JP2002078775A - 薬液容器用口部材 - Google Patents
薬液容器用口部材Info
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Landscapes
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既存の輸液バッグや輸液ボトルに幅広く適用
させることができ、ゴム栓等の栓体からなる穿刺針用の
注入/排出部と、輸液チューブを螺合係止し得る略筒状
の注入/排出部とを併設した薬液容器を容易に製造する
ことのできる薬液容器用の口部材を提供する。 【解決手段】 本発明の薬液容器用口部材10は、輸液
バッグ等の注入/排出部を区画する口部材10であっ
て、(i) スリット14または細孔を有する弾性体13に
よって封止された刺通部12と、(ii)外周面21に突条
22が設けられ、かつ、内部を薄膜23または細孔を有
する弾性体によって封止された筒状突出部20との2種
の注入/排出部を備えることを特徴とする。前記筒状突
出部20は、その外周面21に、刺通具を係止可能な手
段(突条22)を備えており、例えばルアーロック型刺
通具50を螺合係止することができる。
させることができ、ゴム栓等の栓体からなる穿刺針用の
注入/排出部と、輸液チューブを螺合係止し得る略筒状
の注入/排出部とを併設した薬液容器を容易に製造する
ことのできる薬液容器用の口部材を提供する。 【解決手段】 本発明の薬液容器用口部材10は、輸液
バッグ等の注入/排出部を区画する口部材10であっ
て、(i) スリット14または細孔を有する弾性体13に
よって封止された刺通部12と、(ii)外周面21に突条
22が設けられ、かつ、内部を薄膜23または細孔を有
する弾性体によって封止された筒状突出部20との2種
の注入/排出部を備えることを特徴とする。前記筒状突
出部20は、その外周面21に、刺通具を係止可能な手
段(突条22)を備えており、例えばルアーロック型刺
通具50を螺合係止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸液バッグ、輸液
ボトル等の薬液容器に用いられる、種々の用途に適用可
能な口部材に関する。
ボトル等の薬液容器に用いられる、種々の用途に適用可
能な口部材に関する。
【0002】
【従来の技術】点滴や静脈注射等に用いられる輸液バッ
グ、輸液ボトル等の薬液容器は、一般に、ゴム栓等の栓
体からなる注入/排出部を備えている。かかる薬液容器
を用いて点滴等の処置を行う際には、点滴用チューブの
末端に取り付けられた穿刺針(中空針)を前記栓体に挿
通し、この穿刺針を介することによって容器内の薬液を
排出させている。
グ、輸液ボトル等の薬液容器は、一般に、ゴム栓等の栓
体からなる注入/排出部を備えている。かかる薬液容器
を用いて点滴等の処置を行う際には、点滴用チューブの
末端に取り付けられた穿刺針(中空針)を前記栓体に挿
通し、この穿刺針を介することによって容器内の薬液を
排出させている。
【0003】しかし、穿刺針を用いると、まれにゴム栓
のコアリングによって針が詰まったり、薬液内にゴムの
切り屑が入ったりするおそれがある。さらに、かかる手
法では、穿刺針を誤って手指に刺したり、穿刺針がゴム
栓内に安定して固定されずに脱落してしまうといった事
故を招くおそれがある。そこで、先端が鋭利でない穿刺
具が取り付けられた輸液チューブ等を、薬液容器に直接
接続することが試みられている。
のコアリングによって針が詰まったり、薬液内にゴムの
切り屑が入ったりするおそれがある。さらに、かかる手
法では、穿刺針を誤って手指に刺したり、穿刺針がゴム
栓内に安定して固定されずに脱落してしまうといった事
故を招くおそれがある。そこで、先端が鋭利でない穿刺
具が取り付けられた輸液チューブ等を、薬液容器に直接
接続することが試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開2000−703
36号公報には、注入/排出部をゴム栓等の栓体から輸
液チューブと同程度の幅を有する筒状部材に代えた薬液
収容容器が記載されている。この容器は、外周面にめね
じを有する筒状の部材(外筒部)を備えた輸液チューブ
と組み合わせることにより、かかる輸液チューブを直接
に接続することができ、しかも両者を強固に螺合係止さ
せることができる。さらに、容器と輸液チューブとの接
続操作が簡易であることから、誤って手指を刺すといっ
た操作上のミスを低減させることができる。
36号公報には、注入/排出部をゴム栓等の栓体から輸
液チューブと同程度の幅を有する筒状部材に代えた薬液
収容容器が記載されている。この容器は、外周面にめね
じを有する筒状の部材(外筒部)を備えた輸液チューブ
と組み合わせることにより、かかる輸液チューブを直接
に接続することができ、しかも両者を強固に螺合係止さ
せることができる。さらに、容器と輸液チューブとの接
