JP6449467B2 - 車両用シートロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉可能な乗車用シートに設けられるシートフックと、閉じ位置にある前記乗車用シートの下方に固定配置されるハウジングと、前記シートフックに係合可能な施錠爪を有するとともに前記乗車用シートが閉じ位置にある状態での前記シートフックに前記施錠爪を係合させる係合位置ならびに前記シートフックとの前記施錠爪の係合を解除する係合解除位置間での回動を可能としつつ車両ユーザの操作に伴って前記係合位置から前記係合解除位置に回動するようにして前記ハウジングに回動自在に支持される係合レバーと、前記係合位置側に向けて前記係合レバーを付勢することを可能とした付勢手段とを備え、前記乗車用シートの閉じ位置側への移動に伴う前記シートフックの作動に応じて前記係合レバーの施錠爪を前記シートフックに係合させるようにした車両用シートロック装置に関する。
自動二輪車の乗車用シートのシートロック装置が、特許文献1で開示されており、このものでは、シートロック装置が、乗車用シートに設けられるシートフックに係脱可能に係合する施錠爪と、車両ユーザの操作に応じて回動する中継アームと、中継アームおよび施錠爪間に設けられる引っ張りばねとを有するように構成されている。
日本特開平10−203443号公報
上記特許文献1で開示されたもののシートロック装置は、車両ユーザの操作に応じて中継レバーが回動すると、中継レバーの施錠爪との係合が解除され、施錠爪が引っ張りばねの弾発力で回動することで乗車用シートがポップアップして開くように構成されているが、構造をより簡素化することが望まれる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構造でシートロック状態を維持し得るようにした車両用シートロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、開閉可能な乗車用シートに設けられるシートフックと、閉じ位置にある前記乗車用シートの下方に固定配置されるハウジングと、前記シートフックに係合可能な施錠爪を有するとともに前記乗車用シートが閉じ位置にある状態での前記シートフックに前記施錠爪を係合させる係合位置ならびに前記シートフックとの前記施錠爪の係合を解除する係合解除位置間での回動を可能としつつ車両ユーザの操作に伴って前記係合位置から前記係合解除位置に回動するようにして前記ハウジングに回動自在に支持される係合レバーと、前記係合位置側に向けて前記係合レバーを付勢することを可能とした付勢手段とを備え、前記乗車用シートの閉じ位置側への移動に伴う前記シートフックの作動に応じて前記係合レバーの施錠爪を前記シートフックに係合させるようにした車両用シートロック装置において、前記付勢手段は、前記乗車用シートが開き位置にある状態では前記係合解除位置側にある前記係合レバーを前記乗車用シートおよび前記シートフックの前記開き位置から前記閉じ位置への作動に応じて前記係合位置側に回動させるとともに付勢力を前記係合位置側に向けて前記係合レバーに付与しつつ前記施錠爪に係合する方向に向けて前記シートフックに付与するように構成されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記付勢手段は、前記ハウジングに固定される支持部と、前記乗車用シートが前記開き位置にある状態では前記係合レバーに当接して該係合レバーを前記係合解除位置に保持する状態ならびに前記乗車用シートが前記閉じ位置となるのに応じて前記シートフックで押されて前記係合レバーとの当接を解除するように撓んで前記シートフックを前記施錠爪に係合する方向に付勢する弾発力を発揮する状態を切替え可能としつつ前記支持部から突出されるシートフック付勢部と、当該シートフック付勢部が撓むことで生じる付勢力を前記係合位置側に向けて前記係合レバーに付与するようにして前記シートフック付勢部に連なるレバー伝達部とを有して、板ばねで構成されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、1枚の板ばねを屈曲して形成される前記付勢手段の前記レバー伝達部が、係合解除位置にある前記係合レバーに対する前記シートフック付勢部の当接方向とは前記係合レバーの回動軸線まわりで逆方向から前記係合レバーに常時当接するようにして、前記シートフック付勢部に連続して一体に形成されることを第3の特徴とする。
本発明は、第2または第3の特徴の構成に加えて、前記係合レバーが、板ばねから成る前記付勢手段と同じ幅を有するように形成されることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記係合レバーが、合成樹脂から成ることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、シートロック装置の付勢手段が、乗車用シートが開き位置にあるときに係合解除位置側にある係合レバーを、シートフックの開き位置から閉じ位置への作動に応じて係合位置側に回動させるとともに係合位置側に向けて係合レバーに付勢しつつ施錠爪に係合する方向に向けてシートフックを付勢するので、簡易な構造でシートロック状態を維持することが可能となる。
