JP2006069506A - 鞍乗型車両のシート取付構造 - Google Patents

鞍乗型車両のシート取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 鞍乗型車両のシート取付構造において、車体フレーム側とシート側との係止部分の曲げモーメントを抑制し、更に、シート底板の成形性を従来と同等にしながら乗り心地を向上させることにある。
【解決手段】 車体フレーム11にシートブラケット261を設け、シートの底板105にフック106を設け、このフック106をシートブラケット261に係止することで車体フレーム11にシート17を取付ける鞍乗型車両のシート取付構造において、フック106をシートブラケット261に係止したときに、フック106の内側にシート17側の荷重を受けるフロント側クッションラバー271が位置するようにシートブラケット261にフロント側クッションラバー271を取付けた。
【選択図】 図6

Description

本発明は、鞍乗型車両のシート取付構造に関するものである。
従来の鞍乗型車両のシート取付構造として、車体フレームにシートを係止部材で係止するとともに、複数の弾性体又はブラケットで荷重を受けるようにして取付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平3−31620号公報
特許文献1を以下に説明する。なお、符号については同公報に記載されているものを使用した。
特許文献1の第2図及び第3図に示される通り、メインフレーム12は、支持ブラケット12a,12cを備え、シート30は、シート底板31に係止片34、係止フック35及び複数のダンパシート36を備え、支持ブラケット12aに設けた係合ピン12bに係止片34を係止し、支持ブラケット12cに設けた係止腕12dに係止フック35を係止するとともに支持ブラケット12cの上面にダンパシート36を当てることで、メインフレーム12にシート30を取付ける。
特許文献1では、支持ブラケット12aに係止片34を係止する位置と、支持ブラケット12cとダンパシート36とでシート側の荷重を受ける位置とが離れているため、例えば、シート30の各部に荷重が均等に作用せずに一方のダンパシート36側に大きな荷重が作用して大きく撓んだ場合には、シート30が傾く。このとき、支持ブラケット12aと係止片34との係止部分に曲げモーメントが発生し、これに対して、支持ブラケット12a、係止片34の剛性確保が必要になる場合がある。
本発明の目的は、鞍乗型車両のシート取付構造を改良することで、車体フレーム側とシート側との係止部分の曲げモーメントを抑制し、更に、荷重を受ける部分を多数設けることなく乗り心地を向上させることにある。
請求項1に係る発明は、車体フレームにブラケットを設け、シート底板にフックを設け、このフックをブラケットに係止することで車体フレームにシートを取付ける鞍乗型車両のシート取付構造において、フックをブラケットに係止したときに、フックの内側にシート側の荷重を受ける弾性体が位置するようにブラケットに弾性体を取付けたことを特徴とする。
フックの内側に弾性体が位置するようにブラケットに弾性体を取付けたことで、係止位置と荷重を受ける位置とをほぼ同一にする。これにより、シート各部に荷重が一様に作用しない場合でも、フックに曲げモーメントが発生し難い。
また、係止位置が荷重を受ける位置にもなるため、従来の荷重を受ける位置に、新たに荷重を受ける位置が加わり、荷重を受ける位置を増やすことができる。
請求項2に係る発明は、フックを、シートの底板のほぼ最下部に設けたことを特徴とする。
フックを、シートの底板のほぼ最下部に設けたことで、フックでブラケットを係止する位置には他の部分より大きな荷重が作用するが、このような荷重を効果的に受けることができる。
請求項3に係る発明は、ブラケットの車幅方向の車体中央寄りに、フックの位置を規制する壁部を備えることを特徴とする。
フックをブラケットに係止するときに、壁部でフックをブラケットに導き易くなる。また、フックをブラケットに係止した後は、フックを壁部でずれないようにする。
請求項4に係る発明は、シートの後部を、車体フレームに弾性体を介して支持したことを特徴とする。
車体フレームに弾性体を介してシートの後部を支持したことで、車体側からシートに振動が伝わり難くなる。
請求項1に係る発明では、車体フレーム側にシートを係止する係止位置と、車体フレーム側にシートを支持する支持位置とをほぼ同一にすることで、従来のように、シートの係止位置と支持位置とが異なっていた場合に比べて、本発明では、係止位置にあるフックにおける曲げモーメントの発生を抑制することができる。