続操作が簡易であることから、誤って手指を刺すといっ
た操作上のミスを低減させることができる。
【0005】しかしながら、実際に点滴を行う際には、
薬液容器に輸液チューブを接続するだけでなく、穿刺針
を用いた薬液の注入、採取等の処置が必要になる場合が
ある。例えば、抗生物質等の薬剤は保存安定性等の観点
から液剤の形態や他の薬液と混合した状態で保存するこ
とができず、粉末剤や固形剤の形態でバイアルやアンプ
ル等に収容して保存される。このため、これらの薬剤を
点滴の用に供する場合には、薬剤をバイアル等の中で溶
解させた上で注射器で採取し、薬液容器内に注入、混合
する手法が採られている。従って、薬液容器には、上記
公報に記載されている容器のように筒状の突出部からな
る開口部のみ設けるのではなく、ゴム栓等の栓体による
開口部をも設けておく必要がある。
薬液容器に輸液チューブを接続するだけでなく、穿刺針
を用いた薬液の注入、採取等の処置が必要になる場合が
ある。例えば、抗生物質等の薬剤は保存安定性等の観点
から液剤の形態や他の薬液と混合した状態で保存するこ
とができず、粉末剤や固形剤の形態でバイアルやアンプ
ル等に収容して保存される。このため、これらの薬剤を
点滴の用に供する場合には、薬剤をバイアル等の中で溶
解させた上で注射器で採取し、薬液容器内に注入、混合
する手法が採られている。従って、薬液容器には、上記
公報に記載されている容器のように筒状の突出部からな
る開口部のみ設けるのではなく、ゴム栓等の栓体による
開口部をも設けておく必要がある。
【0006】一方、特開平9−182777号公報の図
14には、ゴム栓等の栓体による注入/排出部と、輸液
チューブを螺合係止し得る略筒状の注入/排出部とを併
設した医療液充填用ボトルが記載されている。しかしな
がら、上記公報に開示のボトルに取り付けられている2
種の注入/排出部は、ボトルの別々の開口部に取り付け
られたものであって、ボトル形状から見て専用の金型が
必要になるなど製造が容易でなく、大量生産にも不向き
であるため、コストが高くなるという問題がある。
14には、ゴム栓等の栓体による注入/排出部と、輸液
チューブを螺合係止し得る略筒状の注入/排出部とを併
設した医療液充填用ボトルが記載されている。しかしな
がら、上記公報に開示のボトルに取り付けられている2
種の注入/排出部は、ボトルの別々の開口部に取り付け
られたものであって、ボトル形状から見て専用の金型が
必要になるなど製造が容易でなく、大量生産にも不向き
であるため、コストが高くなるという問題がある。
【0007】そこで本発明の目的は、既存の輸液バッグ
や輸液ボトルに幅広く適用させることができ、ゴム栓等
の栓体からなる穿刺針用の注入/排出部と、輸液チュー
ブを螺合係止し得る略筒状の注入/排出部とを併設した
薬液容器を容易に製造することのできる薬液容器用の口
部材を提供することである。
や輸液ボトルに幅広く適用させることができ、ゴム栓等
の栓体からなる穿刺針用の注入/排出部と、輸液チュー
ブを螺合係止し得る略筒状の注入/排出部とを併設した
薬液容器を容易に製造することのできる薬液容器用の口
部材を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための本発明に係る薬液容器用口部材は、
薬液容器の注入/排出部を区画する口部材であって、
(i) スリットまたは細孔を有する弾性体によって封止さ
れた刺通部と、(ii)スリットもしくは細孔を有する弾性
体、または薄膜によって内部が封止された筒状突出部
と、の2種の注入/排出部を備えており、前記(ii)の筒
状突出部は、その外周面に刺通具の係止手段を有するこ
とを特徴とする。
題を解決するための本発明に係る薬液容器用口部材は、
薬液容器の注入/排出部を区画する口部材であって、
(i) スリットまたは細孔を有する弾性体によって封止さ
れた刺通部と、(ii)スリットもしくは細孔を有する弾性
体、または薄膜によって内部が封止された筒状突出部
と、の2種の注入/排出部を備えており、前記(ii)の筒
状突出部は、その外周面に刺通具の係止手段を有するこ
とを特徴とする。
【0009】上記本発明に係る薬液容器用口部材は、同
一の部材内に、前記(i) の刺通部を区画する部分と、前
記(ii)の筒状突出部を区画する部分とを併設したもので
ある。従って、かかる口部材を薬液容器の口部に取り付
けることによって、例えば穿刺針等を挿通させるための
注入/排出部と、先端が鋭利でない穿刺具を取り付けた
輸液チューブ等を接続するための注入/排出部とを、同
一の薬液容器内において簡易に併設することができる。
一の部材内に、前記(i) の刺通部を区画する部分と、前
記(ii)の筒状突出部を区画する部分とを併設したもので
ある。従って、かかる口部材を薬液容器の口部に取り付
けることによって、例えば穿刺針等を挿通させるための
注入/排出部と、先端が鋭利でない穿刺具を取り付けた
輸液チューブ等を接続するための注入/排出部とを、同
