JP2013248984A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/46Luggage carriers forming part of frame

Abstract

【課題】生産性の低下を抑制しつつ、シートを確実にロックすること。
【解決手段】鞍乗型車両は、車体フレーム3と、シートと、シート連結装置と、シートロック装置14と、ロック解除装置15とを含む。シートロック装置14は、車体フレーム3およびシートの一方に設けられたロック部材16と、車体フレーム3およびシートの他方に設けられており、ロック部材16をロックするロック機構17とを含む。さらに、シートロック装置14は、ロック位置の高さを調整可能なロック位置調整機構42を含む。シートロック装置14は、シートの一部がシート連結装置によって車体フレーム3に連結されている状態でロック機構17にロック部材16をロックさせる。ロック解除装置15は、シートロック装置14によるシートのロックを解除する。
【選択図】図7

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
特許文献1には、鞍乗型車両の一例である自動二輪車が開示されている。この自動二輪車は、シートをロックするシートロック装置を備えている。シートの前部は、ヒンジによって車体フレームに連結されている。シートは、ヒンジを中心に上下に回転可能である。シートロック装置は、シートの後部に取り付けられたシートフックと、車体フレームに取り付けられた爪部とを含む。シートフックは、シートの後部と共に、爪部の上から下される。これにより、シートフックが、爪部に取り付けられ、シートの後部が、シートロック装置にロックされる。
特許第3574130号公報
シートなどの鞍乗型車両を構成する部品には、寸法のばらつきが存在する。同様に、溶接位置などの各部品同士の連結位置にも、ばらつきが存在する。そのため、ヒンジとシートロック装置との高低差のばらつきが大きい場合や、シートの前部とシートの後部との高低差のばらつきが大きい場合がある。したがって、シートの後部が十分に下がらず、シートがシートロック装置にロックされない場合がある。また、シートがロックされたとしても、シートフックの周囲に隙間がある場合や、シートフックの保持力が弱い場合には、シートの振動に起因する異音が発生してしまう。これらの課題を解決するために、各部品の寸法精度を高める方法が考えられるものの、この方法では、鞍乗型車両の生産性が低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、生産性の低下を抑制しつつ、シートを確実にロックできる鞍乗型車両を提供することである。
本発明の一実施形態は、車体フレームと、シートと、シート連結装置と、シートロック装置と、ロック解除装置とを含む、鞍乗型車両を提供する。前記シートは、前記車体フレームの上方に配置されている。前記シート連結装置は、前記シートの一部を前記車体フレームに連結する。前記シートロック装置は、前記車体フレームおよびシートの一方に設けられたロック部材と、前記車体フレームおよびシートの他方に設けられており、前記ロック部材をロックするロック機構とを含む。さらに、前記シートロック装置は、前記ロック機構による前記ロック部材のロック位置の高さを調整可能なロック位置調整機構を含む。前記シートロック装置は、前記シートの一部が前記シート連結装置によって前記車体フレームに連結されている状態で前記ロック機構に前記ロック部材をロックさせることにより、前記シートを前記車体フレームにロックする。前記ロック解除装置は、前記シートロック装置による前記シートのロックを解除する。
この構成によれば、車体フレームの上方に配置されたシートが、シート連結装置およびシートロック装置によって車体フレームにロックされ、シートのロックが、ロック解除装置によって解除される。具体的には、シートの一部がシート連結装置によって車体フレームに連結されている状態で、シートの他の部分がシートロック装置のロック部材およびロック機構によって車体フレームにロックされる。これにより、シート全体が、車体フレームにロックされる。シートロック装置のロック位置調整機構は、ロック機構によるロック部材のロック位置の高さを調整可能である。したがって、ロック位置調整機構は、各部品の寸法の誤差や各部品同士の連結位置の誤差を含む複数の誤差の累計値を吸収できる。そのため、シートロック装置は、各部品の寸法精度を高めずに、ロック機構にロック部材を確実にロックさせることができる。そのため、鞍乗型車両の生産性の低下を抑制しつつ、シートを確実にロックできる。
請求項2に記載の発明は、前記ロック機構は、前記ロック部材を保持することにより、前記ロック部材をロックする保持部材を含み、前記ロック位置調整機構は、前記保持部材を移動可能に支持する支持機構と、前記支持機構に対する前記保持部材の移動を複数の位置で停止させるストッパー機構とを含む、請求項1に記載の鞍乗型車両である。
この構成によれば、ロック部材をロックする保持部材が、支持機構によって移動可能に支持されている。保持部材は、支持機構に対する移動がストッパー機構によって規制された状態と、支持機構に対して移動可能な状態(ストッパ機構による規制が解除された状態)との間で切り替えられる。ストッパー機構は、複数の位置で保持部材を停止させることにより、支持機構に対する保持部材の位置を変化させることができる。したがって、ロック位置調整機構は、保持部材によってロック部材がロックされる位置(ロック位置)の高さを調整できる。そのため、シートロック装置は、各部品の寸法精度を高めずに、ロック機構にロック部材を確実にロックさせることができる。
請求項3に記載の発明は、前記支持機構は、前記保持部材を上下に回転可能に支持する支持軸を含み、前記ストッパー機構は、前記保持部材を複数の回転位置で停止させるラチェット機構を含む、請求項2に記載の鞍乗型車両である。請求項4に記載の発明のように、前記ラチェット機構は、複数の歯によって構成された噛み合い部と、前記噛み合い部に噛み合う爪部と、前記噛み合い部および爪部を互いに押し付けるバネとを含んでいてもよい。また、請求項5に記載の発明のように、前記バネは、引張バネであってもよいし、圧縮バネであってもよい。
この構成によれば、ロック部材をロックする保持部材が、支持軸によって上下に回転可能に支持されている。保持部材は、支持軸に対する回転がストッパー機構によって規制された状態と、支持軸に対して回転可能な状態(ストッパ機構による規制が解除された状態)との間で切り替えられる。ストッパー機構は、複数の回転位置で保持部材を停止させることにより、支持軸に対する保持部材の位置を変化させることができる。したがって、ロック位置調整機構は、保持部材によってロック部材がロックされる位置(ロック位置)の高さを調整できる。そのため、シートロック装置は、各部品の寸法精度を高めずに、ロック機構にロック部材を確実にロックさせることができる。
請求項6に記載の発明は、前記爪部は、前記ロック解除装置に連結されており、前記噛み合い部と前記爪部との噛み合いが解除されるように前記ロック解除装置に駆動される、請求項4または5に記載の鞍乗型車両である。
この構成によれば、シートのロックを解除するロック解除装置が、ラチェット機構の爪部に連結されている。運転者がロック解除装置を操作すると、爪部がロック解除装置に駆動され、爪部が噛み合い部から離れる。これにより、噛み合い部と爪部との噛み合いが解除され、シートロック装置によるシートのロックが解除される。
請求項7に記載の発明は、前記噛み合い部と前記爪部との噛み合い位置から前記爪部の回転軸線までの距離は、前記噛み合い位置から前記噛み合い部の回転軸線までの距離よりも短い、請求項6に記載の鞍乗型車両である。
この構成によれば、噛み合い部と爪部との噛み合い位置から爪部の回転軸線までの距離(以下、「距離D1」という。)が短い。具体的には、距離D1は、噛み合い部と爪部との噛み合い位置から噛み合い部の回転軸線までの距離よりも短い。爪部は、ロック解除装置によって駆動される。距離D1が長いと、噛み合い部と爪部との噛み合いを解除するときに、大きな力を爪部に入力する必要がある。したがって、距離D1を短くすることにより、小さな力で噛み合い部と爪部との噛み合いを解除できる。
請求項8に記載の発明のように、前記噛み合い部の回転軸線と前記爪部の回転軸線とは、前記ロック機構による前記ロック部材のロック位置に対して互いに反対の方に配置されていてもよい。これとは反対に、請求項9に記載の発明のように、前記噛み合い部の回転軸線と前記爪部の回転軸線とは、前記ロック機構による前記ロック部材のロック位置に対して同じサイドに配置されていてもよい。
