JP5481657B2 - タイヤ加硫機 - Google Patents

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    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres

Description

本発明は、開閉可能なモールド内でタイヤを加硫成形するタイヤ加硫機に関する。さらに詳しくは、本発明は、上モールドを保持した上モールド取付部材の昇降を制御するモータと機械式ブレーキとを備えたタイヤ加硫機、およびそのブレーキ制御方法に関する。
タイヤ加硫機は、モールド内に収容した未加硫の生タイヤ(グリーンタイヤ)を、モールド内外から加熱して加硫成型する機械である。一般的に、タイヤ加硫機のモールドは、上下に2分割された2分割モールドを有している。この2分割モールドの、上モールドは上モールド取付部材に、下モールドは下モールド取付部材にそれぞれ保持されている。そして、上モールド取付部材を下モールド取付部材に対して上下方向に昇降させることで、モールドの開閉を可能にしている。
例えば、特許文献1に開示されたタイヤ加硫機は、スクリュ軸およびスクリュ軸に昇降自在に螺合するスクリュナットなどの機械的昇降手段を有しており、電動機によってスクリュ軸を回転させることにより、機械的昇降手段と一体となって上下動する上型(上モールド)を下型(下モールド)に対して上下方向に昇降させてモールドの開閉を可能にしている。
また、特許文献2に開示されたタイヤ加硫機は、昇降台の中心の上側に固定具を介して立設する昇降軸と、昇降軸に係合、貫通されるスクリュナットやボールスクリュナットなどから構成される雌ネジ筒体と、を有しており、駆動体によって雌ネジ筒体を回動させて昇降軸を昇降させることにより、昇降台の下面に取り付けられた可動上型(上モールド)を固定下型(下モールド)に対して上下方向に昇降させてモールドの開閉を可能にしている。
特公平1−24048号公報 特開平5−228938号公報
ところで、生タイヤを加硫する過程において、例えばタイヤの装入または排出する時、または非常停止時など、上モールドの昇降を途中で一旦停止する場合がある。また、昇降手段として用いられるスクリュ軸や昇降軸は、これらを回転させるモータなどの出力を小さくするために、効率の良いボールネジなどが用いられることが一般的である。このような効率の良いネジを用いた場合、特に上モールドの下降時において、モータの電源を切断するだけではモータの回転駆動による慣性や上モールドなどの昇降部の慣性によって上モールドが容易に停止しないことが起こり得る。また、上モールドの上昇時においては、反転落下することも起こり得る。このため、従来のモータには電磁ブレーキなどの機械式ブレーキが付属されており、この電磁ブレーキによって上モールドの昇降を停止している。ここで、上モールドの停止中に電磁ブレーキに破損などの異常があった場合、上モールドのブレーキが利かなくなり、落下によって下モールドと衝突してしまうなどの問題が発生する。また、上モールドの昇降中に駆動機構(モータやモータの駆動力を伝える動力伝達部)に破損などの異常があった場合、上モールドが落下したり、偏荷重によって上モールドの昇降を案内するガイド部が破損してしまうなどの問題が発生する。しかしながら、特許文献1または2に開示されたタイヤ加硫機は、上記のような異常時の対策が何も設けられていない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、効率の良いボールネジ軸などを用いた昇降手段によってモールドの開閉を行うタイヤ加硫機において、駆動機構やブレーキの異常が発生してもモールドの開閉を停止できるタイヤ加硫機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るタイヤ加硫機は、生タイヤを収容するモールドを構成する、上モールドおよび下モールドと、前記上モールドに連結された上モールド取付部材と、前記上モールド取付部材を上下方向に案内するガイド機構と、上下方向に軸芯を配置されたボールネジ軸と、前記ボールネジ軸に螺合され、前記上モールド取付部材に連結されたボールナットと、前記ボールネジ軸を正方向および逆方向に切り替え可能に回転させる駆動機構と、前記ボールネジ軸に直接連結され、当該ボールネジ軸を固定する無励磁作動型の電磁ブレーキと、を備えている。
上記の構成によれば、駆動機構でボールネジ軸を回転させると、上モールド取付部材がガイド機構で上下方向に案内されているため、ボールナットがボールネジ軸に対して左右方向に回転しない状態を維持することから、ボールネジ軸の正方向や逆方向の回転に応じてボールナットが昇降する。従って、ボールナットに連結された上モールド取付部材も一緒に昇降することになる。そして、上モールド取付部材の昇降を停止する場合には、駆動機構によるボールネジ軸の回転の停止とは別に、ボールネジ軸に直接連結された電磁ブレーキを作動させてボールネジ軸を固定する。このように、例えば駆動機構に電磁ブレーキが付属している従来の様な構成ではなく、駆動機構と電磁ブレーキとが夫々独立しているため、駆動機構に異常が発生した場合でも、電磁ブレーキによって上モールド取付部材にブレーキをかけることができる。また、無励磁作動型の電磁ブレーキを用いているため、停電によって通電不可能となった場合でも、電磁ブレーキによって上モールド取付部材にブレーキをかけることができる。
また、本発明に係るタイヤ加硫機は、前記駆動機構がインバータモータを備えており、当該インバータモータをサーボロック可能なインバータと、前記上モールド取付部材の昇降位置を測定する測定装置と、前記測定装置で測定された前記昇降位置に基づき、前記インバータを制御して前記インバータモータをサーボロックさせる制御装置と、を備えていてもよい。
上記の構成によれば、インバータのサーボロック機能を利用して、上モールド取付部材の昇降移動や停止を精度良くすることができる。
また、本発明に係るタイヤ加硫機は、前記制御装置が、前記電磁ブレーキの作動と解除とを切り替えるブレーキ作動切り替え制御と、前記インバータを制御して前記インバータモータの電源を入り切りするモータ電源制御と、をさらに実行し、前記上モールド取付部材が昇降方向に停止される保持動作を当該インバータモータによってなされた状態で、当該電磁ブレーキを作動させて前記ボールネジ軸を固定し、その後当該インバータを制御して当該インバータモータの電源を切断してもよい。
上記の構成によれば、インバータモータによって上モールド取付部材が保持動作された状態で電磁ブレーキによるブレーキがかかる。即ち、停止したボールネジ軸に対して電磁ブレーキによるブレーキがかかる。これにより、モータの電源を切断すると同時に電磁ブレーキを作動させる場合、即ち慣性によって回転するボールネジ軸に対して急に電磁ブレーキによるブレーキをかける場合に比べて、上モールド取付部材の停止精度が良く、電磁ブレーキに用いられる摩擦板などの寿命を長く保つことができる。
