JP5471671B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、特に炊飯器本体側に設けたロック機構の構造に関するものである。
一般に炊飯器は、誘導コイル、保温ヒータ及び蓋ヒータ等の複数個の加熱手段を有し、これら加熱手段を駆使して自動的に炊飯及び保温を行いユーザーに最適なご飯等を提供する器具として広く知られている。
そして、炊飯器には、ヒンジ機構及びロック機構が設けられ、ロック機構を操作して炊飯器本体と蓋体との係合を解除し、ヒンジ機構に設けられるスプリングにより蓋体を開蓋する。
炊飯器本体側にロック機構を設けるものとして、図9に示されるものが知られている。このロック機構1は炊飯器本体側に設けられ、押圧部材2及びスプリング3を有し、該押圧部材2をスプリング3の力に抗して下方へ押圧すると、押圧部材2の先端部4と蓋体5の係合突起6との係合が解除され、蓋体5は図示しないヒンジ機構のばね力により開蓋するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来のロック機構1は、1部材の押圧部材2からなり、部品点数が少ないという利点がある反面、押圧部材2に力が加わるとほぼ同時に開蓋する構造であるため、例えば、誤って押圧部材2に触れた場合、蓋体5が意に反して開蓋するという問題を有している。
また、従来のものは、押圧部材2の先端が外方に突き出ているため、手及び物が当たりやすく、また、押圧部材2の先端が外方に突き出ていることによりスッキリ感に欠けるという問題も有している。
特開2004−337505号公報
本発明の目的は、例え押圧部材の押圧部に誤って触れたとしても、蓋体が意に反して開蓋しないようにするとともに、できるだけ外方への突き出しをなくしてスッキリ感を向上することができる炊飯器を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明は以下の構成を採用する。
請求項1に係る発明では、炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上方に位置する蓋体と、前記炊飯器本体と前記蓋体との係合及び解除を行うロック機構と、前記炊飯器本体と前記蓋体との係合が解除されると前記蓋体を開蓋するヒンジ機構と、を有する炊飯器であって、前記ロック機構は、前記炊飯器本体に設けられるとともに、押圧部を有する押圧部材及び前記蓋体と係合する係止部を有するロック部材を有し、前記押圧部材は、水平方向に移動し、所定距離移動後、前記ロック部材に当接し、当接後、前記ロック部材と共に回動し、前記炊飯器本体と前記蓋体との係合を解除する構成。
そしてこれらの構成により、例え押圧部材の押圧部に誤って触れたとしても、蓋体が意に反して開蓋しないようになり、更に、スッキリ感が向上する。
請求項1に係る発明は、押圧部材及びロック部材を有するロック機構を、炊飯器本体側に設け、押圧部材を所定距離水平方向に移動後、ロック部材を回動して炊飯器本体と蓋体との係合を解除することにより、例え押圧部材の押圧部に誤って触れたとしても、蓋体が意に反して開蓋しないようにすることができるとともに、できるだけ外方への突き出しをなくすことができ、スッキリ感を向上することができる。
また、押圧部材をロック部材と共に回動することにより、全体の構成を簡素化できるとともに、蓋体の解除をより確実に行うことができる。
また、押圧部材を複数箇所でロック部材と当接し、ロック部材を回動することにより、押圧箇所近傍にロック部材との当接箇所を位置させることができるようになり、押圧部材のどの部分を押してもロック部材を適正に回動することができるようになる。
また、押圧部材の押圧部を炊飯器本体の外周と略面一にすることにより、炊飯器全体のスッキリ感を向上させることができる。
