JP5489081B2 - 医療用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、輸液ルートへの薬液の混注や体液の採取等を行なう際に、輸液ルートへの医療用接続具(雄コネクタ)の接続を可能とする医療用コネクタに関するものである。
輸液や採血等を行なう輸液ルート上には、かかる輸液ルートを利用して薬液の混注を行なったり、体液の採取を行なったりするために、シリンジ先端のルアーチップ等の雄コネクタを接続可能とする医療用コネクタが設けられることが多い。例えば医療用コネクタとして広く用いられている三方活栓は、三つの開口部のうちの一対を用いて点滴等の輸液ルートを形成し、残り一つの開口部に対して雄コネクタの接続を可能とすることによって、既成の輸液ルートを利用した薬液の混注を可能としている。
かかる医療用コネクタとして、例えば特許文献1(特表平2−502976号公報)や特許文献2(特開2004−237133号公報)に記載の所謂スプリットセプタムタイプのものが知られている。スプリットセプタムタイプの医療用コネクタは、ディスク状の弁体を開口部に備えた構造とされており、雄コネクタの先端部を弁体のスリットに直接挿入してスリットを押し開くことにより、輸液ルートと雄コネクタの内部連通を可能とする。
特表平2−502976号公報 特開2004−237133号公報
ところが、スプリットセプタムタイプの医療用コネクタは、弁体が比較的小型で薄肉であることから、雄コネクタのスリットへの挿し込みに際して、弁体の脱落を防止し得る固着強度を充分に確保することが難しかった。そこで従来では、弁体の押さえ代を径方向外方に確保することによって固着強度を大きくしていたが、弁体外径寸法の大型化が、コネクタサイズの大型化を招いていた。また、コネクタサイズの大型化は、取り扱いの煩や製造コスト増加の原因となる。
また、特定構造の医療用コネクタを採用する場合に、専用のコネクタ等を介さなければならないという問題もあった。即ち、医療用コネクタへの接続方式としては、ルアーチップのみからなるルアースリップタイプと、ルアーチップの外側に設けた雌ねじ部をコネクタ開口部に形成された雄ねじ部に固定するルアーロックタイプの2種類が広く用いられている。しかし、上述の如き従来構造のディスク状弁体の大径化によるコネクタサイズの大型化が原因で、ANSIやISO規格に従う標準的なサイズのルアーロックタイプの雄コネクタを直接に接続することが出来ないという問題があったのである。
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、弁体の固着強度を確保しつつ、コネクタ開口部の更なる小径化を図ることの出来る、改良された医療用コネクタを提供することにある。
本発明は、内部に流体流路が形成されたハウジングを有していると共に、かかるハウジングの流体流路の開口部分に弁体が装着されており、この弁体を介して外部流路がハウジングの流体流路に接続可能とされた医療用コネクタにおいて、弁体として中央部にスリットを有するディスク形状の弾性弁体が用いられて、かかる弾性弁体の外周部分の内外両面においてそれぞれ周方向に延びる環状溝が形成されることにより環状の括れ状部が設けられ、この弾性弁体における括れ状部よりも外周側が環状固定部とされている一方、ハウジングの流体流路の開口部に弁受座が形成されていると共に、かかる開口部に環状リングが固着されており、これら弁受座と環状リングで弾性弁体の環状固定部が挟まれて支持されていると共に、かかる弁受座と環状リングの対向面上にそれぞれ係止突部が突出形成されて、これら係止突部が弾性弁体の内外両面に形成された環状溝に係止されており、且つ弁受座の係止突部と環状リングの係止突部との少なくとも一方は周方向で分断された複数の突起形状とされており、且つ、周方向で分断された複数の突起形状の間に、突起形状よりも突出寸法が小さい補助周壁が突設されており、突起形状と補助周壁の何れもが、環状溝内に嵌め入れられている医療用コネクタを、構成上の特徴とする。
[本発明の作用・効果]
本発明に従う構造の医療用コネクタでは、弾性弁体に係止される一対の係止突部の少なくとも一方が、周方向で分断された複数の突起形状とされている。これにより、雄コネクタの挿入や抜去に際して弾性弁体を介して係止突部に及ぼされる応力を、係止突部が全周に連続している場合に比して各係止突部により集中させることが出来る。その結果、弾性弁体をより強固に保持することが可能となる。従って、従来のように押さえ代を径方向外方に大きく形成せずとも、弾性弁体の固着強度を十分に確保しつつ、開口部を更に小径化することが出来る。その結果、医療用コネクタの更なるコンパクト化を実現することが可能となり、取り扱いの容易性の向上や、製造コストの低減等が図られ得る。
そして、コネクタ開口部を小径化出来ることから、開口部を標準的なルアーロックコネクタの雌ねじ部に内挿可能な程度に小径化することも可能となり、例えばコネクタ開口部の外周面に雄ねじを形成することによって、何ら特別なコネクタを介することなく、ルアースリップタイプおよびルアーロックタイプの何れの雄コネクタも直接に接続することが可能となる。
[本発明のその他の態様と効果]
