JP6834895B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、農業用トラクターなどの作業車両に関する。
ボンネットのロックを解除する操作をレバーでたやすく行うことができる作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平5−139339号公報
しかしながら、前述された従来の作業車両においては、ボンネットの意図しない開放にともなう危険性が存在する。
本発明は、前述された従来の課題を考慮し、ボンネットの意図しない開放にともなう危険性を低減することができる作業車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、エンジンルームを覆う、開閉可能なボンネットと、
閉じられた前記ボンネットをロックするための弾性部材を有する、前記エンジンルームに設けられたボンネット固定具と、
前記ボンネット固定具と係止する、前記ボンネットの内壁に設けられたロック部材と、
を備え、
前記ボンネットには、治具が挿入される治具挿入孔が設けられており、
前記治具挿入孔に挿入された前記治具が前記弾性部材に当接することにより、閉じられた前記ボンネットのロックを解除する操作が行われ、
前記ロック部材は、係止部を有し、
前記弾性部材は、前記係止部が係止する曲げ部と、前記治具挿入孔に挿入された前記治具が当接する当接部と、を有する板ばね部材であり、
前記板ばね部材の上端部は前記当接部を形成しており、前記板ばね部材の中間部は前記曲げ部を形成しており、前記板ばね部材の下端部は取付け部を形成していることを特徴とする作業車両である。
第2の本発明は、前記ロック部材は、前記治具挿入孔に挿入された前記治具が前記当接部に当接するように、前記治具を案内する案内部を有し、
前記案内部は、前記治具挿入孔と前記当接部との間に位置することにより、前記治具を案内することを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第3の本発明は、前記治具挿入孔は、前記ボンネットの前部に配置されており、
前記ボンネット固定具は、前記エンジンルームの前部の下側に配置されたベースプレート部材から立設されているボンネット固定具取付け基部へ取付けられており、
前記ボンネット固定具が前記ボンネット固定具取付け基部へ取付けられている位置は、調整可能であることを特徴とする第1または第2の本発明の作業車両である。
本発明に関連する第1の明は、エンジンルームを覆う、開閉可能なボンネットと、
閉じられた前記ボンネットをロックするための弾性部材を有する、前記エンジンルームに設けられたボンネット固定具と、
前記ボンネット固定具と係止する、前記ボンネットの内壁に設けられたロック部材と、
を備え、
前記ボンネットには、治具が挿入される治具挿入孔が設けられており、
前記治具挿入孔に挿入された前記治具が前記弾性部材に当接することにより、閉じられた前記ボンネットのロックを解除する操作が行われることを特徴とする作業車両である。
これにより、治具挿入孔に挿入された治具が弾性部材に当接することにより、閉じられたボンネットのロックを解除する操作が行われるので、ボンネットの意図しない開放にともなう危険性を低減することができる。
本発明に関連する第2の明は、前記ロック部材は、係止部を有し、
前記弾性部材は、前記係止部が係止する曲げ部と、前記治具挿入孔に挿入された前記治具が当接する当接部と、を有する板ばね部材であることを特徴とする本発明に関連する第1の明の作業車両である。
これにより、弾性部材が板ばね部材であるので、簡素な構成を実現することができる。
本発明に関連する第3の明は、前記ロック部材は、前記治具挿入孔に挿入された前記治具が前記当接部に当接するように、前記治具を案内する案内部を有し、
前記案内部は、前記治具挿入孔と前記当接部との間に位置することにより、前記治具を案内することを特徴とする本発明に関連する第2の明の作業車両である。
これにより、ロック部材が治具を案内する案内部を有するので、閉じられたボンネットのロックを解除する操作をたやすく行うことができる。
本発明に関連する第4の明は、前記治具挿入孔は、前記ボンネットの前部に配置されており、
前記ボンネット固定具は、前記エンジンルームの前部の下側に配置されたベースプレート部材から立設されているボンネット固定具取付け基部へ取付けられており、
前記ボンネット固定具が前記ボンネット固定具取付け基部へ取付けられている位置は、調整可能であることを特徴とする本発明に関連する第1から第3のいずれかの明の作業車両である。
これにより、ボンネット固定具がボンネット固定具取付け基部へ取付けられている位置が調整可能であるので、利便性を向上することができる。
本発明により、ボンネットの意図しない開放にともなう危険性を低減することが可能な作業車両を提供することができる。