炊飯器の全体断面図 図1のロック機構近傍の拡大断面図 組立前の押圧部材とロック部材とを正面から見た斜視図 組立前の押圧部材とロック部材とを裏側から見た斜視図 組立後の押圧部材とロック部材とを正面から見た斜視図 組立後の押圧部材とロック部材とを裏側から見た斜視図(スプリングも示す) 押圧部材とロック部材との組立説明図(Aは組立直前の図、Bは組立中の図、Cは組立後の図) 押圧部材とロック部材との動作説明図(Aは押圧直前の図、Bは押圧中の押圧部材とロック部材との当接図、Cは蓋体開蓋時の図) 従来のロック機構近傍の拡大断面図
図1は炊飯器の全体縦断面図を示し、図2はロック機構近傍の拡大断面図を示し、図3ないし図6は押圧部材とロック部材との組立前と組立後の斜視図を示し、図7は押圧部材とロック部材との組立説明図を示し、図8は押圧部材とロック部材との動作説明図を示す。なお、炊飯器20のヒンジ機構50側を後方側とし、ヒンジ機構50の反対側を前方側とし、前後方向に直交する側を左右側とする。
炊飯器20は、炊飯器本体21及び蓋体40等からなる。炊飯器本体21は、外殻を形成する金属製の外ケース22を有し、この外ケース22の内部には、保護枠である内ケース24が設けられるとともに、この内ケース24内には、金属鍋或いは土鍋等の内鍋23が着脱自在に収納される。また、前記外ケース22の前方側には、後記のロック機構60の押圧部61が嵌入される矩形状開口22aが設けられる。
前記内ケース24は、例えばポリエチレンテレフタレート等の耐熱性の合成樹脂製のもので、その底部中央にはサーミスタからなるセンターセンサ25を臨ませるためのセンサ挿入孔が設けられる。
内ケース24の上端は、肩部材26を介して外ケース22の上端と一体的に結合される。また、肩部材26の前方側で、且つ内ケース24との結合部近傍には、図2に示すように、下方に一体に垂下される形態でスプリング受部26aが設けられており、後記のコイルスプリング63の端部が当接される。
肩部材26の前方側の水平な上壁の裏面には、図2及び図5に一点鎖線で概略的に示すように、下方に一体に垂下される形態で2つの細長矩形状平板26bが設けられる。これら2つの細長矩形状平板26bは、お互い短辺が前後方向に向かい、且つお互い平行に設けられるとともに、それらの長辺は上下方向に垂下し、それら長辺方向の下端部近傍にはそれぞれ軸受口26cが対向する形態で設けられ、後記のロック機構60の軸81を支持する。
前記内ケース24の底部外面及び底部から側部にかけての湾曲部外面には、内鍋23を誘導加熱する底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28が設けられる。これら底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28は、内ケース24の底部及び湾曲部の各位置に、内ケース24の底部中央を中心として同心円状に設けられる。
これら底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28の外側には合成樹脂製のコイル支持台29が設けられており、このコイル支持台29がネジ等で内ケース24に取り付けられることにより、底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28は図示する所定位置に位置決め固定される。また、内ケース24の上部の外周側部には、保温ヒータ30が設けられる。
前記外ケース22の下端部には、皿状の底部材31がビス等で取り付けられ、外ケース22と底部材31とで上方が開口した容器を形成する。外ケース22の後方の内部には、肩部材26から垂下する形態で、制御基板32が設けられる。
この制御基板32には、底部ワークコイル27、側部ワークコイル28、保温ヒータ30及び蓋ヒータ45を制御するためのマイコン及び電源回路等の電気部品が搭載される。それら電気部品のなかには発熱するものがあるため、制御基板32の近傍には発熱素子等を冷却するための冷却フィン33と、冷却フィン33の熱を放熱するための冷却ファン34が設けられる。なお、制御基板32の後方側にはコード巻取器35が設けられる。
また、前記外ケース22の前方側には、後記する押圧部材61及びロック部材62を有するロック機構60が設けられ、押圧部材61の押圧部67を水平に押すことにより、蓋体40を開蓋する。