また、係止位置でもシートを支持するため、支持位置が増えて、従来よりも荷重をより分散させることができ、シートの底板の変形が抑えられ、乗り心地を向上させることができる。更に、支持位置が増えても、底板側、車体フレーム側の変更を小さくでき、コスト増を抑えることができる。
請求項2に係る発明では、フックをシートの底板のほぼ最下部に設け、大きな荷重が作用する部分にシートの支持位置を設けるので、荷重を効率よく受けて分散させることができ、シートの底板の変形がより一層抑えられ、乗り心地をより向上させることができる。
請求項3に係る発明では、壁部でシートを取付ける際のフックの位置決めを確実に行うことができ、シートを容易に取付けることができる。また、壁部によって、乗車中にシートの車幅方向のずれを防止することができる。
請求項4に係る発明では、車体フレームに弾性体を介してシートの後部を支持したので、車体側からシートに振動が伝わるのを抑えることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係るシート取付構造を採用した鞍乗型車両の側面図であり、鞍乗型車両10は、骨格となる車体フレーム11と、この車体フレーム11の下部内側に配置したパワーユニット12と、このパワーユニット12に接続した吸気装置13・排気装置14と、車体フレーム11の上部に取付けた燃料タンク16・シート17と、車体フレーム11の前部にステアリングシャフト18を介して操舵自在に取付けた左右の前輪21と、これらの前輪21の上方及び後方をそれぞれ覆う左右のフロントフェンダ22と、車体フレーム11の下部後部にスイングアーム23を介して上下動自在に取付けた左右の後輪24と、これらの後輪24の前方及び上方をそれぞれ覆う左右のリヤフェンダ26と、フロントフェンダ22及びリヤフェンダ26のそれぞれの間を連結するとともに運転者用のフットレスト27を載せた左右のフットボード28とからなる小型バギーである。
車体フレーム11は、上端が下端よりも後方に位置するように傾斜させたフロントフレーム31と、このフロントフレーム31の途中から後方斜め下方に延ばしたアッパ傾斜フレーム32・ロア傾斜フレーム33と、これらのフロントフレーム31の下端、アッパ傾斜フレーム32・ロア傾斜フレーム33のそれぞれの後端に連結するとともに後部を立ち上げたロアメインフレーム34と、アッパ傾斜フレーム32及びロア傾斜フレーム33のそれぞれの間をやや後ろ上がりに連結するアッパフロントフレーム36と、アッパ傾斜フレーム32の途中からやや後ろ上がりに後方へ延ばすとともに途中をロアメインフレーム34の後端に連結したアッパリヤフレーム37と、これらのロアメインフレーム34及びアッパリヤフレーム37のそれぞれに渡したリヤ傾斜フレーム38と、をそれぞれ左右一対設け、左右を複数のクロスメンバ(不図示)で連結したものである。なお、41はフロントバンパフレーム、42はバンパ支持フレームである。
パワーユニット12は、シリンダヘッド51に上記の吸気装置13及び排気装置14を連結したエンジン52と、このエンジン52に一体的に設けた変速機53とからなる。
吸気装置13は、吸気を浄化するエアクリーナ55と、このエアクリーナ55の前部に取付けたコネクティングチューブ56と、このコネクティングチューブ56の前端に連結したキャブレタ57と、このキャブレタ57の前部及びシリンダヘッド51のそれぞれに接続した吸気管58とからなる。
排気装置14は、シリンダヘッド51から上方そして後方へ延ばした排気管61と、この排気管61の後端に接続したマフラ62とからなる。
燃料タンク16は、前部を前部取付部63でフロントフレーム31側に取付け、底部を左右一対の底部取付部64でアッパリヤフレーム37に取付けた樹脂製の容器である。なお、65は給油口を塞ぐキャップである。
シート17は、アッパリヤフレーム37に着脱自在に取付けた部材であり、シート17を、左右一対の前部係止部66でアッパリヤフレーム37側に係止するとともに弾性支持し、左右一対の後部位置決め部67でアッパリヤフレーム37側に位置決めするとともに弾性支持した。
ステアリングシャフト18は、上部をフロントフレーム31側で回転自在に支持し、下部をロアメインフレーム34側で回転自在に支持し、上端にバーハンドル71を取付けたものである。なお、72はハンドルカバーである。
ここで、81はCDIユニット、82はイグニッションコイル、83は高圧コード、84はリヤフェンダ26に一体成形したサイドカバー、86は排気管61の車幅方向右方(紙面の奥側)を覆うためにアッパ傾斜フレーム32に取付けたガード部材、87はパワーユニット12のクランクケース88内からブローバイガスをエアクリーナ55へ還流させるブローバイホースである。