また本発明の第2の特徴によれば、付勢手段がハウジングに固定される支持部と、支持部から突出されるシートフック付勢部と、シートフック付勢部に連なるレバー伝達部とを有して板ばねで構成され、乗車用シートが開き位置にあるときに係合レバーを係合解除位置に保持していたシートフック付勢部は、乗車用シートが閉じ位置となるのに応じてシートフックで押されて係合レバーとの当接を解除するように撓むとともにシートフックを施錠爪に係合する方向に付勢するので、シートフックが閉じ位置側に作動する際にその作動方向で係合レバーに直接当たることがなく、乗車用シートに衝撃が加わることを抑制することができる。
本発明の第3の特徴によれば、付勢手段が1枚の板ばねを屈曲して形成されており、レバー伝達部が係合解除位置にある係合レバーに対するシートフック付勢部の当接方向とは係合レバーの回動軸線まわりで逆方向から係合レバーに常時当接するようにしてシートフック付勢部に連なるので、付勢手段の構造を簡素化することができる。
本発明の第4の特徴によれば、係合レバーが板ばねから成る付勢手段と同じ幅を有するので、付勢手段に当接するための接触面積を係合レバーで確保し易くし、シートロック装置の作動をスムーズにすることができる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、係合レバーが合成樹脂から成るものであり、板ばねから成る付勢手段と同じ幅を係合レバーが有するようにして係合レバーを幅広とすることが合成樹脂で係合レバーを形成して軽量化および低コスト化を図ることができる。
図1は自動二輪車の左側面図である。(第1の実施の形態) 図2はシートフックが閉じ位置に移動する途中の状態でのシートロック装置の縦断面図である。(第1の実施の形態) 図3は図2で示す状態のシートロック装置のハウジングを省略して示す斜視図である。(第1の実施の形態) 図4は乗車用シートが開き位置にある状態でのシートロック装置の要部縦断面図である。(第1の実施の形態) 図5はロック状態でのシートロック装置の要部縦断面図である。(第1の実施の形態) 図6はポップアップ状態でのシートロック装置の要部縦断面図である。(第1の実施の形態)
16・・・乗車用シート
24・・・シートロック装置
27・・・シートフック
28・・・ハウジング
29・・・係合レバー
30・・・施錠爪
31・・・付勢手段
31a・・・支持部
31b・・・シートフック付勢部
31c・・・レバー伝達部
以下、本発明の実施の形態について図1〜図6を参照しながら説明する。なお以下の説明で前後、上下および左右の各方向は自動二輪車に搭乗した乗員から見た方向を言うものとする。
第1の実施の形態
先ず図1において、この車両は、乗車用シート16に座った乗員が足を載せるための低床式のフロア10を有するスクータ型自動二輪車であり、その車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11ならびに該フロントフォーク11に連結される操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びるダウンチューブ14と、該ダウンチューブ14の下端部に前端部が接合される左右一対のサイドフレーム15とを備える。
前記サイドフレーム15は、前記ダウンチューブ14の下端部から下方に垂下されるダウンフレーム部15aと、該ダウンフレーム部15aの下端部から前記フロア10の下方で後方に延びるロアフレーム部15bと、ロアフレーム部15bの後端から後上がりに延びるライズフレーム部15cとを一体に有し、単一のパイプが屈曲成形されて成る。
左右一対の前記サイドフレーム15におけるロアフレーム部15b間にはフロア10で上方から覆われるようにして燃料タンク17が支持される。また前記サイドフレーム15におけるライズフレーム部15cには、それらのライズフレーム部15cで支持されるようにして収納ボックス18が配置されており、該収納ボックス18を覆う乗車用シート16が開閉可能として前記収納ボックス18に支持される。
前記サイドフレーム15におけるロアフレーム部15bおよびライズフレーム部15cの連設部にはブラケット19が設けられる。このブラケット19にはスイング式のパワーユニットPの前部がリンク機構20を介して上下に揺動可能に支承され、該パワーユニットPの後部右側に配置される後輪WRがパワーユニットPの後部に軸支され、左側の前記サイドフレーム15におけるライズフレーム部15cの後部および前記パワーユニットPの後端部間にはリヤクッションユニット21が設けられる。
前記パワーユニットPは、内燃機関Eと、該内燃機関Eおよび後輪WR間に設けられる伝動装置(図示せず)とで構成される。伝動装置は、内燃機関Eのクランクケース22に連設されて該クランクケース22から後方に延出される伝動ケース23に収納されるものであり、この伝動ケース23の後端部に前記後輪WRが軸支される。
