JP4104216B2 - 筆記具、化粧具等のキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は筆記具、化粧具等のキャップ、特に、外キャップの中に内キャップを具えた2重キャップ構造で、誤って飲み込んで喉に詰まっても窒息を回避できる安全なキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5及び図6に示すように、キャップ19にクリップ20が付いていれば、キャップ19とクリップ20との間に通気路となる隙間21が生じるので、誤って飲み込んで喉に詰まっても窒息する危険は少ない。
【0003】
しかしながら、デザイン又は機能上の問題でクリップを付けることができない場合は、通気路を確保するために2重キャップ構造としなければならない。すなわち、外キャップと内キャップとの間に通気路を設けなければならない。
【0004】
ところで、穂先や刷毛を塗布部材として用いた筆記具や化粧具では、その穂先や刷毛に十分なインクや化粧液を含ませるために、穂先や刷毛となる繊維束の径を大きくする必要があるので、その穂先や刷毛を取付ける軸の径も大きくならざるを得ない。
【0005】
一方、キャップの外径は、デザイン的な問題で、軸の外径と同一にすることが好ましいので、穂先や刷毛を用いた筆記具や化粧具のキャップの外径も大きくなる。
【0006】
2重構造のキャップにおいて、十分な通気路を確保するには、外キャップの内径と内キャップの外径の差を大きくする必要があるが、内キャップはその内部に穂先や刷毛を収容する関係でその外径をあまり小さくできないので、外キャップの内径を大きくする必要がある。しかしながら、外キャップの外径は、上記のように、軸の外径に合わせて大きくならざるを得ず、これを更に大きくすると、使い勝手が悪くなり、見栄えも悪くなり、筆記具ケース等への収納も困難になる等の弊害がある。
【0007】
すなわち、穂先や刷毛を塗布部材として使用し、かつ、キャップを2重構造とした筆記具や化粧具は、そのキャップの外径の増大を抑えようとすると、窒息回避用の通気路を十分に確保することが困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、穂先や刷毛を塗布部材として用いた筆記具や化粧具に被着するものであって、内キャップと外キャップの2重キャップ構造を有するにも拘らず、その外キャップの外径の増大を抑えることができ、かつ、誤って飲み込んで喉に詰まっても窒息しないように十分な通気路を確保できるキャップの提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の筆記具、化粧具等のキャップは、穂先や刷毛を塗布部材として用いた筆記具や化粧具のキャップであって、外キャップ1の内部に内キャップ8を具えた2重キャップ構造を有して、その外キャップ1の天板2に通気孔3を穿設するとともに、外キャップ1の内面に開口側端縁部4から天板側へ向かって軸方向の通気溝5を設け、又、内キャップ8の外面に外キャップ1の内面に設けた凸部9と係止可能な抜け止め用の周方向の突条10を設けるとともに、その内キャップ8の突条10にその突条10の内側と外側を開通させる通気用の切通し12を設けたことを特徴とする、という構成を採るものである。
【0010】
なお、キャップを2重構造にすると、その内キャップ8と外キャップ1の間の隙間に穂先や刷毛等塗布部材の先端を誤って挿入してしまうことがあるので、これを防止するために、筆記具又は化粧具の軸から外した状態で、内キャップ8の開口側端縁部13を外キャップ1の開口側端縁部4より少し外側へ突出させることが好ましい。
【0011】
【実施例】
以下、図1乃至図4に示した実施例の筆記具について説明する。まず、図中、符号1が外キャップを示している。この外キャップ1は一端が開口し、他端は天板2によって閉じているが、その天板2には外キャップ1の内部空間を外部に開通させる不連続なサークル状の通気孔3を穿設している。
【0012】
また、外キャップ1は、その内面における周方向の複数箇所に、開口側端縁部4から長手方向の略中間部まで達する軸方向の通気溝5を設けている。
【0013】
さらに、外キャップ1は、開口側端縁部4に近い内面における周方向の複数箇所に、上記の通気溝5の位置と一致しないように、筆記具軸6に対して係止可能な凸部7を設けるとともに、それより少し奥の内面における周方向の複数箇所にも、同じく通気溝5の位置と一致しないように、後述する内キャップ8に対して係止する凸部9を設けている。
【0014】
内キャップ8は、もちろん、外キャップ1の内部に収容されている。この内キャップ8は、外面における長手方向の略中間部に、上記の外キャップ1の凸部9の内側に係止する周方向の突条10を設けている。
【0015】
