JP5490297B1 - 建設機械用キャブおよび建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な動作でドアを開閉でき、かつ操作時にハンドルの回動中心となる軸部がその軸部を受け入れる凹部から外れることを防止できる建設機械用キャブと建設機械を提供する。
【解決手段】固定具3は、中空管1に取り付けられ、かつ幅方向Wに突き出した一対の軸部3aを有している。ハンドル2は、根元部2aと、根元部2aの外部側の端部2a2に位置する握り部2bとを有している。根元部2aは、固定具3の両側面を挟み込む一対の側部2acを有し、一対の側部2acのそれぞれは一対の軸部3aの各々を受け入れる孔2aeを有している。外れ防止プレート7の規制部分7aは、固定具3の握り部2b側の端部PEと根元部2aの中空空間1e側の端部2ac1との間に位置する側部2acの部分R1で側部2acの幅方向Wの動きを規制する。
【選択図】図6

Description

本発明は、建設機械用キャブおよび建設機械に関し、特に、ドアと、ドアの開閉のためのドア開閉機構とを備えた建設機械用キャブおよびそれを備えた建設機械に関するものである。
作業車両のドアハンドルは、たとえば米国特許出願公開第2010/0045052号(特許文献1)に開示されている。
この米国特許出願公開第2010/0045052号には、農業機械のような車両の内側からオペレータが、横断チューブに設けられた遠隔作動ボタンを押すことによりドアロックを解除できるドアロック機構が記載されている。これによりオペレータは、横断チューブとともに遠隔作動ボタンを握ることで遠隔作動ボタンを横断チューブ内に押し込むことができ、簡易な動作でドアのロック解除などをすることができる。
米国特許公開第2010/0045052号明細書
しかしながら上記のドアロック機構では、ドアロック解除などの操作時において遠隔作動ボタンに横方向(横断チューブの長さ方向および遠隔作動ボタンを押し込む方向の双方に交差する方向)の力が加わる場合がある。このような力が遠隔操作ボタンに加わると、遠隔操作ボタンの回動中心となる軸が、その軸を受ける凹部から外れる可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な動作でドアを開閉でき、かつ操作時にハンドルの回動中心となる軸部がその軸部を受け入れる凹部から外れることを防止できる建設機械用キャブおよびそれを備えた建設機械を提供することである。
本発明の建設機械用キャブは、ドアと、そのドアの開閉のためのドア開閉機構とを備えた建設機械用キャブである。ドア開閉機構は、中空管と、軸支持部と、ハンドルと、規制部材とを含んでいる。中空管は、内部に中空空間を有し、かつその中空空間と外部とをつなぐ孔を有している。軸支持部は、中空管に取り付けられ、かつ幅方向に互いに対向する両側面の各々から突き出した一対の軸部を有している。ハンドルは、根元部と、根元部の外部側の端部の握り部とを有し、かつ中空空間側に押し込む方向に移動可能である。根元部は、軸支持部の両側面を挟み込む一対の側部を有し、一対の側部のそれぞれは一対の軸部の各々を受け入れる凹部を有している。規制部材は、軸支持部の握り部側の端部と根元部の中空空間側の端部との間で根元部の幅方向の動きを規制する。
本発明の建設機械用キャブによれば、規制部材が軸支持部の握り部側の端部と根元部の中空空間側の端部との間で根元部の幅方向の動きを規制している。このため、ハンドルの握り部に幅方向の力が加わることにより根元部の側部の端部が軸支持部の握り部側の端部を中心に幅方向に回転しようとするが、その回転を規制部材により規制することが可能となる。これにより、根元部の側部の凹部から軸部が外れることが防止される。
また根元部の側部の凹部に軸部が受入れられているため、ハンドルをその軸部を中心にして中空空間側と外部側との間で回動させることができる。これにより、オペレータは中空管とハンドルとの双方を握り込んでハンドルを中空空間側に押し込むという簡易な動作でドアの開閉を行うことができる。
上記の建設機械用キャブにおいて、根元部は、軸部に対して握り部と反対側に延びる延在部分を有している。規制部材は、延在部分において根元部の幅方向の動きを規制する。これにより根元部の側部の凹部から軸部が外れることが効果的に防止される。
上記の建設機械用キャブにおいて、規制部材は、少なくとも凹部において根元部の幅方向の動きを規制する。これにより根元部の側部の凹部から軸部が外れることがより効果的に防止される。
上記の建設機械用キャブにおいて、規制部材は、中空管の長さ方向において軸部から離れるほど幅が狭くなる部分を有している。これにより規制部材がハンドルとともに中空管内で回動しても、規制部材の軸部から離れた部分が中空管の内壁と干渉することが抑制され得る。
上記の建設機械用キャブにおいて、ハンドルは、一対の側部の間に配置されたリブを有している。規制部材は、根元部の幅方向の動きを規制する規制部分と、規制部分に接続されてハンドルのリブに支持された支持部分とを有している。これにより規制部材がリブを介在してハンドルに支持され得る。
