JP6555245B2 - トラクター - Google Patents

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Description

本発明は、農業用トラクターなどの作業車両に関する。
ボンネットのロックを解除する操作をレバーでたやすく行うことができる作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平5−139339号公報
しかしながら、本発明者は、上述された従来の作業車両においては、ボンネットの意図しない開放にともなう危険性が存在することに気付いた。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、ボンネットの意図しない開放にともなう危険性を低減することができる作業車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、
エンジンルーム(60)を覆う、開閉可能なボンネット(70)と、
閉じられた前記ボンネット(70)をロックするための回動可能なロックアーム(120)を有する、前記エンジンルーム(60)に設けられたボンネット固定具(100)と、
一方の端部(200a)が前記ロックアーム(120)と連結され、他方の端部(200b)が前記エンジンルーム(60)の外部に突出する、閉じられた前記ボンネット(70)のロックを解除する操作を行うためのボンネットロック解除操作ロッド(200)と、
前記ボンネットロック解除操作ロッド(200)の前記他方の端部(200b)を部分的にまたは全体的に取囲み、冶具(400)を挿入可能とする取囲み部材(300)と、
前記ボンネットロック解除操作ロッド(200)の前記他方の端部(200b)に、閉じられた前記ボンネット(70)のロックを解除する操作を行うために、前記取囲み部材(300)に挿入した前記治具(400)を係止する、係止部とを備えることを特徴とするトラクターである
これにより、取囲み部材(300)がボンネットロック解除操作ロッド(200)の他方の端部(200b)を部分的にまたは全体的に取囲むので、指のみで治具なしにボンネット(70)を開けることができる仕様を許容しないことで、ボンネット(70)の意図しない開放にともなう危険性を低減することができる。
第2の本発明は、
前記ボンネット固定具(100)を立設するプレート(61)を備え、
前記ボンネットロック解除操作ロッド(200)は前記プレート(61)を貫通し、
前記取囲み部材(300)は、前記プレート(61)の下面に固定され、
前記冶具(400)を引き下げると、ボンネットロック解除操作ロッド(200)の他方の端部(200b)は引下げられ、前記ボンネット(70)のロックを解除することを特徴とする請求項1記載のトラクターである。
これにより、上方からの雨水などがプレート(61)からエンジンルーム(60)に浸入してしまう恐れを低減できる。
第3の本発明は、
前記係止部は、治具係止孔(220)、治具係止凹部(230)、または治具係止切欠き(240)であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトラクターである。
これにより、係止部が治具係止孔(220)、治具係止凹部(230)、または治具係止切欠き(240)であるので、簡素な構成を実現することができる
第4の本発明は、
前記ボンネットロック解除操作ロッド(200)の前記他方の端部(200b)は、閉じられた前記ボンネット(70)のロックを解除する操作を行うための治具(400)が当接する、当接部を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のトラクターである。
これにより、ボンネットロック解除操作ロッド(200)の他方の端部(200b)が当接部を有するので、閉じられたボンネット(70)のロックを解除する操作をたやすく行うことができる。
第5の本発明は、
前記取囲み部材(300)は、閉じられた前記ボンネット(70)のロックを解除する操作が行われる取囲み部材切欠き(310)を有することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のトラクターである。
これにより、取囲み部材(300)が取囲み部材切欠き(310)を有するので、閉じられたボンネット(70)のロックを解除する操作をよりたやすく行うことができる。
本発明により、ボンネットの意図しない開放にともなう危険性を低減することが可能な作業車両を提供することができる。
本発明における実施の形態の農業用トラクターの右側面図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの運転ユニットの斜視図 本発明における実施の形態の農業用トラクターのエンジン近傍の左側面図 本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具およびボンネットロック解除操作ロッドの分解斜視図 本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット近傍の斜視図 本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット近傍の拡大斜視図 (a)本発明における実施の形態の農業用トラクターのロッドカラー部材の上面図、(b)本発明における実施の形態の農業用トラクターのロッドカラー部材の正面図、(c)本発明における実施の形態の農業用トラクターのロッドカラー部材の右側面図 (a)本発明における別の実施の形態(その一)の農業用トラクターのボンネットロック解除操作ロッドの部分正面図、(b)本発明における別の実施の形態(その一)の農業用トラクターのボンネットロック解除操作ロッドの部分右側面図 (a)本発明における別の実施の形態(その二)の農業用トラクターのボンネットロック解除操作ロッドの部分正面図、(b)本発明における別の実施の形態(その二)の農業用トラクターのボンネットロック解除操作ロッドの部分右側面図 