JP2000007006A - 液体収納袋 - Google Patents
液体収納袋Info
- Publication number
- JP2000007006A JP2000007006A JP10193765A JP19376598A JP2000007006A JP 2000007006 A JP2000007006 A JP 2000007006A JP 10193765 A JP10193765 A JP 10193765A JP 19376598 A JP19376598 A JP 19376598A JP 2000007006 A JP2000007006 A JP 2000007006A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- tube
- plug member
- bag
- outlet tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体導出チューブを接続しやすく、かつ、そ
の接続の際に液漏れや空気の混入が発生しにくく、さら
に、接続した液体導出チューブをしっかりと支持して外
れにくくすることができる液体収納袋を提供する。 【解決手段】 液体２を封入する袋本体１に液体導出チ
ューブ３を繋ぐチューブ接続部材４を取付けた液体収納
袋において、ゴム状弾性材を用いて中心部から半径方向
の外側へ向かって複数のスリット１０を設けた栓部材９
を形成し、袋本体１の内外を開通させるチューブ接続部
材４の内孔部に上記の栓部材９を嵌着するとともに、そ
の栓部材９の外側に更に封止部材１１を覆設した。
の接続の際に液漏れや空気の混入が発生しにくく、さら
に、接続した液体導出チューブをしっかりと支持して外
れにくくすることができる液体収納袋を提供する。 【解決手段】 液体２を封入する袋本体１に液体導出チ
ューブ３を繋ぐチューブ接続部材４を取付けた液体収納
袋において、ゴム状弾性材を用いて中心部から半径方向
の外側へ向かって複数のスリット１０を設けた栓部材９
を形成し、袋本体１の内外を開通させるチューブ接続部
材４の内孔部に上記の栓部材９を嵌着するとともに、そ
の栓部材９の外側に更に封止部材１１を覆設した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は液体収納袋、例えば
薬液を封入して、その薬液を人体へ供給可能とした液体
収納袋に関する。
薬液を封入して、その薬液を人体へ供給可能とした液体
収納袋に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、薬液を封入した液体収納袋は、
その薬液を人体へ供給するために液体導出チューブの一
端を接続する必要がある。すなわち、液体収納袋には液
体導出チューブの接続部材を設けなければならない。従
来の一般的なチューブ接続部材は、ゴム状の弾性封止部
材を具えて、その封止部材に液体導出チューブの一端を
貫通させる構造のものが多い。
その薬液を人体へ供給するために液体導出チューブの一
端を接続する必要がある。すなわち、液体収納袋には液
体導出チューブの接続部材を設けなければならない。従
来の一般的なチューブ接続部材は、ゴム状の弾性封止部
材を具えて、その封止部材に液体導出チューブの一端を
貫通させる構造のものが多い。
【０００３】
【従来技術の問題点】上記のような弾性封止部材を具え
た液体導出チューブの接続部材は、その弾性封止部材の
肉厚が大きい場合に、液体導出チューブの一端を貫通さ
せにくくなるという問題がある。逆に、弾性封止部材の
肉厚を小さくすると、液体導出チューブを接続する際
に、液漏れや空気の混入が発生しやすく、又、接続後も
液体導出チューブがしっかりと支持されず、こじられた
りすると抜けてしまうという問題がある。
た液体導出チューブの接続部材は、その弾性封止部材の
肉厚が大きい場合に、液体導出チューブの一端を貫通さ
せにくくなるという問題がある。逆に、弾性封止部材の
肉厚を小さくすると、液体導出チューブを接続する際
に、液漏れや空気の混入が発生しやすく、又、接続後も
液体導出チューブがしっかりと支持されず、こじられた
りすると抜けてしまうという問題がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
の問題を解決すること、すなわち、液体導出チューブを
接続しやすく、かつ、その接続の際に液漏れや空気の混
入が発生しにくく、さらに、接続した液体導出チューブ