なお、上述の構成上の特徴を備えた本発明では、以下の何れかの態様を、必要に応じて適宜に組み合わせて採用することが可能である。
例えば、本発明では、複数の突起形状とされた係止突部が弾性弁体の環状溝の底面に当接されている一方、かかる係止突部が当接されていない環状溝内には隙間が設けられている構成が、採用され得る。このようにすれば、隙間によって弾性弁体の弾性変形に際する逃げ領域を確保することが出来て、弾性弁体の強固な保持をより確実に維持することが出来る。
さらに、本発明では、ハウジングの流体流路の開口部には内周面上に突出する環状突座が一体形成されて、この環状突座により弁受座が構成されていると共に、かかる環状突座の内周縁部において開口部の開口方向外方に向かって突出する係止突部が一体形成されている構成が、採用され得る。このようにすれば、弾性弁体の抑え代を弾性弁体の厚さ方向で確保することが出来て、弾性弁体の径寸法をより小さくすることが出来る。
また、本発明では、ハウジングの流体流路の開口端縁部に対して環状リングが嵌め入れられて、流体流路の開口端縁部がスウェージング加工されて環状リングに固着されている構成が、採用され得る。即ち、例えば前記特許文献1に開示されているように、流体流路の開口端縁部をスウェージング加工して弾性弁体を直接に支持する構成では、変形部分の制御が困難となって、弾性弁体を安定的に保持することが困難となるのに対して、本構成によれば、流体流路の開口端縁部を環状リングに固着することから、変形部分の制御をより容易にすることが出来て、弾性弁体の固定をより安定的に行なうことが出来る。更に、開口端縁部で弾性弁体を直接に支持する構造では、弾性弁体の端面とハウジング端面の間に段差が出来て、コネクタ使用前の端面の消毒が不十分となるおそれを有するのに対して、本構成によれば、弾性弁体の端面とハウジング端面を略面一に形成出来ることから、衛生面の更なる向上も図られ得る。
また、本発明では、中空のハウジング本体に対して別体の筒状口体が固着されることによって、ハウジングにおける流体流路の開口部分が形成されていると共に、かかる筒状口体が大径筒部と小径筒部からなる段付筒形状とされて、大径筒部においてハウジング本体に固着されている一方、小径筒部の外周面に雄ねじ部が形成されてルアーロックコネクタの雌ねじ部が接続可能とされている構成が、採用され得る。このようにすれば、弾性弁体を備えたハウジングの開口部分を容易に形成することが出来る。そして、ハウジング本体とは別体とされた筒状口体に雄ねじ部を形成することから、雄ねじ部の形成もより容易となる。
また、本発明の医療用コネクタは、三方活栓として好適に実現され得る。かかる三方活栓の構造は、一般に、ハウジング上に分岐開口部が三つ設けられていると共に、それら三つの分岐開口部に接続された各内部流路を選択的に連通させる回動操作式の流路切換機構が設けられた構造とされている。そして、本発明の医療用コネクタを三方活栓として実現するに際しては、例えば、かかる三つの分岐開口部の一つに弾性弁体が装着されている構造が、好適に採用され得る。
本発明の一実施形態としての医療用コネクタの斜視図。 同医療用コネクタの正面図。 同医療用コネクタに設けられる混注ポートの斜視図。 同混注ポートの断面図。 同混注ポートを構成する環状リングの上面図。 同環状リングの側面図。 同環状リングの下面図。 同環状リングの斜視図。 図7におけるIX−IX断面図。 図7におけるX−X断面図。 図3に示した混注ポートの要部拡大断面図。 同混注ポートの分解斜視図。 同混注ポートの製造方法を説明するための断面モデル図。 同混注ポートの接続方法を説明するための断面モデル図。 本発明の別の実施形態としての医療用コネクタを示す斜視図であって、(a)は混注プラグ、(b)は混注管、(c)は薬剤バッグに適用した例を示している。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1および図2に、本発明の一実施形態としての医療用コネクタに係る、三方活栓10を示す。三方活栓10は、ハウジング本体としてのホルダ12に、流路切換機構としてのコック14が取り付けられた構造とされている。なお、以下の説明において上下方向とは、特に断りのない限り、図2中の上下方向を言うものとする。
ホルダ12は、略円筒形状を有する本体部16と、本体部16の外周から突出する第一〜第三の三つの分岐管18,20,22を備えた中空構造の一体成形品とされている。これら第一〜第三の分岐管18,20,22は何れも軸方向両端部が開口した筒形状とされており、軸方向一方の端部が本体部16と接続されて本体部16の内部空間に連通されていると共に、他方の端部が、図2に点線でモデル的に示す、ホルダ12の外部空間と連通する第一〜第三の分岐開口部24,26,28とされている。これにより、第一〜第三の分岐管18,20,22それぞれの内部空間によって、第一〜第三の分岐開口部24,26,28と接続する内部流路がそれぞれ形成されている。また、第一の分岐管18と第二の分岐管20は、本体部16の外周上の対向する位置に形成されている。一方、第三の分岐管22は、本体部16の外周上で、第一の分岐管18と第二の分岐管20を90度等配する位置に形成されている。