一の薬液容器内において簡易に併設することができる。
【0010】また、本発明の薬液容器用口部材を適用す
る薬液容器の本体については、その口部に本発明の口部
材を取り付けるためのスペースさえ確保しておけばよ
く、前記(i) の刺通部と前記(ii)の筒状突出部と併設す
るための薬液容器の形状を独自に設計する必要がない。
すなわち、薬液容器本体の設計は従来のものを適用する
ことができ、薬液容器の形状やデザインについての自由
度を確保することができる。
る薬液容器の本体については、その口部に本発明の口部
材を取り付けるためのスペースさえ確保しておけばよ
く、前記(i) の刺通部と前記(ii)の筒状突出部と併設す
るための薬液容器の形状を独自に設計する必要がない。
すなわち、薬液容器本体の設計は従来のものを適用する
ことができ、薬液容器の形状やデザインについての自由
度を確保することができる。
【0011】さらに、本発明の薬液容器用口部材を適用
するのに際して薬液容器の形状を独自に設計する必要が
ないことに関連して、薬液容器の製造設備(例えば金型
等)についても大幅な変更は不必要である。従って、こ
れまでと同様の品質や製造数量を維持することができ、
コスト的に有利である。上記本発明の薬液容器用口部材
において、前記(ii)の筒状突出部外周面に設けられた係
止手段は、凸条であり、かつ、めねじを備えた外筒部お
よび嵌挿用の内筒部を備えたルアーロック型刺通具と螺
合可能なものであるのが好ましい。
するのに際して薬液容器の形状を独自に設計する必要が
ないことに関連して、薬液容器の製造設備(例えば金型
等)についても大幅な変更は不必要である。従って、こ
れまでと同様の品質や製造数量を維持することができ、
コスト的に有利である。上記本発明の薬液容器用口部材
において、前記(ii)の筒状突出部外周面に設けられた係
止手段は、凸条であり、かつ、めねじを備えた外筒部お
よび嵌挿用の内筒部を備えたルアーロック型刺通具と螺
合可能なものであるのが好ましい。
【0012】本発明において「ルアーロック型刺通具」
とは、輸液チューブ等の先端に接続して用いられる部材
であって、中空で筒状の部分(内筒部)と、当該内筒部
の外周面に設けられためねじを有する筒状の部材(外筒
部)とからなるものをいう。このルアーロック型刺通具
は、薬液容器の注入/排出部を区画する円筒形状のアダ
プタ(筒状突出部)内に刺通し、かつ、当該アダプタの
外周面に設けられた凸条と前記外筒部内のめねじとを螺
合させることによって、それ自体を係止(ロック)させ
得るものである。
とは、輸液チューブ等の先端に接続して用いられる部材
であって、中空で筒状の部分(内筒部)と、当該内筒部
の外周面に設けられためねじを有する筒状の部材(外筒
部)とからなるものをいう。このルアーロック型刺通具
は、薬液容器の注入/排出部を区画する円筒形状のアダ
プタ(筒状突出部)内に刺通し、かつ、当該アダプタの
外周面に設けられた凸条と前記外筒部内のめねじとを螺
合させることによって、それ自体を係止(ロック)させ
得るものである。
【0013】近年、刺通具を係止する手段としてルアー
ロック型刺通具が普及していることから、口部材に汎用
性を付与する上で、筒状突出部をルアーロック型刺通具
と螺合可能な構造とするのが好ましい。一方、刺通具に
はルアーロック型刺通具以外のものも利用されている
が、本発明の口部材によれば、かかる刺通具の接続に対
応させるべく、筒状突出部の外表面に設けられる係止手
段の設計を適宜変更することが可能である。例えば、筒
状突出部の外周面に凸条を設けて嵌合リブとしたり、嵌
合用の溝を形成したりすることにより、いわゆる嵌合型
の刺通具との接続に対応させることができる。
ロック型刺通具が普及していることから、口部材に汎用
性を付与する上で、筒状突出部をルアーロック型刺通具
と螺合可能な構造とするのが好ましい。一方、刺通具に
はルアーロック型刺通具以外のものも利用されている
が、本発明の口部材によれば、かかる刺通具の接続に対
応させるべく、筒状突出部の外表面に設けられる係止手
段の設計を適宜変更することが可能である。例えば、筒
状突出部の外周面に凸条を設けて嵌合リブとしたり、嵌
合用の溝を形成したりすることにより、いわゆる嵌合型
の刺通具との接続に対応させることができる。
【0014】上記本発明の薬液容器用口部材は、前記
(i) の刺通部と前記(ii)の筒状突出部とを同一の開口部
内に併設したものであってもよい。すなわち、1つの口
部材中に各注入/排出部に対応した開口部を設けるので
はなく、口部材中に開口部を1つだけ設けて、その中に
2種の注入/排出部を設けるのであってもよい。具体的
には、薬液容器用口部材を略円筒状として、輸液ボトル
等の口部に取り付けられる従来のキャップと同様の形状
とする場合が上記の実施形態に該当する。この場合に
は、輸液ボトルの口部に取り付けられる従来のキャップ
を上記実施形態に係る口部材と取り換えることにより、
簡易に、上記2種の注入/排出部を併設した輸液ボトル