請求項10に記載の発明は、前記支持機構は、前記保持部材を上下方向にスライド可能に支持するスライド機構を含み、前記ストッパー機構は、前記支持機構に対する上下方向への前記保持部材の移動を複数の高さで停止させるように構成されている、請求項2に記載の鞍乗型車両である。
この構成によれば、ロック部材をロックする保持部材が、スライド機構によって上下方向にスライド可能に支持されている。保持部材は、スライド機構に対する移動がストッパー機構によって規制された状態と、スライド機構に対して上下方向にスライド可能な状態(ストッパ機構による規制が解除された状態)との間で切り替えられる。ストッパー機構は、複数の高さで保持部材を停止させることにより、スライド機構に対する保持部材の位置を変化させることができる。したがって、ロック位置調整機構は、保持部材によってロック部材がロックされる位置(ロック位置)の高さを調整できる。そのため、シートロック装置は、各部品の寸法精度を高めずに、ロック機構にロック部材を確実にロックさせることができる。
請求項11に記載の発明は、前記ストッパー機構は、前記支持機構に対する上下方向への前記保持部材の固定が前記ストッパー機構に着脱可能に取り付けられた解除部材によって解除されるように構成されている、請求項10に記載の鞍乗型車両である。
この構成によれば、解除部材がストッパー機構に取り付けられると、ストッパー機構による保持部材の固定が解除される。また、解除部材がストッパー機構から取り外されると、支持機構に対する保持部材の移動がストッパー機構によって規制される。したがって、保持部材は、解除部材の取付および取り外しによって、スライド機構に対する移動がストッパー機構によって規制された状態と、スライド機構に対して上下方向にスライド可能な状態との間で切り替えられる。したがって、解除部材をストッパー機構から取り外すことにより、保持部材によってロック部材がロックされる位置(ロック位置)を安定させることができる。
請求項12に記載の発明のように、前記ロック機構が前記車体フレームに設けられると共に、前記ロック位置調整機構が前記ロック機構に設けられていてもよい。
請求項13に記載の発明のように、前記鞍乗型車両は、前記シートの下方に配置された収納ボックスをさらに含んでいてもよいし、前記収納ボックスは、前記シートによって開閉される開口部を有していてもよい。
請求項14に記載の発明のように、前記シート連結装置は、前記シートを前記車体フレームに回転可能に連結するヒンジを含んでいてもよい。
請求項15に記載の発明のように、前記鞍乗型車両は、前記シートの下方に配置された燃料タンクをさらに含んでいてもよい。
請求項16に記載の発明は、前記シート連結装置は、前記シートの前部を前記車体フレームに連結しており、前記シートロック装置は、前記シートの後部を前記車体フレームにロックする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の鞍乗型車両である。
この構成によれば、シート連結装置が、シートの前部を車体フレームに連結し、シートロック装置が、シートの後部を車体フレームにロックする。そのため、自動二輪車が、複数のシートロック装置を備えている場合よりも、シート連結装置とシートロック装置との間隔(水平方向への間隔)が大きい。シート連結装置とシートロック装置との高低差のばらつきは、シート連結装置とシートロック装置との間隔が大きいほど大きくなり易い。したがって、シートが前後二箇所で車体フレームに連結される構成において、ロック位置調整機構を備えるシートロック装置を用いることにより、ロック位置調整機構の効果を十分に発揮させることができる。
本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の内部を透視した模式的な側面図である。 自動二輪車に備えられたシートの模式的な縦断面図である。 シート連結装置の模式的な側面図である。 図3に示すIV−IV線に沿うシート連結装置の断面図である。 ロック機構の斜視図である。 ロック機構の分解斜視図である。 シートロック装置の正面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。 本発明の第2実施形態に係るシートロック装置の正面図である。 図9に示す矢印Xの方向から見たシートロック装置の一部の側面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。 ロック機構が上位置で保持されている状態を示す、本発明の第3実施形態に係るシートロック装置の正面図である。 ベースプレートの正面図である。 保持プレート、ストッパープレート、および引張バネの正面図である。 ロック機構が下位置で保持されている状態を示すシートロック装置の正面図である。 図15に示すXVI−XVI線に沿うシートロック装置の断面図である。 ベースプレート、保持プレート、ストッパープレート、およびスライドプレートの平面図である。 図12に示すXVIII−XVIII線に沿うシートロック装置の断面図である。 スライドプレートの正面図である。 ストッパーピースの斜視図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための断面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための断面図である。 ロック位置の高さ調整動作について説明するための断面図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
以下の説明における前後、上下および左右の各方向は、鞍乗型車両の一例である自動二輪車1が水平面を直進走行している状態に相当する基準姿勢にあり、かつ運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。左右方向は、車幅方向に相当する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動二輪車1の内部を透視した模式的な側面図である。図2は、自動二輪車1に備えられたシート4の模式的な縦断面図である。以下では、鞍乗型車両が、スクータタイプの自動二輪車1である例について説明する。
図1に示すように、自動二輪車1は、前輪Wfおよび後輪Wrと、動力を発生するエンジン(内燃機関)と、エンジンを始動させるために操作されるスタータスイッチの一例であるキーシリンダSS1とを含む。さらに、自動二輪車1は、カバー2によって覆われた車体フレーム3と、車体フレーム3の上方に配置された鞍型のシート4とを含む。車体フレーム3は、前輪Wfと共に回転するステアリングシャフトが挿入されたヘッドパイプ5と、ヘッドパイプ5から斜め下に後方に延びるメインフレーム6と、メインフレーム6から後方に延びる左右一対のシートフレーム7とを含む。シート4は、一対のシートフレーム7の上方に配置されている。
図1に示すように、自動二輪車1は、さらに、上向きに開口した収納ボックス8と、エンジンに供給される燃料を収容する燃料タンク9とを含む。収納ボックス8および燃料タンク9は、シート4の下方に配置されている。収納ボックス8および燃料タンク9は、車体フレーム3に連結されており、車体フレーム3によって支持されている。一対のシートフレーム7は、収納ボックス8の左右に配置されている。収納ボックス8は、燃料タンク9の前方に配置されている。燃料タンク9は、収納ボックス8の後方に限らず、収納ボックス8よりも前方に配置されていてもよい。例えば、シート4に着座した運転者の足が載せられるフットボードの下方に燃料タンク9を配置して、収納ボックス8の容量を拡大してもよい。
図2に示すように、シート4は、シート4の底部を構成する板状のシートボトム10と、シートボトム10の上方に配置されたスポンジ状のクッション11と、クッション11を覆う表皮12とを含む。シートボトム10は、樹脂などのクッション11および表皮12よりも剛性の高い材料で形成されており、表皮12は、ビニールなどの伸縮性のある材料で形成されている。クッション11は、シートボトム10上に配置されている。クッション11の表面は、表皮12によって覆われている。表皮12の縁は、シートボトム10の下方に回り込んでいる。表皮12の縁は、皺が生じないように表皮12が引っ張られた状態で、複数の針(ステープル:staple)によって複数箇所でシートボトム10に固定されている。そのため、表皮12の張力が、シートボトム10に加わっており、シートボトム10が弾性変形している。したがって、シート4は、シート4ごとに異なる変形量で弾性変形している。
図1に示すように、自動二輪車1は、シート4の前部を車体フレーム3に連結するシート連結装置13と、シート4の後部を車体フレーム3にロックするシートロック装置14と、ロック機構17によるシート4のロックを解除するロック解除装置15とを含む。