本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な左側面図 本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット近傍の部分斜視図 本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット近傍の部分背面図 本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット近傍の模式的な部分断面図 本発明における実施の形態の農業用トラクターのベースプレート部材近傍の部分斜視図(その一) 本発明における実施の形態の農業用トラクターのベースプレート部材近傍の部分斜視図(その二) 本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具近傍の模式的な部分断面図(その一) 本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具近傍の模式的な部分断面図(その二) 本発明における別の実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具近傍の模式的な部分断面図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
はじめに、図1〜4を主として参照しながら、本発明における作業車両の一例である本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な左側面図であり、図2は本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット70近傍の部分斜視図であり、図3は本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット70近傍の部分背面図であり、図4は本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット70近傍の模式的な部分A−A断面図である。
本実施の形態の農業用トラクターは、図2においては、左上前側から見られている。
図4においては、治具400が治具挿入孔71に挿入されようとする状態が示されている。
以下同様であるが、いくつかの構成要素は図面において示されていないこともあるし省略的に示されていることもある。たとえば、図1、3および4においては、ボンネット固定具100などの構成がより理解しやすくなるように、フロントグリル78は示されていない。
まず説明されるのは、本実施の形態の農業用トラクターの基本的な構成および動作である。したがって、ボンネット固定具100に関連する構成および動作などについては、後に詳細に説明する。
車体10の前部のボンネット70の内部であるエンジンルーム60には、メインキーであるエンジンキーを利用して起動させられるエンジン30とともに、燃料タンク31、マフラー、およびラジエーターなどが設けられている。
エンジン30の回転動力は、運転ユニット20のフロア22の下方に設けられたトランスミッションケースの内部の変速装置にHST(Hydro Static Transmission)を介して伝えられる。そして、変速装置で変速された回転動力は、左右一対の前輪40、および左右一対の後輪50などに伝えられる。
エンジン30の後方の運転ユニット20には、操舵ハンドル23および前後進レバーなどが設けられている。操舵ハンドル23の後方には、運転席21が設けられている。ホースカバーは、操舵ハンドル23に接続されているホースを覆っている。操作コラムカバーの左側のフロア22には、クラッチペダルなどが配置されている。操作コラムカバーの右側のフロア22には、左ブレーキペダルおよび右ブレーキペダル、ならびにアクセルペダルなどが配置されている。
車体10の後部には、作業機が装着される三点リンク機構11が設けられている。
つぎに、図2〜6を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図5および6は、本発明における実施の形態の農業用トラクターのベースプレート部材61近傍の部分斜視図(その一および二)である。
本実施の形態の農業用トラクターは、図5においては左下前側から見られており、図6においては右上前側から見られている。
ボンネット70は、エンジンルーム60を覆う、開閉可能なボンネットである。
ボンネット本体部70aは、フード前開き仕様に準拠するように、エンジンルーム60の後方の左右一対のボンネット取付け部70dで車体10へ回動可能に取付けられている。エンジン冷却通風用であるフロントグリル78のためのフロントグリル部70cのみならず、照明用である左右一対のフロントライト77のためのフロントライト部70bは、ボンネット本体部70aに一体化されている。
ボンネット固定具100は、閉じられたボンネット70をロックするための板ばね部材200を有する、エンジンルーム60に設けられた固定具である。
板ばね部材200は、本発明における弾性部材の一例である。
弾性部材が後述の曲げ部210を有する板ばね部材200であるので、簡素な構成を実現することができる。
ロック部材80は、ボンネット固定具100と係止する、ボンネット70の内壁に設けられた部材である。
ロック部材80の組付けは、ボンネット70が最下位置に降下して閉じられている状態において行われる。
ボンネット70には、治具400が挿入される治具挿入孔71が設けられている。
治具挿入孔71に挿入された治具400が板ばね部材200に当接することにより、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作が行われる。
ボンネット70には治具挿入孔71が設けられており、治具挿入孔71に挿入された治具400が板ばね部材200に当接することにより、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作が行われるので、ボンネット70の意図しない開放にともなう危険性を低減することができる。
