JPH0817820B2 - 血液回路分岐管装置 - Google Patents

血液回路分岐管装置

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JPH0817820B2
JPH0817820B2 JP2336780A JP33678090A JPH0817820B2 JP H0817820 B2 JPH0817820 B2 JP H0817820B2 JP 2336780 A JP2336780 A JP 2336780A JP 33678090 A JP33678090 A JP 33678090A JP H0817820 B2 JPH0817820 B2 JP H0817820B2
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樹生 圓尾
勝美 五十右
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は血液回路分岐管装置に関し、より詳しくは、
人工透析装置等の血液回路分岐用として用いられる血液
回路分岐管装置に関する。
[従来の技術] この種の血液回路分岐管装置の従来例を、第4図、第
5図を参照して説明する。
第4図に示す血液回路分岐管装置30は、直線的な血液
の流通路31を形成する入口管部32及び出口管部33と、前
記流通路31に交叉配置で連通する段部40付きの分岐流通
路34を形成する分岐管部35と、この分岐管部35内に装着
され前記分岐流通路34の略全体を閉塞するとともに、薬
液注入用の針体36を挿通可能な例えばゴム製の鍔37B付
きの蓋体37と、この蓋体37の鍔37Bの外周及び前記分岐
管部35の外周に施蓋された外蓋38とを具備している。こ
の外蓋38の前記鍔37Bと接触する部分には針体36用の挿
通孔39が穿設されている。
尚、前記分岐流通路34のうち、前記流通路31に連通す
る部分は、前記段部40により前記蓋体37が嵌着される部
分よりも小径となっており、また、前記段部40は前記蓋
体37のストッパーとして機能するようになっている。
このような構成の血液回路分岐管装置30は、前記段部
40が設けられているため、前記蓋体37の分岐流通路34に
対する嵌着位置が定位置となり、蓋体37によるシール性
は良好である。
第5図に示す血液回路分岐管装置30Aは、上述した血
液回路分岐管装置30の構成と略同様であるが、全体に亘
ってテーパー状の分岐流通路34Aを設けたこと、これに
対応して、テーパー状の外周部を有する蓋体37Aを用い
たことが前記血液回路分岐管装置30と相違している。
この血液回路分岐管装置30Aによれば、蓋体37Aの底部
が前記流通路31に直接臨むので流通路31と分岐流通路34
Aとの間に空気溜りが生じることがなく、また、分岐流
通路34Aがテーパー状であるため前記挿通孔39の径を大
きくすることができ、前記針体36の蓋体37Aに対する挿
通動作が容易となる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の血液回路分岐管装置30
においては、前記段部40が存在するので、針体36をこの
段部40に刺す危険性が高く、これを防止するためには前
記外蓋38の挿通孔39の径を小さくしなければならない等
の制約が生じるという問題がある。
また、前記血液回路分岐管装置30Aの場合には、前記
段部40のようなストッパー機能を発揮する要素が無いた
め、シール性を向上する上で前記蓋体37Aの全体寸法を
前記蓋体37よりも大きくしなければならず、この結果、
蓋体37Aを前記分岐流通路34Aに嵌挿する際の反発力が大
きくなって組み込み作業性が悪化し、しかも、蒸気滅菌
処理を行った場合、蓋体37Aが収縮してシール性も悪く
なるという問題がある。
そこで、本発明は、組み込み作業性、シール性に優れ
るとともに、針体の挿通作業の容易化をも図ることが可
能であり、かつ装置内に空気溜りが生じることのない血
液回路分岐管装置を提供することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するための本発明の血液回路分岐管装
