JP6144993B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/08Frames for saddles; Connections between saddle frames and seat pillars; Seat pillars

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
乗員が着座するシートの高さを調整可能とするために、シートの底板に、階段状に形成された高さ調整部材を備える自動二輪車が特許文献1に開示されている。
特開2011−57069号公報
上記特許文献1に係る自動二輪車では、燃料タンクの後方に配置されたシートの高さを調整することにより、当該シートが前後に動く構造であるが、調整前後での外観の変化を抑制するための配慮はない。このため、シート高さの調整前後で、シートと燃料タンクとの外観上の連続性の変化が大きくなってしまう可能性があり、看者の車両の外観に対する印象が変化してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、シートの高さを調整した場合であっても、調整前後で車両の外観上の変化を抑制し、看者の車両の外観に対する印象の変化を防止できる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、車体フレーム(10)と、この車体フレーム(10)に支持される燃料タンク(25)及びシート(26)と、を備え、前記シート(26)の底板(26A)に、下方に突出するシート側凸部(34L,34R,35L,35R)が設けられ、このシート側凸部(34L,34R,35L,35R)の下方に、このシート側凸部(34L,34R,35L,35R)が上方から当接する、高さ位置の異なる複数の当接面(36,37,38,39)が形成された車体側段部(32L,32R,33L,33R)が設けられ、前記当接面(36,37,38,39)に選択的に前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)を当接させることで、前記シート(26)の高さを調整可能な鞍乗型車両において、前記燃料タンク(25)の上面(25S)が後方に向かうに従い下方に延びる傾斜状に形成され、前記シート(26)の前部には、前記燃料タンク(25)の傾斜状の上面(25S)に略平行かつシート(26)の最上端に至るまで延び、該上面(25S)を上方から覆う被覆部(26C)が形成され、前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)が、前記当接面(36,37,38,39)のうちの一の当接面から他の当接面に当接位置を変更された場合に、前記被覆部(26C)が、前記燃料タンク(25)の傾斜状の上面(25S)に略平行にスライドするように、その位置を変更させ、前記被覆部(26C)と前記燃料タンク(25)との間で前記シート(26)の座面と同一高さまたは座面よりも上方となる部位には、前記シート(26)の前部側の移動を規制する移動規制部(46)が設けられていることを特徴とする。

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型車両において、前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)は前記底板(26A)に別体で取り付けられ、前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)の直前には、前記底板(26A)を上方に凹ませて又は貫通させて形成されるシート側凹部(40L,40R,41L,41R)が設けられ、前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)が、前記当接面(36,37,38,39)のうちの一の当接面(36,38)から他の当接面(37,39)に当接位置を変更され、前記一の当接面(36,38)が前記他の当接面(37,39)よりも高く、前記シート(26)の高さが低くなるように調整された場合に、前記シート側凹部(40L,40R,41L,41R)に前記一の当接面(36,38)が収容されるようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の鞍乗型車両において、前記車体側段部(32L,32R,33L,33R)は、前記当接面(36,37,38,39)が設定された複数の段部(32L1,32R1,33L1,33R1,32L2,32R2,33L2,33R2)を一体に有する階段状に形成され、前記車体フレーム(10)に支持されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両において、前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)及び前記車体側段部(32L,32R,33L,33R)は、前記シート(26)の中間部と後部とでそれぞれ左右一対で設けられ、前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)及び前記車体側段部(32L,32R,33L,33R)は、前記車体フレーム(10)の上方または車幅方向内側に設けられることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の鞍乗型車両において、前記シート(26)の中間部と後部とでそれぞれ左右一対で設けられる前記車体側段部(32L,32R,33L,33R)のうちの、前記シート(26)の中間部と後部とのいずれか一方に設けられるものが、前記車体フレーム(10)のうちの左右一対でなる部位を結ぶクロスフレーム(30)に設けられ、他方に設けられるものが、前記車体フレーム(10)に直接設けられることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両において、前記シート(26)は、その後端部に、車体側に設けられた差込保持部(42)に差し込まれる差込部(43)が設けられ、前記シート(26)には、車体側に設けられたシートロック機構(44)により係止される被係止片(45)が設けられ、前記差込保持部(42)は、前記シート(26)の高さ位置が調整された場合に、各調整位置に対応して前記差込部(43)を挿し込み可能に複数段で形成され、前記被係止片(45)は、前記シート(26)の高さ位置が調整された場合に、各調整位置に対応して前記シートロック機構(44)により係止される階段状の係止部分を有することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の鞍乗型車両において、前記被係止片(45)は、前記シート(26)の中間部に配置された左右一対の前記シート側凸部(34L,34R)の間に設けられ、前記シートロック機構(44)は、前記車体フレーム(10)のうちの左右一対でなる部位を結ぶクロスフレーム(30)に取り付けられることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、シートの高さ調整前後において、シートの前部に形成された被覆部が燃料タンクの上面に略平行に沿う状態が維持されるため、調整前後で車両の外観上の変化を抑制でき、看者の車両の外観に対する印象の変化を防止できる。
請求項2に記載の発明では、シート側及び車体側の凹凸とで高さ調整が可能となり、シートの荷重を車体側段部により確実に支持できる。また、構造が容易であるため、製造コストを抑制できる。
請求項3に記載の発明では、構造が容易で、かつ一体形成可能であるため、製造コストを抑制できる。
請求項4に記載の発明では、前後左右の4点で、シート荷重を安定した状態で支持できる。
請求項5に記載の発明では、車体フレームにおける前後左右の4点で、シート荷重を安定した状態で支持できる。
請求項6に記載の発明では、シートの後端部の位置決め及びシートロックを、調整前後で差し障りなく好適に行うことができる。
請求項7に記載の発明では、シートロック機構及び被係止片が、シート側凸部及び車体側段部に左右から挟まれることで、シートロック機構及び被係止片に対するいたずらを防止できる。また、クロスフレームによってシートロック機構を強固に支持できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のシート周辺の上面図である。 上記自動二輪車のシート下の部位の上面図である。 図2の1−1線に沿う断面図である。 図2の2−2線に沿う断面図である。 図4に示した状態からシートの高さを一段階低くした状態の断面図である。 図5に示した状態からシートの高さを一段階低くした状態の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の説明に用いる図面において、矢印FRは車両の前方を、矢印UPは車両の上方を、矢印LHは車両の左方をそれぞれ示している。
図1には本実施形態に係る鞍乗型車両としての自動二輪車1の左側面図が示されている。自動二輪車1では、操向ハンドル2によって操向される前輪3と、スイングアーム4の後端部に配置された後輪5との間に、エンジンEが配置される。操向ハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム10の前端のヘッドパイプ11に操向可能に枢支されている。スイングアーム4は、車体フレーム10にその前端部を揺動可能に支持され、その後端部で後輪5の車軸5Aを支持している。
車体フレーム10は複数のフレーム部材を溶接等で一体化して構成されており、上記ヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から左右に分岐して後方かつ下方に延びる左右一対のメインフレーム12L,12Rと、左右のメインフレーム12L,12Rそれぞれの後端部に連結されて、下方に延びる左右一対のピボットプレート13L,13Rと、左右のピボットプレート13L,13Rそれぞれの上部に連結されて後方かつ上方に延びる左右一対のシートレール14L,14Rと、左右のシートレール14L,14Rの下方で、左右のピボットプレート13L,13Rそれぞれに連結されて後方かつ上方に延び、その後端部が、対応する左右のシートレール14L,14Rに連結される左右一対のサブフレーム15L,15Rと、を備えている。