として提供することができる。
(i) の刺通部と前記(ii)の筒状突出部とを同一の開口部
内に併設したものであってもよい。すなわち、1つの口
部材中に各注入/排出部に対応した開口部を設けるので
はなく、口部材中に開口部を1つだけ設けて、その中に
2種の注入/排出部を設けるのであってもよい。具体的
には、薬液容器用口部材を略円筒状として、輸液ボトル
等の口部に取り付けられる従来のキャップと同様の形状
とする場合が上記の実施形態に該当する。この場合に
は、輸液ボトルの口部に取り付けられる従来のキャップ
を上記実施形態に係る口部材と取り換えることにより、
簡易に、上記2種の注入/排出部を併設した輸液ボトル
として提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1(a) は本発明に係る薬液容器
用口部材の一実施形態(第1の実施形態)を示す断面図
であって、同図(b) はその平面図、図2は図1に示す薬
液容器用口部材10を用いた薬液容器の一例を示す部分
欠截正面図である。図3(a) は本発明に係る薬液容器用
口部材の他の実施形態(第2の実施形態)を示す断面図
であって、同図(b) はその平面図、図4は図3に示す薬
液容器用口部材30を用いた薬液容器の一例を示す部分
欠截正面図である。
用口部材の一実施形態(第1の実施形態)を示す断面図
であって、同図(b) はその平面図、図2は図1に示す薬
液容器用口部材10を用いた薬液容器の一例を示す部分
欠截正面図である。図3(a) は本発明に係る薬液容器用
口部材の他の実施形態(第2の実施形態)を示す断面図
であって、同図(b) はその平面図、図4は図3に示す薬
液容器用口部材30を用いた薬液容器の一例を示す部分
欠截正面図である。
【0016】図5(a) は本発明に係る薬液容器用口部材
のさらに他の実施形態(第3の実施形態)を示す断面図
であって、同図(b) はその平面図、図6(a),(b) はそれ
ぞれ図5に示す薬液容器用口部材の刺通部と筒状突出部
をそれぞれ異なる方向から見た断面図である。 〔第1の実施形態〕本発明に係る薬液容器用口部材の第
1の実施形態は、例えば図1(a),(b) に示すように、
(i) スリット14を有する弾性体13によって封止され
た刺通部12と、(ii)外周面21に凸条22が設けら
れ、かつ、内部を薄膜23によって封止された筒状突出
部20と、の2種の注入/排出部を備えたものである。
かかる口部材10中には、前記(i)および(ii)の注入/
排出部毎に開口部24a,24bが設けられている。
のさらに他の実施形態(第3の実施形態)を示す断面図
であって、同図(b) はその平面図、図6(a),(b) はそれ
ぞれ図5に示す薬液容器用口部材の刺通部と筒状突出部
をそれぞれ異なる方向から見た断面図である。 〔第1の実施形態〕本発明に係る薬液容器用口部材の第
1の実施形態は、例えば図1(a),(b) に示すように、
(i) スリット14を有する弾性体13によって封止され
た刺通部12と、(ii)外周面21に凸条22が設けら
れ、かつ、内部を薄膜23によって封止された筒状突出
部20と、の2種の注入/排出部を備えたものである。
かかる口部材10中には、前記(i)および(ii)の注入/
排出部毎に開口部24a,24bが設けられている。
【0017】上記第1の実施形態に係る薬液容器用口部
材10の使用例は、これに限定されるものではないが、
例えば図2に示すように従来公知の種々の輸液バッグ2
6に適用した例が挙げられる。すなわち、薬液容器用口
部材10は、その口部材本体11を輸液バッグ本体27
の口部28に取り付けて用いることができる。上記第1
の実施形態において、2種の注入/排出部のうち刺通部
12は、穿刺針(図示せず)等を挿通させる用途に用い
られる。一方、筒状突出部20は、例えば先端にルアー
ロック型刺通具70を備えた輸液チューブ(図示せず)
等を螺合係止する用途に用いられる。
材10の使用例は、これに限定されるものではないが、
例えば図2に示すように従来公知の種々の輸液バッグ2
6に適用した例が挙げられる。すなわち、薬液容器用口
部材10は、その口部材本体11を輸液バッグ本体27
の口部28に取り付けて用いることができる。上記第1
の実施形態において、2種の注入/排出部のうち刺通部
12は、穿刺針(図示せず)等を挿通させる用途に用い
られる。一方、筒状突出部20は、例えば先端にルアー
ロック型刺通具70を備えた輸液チューブ(図示せず)
等を螺合係止する用途に用いられる。
【0018】図1に示すルアーロック型刺通具70の場
合、筒状突出部20内に挿入された内筒部71で薄膜2
3を突き破ることにより、口部材10の内外を連通させ
ることができる。また、刺通具70は、外筒部72内の
めねじと筒状突出部外表面12の凸条22との螺合によ
り、筒状突出部20に係止される。 〔第2の実施形態〕本発明に係る薬液容器用口部材の第
2の実施形態は、例えば図3(a),(b) に示すように、薬