そして、このような構成は、指のみで治具なしにボンネット70を開けることができる仕様を許容しない、新しい欧州の認証規定であるホモロゲーションを満足する構成である。
治具挿入孔71、ロック部材80およびボンネット固定具100については、後にさらに説明する。
ベースプレート部材61は、バッテリ500がボンネット固定具100とともに上面へ取付けられているバッテリベースプレート部材である。
バッテリロッド510は、ストッパープレートとして機能する板ばね部材200の後方に設けられた孔を通るロッドである。
バッテリストッパー520は、バッテリ500の側面が係止するストッパーである。
バッテリケーブル530の下端部の組付けは、塗装防止箇所を利用して行われる。
組付けパッド540を利用する組付けは、バッテリ500の左側でのみ行われる。
部品点数が増大しないように、ハーネスクランプ550の共締めがベースプレート部材61の組付けを利用して行われる。
つぎに、図5〜8を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作についてもっとより具体的に説明する。
ここに、図7および8は、本発明における実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具100近傍の模式的な部分A−A断面図(その一および二)である。
図7においては治具挿入孔71に挿入された治具400が板ばね部材200に当接している状態が示されており、図8においては治具400が治具挿入孔71に挿入されようとする状態が示されている。
図7においては、ボンネット固定具100などの構成がより理解しやすくなるように、フロントグリル78は示されていない。
治具挿入孔71は、ボンネット70の前部に配置されている。
後にさらに説明されるように、治具挿入孔71は、フロントグリル部70cの下部に貫通孔として設けられている。
なお、たとえば、治具挿入孔71がボンネット70の左部または右部に配置されている変形例の実施の形態も、考えられる。
ボンネット固定具100は、エンジンルーム60の前部の下側に配置されたベースプレート部材61から立設されているボンネット固定具取付け基部62へ取付けられている。
後にさらに説明されるように、ボンネット固定具100は、ベースプレート部材61の上面の前部に板ばね部材200を利用して設けられている。
平坦で丈夫なベースプレート部材61は十分に前方へ張出しており、ボンネット固定具取付け基部62はベースプレート部材61からしっかりと立設されているので、ベースプレート部材61はボンネット固定具100が取付けられる取付け部材としても機能する。
このため、部品点数は、ボンネット固定具100を取付ける目的のために大きく増大しない。
ボンネット固定具100がボンネット固定具取付け基部62へ取付けられている位置は、調整可能である。
ボンネット固定具100がベースプレート部材61から立設されているボンネット固定具取付け基部62へ取付けられており、ボンネット固定具100がボンネット固定具取付け基部62へ取付けられている位置が調整可能であるので、利便性を向上することができる。
ボンネット固定具100が有する板ばね部材200の下端部は、およそU字形状に曲げられており、ボンネット固定具100をボンネット固定具取付け基部62へ取付けるための取付け部230を形成している。板ばね部材200の下端部がおよそU字形状に曲げられているので、板ばね部材200の弾性力は十分に確保される。
およそL字形状に曲げられた板ばね部材200の上端部は当接部220を形成しており、およそ逆U字形状に曲げられた板ばね部材200の中間部は曲げ部210を形成している。
曲げ部210および当接部220については、後にさらに説明する。
取付け部230には、左右一対の取付け部孔231が設けられている。
ボンネット固定具取付け基部62は、下端部が溶接を利用してベースプレート部材61の上面へ取付けられている、およそL字形状に曲げられた平板である。
ボンネット固定具取付け基部62には、左右一対のボンネット固定具取付け基部孔63が設けられている。
ボンネット固定具100は、左右一対のボンネット固定具取付けボルト310を利用してボンネット固定具取付け基部62の平坦部へ取付けられている。ボンネット固定具取付けボルト310は、取付け部孔231およびボンネット固定具取付け基部孔63を貫通する。ボンネット固定具取付けボルト310の尾部は、ボンネットスプリング取付けナット75に螺合する。
取付け部孔231は、閉じられたボンネット70の上下方向における位置がトラクターごとに少し異なっても、ボンネット固定具100の上下取付け位置が調整可能であるように、長手方向は上下方向である長孔として設けられている。
なお、たとえば、取付け部孔231が、閉じられたボンネット70の左右方向における位置がトラクターごとに少し異なっても、ボンネット固定具100の左右取付け位置が調整可能であるように、長手方向は左右方向である長孔として設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
また、たとえば、取付け部孔231が、丸孔として設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
ボンネット固定具取付け基部孔63は、丸孔として設けられている。