また、91は車体フレーム11の車幅方向右側に配置したブレーキペダル、92は左右のフットボード28を支持するために左右のロアメインフレーム34にそれぞれ取付けた左右のフットブラケット、93はポールを立てるためにアッパリヤフレーム37の後端部に取付けたポールステー、94はポールステー93の下部に取付けたリフレクター、96はリヤクッションユニット、97は後輪24を制動するためにスイングアーム23の後端に取付けたドラムブレーキである。
図2は本発明に係る鞍乗型車両の平面図であり、燃料タンク16は、後部に対して前部を平面視で幅広形状とし、前部の中央に前部取付部63を設けたものである。
シート17は、その底板105(図1参照)に、前部係止部66を構成する左右のフック106,106と、後部位置決め部67を構成する左右の位置決め用突起107,107とを備える。
左右のフロントフェンダ22,22は、中央部にフロントカバー108を一体に設けたものである。
フットレスト27は、左右に設けたほぼL字形状としたフットブラケット92にフットボード28を介して取付けた部材であり、運転者が足を載せる部分である。
バーハンドル71は、左側前部に後輪側のドラムブレーキ97(図1参照)を制動する後ブレーキレバー111を設け、右側前部に前輪側のディスクブレーキ(不図示)を制動する前ブレーキレバー112を設けたものである。即ち、後輪用のドラムブレーキ97は、ブレーキペダル91と後ブレーキレバー111との両方で制動可能としたものである。
図中の114〜118はそれぞれ車体フレーム11に設けたクロスメンバ、121は左右のアッパリヤフレーム37のそれぞれの後端に連結したU字状のクロスパイプ、122は変速用のチェンジペダルである。
図3は本発明に係るシート取付構造を説明する要部側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、アッパリヤフレーム37からシート17を外した状態を示す。
左右のアッパリヤフレーム37はそれぞれ、シート17を取付けるために、シートブラケット261を取付け、クロスメンバ118を渡したものである。
シート17は、底板105に、燃料タンク16の後面16aに当てるタンク側クッションラバー262と、燃料タンク16の後部に突出するタンク突出部16bの下に係止するために前方に突出させたタンク側係止片263と、下方に膨出させた左右の膨出部264にそれぞれ設けた前述の左右のフック106と、左右のアッパリヤフレーム37に渡したクロスメンバ266に当てる左右の中間部クッションラバー267と、クロスメンバ118側に位置決めするために基部268から下方に突出させた左右の位置決め用突起107と、を備える。なお、シートブラケット261に取付けたフロント側クッションラバー271及びクロスメンバ118に取付けた左右のリヤ側クッションラバー272については後で詳述する。
上記したシート17側の膨出部264、フック106と、アッパリヤフレーム37側のシートブラケット261、フロント側クッションラバー271とは、前述の前部係止部66を構成するものである。
また、上記したシート17側の基部268、位置決め用突起107と、アッパリヤフレーム37側のクロスメンバ118、リヤ側クッションラバー272とは、前述の後部位置決め部67を構成するものである。
図4は本発明に係るシート及びシート取付部を示す説明図(シート17を底面図で示し、シート取付部(車体フレーム11側)を平面図で示す。)であり、左右のアッパリヤフレーム37,37にそれぞれ取付けたシートブラケット261にフック106を係止し、左右のアッパリヤフレーム37,37間に渡したクロスメンバ266に中間部クッションラバー267,267を当て、左右のアッパリヤフレーム37,37間に渡したクロスメンバ118に位置決め用突起107,107を係合させることを示す。なお、273,273は底板105に設けた凸部、274は後述するシートロック装置に係止するために凸部273,273間に渡した係止ピンである。
タンク側クッションラバー262及びタンク側係止片263は、それぞれ底板105の車幅方向中央に配置したものである。
図5は本発明に係るシートの取付け状態を示す正面図であり、左右の前部係止部66,66を示す。
即ち、左右のシートブラケット261,261に、それぞれフック106を係止するとともに、シートブラケット261,261にそれぞれ取付けたフロント側クッションラバー271でフック106の基部を構成する膨出部264を弾性支持したことを示す。なお、276は前述の係止ピン274(図4参照)に先端を係止するシートロックレバーである。
図6は図5の6−6線断面図であり、シートブラケット261にフック106が係止した状態の前部係止部66を示す。
シートブラケット261は、その後縁部に近い位置にラバー嵌合穴281を開け、後縁部を下方へ折り曲げて折曲げ部282を形成し、ラバー嵌合穴281にフロント側クッションラバー271を嵌めた部材である。底板105の膨出部264は、その下面264aに一体にフック106を形成した部分である。