なお、図1および図2に示す三方活栓10には、第一の分岐開口部24に、内周面に雌ねじが形成された雌ルアーキャップ30が外挿状態で着脱可能にねじ固定されている一方、第二の分岐管20に、内周面に雌ねじが形成されたロックアダプター32が、第二の分岐管20に形成された図示しないフランジ状部で係止されて抜け出し不能に外挿されていると共に、第二の分岐開口部26に雄ルアーキャップ34が外挿状態で着脱可能に取り付けられている。
かかる本体部16に対して、コック14が回動可能で液密に取り付けられており、コック14を回動操作することによって、第一〜第三の分岐管18,20,22の内部空間によって形成されて第一〜第三の分岐開口部24,26,28と接続する各内部流路を選択的に連通させることが可能とされている。
そして、第三の分岐開口部28には、混注ポート36が設けられている。図3および図4に、混注ポート36を示す。混注ポート36は、ディスク形状を有する弾性弁体としての弁部材38と、筒状口体40および環状リング42を含んで構成されており、これら筒状口体40と環状リング42の間で弁部材38が挟持固定された構造とされている。
弁部材38は、略円板形状を有する中央部44と、中央部44の外周を全周に亘って囲む略円筒形状を有する環状固定部46が一体形成された、全体として略円板形状のディスク形状とされている。弁部材38は、弾性を有する材料から形成されており、気密性や再封止性を考慮して、イソプレンゴムやシリコーンゴム等の合成ゴム、天然ゴム、熱可塑性エラストマー等から選択される材料を用いて、プレス成形、モールド成形等によって成形されている。
中央部44には、厚さ方向に貫通するスリット48が形成されている。ここにおいて、スリット48の形状としては、例えば直線形状や十字形状が採用され、本実施形態においては、中央部44の中心を通り、中央部44の外周端縁部に至らない程度で中央部44の径方向に延びる直線形状とされている。なお、スリット48は、成形された弁部材38の厚さ方向に鋭利な刃を貫通させる等して形成される。
一方、環状固定部46は、略一定の矩形断面形状をもって周方向に連続して延びる略円筒形状とされており、かかる矩形断面形状は、内周面と外周面の間の径方向寸法である肉厚寸法(図4中、左右方向寸法)に比して、軸方向寸法(図4中、上下方向寸法)の方が大きくされている。なお、弁部材38の内面50および外面52において、環状固定部46の内面は、中央部44の内面と略同一平面上に形成されている一方、環状固定部46の外面は、中央部44の外面に比して弁部材38の厚さ方向(図4中、上下方向)において弁部材38のやや内方に形成されている。
また、弁部材38の内面50および外面52における外周部分には、凹状断面をもって全周に亘って連続して延びる環状溝54,56がそれぞれ形成されている。環状溝54,56は、互いに略等しい径方向幅寸法をもって弁部材38の径方向で互いに略等しい位置に形成されており、弁部材38には、これら環状溝54,56によって、厚さ寸法が小さくされた環状の括れ状部58が形成されている。従って、本実施形態における弁部材38は、括れ状部58の内周側に中央部44が形成される一方、括れ状部58の外周側に環状固定部46が形成されて、これら中央部44と環状固定部46が括れ状部58で接続された一体成形品とされている。また、括れ状部58は、弁部材38の厚さ方向でやや内面50寄りの位置に形成されており、弁部材38の中央部44は、括れ状部58よりも外面52側が厚肉とされている。
さらに、内面50において環状溝54の内側には、全周に亘って連続して延びる凹溝部60が形成されている。凹溝部60は、径方向外側の端縁部を環状溝54の径方向内側の端縁部と等しくして、環状溝54に比してやや浅い溝深さ寸法をもって形成されている。また、凹溝部60の内周側壁面は、凹溝部60の底面から滑らかに立ち上がる湾曲面とされている。
なお、弁部材38の直径は、好適には、5.0〜6.5mmの範囲内で設定される。後述する図14に示すように、弁部材38の直径が5.0mmよりも小さいと、外径が略4.0mmに統一された標準的なルアーロックコネクタ104のルアーチップ106の挿入が困難になる一方、直径が6.5mmよりも大きいと、第三の分岐開口部28の外径が大きくなって、標準的なルアーロックコネクタ104の雌ねじ部108との接続が困難となるからである。
また、弁部材38の厚さ寸法は、好適には、1.0〜3.0mmの範囲内で設定される。弁部材38の厚さ寸法が1.0mmよりも小さいと、雄コネクタの挿入時における気密性が低下するおそれがある一方、厚さ寸法が3.0mmよりも大きいと、雄コネクタの挿入抵抗が大きくなって、挿入が困難となるおそれがあるからである。
このような弁部材38は、ホルダ12から別体形成された筒状口体40によって支持されている。筒状口体40は、大径筒部62と小径筒部64が一体形成された段付円筒形状とされている。小径筒部64の内径寸法は少なくとも開口部65側(図4中、上側)において弁部材38を収容し得る大きさとされ、雄コネクタ抜去後のスリット48の再封止状態が安定して発現されるように、好適には、弁部材38の外径寸法と略等しくされる。
かかる筒状口体40は、弁部材38を確実に保持し得る強度を有する材料から形成されることが好ましく、具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアセタール等の熱可塑性樹脂が例示される。そして、筒状口体40は、これらの材料から射出成形等によって成形される。