なお、たとえば、ボンネット固定具取付け基部孔63が、閉じられたボンネット70の上下方向における位置がトラクターごとに少し異なっても、ボンネット固定具100の上下取付け位置が調整可能であるように、長手方向は上下方向である長孔として設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
また、たとえば、ボンネット固定具取付け基部孔63が、閉じられたボンネット70の左右方向における位置がトラクターごとに少し異なっても、ボンネット固定具100の左右取付け位置が調整可能であるように、長手方向は左右方向である長孔として設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
ロック部材80は、係止部81を有する。
板ばね部材200は、係止部81が係止する曲げ部210と、治具挿入孔71に挿入された治具400が当接する当接部220と、を有する部材である。
後にさらに説明されるように、フロントグリル部70cの内壁の下部に係止ピンとして設けられた係止部81は、ボンネット70が閉じられているとき、板ばね部材200に段差として設けられた曲げ部210に入込むことにより、閉じられたボンネット70はロックされる。
ロック部材80は、治具挿入孔71に挿入された治具400が当接部220に当接するように、治具400を案内する案内部82を有する。
ロック部材80が治具400が当接部220に当接するように治具400を案内する案内部82を有するので、閉じられたボンネット70のロックを解除する操作をたやすく行うことができる。
治具挿入孔71はボンネット70に配置されており、案内部82を有するロック部材80はボンネット70に設けられた部材であるので、両方ともボンネット70と一体的に形成されている、治具挿入孔71と案内部82との間の位置関係は固定され、ロック部材80は治具400が当接部220に当接するように治具400を確実に案内することができる。
なお、たとえば、板ばね部材200が治具400を案内する案内部82を有する変形例の実施の形態も、考えられる。
案内部82は、治具挿入孔71と当接部220との間に位置することにより、治具400を案内する。
案内部82は、前端部が溶接を利用してボンネット本体部70aの前縁部へ取付けられている、およそL字形状に曲げられた平板である。案内部82の後端部には、治具挿入孔71に挿入された治具400がまっすぐ貫通する治具案内孔83が設けられている。治具400が治具案内孔83をまっすぐ貫通するので、治具案内孔83は、治具挿入孔71に挿入された治具400が当接部220に当接するように、治具400を案内するガイドとして機能する。
なお、本発明における別の実施の形態の農業用トラクターのボンネット固定具100近傍の模式的な部分A−A断面図である図9において示されているように、およそ漏斗形状に形成された治具誘導部材84が、治具400が治具挿入孔71にまっすぐ挿入されなくても、誘導された治具400が治具案内孔83をまっすぐ貫通するように、治具案内孔83の入口に取付けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
係止部81は、両端部が溶接を利用して案内部82の平坦部へ取付けられている、およそU字形状に曲げられた丸棒である。
左右一対のロック部材ボルト91は、案内部82の平坦部を貫通する。ロック部材ボルト91は、フロントグリル部70cの内壁と一体的に形成された円筒部70eに設けられたねじ穴に螺合し、案内部82の平坦部を固定する。円筒部70eは、ロック部材80とフロントグリル部70cとの間の空間を確保するスペーサーとして機能する。
ボンネット70には、左右一対のボンネットスプリング72が設けられている。
ボンネットスプリング72は、ボンネットスプリング取付けボルト74を利用してボンネットスプリング取付け部73の平坦部へ取付けられている。ボンネットスプリング取付け部73は、板曲げ加工を利用して案内部82と一体的に形成されている、およそL字形状に曲げられた平板である。ボンネットスプリング取付けボルト74の尾部は、ボンネットスプリング取付けナット75に螺合する。
ボンネットスプリング72の自由端部には、ボンネットスプリングキャップ76が取付けられている。
ボンネットスプリングキャップ76は、ボンネット70が閉じられているとき、ベースプレート部材61の上面に当接する。
ボンネット70の開閉についてより具体的に説明すると、つぎの通りである。
はじめに、ボンネット70を閉じる操作について説明する。
ボンネット70が閉じられようとするとき、ボンネット70の係止部81は、板ばね部材200の弾性力に抗して矢印Xで示された向きに後方へ板ばね部材200を押しながら、矢印Ydで示された向きに下方へ動く。
板ばね部材200の上端部は後方へ倒れるように傾いているので、ボンネット70の係止部81は容易に後方へ板ばね部材200を押すことができ、ボンネット70はスムーズに下方へ動く。
ボンネット70が閉じられると、ボンネット70の係止部81は板ばね部材200の曲げ部210に係止し、後方へ押されていた、板ばね部材200の姿勢は元の姿勢へ戻る。
このときに、ボンネットスプリングキャップ76はベースプレート部材61の上面に当接しており、ボンネット70はボンネットスプリング72の付勢力により矢印Yuで示された向きに上方へ押される。
すると、ボンネット70の係止部81は板ばね部材200の曲げ部210にしっかりと係止し、ボンネット70は動かない。