液容器用口部材30の口部材本体31が略円筒状であ
り、かつ、従来のキャップと同様な形状を有するもので
あって、(i) スリット34を有する弾性体33によって
封止された刺通部32と、(ii)外周面41に凸条42が
設けられ、かつ内部を薄膜43によって封止された筒状
突出部40と、の2種の注入/排出部を備えたものであ
る。かかる口部材30中には、前記(i)および(ii)の両
方の注入/排出部に連通する開口部として、1つの開口
部44のみが設けられている。
合、筒状突出部20内に挿入された内筒部71で薄膜2
3を突き破ることにより、口部材10の内外を連通させ
ることができる。また、刺通具70は、外筒部72内の
めねじと筒状突出部外表面12の凸条22との螺合によ
り、筒状突出部20に係止される。 〔第2の実施形態〕本発明に係る薬液容器用口部材の第
2の実施形態は、例えば図3(a),(b) に示すように、薬
液容器用口部材30の口部材本体31が略円筒状であ
り、かつ、従来のキャップと同様な形状を有するもので
あって、(i) スリット34を有する弾性体33によって
封止された刺通部32と、(ii)外周面41に凸条42が
設けられ、かつ内部を薄膜43によって封止された筒状
突出部40と、の2種の注入/排出部を備えたものであ
る。かかる口部材30中には、前記(i)および(ii)の両
方の注入/排出部に連通する開口部として、1つの開口
部44のみが設けられている。
【0019】上記第2の実施形態に係る薬液容器用口部
材30の使用例は、これに限定されるものではないが、
例えば図4に示すように従来公知の種々の輸液ボトル5
6に適用した例が挙げられる。すなわち、薬液容器用口
部材30は、その口部材本体33の底部を輸液ボトル本
体57の口部58に取り付けて用いることができる。上
記第2の実施形態において、2種の注入/排出部のうち
刺通部32は、穿刺針(図示せず)等を挿通させる用途
に用いられる。一方、筒状突出部40は、例えば先端に
ルアーロック型刺通具70を備えた輸液チューブ(図示
せず)等を螺合係止する用途に用いられる。
材30の使用例は、これに限定されるものではないが、
例えば図4に示すように従来公知の種々の輸液ボトル5
6に適用した例が挙げられる。すなわち、薬液容器用口
部材30は、その口部材本体33の底部を輸液ボトル本
体57の口部58に取り付けて用いることができる。上
記第2の実施形態において、2種の注入/排出部のうち
刺通部32は、穿刺針(図示せず)等を挿通させる用途
に用いられる。一方、筒状突出部40は、例えば先端に
ルアーロック型刺通具70を備えた輸液チューブ(図示
せず)等を螺合係止する用途に用いられる。
【0020】図4に示すルアーロック型刺通具70の場
合、筒状突出部40内に挿入された内筒部71で薄膜4
3を突き破ることにより、口部材30の内外を連通させ
ることができる。また、刺通具70は、外筒部72内の
めねじと筒状突出部外表面12の凸条42との螺合によ
り、筒状突出部40に係止される。 〔第3の実施形態〕本発明に係る薬液容器用口部材の第
3の実施形態は、例えば図5(a),(b) に示すように、
(i) 略円柱状で、先端が細孔54を備えた弾性体53に
よって封止された刺通部52と、(ii)外周面61に凸条
62が設けられ、かつ、細孔64を有する弾性体63に
よって封止された筒状突出部60と、の2種の注入/排
出部を備えたものである。かかる口部材50中には、前
記(i)および(ii)の注入/排出部毎に開口部66a,6
6bが設けられている。
合、筒状突出部40内に挿入された内筒部71で薄膜4
3を突き破ることにより、口部材30の内外を連通させ
ることができる。また、刺通具70は、外筒部72内の
めねじと筒状突出部外表面12の凸条42との螺合によ
り、筒状突出部40に係止される。 〔第3の実施形態〕本発明に係る薬液容器用口部材の第
3の実施形態は、例えば図5(a),(b) に示すように、
(i) 略円柱状で、先端が細孔54を備えた弾性体53に
よって封止された刺通部52と、(ii)外周面61に凸条
62が設けられ、かつ、細孔64を有する弾性体63に
よって封止された筒状突出部60と、の2種の注入/排
出部を備えたものである。かかる口部材50中には、前
記(i)および(ii)の注入/排出部毎に開口部66a,6
6bが設けられている。
【0021】上記第3の実施形態に係る薬液容器用口部
材50の使用例は、これに限定されるものではないが、
例えば汎用の輸液ボトル等における口部の大きさに応じ
たアダプタ67(図5(a) 参照)を口部材本体51の底
部に取り付けた上で、または直接に、輸液ボトル(図示
せず)に適用する例が挙げられる。上記第3の実施形態
において、2種の注入/排出部のうち刺通部52は、穿
刺針(図示せず)等を挿通させる用途に用いられる。一
方、筒状突出部60は、例えば先端にルアーロック型刺
通具を備えた輸液チューブ(図示せず)等を螺合係止す
る用途に用いられる。
材50の使用例は、これに限定されるものではないが、