そして、小径筒部64における開口部65の内周縁部には、径方向内方に突出する弁受座としての環状突座68が一体形成されており、環状突座68の内周縁部には、小径筒部64の開口方向外方(図4中、上方)に向けて突出する係止突部70が一体形成されている。係止突部70は、一定の突出高さ寸法をもって全周に亘って連続する周壁形状とされている。
ここにおいて、係止突部70の内周面から環状突座68の内周面に至る部分は、弁部材38の内面50に凹溝部60が形成されていることにより、弁部材38に密着しておらず、流体流路を形成する筒状口体40の内部空間に露出されている。しかも、この露出面は、弁部材38に形成された湾曲凹形断面の凹溝部60に対応して、湾曲凸形の一定断面形状で周方向の全周に亘って延びる当接内周面71とされている。
なお、小径筒部64において、係止突部70の突設部位よりも軸方向内方に位置する周壁内面は、略一定の内径寸法をもって直線的に軸方向内方に延びる円筒状面73とされている。
そして、後述するように、シリンジの先端部等が弁部材38に挿し入れられた際、筒状口体40の内方に向かって弾性変形された弁部材38は、その凹溝部60が、係止突部70及び環状突座68の当接内周面71に対して当接すると共に、その中央部44の内面50が、小径筒部64の円筒状面73に対して当接するようにされている。その際、相互に当接する両面には、互いに対応した形状が設定されていることにより、それぞれの当接面が隙間を持たない密着状態で安定して当接されるようになっているのである。
また、係止突部70の突出高さ寸法は、弁部材38の内面50に形成された環状溝54の、環状固定部46における内面からの溝深さ寸法と等しいか、僅かに大きくされていることが好ましい。これにより、係止突部70の突出先端部と、弁部材38の環状溝54の溝底部との間における隙間の発生が防止されている。
また、環状突座68と係止突部70により、小径筒部64の内周面において周方向の全周に亘って延びる環状の嵌合凹溝72が形成されている。この嵌合凹溝72は、筒状口体40の小径筒部64側の開口方向に向かって開口している。この嵌合凹溝72の深さ寸法は、前述の係止突部70の突出高さ寸法であり、弁部材38の環状溝54の深さ寸法と等しいか僅かに大きくされている。また、嵌合凹溝72の径方向の溝幅寸法は、弁部材38の環状固定部46における括れ状部58よりも軸方向内方(内面側)に突出する部分の幅寸法と同じか僅かに小さくされている。これにより、嵌合凹溝72の内面の全体に、弁部材38の環状固定部46が密着状態で当接されて、嵌合凹溝72内の隙間が防止されている。
また、小径筒部64の外周面には、後述するルアーロックコネクタ104の雌ねじ部108が螺合する雄ねじ部74が形成されている。雄ねじ部74は、好適にはISO594で規定された、ねじの山頂径が7.0±0.2mm、ねじの谷底径が8.0±0.1mmに設定されたルアーロックコネクタの雌ねじ部との接続が可能な二条ねじとされる。
なお、筒状口体40の外径寸法は、ISO594で規定された標準的なルアーチップの接続を可能とするために、本実施形態のような雄ねじ部74を形成しない場合には、小径筒部64の外径が6.0〜7.0mmの範囲内で設定されることが好ましく、本実施形態のように雄ねじ部74を形成する場合には、ねじ山を含んだ小径筒部64の外径が7.2〜8.0mmの範囲内で設定されることが好ましい。
そして、かかる筒状口体40における小径筒部64の開口部65には、環状リング42が固着されている。図5〜図10に、環状リング42を示す。環状リング42は、中央に貫通孔75が形成された略円環形状とされており、その外径寸法が、小径筒部64における開口部65の内径寸法と略等しくされる一方、その内径寸法が、弁部材38における中央部44の径寸法と略等しくされる。なお、環状リング42の材料としては、前述の如き筒状口体40と同様の熱可塑性樹脂が好適に用いられる。
かかる環状リング42における上端面76の外周部分には、全周に亘って連続する環状切欠77が形成されている。一方、環状リング42における下端面78の内周部分には、下方に向けて突出する係止突部80が一体形成されている。特に本実施形態における係止突部80は、略矩形断面形状をもって周方向に部分的に延びる複数(本実施形態においては、8つ)の係止突起81によって構成された、周方向で分断された複数の突起形状とされている。また、特に本実施形態においては、複数の係止突起81は何れも略等しい形状をもって形成されており、環状リング42の周方向で略等間隔に形成されている。そこにおいて、係止突起81の突出端面82の径方向幅寸法は、弁部材38の外面52に形成された環状溝56の底面の径方向幅寸法と略等しくされていると共に、係止突起81の環状リング42の下端面78からの突出高さ寸法は、弁部材38における環状固定部46の、括れ状部58からの突出高さ寸法と略等しくされている。