また、本発明に係るタイヤ加硫機は、前記制御装置が、前記電磁ブレーキの作動と解除とを切り替えるブレーキ作動切り替え制御をさらに実行し、前記測定装置で測定された前記昇降位置に基づき前記上モールド取付部材の昇降速度を算出し、当該昇降速度が予め定めた制限速度よりも速いと判定した場合、前記電磁ブレーキを作動させて前記ボールネジ軸を固定してもよい。
上記の構成によれば、インバータモータに異常が発生して昇降中の上モールド取付部材の昇降速度が制限速度を超えてしまった場合でも、電磁ブレーキによって緊急停止される。このように、電磁ブレーキを非常用のブレーキとして使用することができる。
また、本発明に係るタイヤ加硫機は、前記測定装置が、前記駆動機構を介することなく前記上モールド取付部材の昇降位置を測定してもよい。
上記の構成によれば、駆動機構を構成するインバータモータからボールネジ軸に至る間の機構に異常が発生して、昇降中の上モールド取付部材の昇降速度が制限速度を超えてしまった場合でも、電磁ブレーキによって緊急停止される。
また、本発明に係るタイヤ加硫機は、前記制御装置が、前記電磁ブレーキによって前記ボールネジ軸が固定されている時に、前記測定装置で測定された昇降位置に基づき前記上モールド取付部材が下降したと判定した場合、前記インバータモータをサーボロックするように前記インバータを制御してもよい。
上記の構成によれば、電磁ブレーキに異常が発生して、停止中の上モールド取付部材が不意に下降した場合でも、インバータモータによって緊急停止される。このように、インバータモータを非常用のブレーキとして使用することができる。
また、本発明に係るタイヤ加硫機は、前記モールド内に障害物があるか否かを検出する障害物検出装置をさらに備え、前記制御装置は、前記電磁ブレーキによって前記ボールネジ軸が固定されている時に、前記測定装置で測定された昇降位置に基づき前記上モールド取付部材が下降したと判定した場合、前記インバータモータをサーボロックするように前記インバータを制御し、その後、当該障害物検出装置によって前記障害物がないと判定した場合、当該インバータを制御して前記モールドを閉塞状態にしてもよい。
上記の構成によれば、電磁ブレーキに異常が発生して、停止中の上モールド取付部材が不意に下降した場合でも、インバータモータによって緊急停止される。このように、インバータモータを非常用のブレーキとして使用することができる。また、その後、障害物がない場合に、自動的にモールドが閉塞状態にされる。これにより、障害物がある状態で上モールド取付部材が落下するなどの不具合が生じることがなく、安全にモールドを閉鎖することができる。
また、本発明に係るタイヤ加硫機のブレーキ制御方法は、インバータモータによるボールネジ軸の回転で当該ボールネジ軸に螺合されたボールナットを上下方向に昇降させることによって、上モールドに連結された上モールド取付部材を昇降して、当該上モールドおよび下モールドからなるモールドを開閉するタイヤ加硫機のブレーキ制御方法であって、前記上モールド取付部材が昇降方向に停止される保持動作を前記インバータモータによってなされた状態で、前記ボールネジ軸に直接連結された無励磁作動型の電磁ブレーキを作動させて前記ボールネジ軸を固定し、その後当該インバータモータの電源を切断する。
上記の制御方法によれば、インバータモータによって上モールド取付部材が保持動作された状態で電磁ブレーキによるブレーキがかかる。即ち、停止したボールネジ軸に対して電磁ブレーキによるブレーキがかかる。これにより、モータの電源を切断すると同時に電磁ブレーキを作動させる場合、即ち慣性によって回転するボールネジ軸に対して急に電磁ブレーキによるブレーキをかける場合に比べて、上モールド取付部材の停止精度が良く、電磁ブレーキに用いられる摩擦板などの寿命を長く保つことができる。
また、本発明に係るタイヤ加硫機のブレーキ制御方法は、前記上モールド取付部材の昇降速度が予め定めた制限速度よりも速いと判定した場合、前記電磁ブレーキを作動させて前記ボールネジ軸を固定してもよい。
上記の制御方法によれば、インバータモータに異常が発生して昇降中の上モールド取付部材の昇降速度が制限速度を超えてしまった場合でも、電磁ブレーキによって緊急停止される。このように、電磁ブレーキを非常用のブレーキとして使用することができる。
また、本発明に係るタイヤ加硫機のブレーキ制御方法は、前記電磁ブレーキによって前記ボールネジ軸が固定されている時に、前記上モールド取付部材が下降したと判定した場合、前記インバータモータをサーボロックしてもよい。
上記の制御方法によれば、電磁ブレーキに異常が発生して、停止中の上モールド取付部材が不意に下降した場合でも、インバータモータによって緊急停止される。このように、インバータモータを非常用のブレーキとして使用することができる。
また、本発明に係るタイヤ加硫機のブレーキ制御方法は、前記電磁ブレーキによって前記ボールネジ軸が固定されている時に、前記上モールド取付部材が下降したと判定した場合、前記インバータモータをサーボロックし、その後、前記モールド内に障害物がないと判定した場合、前記モールドを閉塞状態にしてもよい。
上記の制御方法によれば、電磁ブレーキに異常が発生して、停止中の上モールド取付部材が不意に下降した場合でも、インバータモータによって緊急停止される。このように、インバータモータを非常用のブレーキとして使用することができる。また、その後、障害物がない場合に、インバータモータを駆動することによって自動的にモールドが閉塞状態にされる。これにより、障害物がある状態で上モールド取付部材が落下するなどの不具合が生じることがなく、安全にモールドを閉鎖することができる。
駆動機構に異常が発生した場合や停電によって通電不可能となった場合でも、電磁ブレーキによって上モールド取付部材にブレーキをかけることができる。
本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫機における上モールドと下モールドとが閉じた状態を示す横断面図である。 本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫機における上モールドと下モールドとが開いた状態を示す横断面図である。 図1に示したタイヤ加硫機の平面図である。 本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫機の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫機が実行するタイヤ加硫処理ルーチンを示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫機が実行するモールド閉塞時の上モールド取付部材動作処理ルーチンを示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫機が実行するモールド開放時の上モールド取付部材動作処理ルーチンを示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫機が実行する上モールド取付部材停止時異常処理ルーチンを示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫機が実行する上モールド取付部材下降時異常処理ルーチンを示すフローチャート図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係るタイヤ加硫機の実施形態について説明する。