前記蓋体40は、外枠41及び内枠42を有する。外枠41は外周面を形成する樹脂製の部材であり、その中央には調圧ユニット43が設けられる。内枠42は、外枠41と同様に樹脂製の略リング状の部材であり、その中央部には金属製の放熱板44が取り付けられる。そして、放熱板44の上面には蓋ヒータ45が設けられ、内鍋23を上方から加熱する。また、内枠42の前方側には、後記のロック機構60の係止爪82aと係合可能な係止突起42aが設けられる。
前記調圧ユニット43は、内部に蒸気通路46及び蒸気弁47を有し、内部の蒸気圧を調圧するとともに、余分の蒸気を蒸気口48より外部に放出する。また、放熱板44の下方には着脱自在に内蓋49が取り付けられる。
前記蓋体40の後方側には、蓋体40と肩部材26とにかけてヒンジ機構50が設けられる。このヒンジ機構50は、蓋体40に常時開方向の力を付与するバネ51等を有し、ロック機構60が蓋体40との係合を解除すると、蓋体40はバネ51の力により開蓋する。
蓋体40の外枠41の前方側の上面には、平面視略矩形状の凹溝部52が形成され、この凹溝部52内に操作部53が収納される。操作部53内には、液晶パネル54及び各種スイッチボタン55等が搭載される操作基板56が収納されるとともに、密封されており、蒸気及びおねば等が内部に浸入するのを防止する。
前記各種スイッチボタン55は、例えば炊飯スイッチ、保温スイッチ、白米、早炊き、無洗米等の各種メニューを設定するメニュースイッチ、時間を設定するタイマースイッチ及び設定を取り消す取消しスイッチ等を有し、炊飯スイッチがオンされると底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28により誘起される渦電流に起因したジュール熱により内鍋23が加熱する。
ロック機構60について説明する。ロック機構60は、押圧部材61及びロック部材62及びコイルスプリング63を有する。そして、前記押圧部材61は、本体部65及び軸支持部66を有する。
前記押圧部材61の本体部65は、前方(ヒンジ機構50と反対側)に向く面に押圧部67を有し、左右方向(前後方向に直交する方向)に向く面にそれぞれ側壁68を有し、上方に向く面に上壁69を有し、下方及び後方が開放した正面視(前方から後方を見ること)矩形状の樹脂製部材である。
この押圧部67は、本体部65の前方に形成される矩形環状の段差部67aより、さらに前方へ突き出る形態で形成される正面視矩形状の部分で、外ケース22に設けられる正面視矩形状の開口22a(図2、8参照)より若干小さく、且つ該矩形状開口22aより若干突き出る形態で取り付けられる。押圧部67より段差部67aまでの前後方向の長さは、外ケース22の厚さより若干大きい程度であり、押圧部材61が取り付けられると、段差部67aは外ケース22の内面に当接し、押圧部67の面は矩形状開口22aに入り込む。そして、押圧部67の前面は外ケース22の外周面とほぼ面一になり、全体にスッキリ感を与える。
また押圧部67の外周端全周には、前方に若干突き出た矩形環状の突出部67bを有しており、この突出部67bを設けることにより、例え押圧部67の外周端部を押したとしても指がかかるため、押圧部67の押圧をより確実に行うことができる。
この押圧部67の裏面には、図4に示すように、押圧部内部空間70を有するとともに、この押圧部内部空間70には、その外周部近傍に4本の円柱状ボス71が形成され、その中央部にスプリング受部70aが形成される。4本の円柱状ボス71を外周端部近傍に配置することにより、例え押圧部67の外周端部を押圧し押圧部67が傾いたとしても押圧箇所近傍の円柱状ボス71がロック部材62に当接しロック部材62の回動をより確実に行うことができるようになる。
また、4本のうち、上2本は下2本より若干長くされており、このような形態により、押圧部材61がロック部材62の係止爪82aにより近い箇所を押すことができるようになり、ロック部材62の回動並びにロック部材62の係止爪82aによる係合の解除を良好に行うことができるようになる。なお、円柱状ボス71は4本に限らず1本でも複数本でもよい。また、ボスではなく平板状の部分であってもよい。