図1に示すように、シート連結装置13は、シート4の前部を回転可能に車体フレーム3に連結しており、シートロック装置14は、シート4の後部を取り外し可能に車体フレーム3に連結している。シート4の前部は、車体フレーム3から取り外しできない状態で車体フレーム3に連結されており、シート4の後部は、車体フレーム3から取り外し可能な状態で車体フレーム3に連結されている。シート4の前部は、鉛直方向に対して傾いた開閉軸線A1まわりに車体フレーム3に対して上下に回転可能である。シート4は、収納ボックス8の開口部8aが閉じられる閉位置(図1の実線の位置)と、収納ボックス8の開口部8aが開かれる開位置(図1の二点鎖線の位置)との間で、開閉軸線A1まわりに上下に移動可能である。したがって、収納ボックス8の開口部8aは、シート4によって開閉される。
図1に示すように、シートロック装置14は、シート4が閉位置に位置している状態で、シート4の後部を車体フレーム3にロックする。シート4の後部が車体フレーム3にロックされている状態では、シート4全体が、シートロック装置14によって開閉不能に車体フレーム3にロックされる。シートロック装置14は、ロック部材16と、ロック部材16をロックするロック機構17とを含む。ロック部材16は、シート4に設けられており、ロック機構17は、車体フレーム3に設けられている。ロック部材16が車体フレーム3に設けられると共に、ロック機構17がシート4に設けられてもよい。シートロック装置14は、シート4の前部がシート連結装置13によって車体フレーム3に連結されている状態でロック機構17にロック部材16をロックさせることにより、シート4を車体フレーム3にロックする。
図1に示すように、ロック部材16は、シート4の後部に連結されており、ロック機構17は、車体フレーム3に連結されている。ロック部材16は、シート4から下方に突出している。ロック部材16は、例えば、上向きに開いたU字状のシャフトによって構成されている。ロック部材16は、例えばインサート成形によってシートボトム10に固定されている。したがって、ロック部材16は、シート4の後部と共に開閉軸線A1まわりに上下に移動する。ロック部材16は、ロック部材16の底部を構成するロックバー18を含む。ロックバー18は、ロック機構17にロックされる。ロック機構17は、ロック部材16がロックされるロック状態と、ロック部材16のロックが解除されるアンロック状態との間で切り替わる。そのため、ロック部材16は、取り外し可能にロック機構17にロックされる。
図3は、シート連結装置13の模式的な側面図である。図4は、図3に示すIV−IV線に沿うシート連結装置13の断面図である。図3では、シート4が閉位置に位置している状態が示されている。
図3に示すように、シート連結装置13は、収納ボックス8等の介在部材を介して、シート4の前部を一定の高さ(車体フレーム3に対する高さ)で車体フレーム3に連結している。シート連結装置13は、シート4を一定の高さで車体フレーム3に回転可能に連結するヒンジ19を含む。ヒンジ19は、シート4の前部の下方に配置されている。ヒンジ19は、車体フレーム3に対して固定された固定ブラケット20と、車体フレーム3に対して移動可能な可動ブラケット21と、固定ブラケット20と可動ブラケット21とを開閉軸線A1まわりに相対回転可能に連結するヒンジシャフト22とを含む。
図4に示すように、固定ブラケット20は、上向きに開いたU字状の連結部を含み、可動ブラケット21は、下向きに開いたU字状の連結部を含む。固定ブラケット20の連結部と可動ブラケット21の連結部とは、ヒンジシャフト22によって左右二箇所で互いに連結されている。固定ブラケット20および可動ブラケット21は、ヒンジシャフト22の中心軸線、すなわち、開閉軸線A1まわりに相対回転可能に連結されている。
図3に示すように、固定ブラケット20は、ボルトによって収納ボックス8に連結されており、可動ブラケット21は、ボルトによってシートボトム10に連結されている。したがって、シート4の前部は、多数の介在部材、すなわち、固定ブラケット20、可動ブラケット21、ヒンジシャフト22、および収納ボックス8を介して車体フレーム3に連結されている。各介在部材には僅かな寸法誤差がある。介在部材の数が多いと、各介在部材の寸法誤差が積み重なり、全体として大きな誤差(寸法誤差の累積値)が生じる。そのため、シート4の前部と車体フレーム3との位置関係が車両ごとに異なる。
図5は、ロック機構17の斜視図である。図6は、ロック機構17の分解斜視図である。図7は、シートロック装置14の正面図である。図5および図6では、引張バネ46の図示を省略している。図7は、補助プレート25が取り外されており、ロック部材16がロック位置に配置されている状態を示している。
図5に示すように、車体フレーム3は、ロック機構17が連結されたクロスメンバー23を含む。一対のシートフレーム7は、車幅方向(左右方向)に間隔を空けて配置されており、クロスメンバー23は、一方のシートフレーム7から他方のシートフレーム7に延びている。クロスメンバー23は、一対のシートフレーム7を互いに連結している。クロスメンバー23は、例えば溶接によって各シートフレーム7に固定されている。クロスメンバー23とシートフレーム7との固定方法は、溶接に限らず、ボルトによる固定などの他の方法であってもよい。
図5に示すように、ロック機構17は、車体フレーム3に固定されたベースプレート24と、間隔を空けてベースプレート24に平行に対向する補助プレート25とを含む。図6に示すように、ロック機構17は、さらに、ベースプレート24に対して回転可能であり、複数の回転位置でロック部材16をロックする保持部材としての保持プレート26と、保持プレート26の回転を停止させるストッパープレート27とを含む。保持プレート26およびストッパープレート27は、ベースプレート24に沿って配置されており、互いに対向している。保持プレート26およびストッパープレート27の一部は、ベースプレート24と補助プレート25との間に配置されている。
図7に示すように、ベースプレート24は、ボルト取付孔28に取り付けられたボルトによってクロスメンバー23に固定されている。クロスメンバー23に対するベースプレート24の固定方法は、ボルトによる固定に限らず、溶接による固定などの他の方法であってもよい。図6に示すように、補助プレート25は、支持軸29および支持軸30を介してベースプレート24に連結されている。図6では、支持軸29および支持軸30がボルトである場合が示されている。支持軸29および支持軸30は、ボルトに限らず、リベットなどの廉価な部材であってもよい。支持軸29および支持軸30は、保持プレート26の厚み方向に延びており、互いに平行である。一方の支持軸29(左の支持軸29)は、ベースプレート24、補助プレート25、および保持プレート26を厚み方向に貫通しており、他方の支持軸30(右の支持軸30)は、ベースプレート24、補助プレート25、およびストッパープレート27を厚み方向に貫通している。
図6に示すように、ベースプレート24は、ロック部材16を案内する主ガイド溝31を形成している。同様に、補助プレート25は、ロック部材16を案内する副ガイド溝35を形成している。主ガイド溝31および副ガイド溝35は、上向きに開いており、保持プレート26の厚み方向から見ると、互いに重なり合っている。副ガイド溝35の開口部は、主ガイド溝31の開口部34よりも下方に配置されている。図7に示すように、主ガイド溝31は、主ガイド溝31の幅方向中央C1に関して対称な形状を有している。同様に、副ガイド溝35は、幅方向中央C1に関して対称な形状を有している。幅方向中央C1は、主ガイド溝31の幅方向に直交し、主ガイド溝31を幅方向に等分割する平面である。
図7に示すように、主ガイド溝31の幅は、いずれの位置においてもロックバー18の直径よりも広い。同様に、副ガイド溝35の幅は、いずれの位置においてもロックバー18の直径よりも広い。主ガイド溝31の開口部34の幅は、主ガイド溝31の他の位置の幅よりも広く、主ガイド溝31の底部32の幅は、主ガイド溝31の他の位置の幅よりも狭い。主ガイド溝31は、上向きに開いた円弧状の底部32と、底部32から上方に延びており、幅が一定の中間部33と、中間部33から上方に延びており、中間部33から遠ざかるに従って幅が広がる開口部34とを含む。ロック部材16は、ロックバー18の少なくとも一部が主ガイド溝31内に配置されている状態で、保持プレート26によってロックされる。
図6に示すように、保持プレート26は、支持軸29を介してベースプレート24に連結されている。保持プレート26は、ベースプレート24に対して回転軸線Ah(支持軸29の中心軸線)まわりに回転可能である。保持プレート26の回転角は、ベースプレート24から保持プレート26の方に突出する突起36と、ストッパープレート27によって規制される。図7に示すように、保持プレート26は、ロック部材16をロックするC字状のフック37(hook)を含む。フック37は、ロック部材16のロックバー18が配置されるC字状の保持溝38を形成している。保持プレート26は、保持プレート26(フック37)がロック部材16をロックする複数のロック位置と、保持プレート26によるロック部材16のロックが解除されるアンロック位置との間で、回転軸線Ahまわりに回転可能である。各ロック位置は、フック37の先端部と主ガイド溝31の内面との間隔G1がロック部材16の直径よりも狭い位置であり、アンロック位置は、フック37の先端部と主ガイド溝31の内面との間隔G1がロック部材16の直径よりも広い位置である。複数のロック位置は、高さがそれぞれ異なる位置である。
図6に示すように、ストッパープレート27は、支持軸30を介してベースプレート24に連結されている。ストッパープレート27は、ベースプレート24に対して回転軸線As(支持軸30の中心軸線)まわりに回転可能である。ストッパープレート27の回転角は、ベースプレート24からストッパープレート27の方に突出する突起39と、ベースプレート24から下方に突出するストッパーブロック40とによって規制される。図7に示すように、ストッパープレート27は、ストッパーブロック40に対向する接触部41を含む。接触部41は、回転軸線Asよりも下方に配置されている。ストッパープレート27は、接触部41がストッパーブロック40に接触している接触位置(図8Aに示す位置)と、接触部41がストッパーブロック40から離れた非接触位置との間で回転軸線Asまわりに回転可能である。
図7に示すように、回転軸線Ahおよび回転軸線Asは、保持プレート26の厚み方向に延びる互いに平行な軸線である。回転軸線Ahおよび回転軸線Asは、幅方向中央C1に対して互いに反対の方(反対のサイド)に配置されている。すなわち、保持プレート26の厚み方向から見ると、幅方向中央C1は、回転軸線Ahと回転軸線Asとの間に配置されている。回転軸線Ahから幅方向中央C1までの距離は、回転軸線Asから幅方向中央C1までの距離よりも短い。回転軸線Asは、回転軸線Ahよりも下方に配置されている。回転軸線Ahは、主ガイド溝31の下端よりも上方に配置されており、回転軸線Asは、主ガイド溝31の下端よりも下方に配置されている。したがって、回転軸線Asは、回転軸線Ahよりも下方に配置されている。
図8A〜図8Fは、ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。図8A〜図8Fでは、引張バネ46等の図示を省略している。
図7に示すように、シートロック装置14は、ロック部材16およびロック機構17に加えて、ロック機構17によるロック部材16のロック位置の高さを調整可能なロック位置調整機構42を含む。ロック位置調整機構42は、保持プレート26を上下に回転可能に支持する支持機構としての支持軸29と、支持軸29に対する保持プレート26の回転を複数の回転位置で停止させるストッパー機構としてのラチェット機構43とを含む。
ラチェット機構43は、正転方向(アンロック位置から遠ざかる方向)への保持プレート26の回転だけを許容し、逆転方向(正転方向とは反対の方向)への保持プレート26の回転を防止する。図7に示すように、ラチェット機構43は、複数の歯によって構成された噛み合い部44と、噛み合い部44に噛み合う爪部45と、一定の回転方向への力を噛み合い部44に与える引張バネ46とを含む。噛み合い部44は、保持プレート26に設けられており、爪部45は、ストッパープレート27に設けられている。噛み合い部44および爪部45は、それぞれ、ストッパープレート27および保持プレート26に設けられていてもよい。引張バネ46は、ストッパープレート27および保持プレート26に取り付けられている。引張バネ46は、コイルバネである。引張バネ46は、板バネであってもよい。
噛み合い部44は、保持プレート26と共に回転軸線Ahまわりに回転する。爪部45は、ストッパープレート27と共に回転軸線Asまわりに回転する。図7に示すように、噛み合い部44は、複数の収容溝47(図7では、5つの収容溝47)を形成している。噛み合い部44と爪部45とが噛み合っている状態では、爪部45がいずれかの収容溝47に配置される。複数の収容溝47は、回転軸線Ah上に中心を有する円弧に沿って延びる列を構成している。複数の収容溝47は、それぞれ、複数のロック位置に対応している。最前列の収容溝47(一番下の収容溝47)は、複数のロック位置の中で最も高いロック位置に対応しており、最後尾の収容溝47(一番上の収容溝47)は、複数のロック位置の中で最も低いロック位置に対応している。ラチェット機構43は、ロック位置を多段階で調節可能である。
図7に示すように、噛み合い部44と爪部45とは、主ガイド溝31よりも回転軸線Asの方で互いに噛み合う。さらに、噛み合い部44と爪部45とは、回転軸線Ahよりも下方で互いに噛み合う。保持プレート26は、噛み合い部44と爪部45との噛み合いによって、いずれかのロック位置に保持される。回転軸線Ahから噛み合い部44までの距離は、回転軸線Asから爪部45までの距離よりも長い。爪部45は、回転軸線Asよりも下方に配置されている。回転軸線Ahからフック37の保持溝38までの距離は、回転軸線Ahから噛み合い部44までの距離よりも短い。
図7に示すように、引張バネ46は、フック37よりも下方で保持プレート26およびストッパープレート27に取り付けられている。保持プレート26は、引張バネ46の一端部が取り付けられたバネ取付部48を含み、ストッパープレート27は、引張バネ46の他端部が取り付けられたバネ取付部49を含む。バネ取付部48は、保持プレート26の下端部に設けられており、バネ取付部49は、ストッパープレート27の下端部に設けられている。保持プレート26がロック位置に配置されている状態では、引張バネ46が、伸長方向に引っ張られており、弾性変形している。したがって、保持プレート26がロック位置に配置されている状態では、保持プレート26は、引張バネ46によって、アンロック位置の方に引っ張られている。さらに、この状態では、ストッパープレート27の接触部41がベースプレート24のストッパーブロック40に接触する接触位置の方に、ストッパープレート27が、引張バネ46によって引っ張られている。
図8Aに示すように、保持プレート26がアンロック位置に配置されている状態では、フック37の保持溝38が上向きに開いている。この状態で、シート4の後部が下ろされると(シート4が閉位置に配置されると)、保持プレート26がロック部材16によって下向きに押される。これにより、保持プレート26が正転方向(図8Aでは、右まわり)に回転し、図8Bに示すように、爪部45が、一段目の収容溝47(一番下の収容溝47)に噛み合う。そのため、保持プレート26がロック位置に配置され、ロック部材16が保持プレート26によってロックされる。
図8B〜図8Dに示すように、爪部45が収容溝47に嵌っている状態で、正転方向のトルクが保持プレート26に加わると、保持プレート26が、引張バネ46に抗して正転方向に回転し、爪部45が、後続の収容溝47に嵌る。そのため、噛み合い部44と爪部45との噛み合い位置が変化し、保持プレート26が正転方向に間欠的に回転する。したがって、ロック機構17によるロック部材16のロック位置が下方に移動する。また、図8Dに示すように、爪部45が最後尾の収容溝47(一番上の収容溝47)に嵌っている状態で、正転方向のトルクが保持プレート26に加わっても、正転方向への保持プレート26の回転が、ベースプレート24に設けられた突起36によって規制される。そのため、爪部45は、最後尾の収容溝47から外れない。
一方、図8Dに示すように、爪部45が収容溝47に嵌っている状態で逆転方向(図8Dでは、左まわり)のトルクが保持プレート26に加わると、ストッパープレート27の接触部41をストッパーブロック40に押し付ける方向のトルクが、噛み合い部44から爪部45に伝達される。爪部45が収容溝47に嵌っている状態、すなわち、保持プレート26がロック位置に配置されている状態では、接触部41の方へのストッパープレート27の回転が規制されている。そのため、この状態では、逆転方向への保持プレート26の回転が防止され、保持プレート26がロック位置に保持される。したがって、逆転方向のトルクが保持プレート26に加わっても、ロック部材16が保持プレート26にロックされた状態が維持される。
シート4の閉位置は、ロック部材16に上向きの予圧が加わるように設定されている。したがって、図8B〜図8Dに示すように、ロックバー18の上部は、いずれのロック位置でもフック37に接しており、フック37に押し付けられている。そのため、ロック部材16がロック機構17にロックされている状態では、ロック部材16がロック機構17に対して移動し難い。よって、シート4の振動が発生し難い。さらに、ロック部材16がロック機構17に対して移動し難いので、ロック部材16とフック37との衝突による異音の発生を低減でき、かつ、ロック部材16およびフック37の摩耗を低減できる。
ロック解除装置15は、ストッパープレート27を解除方向(接触位置の方から非接触位置の方に向かう回転軸線Asまわりの方向)に回転させるように構成されている。ロック解除装置15は、運転者の操作をワイヤー等の伝達部材によってストッパープレート27に伝達する機械式の装置であってもよい。また、ロック解除装置15は、ストッパープレート27を解除方向に回転させる動力を発生する電磁アクチュエータと、運転者の操作に応じて電磁アクチュエータを制御する制御装置とを備える電気式の装置であってもよい。以下では、ロック解除装置15が、機械式の装置である例について説明する。
ロック解除装置15は、キーを用いて操作されるキーシリンダSS1(図1参照)を含む。図7に示すように、ロック解除装置15は、さらに、キーシリンダSS1とストッパープレート27とを連結するワイヤーW1を含む。ワイヤーW1は、車体フレーム3に沿って延びるガイドチューブ50内に配置されている。ガイドチューブ50の端部は、ベースプレート24に設けられたチューブ保持部51に保持されている。ワイヤーW1の端部は、ガイドチューブ50の端部からストッパープレート27の方に突出している。ワイヤーW1の端部は、ストッパープレート27に設けられたワイヤー取付部52に取り付けられている。さらに、ワイヤーW1の先端部には、ワイヤー取付部52からのワイヤーW1の脱落を防止する抜け止めピン53が取り付けられている。これにより、爪部45が、ロック解除装置15に連結されている。
爪部45は、噛み合い部44と爪部45との噛み合いが解除されるようにロック解除装置15に駆動される。具体的には、運転者がキーを用いてキーシリンダSS1に解除操作を行うと、ワイヤーW1の端部が移動する。図7を見ると分かるように、ワイヤーW1の端部が解除方向(図7では、右方向)に移動すると、抜け止めピン53も解除方向に移動し、ストッパープレート27と共に回転軸線Asまわりに回転するワイヤー取付部52が抜け止めピン53によって押される。そのため、図8Eに示すように、ストッパープレート27が、引張バネ46の復元力に抗して解除方向に回転する。噛み合い部44と爪部45とが互いに噛み合っている状態で、ストッパープレート27が解除方向に回転すると、爪部45が噛み合い部44から離れる。そのため、図8Fに示すように、保持プレート26は、引張バネ46の復元力によって逆転方向に回転し、アンロック位置に移動する。したがって、ロック部材16がロック機構17にロックされている状態で、解除操作が行われると、ロック機構17によるロック部材16のロックが解除され、車体フレーム3に対するシート4のロックが解除される。
以上のように第1実施形態では、車体フレーム3の上方に配置されたシート4が、シート連結装置13およびシートロック装置14によって車体フレーム3にロックされ、シート4のロックが、ロック解除装置15によって解除される。具体的には、シート4の一部がシート連結装置13によって車体フレーム3に連結されている状態で、シート4の他の部分がシートロック装置14のロック部材16およびロック機構17によって車体フレーム3にロックされる。これにより、シート4全体が、車体フレーム3にロックされる。シートロック装置14のロック位置調整機構42は、ロック機構17によるロック部材16のロック位置の高さを調整可能である。したがって、ロック位置調整機構42は、各部品の寸法の誤差や各部品同士の連結位置の誤差を含む複数の誤差の累計値を吸収できる。そのため、シートロック装置14は、各部品の寸法精度を高めずに、ロック機構17にロック部材16を確実にロックさせることができる。そのため、自動二輪車1の生産性の低下を抑制しつつ、シート4を確実にロックできる。
また第1実施形態では、図7に示すように、噛み合い部44と爪部45との噛み合い位置から爪部45の回転軸線Asまでの距離D1が短い。具体的には、距離D1が、噛み合い部44と爪部45との噛み合い位置から噛み合い部44の回転軸線Ahまでの距離D2よりも短い。爪部45は、ロック解除装置15によって駆動される。距離D1が長いと、噛み合い部44と爪部45との噛み合いを解除するときに、大きな力を爪部45に入力する必要がある。したがって、距離D1を短くすることにより、小さな力で噛み合い部44と爪部45との噛み合いを解除できる。
また第1実施形態では、シート連結装置13が、シート4の前部を車体フレーム3に連結し、シートロック装置14が、シート4の後部を車体フレーム3にロックする。そのため、自動二輪車1が、複数のシートロック装置14を備えている場合よりも、シート連結装置13とシートロック装置14との間隔(水平方向への間隔)が大きい。シート連結装置13とシートロック装置14との高低差のばらつきは、シート連結装置13とシートロック装置14との間隔が大きいほど大きくなり易い。したがって、シート4が前後二箇所で車体フレーム3に連結される構成において、ロック位置調整機構42を備えるシートロック装置14を用いることにより、ロック位置調整機構42の効果を十分に発揮させることができる。
第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の図9〜図11Cにおいて、前述の図1〜図8Fに示された各部と同等の構成部分については、図1等と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図9は、本発明の第2実施形態に係るシートロック装置214の正面図である。図10は、図9に示す矢印Xの方向から見たシートロック装置214の一部の側面図である。図11A〜図11Cは、ロック位置の高さ調整動作について説明するための正面図である。図9は、ロック部材16が、ロック位置に配置されている状態を示している。図11A〜図11Cでは、圧縮バネ246等の図示を省略している。
第2実施形態に係るシートロック装置214は、保持プレート、ストッパープレート、ラチェット機構、および引張バネを除き、第1実施形態に係るシートロック装置14と同様の構成を備えている。すなわち、シートロック装置214は、保持プレート26、ストッパープレート27、ラチェット機構43、および引張バネ46に代えて、保持プレート226、ストッパープレート227、ラチェット機構243、および圧縮バネ246を含む。
図9に示すように、保持プレート226は、支持軸29を介してベースプレート24に連結されている。保持プレート226は、ベースプレート24に対して回転軸線Ahまわりに回転可能である。保持プレート226の回転角は、ベースプレート24から保持プレート226の方に突出する突起36と、ストッパープレート227とによって規制される。保持プレート226は、フック37を含む。保持プレート226は、保持プレート226がロック部材16をロックする複数のロック位置と、保持プレート226によるロック部材16のロックが解除されるアンロック位置との間で、回転軸線Ahまわりに回転可能である。
図9に示すように、ストッパープレート227は、支持軸30を介してベースプレート24に連結されている。ストッパープレート227は、ベースプレート24に対して回転軸線Asまわりに回転可能である。ストッパープレート227の回転角は、ベースプレート24から下方に突出するストッパーブロック40によって規制される。ストッパープレート227は、ストッパーブロック40に接触可能な接触部41を含む。ストッパープレート227は、接触部41がストッパーブロック40に接触している接触位置と、接触部41がストッパーブロック40から離れた非接触位置との間で、回転軸線Asまわりに回転可能である。
図9に示すように、回転軸線Ahおよび回転軸線Asは、保持プレート226の厚み方向に延びる互いに平行な軸線である。回転軸線Ahおよび回転軸線Asは、幅方向中央C1に対して同じサイドに配置されている。すなわち、保持プレート226の厚み方向から見ると、回転軸線Ahは、回転軸線Asと幅方向中央C1との間に配置されている。したがって、回転軸線Ahから幅方向中央C1までの距離は、回転軸線Asから幅方向中央C1までの距離よりも短い。回転軸線Asは、回転軸線Ahよりも下方に配置されている。回転軸線Ahは、主ガイド溝31の下端よりも上方に配置されており、回転軸線Asは、主ガイド溝31の下端よりも下方に配置されている。したがって、回転軸線Asは、回転軸線Ahよりも下方に配置されている。ラチェット機構243の噛み合い部44と爪部45とは、主ガイド溝31の幅方向(図9では、左右方向)に関して回転軸線Ahと回転軸線Asとの間で噛み合っている。
図9に示すように、圧縮バネ246は、上向きに開いたU字状の板バネである。保持プレート226は、圧縮バネ246の一端部が取り付けられたバネ取付部48を含み、ストッパープレート227は、圧縮バネ246の他端部が取り付けられたバネ取付部49を含む。保持プレート226がロック位置に配置されている状態では、圧縮バネ246が、圧縮されており弾性変形している。したがって、この状態では、保持プレート226は、圧縮バネ246によって、アンロック位置の方に押されている。これにより、噛み合い部44および爪部45が互いに押し付けられている。さらに、この状態では、ストッパープレート227の接触部41がベースプレート24のストッパーブロック40に接触する接触位置の方に、ストッパープレート227が、圧縮バネ246によって押されている。図10に示すように、ワイヤーW1が取り付けられるワイヤー取付部52は、主ガイド溝31の幅方向から見たときに、バネ取付部49に重ならないように配置されており、ワイヤーW1は、幅方向から見たときに、圧縮バネ246に重ならないように配置されている。
図11Aに示すように、保持プレート226がアンロック位置に配置されている状態では、フック37の保持溝38が上向きに開いている。この状態で、シート4の後部が下ろされると(シート4が閉位置に配置されると)、保持プレート226がロック部材16によって下向きに押される。これにより、保持プレート226が正転方向(図11Aでは、右まわり)に回転し、図11Bに示すように、爪部45が、一段目の収容溝47(一番上の収容溝47)に噛み合う。したがって、保持プレート226がロック位置に配置され、ロック部材16が保持プレート226によってロックされる。そして、保持プレート226が圧縮バネ246に抗して正転方向にさらに回転すると、図11Cに示すように、爪部45が、後続の収容溝47に嵌る。
一方、運転者がキーを用いてキーシリンダSS1(図1参照)に解除操作を行うと、ワイヤーW1の端部が移動する。図9を見ると分かるように、ワイヤーW1の端部が解除方向(図9では右方向)に移動すると、抜け止めピン53も解除方向に移動し、ストッパープレート227と共に回転軸線Asまわりに回転するワイヤー取付部52が抜け止めピン53によって押される。そのため、ストッパープレート227が、圧縮バネ246の復元力に抗して解除方向に回転する。噛み合い部44と爪部45とが互いに噛み合っている状態で、ストッパープレート227が解除方向に回転すると、爪部45が噛み合い部44から離れる。そのため、保持プレート226は、圧縮バネ246の復元力によって逆転方向に回転し、アンロック位置に移動する。したがって、ロック部材16がロック機構17にロックされている状態で、解除操作が行われると、ロック機構17によるロック部材16のロックが解除され、車体フレーム3に対するシート4のロックが解除される。
第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下の図12〜図21Cにおいて、前述の図1〜図11Cに示された各部と同等の構成部分については、図1等と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図12は、ロック機構317が上位置で保持されている状態を示す、本発明の第3実施形態に係るシートロック装置314の正面図である。図13は、ベースプレート324の正面図である。図14は、保持プレート326、ストッパープレート327、および引張バネ46の正面図である。図12は、ロック部材16が、ロック位置に配置されている状態を示している。
第3実施形態に係るシートロック装置314は、ロック機構およびロック位置調整機構を除き、第1実施形態に係るシートロック装置314と同様の構成を備えている。すなわち、第3実施形態に係るシートロック装置314は、第1実施形態に係るロック機構317およびロック位置調整機構342に代えて、ロック機構317およびロック位置調整機構342を含む。
図12に示すように、ロック機構317は、車体フレーム3に固定されたベースプレート324と、ベースプレート324に対して上下に回転可能な保持プレート326と、保持プレート326の回転を停止させるストッパープレート327とを含む。さらに、ロック機構317は、保持プレート326およびストッパープレート327を互いに押し付ける引張バネ46を含む。保持プレート326およびストッパープレート327は、ベースプレート324に沿って配置されており、互いに対向している。
図12に示すように、ベースプレート324は、ボルト取付孔28に取り付けられたボルトによって取り外し可能にクロスメンバー23(図7参照)に固定されている。クロスメンバー23に対するベースプレート324の固定方法は、ボルトによる固定に限らず、溶接による固定などの他の方法であってもよい。図13に示すように、ベースプレート324は、ロック部材16を案内する主ガイド溝31を形成している。
図12に示すように、保持プレート326は、支持軸329を介してベースプレート324に連結されている。保持プレート326は、ベースプレート324に対して回転軸線Ahまわりに回転可能である。保持プレート326の回転角は、後述するスライドプレート325によって規制される。保持プレート326は、ロック部材16をロックするC字状のフック37を含む。保持プレート326は、保持プレート326がロック部材16をロックするロック位置と、保持プレート326によるロック部材16のロックが解除されるアンロック位置との間で、回転軸線Ahまわりに回転可能である。
図12に示すように、ストッパープレート327は、支持軸330を介してベースプレート324に連結されている。ストッパープレート327は、ベースプレート324に対して回転軸線Asまわりに回転可能である。ストッパープレート327の回転角は、スライドプレート325によって規制される。ストッパープレート327は、ロック解除装置15のワイヤーW1が取り付けられたワイヤー取付部52を含む。ストッパープレート327は、ロック解除装置15によって、ストッパープレート327による保持プレート326の固定が解除される解除方向に駆動される。
図14に示すように、ロック機構317は、収容溝47を形成する噛み合い部344と、噛み合い部344に噛み合う爪部45とを含む。噛み合い部344は、保持プレート326に設けられており、爪部45は、ストッパープレート327に設けられている。噛み合い部344および爪部45は、それぞれ、ストッパープレート327および保持プレート326に設けられていてもよい。噛み合い部344は、保持プレート326と共に回転軸線Ahまわりに回転し、爪部45は、ストッパープレート327と共に回転軸線Asまわりに回転する。保持プレート326は、噛み合い部344と爪部45との噛み合いによって、ロック位置に保持される。
図14に示すように、引張バネ46の一端部は、保持プレート326の下端部に設けられたバネ取付部48に取り付けられており、引張バネ46の他端部は、ストッパープレート327の下端部に設けられたバネ取付部49に取り付けられている。保持プレート326がロック位置に配置されている状態では、引張バネ46が、伸長方向に引っ張られており、弾性変形している。したがって、保持プレート326がロック位置に配置されている状態では、保持プレート326は、引張バネ46によって、アンロック位置の方に引っ張られている。
図15は、ロック機構317が下位置で保持されている状態を示すシートロック装置314の正面図である。図16は、図15に示すXVI−XVI線に沿うシートロック装置314の断面図である。図17は、ベースプレート324、保持プレート326、ストッパープレート327、およびスライドプレート325の平面図である。図15は、ロック機構317が、上位置よりも下方の下位置で保持されており、ロック部材16が、ロック位置に配置されている状態を示している。
図15に示すように、ロック位置調整機構342は、保持プレート326をベースプレート324に対して上下方向にスライド可能に支持する支持機構としてのスライド機構364を含む。さらに、ロック位置調整機構342は、ベースプレート324に対する上下方向への保持プレート326およびストッパープレート327の移動を複数の高さで停止させるストッパー機構343を含む。
図12と図15とを比較すると分かるように、スライド機構364は、上位置(図12に示す位置)と下位置(図15に示す位置)との間で、保持プレート326およびストッパープレート327を上下にスライド可能に支持している。図15に示すように、スライド機構364は、ベースプレート324に設けられた上下方向に延びる一対のスライド孔354と、一対のスライド孔354に沿って上下方向に移動可能な一対のスライドシャフトとしての支持軸329および支持軸330とを含む。さらに、スライド機構364は、支持軸329および支持軸330を介してベースプレート324に連結されたスライドプレート325とを含む。