[タイヤ加硫機の全体構造]
本実施形態に係るタイヤ加硫機1は、生タイヤTの内部に加熱加圧媒体を入れて内部より加熱すると共に、外部よりモールド10を加熱して加硫するタイプのプレス装置である。図1および図2に示すように、タイヤ加硫機1は、生タイヤTを収容するモールド10を構成する、上モールド11および下モールド12と、上モールド11に連結された上モールド取付部材20と、上モールド取付部材20を上下方向に案内するガイド機構40と、上下方向に軸芯を配置されたボールネジ軸55aと、ボールネジ軸55aに螺合され、上モールド取付部材20に連結されたボールナット55bと、ボールネジ軸55aを正方向および逆方向に切り替え可能に回転させる駆動機構59と、ボールネジ軸55aに直接連結され、ボールネジ軸55aを固定する無励磁作動型の電磁ブレーキ57と、を備えている
また、本実施形態に係るタイヤ加硫機1は、駆動機構59がインバータモータ52を備えており、インバータモータ52をサーボロック可能なインバータ52aと、上モールド取付部材20の昇降位置を測定するエンコーダ58と、エンコーダ58で測定された昇降位置に基づき、インバータ52aを制御してインバータモータ52をサーボロックさせる制御装置80と、を備えている。
[生タイヤ]
生タイヤTはモールド10内に横置きに収容され、モールド10の内外より加熱されることにより加硫成形される。なお、生タイヤTを加硫成形するための加熱加圧媒体としては、蒸気、または高温ガス(ガスの種類として、窒素ガスなどの不活性ガス、空気)などが挙げられる。
[モールド]
本実施形態のタイヤ加硫機1で用いられるモールド10は、割りモールドであって、上モールド11と、下モールド12と、サイドモールド13と、に分割されている。上モールド11は横置きされた生タイヤTの上側に配置され、下モールド12は生タイヤTの下側に配置され、サイドモールド13は生タイヤTの外周側に配置されている。このサイドモールド13は、周方向に分割され、型閉時には上モールド11および下モールド12の外周部に係合されている。
周方向に分割されたサイドモールド13の外周には、上方に向かうに従い径方向内側に傾斜した傾斜面13aが形成されている。また、サイドモールド13の径方向外側に配置されるコンテナリング26の内面には、傾斜面13aと同一勾配の傾斜面26aが形成されている。サイドモールド13は、昇降することにより、傾斜面13aが傾斜面26aに沿って移動して円周方向に拡縮するように構成されている。
[上モールド取付部材]
上モールド取付部材20は、上記した上モールド11およびサイドモールド13と連結することでこれらを保持し、開閉機構50により上下方向(Z方向)に昇降可能にされている。この上モールド取付部材20は、上モールド取付部材20のベースとなる上部スライド21と、上部スライド21の下面に固定される上部プラテン22と、上モールド11を保持する上部アダプタ23と、上部アダプタ23を上下方向(Z方向)に移動させるシリンダ24と、ロック機構60の一部の要素であり、上部スライド21に上端部が固定された複数本(本実施形態では3本)のタイロッド25と、上部プラテン22に取り付けられるコンテナリング26と、を備えている。
上部スライド21の側面には、後述のアップライト41のガイドレール48により上下方向に案内される直動軸受であるガイド部材21aが設けられている。なお、このガイドレール48とガイド部材21aとで、上モールド取付部材20を上下方向に案内するガイド機構40を構成している。
上部スライド21には、取付座21bが、ガイド部材21aが設けられた側面と隣接して設けられている。この取付座21bの下面には、開閉機構50のボールナット55bが固定されている。また、取付座21bには、開閉機構50のボールネジ軸55aを通過させる貫通孔が設けられている。
[下モールド取付部材]
下モールド取付部材30は、下モールド12と連結することで保持すると共に、その中央部には、中心機構75が設けられている。この下モールド取付部材30は、下モールド取付部材30のベースとなるプレスベース31と、加圧機構である気体シリンダ37が設けられた下部サポート32と、下モールド12を保持し、気体シリンダ37の後述のピストン部材37aに取り付けられた下部プラテン33と、を備えている。なお、下部プラテン33は、断熱材34を介してボルト35によりピストン部材37aに固定されている。
下部サポート32は、プレスベース31に固定されており、上記した3本のタイロッド25のそれぞれに対応する位置に貫通孔32a(図2参照)が形成されている。また、下部プラテン33は、ピストン部材37aと一体となって下部サポート32に対して上下方向に昇降可能にされている。また、プレスベース31には、アップライト41が設けられている。
[アップライト]
アップライト41は、上モールド取付部材20(上部スライド21)を上下方向(Z方向)に移動させるために設けられている。このアップライト41は、上モールド取付部材20(上部プラテン22)の外方に設けられ、上下方向に延在するベース部42と、上モールド取付部材20(上部スライド21)を昇降させる開閉機構50と、ガイド部材21aを上下方向(Z方向)に案内する直動レールであるガイドレール48とを備えている。
[開閉機構]
開閉機構50は、駆動機構59で駆動されるボールネジ軸55aを有するボールスクリュー機構からなり、駆動機構59の回転運動を直線運動に変換することで、上モールド取付部材20を上下方向に昇降させている。開閉機構50は、具体的には、駆動機構59に接続されるボールネジ軸55aと、ボールネジ軸55aに螺合したボールナット55bと、ボールネジ軸55aを回転可能に軸支する下部軸受56aおよび上部軸受56bと、を備えている。ボールナット55bは、ボールネジ軸55aに対して左右方向に回転しない状態を維持しており、ボールネジ軸55aの正方向や逆方向の回転に応じて上下方向に昇降する。また、ボールネジ軸55aは、ボールナット55bとの間でボールが転がり回転する構造になっており、少ない駆動トルクで効率良くネジを締め上げることができる。ボールナット55bは、上部スライド21の取付座21bに固定されている。つまり、ボールナット55bは、上モールド取付部材20に保持されている。これにより、ボールナット55bの昇降移動よって、上モールド取付部材も一緒に昇降することになる。
[駆動機構]
駆動機構59は、ボールナット55bを上下方向に昇降させるために、ボールネジ軸55aを回転させる役割を有する。駆動機構59は、具体的には、駆動源となるインバータモータ52と、プーリ53aと、プーリ53bと、タイミングベルト54と、を備えている。プーリ53aは中心に孔が形成されており、上下方向に設けられたインバータモータ52の回転軸にその孔が嵌め込まれている。これにより、インバータモータ52が駆動することによって、インバータモータ52の回転軸の回転と同じ水平方向にプーリ53aも回転するようになっている。プーリ53bはプーリ53aと所定の間隔を隔てて設けられ、プーリ53bの中心に形成された孔が上下方向に設けられたボールネジ軸55aの下端部に嵌め込まれている。タイミングベルト54は、プーリ53aとプーリ53bとに架け渡されて装着されており、プーリ53aの回転力をプーリ53bに伝える役割を有する。なお、本実施形態において、駆動機構59は、インバータモータ52などを用いているが、これに限定される必要はなく、ボールネジ軸55aを回転できるものであれば何れを用いていてもよい。
[インバータモータ]
インバータモータ52は、無段階に任意の速度に可変して正方向または逆方向に切り替え可能に回転するモータである。また、本実施形態に係るインバータモータ52は、ベクトル制御方式のインバータ52aに接続されており、インバータ52aを利用したサーボロック機能を有している。さらに、インバータ52aは、図4の制御装置80によって制御されており、インバータモータ52の回転角や回転速度などが精度良く制御されるようになっている。これにより、上モールド取付部材20の昇降移動や停止を精度良くすることができる。なお、本実施形態においては、インバータ52aとインバータモータ52を用いているが、代わりにサーボモータを用いてもよい。また、本発明においては通常のモータでも適用可能だが、低速でも冷却能力に余裕があり、冷却ファン単独で駆動できる点からインバータモータを用いる方が好ましい。
[測定装置]
測定装置は、本実施形態においてはエンコーダ58を用いている。エンコーダ58は、駆動機構59を介することなく開閉機構50に接続されている。具体的には、エンコーダ58は、ボールネジ軸55aの最下端部に取り付けられており、ボールネジ軸55aの回転を検出することによって、間接的に上モールド取付部材20の昇降位置を測定することができる。エンコーダ58によって検出された位置情報は、制御装置80によって管理され、インバータ52aの制御に利用される。なお、エンコーダ58は、絶対位置が検出可能な多回転型のアブソリュートエンコーダを用いる方が好ましいが、間接的或いは直接的に上モールド取付部材20の昇降位置を測定出来ればよく、直線型のエンコーダなど、その他のエンコーダを用いてもよい。また、エンコーダ以外の測定装置を用いて上モールド取付部材20の位置情報を得てもよい。なお、エンコーダなどの測定装置は、駆動機構59を間に介して開閉機構50に接続してもよい。しかしながら、本実施形態に係るタイミングベルト54のように、切断などにより位置検出不能になる恐れがあると考えられる場合には、駆動機構59を間に介さないようにすることが望ましい。
このような構成により、インバータモータ52が駆動すると、インバータモータ52の回転軸に接続されたプーリ53aが水平方向に回転して、タイミングベルト54を介してプーリ53bが水平方向に回転する。これにより、プーリ53bに接続されるボールネジ軸55aが回転して、ボールナット55bがボールネジ軸55aの軸方向(上下方向、Z方向)に沿って移動する。このようにボールナット55bが上下方向(Z方向)に移動すると、ボールナット55bに連結された取付座21bを有する上部スライド21がボールナット55bと共に上下方向(Z方向)に移動する。この際、上部スライド21は、ガイド機構40(ガイド部材21a、ガイドレール48)により、その移動方向が上下方向(Z方向)のみに限定されている。これにより、ボールナット55bに連結された上モールド取付部材20を上下方向に昇降させることができる。また、回転速度や回転角度などの制御が容易なインバータモータ52の回転運動を直線運動に変換して、上モールド取付部材20を昇降させているので、シリンダなどによる直線運動のみで上モールド取付部材20を昇降させた場合に比べて、上モールド取付部材20の位置決め精度を良くすることができる。
[電磁ブレーキ]
電磁ブレーキ57は、通電することによってコイルに発生する電磁力とスプリングの力を利用して、機械的に締め付けたり開放したりする機構を有しており、ボールネジ軸55aの上端部にその機構が直接連結されている。具体的に、本実施形態に係る電磁ブレーキ57は、ボールネジ軸55aの上端部の外周側を覆うように連結されている。また、本実施形態に係る電磁ブレーキ57は、通電することによって摩擦板を締め付けるブレーキパッドを開放し、通電を解除することによってスプリングの力が働きブレーキパッドで摩擦板を締め付けるように作動する無励磁作動型のブレーキである。つまり、電磁ブレーキ57への通電を解除することによって電磁ブレーキ57を作動状態にして、ボールネジ軸55aを固定するようになっている。これにより、電磁ブレーキ57を作動させてボールネジ軸55aを固定することによって上モールド取付部材20の昇降を停止させることができる。また、電磁ブレーキ57は、ボールネジ軸55aに直接連結されており、ボールネジ軸55aを回転させる駆動機構59とは独立して設けられているため、駆動機構59に異常が発生した場合でも、電磁ブレーキ57によって上モールド取付部材20にブレーキをかけることができる。また、無励磁作動型の電磁ブレーキを用いているため、停電によって通電不可能となった場合でも、電磁ブレーキ57によって上モールド取付部材20にブレーキをかけることができる。なお、電磁ブレーキ57は、後述する制御装置80によって、ブレーキ作動または解除が制御されるようになっている。
[制御装置]