平坦で丈夫なベースプレート部材61は十分に前方へ張出しており、ボンネットスプリングキャップ76の下面全体はベースプレート部材61の上面にしっかりと当接するので、ベースプレート部材61はボンネットスプリングキャップ76が当接する当接部材としても機能する。
このため、車体10の振動などに起因するボンネット70の意図しない開放は、部品点数の大きな増大をともなうことなく抑制される。
つぎに、ボンネット70を開ける操作について説明する。
ボンネット70が開けられようとするとき、治具挿入孔71に挿入された治具400は、板ばね部材200の弾性力に抗して矢印Xで示された向きに後方へ板ばね部材200を押す。
板ばね部材200の上端部は当接部220を形成しており、板ばね部材200の中間部は曲げ部210を形成しており、板ばね部材200の下端部は取付け部230を形成しているので、治具挿入孔71に挿入された治具400は容易に後方へ板ばね部材200を押すことができる。
このときにも、ボンネットスプリングキャップ76はベースプレート部材61の上面に当接しており、ボンネット70はボンネットスプリング72の付勢力により矢印Yuで示された向きに上方へ押される。
すると、ボンネット70の係止部81は板ばね部材200の曲げ部210を容易に外れ、ボンネット70はスムーズに上方へ動く。
治具挿入孔71に挿入された治具400が治具挿入孔71から抜かれると、後方へ押されていた、板ばね部材200の姿勢は元の姿勢へ戻る。
前述されたように、平坦で丈夫なベースプレート部材61は十分に前方へ張出しており、ボンネットスプリングキャップ76の下面全体はベースプレート部材61の上面にしっかりと当接するので、ベースプレート部材61はボンネットスプリングキャップ76が当接する当接部材としても機能する。
このため、ボンネット70を開く操作は、部品点数の大きな増大をともなうことなくアシストされる。
もちろん、ベースプレート部材61は十分に前方へ張出しているので、手または足などを、治具400なしでボンネット70を開くために、ベースプレート部材61とボンネット70との間の狭い隙間に下方から挿入することはできない。
このため、治具400なしでボンネット70を開く不正な操作は、部品点数の増大をともなうことなく抑制される。
本発明における作業車両は、ボンネットの意図しない開放にともなう危険性を低減することができ、たとえば、農業用トラクターなどの作業車両に利用する目的に有用である。
10 車体
11 三点リンク機構
20 運転ユニット
21 運転席
22 フロア
23 操舵ハンドル
30 エンジン
31 燃料タンク
40 前輪
50 後輪
60 エンジンルーム
61 ベースプレート部材
62 ボンネット固定具取付け基部
63 ボンネット固定具取付け基部孔
70 ボンネット
70a ボンネット本体部
70b フロントライト部
70c フロントグリル部
70d ボンネット取付け部
70e 円筒部
71 治具挿入孔
72 ボンネットスプリング
73 ボンネットスプリング取付け部
74 ボンネットスプリング取付けボルト
75 ボンネットスプリング取付けナット
76 ボンネットスプリングキャップ
77 フロントライト
78 フロントグリル
80 ロック部材
81 係止部
82 案内部
83 治具案内孔
84 治具誘導部材
91 ロック部材ボルト
100 ボンネット固定具
200 板ばね部材
210 曲げ部
220 当接部
230 取付け部
231 取付け部孔
310 ボンネット固定具取付けボルト
320 ボンネット固定具取付けナット
400 治具
500 バッテリ
510 バッテリロッド
520 バッテリストッパー
530 バッテリケーブル
540 組付けパッド
550 ハーネスクランプ

Claims (3)

  1. エンジンルームを覆う、開閉可能なボンネットと、
    閉じられた前記ボンネットをロックするための弾性部材を有する、前記エンジンルームに設けられたボンネット固定具と、
    前記ボンネット固定具と係止する、前記ボンネットの内壁に設けられたロック部材と、
    を備え、
    前記ボンネットには、治具が挿入される治具挿入孔が設けられており、
    前記治具挿入孔に挿入された前記治具が前記弾性部材に当接することにより、閉じられた前記ボンネットのロックを解除する操作が行われ、
    前記ロック部材は、係止部を有し、
    前記弾性部材は、前記係止部が係止する曲げ部と、前記治具挿入孔に挿入された前記治具が当接する当接部と、を有する板ばね部材であり、
    前記板ばね部材の上端部は前記当接部を形成しており、前記板ばね部材の中間部は前記曲げ部を形成しており、前記板ばね部材の下端部は取付け部を形成していることを特徴とする業車両。
  2. 前記ロック部材は、前記治具挿入孔に挿入された前記治具が前記当接部に当接するように、前記治具を案内する案内部を有し、
    前記案内部は、前記治具挿入孔と前記当接部との間に位置することにより、前記治具を案内することを特徴とする請求項に記載の作業車両。
  3. 前記治具挿入孔は、前記ボンネットの前部に配置されており、
    前記ボンネット固定具は、前記エンジンルームの前部の下側に配置されたベースプレート部材から立設されているボンネット固定具取付け基部へ取付けられており、
    前記ボンネット固定具が前記ボンネット固定具取付け基部へ取付けられている位置は、調整可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
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