前記乗車用シート16と、前記収納ボックス18の後部との間には、閉じ位置にある前記乗車用シート16の閉じ位置をロックするシートロック装置24が設けられる。また前記ヘッドパイプ13には、キーシリンダが取付けられ、前記シートロック装置24のシートロック状態を解除するための解錠操作装置25が、車両ユーザによる解錠操作を可能として前記キーシリンダに付設される。
図2および図3を併せて参照して、前記シートロック装置24は、前記乗車用シート16に設けられるシートフック27と、閉じ位置にある前記乗車用シート16の下方に固定配置されるハウジング28と、前記シートフック27に係合可能な施錠爪30を有するとともに前記乗車用シート16が閉じ位置にある状態での前記シートフック27に前記施錠爪30を係合させる係合位置ならびに前記シートフック27との前記施錠爪30の係合を解除する係合解除位置間での回動を可能としつつ車両ユーザによる前記解錠操作装置25の操作に伴って前記係合位置から前記係合解除位置に回動するようにして前記ハウジング28に回動自在に支持される係合レバー29と、前記係合位置側に向けて前記係合レバー29を付勢することを可能とした付勢手段31とを備えており、このシートロック装置24は、前記乗車用シート16の閉じ位置側への移動に伴う前記シートフック27の作動に応じて前記係合レバー29の施錠爪30を前記シートフック27に係合させるようにする。
前記収納ボックス18の後側上部には支持板32が設けられており、その支持板32に、前記収納ボックス18の後部内に収納されるようにして合成樹脂によって箱形に形成される前記ハウジング28が固定される。この実施の形態では、前記ハウジング28の後端上部が支持板32に弾発的に係合され、前記ハウジング28の前端上部が前記支持板32に締結される。すなわち前記ハウジング28の後端上部には、前記支持板32に設けられた係合孔33に挿通されて前記支持板32の上面に弾発的に係合する係合爪34が設けられ、また前記ハウジング28の前端上部に設けられて前方に突出する鍔部28aを挟むクリップ35付きのナット36に、前記支持板32、前記鍔部28aおよび前記クリップ35を貫通するボルト37が螺合される。
前記シートフック27は、前記乗車用シート16の底板16aの後部に固定されるものであり、前記シートフック27のうち底板16aから下方に突出する部分は、前記底板16a側に向けて開いた略U字状に形成される。一方、前記支持板32には前記シートフック27を前記ハウジング28内に挿脱可能に挿通するための開口部38が設けられる。
前記係合レバー29は、支軸39を介して前記ハウジング28で回動自在に支持されるものであり、基端部が前記支軸39で回動可能に支持されて前記支軸39から上方に延びるとともにその先端前部に前記施錠爪30が前方に突出するようにして一体に形成されるレバー部29aと、そのレバー部29aの長手方向にほぼ直交して該レバー部29aの基端部から前方に延びるばね受けアーム部29bと、前記レバー部29aの基端部から下方に延びる被操作アーム部29cとを一体に有して合成樹脂によって形成される。
ところで前記解錠操作装置25を解錠操作するときの操作力は、アウターケーブル41内にインナーケーブル42が移動自在に挿通されて成る操作ケーブル40によって前記係合レバー29の前記被操作アーム部29cに入力されるものであり、前記アウターケーブル41の端部41aは前記ハウジング28に固定され、そのアウターケーブル41の端部から突出するインナーケーブル42の端部に設けられる係合駒43が、前記被操作アーム部29cに形成された係止凹部44内に、前記被操作アーム部29cへの係合を可能として配置される。すなわち前記解錠操作装置25の非操作状態では前記係合駒43は被操作アーム部29cとの係合を解除した位置にあり、前記解錠操作装置25の解錠操作によって前記操作ケーブル40が牽引されると、前記係合駒43は前記被操作アーム部29cに係合し、前記係合レバー29を図2の時計方向に回動駆動する。
前記付勢手段31は、1枚の板ばねを屈曲して形成されるものであり、前記ハウジング28に固定される支持部31aと、図4で示すように前記乗車用シート16が開き位置にある状態では前記係合レバー29に当接して該係合レバー29を前記係合解除位置に保持する状態ならびに図5で示すように前記乗車用シート16が前記閉じ位置となるのに応じて前記シートフック27で押されて前記係合レバー29との当接を解除するように撓んで前記シートフック27を前記施錠爪30に係合する方向に付勢する弾発力を発揮する状態を切替え可能としつつ前記支持部31aから突出されるシートフック付勢部31bと、当該シートフック付勢部31bが撓むことで生じる付勢力を前記係合位置側に向けて前記係合レバー29に付与するようにして前記シートフック付勢部31bに連なるレバー伝達部31cとを有するように構成される。
