複数の内方突出部を形成
してなる筆記具のキャップにおいて、前記内方突出部間
に、この内方突出部と連続して形成された連続凸部を形
成したので、キャップの嵌合に信頼性が得られると共
に、経時的にも嵌合力が弱くならない。また、嵌合を繰
り返すことによるキャップ自体の変形や割れる現象を極
力抑制するものである。
【図１】実施例を示す断面図。
【図２】他の一例を示す図１のＡ部相当図。
１ キャップ ２ 底部 ３ 通気用孔 ４ 内孔 ５ 側壁 ６ 内方突出部 ７ 連結凸部
Claims (1)
- 【請求項１】 筆記具本体への嵌合部として内孔側壁に
複数の内方突出部を形成してなる筆記具のキャップにお
いて、前記内方突出部間に、この内方突出部と連続して
形成された連続凸部を形成したことを特徴とする筆記具
のキャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992088628U JP2595853Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 筆記具のキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992088628U JP2595853Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 筆記具のキャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0645781U JPH0645781U (ja) | 1994-06-21 |
| JP2595853Y2 true JP2595853Y2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=13948077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992088628U Expired - Lifetime JP2595853Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 筆記具のキャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595853Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5492016B2 (ja) * | 2010-08-19 | 2014-05-14 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
| JP6338365B2 (ja) * | 2012-12-24 | 2018-06-06 | 株式会社パイロットコーポレーション | 熱変色性筆記具及び摩擦具 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP1992088628U patent/JP2595853Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0645781U (ja) | 1994-06-21 |
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