ここで、277は嵌合したフック106の内側に位置するようにシートブラケット261に一体に設けた壁部であり、フック106を係止するときのガイドになるとともに、係止したフック106の車幅方向内側へのずれを防止する。また、106a,264bはフック106をシートブラケット261に係止するときに、係止を容易にするためにフック106及び膨出部264にそれぞれ設けた傾斜面である。
シートブラケット261にフック106を係止した状態では、フロント側クッションラバー271が弾性力で膨出部264の下面264aを押し上げるため、フック106の隅部106bはシートブラケット261の折曲げ部282に押し付けられる。
このように、本発明の前部係止部66は、フック106でシートブラケット261に係止するとともに、フロント側クッションラバー271でシート17の荷重を受ける部分であり、フック106を折曲げ部282に係止したとき(図の状態である。)に、フロント側クッションラバー271はフック106の内側に位置する、即ち、フック106とフロント側クッションラバー271とは、ほぼ同一位置にある。
このように、フック106の位置に、シート17側の荷重を支持するフロント側クッションラバー271を設けることで、従来のような、係止位置と荷重支持位置とが離れたものに比べて、本発明では係止位置のフック106に大きな曲げモーメントが発生しない。
また、図4に戻って、係止位置が荷重支持位置になるから、図4に示した荷重支持位置となるタンク側クッションラバー262、中間部クッションラバー267,267、リヤ側クッションラバー272,272に、フロント側クッションラバー271,271が加わるため、底板105、車体フレーム11側の小変更(即ち、図6において、底板105に膨出部264の下面264aを設けること、及びシートブラケット261にラバー嵌合穴281を開けることである。)とフロント側クッションラバー271,271の追加だけでシート17側の荷重をより分散させて受けることが可能になる。
例えば、係止位置とは別に単に荷重支持位置を増やすと、荷重支持位置を設けるために、底板側、車体フレーム側に大きな変更が必要になり、底板、車体フレームの形状が複雑になったり、部品点数が増えるが、本発明では、このような不都合を解消できる。
図7は本発明に係る後部位置決め部におけるシート取付構造を示す断面図であり、左右の後部位置決め部67,67及びシートロック装置の係止部を示す。
クロスメンバ118は、ラバー嵌合穴285,285を開けるとともに、これらのラバー嵌合穴285,285にそれぞれリヤ側クッションラバー272を嵌めた部材である。
リヤ側クッションラバー272は、テーパ穴272a及び貫通穴272bを開けたものであり、これらのテーパ穴272a及び貫通穴272bにシート17側の位置決め用突起107を挿入するとともに、リヤ側クッションラバー272の上面に、底板105に設けた基部268を当てる。
シートロックレバー276は、上端にフック部276aを備え、このフック部276aをシート17側の係止ピン274に掛けることでシート17の後部が外れないようにロックする。
図8は本発明に係るシートロック装置の側面図(一部断面図)であり、シートロック装置290は、クロスメンバ118に複数のボルト291で取付けた基部292と、この基部292に備える下方突出部293に取付けた支軸294と、この支軸294にスイング自在に取付けた前述のシートロックレバー276と、このシートロックレバー276を係止ピン274に係止する方向に付勢するねじりコイルばね296とからなる。
基部292は、クロスメンバ118の裏面に当てたプレート301と、このプレート301の下面に取付けた複数のナット302と、前述の下方突出部293とからなり、ナット302にボルト291をねじ込むことでクロスメンバ118に基部292を取付ける。
シートロックレバー276は、支軸294に嵌合する軸受部305と、上端にフック部276aを備える第1アーム部306と、シートロック時にプレート301に当ててストッパとする第2アーム部307と、手を掛けてシートロックを解除するための第3アーム部308と、シートロックを解除するために第3アーム部308をスイングさせたときにプレート301に当ててストッパとする第4アーム部309とからなる。なお、312は第1アーム部306を貫通させるためにクロスメンバ118に開けた長穴である。
ねじりコイルばね296は、一端をクロスメンバ118又はプレート301に掛け、他端を第3アーム部308に掛けることでシートロックレバー276を時計回りに付勢する部材である。