例えば汎用の輸液ボトル等における口部の大きさに応じ
たアダプタ67(図5(a) 参照)を口部材本体51の底
部に取り付けた上で、または直接に、輸液ボトル(図示
せず)に適用する例が挙げられる。上記第3の実施形態
において、2種の注入/排出部のうち刺通部52は、穿
刺針(図示せず)等を挿通させる用途に用いられる。一
方、筒状突出部60は、例えば先端にルアーロック型刺
通具を備えた輸液チューブ(図示せず)等を螺合係止す
る用途に用いられる。
【0022】図5に示す薬液容器用口部材50の場合、
刺通部52および筒状突出部60のいずれにおいても、
弾性体(53,63)に設けられた細孔(54,64)
内に刺通具(図示せず)を挿通することにより、口部材
50の内外を連通させることができる。筒状突出部60
においては、その外表面61に設けられた凸条62によ
って刺通具を係止させることができる。 〔刺通部〕本発明の薬液容器用口部材(10,30,5
0)における刺通部(12,32,52)は、口部材本
体(11,31,51)内に設けられた略筒状の空隙部
を、スリット(14,34)を有する弾性体(13,3
3)または細孔(54)を有する弾性体(53)によっ
て封止したものであって、穿刺針(中空針)用の注入/
排出部を区画する部分である。
刺通部52および筒状突出部60のいずれにおいても、
弾性体(53,63)に設けられた細孔(54,64)
内に刺通具(図示せず)を挿通することにより、口部材
50の内外を連通させることができる。筒状突出部60
においては、その外表面61に設けられた凸条62によ
って刺通具を係止させることができる。 〔刺通部〕本発明の薬液容器用口部材(10,30,5
0)における刺通部(12,32,52)は、口部材本
体(11,31,51)内に設けられた略筒状の空隙部
を、スリット(14,34)を有する弾性体(13,3
3)または細孔(54)を有する弾性体(53)によっ
て封止したものであって、穿刺針(中空針)用の注入/
排出部を区画する部分である。
【0023】弾性体(13,33,53)には、スリッ
トまたは細孔のいずれかが少なくとも1本形成されてい
ればよく、スリットまたは細孔は複数形成されていても
よい。また、弾性体中にスリットと細孔とを混合して設
けてもよい。スリットや細孔の幅は特に限定されるもの
ではないが、特に針刺し抵抗を低減しつつ優れた液漏れ
防止効果を得るという観点から、その内径を一般的な穿
刺針の外径に応じて設定するのが好ましい。
トまたは細孔のいずれかが少なくとも1本形成されてい
ればよく、スリットまたは細孔は複数形成されていても
よい。また、弾性体中にスリットと細孔とを混合して設
けてもよい。スリットや細孔の幅は特に限定されるもの
ではないが、特に針刺し抵抗を低減しつつ優れた液漏れ
防止効果を得るという観点から、その内径を一般的な穿
刺針の外径に応じて設定するのが好ましい。
【0024】スリットの幅は、通常0.5〜10mm、
好ましくは1〜7mm、より好ましくは2〜4mmの範
囲に設定される。細孔が円形の場合は、その直径は、通
常0.5〜5mm、好ましくは1〜2mmの範囲に設定
される。また、細孔が矩形または楕円形の場合は、通
常、長い方の径が1〜10mm、短い方の径が0.1〜
3mmの範囲に設定される。刺通部(12,32,5
2)を構成する弾性体には、従来、薬液容器の口栓とし
て用いられている、医療用具として許容された種々のゴ
ムや熱可塑性エラストマーを用いることができる。
好ましくは1〜7mm、より好ましくは2〜4mmの範
囲に設定される。細孔が円形の場合は、その直径は、通
常0.5〜5mm、好ましくは1〜2mmの範囲に設定
される。また、細孔が矩形または楕円形の場合は、通
常、長い方の径が1〜10mm、短い方の径が0.1〜
3mmの範囲に設定される。刺通部(12,32,5
2)を構成する弾性体には、従来、薬液容器の口栓とし
て用いられている、医療用具として許容された種々のゴ
ムや熱可塑性エラストマーを用いることができる。
【0025】かかる弾性体は、穿刺針を貫通させるのが
困難なほどに強靭または高硬度でなく、通常の保管時に
おいて容易に変形したり、破損したりしない程度の強度
を有するものであればよい。なお、これに限定されるも
のではないが、弾性体の硬さはJIS A硬度〔JIS
K 6301に記載の方法にて測定したスプリング硬
さHs(JIS A)〕で20〜70であるのが好まし
く、30〜50であるのがより好ましい。また、弾性体
の圧縮永久歪みは、中空針を繰り返し抜き差ししても破
損することがないように、JIS K 6301に記載
の方法にて測定した値〔圧縮永久歪み率CS(%)、熱
処理温度・時間:70℃×22時間〕が50以下である
のが好ましい。
困難なほどに強靭または高硬度でなく、通常の保管時に
おいて容易に変形したり、破損したりしない程度の強度
を有するものであればよい。なお、これに限定されるも
のではないが、弾性体の硬さはJIS A硬度〔JIS