さらに、係止突起81が形成された周上において係止突起81の間には、下方に突出する複数(本実施形態においては、8つ)の補助周壁84が一体形成されている。ここにおいて、補助周壁84の突出寸法は、係止突起81に比して小さくされると共に、補助周壁84の突出端面86の径方向幅寸法は、係止突起81の突出端面82の径方向幅寸法に比して小さくされている。また、補助周壁84の内周面88は、係止突起81の内周面と連続して軸方向に一定の径寸法を有する円筒状面とされている一方、補助周壁84の外周面90は、下方に行くに連れて僅かに縮径するテーパ面とされている。
なお、環状リング42は、弁部材38の中央部44を除く外周部分に配設されることから、雄コネクタの接続操作を阻害しないように、貫通孔75の内径寸法が4.4mm以上に設定されることが好ましい。貫通孔75の内径寸法が4.4mmよりも小さいと、ISO594で規定される標準的なルアーロックコネクタを挿入した場合、ルアーチップと環状リング42が接触してルアーチップを損傷し、接続時の気密性を損なうおそれがあるからである。
そして、弁部材38が筒状口体40の小径筒部64側の開口部65から挿し入れられた後に、環状リング42が小径筒部64側の開口部65から挿し入れられて、筒状口体40の開口端部92が環状リング42に固着されている。これにより、筒状口体40の環状突座68と環状リング42によって弁部材38の環状固定部46が挟持されて、これら筒状口体40、環状リング42、弁部材38が互いに組み付けられる。
かかる組み付け状態において、図11に示すように、弁部材38における環状固定部46が嵌合凹溝72に嵌め入れられると共に、筒状口体40に形成された係止突部70が、弁部材38の内面50に形成された環状溝54に嵌め入れられている。そこにおいて、係止突部70の突出端面は、環状溝54の底面に接触状態とされている。
一方、筒状口体40と環状リング42が互いに固着されることによって、筒状口体40の内周面と係止突起81の間には、環状突座68に向けて開口する嵌合凹溝94が周方向に形成される。そして、かかる嵌合凹溝94に弁部材38における環状固定部46が嵌め入れられていると共に、環状リング42に形成された係止突起81が、弁部材38の外面52に形成された環状溝56に嵌め入れられている。そこにおいて、係止突起81の突出端面は、環状溝56の底面に接触状態とされる。一方、環状溝56において、補助周壁84が形成された係止突起81の非形成部分には、環状溝56の底面と環状リング42との間に隙間96(図4参照)が形成されている。
また、環状リング42の筒状口体40への固着状態において、環状リング42の係止突起81と筒状口体40の係止突部70が、環状リング42と筒状口体40の環状突座68との対向面上に筒状口体40の軸方向(図11中、上下方向)で所定距離を隔てて位置されており、これら係止突起81と係止突部70の間を通じて、弁部材38の括れ状部58が環状固定部46から径方向内方に延び出されている。
なお、特に本実施形態においては、嵌合凹溝94の径方向幅寸法:A=略0.4mm、嵌合凹溝72の径方向幅寸法:B=略0.4mm、嵌合凹溝94の底面と嵌合凹溝72の底面との軸方向離隔距離:C=略1.3mm、係止突起81と係止突部70の軸方向離隔距離:D=略0.5mmに設定されている。
更にまた、筒状口体40の開口端部92が、環状リング42の環状切欠77内に入り込むように湾曲されて環状リング42に固着されることによって、筒状口体40の上端面と環状リング42の上端面が略同一平面上に位置されている。それと共に、環状リング42の上端面は、弁部材38の上端面と略同一平面上に位置されている。これにより、混注ポート36の上端面は、略単一平面として形成されている。
なお、これら弁部材38、筒状口体40、および環状リング42の組み付けは、筒状口体40と環状リング42をスウェージング加工によって互いに固着することで有利に行なわれる。例えば、先ず、図12に示すように、弁部材38を筒状口体40に嵌め入れた後に、環状リング42を弁部材38の上方から筒状口体40に嵌め入れる。なお、かかる段階では筒状口体40の開口端部92は未だ湾曲されておらず、軸方向に延びる円筒形状とされている。かかる嵌め合わせが完了した段階において、弁部材38の外面52と環状リング42の上端面76は略同一平面上に配置されており、筒状口体40の上端面に対して0〜0.2mm上方か(図13参照)、或いは0〜0.1mm下方に位置される。
次に、図13にモデル的に示すように、外周端部に曲面98が形成された円形の凹部100を有するホーン102を用いて、筒状口体40の開口端部92にスウェージング加工を行なう。これにより、筒状口体40の上端部が溶融しながら径方向内側へと変形し、環状リング42の外周縁部と接合される。そこにおいて、溶融した筒状口体40の開口端部92は環状リング42に形成された環状切欠77へと入り込み、筒状口体40の上端面および弁部材38の上端面に対して環状リング42の上端面が僅かに突出された略同一平面上に位置される。なお、このようなスウェージング加工に好適な加工条件としては、超音波振動を用いる場合には、超音波振動周波数が略20〜40Hz、発振時の荷重が略10〜100Nに設定され、開口端部92の凹み量である筒状口体40の沈み込み量が0.2〜0.4mmとなるように行われることが好ましい。また、スウェージング加工として、超音波振動に代えて、例えば高周波誘導加熱等の手段を用いることも可能である。