をしっかりと支持して外れにくくすることができる液体
収納袋の提供を課題とする。
の問題を解決すること、すなわち、液体導出チューブを
接続しやすく、かつ、その接続の際に液漏れや空気の混
入が発生しにくく、さらに、接続した液体導出チューブ
をしっかりと支持して外れにくくすることができる液体
収納袋の提供を課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の液体収納袋は、液体２を封入する袋本体
１に液体導出チューブ３を繋ぐチューブ接続部材４を取
付けた液体収納袋において、ゴム状弾性材を用いて中心
部から半径方向の外側へ向かって複数のスリット１０を
放射状に有する栓部材９を形成し、袋本体１の内外を開
通させるチューブ接続部材４の内孔部に上記の栓部材９
を嵌着するとともに、その栓部材９の外側に更に封止部
材１１を覆設したことを特徴とする、という構成を採る
ものである。
めに、本発明の液体収納袋は、液体２を封入する袋本体
１に液体導出チューブ３を繋ぐチューブ接続部材４を取
付けた液体収納袋において、ゴム状弾性材を用いて中心
部から半径方向の外側へ向かって複数のスリット１０を
放射状に有する栓部材９を形成し、袋本体１の内外を開
通させるチューブ接続部材４の内孔部に上記の栓部材９
を嵌着するとともに、その栓部材９の外側に更に封止部
材１１を覆設したことを特徴とする、という構成を採る
ものである。
【０００６】なお、上記の本発明における栓部材９は、
そのゴム硬度を３０〜５０の範囲に設定することが好ま
しい。
そのゴム硬度を３０〜５０の範囲に設定することが好ま
しい。
【０００７】
【実施例】以下、図によって本発明の実施例を説明す
る。まず、図１において、符号１が袋本体である。この
袋本体１は内部に薬液等の液体２を脱気して封入するも
のである。この袋本体１は液体２の残存量を把握できる
ように透明又は半透明にすることが好ましい。
る。まず、図１において、符号１が袋本体である。この
袋本体１は内部に薬液等の液体２を脱気して封入するも
のである。この袋本体１は液体２の残存量を把握できる
ように透明又は半透明にすることが好ましい。
【０００８】袋本体１は周辺における一辺の中央部に液
体導出チューブ３を繋ぐチューブ接続部材４を取付けて
いる。このチューブ接続部材４は、外側半部が大径パイ
プ部５となっていて、内側半部には小径パイプ６とその
両側に扁平な翼部７を設けている。
体導出チューブ３を繋ぐチューブ接続部材４を取付けて
いる。このチューブ接続部材４は、外側半部が大径パイ
プ部５となっていて、内側半部には小径パイプ６とその
両側に扁平な翼部７を設けている。
【０００９】チューブ接続部材４は、袋本体１の一辺に
設けた開口部８に、内側半部を挿入して、図２に示すよ
うに、小径パイプ部６と翼部７に対し袋本体１を熱溶着
等の手段で接合して、シールしている。
設けた開口部８に、内側半部を挿入して、図２に示すよ
うに、小径パイプ部６と翼部７に対し袋本体１を熱溶着
等の手段で接合して、シールしている。
【００１０】チューブ接続部材４は、図３に示すよう
に、その大径パイプ部５の内孔部にゴム状弾性材で形成
した肉厚な栓部材９を嵌着している。この栓部材９は、
図４に示すように、円柱体で、その中心部から半径方向
の外側へ向かって複数のスリット１０を放射状に設けて
いる。
に、その大径パイプ部５の内孔部にゴム状弾性材で形成
した肉厚な栓部材９を嵌着している。この栓部材９は、
図４に示すように、円柱体で、その中心部から半径方向
の外側へ向かって複数のスリット１０を放射状に設けて
いる。
【００１１】この栓部材９にはゴム硬度が３０〜５０の
硬さを有する材料を使用している。硬度がこの範囲であ
れば、後述するように、栓部材９に液体導出チューブ３
を貫通させやすく、かつ、その液体導出チューブ３に密
着してしっかりと支持することができるからである。
硬さを有する材料を使用している。硬度がこの範囲であ
れば、後述するように、栓部材９に液体導出チューブ３
を貫通させやすく、かつ、その液体導出チューブ３に密
着してしっかりと支持することができるからである。
【００１２】図３に示すように、栓部材９の外側には封
止部材１１を覆設している。封止部材１１は周縁部をリ
ング状部材１２に接合し、そのリング状部材１２はチュ
ーブ接続部材４における大径パイプ部５の端縁部に超音
波溶着によって接合されている。封止部材１１は肉薄
で、例えばフィルム状でもよく、液体導出チューブ３の
一端が容易に貫通可能な材料を用いている。