制御装置80は、電磁ブレーキ57の作動と解除とを切り替えるブレーキ作動切り替え制御と、エンコーダ58で測定された上モールド取付部材20の昇降位置に基づきインバータ52aを制御してインバータモータ52の電源を入り切りするモータ電源制御と、昇降位置に基づきインバータ52aを制御してインバータモータ52の回転速度を制御するモータ回転制御と、を実行する。具体的に、本実施形態に係る制御装置80は、図4に示すように、電磁ブレーキ57と、駆動機構59を介することなく開閉機構50に接続されたエンコーダ58と、障害物検出装置90と、インバータモータ52に接続されたインバータ52aと、警報装置100と、に接続されている。このような構成により、制御装置80は、上モールド取付部材20の昇降位置に関する上モールド取付部材位置情報をエンコーダ58から取得し、上モールド取付部材20の昇降速度や昇降位置などを算出する。そして、その結果に基づき、制御装置80は、電磁ブレーキ57にブレーキ作動切り替え信号を出力して電磁ブレーキ57の作動または解除を制御することができる。また、制御装置80は、インバータ52aに対してモータ電源駆動信号を出力し、インバータモータ52の電源を入り切りすることができる。さらに、制御装置80は、インバータ52aに対してモータ回転制御信号を出力し、インバータモータ52の回転速度を制御することができる。その際、制御装置80は、インバータ52aから電流および電圧信号を取得してトルクを算出することによって、インバータモータ52の回転制御に利用している。これにより、上モールド取付部材20の昇降状態に応じて、適宜電磁ブレーキ57やインバータモータ52によるブレーキをかけることができる。また、障害物検出装置90は、赤外線などを用いてタイヤ加硫機1にタイヤなどの障害物があるか否かを検出し、その障害物検出情報を制御装置80に出力する。なお、上記の障害物検出手段は、赤外線を用いる以外の手段であってもよい。警報装置100は、制御装置からの警報装置駆動信号に基づき、サイレンなどを鳴らして、外部の作業者などに報知する。
[ロック機構]
ロック機構60は、タイロッド25と、ロック爪移動機構70と、下部サポート32に形成された貫通孔32aと、から主に構成されている。このロック機構60は上モールド11と下モールド12とを閉じた状態で固定するために設けられている。より具体的には、ロック機構60は、上モールド取付部材20を、下モールド取付部材30に対してタイロッド25を介して固定させることで、加硫時にモールド10が開かないように固定するために設けられている。
タイロッド25の下端部には複数の溝25aが上下方向に等間隔に形成されている。つまり、溝25aの上下方向のピッチが等しくされている。なお、溝25aは、等間隔で形成されている場合の他、タイヤの品種に応じた間隔で形成されていてもよいし、複数の溝25aの内で特定の溝25aがタイヤの品種に応じた位置に形成されていてもよい。即ち、タイロッド25の下端部には、複数の溝25aが上下方向に形成されていればよい。このロック爪移動機構70は、貫通孔32aを通ったタイロッド25の所定の溝25aにロック爪を係合させることで、上部スライド21(上モールド取付部材20)をモールド10の高さに応じた所定位置に固定することができる。なお、タイロッド25の溝25aの上向き面、およびロック爪の下向き面は水平に形成されており、気体シリンダ37により発生される締付力の反力をこれら水平面で受圧可能にされている。
タイヤ加硫機1は、このロック機構60を複数(本実施形態では3つ)備えている。これにより、気体シリンダ37により発生される締付力の反力を複数のロック機構60で分担して受けることになるため、個々のロック機構60が受ける力を小さくすることができる。また、図3に示すように、タイロッド25は上モールド11(モールド10)の周囲に沿って等間隔に配置されている。換言すれば、タイロッド25は、平面視においてタイロッド25を結んで形成される図形(タイロッドが3本の場合は、三角形)の重心位置がモールド10の中心(ピストン部材37aの円心)と一致するように配置されている。このようにすることで、ロック機構60各々が受ける力を均等にしている。なお、上モールド取付部材20を、下モールド取付部材30に対してバランスよく安定して固定させるためには、ロック機構60が3つ以上あることが好ましい。
また、本実施形態において、タイヤ加硫機1は、ロック機構60とガイド機構40とをそれぞれ分離して設けている。つまり、タイロッド25には上モールド取付部材20を上下方向に案内する機能を持たせていない。従って、開閉機構50により上モールド取付部材20を上昇させて、上モールド11と下モールド12とを開いた際に、タイロッド25は、上モールド取付部材20と下モールド取付部材30との間を連結しておく必要がない。つまり、タイロッド25の上下方向の長さは、タイヤ加硫機1において取り付け可能な最大の高さのモールド10を取り付ける際に必要な長さあればよいので、本実施形態においては、上モールド11と下モールド12とを閉じた状態(図1参照)において、即ち、上モールド11が所定の下端位置に到達した型締め状態において、タイロッド25の下端部を貫通孔32aの下方に位置させるとともに、上モールド11と下モールド12とを開いた状態(図2参照)において、即ち、上モールド11が所定の高さ位置に到達した型開き状態において、タイロッド25の下端部を貫通孔32aの上方に位置させる長さに設定されている。こうすることにより、図2に示すように、生タイヤTを着脱すべく、上モールド11と下モールド12とを開いた際に、タイロッド25の下端部を下モールド取付部材30から解放(分離)させることができる。その結果、タイロッド25の下端部と下モールド取付部材30との間である上下のモールド11、12間の側方に解放された作業スペースを確保することができ、タイヤ搬送装置(ローダやアンローダ)の設置位置の自由度を大きくしたり、またはモールド10の交換の作用性を向上させたりすることができる。つまり、タイロッド25により妨げられることなく、上モールド取付部材20と下モールド取付部材30との間にタイヤ搬送装置を出し入れし易くすることができる。または、タイロッド25がモールド10の交換の邪魔になることがない。
[加圧機構]
加圧機構は、環状のピストン部材37aを有する気体シリンダ37である。ロック機構60により上モールド11および下モールド12を閉じた状態で固定した際に、気体シリンダ37に圧力流体を供給してピストン部材37aを上方に加圧する(初期位置から上昇させる)と、下部プラテン33はピストン部材37aの上昇に伴い上方に移動する。この下部プラテン33の移動に伴い下モールド12が押し上げられるので、タイロッド25を介して上モールド11と下モールド12との間には加硫時のタイヤ内圧に抗する締付力が発生する。
なお、ロック機構60により上モールド11および下モールド12を閉じた状態で固定した場合において、気体シリンダ37に圧力流体を供給していない場合には、下部プラテン33は、下モールド12と閉じた状態にある上モールド11、上モールド取付部材20、およびタイロッド25などの重量物の重量によって下方に移動される。この下部プラテン33の下方への移動に伴い、ピストン部材37aも下方へ移動される(初期位置に自動復帰する)ことになるため、気体シリンダ37は上方にのみ加圧できればよく、気体シリンダ37として単動シリンダを用いることができる。従って、気体シリンダ37として復動型シリンダ等を用いる場合に比べて、加圧機構の操作系統(配管など)を簡略化することができる。