上記の建設機械用キャブにおいて、支持部分は、リブを挟み込む切欠部を有している。切欠部は、切欠部の開口端から離れるほど開口の幅が狭くなるテーパー形状またはラウンド形状を有している。これにより支持部分の開口端部からリブを差し込むことが容易となるとともに、切欠部にリブを差し込むにつれて切欠部にしっかりと固定することが可能となる。
上記の建設機械用キャブにおいて、支持部分は、根元部の一対の側部の少なくとも一方に当接している。これにより支持部分を根元部の一対の側部に当接させながら規制部材をハンドルに組み立てることが可能となる。
本発明の建設機械は、上記のいずれかに記載の建設機械用キャブを備えている。
本発明の建設機械によれば、簡易な動作でドアを開閉でき、かつ操作時にハンドルの回動中心となる軸部がその軸部を受け入れる凹部から外れることを防止することができる。
以上説明したように本発明によれば、簡易な動作でドアを開閉でき、かつ操作時にハンドルの回動中心となる軸部がその軸部を受け入れる凹部から外れることを防止できる建設機械用キャブおよびそれを備えた建設機械を実現することができる。
本発明の一実施の形態におけるホイールローダの構成を概略的に示す側面図である。 図1に示すホイールローダのキャブの構成を概略的に示す斜視図である。 図2に示すキャブのドア開閉機構の構成を拡大して示す斜視図(A)および分解斜視図(B)である。 図3に示したハンドルと外れ防止プレートとの構成を概略的に示す分解斜視図である。 図4に示したハンドルと外れ防止プレートとの構成を概略的に示す組立斜視図である。 図11(A)のVI−VI線に沿う概略断面図であり、本発明の一実施の形態におけるキャブのドア開閉機構においてハンドルに横方向の力が加わっても、ハンドルを回動可能に支持するための軸部がハンドルの孔から外れないことを示す図である。 外れ防止プレートの支持部分がハンドルの根元部の一対の側部の一方のみに当接する構成を概略的に示す平面図である。 外れ防止プレートの変形例であって、外れ防止プレートの支持部分がハンドルの根元部の一対の側部の双方に当接する構成を概略的に示す平面図である。 図8に示す外れ防止プレートの構成を概略的に示す斜視図である。 図2に示すキャブのドア開閉機構における中空管の孔とハンドルの根元部および握り部との寸法を説明するための図である。 図2に示すキャブのドア開閉機構の動作を示す図であり、ハンドルが中空空間側に押し込まれる前の状態を示す一部破断側面図(A)、ハンドルが中空空間側に押し込まれた状態を示す一部破断側面図(B)および図11(B)のXc−Xc線に沿う概略断面図(C)である。 ハンドルの根元部の幅方向の動きが、中空管の一部により規制される構成を概略的に示す断面図である。 ハンドルに横方向の力が加わった場合に、ハンドルを回動可能に支持するための軸部がハンドルの孔から外れる様子を示す比較例の概略断面図である。 図2に示すキャブのドア開閉機構をオペレータが操作する際の様子を示す図であり、操作時に人差し指をハンドルの握り部に掛けた様子を示す側面図(A)、操作時に人差し指を根元部の一方端に掛けた様子を示す側面図(B)、および操作時の様子を示す断面図(C)である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず本発明の実施の形態1における建設機械の一例としてホイールローダの構成について図1を用いて説明するが、本発明は油圧ショベル、ブルドーザなどのドア開閉機構を有するキャブを備えた建設機械に適用可能である。
図1を参照して、本実施の形態のホイールローダ30は、前部フレーム21と、後部車体22と、作業機23とを主に有している。前部フレーム21の両側部の各々には前輪24aが取付けられており、後部車体22の両側部の各々には後輪24bが取付けられている。
前部フレーム21と後部車体22とは、センタピン(図示せず)により左右に揺動自在に取付けられており、アーティキュレート構造を構成している。つまり前部フレーム21と後部車体22とは、左右一対のステアリングシリンダ(図示せず)により連結されており、この左右のステアリングシリンダを伸縮することにより前部フレーム21と後部車体22とはセンタピンを中心として左右に揺動し、操向するように構成されている。この前部フレーム21と後部車体22とによりホイールローダ30の車体が構成されている。
前部フレーム21の前方には作業機23が取付けられている。作業機23は、前部フレーム21に基端部を揺動自在に取付けられたブーム23aと、ブーム23aの先端部に揺動自在に取付けられたバケット23bとを有している。前部フレーム21とブーム23aとは一対のブームシリンダ23cにより連結されており、一対のブームシリンダ23cを伸縮することによりブーム23aが揺動するよう構成されている。
また作業機23は、そのほぼ中央部においてブーム23aに揺動自在に支持されているベルクランク23dと、ベルクランク23dの基端部と前部フレーム21とを連結するバケットシリンダ23eと、ベルクランク23dの先端部とバケット23bとを連結するリンク23fとを有している。バケットシリンダ23eを伸縮することにより、バケット23bが揺動するように構成されている。