置は、直線的な血液の流通路を形成する入口管部及び出
口管部と、前記流通路に交叉配置で連通する分岐流通路
を形成する分岐管部と、この分岐管部に装着され前記分
岐流通路を閉塞するとともに、薬液注入用の針体を挿通
可能な蓋体とを有する血液回路分岐管装置において、 前記分岐管部の分岐流通路は、分岐管部の外端部から
内方に向かって開設されると共に分岐管部の軸線に並行
な周壁面を有する孔部と、この孔部と前記流通路とを連
通するテーパー孔部とを具備し、 前記蓋体は、前記分岐流通路の孔部に習う形状の蓋本
体と、この蓋本体の端部に設けられ、かつ前記テーパー
孔部に密接に接触するテーパー面および前記流通路に開
口する前記分岐流通路の開口端面に位置する端面を有す
るテーパー部とを具備したことを特徴とし(請求項
1)、 前記蓋本体の態様として、前記分岐流通路の孔部の内
壁部の一部においてその内周全体に押圧接触する環状突
部を周側面に有する蓋本体を挙げることができ(請求項
2)、 前記分岐流通路の前記孔部の態様として、分岐管部の
軸線に直交する断面形状が円形、楕円形、繭形および方
形のいずれかである孔部を挙げることができる(請求項
3)。
[作用] 以下に上述した血液回路分岐管装置の作用を説明す
る。
この血液回路分岐管装置の前記蓋体を前記分岐流通路
に嵌装すると、蓋本体は孔部に対し、蓋本体の外周面全
体が孔部内周面に密着するのでシール性が良好になる。
この蓋本体の外周面に、分岐流通路の孔部の内壁部の一
部においてその内周全体に押圧接触する環状突部を設け
ると、蓋本体に設けた環状突部が前記分岐管部の外端部
から内方に至る状態に形成した孔部の内壁部の一部にお
いてその内周全体に押圧接触する。従って、蓋本体は孔
部に対し、部分的な面圧を付与するだけなので、組み込
み時の反発力は少なくシール性もさらに良好となる。ま
た、前記蓋体のテーパー部におけるテーパー面は、前記
孔部と前記流通部とを連通するテーパー孔部に密接接触
するので、テーパー部がストッパーとして機能し、組み
込み作業性が良好になる。また、テーパー部における端
面は、前記流通路に開口する前記分岐流通路の開口端面
に位置するので、前記流通路と前記分岐流通路との間に
空気溜りが生じない。
前記分岐流通路のテーパー孔部は、薬液注入用の針体
挿通時のガイドとしても機能し、挿通作業が容易にな
る。
前記孔部の分岐管部の軸線に直交する断面形状は、円
形、楕円形、繭形および方形のいずれであっても良い。
[実施例] 以下に、本発明の実施例を第1図乃至第3図を参照し
て説明する。
第1図に示す血液回路分岐管装置1は、直線的な血液
の流通路10を形成する入口管部2及び出口管部3と、前
記流通路10に交叉配置で連通する分岐流通路11を形成す
る分岐管部4と、この分岐管部4に装着され前記分岐流
通路11(第2図参照)を閉塞するとともに、薬液注入用
の針体36を挿通可能なゴム製の蓋体5と、この蓋体5の
外周及び前記分岐管部4の外周に施蓋された外蓋38とを
具備している。
前記分岐管部4の分岐流通路11は、第2図に示すよう
に分岐管部4の外端部から内方に至る孔部6と、この孔
部6と前記流通路10とを連通するテーパー孔部7とによ
り形成されるようになっている。
前記孔部6は、分岐流通路11の軸線(孔部6の軸線で
もある。)に直交する断面の形状が円形である。
前記蓋体5は、第3図にも示すように、前記分岐流通
路11の孔部6の内壁部の一部においてその内周全体に押
圧接触する例えば2条の環状突部5Bを外周部に設けた蓋
本体5Aと、この蓋本体5Aの突出端部に設けた前記テーパ
ー孔部7に密接接触するテーパー面および前記流通路10
に開口する前記分岐流通路11の開口端面に位置する端面
を有するテーパー部5Cとを具備している。この蓋本体
の、分岐流通路11の軸線(孔部6の軸線でもある。)に
直交する断面の形状は、円形である。
尚、前記蓋体5の上端部には、従来例と同様な鍔部5D
が設けられている。
前記環状突部5Bは、例えば幅0〜1.5mm程度、突出寸
法0〜0.3mm程度で、かつ、その外周形状は断面円弧状
を呈するように形成されている。