(タイヤ加硫機の動作)
次に、タイヤ加硫機1の加硫動作について説明する。
(タイヤ加硫処理ルーチン)
本実施形態に係るタイヤ加硫機1は、図5に示すようなタイヤ加硫処理ルーチンを実行する。まず、図2で示す上モールド11と下モールド12とが開いた状態、即ち、上モールド11が所定の高さ位置に到達した型開き状態(上モールド取付部材20が上昇状態)において、生タイヤTがタイヤ搬送装置によりタイヤ加硫機1へ運び込まれ、ブラダBが生タイヤTの内側に装入される(S11)。
次に、制御装置80によってモールド閉塞時の上モールド取付部材動作処理が実行されて、上モールド取付部材20が生タイヤTを加硫する所定位置まで下降され、その後停止される(S12)。
次に、上モールド取付部材20が固定される(S13)。この工程において、タイロッド25の下端部を対応する貫通孔32aへ通し、ロック爪移動機構70により上モールド11と下モールド12とを閉じた状態で固定する。このように、タイロッド25の溝25aと対応するロック爪移動機構70のロック爪とを正確に合わせることが必要であるが、本実施形態の場合は、制御装置80による上モールド取付部材昇降処理によって、正確に所定位置に停止させることができる。そして、制御装置80によってインバータモータ52の電源を切断する(S14)。
次に、気体シリンダ37に圧力流体を供給してピストン部材37aを初期位置から上昇させて下モールド12を押し上げることで、上モールド11と下モールド12との間に締付力を発生させる(S15)。そして、上モールド11と下モールド12との間に締付力が発生した後に、生タイヤTの内側には、ブラダBを介して高温の加熱加圧媒体が供給されて加熱される(S16)。加硫が終了すると加硫後のタイヤ内に保有されている加熱加圧媒体を排出するとともに、気体シリンダ37への圧力流体の供給を停止する(S17)。その後、制御装置80によって電磁ブレーキ57を作動し(S18)、ロック爪移動機構70のロック爪とタイロッド25の溝25aとの係合を解除して、上モールド取付部材20の固定を解除する(S19)。
次に、制御装置80によってモールド開放時の上モールド取付部材動作処理が実行されて、上モールド取付部材20が型開き状態まで上昇され、その後停止される(S20)。この時、上モールド取付部材20を、タイロッド25の下端がブラダBよりも更に高い位置となるような型開き位置に上昇するまで上モールド取付部材20を上昇させる。その後、制御装置80によって上モールド取付部材停止時異常処理が実行されて、電磁ブレーキ57に異常があった場合の対策とされる(S21)。最後に、加硫後のタイヤからブラダBを引き抜き、タイヤ搬送装置により加硫済みのタイヤをタイヤ加硫機1から搬出し(S22)、一連のタイヤ加硫処理ルーチンを終了する。
(モールド閉塞時の上モールド取付部材動作処理ルーチン)
次に、制御装置80が実行するモールド閉塞時の上モールド取付部材動作処理ルーチンについて説明する。
図6に示すように、先ず制御装置80は、電磁ブレーキ57を解除し(S31)、インバータ52aを制御してインバータモータ52を駆動することで上モールド取付部材20の下降を開始する(S32)。次に、制御装置80は、下降している上モールド取付部材20が所定の停止位置まで100mmであるか否かを判定する(S33)。なお、この時の所定の停止位置までの距離は100mmに限定されず、適宜設定可能である。制御装置80は、下降している上モールド取付部材20がまだ所定の停止位置まで100mmに到達していないと判定した場合は、100mmに到達するまで上モールド取付部材20の下降を続ける。一方、制御装置80は、下降している上モールド取付部材20が所定の停止位置まで100mmに到達したと判定した場合は、インバータ52aを制御して上モールド取付部材20の速度を落とす(S34)。そして、制御装置80は、所定の停止位置まで近づくと、インバータモータ52の回転数をさらに少なくし、停止位置において上モールド取付部材20の速度がゼロになるようにインバータ52aを制御する(S35)。即ち、制御装置80は、下降している上モールド取付部材20が停止位置において保持動作されるように、インバータモータ52をサーボロックする。なお、上記のS32〜S35まで行われた上モールド取付部材20の一連の下降動作において、後述する図9の上モールド取付部材下降時異常処理が並行して実行されており、インバータモータ52に異常があった場合の対策とされる。
次に、制御装置80は、上モールド取付部材20が速度ゼロで停止した位置が所定の停止位置であるか否かを判定する(S36)。制御装置80は、上モールド取付部材20が速度ゼロで停止した位置が所定の停止位置ではないと判定した場合は、インバータ52aを制御して上モールド取付部材20を上昇させる(S37)。そして、制御装置80は、モールド全開位置において上モールド取付部材20を停止させ(S38)、その場で待機させる(S39)。その後、本ルーチンを終了する。一方、制御装置80は、上モールド取付部材20が速度ゼロで停止した位置が所定の停止位置であると判定した場合は、本ルーチンを終了して次の処理に移行する。
(モールド開放時の上モールド取付部材動作処理ルーチン)
次に、制御装置80が実行するモールド開放時の上モールド取付部材動作処理ルーチンについて説明する。図7に示すように、制御装置80は、上モールド取付部材20が昇降方向に停止される保持動作をインバータモータ52によってなされた状態、所謂インバータ52aによりサーボロックされた状態で、電磁ブレーキ57を作動させてボールネジ軸55aを固定し、その後インバータ52aを制御してインバータモータ52の電源を切断するように制御している。
また、制御装置80は、エンコーダ58で測定された上モールド取付部材20の昇降位置に基づき上モールド取付部材20が所定位置で保持動作されるようにインバータ52aを制御し、上モールド取付部材20が所定位置で保持動作された状態で所定時間経過した場合、電磁ブレーキ57を作動させてボールネジ軸55aを固定し、その後インバータ52aを制御してインバータモータ52の電源を切断するように制御している。
具体的には、先ず制御装置80は、電磁ブレーキ57を解除し(S41)、インバータ52aを制御してインバータモータ52を駆動することで上モールド取付部材20の上昇を開始する(S42)。次に、制御装置80は、上昇している上モールド取付部材20が所定の停止位置まで100mmであるか否かを判定する(S43)。なお、この時の所定の停止位置までの距離は100mmに限定されず、適宜設定可能である。制御装置80は、上昇している上モールド取付部材20がまだ所定の停止位置まで100mmに到達していないと判定した場合は、100mmに到達するまで上モールド取付部材20の上昇を続ける。一方、制御装置80は、上昇している上モールド取付部材20が所定の停止位置まで100mmに到達したと判定した場合は、インバータ52aを制御して上モールド取付部材20の速度を落とす(S44)。そして、制御装置80は、所定の停止位置まで近づくと、インバータモータ52の回転数をさらに少なくし、停止位置において上モールド取付部材20の速度がゼロになるようにインバータ52aを制御する(S45)。即ち、制御装置80は、上昇している上モールド取付部材20が停止位置において保持動作されるように、インバータモータ52をサーボロックする。
次に、制御装置80は、停止位置における上モールド取付部材20が速度ゼロで停止した状態で所定時間である2秒間経過したか否かを判定する(S46)。なお、上記の所定時間は2秒間に限定されず適宜設定可能であり、0秒も含む。制御装置80は、上モールド取付部材20が速度ゼロで停止した状態で2秒間経過していないと判定した場合は、例えば作業者などからの他の動作に関する指令信号があったか否かを判定する(S47)。制御装置80は、他の指令がないと判定した場合は、再度上モールド取付部材20の停止が2秒間経過したか否かを判定する。一方、制御装置80は、他の指令があったと判定した場合は、入力された指令信号に従い(S48)、本ルーチンを終了する。一方、S46の処理において、制御装置80は、上モールド取付部材20が速度ゼロで停止した状態で2秒間経過したと判定した場合は、電磁ブレーキ57によるブレーキを作動してボールネジ軸55aが回転しないように固定する(S49)。その後、制御装置80は、インバータモータ52の電源を切断して(S50)、本ルーチンを終了する。
上記の制御装置80による動作、および制御方法によると、インバータモータ52によって上モールド取付部材20が保持動作された状態で電磁ブレーキ57によるブレーキがかかる。即ち、停止したボールネジ軸55aに対して電磁ブレーキ57によるブレーキがかかる。これにより、モータの電源を切断すると同時に電磁ブレーキ57を作動させる場合、即ち慣性によって回転するボールネジ軸55aに対して急に電磁ブレーキ57によるブレーキをかける場合に比べて、上モールド取付部材20の停止精度が良く、電磁ブレーキ57に用いられる摩擦板などの寿命を長く保つことができる。つまり、モータの電源を切断すると同時に電磁ブレーキ57を作動させるブレーキ方法を用いた場合、停止精度がブレーキの摩擦係数によって変化し、摩擦板の損傷具合によっては停止位置からずれやすくなってしまうが、本実施形態の場合はこのような事にはならない。また、上モールド取付部材20が停止して所定時間経過した後にインバータモータ52の電源を切断するため、電磁ブレーキ57にはインバータモータ52の駆動力などが掛からず自重以外の荷重が掛からない。これにより、電磁ブレーキ57に掛かる負荷を一定に保つことができる。
(上モールド取付部材停止時異常処理ルーチン)
次に、制御装置80が実行する上モールド取付部材停止時異常処理ルーチンについて説明する。図8に示すように、制御装置80は、電磁ブレーキ57によってボールネジ軸55aが固定されている時に、エンコーダ58で測定された昇降位置に基づき上モールド取付部材20が下降したと判定した場合、インバータモータ52をサーボロックするようにインバータ52aを制御し、その後、障害物検出装置90によって障害物がないと判定した場合、インバータ52aを制御してモールド10を閉塞状態にしている。
具体的には、制御装置80は、停止している上モールド取付部材20が下降したか否かを判定する。即ち、制御装置80は、電磁ブレーキ57によるブレーキによって停止した上モールド取付部材20が、電磁ブレーキ57の損傷などによる異常によって、下降したか否かを判定する(S51)。制御装置80は、停止している上モールド取付部材20が下降していないと判定した場合は、本ルーチンを終了する。一方、制御装置80は、停止している上モールド取付部材20が下降したと判定した場合は、インバータモータ52の電源を入れる(S52)。
次に、制御装置80は、インバータ52aを制御して電源を入れたインバータモータ52をサーボロックすることにより、上モールド取付部材20の速度を0に保つ(S53)。つまり、制御装置80は、インバータモータ52を利用して、上モールド取付部材20の下降を停止させる。その後、警報装置100を駆動して、外部に異常を報知する(S54)。
次に、制御装置80は、障害物検出装置90から取得した障害物検出情報に基づき、タイヤ加硫機1にタイヤなどの障害があるか否かを判定する(S55)。制御装置80は、タイヤ加硫機1にタイヤなどの障害があると判定した場合は、障害物検出装置90による監視を続けながら待機し、作業員によって障害物の確認がされて取り除かれる(S56)。一方、制御装置80は、タイヤ加硫機1にタイヤなどの障害がないと判定した場合は、インバータ52aを制御してモールド10が閉鎖するまで上モールド取付部材20を低速で下降させる(S57)。その後、制御装置80は、インバータモータ52の電源を切断して(S58)、本ルーチンを終了する。
上記の制御装置80による動作、および制御方法によると、電磁ブレーキ57に異常が発生して、停止中の上モールド取付部材20が不意に下降した場合でも、インバータモータ52によって緊急停止される。このように、インバータモータ52を非常用のブレーキとして使用することができる。また、その後、障害物がない場合に、インバータモータ52を駆動することによって自動的にモールド10が閉塞状態にされる。これにより、障害物がある状態で上モールド取付部材20が落下するなどの不具合が生じることがなく、安全にモールド10を閉鎖することができる。
(上モールド取付部材下降時異常処理ルーチン)
次に、制御装置80が実行する上モールド取付部材下降時異常処理ルーチンについて説明する。図9に示すように、制御装置80は、エンコーダ58で測定された上モールド取付部材20の昇降位置に基づき上モールド取付部材20の昇降速度を算出し、その昇降速度が予め定めた制限速度よりも速いと判定した場合、電磁ブレーキ57を作動させてボールネジ軸55aを固定するように制御している。
具体的には、制御装置80は、エンコーダ58で測定された上モールド取付部材20の昇降位置に基づき上モールド取付部材20の昇降速度を算出、具体的には、単位時間あたりの昇降位置の変化量から昇降速度を算出し、下降中の上モールド取付部材20の昇降速度が予め定めた制限速度以上であるか否かを判定する(S61)。制御装置80は、上モールド取付部材20の昇降速度が予め定めた制限速度以上ではないと判定した場合、昇降速度の監視を続けながら待機する。一方、制御装置80は、上モールド取付部材20の昇降速度が予め定めた制限速度以上であると判定した場合、電磁ブレーキ57を作動させて上モールド取付部材20の下降を緊急停止させる(S62)。その後、警報装置100を駆動して、外部に異常を報知して(S63)、本ルーチンを終了する。