このような構造とされた混注ポート36は、筒状口体40の大径筒部62が、ホルダ12における第三の分岐管22の開口部に被されて固定される。これにより、本実施形態においては、ホルダ12と筒状口体40を含んで内部に流体流路が形成されたハウジングが構成されており、筒状口体40の開口部に固着された環状リング42の貫通孔75によって第三の分岐開口部28が構成されていると共に、かかる第三の分岐開口部28に弁部材38が装着されている。
このような構造とされた三方活栓10は、一般に、第一の分岐開口部24が輸液ルートの上流側のチューブと接続され、第二の分岐開口部26が下流側のチューブと接続されることによって、第一の分岐管18と第二の分岐管20によって輸液ルートの一部を構成し、輸液ルート上に配設される。
そして、図14に示すように、第三の分岐開口部28に設けられた混注ポート36に対して、例えばルアーロックコネクタ104が接続される。なお、図14(a)はルアーロックコネクタ104の接続前の状態、図14(b)はルアーロックコネクタ104の接続状態を示す。ルアーロックコネクタ104は例えばISO594に規定された標準的なサイズを有する従来公知のものであり、先細の円筒テーパ形状を有し外部流路を形成するルアーチップ106と、ルアーチップ106の外周部分を囲む雌ねじ部108を備えている。
かかるルアーチップ106を、雌ねじ部108と混注ポート36の雄ねじ部74とを螺合させつつ弁部材38に押し込む。そこにおいて、弁部材38は、環状固定部46が係止突部70および係止突部80で係止される。これにより、弁部材38の中央部44が筒状口体40の内方に押し込まれて、スリット48が押し広げられる。その結果、図14(b)に示すように、ルアーチップ106が弁部材38を貫通し、先端開口部110が筒状口体40の内部空間に開口されて、ルアーチップ106に接続されている例えばシリンジ等の内部空間が、ルアーチップ106内の流体流路を通じて第三の分岐管22の内部流路と連通状態とされる。それと共に、ルアーロックコネクタ104の雌ねじ部108が混注ポート36の雄ねじ部74と螺合することによって、ルアーチップ106の挿通状態が確実に維持される。なお、本実施形態に従う混注ポート36においては、ルアーチップ106は接続状態において筒状口体40や環状リング42の内周面から離隔するようになっており、弁部材38の弾性力でルアーチップ106が固定されるようになっている。
かかるルアーチップ106の挿通状態で、コック14を操作して第三の分岐管22と第二の分岐管20を連通状態とすることによって、シリンジ内に充填された薬液を輸液ルート上に混注することが可能となる。そして、混注が完了してルアーチップ106を抜去した後は、弁部材38の弾性復元力によって、中央部44が円板形状に復帰して、スリット48が略気密に閉塞されることとなる。
なお、図14においては、雄コネクタとして雌ねじ部108を有するルアーロックタイプのコネクタを例示しているが、雌ねじ部108を有さず、ルアーチップ106のみを備える所謂ルアースリップタイプのコネクタも、勿論接続可能である。特にルアースリップタイプのコネクタの場合、ルアーチップは、弁部材38の弾性復元力のみによって接続状態が維持されることとなる。また、雄コネクタとしてルアースリップタイプのみが対象とされるような場合には、筒状口体40の段付形状や雄ねじ部74は必ずしも必要ではない。
このような構造とされた三方活栓10によれば、弁部材38を係止保持する係止突部70,80のうち、環状リング42に設けられた係止突部80が、複数の係止突起81からなる複数の突起形状とされている。これにより、ルアーチップ106の挿し込みに際して弁部材38から及ぼされる応力を、周方向で断続的に設けられた各係止突起81に集中させることが出来る。その結果、押さえ代を大型化することなく安定した係止保持力を得ることが可能となって、混注ポート36の小径化を図ることが可能となる。そして、混注ポート36の小径化によって、取り扱いの容易性の向上や、製造コストの低減等を図ることが出来る。さらに、かかる混注ポート36の小径化によって、ルアーロックコネクタの雌ねじ部108を混注ポート36に外挿させて、螺合することも可能とされる。
すなわち、本実施形態に従う三方活栓10によれば、極めて簡易な構成で弁部材38の強固な固着強度を確保しつつ混注ポート36の小径化を実現することを可能と成し得たのであり、かかる小径化によって、標準的なルアーロックタイプのコネクタおよびルアースリップタイプのコネクタの何れをも、何ら特別なコネクタを介することなく接続することを可能としたのである。
さらに、環状溝56内において係止突起81が嵌め入れられていない部分には隙間96が形成されており、かかる隙間96によって、弁部材38の弾性変形に際する逃げ領域が形成されている。これにより、弁部材38が外れるおそれをより軽減することが出来る。特に本実施形態においては、係止突起81の非形成領域に形成された補助周壁84の外周面90がテーパ面とされていることによって、隙間96がより大きく確保されている。
加えて、環状固定部46は、内外両側から筒状口体40の略軸方向に突出する係止突部70,80で係止されるようになっており、環状固定部46と筒状口体40および環状リング42との当接面積が、筒状口体40の軸方向で確保されている。これにより、更なる小径化が図られている。