後部車体22の後方にはエンジン室22bが配置されており、このエンジン室22bの前方には作動油タンク22aが配置されている。作動油タンク22aの前方には、オペレータが内部に入ってホイールローダ30を操作するためのキャブ20が設けられている。
次に、図1のホイールローダ30に用いられるキャブ20であって、本発明の一実施の形態における建設機械用キャブ20の構成について図2を用いて説明する。
図2を参照して、本実施の形態のキャブ20は、ドア開閉機構10と、ドア15と、運転席16と、フロアプレート17と、一対のフロントピラー18aと、一対のセンターピラー18bと、一対のリアピラー18cと、ルーフ19とを主に有している。
フロアプレート17から、一対のフロントピラー18a、一対のセンターピラー18bおよび一対のリアピラー18cがそれぞれ立設している。これらの各ピラー18a、18b、18cの上端にはルーフ19が支持されている。
フロアプレート17、各ピラー18a、18b、18cおよびルーフ19により取り囲まれた空間内に、オペレータが着座するための運転席16が配置されている。運転席16の側部(車体の幅方向)であって、フロントピラー18aとセンターピラー18bとの間にはドア15が配置されている。このドア15は、オペレータがキャブ20へ出入りするためのものであり、キャブ20に対して開閉可能に取り付けられている。
ドア15およびフロントピラー18aには、ドア15の開閉操作を行うためのドア開閉機構10が取り付けられている。ドア開閉機構10は、キャッチャー11およびストライカー12を有するロックアセンブリ13と、中空管1と、ハンドル2とを主に有している。
中空管1の一方端はキャッチャー11に接続されており、中空管1の他方端は車体の上下方向に延びる管14に接続されている。この管14は両端部においてドア15に取付けられている。キャッチャー11は爪部(図示せず)を有しており、この爪部はストライカー12のバー部材(図示せず)に係合可能である。
ハンドル2は中空管1に取付けられている。このハンドル2を中空管1側に押し込むことにより、キャッチャー11の爪部とストライカー12のバー部材との係合状態を解除することができ、ドア15を開くことができる。
次に、中空管とハンドルとの取付構造などについて図3(A)、(B)を用いて説明する。
図3(A)および図3(B)を参照して、上記のドア開閉機構10は、中空管1およびハンドル2以外に、固定具(軸支持部)3と、ボルト4と、回動部5と、ワイヤー6と、外れ防止プレート(規制部材)7とをさらに有している。
中空管1は、内部に中空空間1eを有するパイプ形状を有しており、たとえば断面形状が円形の丸パイプ形状を有している。この中空管1は、中空空間1eと外部とをつなぐ孔1aを有している。
ハンドル2は、根元部2aと、握り部2bとを有している。根元部2aと握り部2bとは一体で形成されており、たとえば一体の樹脂成形により構成されている。根元部2aは、孔1aを通じて中空管1の外部から中空空間1e内に亘って位置している。この根元部2aは、ハンドル2の高さ方向(図中矢印H方向)に互いに対向する中空空間側端部2a1と外部側端部2a2とを有している。
また根元部2aは、ハンドル2の幅方向(図中矢印W方向)に互いに対向する一対の側部2acを有している。一対の側部2acは、中空空間側端部2a1と外部側端部2a2との間で互いに平行となるように対向している。
中空管1の長さ方向(図中矢印L方向)に沿う根元部2aの一方端2aa側における一対の側部2acの各々には孔2adが形成されており、他方端2ab側における一対の側部2acの各々には孔2aeが形成されている。
なお上記長さ方向Lは中空管1の軸方向に対応している。また上記幅方向Wは上記長さ方向Lに直交する方向であり、上記高さ方向Hは上記長さ方向Lおよび上記幅方向Wの双方に直交する方向である。
握り部2bは根元部2aの外部側端部2a2に位置しており、オペレータがドアの開閉操作を行う時にオペレータの指に接触する部分である。このため、握り部2bの根元部2a側とは反対側の面には、4本の指(人差し指、中指、薬指、小指)を添えるための緩やかな波状の凹凸が形成されている。また、握り部2bの前方には前方に向かうほど中空管1から離れる傾斜部があることにより、オペレータはハンドルを目視せずとも握り部2bに対する自己の指の位置を認識することができるとともに、ドア15(図2)の開閉操作時において上記4本の指が握り部2bからずれることを抑制することができる。
上記ハンドル2は、少なくとも中空空間1e側に押し込む方向に移動可能なように中空管1に支持されており、具体的には以下のような構成を有している。
まず固定具3が中空管1の中空空間1e内に配置されている。ボルト4は、中空管1の挿通孔1dを貫通して固定具3のネジ孔3bに螺合されている。これにより固定具3はボルト4によって中空空間1e内で中空管1に固定されている。
この固定具3は、その両側面の各々から側方(幅方向W)に突き出す一対の軸部3aを有している。一対の軸部3aは、中空管1がたとえば丸パイプである場合、固定具3が中空管1に取付けられた状態においてたとえば中空管1の外周面の接線に平行な方向に延びている。