上記の制御装置80による動作、および制御方法によると、インバータモータ52に異常が発生して昇降中の上モールド取付部材20の昇降速度が制限速度を超えてしまった場合でも、電磁ブレーキ57によって緊急停止される。このように、電磁ブレーキ57を非常用のブレーキとして使用することができる。また、エンコーダ58は、駆動機構59を介することなく上モールド取付部材20の昇降位置を測定する位置に設けられているため、駆動機構59を構成するインバータモータ52からボールネジ軸55aに至る間の機構に異常が発生して、昇降中の上モールド取付部材20の昇降速度が制限速度を超えてしまった場合でも、より確実に検知することができ、電磁ブレーキ57による緊急停止をすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 タイヤ加硫機
10 モールド
20 上モールド取付部材
21 上部スライド
21a ガイド部材
21b 取付座
22 上部プラテン
23 上部アダプタ
24 シリンダ
25 タイロッド
25a 水平溝
26 コンテナリング
30 下モールド取付部材
31 プレスベース
32 下部サポート
33 下部プラテン
37 気体シリンダ
37a ピストン部材
40 ガイド機構
41 アップライト
42 ベース部
48 ガイドレール
50 開閉機構
52 インバータモータ
52a インバータ
53a プーリ
53b プーリ
54 タイミングベルト
55a ボールネジ軸
55b ボールナット
56a 下部軸受
56b 上部軸受
57 電磁ブレーキ
58 エンコーダ
59 駆動機構
60 ロック機構
70 ロック爪移動機構
75 中心機構
B ブラダ
T 生タイヤ

Claims (11)

  1. 生タイヤを収容するモールドを構成する、上モールドおよび下モールドと、
    前記上モールドに連結された上モールド取付部材と、
    前記上モールド取付部材を上下方向に案内するガイド機構と、
    上下方向に軸芯を配置されたボールネジ軸と、
    前記ボールネジ軸に螺合され、前記上モールド取付部材に連結されたボールナットと、
    前記ボールネジ軸を正方向および逆方向に切り替え可能に回転させる駆動機構と、
    前記ボールネジ軸に直接連結され、当該ボールネジ軸を固定する無励磁作動型の電磁ブレーキと、
    を備えていることを特徴とするタイヤ加硫機。
  2. 前記駆動機構がインバータモータを備えており、当該インバータモータをサーボロック可能なインバータと、
    前記上モールド取付部材の昇降位置を測定する測定装置と、
    前記測定装置で測定された前記昇降位置に基づき、前記インバータを制御して前記インバータモータをサーボロックさせる制御装置と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫機。
  3. 前記制御装置は、前記電磁ブレーキの作動と解除とを切り替えるブレーキ作動切り替え制御と、前記インバータを制御して前記インバータモータの電源を入り切りするモータ電源制御と、をさらに実行し、前記上モールド取付部材が昇降方向に停止される保持動作を当該インバータモータによってなされた状態で、当該電磁ブレーキを作動させて前記ボールネジ軸を固定し、その後当該インバータを制御して当該インバータモータの電源を切断することを特徴とする請求項2に記載のタイヤ加硫機。
  4. 前記制御装置は、前記電磁ブレーキの作動と解除とを切り替えるブレーキ作動切り替え制御をさらに実行し、前記測定装置で測定された前記昇降位置に基づき前記上モールド取付部材の昇降速度を算出し、当該昇降速度が予め定めた制限速度よりも速いと判定した場合、前記電磁ブレーキを作動させて前記ボールネジ軸を固定することを特徴とする請求項2または3に記載のタイヤ加硫機。
  5. 前記測定装置は、前記駆動機構を介することなく前記上モールド取付部材の昇降位置を測定することを特徴とする請求項4に記載のタイヤ加硫機。
  6. 前記制御装置は、前記電磁ブレーキによって前記ボールネジ軸が固定されている時に、前記測定装置で測定された昇降位置に基づき前記上モールド取付部材が下降したと判定した場合、前記インバータモータをサーボロックするように前記インバータを制御することを特徴とする請求項2ないし5の何れか1項に記載のタイヤ加硫機。
  7. 前記モールド内に障害物があるか否かを検出する障害物検出装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記電磁ブレーキによって前記ボールネジ軸が固定されている時に、前記測定装置で測定された昇降位置に基づき前記上モールド取付部材が下降したと判定した場合、前記インバータモータをサーボロックするように前記インバータを制御し、その後、当該障害物検出装置によって前記障害物がないと判定した場合、当該インバータを制御して前記モールドを閉塞状態にすることを特徴とする請求項2ないし5の何れか1項に記載のタイヤ加硫機。
  8. インバータモータによるボールネジ軸の回転で当該ボールネジ軸に螺合されたボールナットを上下方向に昇降させることによって、上モールドに連結された上モールド取付部材を昇降して、当該上モールドおよび下モールドからなるモールドを開閉するタイヤ加硫機のブレーキ制御方法であって、
    前記上モールド取付部材が昇降方向に停止される保持動作を前記インバータモータによってなされた状態で、前記ボールネジ軸に直接連結された無励磁作動型の電磁ブレーキを作動させて前記ボールネジ軸を固定し、その後当該インバータモータの電源を切断することを特徴とするタイヤ加硫機のブレーキ制御方法。
  9. 前記上モールド取付部材の昇降速度が予め定めた制限速度よりも速いと判定した場合、前記電磁ブレーキを作動させて前記ボールネジ軸を固定することを特徴とする請求項8に記載のタイヤ加硫機のブレーキ制御方法。
  10. 前記電磁ブレーキによって前記ボールネジ軸が固定されている時に、前記上モールド取付部材が下降したと判定した場合、前記インバータモータをサーボロックすることを特徴とする請求項8または9に記載のタイヤ加硫機のブレーキ制御方法。
  11. 前記電磁ブレーキによって前記ボールネジ軸が固定されている時に、前記上モールド取付部材が下降したと判定した場合、前記インバータモータをサーボロックし、その後、前記モールド内に障害物がないと判定した場合、前記モールドを閉塞状態にすることを特徴とする請求項8または9に記載のタイヤ加硫機のブレーキ制御方法。
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