シートロックを解除するときは、第3アーム308を支軸294を中心にねじりコイルばね296の弾性力に抗して反時計回りにスイングさせ、係止ピン274からフック部276aを外せば、リヤ側クッションラバー272の弾性力でシート17が上昇し、シートロックが解除状態となる。
以上の図4及び図6で説明したように、本発明は第1に、車体フレーム11にブラケットとしてのシートブラケット261を設け、シート17の底板105にフック106を設け、このフック106をシートブラケット261に係止することで車体フレーム11にシート17を取付ける鞍乗型車両10のシート取付構造において、フック106をシートブラケット261に係止したときに、フック106の内側にシート17側の荷重を受ける弾性体としてのフロント側クッションラバー271が位置するようにシートブラケット261にフロント側クッションラバー271を取付けたことを特徴とする。
車体フレーム11側にシート17を係止する係止位置と、車体フレーム11側にシート17を支持する支持位置とをほぼ同一にすることで、従来のように、シートの係止位置と支持位置とが異なっていた場合に比べて、本発明では係止位置にあるフック106に発生する曲げモーメントを抑制することができる。
また、係止位置でもシート17を支持するため、支持位置が増えて、従来よりも荷重をより分散させることができ、シート17の底板105の変形が抑えられ、乗り心地を向上させることができる。
本発明は第2に、図3に示したように、フック106を、シート17の底板105のほぼ最下部に設けたことを特徴とする。
フック106を、シート17の底板105のほぼ最下部に設け、大きな荷重が作用する部分にシート17の支持位置を設けるので、荷重を効率よく受けて分散させることができ、シート17の底板105の変形がより一層抑えられ、乗り心地をより向上させることができる。
本発明は第3に、図5に示したように、シートブラケット261の車幅方向の車体中央寄りに、フック106の位置を規制する壁部277を備えることを特徴とする。
壁部277でシート17を取付ける際のフック106の位置決めを確実に行うことができ、シート17を容易に取付けることができる。また、壁部277によって、乗車中にシート17の車幅方向のずれを防止することができる。
本発明は第4に、図3及び図7に示したように、シート17の後部を、車体フレーム11に弾性体としてのリヤ側クッションラバー272を介して支持したことを特徴とする。
シート17の後部をリヤ側クッションラバー272で弾性支持するので、車体側からの振動がシート17に伝わるのを抑えることができる。
尚、本発明では、ブラケットの壁部を車幅方向の車体中央寄りに配置したが、これに限らず、係止した左右のフックの車幅方向外側に位置するように配置してもよい。
本発明のシート取付構造は、鞍乗型車両に好適である。
本発明に係るシート取付構造を採用した鞍乗型車両の側面図である。 本発明に係る鞍乗型車両の平面図である。 本発明に係るシート取付構造を説明する要部側面図である。 本発明に係るシート及びシート取付部を示す説明図である。 本発明に係るシートの取付け状態を示す正面図である。 図5の6−6線断面図である。 本発明に係る後部位置決め部におけるシート取付構造を示す断面図である。 本発明に係るシートロック装置の側面図である。
符号の説明
10…鞍乗型車両、11…車体フレーム、17…シート、105…底板、106…フック、261…ブラケット(シートブラケット)、271,272…弾性体(フロント側クッションラバー、リヤ側クッションラバー)、277…壁部。

Claims (4)

  1. 車体フレームにブラケットを設け、シートの底板にフックを設け、このフックを前記ブラケットに係止することで車体フレームにシートを取付ける鞍乗型車両のシート取付構造において、
    前記フックを前記ブラケットに係止したときに、フックの内側にシート側の荷重を受ける弾性体が位置するように前記ブラケットに前記弾性体を取付けたことを特徴とする鞍乗型車両のシート取付構造。
  2. 前記フックは、前記シート底板のほぼ最下部に設けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両のシート取付構造。
  3. 前記ブラケットは、車幅方向の車体中央寄りに、前記フックの位置を規制する壁部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗型車両のシート取付構造。
  4. 前記シートの後部は、前記車体フレームに弾性体を介して支持されることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の鞍乗型車両のシート取付構造。
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