そして、係止突部70,80が筒状口体40の軸方向に突出されることによって、括れ状部58の厚さ寸法が小さくされており、接続に際する中央部44の変形をより容易に行なうことが可能とされている。更に、弁部材38の内面50に凹溝部60が形成されていることによって、接続時の変形に際する環状突座68や係止突部70との干渉が軽減されて、弁部材38の変形がより容易とされていると共に、弁部材38に無理な応力が及ぼされることに起因する損傷のおそれも軽減される。加えて、特に本実施形態によれば、環状突座68および係止突部70の内周面が滑らかな湾曲形状とされていることによって、かかる内周面に弁部材38を滑らかに当接させることが出来て、弁部材38の損傷のおそれがより軽減されている。
更にまた、ルアーチップ106の接続状態において、ルアーチップ106は弁部材38のみで保持されて、筒状口体40や環状リング42に対して非接触とされる。これにより、削れた樹脂が混入するようなことも回避され得て、衛生面の更なる向上も図られる。
加えて、上述の如き構造とされた混注ポート36においては、弁部材38の凹溝部60と、それが当接される係止突部70及び環状突座68の当接内周面71とが、互いに対応する湾曲凹形断面と湾曲凸形断面をもって形成されていることから、それらが密着状態で安定して当接されることとなり、当接面間における隙間の発生が防止される。それ故、隙間が発生することに起因する薬液の入り込みと滞留が効果的に回避され得る。
しかも、ルアーチップ106を抜き取った後、弁部材38が弾性で復元してスリット48が閉鎖された状態では、弁部材38に形成された凹溝部60により、係止突部70及び環状突座68の当接内周面71の表面には、充分に大きな開口幅をもった凹所が形成される。それ故、たとえこの凹溝部60に薬液が入り込んでいたとしても、表面張力の作用で凹溝部60に止まる力に比して充分に大きな重力が作用することとなり、凹溝部60への薬液の滞留が効果的に回避され得るのである。
また、ルアーチップ106の挿し入れ時の屈曲変形に伴って弁部材38に生ずる応力が、凹溝部60に設定された湾曲凹形断面によって分散される。加えて、弁部材38と、それが当接される係止突部70及び環状突座68とが、互いに対応する湾曲凹形断面と湾曲凸形断面をもって形成されていることから、弁部材38における応力や変形の更なる分散効果が発揮される。これにより、弁部材38における応力や変形の局部的作用に起因する耐久性の低下が軽減され得る。その結果、弁部材38の塑性変形が抑えられ、弁部材38へのルアーチップ106の着脱の繰り返しに伴う新たな隙間の発生とそれに起因する薬液等の滞留の問題も効果的に防止され得る。
以上、本発明の一実施形態について説明してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態の具体的な記載によって、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記実施形態においては、複数の係止突起81からなる係止突部80が環状リング42のみに設けられていたが、環状リング42に代えて、或いは加えて、筒状口体40の係止突部70を複数の突起形状とする等しても良い。また、係止突起81の間に設けられていた補助周壁84は必ずしも必要ではない。
また、係止突起の具体的な数や形状、周方向寸法等は、弁部材の大きさや要求される固着強度等を考慮して適宜に設定することが可能であり、前記実施形態の如き具体的構造に限定されるものではない。従って、例えば複数の係止突起の周方向寸法を互いに異ならせたり、周方向で不等間隔に設ける等しても良い。
また、前記実施形態においては、筒状口体40に環状突座68が形成されて、ホルダ12と別体形成された筒状口体40によって弁部材38が支持されていたが、例えばハウジング本体に直接に弁受座を形成すること等も可能であり、前記実施形態において、ホルダ12における第三の分岐管22の開口部分に弁受座を形成する等しても良い。
また、前記実施形態においては、三方活栓のハウジングを備えた医療用コネクタを例示したが、本発明におけるハウジングとしては、従来公知の医療用コネクタに用いられる各種のハウジング形状が適宜に採用可能である。例えば、図15(a),(b),(c)に示されるように、混注プラグ112や、混注管114や、薬剤バッグ116等に本発明を適用することも勿論可能である。