また、車体フレーム10は、メインフレーム12L,12Rよりも急角度でヘッドパイプ11から後方かつ下方に延びる1本のダウンフレーム16と、ダウンフレーム16の下端部から左右に分岐して後方に延び、その後端部が、対応する左右のピボットプレート13L,13Rの下端部に連結される左右一対のロアフレーム17L,17Rと、を備えている。車体フレーム10では側面視で、メインフレーム12L,12Rと、シートレール14L,14Rと、ピボットプレート13L.13Rと、がY字形状を形成するように連結している。
なお、図1において図中に表れない部材については、説明便宜上括弧書きで符合を示しており、図1以外の図面においても、図中に表れない部材について、説明便宜上括弧書きで符合を示している場合がある。
車体フレーム10は、メインフレーム12L,12Rの下方であってピボットプレート13L,13Rの前方にエンジンEを配置するとともに、エンジンEをダウンフレーム16及びロアフレーム17L,17Rによって前方及び下方から囲うセミダブルクレードル型の車体フレームとされている。エンジンEは、車体フレーム10の適所に複数設けられたエンジン支持部によって、車体フレーム10に支持されている。
なお、左右一対のメインフレーム12L,12R、左右一対のピボットプレート13L,13R、左右一対のシートレール14L,14R、左右一対のサブフレーム15L,15R、及び左右一対のロアフレーム17L,17Rはそれぞれ、左のものが車幅方向中央に対して左方に配置されるとともに、右のものが車幅方向中央に対して右方に配置されている。これら左右一対で構成される各フレームの左右間は、適所においてクロスフレーム(図示略)で結合されている。
エンジンEは、クランク軸及び変速機を一体に収容するクランクケース20と、クランクケース20の上面前側から上方(正確には、前上方)に突出するシリンダ21と、を備え、側面視において、これらはV字形状を形成するように結合している。エンジンEは、クランクケース20及びシリンダ21が、メインフレーム12L,12R、ピボットプレート13L,13R、ダウンフレーム16、及びロアフレーム17L,17Rによって囲まれる空間内に収まるように配置されている。シリンダ21は、そのシリンダ軸方向(立設方向)をダウンフレーム16の延び方向に概略沿わせた状態となっている。ここで、シリンダ21、メインフレーム12L,12R、ピボットプレート13L,13R、及びクランクケース20で囲まれる空間には、バッテリ103が配置されている。バッテリ103は、バッテリケースに収容されており、バッテリケースを介してメインフレーム12L,12Rに支持されている。
上記したヘッドパイプ11に支持されたステアリング系部品は、前輪3と、前輪3を下部で支持する左右一対のフロントフォーク6L,6Rと、フロントフォーク6L,6Rの上部に連結されるとともにヘッドパイプ11に挿通されて回転可能に支持されるステアリングシャフト(図示略)と、ステアリングシャフトの上部側に配置される操向ハンドル2と、を有している。
スイングアーム4は、車体フレーム10のうちの左右一対のピボットプレート13L,13Rにおける上下方向略中央の部位に設けられたピボット軸4Aによって、ピボットプレート13L,13Rに連結されている。ピボット軸4Aは、左右一対のピボットプレート13L,13R間に跨って設けられ、スイングアーム4は左右方向を軸中心に上下方向に揺動可能となっている。
ここで、ピボットプレート13L,13Rの上部間には、クロスフレーム100が跨って設けられている。そして、スイングアーム4の下部の前後方向略中央部と、ピボットプレート13L,13Rの下部との間には、リンク部材101が跨って設けられている。そして、リンク部材101とクロスフレーム100との間には、リアクッション102が跨って設けられている。
メインフレーム12L,12Rには燃料タンク25が支持され、燃料タンク25の後方において、シートレール14L,14Rの前側上部には運転者用シート26が支持され、シートレール14L,14Rの後側上部には同乗者用シート27が支持されている。運転者用シート26及び同乗者用シート27における着座部位は、シートレール14L,14Rに沿って延びている。
燃料タンク25は、ヘッドパイプ11の後方であって操向ハンドル2の下方の位置から、メインフレーム12L,12Rの上方でメインフレーム12L,12Rに沿って後下方に延び、ピボットプレート13L,13Rの上方の位置に至っている。燃料タンク25の上面25Sは、後方に向かうに従い下方に延びる傾斜状に形成され、メインフレーム12L,12Rに概略沿って延びている。
燃料タンク25の上面25Sの後部は、運転者用シート26の前部に形成され、燃料タンク25の上面25Sに略平行に延びる被覆部26Cによって上方から覆われている。被覆部26Cは、運転者用シート26の着座部分から前上方に延びるように形成されている。
なお、被覆部26Cが上面25Sに略平行に延びるとは、被覆部26Cが上面25Sに完全に平行に延びる場合と、わずかに傾斜角度に差をもって被覆部26Cが上面25Sに沿って延びる場合のこととをいう。
ヘッドパイプ11と燃料タンク25との間には、エアクリーナ28が配置されている。燃料タンク25の前部には、後方に窪む凹部(図示略)が形成され、エアクリーナ28は、その一部を、上記の凹部内に収容している。