固定具3は根元部2aの一対の側部2acの間に配置されている。また一対の軸部3aのそれぞれは根元部2aの一対の孔(凹部)2ae内に挿入されている。これによりハンドル2は、中空管1に対して一対の軸部3aを中心に回動可能であり、中空空間1e側に押し込む方向およびその逆方向に移動可能に中空管1に支持されている。
また上記ハンドル2は、上記の移動動作(たとえば回動動作)により、キャッチャー11(図2)に接続されたワイヤー6を引っ張るなどの操作が可能なように構成されており、具体的には以下のような構成を有している。
まず回動部5は根元部2aの一対の側部2acの間に配置されている。また回動部5は、その一方端5b側において両側部の各々から側方に突き出す一対の軸部5aを有している。一対の軸部5aのそれぞれは根元部2aの一対の孔2ad内に挿入されており、ハンドル2の幅方向Wに沿って延びるように配置されている。これにより回動部5は、ハンドル2に対して一対の軸部5aを中心に回動可能である。
この回動部5の他方端5c側にはワイヤー6が取り付けられており、ワイヤー6は中空管1の中空空間1e内を延びてキャッチャー11(図2)に達している。この回動部5がハンドル2に対して回動することにより、ワイヤー6を引っ張るなどの操作が可能である。
外れ防止プレート7は、根元部2aの側部2acの幅方向Wの動きを規制するためのものである。この外れ防止プレート7は、ハンドル2に取り付けられている。
次に、外れ防止プレート7の構造およびハンドル2への取付けなどについて図4〜図9を用いて説明する。
図4を参照して、外れ防止プレート7は、一対の規制部分7aと、一対のテーパー部分7bと、支持部分7cとを主に有している。一対の規制部分7aは、間隔7a1を介在して互いに平行となるように長さ方向Lに沿って直線状に延びている。
一対のテーパー部分7bの一方端のそれぞれは一対の規制部分7aに接続されている。一対のテーパー部分7bはその一方端から他方端にかけて互いに近づくように直線状に延びており、一対のテーパー部分7bの他方端の各々は互いに接続されている。これにより一対のテーパー部分7bにおける外れ防止プレート7の幅WT(幅方向Wの寸法WT)は、孔(凹部)2ae(軸部3a:図3(A)、(B))から離れるほどに狭くなっている。
支持部分7cの一方端は、一対のテーパー部分7bの他方端側に接続されている。支持部分7cはその一方端側から他方端にかけて高さ方向Hに沿って延びている。支持部分7cの他方端には切欠部7c1が開口するように形成されている。これにより支持部分7cの他方端側は二股形状に構成されている。支持部分7cの二股形状をなす2つの部分は長さ方向Lに沿って並んでいる。
この切欠部7c1は、支持部分7cの他方端から一方端側に向けて高さ方向Hに沿って延びるように形成されている。切欠部7c1は、その切欠部7c1の開口端から離れるほど開口の幅が狭くなるテーパー形状またはラウンド形状を有している。
具体的には切欠部7c1は、支持部分7cの他方端に位置する開口端部7caと、その開口端部7caから支持部分7cの一方端側へ延びる延在部分7cbとを有している。この開口端部7caは切欠部7c1の開口端から離れるほど開口の幅が狭くなるテーパー形状またはラウンド形状を有している。また延在部分7cbは、開口端部7caから離れるほど開口の幅が狭くなるテーパー形状を有している。
開口端部7caがテーパー形状よりなる場合、その開口端部7caのテーパー形状においては、延在部分7cbのテーパー形状よりも高さ方向Hに対する傾斜角度が大きくなっており、開口の幅の開きの度合いが大きい。
この外れ防止プレート7は、金属よりなっていることが好ましいが、硬度の高い樹脂などの材質からなっていてもよい。外れ防止プレート7は、1枚の平板が折り曲げられることにより規制部分7a、テーパー部分7bおよび支持部分7cが一体的に構成されていてもよく、またテーパー部分7bに支持部分7cが溶接、接着などによって取付けられていてもよい。
図5を参照して、外れ防止プレート7は、ハンドル2に取付けられている。その取付け状態において、一対の規制部分7aの各々は、一対の側部2acの幅方向Wの外側に位置している。つまり一対の規制部分7aは、根元部2aの一対の側部2acを幅方向Wにおいて挟み込んでいる。
一対の側部2acの各々は、図4に示すように孔2ae(軸部3a:図3(A)、(B))に対して高さ方向Hにおいて握り部2bと反対側に延びる延在部分R2を有している。図5に示すように一対の規制部分7aは、一対の側部2acのたとえば延在部分R2の幅方向Wの外側に位置している。
ハンドル2は、一対の側部2acの間に、幅方向Wに沿って延びるリブ2afを有している。このリブ2afは、支持部分7cの切欠部7c1に差し込まれている。これにより外れ防止プレート7は、ハンドル2に対して長さ方向Lに位置決めされている。