より詳細には、図15(a)に示される混注プラグ112では、前記実施形態の混注ポート36の筒状口体40に対して、筒状のプラグ本体111の一方の開口部が液密に取り付けられている。即ち、前記実施形態における三方活栓のハウジングに換えて、これら筒状口体40とプラグ本体111とによりハウジングが形成されており、医療用コネクタとしての混注プラグ112が構成されている。また、図15(b)に示される混注管114では、長尺の輸液管体113に対して筒状の取付部115が上方に開口して設けられており、この取付部115の開口部に対して、前記実施形態の混注ポート36の筒状口体40が液密に取り付けられている。これら筒状口体40と輸液管体113及び取付部115によりハウジングが形成されており、医療用コネクタとしての混注管114が構成されている。さらに、図15(c)に示される薬剤バッグ116においては、混注ポート36の筒状口体40が筒状に伸び出すことにより、各種の薬液や生理食塩水等が封入されたバッグ本体118と接続されている。バッグ本体118はアルミニウムが蒸着された合成樹脂製のシート材等で構成されており、開口周辺部が溶着等により閉塞されて混注ポート36と一体的に密封されることにより、混注ポート36とバッグ本体118とが液密に連結されて接続されている。これら筒状口体40とバッグ本体118とによりハウジングが形成されており、医療用コネクタとしての薬剤バッグ116が構成されている。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
10:三方活栓、12:ホルダ、24:第一の分岐開口部、26:第二の分岐開口部、28:第三の分岐開口部、36:混注ポート、38:弁部材、40:筒状口体、42:環状リング、44:中央部、46:環状固定部、48:スリット、54:環状溝、56:環状溝、58:括れ状部、68:環状突座、70:係止突部、80:係止突部、81:係止突起、112:混注プラグ、114:混注管、116:薬剤バッグ

Claims (9)

  1. 内部に流体流路が形成されたハウジングを有していると共に、該ハウジングの該流体流路の開口部分に弁体が装着されており、該弁体を介して外部流路が該ハウジングの該流体流路に接続可能とされた医療用コネクタにおいて、
    前記弁体として中央部にスリットを有するディスク形状の弾性弁体が用いられて、該弾性弁体の外周部分の内外両面においてそれぞれ周方向に延びる環状溝が形成されることにより環状の括れ状部が設けられ、該弾性弁体における該括れ状部よりも外周側が環状固定部とされている一方、前記ハウジングの前記流体流路の開口部に弁受座が形成されていると共に、該開口部に環状リングが固着されており、該弁受座と該環状リングで該弾性弁体の該環状固定部が挟まれて支持されていると共に、該弁受座と該環状リングの対向面上にそれぞれ係止突部が突出形成されて、これら係止突部が該弾性弁体の内外両面に形成された該環状溝に係止されており、且つ該弁受座の該係止突部と該環状リングの該係止突部との少なくとも一方は周方向で分断された複数の突起形状とされており、且つ、
    前記周方向で分断された複数の突起形状の間に、該突起形状よりも突出寸法が小さい補助周壁が突設されており、該突起形状と該補助周壁の何れもが、前記環状溝内に嵌め入れられている
    ことを特徴とする医療用コネクタ。
  2. 前記複数の突起形状とされた係止突部が前記弾性弁体の前記環状溝の底面に当接されている一方、該係止突部が当接されていない該環状溝内には隙間が設けられている請求項1に記載の医療用コネクタ。
  3. 前記ハウジングの前記流体流路の開口部には内周面上に突出する環状突座が一体形成されて、該環状突座により前記弁受座が構成されていると共に、該環状突座の内周縁部において該開口部の開口方向外方に向かって突出する前記係止突部が一体形成されている請求項1又は2に記載の医療用コネクタ。
  4. 前記ハウジングの前記流体流路の開口端縁部に対して前記環状リングが嵌め入れられて、該流体流路の開口端縁部がスウェージング加工されて該環状リングに固着されている請求項1〜3の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  5. 中空のハウジング本体に対して別体の筒状口体が固着されることによって、前記ハウジングにおける前記流体流路の開口部分が形成されていると共に、該筒状口体が大径筒部と小径筒部からなる段付筒形状とされて、該大径筒部において該ハウジング本体に固着されている一方、該小径筒部の外周面に雄ねじ部が形成されてルアーロックコネクタの雌ねじ部が接続可能とされている請求項1〜4の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  6. 前記ハウジング上に分岐開口部が三つ設けられていると共に、それら三つの分岐開口部に接続された各内部流路を選択的に連通させる回動操作式の流路切換機構が設けられた三方活栓であって、かかる三つの分岐開口部の一つに前記弾性弁体が装着されている請求項1〜5の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  7. 前記ハウジングがプラグ本体を含んで形成されることにより混注プラグを構成している請求項1〜5の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  8. 前記ハウジングが輸液管体を含んで形成されることにより混注管を構成している請求項1〜5の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  9. 前記ハウジングがバッグ本体を含んで形成されることにより薬剤バッグを構成している請求項1〜5の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
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