本発明における別の実施の形態(その三)の農業用トラクターの治具の上面図 本発明における別の実施の形態(その三)の農業用トラクターの車体の後部の斜視図 本発明における別の実施の形態(その四)の農業用トラクターのボンネット近傍の拡大斜視図 本発明における別の実施の形態(その五)の農業用トラクターのボンネット近傍の拡大斜視図 本発明における別の実施の形態(その六)の農業用トラクターのロッドカラー部材近傍の部分右側面図 (a)本発明に関連する発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具近傍の部分上面図、(b)本発明に関連する発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具近傍の部分正面図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
はじめに、図1〜3を主として参照しながら、本発明における作業車両の一例である本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は本発明における実施の形態の農業用トラクターの右側面図であり、図2は本発明における実施の形態の農業用トラクターの運転ユニット20の斜視図であり、図3は本発明における実施の形態の農業用トラクターのエンジン30近傍の左側面図である。
図3においては、作業者が閉じられたボンネット70のロックを治具400で解除する操作を終えた後の状態が示されている。
まず説明されるのは、本実施の形態の農業用トラクターの基本的な構成および動作である。したがって、ボンネット固定具100およびボンネットロック解除操作ロッド200に関連する構成および動作などについては、後に詳細に説明する。
車体10の前部のボンネット70の内部であるエンジンルーム60には、メインキーであるエンジンキー28を利用して起動させられるエンジン30とともに、燃料タンク31、マフラー32、およびラジエーター33が設けられている。
エンジン30の回転動力は、運転ユニット20のフロア22の下方に設けられたトランスミッションケースの内部の変速装置にHST(Hydro Static Transmission)を介して伝えられる。そして、変速装置で変速された回転動力は、左前輪40Lおよび右前輪40R、ならびに左後輪50Lおよび右後輪50Rに伝えられる。
運転ユニット20には、前後進レバー24が設けられている。エンジン30の後方には、操舵ハンドル23が設けられている。操舵ハンドル23の後方には、運転席21が設けられている。ホースカバーは、操舵ハンドル23に接続されているホースを覆っている。操作コラムカバーの左側のフロア22には、クラッチペダル27が配置されている。操作コラムカバーの右側のフロア22には、左ブレーキペダル25Lおよび右ブレーキペダル25R、ならびにアクセルペダル26が配置されている。
車体10の前部には、フロントローダー油圧ホース81が接続されているフロントローダー80が装着されている。
車体10の後部には、工具箱90が装着されている。
つぎに、図4〜6を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図4は本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具100およびボンネットロック解除操作ロッド200の分解斜視図であり、図5は本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット70近傍の斜視図であり、図6は本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット70近傍の拡大斜視図である。
図6においては、理解を容易にするために、ボンネットピン71は示されていない。
ボンネット70は、エンジンルーム60を覆う、開閉可能なボンネットである。
ボンネット固定具100は、閉じられたボンネット70をロックするための回動可能なロックアーム120を有する、エンジンルーム60の内部に設けられた固定具である。
ボンネットロック解除操作ロッド200は、一方の端部200aがロックアーム120と連結され、他方の端部200bがエンジンルーム60の外部に突出する、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作を行うためのロッドである。
ロッドカラー部材300は、ボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bを取囲む部材である。
ロッドカラー部材300は、本発明における取囲み部材の一例である。
パイプ状のロッドカラー部材300はボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bを取囲むので、作業者が他方の端部200bに不意に触れてしまうことはほとんどなく、幼児などが他方の端部200bに不意に触れてしまうこともほとんどない。したがって、ボンネット70の意図しない開放にともなう危険性を低減することができ、安全性が向上される。
図7に示されているように、ロッドカラー部材300は、筒状である。
ここに、図7(a)は本発明における実施の形態の農業用トラクターのロッドカラー部材300の上面図であり、図7(b)は本発明における実施の形態の農業用トラクターのロッドカラー部材300の正面図であり、図7(c)は本発明における実施の形態の農業用トラクターのロッドカラー部材300の右側面図である。
ボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bには、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作を行うための治具400が係止させられる、治具係止孔220が設けられており、ロッドカラー部材300には、治具400を治具係止孔220に係止させて、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作を行うためのロッドカラー部材切欠き310が設けられている。