上述した構成の血液回路分岐管装置1によれば、前記
蓋体5を前記分岐流通路11に嵌装すると、蓋本体5Aに設
けた環状突部5Bが前記分岐管部4の外端部から内方に至
る状態に形成した孔部6の内壁部の一部においてその内
周全体に押圧接触する状態になる。これにより、蓋本体
5Aは孔部6に対し、部分的な面圧を付与するだけなの
で、蓋体5の前記分岐流通路11に対する組み込み時の反
発力を必要最小限とすることができ、この蓋体5による
シール性は良好となる。
また、前記蓋体5のテーパー部5Cにおけるテーパー面
は、前記孔部6と前記流通路10とを連通するテーパー孔
部7に密接状態で接触するので、蓋体5のストッパーと
して機能し、これにより、蓋体5の組み込み作業性が良
好になる。
また、前記テーパー孔部7は薬液注入用の針体36を前
記蓋本体5Aに挿通する際のガイドとしても機能し、針体
36の挿通作業が容易になる。
本発明は、上述した実施例のほか、その要旨の範囲内
で種々の変形が可能である。
例えば、前記環状突部5Bは、上述した如く2条設ける
他、1条、3条等任意数設けて実施可能である。
また、前記実施例においては、孔部は、軸線に直交す
る断面が円形でかつ等径の内周面を有するが、この断面
は、必要に応じて楕円形、繭形あるいは方形であっても
良い。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、上述した構成としたこ
とにより、分岐流通路に設けたテーパー孔部と蓋体に設
けたテーパー部とにより組み込み作業性の向上が図れ、
また、蓋体に設けた環状突部によりシール性に優れ、さ
らに、分岐流通路に設けたテーパー孔部により針体の挿
通作業の容易化をも図ることが可能な血液回路分岐管装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例装置の断面図、第2図は同装置
の分岐管部の断面図、第3図は同装置の蓋体の側面図、
第4図は従来の血液回路分岐管装置の一例を示す断面
図、第5図は従来の血液回路分岐管装置の他例を示す断
面図である。 1……血液回路分岐管装置、2……入口管部、 3……出口管部、4……分岐管部、 5……蓋体、5A……蓋本体、 5B……環状突部、 5C……テーパー部、 6……孔部、7……テーパー孔部、 10……流通路、11……分岐流通路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線的な血液の流通路を形成する入口管部
    及び出口管部と、前記流通路に交叉配置で連通する分岐
    流通路を形成する分岐管部と、この分岐管部に装着され
    前記分岐流通路を閉塞するとともに、薬液注入用の針体
    を挿通可能な蓋体とを有する血液回路分岐管装置におい
    て、 前記分岐管部の分岐流通路は、分岐管部の外端部から内
    方に向かって開設されると共に分岐管部の軸線に並行な
    周壁面を有する孔部と、この孔部と前記流通路とを連通
    するテーパー孔部とを具備し、 前記蓋体は、前記分岐流通路の孔部に習う形状の蓋本体
    と、この蓋本体の端部に設けられ、かつ前記テーパー孔
    部に密接に接触するテーパー面および前記流通路に開口
    する前記分岐流通路の開口端面に位置する端面を有する
    テーパー部とを具備したこと を特徴とする血液回路分岐管装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1において、前記蓋本体は、そ
    の蓋本体に、前記分岐流通路の孔部の内壁部の一部にお
    いてその内周全体に押圧接触する環状突部を有する前記
    請求項1に記載の血液回路分岐管装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1において、前記孔部は、分岐
    管部の軸線に直交する断面形状が円形、楕円形、繭形お
    よび方形のいずれかである前記請求項1に記載の血液回
    路分岐管装置。
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