図6を参照して、上記のとおり一対の規制部分7aは、たとえば一対の側部2acの延在部分R2の幅方向Wの外側に位置している。しかし一対の規制部分7aは、固定具3の握り部2b側の端部PEと側部2acの中空空間1e側の端部2ac1との間に位置する側部2acの部分R1の幅方向Wの外側に位置していればよい。また一対の規制部分7aは、孔2aeの高さ方向Hの位置R3(つまり軸部3aの高さ方向Lの位置)で、一対の側部2acの幅方向Wの外側に位置していてもよい。
また一対の側部2acの各々の中空空間1e側の端部2ac1は、幅方向Wの外側においてラウンド形状を有していることが好ましい。つまり一対の側部2acのうち一方の側部2acの端部2ac1は他方の側部2acと対向する側とは反対側の面にラウンド形状を有していることが好ましい。これにより外れ防止プレート7を、一対の側部2acを挟み込むように根元部2aに嵌め込むことが容易となる。
また図4、図5に示すように、一方の側部2acと他方の側部2acとが互いに対向する側面には、孔2aeから高さ方向Hに延びる溝2ac2が形成されていてもよい。図6に示すように、この溝2ac2により高さ方向Hに沿って握り部2bから離れるにしたがって一対の側部2acの間の距離(幅)WSが大きくなっている。つまり一対の側部2acの各々には溝2ac2によって、高さ方向Hに沿って握り部2bから離れるにしたがって一対の側部2ac間の距離WSが大きくなるようなテーパー部が形成されている。これにより、軸部3aを孔2aeに嵌め込み易くなるため組立が容易となる。
図7を参照して、平面視において外れ防止プレート7をハンドル2に取付けた状態において、外れ防止プレート7の支持部分7cが一対の側部2acの一方の側部2acに当接していることが好ましい。これにより、外れ防止プレート7をハンドル2に取付ける際に、支持部分7cを一方の側部2acに当接させながら外れ防止プレート7をハンドル2に取付けることが可能となり、ハンドル2への外れ防止プレート7の位置決めおよび取付けが容易となる。
図8および図9を参照して、平面視において外れ防止プレート7をハンドル2に取付けた状態において、外れ防止プレート7の支持部分7cが一対の側部2acの双方の側部2acに当接していてもよい。これにより、外れ防止プレート7をハンドル2に取付ける際に、支持部分7cを一対の側部2acの双方に当接させながら外れ防止プレート7をハンドル2に取付けることが可能となり、ハンドル2への外れ防止プレート7の位置決めおよび取付けがより容易となる。
次に、中空管1の孔1aの形状、各部の寸法などについて図10を用いて説明する。
図10を参照して、孔1aは、第1の孔部1cと、第2の孔部1bとを有している。第1の孔部1cは、中空管1の長さ方向Lに沿う根元部2aの一方端2aaに位置している。第2の孔部1bは、その第1の孔部1cの端部から根元部2aの他方端2ab側に位置している。
ハンドル2の握り部2bの上記幅方向Wの寸法W2bは、根元部2aの幅方向Wの寸法W2aよりも大きく、かつ第2の孔部1bの幅方向Wの寸法W1aよりも大きい。
また第1の孔部1cの幅方向Wの寸法W1bは、第2の孔部1bの幅方向Wの寸法W1aよりも大きい。これにより根元部2aの一方端2aaにおける角部P1と第1の孔部1cとの間における隙間の幅方向Wの寸法G2は、根元部2aの側面2acと第2の孔部1bとの間における隙間の幅方向Wの寸法G1よりも大きい。また握り部2bの幅方向Wの寸法W2bは、中空管1の幅方向Wの寸法W1(たとえば直径D)よりも小さい。なお第1の孔部1cと第2の孔部1bとの境界Bは、根元部2aの一方端2aaから所定長さL1だけ他方端2ab側に位置している。寸法W2bは寸法W1b以上であることが好ましい。
また根元部2aの一方端2aaと第1の孔部1cとの間における隙間の上記長さ方向Lの寸法G3は、根元部2aの他方端2abと第2の孔部1bとの間における隙間の長さ方向Lの寸法G4よりも大きい。前記挿通孔1dは長孔であり、ハンドルの位置を前後(L方向)に位置調整しても根元部2aの一方端2aaと第1の孔部1cとの間における隙間の上記長さ方向Lの寸法G3は所定の隙間を確保できる。
また第2の孔部1bの上記長さ方向Lの他方端側には、第2の孔部1bの幅を広げるような幅広部1baが形成されていてもよい。これにより幅広部1baが形成された部分の第2の孔部1bの幅方向Wの寸法W1cは、幅広部1baが形成されていない部分の第2の孔部1bの幅方向Wの寸法W1aよりも大きい。この幅広部1baを設けたことによりハンドル2の中空管1への組み立てが容易となる。
次に、本実施の形態のドア開閉機構10の動作について図11(A)〜図11(C)を用いて説明する。なお図11(C)は、図11(B)のXc−Xc線に沿う概略断面図である。
図11(A)を参照して、ハンドル2を中空管1の中空空間1e側に押し込む前の状態においては、ハンドル2は中空管1の内周面とは接していない。つまり根元部2aの一方端2aaにおける最も中空空間1e側に位置する部分P2は、その回動軌跡(一点鎖線C−C)と交差する中空管1の内周面の部分P3と間隔をあけて離れている。またこの状態において回動部5の他方端5c側は中空管1の内周面に当接している。