この内キャップ8の突条10と、外キャップ1の天板2との間にはスプリング11を配設している。このスプリング11により内キャップ8は外キャップ1の開口側へ加圧されているが、上記のように内キャップ8の突条10が外キャップ1の凸部9に係止するので、内キャップ8は外キャップ1に対し抜け止めされている。
【0016】
内キャップ8の突条10における周方向の複数箇所には、その突条10の内外を開通させる軸方向の通気用の切通し12を設けている。この切通し12の数と上記の外キャップ1に設けた凸部9の数は異なっている。これは、凸部9と切通し12の数を一致させると、凸部9と切通し12の位置が一致して凸部9が切通し12を塞いで通気を阻害する恐れがあるからである。
【0017】
キャップを筆記具軸6から外した状態では、図3に示すように、外キャップ1の開口側端縁部4よりも内キャップ8の開口側縁部13の方が少し外側へ突出するように設計してある。
【0018】
また、キャップを筆記具軸6から外した状態のとき、外キャップ1の開口側端縁部4における外キャップ1と内キャップ8との間に形成される隙間14の開口面積が6.8mm2 以上となるように設計してある。なお、より好ましいのは10mm2 以上である。この開口面積を有することにより8l/min(1.33kPa,RT)以上の通気量を確保することができ、誤って飲み込んで喉に詰まっても窒息を回避することができる。なお、外キャップ1の外径は筆記具軸6の外径と等しく12〜15mmの範囲に設定している。
【0019】
図4に示すように、キャップを筆記具軸6の前端の外面がテーパ状の先軸部15に被せると、先軸部15の前端部と先軸部15から突出した穂先16が内キャップ8の内部に挿入する。なお、内キャップ8の内面には先軸部15の外周面に気密に接触するシール部17を設けている。そして、内キャップ8は先軸部15に押されて、スプリング11を圧縮しながら外キャップ1の奥の方へ移動し、先軸部15に設けた凸部18が上記の外キャップ1の凸部7に係止して閉蓋状態が維持される。
【0020】
なお、上記の実施例は筆記具に関するものであるが、本発明はもちろん化粧具に実施することも可能である。
【0021】
【発明の効果】
本発明の筆記具、化粧具等のキャップの構造は上記の通りであり、外キャップ1の内面に設けた通気溝5に加えて、内キャップ8の外面の突条10に通気用の切通し12を設けたことによって、外キャップ1と内キャップ8の間に十分な広さの通気路を確保するこができるので、誤って飲み込んで喉に詰まらせても窒息を確実に回避できるという効果がある。
また、外キャップ1と内キャップ8とを有する2重キャップ構造にも拘らず、通気路は外キャップ1の内面に設けた通気溝5と、内キャップ8の外面の突条10に設けた切通し12とによって構成することにより、外キャップ1と内キャップ8の間の隙間を拡げなくてもすむので、外キャップ1の外径の増大を抑えることができ、これにより使い勝手の向上と携帯性の向上という効果が得られる。
また、請求項2記載のように、筆記具や化粧具の軸から外した状態で、内キャップ8の開口側端縁部13を外キャップ1の開口側端縁部4よりも少し外側へ突出させたことによって、筆記具や化粧具の軸に被着する場合に、手元が狂って、穂先や刷毛が外キャップ1と内キャップ8の間の隙間に挿入するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天板側の側面図である。
【図2】開口側の側面図である。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】筆記具軸に被着した状態の断面図である。
【図5】従来例の天板側の側面図である。
【図6】図5のB−B線における断面図である。
【符号の説明】
1 外キャップ
2 天板
3 通気孔
4 開口側端縁部
5 通気溝
6 筆記具軸
7 凸部
8 内キャップ
9 凸部
10 突条
11 スプリング
12 切通し
13 開口側端縁部
14 隙間
15 先軸部
16 穂先
17 シール部
18 凸部
19 キャップ
20 クリップ
21 隙間

Claims (2)

  1. 穂先や刷毛を塗布部材として用いた筆記具や化粧具のキャップであって、外キャップ1の内部に内キャップ8を具えた2重キャップ構造を有して、その外キャップ1の天板2に通気孔3を穿設するとともに、外キャップ1の内面に開口側端縁部4から天板側へ向かって軸方向の通気溝5を設け、又、内キャップ8の外面に外キャップ1の内面に設けた凸部9と係止可能な抜け止め用の周方向の突条10を設けるとともに、その内キャップ8の突条10にその突条10の内側と外側を開通させる通気用の切通し12を設けたことを特徴とする筆記具、化粧具等のキャップ。
  2. 筆記具又は化粧具の軸から外した状態で、内キャップ8の開口側端縁部13を外キャップ1の開口側端縁部4より少し外側へ突出させた請求項1記載の筆記具、化粧具等のキャップ。
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