前記支持部31aは、前記ハウジング28の前記鍔部28aとともに、前記ボルト37および前記クリップ35付きのナット36によって前記支持板32に共締めされる。またシートフック付勢部31bは、前記支持部31aから後方に延びる平板状の後方延長板部分31baと、後方に向かって膨らむように湾曲して形成されて前記後方延長板部分31baの後端部に一体に形成される後方当接突部分31bbとから成り、図4で示すように、前記乗車用シート16が開き位置にある状態では、前記後方当接突部分31bbが前記係合レバー29の前記施錠爪30に当接して係合レバー29を前記係合解除位置に保持するものの、図5で示すように前記乗車用シート16が閉じ位置となるのに応じて前記後方延長板部分31bbは前記シートフック27で押されて前記係合レバー29との当接を解除するように撓むことになる。
また前記支持板32には、図4で示すように、前記乗車用シート16が開き位置にある状態で前記付勢手段31におけるシートフック付勢部31bの後方延長板部分31bbに上方から当接する規制突部45が、前記開口部38の前縁に連なって下方に延びるように一体に形成される。
また前記レバー伝達部31cは、係合解除位置にある前記係合レバー29に対する前記シートフック付勢部31bの当接方向とは前記係合レバー29の回動軸線まわりで逆方向から前記係合レバー29の前記ばね受けアーム部29cに常時当接するようにして、前記シートフック付勢部31bに連続して一体に形成されるものであり、この実施の形態では、前記シートフック付勢部31bの前記後方当接突部分31bbに一体に連なって前方に延びる前方延長板部分31caと、前方に向かって膨らむように湾曲して円弧状に形成されて前記前方延長板部分31caの前端部に一体に形成される前方当接突部分31cbとから成り、前記前方当接突部分31cbが前記ばね受けアーム部29cに上方から常時当接する。
ところで前記係合レバー29の幅W1(図3参照)は、板ばねから成る前記付勢手段31の幅W2(図3参照)と同一に設定される。
このようなシートロック装置24によれば、図4で示すように乗車用シート16が開き位置にある状態から乗車用シート16を閉じ側に操作すると、図2で示すように、支持板32の開口部38からハウジング28内にシートフック27が突入され、このシートフック27で前記付勢手段31における前記シートフック付勢部31bの後方延長板部分31baが押されることで、前記シートフック付勢部31bにおける後方当接突部分31bbの係合レバー29との当接が外れるとともに後方延長板部分31baが下方に撓み、前記係合レバー29のばね受けアーム部29cに、前記係合レバー29を図2の反時計方向に付勢する付勢力が前記レバー伝達部31cから作用することになる。
前記シートフック27が、図5で示すように、前記ハウジング28内にさらに入り込むと、係合レバー29の施錠爪30が前記シートフック27に係合し、乗車用シート16の閉じ状態がロックされる。この際、前記付勢手段31における前記シートフック付勢部31は前記シートフック27の下端部に当接し、このシートフック付勢部31bから前記シートフック27には、矢印46で示す方向の弾発力、すなわち前記シートフック27を前記施錠爪30に係合する方向に付勢する弾発力が作用する。また前記レバー伝達部31cから前記係合レバー29の前記ばね受けアーム部29cには、矢印47で示す方向の弾発力、すなわち前記係合レバー29を前記シートフック27に係合する係合位置側に向けて付勢する弾発力が作用する。
このような乗車用シート16のロック状態で前記被操作アーム部29cは前記操作ケーブル40の前記係合駒43に近接もしくは当接する位置にあり、このロック状態で前記解錠操作装置25を操作して前記操作ケーブル40を牽引すると、図6で示すように、前記係合レバー29が時計方向に回動駆動され、前記係合レバー29は前記シートフック27との係合を解錠する係合解除位置まで移動する。この際、シートフック27には前記付勢手段31のシートフック付勢部31bが当接しており、この付勢手段31の弾発力によって前記シートフック27および前記乗車用シート16は開き位置側に向けてポップアップすることになる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、シートロック装置24が備える付勢手段31は、乗車用シート16が開き位置にある状態では係合解除位置側にある係合レバー29を乗車用シート16およびシートフック27の開き位置から閉じ位置への作動に応じて係合位置側に回動させるとともに付勢力を前記係合位置側に向けて係合レバー29に付与しつつ施錠爪30に係合する方向に向けてシートフック27に付与するように構成されるので、簡易な構造でシートロック状態を維持することが可能となる。