止部材１１を覆設している。封止部材１１は周縁部をリ
ング状部材１２に接合し、そのリング状部材１２はチュ
ーブ接続部材４における大径パイプ部５の端縁部に超音
波溶着によって接合されている。封止部材１１は肉薄
で、例えばフィルム状でもよく、液体導出チューブ３の
一端が容易に貫通可能な材料を用いている。
【００１３】図５に示すように、液体導出チューブ３を
チューブ接続部材４に繋ぐ場合、まず、液体導出チュー
ブ３の先端が封止部材１１を貫通する。このとき、封止
部材１１に穴があくが、液漏れや空気の混入は殆ど発生
しない。なぜなら、栓部材９のスリット１０には毛細管
現象によって液体２が浸入しており、その液体２は封止
部材１１に密着した栓部材９の外端部まで達しているの
で、この液体２が空気の浸入を妨げることになり、又、
スリット１０の液体２はそのまま毛細管作用により保持
されるからである。なお、封止部材１１は穴があいてる
か否かにより未使用品であるか否かが一目瞭然である。
チューブ接続部材４に繋ぐ場合、まず、液体導出チュー
ブ３の先端が封止部材１１を貫通する。このとき、封止
部材１１に穴があくが、液漏れや空気の混入は殆ど発生
しない。なぜなら、栓部材９のスリット１０には毛細管
現象によって液体２が浸入しており、その液体２は封止
部材１１に密着した栓部材９の外端部まで達しているの
で、この液体２が空気の浸入を妨げることになり、又、
スリット１０の液体２はそのまま毛細管作用により保持
されるからである。なお、封止部材１１は穴があいてる
か否かにより未使用品であるか否かが一目瞭然である。
【００１４】封止部材１１を貫通した液体導出チューブ
３は、次に、栓部材９の中心部に差し込まれることにな
るが、栓部材９には上記のようにスリット１０が放射状
に設けてあるので、液体導出チューブ３が挿入する際に
開きやすくなり、すなわち、液体導出チューブ３は容易
に栓部材９を貫通することができる。
３は、次に、栓部材９の中心部に差し込まれることにな
るが、栓部材９には上記のようにスリット１０が放射状
に設けてあるので、液体導出チューブ３が挿入する際に
開きやすくなり、すなわち、液体導出チューブ３は容易
に栓部材９を貫通することができる。
【００１５】そして、栓部材９に差し込まれた液体導出
チューブ３は栓部材９の弾性復元力によって締め付けら
れ堅固に支持される。
チューブ３は栓部材９の弾性復元力によって締め付けら
れ堅固に支持される。
【００１６】なお、液体導出チューブ３には、図２に示
すように、リング状部材１２の外縁部に掛止するロック
レバー１６を取付けてもよい。
すように、リング状部材１２の外縁部に掛止するロック
レバー１６を取付けてもよい。
【００１７】
【発明の効果】本発明の液体収納袋は上記の通りであ
り、液体導出チューブ３をチューブ接続部材４に容易に
繋ぐことができ、かつ、その接続の際に液漏れや空気の
混入を防止することができ、さらに、接続した液体導出
チューブ３を外れないようにしっかりと支持することが
できるという効果がある。なお、栓部材９は、スリット
１０を設けることにより、形状や寸法（外径）が多少異
なる液体導出チューブ３についても柔軟に対応すること
ができるので、液体導出チューブ３の選択の自由度が増
えるという利点もある。また、請求項２に記載したよう
に、栓部材９のゴム硬度を３０〜５０の範囲に設定する
ことにより、その栓部材９に対して液体導出チューブ３
を貫通させやすいという効果と、その栓部材９が液体導
出チューブ３をしっかりと支持できるという効果を、バ
ランス良く得ることができる。
り、液体導出チューブ３をチューブ接続部材４に容易に
繋ぐことができ、かつ、その接続の際に液漏れや空気の
混入を防止することができ、さらに、接続した液体導出
チューブ３を外れないようにしっかりと支持することが
できるという効果がある。なお、栓部材９は、スリット
１０を設けることにより、形状や寸法（外径）が多少異
なる液体導出チューブ３についても柔軟に対応すること
ができるので、液体導出チューブ３の選択の自由度が増
えるという利点もある。また、請求項２に記載したよう
に、栓部材９のゴム硬度を３０〜５０の範囲に設定する
ことにより、その栓部材９に対して液体導出チューブ３
を貫通させやすいという効果と、その栓部材９が液体導
出チューブ３をしっかりと支持できるという効果を、バ
ランス良く得ることができる。
【図１】袋本体にチューブ接続部材を取付ける前の斜視
図である。
図である。
【図２】液体収納袋に液体導出チューブを接続する前の