また、ヘッドパイプ11の周囲には、ヘッドパイプ11の前方及び左右側方(車幅方向外側)に渡って延びて、ヘッドパイプ11を前方及び左右側方から覆うフロントカバー29が設けられている。フロントカバー29は、燃料タンク25の前部を左右側方から覆うとともに、エアクリーナ28を左右側方から覆っている。
図2には、運転者用シート26の上面図が示され、図3には、図2の状態から運転者用シート26を取り外した状態の運転者用シート26の下方の部位が示されている。図3に示すように、運転者用シート26の下方に位置する左右のシートレール14L,14Rの前部の間は、第1クロスフレーム30及びこの第1クロスフレーム30よりも後方に位置する第2クロスフレーム31によって連結(結合)されている。
ここで、第1クロスフレーム30の左右端部には、前側車体側段部32L,32Rが設けられ、シートレール14L,14Rにおける第2クロスフレーム31との連結部位の左右それぞれの近傍には、後側車体側段部33L,33Rが設けられている。
また、図2及び図4を参照し、運転者用シート26の底板26Aには、前側車体側段部32L,32Rに対応して左右一対で設けられ下方に突出する前側シート側凸部34L,34Rが設けられるとともに、後側車体側段部33L,33Rに対応して左右一対で設けられ下方に突出する後側シート側凸部35L,35Rが設けられている。
前側シート側凸部34L,34Rの下方に、前側車体側段部32L,32Rが位置し、前側車体側段部32L,32Rには、前側シート側凸部34L,34Rが上方から当接する、高さ位置の異なる複数の当接面(後述する、前側高位当接面36、前側低位当接面37)が形成されている。また、後側シート側凸部35L,35Rの下方に、後側車体側段部33L,33Rが位置し、後側車体側段部33L,33Rには、後側シート側凸部35L,35Rが上方から当接する、高さ位置の異なる複数の当接面(後述する、後側高位当接面38、後側低位当接面39)が形成されている。
図3及び図4に示すように、本実施形態では、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35R,並びに、前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rが、運転者用シート26の中間部と後部とでそれぞれ左右一対で設けられている。
そして、この自動二輪車1では、前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rの当接面に選択的に、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rを当接させることで、運転者用シート26の高さ調整が可能となっている。
図4には、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rが、前側高位当接面36及び後側高位当接面38に当接して支持された状態が示されている。
具体的に、自動二輪車1では、図4に示す状態から運転者用シート26を取り外し、図6に示す状態のように、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rが、前側低位当接面37及び後側低位当接面39に当接して支持された状態とすることで、シート高さを調整することが可能となっている。
図4に示す状態から図6に示す状態に運転者用シート26を移行させると、運転者用シート26の高さは、高位から低位に調整される。図6には、説明便宜上、図4に示す状態における運転者用シート26を二点鎖線で示している。なお、低位から高位とする場合には、図6に示す状態から図4に示す状態に運転者用シートを移行させる。
運転者用シート26の高さ調整構造について詳述すると、運転者用シート26は、樹脂材料からなる上記した底板26Aと、底板26Aに固定されて、底板26Aとの間にウレタン等を収容して厚みを確保したシート本体26Bと、を備えている。そして、本実施形態では、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rが、底板26Aに別体で取り付けられている。
前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rは円柱状を呈し、合成ゴム等の弾性部材により形成されている。前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rはそれぞれ、その軸方向に貫通されたボルトにより底板26Aに締結されている。
また、本実施形態では、前側シート側凸部34L,34Rの直前に、底板26Aを上方に凹ませて形成される前側シート側凹部40L,40Rが設けられ、後側シート側凸部35L,35Rの直前に、底板26Aを上方に凹ませて形成される後側シート側凹部41L,41Rが設けられている。
図6に示すように、前側シート側凹部40L,40R及び後側シート側凹部41L,41Rは、運転者用シート26の高さが高位から低位に調整された場合に、前側高位当接面36が形成された部位(後述の第2段部32L2,32R2)及び後側高位当接面38が形成された部位(後述の第2段部33L2,33R2)を収容するために設けられている。
そして、前側車体側段部32L,32Rは、上方を指向する前側低位当接面37が形成された第1段部32L1,32R1と、前側低位当接面37よりも高位に位置し上方を指向する前側高位当接面36が形成された第2段部32L2,32R2と、が、前後に連なった階段状に形成されており、本実施形態では、2段の階段状とされている。
同様に、後側車体側段部33L,33Rも、上方を指向する後側低位当接面39が形成された第1段部33L1,33R1と、後側低位当接面39よりも高位に位置し上方を指向する後側高位当接面38が形成された第2段部33L2,33R2と、が、前後に連なった階段状に形成されており、本実施形態では、2段の階段状とされている。
図3に示すように、本実施形態では、前側車体側段部32L,32Rが第1クロスフレーム30の左右端部に設けられているため、前側車体側段部32L,32Rがシートレール14L,14Rの車幅方向内側に設けられている。したがって、前側シート側凸部34L,34Rも、シートレール14L,14Rの車幅方向内側に設けられている。
一方で、本実施形態において後側車体側段部33L,33Rは、シートレール14L,14Rの上面に当接して設けられており、後側車体側段部33L,33R及び後側シート側凸部35L,35Rは、シートレール14L,14Rの上方に設けられている。
また、本実施形態では、図4及び図6に示すように、前側車体側段部32L,32Rの第2段部32L2,32R2の前縁に、上方に延びる前側位置決め片60L,60Rが形成されている。また、前側車体側段部32L,32Rの第1段部32L1,32R1の後縁に、上方に延びる後側位置決め片61L,61Rが形成されている。
図4に示すように、前側シート側凸部34L,34Rは、高位当接面36に当接された際に、前側位置決め片60L,60Rに後方から当接又は近接することで位置決めがなされる。また、図6に示すように、前側シート側凸部34L,34Rは、低位当接面37に当接された際に、後側位置決め片61L,61Rと、第1段部32L1,32R1及び第2段部32L2,32R2との間に生じる段差面に挟まれて、これらに前後方向で当接又は近接することで位置決めがなされる。
また、運転者用シート26の後端部には、車体側に設けられた差込保持部42に差し込まれる差込部43が設けられている。差込部43は板状を呈し、樹脂材料から形成され、シート26の底板26Aの後端部に設けられて後方に突出している。
差込保持部42は、運転者用シート26の高さ調整作業時の位置決め及び高さ調整作業後の移動を規制する部材であり、本実施形態では、同乗者用シート27の前端部に設けられている。差込保持部42は、運転者用シート26の高低に応じて、差込部43が隙間をもって差し込まれる高位受入保持部42A及び低位受入保持部42Bを2段に重ねて形成されている。高位受入保持部42A及び低位受入保持部42Bは、後方に窪んだ凹空間を有し、凹空間内に差込部43が差し込まれる。
運転者用シート26の高さ調整作業時では、作業者は、差込部43を、差込保持部42の高位受入保持部42A及び低位受入保持部42Bのいずれかに差し込んで位置決めをし、高さ調整作業後には、高位受入保持部42A及び低位受入保持部42Bが、少なくとも上方から差込部43を覆うことで、運転車用シート26の上方への移動が規制される。
一方で、図5及び図7に示すように、シート26の底板26Aには、車体側に設けられたシートロック機構44により係止される被係止片45が設けられている。被係止片45は金属製の丸棒を曲げ加工して略U字状に形成され、略U字状の両端部が底板26Aに固定されて下方に突出して、略U字状の底部が下方を指向する状態となっている。また、被係止片45は、前側シート側凸部34L,34Rの間に設けられている。
シートロック機構44は、第1クロスフレーム30の下面に固定されるベース部44Aと、ベース部44Aに移動可能に支持され、被係止片45を係止するラッチ部44Bと、を備えている。なお、図3に示すように、第1クロスフレーム30には、被係止片45を前後方向の隙間をもった状態で上方から通過させるスリット孔30Aが形成されている。
ラッチ部44Bは、左右方向に進退可能であり、推進状態でスリット孔30Aを下方に通過した被係止片45の底部を上方から係止し、縮退状態で被係止片45の底部から離脱する。
ここで、被係止片45の底部(係止部分)は前上がりの階段状に形成されており、この階段状に形成された被係止片45の底部において低位に位置する部位には、運転者用シート26が高位である場合にラッチ部44Bによって係止される高位時係止部分45Aが設定され(図4参照)、被係止片45の底部において高位位に位置する部位には、運転者用シート26が低位である場合にラッチ部44Bによって係止される低位時係止部分45Bが設定されている(図6参照)。
また、図4及び図6に示すように、運転者用シート26における被覆部26Cを形成する底板26Aの前部には、運転者用シート26の前部側の移動を規制する移動規制部46が形成されている。
移動規制部46は、運転者用シート26が高位である場合に燃料タンク25の上面25Sから後方に突出して設けられた係止部47に係止される高位時被係止部48(図4参照)と、運転者用シート26が低位である場合に係止部47に形成される低位時被係止部49(図6参照)と、を備えている。高位時被係止部48及び低位時被係止部49は、前上がり方向に並び、高位時被係止部48は、低位時被係止部49よりも低い位置に形成されている。高位時被係止部48及び低位時被係止部49は、正面視で下方に開放する逆U字状の開放部分に、係止部47を受け入れる。
運転者用シート26の高さ調整作業の概略について説明すると、まず、作業者は、シートロック機構44の被係止片45に対する係止状態を解除し、運転者用シート26を取り外す。なお、シートロック機構44は、例えば、キー操作等の操作により、ラッチ部44Bを縮退状態にすることが可能となっている。
次に、作業者は、運転者用シート26の後端部の差込部43を、差込保持部42における高位受入保持部42A及び低位受入保持部42Bのいずれかに差し込んで位置決めをする。
その後、高位受入保持部42A及び低位受入保持部42Bのいずれかに対応する、前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rの当接面に、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rを当接させる。
そして、本実施形態では、ラッチ部44Bは推進状態に維持されるように付勢されており、被係止片45がスリット孔30Aを通過した場合に、ラッチ部44Bが縮退され、被係止片45の底部がラッチ部44Bよりも下方に至ると、ラッチ部44Bが推進状態に復帰して、被係止片45とラッチ部44Bとが係止状態となるようになっている。以上の作業により、運転車用シート26の高さ調整作業が完了する。
ここで、図4及び図6において、符号θ1は、前側車体側段部32L,32Rの前側低位当接面37と前側高位当接面36とが並ぶ方向と、水平方向と、がなす角度を示し、符号θ2は、後側車体側段部33L,33Rの後側低位当接面39と後側高位当接面38とが並ぶ方向と、水平方向と、がなす角度を示している。
そして、本実施形態では、角度θ1と角度θ2とが、略同一になっている。このため、運転者用シート26は、高さ調整される際に、調整前後で、基本的に姿勢が変更せず、角度θ1又は角度θ2方向に沿って平行移動する。
そして、本実施形態では、運転車用シート26の被覆部26C、及びこの被覆部26Cが略平行に沿う燃料タンク25の上面25Sの傾斜方向と、水平方向とがなす角度θ3が、角度θ1及び角度θ2と略同一とされている。
これにより、本実施形態の自動二輪車1では、図4及び図6を対比して明らかなように、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rが、前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rのうちの一の当接面から他の当接面に当接位置を変更された場合に、図6の矢印αに示すように、被覆部26Cが、燃料タンク25の傾斜状の上面25Sに略平行にスライドするように、その位置を変更させることが可能となっている。
なお、上記で説明した角度が略同一であるとは、完全に角度が同一であることと、わずかに角度に誤差がある場合のこととをいう。
以上に説明した本実施形態の自動二輪車1では、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rが、前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rのうちの一の当接面から他の当接面に当接位置を変更された場合に、被覆部26Cが、燃料タンク25の傾斜状の上面25Sに平行にスライドするように、その位置を変更させることができる。
このため、この自動二輪車1では、運転者用シート26の高さ調整前後において、運転者用シート26の前部に形成された被覆部26Cが、燃料タンク25の上面25Sに略平行に沿う状態が維持されるため、調整前後で車両の外観上の変化を抑制でき、看者の車両の外観に対する印象の変化を防止できる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rが底板26Aに別体で取り付けられ、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rの直前には、底板26Aを上方に凹ませて形成される前側シート側凹部40L,40R及び後側シート側凹部41L,41Rが設けられている。これにより、前側シート側凸部34L,34Rと前側シート側凹部40L,40Rとが階段状に連なり、後側シート側凸部35L,35Rと後側シート側凹部41L,41Rとが階段状に連なる。
そして、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35Rが、高位当接面(36,38)から低位当接面(37,39)に当接位置を変更され、運転者用シート26の高さが低くなるように調整された場合に、前側シート側凹部40L,40R及び後側シート側凹部41L,41Rに、高位当接面(36,38)が設定された第2段部(32L2,32R2,33L2,33R2)収容されるようになっている。
この構成では、シート側及び車体側の凹凸とで高さ調整が可能となり、運転者用シート26の荷重を前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rにより確実に支持できる。また、構造が容易であるため、シート高さ調整構造を構成する際の製造コストを抑制できる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rが階段状に形成されて、複数の当接面を設定されるので、構造が容易で、かつ一体形成可能であるため、シート高さ調整構造を構成する際の製造コストを抑制できる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35R、並びに、前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rが、運転者用シート26の中間部と後部とでそれぞれ左右一対で設けられる。そして、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35R、並びに、前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rが、車体フレーム10のうちのシートレール14L,14Rの上方または車幅方向内側に設けられる。
この構成では、運転者用シート26が、前後左右の4点で車体フレーム10に支持されるので、シート荷重を安定した状態で支持できる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、運転者用シート26が、その後端部に、車体側に設けられた差込保持部42に差し込まれる差込部43が設けられ、運転者用シート26には、車体側に設けられたシートロック機構44により係止される被係止片45が設けられる。そして、差込保持部42は、運転者用シート26の高さ位置が調整された場合に、各調整位置に対応して差込部43を挿し込み可能に、高位受入保持部42Aと低位受入部542Bとで複数段で形成される。そして、被係止片45は、運転者用シート26の高さ位置が調整された場合に、各調整位置に対応してシートロック機構44のラッチ部44Bにより係止される階段状の係止部分を有する。
この構成では、運転者用シート26の後端部の位置決め及びシートロックを、調整前後で差し障りなく好適に行うことができる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、被係止片45が、運転者用シート26の中間部に配置された左右一対の前側シート側凸部34L,34Rの間に設けられ、シートロック機構44が、車体フレーム10のうちの左右一対でなるシートレール14L,14Rを結ぶ第1クロスフレーム30に取り付けられる。
この構成では、シートロック機構44及び被係止片45が、前側シート側凸部34L,34R及び後側シート側凸部35L,35R、並びに、前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rに左右から挟まれることで、シートロック機構及44及び被係止片45に対するいたずらを防止できる。また、この構成では、第1クロスフレーム30によってシートロック機構44を強固に支持できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、運転者用シート26が2段階に高さ調整可能な構成を説明したが、3段階以上で高さ調整可能にしてもよく、前側車体側段部32L,32R及び後側車体側段部33L,33Rを3段以上の階段状等としてもよい。
また、上記実施形態では、前側シート側凹部40L,40R及び後側シート側凹部41L,41Rを、底板26Aを上方に凹ませて形成したが、底板26Aを貫通させて形成してもよい。
また、上記実施形態では、本発明を鞍乗型車両としての自動二輪車に適用したが、本発明でいう鞍乗型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含む概念であり、自動二輪車のみならず三輪又は四輪の車両を含む概念であるので、この発明は、自動二輪車のみならず三輪又は四輪の車両にも適用できる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
10 車体フレーム
25 燃料タンク
25S 上面
26 運転者用シート(シート)
26A 底板
26C 被覆部
30 第1クロスフレーム(クロスフレーム)
32L,32R 前側車体側段部
32L1,32R1,33L1,33R1 第1段部
32L2,32R2,33L2,33R2 第2段部
33L,33R 後側車体側段部
34L,34R 前側シート側凸部(シート側凸部)
35L,35R 後側シート側凸部(シート側凸部)
36,38 高位当接面(当接面)
37,39 低位当接面(当接面)
40L,40R 前側シート側凹部
41L,41R 後側シート側凹部
42 差込保持部
43 差込部
44 シートロック機構
45 被係止片

Claims (7)

  1. 車体フレーム(10)と、
    この車体フレーム(10)に支持される燃料タンク(25)及びシート(26)と、を備え、
    前記シート(26)の底板(26A)に、下方に突出するシート側凸部(34L,34R,35L,35R)が設けられ、
    このシート側凸部(34L,34R,35L,35R)の下方に、このシート側凸部(34L,34R,35L,35R)が上方から当接する、高さ位置の異なる複数の当接面(36,37,38,39)が形成された車体側段部(32L,32R,33L,33R)が設けられ、
    前記当接面(36,37,38,39)に選択的に前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)を当接させることで、前記シート(26)の高さを調整可能な鞍乗型車両において、
    前記燃料タンク(25)の上面(25S)が後方に向かうに従い下方に延びる傾斜状に形成され、
    前記シート(26)の前部には、前記燃料タンク(25)の傾斜状の上面(25S)に略平行かつシート(26)の最上端に至るまで延び、該上面(25S)を上方から覆う被覆部(26C)が形成され、
    前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)が、前記当接面(36,37,38,39)のうちの一の当接面から他の当接面に当接位置を変更された場合に、前記被覆部(26C)が、前記燃料タンク(25)の傾斜状の上面(25S)に略平行にスライドするように、その位置を変更させ
    前記被覆部(26C)と前記燃料タンク(25)との間で前記シート(26)の座面と同一高さまたは座面よりも上方となる部位には、前記シート(26)の前部側の移動を規制する移動規制部(46)が設けられていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)は前記底板(26A)に別体で取り付けられ、
    前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)の直前には、前記底板(26A)を上方に凹ませて又は貫通させて形成されるシート側凹部(40L,40R,41L,41R)が設けられ、
    前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)が、前記当接面(36,37,38,39)のうちの一の当接面(36,38)から他の当接面(37,39)に当接位置を変更され、前記一の当接面(36,38)が前記他の当接面(37,39)よりも高く、前記シート(26)の高さが低くなるように調整された場合に、前記シート側凹部(40L,40R,41L,41R)に前記一の当接面(36,38)が収容されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記車体側段部(32L,32R,33L,33R)は、前記当接面(36,37,38,39)が設定された複数の段部(32L1,32R1,33L1,33R1,32L2,32R2,33L2,33R2)を一体に有する階段状に形成され、前記車体フレーム(10)に支持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)及び前記車体側段部(32L,32R,33L,33R)は、前記シート(26)の中間部と後部とでそれぞれ左右一対で設けられ、
    前記シート側凸部(34L,34R,35L,35R)及び前記車体側段部(32L,32R,33L,33R)は、前記車体フレーム(10)の上方または車幅方向内側に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記シート(26)の中間部と後部とでそれぞれ左右一対で設けられる前記車体側段部(32L,32R,33L,33R)のうちの、前記シート(26)の中間部と後部とのいずれか一方に設けられるものが、前記車体フレーム(10)のうちの左右一対でなる部位を結ぶクロスフレーム(30)に設けられ、他方に設けられるものが、前記車体フレーム(10)に直接設けられることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記シート(26)は、その後端部に、車体側に設けられた差込保持部(42)に差し込まれる差込部(43)が設けられ、
    前記シート(26)には、車体側に設けられたシートロック機構(44)により係止される被係止片(45)が設けられ、
    前記差込保持部(42)は、前記シート(26)の高さ位置が調整された場合に、各調整位置に対応して前記差込部(43)を挿し込み可能に複数段で形成され、
    前記被係止片(45)は、前記シート(26)の高さ位置が調整された場合に、各調整位置に対応して前記シートロック機構(44)により係止される階段状の係止部分を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記被係止片(45)は、前記シート(26)の中間部に配置された左右一対の前記シート側凸部(34L,34R)の間に設けられ、
    前記シートロック機構(44)は、前記車体フレーム(10)のうちの左右一対でなる部位を結ぶクロスフレーム(30)に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両。
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