K 6301に記載の方法にて測定したスプリング硬
さHs(JIS A)〕で20〜70であるのが好まし
く、30〜50であるのがより好ましい。また、弾性体
の圧縮永久歪みは、中空針を繰り返し抜き差ししても破
損することがないように、JIS K 6301に記載
の方法にて測定した値〔圧縮永久歪み率CS(%)、熱
処理温度・時間:70℃×22時間〕が50以下である
のが好ましい。
【0026】刺通部の外枠体(15)、固定部材(1
6,36)、筒状突出部(20,40,60)を構成す
る突起(22,42,62)や薄膜(23,43)、お
よび口部材本体(11,31,51)には、従来、薬液
容器の本体やキャップの外枠体として用いられている、
医療用具として許容された種々のプラスチックを用いる
ことができる。図1に示す第1の実施形態において、ス
リット14を有する栓体13と、当該栓体を取り囲む外
枠体15と、栓体13を外枠体15内に固定する固定部
材16とは、従来の輸液ボトル等の口部に取り付けられ
るキャップと同様の構成を採っている。かかるキャップ
17は、図1に示す構造に限定されるものではなく、例
えば栓体と外枠体とが一体成形されたものなど、従来公
知の種々の構造を採ることができる。
6,36)、筒状突出部(20,40,60)を構成す
る突起(22,42,62)や薄膜(23,43)、お
よび口部材本体(11,31,51)には、従来、薬液
容器の本体やキャップの外枠体として用いられている、
医療用具として許容された種々のプラスチックを用いる
ことができる。図1に示す第1の実施形態において、ス
リット14を有する栓体13と、当該栓体を取り囲む外
枠体15と、栓体13を外枠体15内に固定する固定部
材16とは、従来の輸液ボトル等の口部に取り付けられ
るキャップと同様の構成を採っている。かかるキャップ
17は、図1に示す構造に限定されるものではなく、例
えば栓体と外枠体とが一体成形されたものなど、従来公
知の種々の構造を採ることができる。
【0027】〔筒状突出部〕本発明の薬剤容器用口部材
(10,30,50)における筒状突出部(20,4
0,60)は、口部材本体(11,31,51)内に設
けられたものであって、ルアーロック型刺通具70等を
螺合、係止させる注入/排出部を区画する部分である。
本発明において、筒状突出部の内径は、ルアーロック型
刺通具における内筒部の外形に応じて設定すればよい。
(10,30,50)における筒状突出部(20,4
0,60)は、口部材本体(11,31,51)内に設
けられたものであって、ルアーロック型刺通具70等を
螺合、係止させる注入/排出部を区画する部分である。
本発明において、筒状突出部の内径は、ルアーロック型
刺通具における内筒部の外形に応じて設定すればよい。
【0028】また、筒状突出部の外周面に設けられてい
る凸条は、ルアーロック型刺通具における外筒部のめね
じと螺合可能なものであればよく、その形状等について
特に限定されるものではない。例えばルアーロック型刺
通具の外筒部および当該外筒部内のめねじが平行ねじで
ある場合には筒状突出部を円柱形状とすればよく、テー
パねじである場合には筒状突出部を当該テーパに応じた
円すい形状とすればよい。
る凸条は、ルアーロック型刺通具における外筒部のめね
じと螺合可能なものであればよく、その形状等について
特に限定されるものではない。例えばルアーロック型刺
通具の外筒部および当該外筒部内のめねじが平行ねじで
ある場合には筒状突出部を円柱形状とすればよく、テー
パねじである場合には筒状突出部を当該テーパに応じた
円すい形状とすればよい。
【0029】筒状突出部の内部に設けられる薄膜は、筒
状突出部から薬液容器内部に異物や細菌等が混入するの
を防止するための部材であって、ルアーロック型刺通具
70等を螺合係止するまでは筒状突出部(20,40,
60)を封止するものである。薄膜の厚さおよび強度
は、ルアーロック型刺通具70等を螺合係止することに
よって容易に破断される程度であればよい。
状突出部から薬液容器内部に異物や細菌等が混入するの
を防止するための部材であって、ルアーロック型刺通具
70等を螺合係止するまでは筒状突出部(20,40,
60)を封止するものである。薄膜の厚さおよび強度
は、ルアーロック型刺通具70等を螺合係止することに
よって容易に破断される程度であればよい。
【0030】なお、上記筒状突出部を封止する薄膜に代
えて、細孔を有する弾性体を採用することもできる(図
5参照)。当該弾性体には、前述の刺通部を封止する弾
性体と同様のものを採用することができる。
えて、細孔を有する弾性体を採用することもできる(図
5参照)。当該弾性体には、前述の刺通部を封止する弾
性体と同様のものを採用することができる。
【図1】(a) は本発明に係る薬液容器用口部材の一実施
形態を示す断面図であって、(b) はその平面図である。
形態を示す断面図であって、(b) はその平面図である。
【図2】図1に示す薬液容器用口部材10を備えた輸液