この状態からオペレータが中空管1とハンドル2との双方を握り込むことにより、ハンドル2に図中太矢印F方向に力が加わる。このF方向の力により、ハンドル2が軸部3aを中心Oとして中空管1の中空空間1e側に押し込まれる方向に回動する。
図11(B)および図11(C)を参照して、上記の操作により、根元部2aの部分P2が中空管1の内周面の部分P3に当接するまでハンドル2が回動する。この際、回動部5はハンドル2に対して軸部5aを中心として回動する。この回動部5の回動により、回動部5の他方端5c側は中空管1の内周面に当接しながら長さ方向Lの他方端2ab側(図中左側)に移動する。これにより回動部5の他方端5c側に取付けられたワイヤー6が上記長さ方向Lの他方端2ab側に引っ張られる。これにより、図2に示すキャッチャー11の爪部とストライカー12のバー部材との係合状態を解除することができ、ドア15を開くことができる。
次に、本実施の形態のドア開閉機構10の好ましい構成について図11(A)〜図11(C)および図12を用いて説明する。
図12を参照して、上記においては根元部2aの側部2acの幅方向Wの移動を規制するために中空管1とは別体の外れ防止プレート7を用いた構成について説明したが、側部2acの幅方向Wの移動を規制する部分は中空管1と一体に構成されていてもよい。たとえば中空管1の孔1aの部分から中空管1の中空空間1e内へ折り曲げた折り曲げ部分1fを形成し、その折り曲げ部分1fにより側部2acの幅方向Wの移動が規制されてもよい。
図11(B)を参照して、ハンドル2が中空空間1e側に最も押し込まれた状態において、握り部2bと中空管1とが互いに最も近づく箇所で握り部2bと中空管1との間に隙間Gが生じるようにハンドル2が構成されている。また、最も押し込まれた状態において、ハンドル2の前端においても、隙間G3が生じるようにハンドル2が構成されている。
図11(A)を参照して、上記の隙間Gを生じさせるため、具体的には握り部2bと中空管1とが互いに最も近づく箇所における根元部2aからの高さH2(根元部2aの中空空間1e側から中空管1の外部側へ向かう方向の寸法H2)が、中空管1の高さ方向Hの寸法H1(たとえば直径D)よりも大きくなっている。
根元部2aの一方端2aaは、握り部2bに近づくほどハンドル2の回動中心O(軸部3a)から離れる傾斜を有している。つまり、回動中心Oから根元部2aの一方端2aaにおける最も中空空間1e側に位置する部分P2までの距離と等距離にある仮想の曲線C−Cを想定した場合、根元部2aの一方端2aaは上記部分P2から握り部2bに近づくほど、この仮想の曲線C−Cから回動中心Oを中心とする半径方向に離れる傾斜を有している。
また根元部2aの一方端2aaは、ハンドル2が中空空間1e側に押し込まれる前の状態において、上記長さ方向Lに延びる仮想の直線E−Eに対する根元部2aの一方端2aaの傾斜角度θ2は90°未満であることが好ましい。
また握り部2bは、根元部2aの一方端2aa側の上に位置する傾斜部と、根元部2aの他方端2ab側の上に位置する凹凸部とを有している。この傾斜部は、長さ方向Lに沿う根元部2aの他方端2ab側から一方端2aaに向かうほど中空管1から離れる傾斜を有している。この傾斜部は、根元部2aと握り部2bの凹凸部との境界線に対して90°未満の角度θ1で傾斜している。
また上記においては軸部3aを受け入れる部分として側部2acを貫通する孔2aeについて説明したが、軸部3aを受け入れる部分は側部2acを貫通しない有底状の穴であってもよく、貫通孔や有底状の穴を含む凹部であればよい。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
まず本実施の形態においては図6に示すように、ハンドル2に横方向Wの力(図中白抜き矢印の力)が作用した場合でも軸部3aが孔2aeから外れることを防止できる。そのことを図13に示す比較例と対比して以下に説明する。
図13に示す比較例の構成は、図6に示す本実施の形態の構成と比較して外れ防止プレート7が設けられていない点において異なっている。これ以外の比較例の構成は図3〜図6に示す本実施の形態の構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
この図13に示す比較例において、オペレータがドア開閉機構10を操作する際に、ハンドル2に横方向Wの力(図中白抜き矢印の力)が作用する場合がある。この場合、ハンドル2は破線で示すように変形しようとする。このハンドル2の変形において、根元部2aの側部2acは固定具3の握り部2b側の端部PEに当接し、その端部PEを中心として回転する。
この側部2acの回転により、側部2acの孔2aeから軸部3aが外れる。孔2aeから軸部3aが外れる際に衝撃音が生じるため、オペレータは部品が破損したと不安になる。また孔2aeからの軸部3aの外れが繰り返されると、軸部3aまたは孔2aeにへたりが生じる。
これに対して本実施の形態によれば、図6に示すように外れ防止プレート7の規制部分7aが、固定具3の握り部2b側の端部PEと側部2acの中空空間1e側の端部2ac1との間に位置する側部2acの部分R1の幅方向Wの外側に位置している。この規制部分7aにより、側部2acの幅方向Wの動きが規制されている。
このため、ハンドル2の握り部2bに図中の白抜き矢印で示すように幅方向Wの力が加わって根元部2aの側部2acが固定具3の握り部2b側の端部PEを中心に回転しようとしても、その回転を規制部分7aにより規制することが可能となる。これにより側部2acの孔2aeから軸部3aが外れることが防止される。
また図11(A)および図11(B)に示すように根元部2aの側部2acの孔2aeに軸部3aが挿入されているため、ハンドル2をその軸部3aを中心にして中空空間1e側と外部側との間で回動させることができる。これにより、オペレータは中空管1とハンドル2との双方を握り込んでハンドル2を中空空間1e側に押し込むという簡易な動作でドアの開閉を行うことができる。
また図6に示すように根元部2aは、軸部3aに対して握り部2bと反対側に延びる延在部分R2を有しており、規制部分7aはこの延在部分R2において側部2acの幅方向Wの動きを規制している。これにより側部2acの孔2aeから軸部3aが外れることが効果的に防止される。
また図6に示すように規制部分7aは、少なくとも孔2ae(軸部3a)の高さ位置Hにおいて側部2acの幅方向Wの動きを規制している。これにより側部2acの孔2aeから軸部3aが外れることがより効果的に防止される。
また図4に示すように外れ防止プレート7は、中空管1の長さ方向Lにおいて軸部3aから離れるほど幅WTが狭くなるように一対のテーパー部分7bを有している。これにより図11(B)および図11(C)に示すようにハンドル2が中空空間1e内に押し込まれた際に、外れ防止プレート7がハンドル2とともに中空管1内で回動しても、外れ防止プレート7が中空管1の内壁と干渉することが抑制され得る。
また図5に示すように外れ防止プレート7が支持部分7cを有しているため、この支持部分7cによって外れ防止プレート7をハンドル2のリブ2afに支持することができる。
また図4に示すように外れ防止プレート7の支持部分7cは、リブ2afを挟み込む切欠部7c1を有している。この切欠部7c1は、切欠部7c1の開口端から離れるほど開口の幅が狭くなるテーパー形状またはラウンド形状を有している。これにより支持部分7cの開口端部からリブ2afを差し込むことが容易となるとともに、切欠部7c1にリブ2afを深く差し込むにつれて切欠部7c1にしっかりと固定することが可能となる。
また図7、図8に示すように外れ防止プレート7の支持部分7cは、一対の側部2acの一方(図7)または双方(図8)に当接している。これにより支持部分7cを側部2acに当接させながら外れ防止プレート7をハンドル2に組み立てることが可能となり、ハンドル2に対する外れ防止プレート7の位置決めおよび組立が容易となる。
また図10に示すように握り部2bの幅方向Wの寸法W2bが根元部2aの幅方向Wの寸法W2aよりも大きく、かつ第2の孔部1bの幅方向Wの寸法W1aよりも大きい。このため、図14(C)に示すようにオペレータが中空管1とハンドル2との双方を握り込むことでハンドル2を中空空間1e側に押し込んだ場合、握り部2bの大きな幅W2bのため指や手の平が握り部2bと中空管1との間に入り込みにくくなる。これによりハンドル2の根元部2aと中空管1の孔1aとの隙間にオペレータが指や手の平を挟みにくくなる。
また図10に示すように第1の孔部1cの幅方向Wの寸法W1bは、第2の孔部1bの幅方向Wの寸法W1aよりも大きい。このように第1の孔部1cの幅方向Wの寸法W1bを大きくすることにより、オペレータの指が挟まれやすい根元部2aの一方端2aaにおける角部P1と第1の孔部1cと間の隙間の幅方向Wの寸法G2を大きくすることができ、この部分でオペレータの指が挟まれることを抑制することができる。また第2の孔部1bの幅方向Wの寸法W1aを小さくすることにより根元部2aと第2の孔部1bとの間の幅方向Wの隙間の寸法G1を小さくできる。このため、ハンドル2の中空管1に対するがたつきを抑制することができる。
また図3(A)、図3(B)などに示すように中空管1は丸パイプよりなっている。これにより図14(C)に示すようにオペレータが中空管1とハンドル2との双方を握り込んだときに、オペレータの指や手の平は図中矢印で示すように丸パイプの中空管1の外周面に沿って握り部2bと中空管1との間から逃げやすくなる。このためハンドル2の根元部2aと中空管1の孔1aとの間の隙間にオペレータが指や手の平をさらに挟みにくくなる。
また図10に示すように握り部2bの幅方向Wの寸法W2bは、中空管1の幅方向Wの寸法W1よりも小さい。これにより図14(A)、(B)、(C)に示すようにオペレータが中空管1とハンドル2との双方を握り込んだときにハンドル2を握りやすくなる。
また図11(B)に示すようにハンドル2が中空空間1e側に最も押し込まれた状態において、握り部2bと中空管1とが互いに最も近づく箇所で握り部2bと中空管1との間に隙間Gがある。これによりハンドル2を中空空間1e側に最も押し込んだ状態でも握り部2bと中空管1とが互いに接触することはない。また、最も押し込まれた状態において、ハンドル2の前端においても、隙間G3が生じるようにハンドル2が構成されている。
また図11(A)に示すように根元部2aの中空空間1e側から外部側へ向かう高さH2が、中空管1の高さ方向Hの寸法H1(たとえば直径D)よりも大きい。これによりハンドル2を中空空間1e側に最も押し込んだ状態でも握り部2bと中空管1とが互いに接触することはない。
また図11(A)に示すように根元部2aは長さ方向Lの他方端2ab側において回動可能に中空管1に支持されており、根元部2aの一方端2aaは握り部2bに近づくほどハンドル2の回動中心Oから離れる傾斜を有している。これにより図14(B)に示すように根元部2aの一方端2aaに指(人差し指)を掛けてハンドル2を図中矢印S2で示す方向に押し込む操作する場合でも、ハンドル2を押し込むほどにその一方端2aaに掛けた指が根元部2aの一方端2aaの傾斜に沿って図中矢印S1に示す方向に回動中心から離れていく。このように根元部2aとその根元部2aの長さ方向Lに位置する孔との隙間から指が逃げるように移動するため、その隙間に指が挟まれにくくなる。
また図11(A)に示すように握り部2bは、他方端2ab側から一方端2aaに向かうほど中空管1から離れる傾斜部を一方端に有している。オペレータはこの一方端の傾斜部によりハンドル2の握り部2bに対する自己の人差し指の位置を目視することなく認識することが可能となる。また回動中心Oとなる他方端側から最も離れた一方端の傾斜部を人差し指で中空空間側へ押し込むことにより、小さな操作力でハンドルを操作することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 中空管、1a 孔、1b 第2の孔部、1ba 幅広部、1c 第1の孔部、1d 挿通孔、1e 中空空間、2 ハンドル、2a 根元部、2a1 中空空間側端部、2a2 外部側端部、2aa,5b 一方端、2ab,5c 他方端、2ac 側部、2ad,2ae 孔、2b 握り部、3 固定具、3a,5a 軸部、3b ネジ孔、4 ボルト、5 回動部、6 ワイヤー、7 外れ防止プレート、7a 規制部分、7a1 間隔、7b テーパー部分、7c 支持部分、7ca 開口端部、7cb 延在部分、10 ドア開閉機構、11 キャッチャー、12 ストライカー、13 ロックアセンブリ、14 管、15 ドア、16 運転席、17 フロアプレート、18a フロントピラー、18b センターピラー、18c リアピラー、19 ルーフ、20 建設機械用キャブ、21 前部フレーム、22 後部車体、22a 作動油タンク、22b エンジン室、23 作業機、23a ブーム、23b バケット、23c ブームシリンダ、23d ベルクランク、23e バケットシリンダ、23f リンク、24a 前輪、24b 後輪、30 ホイールローダ。

Claims (8)

  1. ドアと、前記ドアの開閉のためのドア開閉機構とを備えた建設機械用キャブであって、
    前記ドア開閉機構は、
    内部に中空空間を有し、かつ前記中空空間と外部とをつなぐ孔を有する中空管と、
    前記中空管に取り付けられ、かつ幅方向に互いに対向する両側面の各々から突き出した一対の軸部を有する軸支持部と、
    前記両側面を挟み込む一対の側部を有しかつそれぞれが前記一対の軸部の各々を受け入れる凹部を前記一対の側部に有する根元部と、前記根元部の前記外部側の端部の握り部とを有し、かつ前記中空空間側に押し込む方向に移動可能なハンドルと、
    前記軸支持部の前記握り部側の端部と前記根元部の前記中空空間側の端部との間で前記根元部の前記幅方向の動きを規制する規制部材を含む、建設機械用キャブ。
  2. 前記根元部は、前記軸部に対して前記握り部と反対側に延びる延在部分を有し、
    前記規制部材は、前記延在部分において前記根元部の前記幅方向の動きを規制する、請求項1に記載の建設機械用キャブ。
  3. 前記規制部材は、少なくとも前記凹部において前記根元部の前記幅方向の動きを規制する、請求項1または2に記載の建設機械用キャブ。
  4. 前記規制部材は、前記中空管の長さ方向において前記軸部から離れるほど幅が狭くなる部分を有している、請求項1に記載の建設機械用キャブ。
  5. 前記ハンドルは、前記一対の側部の間に配置されたリブを有し、
    前記規制部材は、前記根元部の前記幅方向の動きを規制する規制部分と、前記規制部分に接続されて前記ハンドルの前記リブに支持された支持部分とを有している、請求項1に記載の建設機械用キャブ。
  6. 前記支持部分は、前記リブを挟み込む切欠部を有し、
    前記切欠部は、前記切欠部の開口端から離れるほど開口の幅が狭くなるテーパー形状またはラウンド形状を有している、請求項5に記載の建設機械用キャブ。
  7. 前記支持部分は、前記根元部の前記一対の側部の少なくとも一方に当接している、請求項5または6に記載の建設機械用キャブ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の前記建設機械用キャブを備えた、建設機械。
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