図16に示すように、スライド孔354は、ベースプレート324を厚み方向に貫通している。図15に示すように、スライド孔354の上端は、主ガイド溝31の下端よりも上方に配置されており、スライド孔354の下端は、主ガイド溝31の下端よりも下方に配置されている。保持プレート326の厚み方向から見ると、主ガイド溝31の一部は、一対のスライド孔354の中間に配置されている。スライド孔354は、主ガイド溝31の下端部と平行に延びている。
図15に示すように、支持軸329および支持軸330は、スライド孔354に挿入されている。一方の支持軸329(左の支持軸329)は、ベースプレート324、保持プレート326、およびスライドプレート325を厚み方向に貫通している。他方の支持軸330(右の支持軸330)は、ベースプレート324、ストッパープレート327、およびスライドプレート325を厚み方向に貫通している。支持軸329および支持軸330は、スライド孔354の長さの範囲内でベースプレート324に対して上下方向に移動可能である。保持プレート326、ストッパープレート327、およびスライドプレート325は、支持軸329および支持軸330と共に上下方向に移動する。したがって、保持プレート326、ストッパープレート327、およびスライドプレート325は、スライド孔354の長さの範囲内でベースプレート324に対して上下方向に移動可能である。
図16に示すように、スライドプレート325は、支持軸329および支持軸330を介して保持プレート326およびストッパープレート327を支持している。図17に示すように、スライドプレート325は、保持プレート326およびストッパープレート327に対してベースプレート324とは反対の方(反対のサイド)に配置されている。スライドプレート325は、保持プレート326およびストッパープレート327の一部を収容する凹部を形成している。スライドプレート325は、保持プレート326およびストッパープレート327の一部を収容するカバー部355と、保持プレート326およびストッパープレート327の両サイドに配置された一対の側部356とを含む。側部356は、ベースプレート324に沿って上下方向に延びている。
図15に示すように、スライドプレート325は、上向きに開いた副ガイド溝335を形成している。副ガイド溝335の開口部の幅は、副ガイド溝335の底部の幅よりも広い。保持プレート326の厚み方向から見ると、主ガイド溝31と副ガイド溝335とは、互いに重なり合っている。副ガイド溝335の開口部は、主ガイド溝31の開口部よりも下方に配置されており、副ガイド溝335の底部は、主ガイド溝31の下端よりも上方に配置されている。支持軸329および支持軸330は、副ガイド溝335の底部の両サイドに配置されている。
図18は、図12に示すXVIII−XVIII線に沿うシートロック装置314の断面図である。図19は、スライドプレート325の正面図である。図20は、ストッパー片358(stopper piece)の斜視図である。図21A〜図21Cは、ロック位置の高さ調整動作について説明するための断面図である。
図18に示すように、ストッパー機構343は、上下方向に間隔を空けて配置された複数のストッパー孔357と、ストッパー孔357の内面との接触によってストッパー孔357の移動を停止させる複数のストッパー片358とを含む。さらに、ストッパー機構343は、複数のストッパー片358を複数のストッパー孔357に押し付ける複数の板バネ359を含む。ストッパー孔357は、スライドプレート325に設けられており、ストッパー片358および板バネ359は、ベースプレート324に設けられた複数の収容凹部360に保持されている。ストッパー孔357および収容凹部360は、それぞれ、ベースプレート324およびスライドプレート325に設けられていてもよい。
図19に示すように、複数のストッパー孔357は、スライドプレート325の一対の側部356に形成されている。複数のストッパー孔357は、側部356に沿って上下方向に延びる2つの列を構成している。各列は、上下方向に間隔を空けて配置された複数のストッパー孔357によって構成されている。図19では、各列が、3つのストッパー孔357によって構成されている例が示されている。2つの列は、平行に配置されている。一方の列は、一方の側部356に形成されており、他方の列は、他方の側部356に形成されている。
図20に示すように、ストッパー片358は、板状のフラット部361と、フラット部361に対して傾いた傾斜部362とを含む。図18に示すように、フラット部361は、ベースプレート324およびスライドプレート325に対して平行な姿勢で収容凹部360に収容されている。板バネ359は、フラット部361と収容凹部360の底面との間に配置されている。フラット部361は、板バネ359によって、ストッパー孔357の方に押されている。傾斜部362は、フラット部361からストッパー孔357の方に突出している。傾斜部362の先端部は、対応するストッパー孔357内に配置されており、ストッパー孔357の内面に上下方向に対向している。
図15に示すように、複数のストッパー片358は、複数のストッパー孔357によって構成された2つの列にそれぞれ対応する二対のストッパー片358を含む。各対のストッパー片358は、上下方向に並んだ上ストッパー片358Uおよび下ストッパー片358Lによって構成されている。図18に示すように、上ストッパー片358Uは、傾斜部362の先端部が下向きの姿勢で収容凹部360に保持されており、下ストッパー片358Lは、傾斜部362の先端部が上向きの姿勢で収容凹部360に保持されている。スライドプレート325は、上ストッパー片358Uおよび下ストッパー片358Lによってベースプレート324から遠ざかる方向に押されている。ベースプレート324およびスライドプレート325は、厚み方向に間隔を空けて対向している。
図18を見ると分かるように、上ストッパー片358Uの傾斜部362は、ストッパー孔357の内面との接触によってスライドプレート325の上方向への移動を規制できるものの、スライドプレート325の下方向への移動は規制できない。これとは反対に、下ストッパー片358Lの傾斜部362は、ストッパー孔357の内面との接触によってスライドプレート325の下方向への移動を規制できるものの、スライドプレート325の上方向への移動は規制できない。したがって、ベースプレート324に対するスライドプレート325の上下方向への移動は、上ストッパー片358Uおよび下ストッパー片358Lの両方によって規制される。これにより、ベースプレート324に対する保持プレート326およびストッパープレート327の高さが、ストッパー機構343によって固定されている。
図21Aおよび図21Bに示すように、自動二輪車1の開発段階や製造段階では、解除部材の一例であるクリップ363が、ストッパー機構343に着脱可能に取り付けられる。クリップ363は、例えば上向きに開いたU字状である。クリップ363は、ベースプレート324とスライドプレート325との間に配置される介在部363aを含む。介在部363aが、ベースプレート324とスライドプレート325との間に差し込まれている状態では、板バネ359の弾性変形によって、下ストッパー片358Lの傾斜部362が、ストッパー孔357の外に配置されている。そのため、下ストッパー片358Lによるスライドプレート325の下方向への移動の規制が解除されている。その一方で、図21Bおよび図21Cに示すように、下ストッパー片358Lの傾斜部362がストッパー孔357に対向している状態で、クリップ363が取り外されると、下ストッパー片358Lが板バネ359によって押されて、下ストッパー片358Lの傾斜部362がストッパー孔357に進入する。これにより、ベースプレート324に対するスライドプレート325の下方向への移動が規制される。
図21Aでは、上ストッパー片358Uの傾斜部362が、真中のストッパー孔357に嵌っており、下ストッパー片358Lの傾斜部362が、クリップ363によって収容凹部360内に押し付けられている状態が示されている。この状態で、保持プレート326がロック部材16によって下方向に押されると、スライドプレート325が下方向に移動する。これにより、図21Bに示すように、上ストッパー片358Uの傾斜部362が、一番上のストッパー孔357に嵌り、下ストッパー片358Lの傾斜部362が、真中のストッパー孔357に対向する。図21Cに示すように、この状態で、クリップ363がシートロック装置314から外されると、下ストッパー片358Lの傾斜部362が、真中のストッパー孔357に嵌り、上下方向へのスライドプレート325の移動が規制される。これにより、ロック機構317によるロック部材16のロック位置の高さが下方向に調整される。
他の実施形態
本発明の第1〜第3実施形態の説明は以上であるが、本発明は、第1〜第3実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、第1〜第3実施形態では、自動二輪車に備えられたシートロック装置の数が、1つである場合について説明した。しかし、自動二輪車は、複数のシートロック装置を備えていてもよい。例えば、自動二輪車が、シート連結装置と2つのシートロック装置を備えており、シートの前部が、シート連結装置によって車体フレームに連結され、シートの右側部および左側部が、それぞれ、2つのシートロック装置によって車体フレームにロックされてもよい。
また、第1〜第3実施形態では、シート連結装置が、シートの一部を取り外しできない状態で車体フレームに連結する場合について説明した。しかし、シート連結装置は、シートの一部を取り外し可能に車体フレームに連結するように構成されていてもよい。具体的には、シート連結装置は、車体フレームおよびシートの一方に設けられたU字状の突起と、車体フレームおよびシートの他方に設けられており、一定の高さで着脱可能に突起に取り付けられるフックとを含んでいてもよい。この構成によれば、シート連結装置およびシートロック装置の両方が、シートの一部を着脱可能に車体フレームに連結するので、運転者は、シート全体を車体フレームから取り外すことができる。
また、第1〜第3実施形態では、ロック部材が、上向きに開いたU字状のシャフトによって構成されている場合について説明した。しかし、ロック部材は、U字状に限らず、C字状やJ字状などの他の形状であってもよい。さらに、ロック部材は、シャフトに限らず、プレートやブロックなどの他の部材によって構成されていてもよい。
また、第1〜第3実施形態では、ロック機構に備えられた保持部材が、板状である場合について説明した。しかし、保持部材は、板状に限らず、ブロック状などの他の形状であってもよい。ベースプレート、ストッパープレート、補助プレート、およびスライドプレートについても同様である。
また、第1〜第3実施形態では、鞍乗型車両が、スクータタイプの自動二輪車である場合について説明した。しかし、鞍乗型車両は、スポーツタイプの自動二輪車であってもよいし、オフロードタイプの自動二輪車であってもよいし、モペットであってもよい。また、鞍乗型車両は、自動二輪車に限らず、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)であってもよいし、スノーモービルであってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 :自動二輪車
3 :車体フレーム
4 :シート
8 :収納ボックス
8a :開口部
9 :燃料タンク
13 :シート連結装置
14 :シートロック装置
15 :ロック解除装置
16 :ロック部材
17 :ロック機構
19 :ヒンジ
26 :保持プレート
29 :支持軸
42 :ロック位置調整機構
43 :ラチェット機構
44 :噛み合い部
45 :爪部
46 :引張バネ
214 :シートロック装置
226 :保持プレート
243 :ラチェット機構
246 :圧縮バネ
314 :シートロック装置
317 :ロック機構
326 :保持プレート
364 :スライド機構
342 :ロック位置調整機構
363 :クリップ
Ah :回転軸線
As :回転軸線
C1 :幅方向中央
D1 :爪部の回転軸線までの距離
D2 :噛み合い部の回転軸線までの距離

Claims (16)

  1. 車体フレームと、
    前記車体フレームの上方に配置されたシートと、
    前記シートの一部を前記車体フレームに連結するシート連結装置と、
    前記車体フレームおよびシートの一方に設けられたロック部材と、前記車体フレームおよびシートの他方に設けられており、前記ロック部材をロックするロック機構と、前記ロック機構による前記ロック部材のロック位置の高さを調整可能なロック位置調整機構とを含み、前記シートの一部が前記シート連結装置によって前記車体フレームに連結されている状態で前記ロック機構に前記ロック部材をロックさせることにより、前記シートを前記車体フレームにロックするシートロック装置と、
    前記シートロック装置による前記シートのロックを解除するロック解除装置とを含む、鞍乗型車両。
  2. 前記ロック機構は、前記ロック部材を保持することにより、前記ロック部材をロックする保持部材を含み、
    前記ロック位置調整機構は、前記保持部材を移動可能に支持する支持機構と、前記支持機構に対する前記保持部材の移動を複数の位置で停止させるストッパー機構とを含む、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記支持機構は、前記保持部材を上下に回転可能に支持する支持軸を含み、
    前記ストッパー機構は、前記保持部材を複数の回転位置で停止させるラチェット機構を含む、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ラチェット機構は、複数の歯によって構成された噛み合い部と、前記噛み合い部に噛み合う爪部と、前記噛み合い部および爪部を互いに押し付けるバネとを含む、請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記バネは、引張バネおよび圧縮バネのいずれかを含む、請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記爪部は、前記ロック解除装置に連結されており、前記噛み合い部と前記爪部との噛み合いが解除されるように前記ロック解除装置に駆動される、請求項4または5に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記噛み合い部と前記爪部との噛み合い位置から前記爪部の回転軸線までの距離は、前記噛み合い位置から前記噛み合い部の回転軸線までの距離よりも短い、請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記噛み合い部の回転軸線と前記爪部の回転軸線とは、前記ロック機構による前記ロック部材のロック位置に対して互いに反対の方に配置されている、請求項4〜7のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記噛み合い部の回転軸線と前記爪部の回転軸線とは、前記ロック機構による前記ロック部材のロック位置に対して同じサイドに配置されている、請求項4〜7のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記支持機構は、前記保持部材を上下方向にスライド可能に支持するスライド機構を含み、
    前記ストッパー機構は、前記支持機構に対する上下方向への前記保持部材の移動を複数の高さで停止させるように構成されている、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記ストッパー機構は、前記支持機構に対する上下方向への前記保持部材の固定が前記ストッパー機構に着脱可能に取り付けられた解除部材によって解除されるように構成されている、請求項10に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記ロック機構は、前記車体フレームに設けられており、
    前記ロック位置調整機構は、前記ロック機構に設けられている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  13. 前記シートによって開閉される開口部を有し、前記シートの下方に配置された収納ボックスをさらに含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  14. 前記シート連結装置は、前記シートを前記車体フレームに回転可能に連結するヒンジを含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  15. 前記シートの下方に配置された燃料タンクをさらに含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  16. 前記シート連結装置は、前記シートの前部を前記車体フレームに連結しており、
    前記シートロック装置は、前記シートの後部を前記車体フレームにロックする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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