バッグを示す部分欠截正面図である。
バッグを示す部分欠截正面図である。
【図3】(a) は本発明に係る薬液容器用口部材の他の実
施形態を示す断面図であって、(b) はその平面図であ
る。
施形態を示す断面図であって、(b) はその平面図であ
る。
【図4】図3に示す薬液容器用口部材30を備えた輸液
ボトルを示す部分欠截正面図である。
ボトルを示す部分欠截正面図である。
【図5】(a) は本発明に係る薬液容器用口部材のさらに
他の実施形態を示す断面図であって、(b) はその平面図
である。
他の実施形態を示す断面図であって、(b) はその平面図
である。
【図6】(a) は図5に示す筒状突出部52のA−A断面
図を示し、(d) は図5に示す筒状突出部60のB−B断
面図を示す。
図を示し、(d) は図5に示す筒状突出部60のB−B断
面図を示す。
10 薬液容器用口部材, 12 刺通部, 13 弾
性体, 14 スリット, 18 薄膜, 20 筒状
突出部, 21 外周面, 22 凸条, 23 薄
膜, 24a 開口部, 24b 開口部 30 薬液容器用口部材, 32 刺通部, 33 弾
性体, 34 スリット, 38 薄膜, 40 筒状
突出部, 41 外周面, 42 凸条, 43 薄
膜, 44 開口部 50 薬液容器用口部材, 52 刺通部, 53 弾
性体, 54 細孔,60 筒状突出部, 61 外周
面, 62 凸条, 63 弾性体, 64細孔, 6
6a 開口部, 66b 開口部 70 ルアーロック型刺通具, 71 内筒部, 72
外筒部, 73 めねじ
性体, 14 スリット, 18 薄膜, 20 筒状
突出部, 21 外周面, 22 凸条, 23 薄
膜, 24a 開口部, 24b 開口部 30 薬液容器用口部材, 32 刺通部, 33 弾
性体, 34 スリット, 38 薄膜, 40 筒状
突出部, 41 外周面, 42 凸条, 43 薄
膜, 44 開口部 50 薬液容器用口部材, 52 刺通部, 53 弾
性体, 54 細孔,60 筒状突出部, 61 外周
面, 62 凸条, 63 弾性体, 64細孔, 6
6a 開口部, 66b 開口部 70 ルアーロック型刺通具, 71 内筒部, 72
外筒部, 73 めねじ
Claims (3)
- 【請求項1】薬液容器の注入/排出部を区画する口部材
であって、 (i) スリットまたは細孔を有する弾性体によって封止さ
れた刺通部と、 (ii)スリットもしくは細孔を有する弾性体、または薄膜
によって内部が封止された筒状突出部と、の2種の注入
/排出部を備えており、 前記(ii)の筒状突出部は、その外周面に刺通具の係止手
段を有することを特徴とする薬液容器用口部材。 - 【請求項2】前記(ii)の筒状突出部外周面に設けられた
係止手段が凸条であり、かつ、めねじを備えた外筒部お
よび嵌挿用の内筒部を備えたルアーロック型刺通具と螺
合可能なものである請求項1記載の薬液容器用口部材。 - 【請求項3】前記(i) の刺通部と前記(ii)の筒状突出部
とを同一の開口部内に併設した請求項1または2記載の
薬液容器用口部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000271980A JP2002078775A (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | 薬液容器用口部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000271980A JP2002078775A (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | 薬液容器用口部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002078775A true JP2002078775A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18758189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000271980A Pending JP2002078775A (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | 薬液容器用口部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002078775A (ja) |
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- 2000-09-07 JP JP2000271980A patent/JP2002078775A/ja active Pending
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