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図３】液体収納袋におけるチューブ接続部材を取付け
た箇所の断面図である。
た箇所の断面図である。
【図４】チューブ接続部材の構成部品である栓部材の斜
視図である。
視図である。
【図５】液体収納袋に液体導出チューブを接続した状態
の断面図である。
の断面図である。
１ 袋本体 ２ 液体 ３ 液体導出チューブ ４ チューブ接続部材 ５ 大径パイプ部 ６ 小径パイプ部 ７ 翼部 ８ 開口部 ９ 栓部材 １０ スリット １１ 封止部材 １２ リング状部材 １６ ロックレバー
Claims (2)
- 【請求項１】 液体２を封入する袋本体１に液体導出チ
ューブ３を繋ぐチューブ接続部材４を取付けた液体収納
袋において、ゴム状弾性材を用いて中心部から半径方向
の外側へ向かって複数のスリット１０を放射状に有する
栓部材９を形成し、袋本体１の内外を開通させるチュー
ブ接続部材４の内孔部に上記の栓部材９を嵌着するとと
もに、その栓部材９の外側に更に封止部材１１を覆設し
たことを特徴とする液体収納袋。 - 【請求項２】 栓部材９のゴム硬度を３０〜５０の範囲
に設定した請求項１記載の液体収納袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10193765A JP2000007006A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 液体収納袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10193765A JP2000007006A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 液体収納袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000007006A true JP2000007006A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16313444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10193765A Withdrawn JP2000007006A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 液体収納袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000007006A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002078775A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-19 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 薬液容器用口部材 |
| CN102743290A (zh) * | 2011-04-19 | 2012-10-24 | 上海武彬包装制品有限公司 | 一种改进的用于输液容器的一体化口管 |
| CN114955175A (zh) * | 2022-06-22 | 2022-08-30 | 南京亿科人群健康研究院有限公司 | 一种肿瘤细胞辅助诊断试剂盒 |
-
1998
- 1998-06-24 JP JP10193765A patent/JP2000007006A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002078775A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-19 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 薬液容器用口部材 |
| CN102743290A (zh) * | 2011-04-19 | 2012-10-24 | 上海武彬包装制品有限公司 | 一种改进的用于输液容器的一体化口管 |
| CN114955175A (zh) * | 2022-06-22 | 2022-08-30 | 南京亿科人群健康研究院有限公司 | 一种肿瘤细胞辅助诊断试剂盒 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |