JPWO2018047334A1 - 調速機、および、エレベータ装置 - Google Patents

調速機、および、エレベータ装置 Download PDF

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Abstract

対となる軸受が配置されるフレームの対向部における精度及び強度を確保することのできる調速機及びエレベータ装置を提供する。
本発明の調速機は、フレームと、フレームに設けられる軸受と、軸受に回転可能に支持される主軸と、主軸に固定され乗りかごの調速用ロープが巻き掛けられる綱車と、綱車が回転した場合に作用する遠心力により回動する振り子と、振り子の回動に抗する方向へ振り子を付勢し、遠心力が所定値以上になると、振り子の回動を許可する振り子付勢部材と、遠心力により回動した振り子に係合して回転するラチェットと、ら構成される調速機であり、フレームは、第一フレームと第二フレームを含んで構成され、軸受は、第一フレームと第二フレームの対向面に対になって設けられる第一軸受と第二軸受であり、第一フレームと第二フレームは、主軸を囲うように配置した、複数の同一長さの補強部材によって接続される。

Description

本発明は、調速機、および、エレベータ装置に関する。
エレベータ装置には、一般に、乗りかごの昇降速度を常時監視して、所定の過速状態に陥った乗りかごを非常停止させるための調速機が備えられている。具体的には、調速機は、乗りかごの昇降速度が定格速度を超えて第一過速度(通常は定格速度の1.3倍)に達すると、乗りかごを駆動する巻上機の電源及びこの巻上機を制御する制御装置の電源をそれぞれ遮断する。また、調速機は、乗りかごの下降速度が第一過速度を超えて第二過速度(通常は定格速度の1.4倍)に達すると、乗りかごに設けられた非常止め装置を動作させて、乗りかごを機械的に非常停止させる。
このような調速機には、乗りかごの速度あるいは位置の検出を目的として、綱車の回転をエンコーダに伝達するにあたり、エンコーダと連結した主軸を綱車と共に回転させる主軸回転方式がある。このように構成されるものは、一般に、一体成型されるフレームの対向部に対となって配置される軸受で主軸の支持を行う。
一方、調速機にあって、組立生産性の向上を図るため、特許文献1に記載されるものでは、調速機のフレームを、基準フレームと、基準フレームと締結するカバーフレームと、基準フレームとカバーフレームとの間隔を保持するスペーサ部とから構成したものが提案されている。
特開平06−32554号公報
特許文献1は調速機の主軸(プーリ軸)を固定する方式であったが、これとは異なる主軸回転方式を採用した調速機にあっては、対となる軸受(ボールベアリング)が配置されるフレームの対向部における同心精度及び平行精度が確保されていないと主軸が傾斜し、この主軸の傾斜が大きいと、主軸を支持する軸受の内外輪が許容値を超えて傾く。これによって、軸受の玉が内輪及び外輪の縁部に当接して傷がつき、軸受が短寿命化してしまう。これを避けるためには、フレームの加工精度を上げ両軸受けの相対位置のずれを無くす必要があるが、一体成型フレームでは、加工時のたわみによって軸受が配置される対向部間の同心精度及び平行精度を上げることが困難であり、主軸を適切に配置することが難しかった。
一方、特許文献1に記載されるような分割式のフレームは、フレーム間を締結するそれぞれのフレームに施した曲げ部の加工精度により、フレームを一体に組み上げた状態で精度を確保し、且つ、主軸を支持する軸受周りにおいて必要強度を確保することが困難であった。
本発明の目的は、対となる軸受が配置されるフレームの対向部における精度及び強度を確保することのできる調速機及びエレベータ装置を提供することにある。
前記課題を解決し、本発明の目的を達成するために、本発明の調速機は、フレームと、該フレームに設けられる軸受と、該軸受に回転可能に支持される主軸と、該主軸に固定され乗りかごの調速用ロープが巻き掛けられる綱車と、前記綱車が回転した場合に作用する遠心力により回動する振り子と、該振り子の回動に抗する方向へ該振り子を付勢し、前記遠心力が所定値以上になると、前記振り子の回動を許可する振り子付勢部材と、前記遠心力により回動した前記振り子に係合して回転するラチェットとで構成される調速機において、前記フレームは、第一フレームと第二フレームを含んで構成され、前記軸受は、該第一フレームと該第二フレームの対向面に対になって設けられる第一軸受と第二軸受であり、前記第一フレームと前記第二フレームは、前記主軸を囲うように配置した、複数の同一長さの補強部材によって接続される。