ロッドカラー部材切欠き310は、本発明における取囲み部材切欠きの一例である。
治具係止孔220のみならずロッドカラー部材切欠き310が設けられているので、治具400を治具係止孔220に係止させて、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作をたやすく行うことができる。そして、このような構成は、指のみで治具なしにボンネット70を開けることができる仕様を許容しない、新しい欧州の認証規定であるホモロゲーションを満足する構成である。
図4を主として参照しながら、ボンネット固定具100およびボンネットロック解除操作ロッド200に関連する構成および動作についてより詳細に説明すると、つぎの通りである。
ベースプレート61は、前フレーム63の上側にベースプレート取付け部材64で取付けられたバッテリベースプレートである。
固定具基部110はベースプレート61から立設しており、固定具基部突起111は後方へ突設されている。
ロックアーム120のボンネットピン係止切欠き121には、ボンネットピン71が係止させられる。したがって、閉じられたボンネット70は、ロックされる。
ロックアーム120の固定具基部突起挿入孔122には、アーム取付けリング部材112を介して固定具基部突起111が挿入される。したがって、ロックアーム120は固定具基部突起111の周りに回動可能である。
アーム付勢スプリング部材113は、アーム取付けリング部材112とアーム取付けナット114とで挟込まれて固定具基部突起111に取付けられる。そして、ロックアーム120には、アーム付勢スプリング部材113の先端部113aが係止させられる。したがって、閉じられたボンネット70のロックが解除されないような向きの付勢力がロックアーム120に常時印加されるので、ロックアーム120の状態は通常は水平状態である。
ベースプレート61のロッド貫通孔62を下方へ貫通するボンネットロック解除操作ロッド200の一方の端部200aには、ロックアーム突起挿入孔210が設けられている。
ロックアーム突起挿入孔210には、ロッド取付けワッシャー124を介してロックアーム突起123が挿入される。そして、ロックアーム突起123のロッド抜止めヘアピン係止孔125には、ロッド抜止めヘアピン126が挿入される。
作業者が閉じられたボンネット70のロックを治具400で解除する操作を始めると、ボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bは引下げられ、ロックアーム120はアーム付勢スプリング部材113の付勢力に抗して下方へ回動し、ボンネットピン71はボンネットピン係止切欠き121を上方へ滑ってロックアーム120を外れる。
作業者が閉じられたボンネット70のロックを治具400で解除する操作を終えると、ボンネットピン71が外れたロックアーム120はアーム付勢スプリング部材113の付勢力により上方へ回動し、ロックアーム120の状態は水平状態に復帰し、ボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bは押上げられる。
ロックアーム120の頭頂部120aには、ボンネット70が閉じられるときに、ボンネットピン71が下方へ滑ってボンネットピン係止切欠き121に嵌込みやすいように、傾斜が設けられている。
なお、図8に示されているように、ボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bには、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作を行うための治具400が係止させられる、治具係止凹部230が設けられており、ロッドカラー部材300には、治具400を治具係止凹部230に係止させて、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作を行うためのロッドカラー部材切欠き310が設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図8(a)は本発明における別の実施の形態(その一)の農業用トラクターのボンネットロック解除操作ロッド200の部分正面図であり、図8(b)は本発明における別の実施の形態(その一)の農業用トラクターのボンネットロック解除操作ロッド200の部分右側面図である。
また、図9に示されているように、ボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bには、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作を行うための治具400が係止させられる、治具係止切欠き240が設けられており、ロッドカラー部材300には、治具400を治具係止切欠き240に係止させて、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作を行うためのロッドカラー部材切欠き310が設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図9(a)は本発明における別の実施の形態(その二)の農業用トラクターのボンネットロック解除操作ロッド200の部分正面図であり、図9(b)は本発明における別の実施の形態(その二)の農業用トラクターのボンネットロック解除操作ロッド200の部分右側面図である。
また、治具400はエンジンキー28であり、治具係止孔220、治具係止凹部230、または治具係止切欠き240の形状はエンジンキー28の形状に対応している変形例の実施の形態も、考えられる。
ボンネットロック解除操作ロッド200の一方の端部200a、およびボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bは、平板状である。
ボンネットロック解除操作ロッド200の一方の端部200aは平板状であるので、一方の端部200aはロックアーム120とガタツキなく連結される。そして、ボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bは平板状であるので、治具係止孔220の位置が組立て時の位置ずれなどに起因してロッドカラー部材切欠き310の位置からそれてしまう恐れはほとんどなく、治具400を治具係止孔220にたやすく係止させることができる。さらに、一方の端部200aおよび他方の端部200bは平板状であるので、ボンネットロック解除操作ロッド200の形状は上下方向において対称的であり、ボンネットロック解除操作ロッド200の方向性を組立て時に気にしなくてもよい。
ボンネットロック解除操作ロッド200は、エンジンルーム60の前部の下側に配置されたベースプレート61を貫通する。
ボンネットロック解除操作ロッド200はベースプレート61を貫通するので、上方からの雨水などがロッド貫通孔62からエンジンルーム60に浸入してしまう恐れはほとんどない。もちろん、下方からの泥水などの浸入を防ぐロッド貫通孔62のシーリング部材がエンジンルーム60の前部の下側に設けられていてもよいし、前方からの泥水などの浸入を防ぐメッシュ部材がエンジンルーム60の前部の前側に設けられていてもよい。
本実施の形態においては、治具400は、非使用時には、着脱可能な治具留め紐410でエンジンキー28に留められる、廉価なスティック状の治具である。
したがって、治具400が紛失されてしまう恐れはほとんどなく、ローエンドモデルにおける治具400の標準的な装備をたやすく行うことができる。
そして、治具400は、使用時には、ロッドカラー部材300の前側面に設けられたロッドカラー部材切欠き310に挿入され、治具係止孔220に係止させられるので、作業者は、ボンネット70の前側のボンネット開放操作位置に立ち、一方の手を利用してボンネット70を持ちながら、他方の手を利用してボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bを引下げ、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作をたやすく行うことができる。
なお、図10および11に示されているように、治具400は、非使用時には、着脱可能な治具留め蝶ボルト420で工具箱取付けボルト挿入孔91に留められる、安全な刺抜きピンセット状の治具である変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図10は本発明における別の実施の形態(その三)の農業用トラクターの治具400の上面図であり、図11は本発明における別の実施の形態(その三)の農業用トラクターの車体10の後部の斜視図である。
図10においては、治具400の非使用時の状態が二点鎖線で示されている。図11においては、工具箱90が車体10の後部に装着されていない状態が示されている。
刺抜きピンセット状の治具400は持ちやすく、治具係止孔220に係止させられる治具400の先端部400aは、矢印AおよびBの向きと反対向きの弾性力に抗して突出させられなければ、引込んでいるので、作業者が先端部400aで怪我をしてしまう恐れはほとんどない。もちろん、工具箱90が車体10の後部に装着されているときには、治具400を工具箱取付けボルト挿入孔91に留めることができないので、治具400は工具箱90に収納されてもよい。
また、図12に示されているように、治具400は、使用時には、ロッドカラー部材300の左側面または右側面に設けられたロッドカラー部材切欠き310に挿入される変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図12は、本発明における別の実施の形態(その四)の農業用トラクターのボンネット70近傍の拡大斜視図である。
図12においては、理解を容易にするために、ボンネットピン71は示されていない。
フロントローダー80が車体10の前部に装着されており、作業者がボンネット70の前側のボンネット開放操作位置に立ちにくいときにも、作業者は、ボンネット70の左または右側の位置に立ち、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作をたやすく行うことができる。
また、図13に示されているように、作業者は、ボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bを押上げ、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作をたやすく行うことができる変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図13は、本発明における別の実施の形態(その五)の農業用トラクターのボンネット70近傍の拡大斜視図である。
図13においては、理解を容易にするために、ボンネットピン71は示されていない。
治具400は、使用時には、矢印Cの向きにロッドカラー部材300の下面に設けられた開口部300aに挿入され、ボンネットロック解除操作ロッド200に当接させられるので、ボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bは矢印Dの向きに押上げられ、ロックアーム120は矢印Eの向きに回動する。
また、図14に示されているように、治具400は、使用時には、ロッドカラー部材300の下面に設けられた開口部300aに挿入され、ボンネットロック解除操作ロッド200に螺合させられる変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図14は、本発明における別の実施の形態(その六)の農業用トラクターのロッドカラー部材300近傍の部分右側面図である。
図14においては、理解を容易にするために、ロッドカラー部材300などについては断面が示されている。