また前記付勢手段31は、ハウジング28に固定される支持部31aと、乗車用シート16が前記開き位置にある状態では係合レバー29に当接して該係合レバー29を係合解除位置に保持する状態ならびに乗車用シート16が閉じ位置となるのに応じてシートフック27で押されて係合レバー29との当接を解除するように撓んでシートフック27を施錠爪30に係合する方向に付勢する弾発力を発揮する状態を切替え可能としつつ前記支持部31から突出されるシートフック付勢部31bと、当該シートフック付勢部31bが撓むことで生じる付勢力を係合位置側に向けて係合レバー29に付与するようにして前記シートフック付勢部31bに連なるレバー伝達部31cとを有して、板ばねで構成されるので、シートフック27が閉じ位置側に作動する際にその作動方向で係合レバー29に直接当たることがなく、乗車用シート16に衝撃が加わることを抑制することができる。
また1枚の板ばねを屈曲して形成される付勢手段31のレバー伝達部31cが、係合解除位置にある係合レバー29に対するシートフック付勢部31bの当接方向とは係合レバー29の回動軸線まわりで逆方向から係合レバー29に常時当接するようにして、シートフック付勢部31bに連続して一体に形成されるので、付勢手段31の構造を簡素化することができる。
また前記係合レバー29が、板ばねから成る前記付勢手段31と同じ幅を有するように形成されるので付勢手段31に当接するための接触面積を係合レバー29で確保し易くし、シートロック装置24の作動をスムーズにすることができる。
さらに係合レバー29が合成樹脂から成るので、板ばねから成る付勢手段31と同じ幅を係合レバー29が有するようにして係合レバー29を幅広とすることが可能であり、軽量化および低コスト化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。

Claims (5)

  1. 開閉可能な乗車用シート(16)に設けられるシートフック(27)と、閉じ位置にある前記乗車用シート(16)の下方に固定配置されるハウジング(28)と、前記シートフック(27)に係合可能な施錠爪(30)を有するとともに前記乗車用シート(16)が閉じ位置にある状態での前記シートフック(27)に前記施錠爪(30)を係合させる係合位置ならびに前記シートフック(27)との前記施錠爪(30)の係合を解除する係合解除位置間での回動を可能としつつ車両ユーザの操作に伴って前記係合位置から前記係合解除位置に回動するようにして前記ハウジング(28)に回動自在に支持される係合レバー(29)と、前記係合位置側に向けて前記係合レバー(29)を付勢することを可能とした付勢手段(31)とを備え、前記乗車用シート(16)の閉じ位置側への移動に伴う前記シートフック(27)の作動に応じて前記係合レバー(29)の施錠爪(30)を前記シートフック(27)に係合させるようにした車両用シートロック装置において、前記付勢手段(31)は、前記乗車用シート(16)が開き位置にある状態では前記係合解除位置側にある前記係合レバー(29)を前記乗車用シート(16)および前記シートフック(27)の前記開き位置から前記閉じ位置への作動に応じて前記係合位置側に回動させるとともに付勢力を前記係合位置側に向けて前記係合レバー(29)に付与しつつ前記施錠爪(30)に係合する方向に向けて前記シートフック(27)に付与するように構成されることを特徴とする車両用シートロック装置。
  2. 前記付勢手段(31)は、前記ハウジング(28)に固定される支持部(31a)と、前記乗車用シート(16)が前記開き位置にある状態では前記係合レバー(29)に当接して該係合レバー(29)を前記係合解除位置に保持する状態ならびに前記乗車用シート(16)が前記閉じ位置となるのに応じて前記シートフック(27)で押されて前記係合レバー(29)との当接を解除するように撓んで前記シートフック(27)を前記施錠爪(30)に係合する方向に付勢する弾発力を発揮する状態を切替え可能としつつ前記支持部(31a)から突出されるシートフック付勢部(31b)と、当該シートフック付勢部(31b)が撓むことで生じる付勢力を前記係合位置側に向けて前記係合レバー(29)に付与するようにして前記シートフック付勢部(31b)に連なるレバー伝達部(31c)とを有して、板ばねで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートロック装置。
  3. 1枚の板ばねを屈曲して形成される前記付勢手段(31)の前記レバー伝達部(31c)が、係合解除位置にある前記係合レバー(29)に対する前記シートフック付勢部(31b)の当接方向とは前記係合レバー(29)の回動軸線まわりで逆方向から前記係合レバー(29)に常時当接するようにして、前記シートフック付勢部(31b)に連続して一体に形成されることを特徴とする請求項2に記載の車両用シートロック装置。
  4. 前記係合レバー(29)が、板ばねから成る前記付勢手段(31)と同じ幅を有するように形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用シートロック装置。
  5. 前記係合レバー(29)が、合成樹脂から成ることを特徴とする請求項4に記載の車両用シートロック装置。
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