また、本発明のエレベータ装置は、昇降路内を昇降する乗りかごと、前記昇降路内を昇降する釣合いおもりと、前記乗りかごと前記釣合いおもりを吊持する主ロープと、前記主ロープが巻き掛けられ、該主ロープを駆動して前記乗りかごを昇降させるトラクションシーブと、前記乗りかごに接続され、該乗りかごとともに移動する調速用ロープと、前記乗りかごを非常停止させる非常止め装置と、前記乗りかごの昇降速度が所定の過速度に達した場合に、前記非常止め装置を動作させて前記乗りかごを非常停止させる調速機と、を具備するエレベータ装置であって、前記調速機は、第一フレームと第二フレームを含んで構成されるフレームと、該第一フレームと該第二フレームの対向面に対になって設けられる第一軸受と第二軸受と、該第一軸受と該第二軸受で回転可能に支持される主軸と、該主軸に固定され、乗りかごの調速用ロープが巻き掛けられる綱車と、前記綱車が回転した場合に作用する遠心力により回動する振り子と、該振り子の回動に抗する方向へ該振り子を付勢し、前記遠心力が所定値以上になると、前記振り子の回動を許可する振り子付勢部材と、前記遠心力により回動した前記振り子に係合して回転するラチェットと、前記第一フレームと前記第二フレームを接続するとともに、前記主軸を囲うように配置した、複数の同一長さの補強部材と、を具備する。
前記構成の調速機及びエレベータ装置によれば、対となる軸受が配置されるフレームの対向部における精度及び強度を確保することができる。
なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
一実施例のエレベータ装置の構成例を示す構成図である。 一実施例の調速機の構成例を示す正面図である。 一実施例の調速機の構成例を示す断面図である。
以下、本発明の調速機及びエレベータ装置を実施するための形態について、図1〜図3を参照して説明する。なお、各図において同一または類似の構成には同じ符号を付して繰り返しの説明は省略する。
〈エレベータ装置〉
図1は、本発明の一実施例のエレベータ装置の構成例を示す構成図である。
図1に示すように、本実施例のエレベータ装置は、昇降体(乗りかご)300と、釣合いおもり400と、主ロープ500と、トラクションシーブ600と、ガイドレール700と、非常止装置800と、作動レバー900と、調速機200とを備えている。
昇降体300は、建築物1000に設けられた昇降路1100内に設置されている。この昇降体300は、複数のガイド装置(不図示)を有しており、ガイドレール700に摺動可能に係合する。したがって、昇降体300は、ガイドレール700に案内されて昇降路1100内を昇降する。
以下、昇降体300及び釣合いおもり400が昇降する方向を昇降方向とする。すなわち、ガイドレール700は、昇降体300を昇降方向に案内する。
釣合いおもり400は、複数のガイド装置(不図示)を有している。釣合いおもり400の複数のガイド装置は、昇降路1100の壁面に固定されたガイドレール(不図示)に摺動可能に係合する。したがって、釣合いおもり400は、ガイドレール(不図示)によって昇降方向に案内されて昇降路1100内を昇降する。
主ロープ500には、昇降体300及び釣合いおもり400が吊り下がっている。トラクションシーブ600は、建築物1000に設けられた機械室1200に配置されている。このトラクションシーブ600には、主ロープ500が巻掛けられている。また、機械室1200には、トラクションシーブ600を駆動し、且つ、制動する駆動装置(不図示)が配置されている。駆動装置は、トラクションシーブ600を回転させることにより、主ロープ500を摩擦駆動して、昇降体300及び釣合いおもり400を昇降させる。
非常止装置800は、昇降体300に設けられており、非常時に楔によってガイドレール700を把持し、昇降体300の下降を停止させる。作動レバー900は、昇降体300に軸支されており、非常止装置800を駆動する。この作動レバー900は、後述する調速用ロープ1に連結されている。
調速機200は、昇降体300の昇降速度が定格速度を超えて第一過速度(例えば、定格速度の1.3倍)に達すると、トラクションシーブ600を駆動する駆動装置の電源及びこの駆動装置を制御する制御装置(不図示)の電源をそれぞれ遮断する。また、調速機200は、昇降体300の下降速度が第二過速度(例えば、定格速度の1.4倍)に達すると、昇降体300に設けた作動レバー900を動作させて、非常止装置800を動作させる。これにより、昇降体300が機械的に非常停止される。
〈調速機〉
次に、調速機200の構成について図2及び図3を参照して説明する。
図2は、調速機200の構成例を示す正面図である。図3は、調速機200の構成例を示す断面図である。
図2及び図3に示すように、調速機200は、主軸2と、フレーム3と、綱車4と、エンコーダ5と、振り子6、7と、歯付きラチェット8と、シュー機構9とを備えている。主軸2は、後述するフレーム3に設けられる軸受に回転可能に支持されている。
図3に示すように、フレーム3は、略コ字状の断面を有する第一フレーム3aと、略I字状の第二フレーム3bとからなる二分割構造であり、第一フレーム3aの折返し部3cに第二フレーム3bが固定ボルト3dにより結合されることにより、箱体を形成する。また、第一フレーム3a及び第二フレーム3bの対向面には、ボールベアリングを用いた第一軸受10及び第二軸受11が対となって配置され、これらの軸受を介して主軸2が回転可能に支持されている。なお、ここでは、第一フレーム、第二フレームが夫々、略コ字状、略I字状の断面を有する例を説明するが、両フレームが直接結合される構成であれば良く、例えば、両フレームが略L字状の断面を有する構成としても良い。
第一フレーム3aと第二フレーム3bとの間には、主軸2を囲うように、例えば、3本の同一長さの補強ピン12a〜12cが配置されている。これらの補強ピン12a〜12cは、その両端部がねじ切り加工され、一方の端部が第一フレーム3aに形成された貫通孔、他方の端部が第二フレーム3bに形成された貫通孔に挿通され、この状態でナット13が螺合されることで補強ピン12a〜12cは第一フレーム3aと第二フレーム3bとの間に固定されるようになっている。なお、フレーム3を組み立てる際、組立雇(不図示)を用いることで、対となる第一軸受10、第二軸受11が配置される第一フレーム3a及び第二フレーム3bの対向部における同心精度及び平行精度を確保した状態で、主軸2や第一軸受10、第二軸受11を容易に据付けることができる。
調速機200の綱車4には、無端状の調速用ロープ1が巻き掛けられている。調速用ロープ1は、昇降体300(図1参照)に接続されており、昇降体300と一緒に移動して綱車4を回転させる。また、昇降路1100の下部には、調速用ロープ1が巻き掛けられる綱車91が配置されている。
エンコーダ5は、ブラケット体14を介して第二フレーム3bに主軸2と対向するように配置され、突出部2aを通じて主軸2の回転を検出し、昇降体300の位置あるいは速度を検出するようになっている。なお、ブラケット体14は、エンコーダ5と共に上述した第二軸受11が組み込まれるものであり、ブラケット体13を第二フレーム3bに固定することで、第二軸受11が第一軸受10の対向位置に配置される構造となっている。なお、本発明が適用される調速機は、必ずしもエンコーダ5が配置されるものに限らない。
振り子6、7は、略円弧状に形成されており、綱車4と一緒に回転するアーム15に回動可能に支持されている。綱車4と一緒にアーム15が回転すると、遠心力により振り子6、7が回動する。また、振り子6の端部には、平衡ばね16と振り子爪17が設けられている。
平衡ばね16は、本実施例の振り子付勢部材の一具体例を示すものであり、振り子6の他端部が主軸2に接近する方向へ変位することに抗して抵抗力を生じさせる。すなわち、振り子6、7に作用する遠心力が平衡ばね16の抵抗力を超えた場合に、平衡ばね16が弾性変形(圧縮)し、振り子6、7が回動する。
振り子爪17は、振り子6における内側(主軸2側)の辺から突出している。遠心力により振り子6、7が回動して、振り子6の他端部が主軸2に接近する方向に変位すると、振り子爪17は、歯付きラチェット8の後述する歯部(不図示)に係合する。
振り子6、7の一端部には、検出用突部6a、7aが設けられている。この検出用突部6a、7aは、振り子6、7における外側(主軸2と反対側)の辺から突出している。検出用突部6a、7aは、振り子6、7が回動した場合に、検出スイッチ(不図示)に接触する。
歯付きラチェット8は、本実施例の回転体の一具体例を示すものであり、主軸2に回転可能に支持されている。この歯付きラチェット8は、円板状に形成されており、一方の平面が振り子6、7に対向している。歯付きラチェット8の外周面には、歯部(不図示)が形成されている。歯付きラチェット8の歯部には、回動した振り子6の振り子爪17が係合する。
シュー機構9は、接続レバー21と、ばね軸22と、把持腕23と、付勢ばね24と、制動シュー25とを有している。
接続レバー21は、棒状に形成されており、歯付きラチェット8に固定された接続軸26に回転可能に支持されている。接続軸26は、歯付きラチェット8の他方の平面から突出しており、接続レバー21の一端部を回転可能に支持している。
ばね軸22は、接続レバー21の他方の端部に挿入されている。ばね軸22の接続レバー21と反対側の端部には、ばね受け部が設けられている。そして、ばね軸22は、把持腕23と、付勢ばね24を貫通している。
把持腕23は、ばね軸22が貫通する軸貫通部23aと、この軸貫通部23aに連続する被支持部23bとを有している。軸貫通部23aは、接続レバー21と付勢ばね24との間に配置されている。被支持部23bは、フレーム3に軸27を介して回動可能に支持されている。
付勢ばね24は、例えば、圧縮ばねであり、把持腕23の軸貫通部23aを接続レバー21側へ付勢している。すなわち、付勢ばね24の一端は、ばね受け部に当接しており、付勢ばね24の他端は、把持腕23の軸貫通部23aに当接している。
なお、本実施形態では、把持腕23の軸貫通部23aを接続レバー21側へ付勢する付勢部材として、圧縮コイルばねを適用したが、本実施例の把持腕23を付勢する付勢部材としては、圧縮コイルばね以外であってもよく、また、ゴムなどの他の弾性部材を適用してもよい。
制動シュー25は、把持腕23の被支持部23bに回動可能に支持されており、綱車4に巻き掛けられた調速用ロープ1に対向している。この制動シュー25は、歯付きラチェット8の回転に応じてシュー機構9が動作した場合に、調速用ロープ1に押し付けられる。
[調速機の動作]
次に、通常運転時の調速機200の動作について、図2及び図3を参照して説明する。
昇降体300(図1参照)が下降すると、調速用ロープ1は、昇降体300と一緒に移動して綱車4を回転させる。これにより、振り子6、7に遠心力が作用し、その遠心力が振り子付勢部材である平衡ばね16の抵抗力を越えると、振り子6、7が回動する。
昇降体300(図1参照)の下降速度が第一過速度(例えば、定格速度の1.3倍)に達すると、振り子6、7の一端部が検出スイッチ(不図示)に接触する。これにより、調速機200は、昇降体300の昇降速度が第一過速度に達したことを検出する。そして、調速機200は、トラクションシーブ600を駆動する駆動装置(不図示)の電源及びこの駆動装置を制御する制御装置(不図示)の電源をそれぞれ遮断する。
また、昇降体300の下降速度が第二過速度(例えば、定格速度の1.4倍)に達すると、回動した振り子6の振り子爪17が、歯付きラチェット8の歯部に係合し、歯付きラチェット8を回転させる。すなわち、調速機200はトリップ動作を行う。歯付きラチェット8が回動すると、接続レバー21が移動して、把持腕23が回動する。
把持腕23が回動すると、制動シュー25が、綱車4に巻き掛けられた調速用ロープ1に押し付けられて、調速用ロープ1に張力を加える。これにより、調速用ロープ1の移動が停止され、昇降体300は、下降を継続する。その結果、調速用ロープ1に連結された作動レバー900(図1参照)が引き上げられ、非常止装置800を作動させて、昇降体300を機械的に非常停止させる。
このように、本実施形態では、フレーム3を、第一フレーム3a及び第二フレーム3bの二分割構造とすることにより、第一軸受10、第二軸受11が配置されるフレーム3の対向部における加工精度を容易に上げるこができる。また、主軸2を囲うように第一フレーム3aと第二フレーム3bとの間に同一長さの補強ピン12a〜12cを配置することにより、フレーム3の曲げ加工部の加工精度にかかわらず、第一フレーム3a及び第二フレーム3bの対向面における同心精度及び平行精度を確保することができ、対となる第一軸受10、第二軸受11を適正位置に確実に配置し、且つ、フレーム3の強度を向上させることができる。したがって、主軸2の傾斜を抑え、ひいては第一軸受10、第二軸受11の内外輪の傾きを許容値以内に収め、両軸受の短寿命化を防ぐことができる。
以上、本実施例の調速機及びエレベータ装置について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の調速機及びエレベータ装置は、上述した実施形態に限定されるもにおではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述の実施形態では、第一フレーム3aと第二フレーム3bとの間に配置される補強ピン12a〜12cは、第一軸受10、第二軸受11が配置されるフレーム3の対向部の精度及び強度を確保するために設けられたものであるが、これらの補強ピン12a〜12cの少なくとも1つに他の機能を持たせることもできる。例えば、把持腕23の被支持部23bを回動可能に支持する軸として用いることもできる。
なお、以上の実施例では、主軸2を囲うように補強ピンを設ける構成を説明したが、補強ピンに代え、矩形の補強部材を利用しても良い。
1 調速用ロープ、2 主軸、3 フレーム、3a 第一フレーム、3b 第二フレーム、3c 折返し部、3d 固定ボルト、4、91 綱車、5 エンコーダ、6、7 振り子、6a、7a 検出用突部、8 歯付きラチェット、9 シュー機構、10 第一軸受、11 第二軸受、12a、12b、12c 補強ピン、13 ナット、14 ブラケット体、15 アーム、16 平衡ばね、17 振り子爪、21 接続レバー、22 ばね軸、23 把持腕、23a 軸貫通部、23b 被支持部、24 付勢ばね、25 制動シュー、26 接続軸、27 軸、200 調速機、300 昇降体、400 釣合いおもり、500 主ロープ、600 トラクションシーブ、700 ガイドレール、800 非常止装置、900 作動レバー、1000 建築物、1100 昇降路、1200 機械室

Claims (5)

  1. フレームと、
    該フレームに設けられる軸受と、
    該軸受に回転可能に支持される主軸と、
    該主軸に固定され乗りかごの調速用ロープが巻き掛けられる綱車と、
    前記綱車が回転した場合に作用する遠心力により回動する振り子と、
    該振り子の回動に抗する方向へ該振り子を付勢し、前記遠心力が所定値以上になると、前記振り子の回動を許可する振り子付勢部材と、
    前記遠心力により回動した前記振り子に係合して回転するラチェットと、
    から構成される調速機において、
    前記フレームは、第一フレームと第二フレームを含んで構成され、
    前記軸受は、該第一フレームと該第二フレームの対向面に対になって設けられる第一軸受と第二軸受であり、
    前記第一フレームと前記第二フレームは、前記主軸を囲うように配置した、複数の同一長さの補強部材によって接続されることを特徴とする調速機。
  2. 請求項1に記載の調速機において、
    前記第一フレーム、前記第二フレームは、
    それぞれ、略コ字状、略I字状の断面を有するか、または、
    ともに、略L字状の断面を有しており、
    前記第一フレームの端部と前記第二フレームの端部が接していることを特徴とする調速機。
  3. 請求項2に記載の調速機において、
    前記第一フレームの端部と前記第二フレームの端部が固定ボルトで固定されていることを特徴とする調速機。
  4. 請求項1に記載の調速機において、
    前記第一軸受、第二軸受には、ボールベアリングが用いられることを特徴とする調速機。
  5. 昇降路内を昇降する乗りかごと、
    前記昇降路内を昇降する釣合いおもりと、
    前記乗りかごと前記釣合いおもりを吊持する主ロープと、
    前記主ロープが巻き掛けられ、該主ロープを駆動して前記乗りかごを昇降させるトラクションシーブと、
    前記乗りかごに接続され、該乗りかごとともに移動する調速用ロープと、
    前記乗りかごを非常停止させる非常止め装置と、
    前記乗りかごの昇降速度が所定の過速度に達した場合に、前記非常止め装置を動作させて前記乗りかごを非常停止させる調速機と、
    を具備するエレベータ装置であって、
    前記調速機は、
    第一フレームと第二フレームを含んで構成されるフレームと、
    該第一フレームと該第二フレームの対向面に対になって設けられる第一軸受と第二軸受と、
    該第一軸受と該第二軸受で回転可能に支持される主軸と、
    該主軸に固定され、乗りかごの調速用ロープが巻き掛けられる綱車と、
    前記綱車が回転した場合に作用する遠心力により回動する振り子と、
    該振り子の回動に抗する方向へ該振り子を付勢し、前記遠心力が所定値以上になると、前記振り子の回動を許可する振り子付勢部材と、
    前記遠心力により回動した前記振り子に係合して回転するラチェットと、
    前記第一フレームと前記第二フレームを接続するとともに、前記主軸を囲うように配置した、複数の同一長さの補強部材と、
    を具備することを特徴とするエレベータ装置。
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