ボンネットロック解除操作ロッド200の他方の端部200bに設けられた螺子は、作業者が右利きである場合には右螺子であり、作業者が左利きである場合には左螺子であることが、望ましい。なぜならば、他方の端部200bに設けられた螺子に対応している螺子穴が設けられている治具400が親指で回しやすい向きは、作業者が右利きである場合には反時計回りの向きであり、作業者が左利きである場合には時計回りの向きであるからである。もちろん、他方の端部200bが治具400の使用時に引下げられる構成が採用されてもよいし、他方の端部200bが治具400の使用時に押上げられる構成が採用されてもよい。
なお、図15に示されているように、ボンネットロック解除操作ロッド200およびロッドカラー部材300がない変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図15(a)は本発明に関連する発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具100近傍の部分上面図であり、図15(b)は本発明に関連する発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具100近傍の部分正面図である。
治具400は、使用時には、矢印Fの向きにベースプレート61に設けられた治具挿入孔65に挿入され、ロックアーム120の下面に設けられた治具当接溝127に当接させられるので、ロックアーム120は矢印Gの向きに回動する。もちろん、たとえば、部品点数の抑制が要請される、または所定の作業者以外の人間がボンネット70を自由に開けることができない仕様が望ましいのであれば、治具400はエンジンキー28であり、治具挿入孔65および治具当接溝127の形状はエンジンキー28の形状に対応している構成が採用されてもよい。
本発明における作業車両は、ボンネットの意図しない開放にともなう危険性を低減することができ、農業用トラクターなどの作業車両に利用する目的に有用である。
10 車体
20 運転ユニット
21 運転席
22 フロア
23 操舵ハンドル
24 前後進レバー
25L 左ブレーキペダル
25R 右ブレーキペダル
26 アクセルペダル
27 クラッチペダル
28 エンジンキー
30 エンジン
31 燃料タンク
32 マフラー
33 ラジエーター
40L 左前輪
40R 右前輪
50L 左後輪
50R 右後輪
60 エンジンルーム
61 ベースプレート
62 ロッド貫通孔
63 前フレーム
64 ベースプレート取付け部材
65 治具挿入孔
70 ボンネット
71 ボンネットピン
80 フロントローダー
81 フロントローダー油圧ホース
90 工具箱
91 工具箱取付けボルト挿入孔
100 ボンネット固定具
110 固定具基部
111 固定具基部突起
112 アーム取付けリング部材
113 アーム付勢スプリング部材
114 アーム取付けナット
120 ロックアーム
121 ボンネットピン係止切欠き
122 固定具基部突起挿入孔
123 ロックアーム突起
124 ロッド取付けワッシャー
125 ロッド抜止めヘアピン係止孔
126 ロッド抜止めヘアピン
127 治具当接溝
200 ボンネットロック解除操作ロッド
210 ロックアーム突起挿入孔
220 治具係止孔
230 治具係止凹部
240 治具係止切欠き
300 ロッドカラー部材
310 ロッドカラー部材切欠き
400 治具
410 治具留め紐
420 治具留め蝶ボルト

Claims (5)

  1. エンジンルーム(60)を覆う、開閉可能なボンネット(70)と、
    閉じられた前記ボンネット(70)をロックするための回動可能なロックアーム(120)を有する、前記エンジンルーム(60)に設けられたボンネット固定具(100)と、
    一方の端部(200a)が前記ロックアーム(120)と連結され、他方の端部(200b)が前記エンジンルーム(60)の外部に突出する、閉じられた前記ボンネット(70)のロックを解除する操作を行うためのボンネットロック解除操作ロッド(200)と、
    前記ボンネットロック解除操作ロッド(200)の前記他方の端部(200b)を部分的にまたは全体的に取囲み、冶具(400)を挿入可能とする取囲み部材(300)と、
    前記ボンネットロック解除操作ロッド(200)の前記他方の端部(200b)に、閉じられた前記ボンネット(70)のロックを解除する操作を行うために、前記取囲み部材(300)に挿入した前記治具(400)を係止する、係止部とを備えることを特徴とするトラクター
  2. 前記ボンネット固定具(100)を立設するプレート(61)を備え、
    前記ボンネットロック解除操作ロッド(200)は前記プレート(61)を貫通し、
    前記取囲み部材(300)は、前記プレート(61)の下面に固定され、
    前記冶具(400)を引き下げると、ボンネットロック解除操作ロッド(200)の他方の端部(200b)は引下げられ、前記ボンネット(70)のロックを解除することを特徴とする請求項1記載のトラクター
  3. 前記係止部は、治具係止孔(220)、治具係止凹部(230)、または治具係止切欠き(240)であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトラクター
  4. 前記ボンネットロック解除操作ロッド(200)の前記他方の端部(200b)は、閉じられた前記ボンネット(70)のロックを解除する操作を行うための治具(400)が当接する、当接部を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のトラクター。
  5. 前記取囲み部材(300)は、閉じられた前記ボンネット(70)のロックを解除する操作が行われる取囲み部材切欠き(310)を有することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のトラクター
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