前記上壁69の中央部には、後方開放の平面視コ字状の上下貫通孔72が設けられるとともに、その後方端には縦断面大括弧状のロック部材回動規制部材73が左右方向に跨ぐ形態で橋渡しされており、その前方側面73aにロック部材62が当接され、ロック部材62の後方側へのさらなる回動を規制する。
前記軸支持部66は、平行領域部75a及び半円弧領域部75bからなる全体として後方開放の横向きU字状の軸挿通孔75を有する。平行領域部75aは後方が開口した平行な領域で、半円弧領域部75bは前方に円弧部を有し、後方が半円弧領域部75bに連通する領域であり、挿入されるロック部材62の軸81を支持する。
また、軸支持部66には、抜け止め用爪76及び複数のリブ77が形成される。抜け止め用爪76は、断面直角三角形状で、軸支持部66の後方端で且つ左右方向の中央に前後方向に向かって設けられている。この抜け止め用爪76は、前方側に垂直部76aを有し、後方側に傾斜部76bを有する形態で設けられ、ロック部材62の軸81が入りやすく、且つ抜けにくい、即ち多少の力では抜けないようにされている。また、複数のリブ77は軸支持部66の補強用のもので前後方向に且つ平行に軸挿通孔75の下方に設けられる。
前記ロック部材62は、本体部80、軸81及び係止部82を有する樹脂製の部材である。そして、前記本体部80は、その前方側の面80aの左右方向の外端部に設けられ、前記押圧部材61の円柱状ボス71が当接する4個のボス当接部80bと、その中央の若干上方に設けられ、前記コイルスプリング63が挿入するスプリング挿通孔80cを有するとともに、その前方側の面80aと反対側の面には、薄肉部80d及び格子リブ80eが形成され、ロック部材62の軽量化と補強を行っている。
前記軸81は、本体部80の下方に、本体部80の左右方向の端部より更に左右方向に突き出る形態で一体に形成されるとともに、その先端には軸81の径より小径の嵌合用軸部81aを有している。そして、軸81は、押圧部材61の軸挿通孔75に挿入され、嵌合用軸部81aは、肩部材26から垂下する2個の細長矩形状平板26b(図5参照)の下端の軸受口26cに嵌合され軸支される。
前記係止部82は、本体部80より上方へ突き出る本体部80より幅狭で上下方向に細長い略矩形状の部分であり、その上端には、前方に向かって突き出る係止爪82aが設けられるとともに、係止爪82aが突き出る方向とは反対の面である後方面には、押圧部材61のロック部材回動規制部材73の前方側面73aが当接する当接部82b(図4参照)が形成される。そして、係止爪82aは、内枠42の係止突起42aと係合し、蓋体40を閉蓋する。
図7に基づきロック機構60の組立について説明する。なお、既に説明し図7(A)にも示すように、図7の左方向を前方側、右方向を後方側とする。まず、押圧部材61を立てて、その後方にロック部材62を斜めに置く。その場合、ロック部材62の係止爪82aが前方を向くようにする。そして、係止爪82aを上下貫通孔72内に斜め方向から挿入し、矢印(1)で示すようにロック部材62を斜め上方に押し上げられなくなるまで押し上げる。すると図7(B)のようになる。
次いで、ロック部材62の下端部の軸81近傍の後方側に指を当て、図7(B)で矢印(2)で示すように、軸81を前方側へ押す。すると、軸81の前方側が抜け止め用爪76の後方側の傾斜部76bに当接する。かまわず更に力を入れて軸81を押す。すると、軸81は抜け止め用爪76の傾斜部76bを乗り越え、抜け止め用爪76の垂直部76aの前方側の軸挿通孔75内に入り込み、図7(C)の状態になる。
図7(C)の状態になると、多少の力を軸81を押し込んだ方向と反対側に加えても軸81は抜け止め用爪76の垂直部76aを乗り越えることはできない。しかし、より強い力を加えると軸81は抜け止め用爪76の垂直部76aを乗り越えるため、ロック部材62を押圧部材61から取り外すことができる。
その後、ロック部材62のスプリング挿通孔80cに後方から前方に向かってコイルスプリング63を挿入し、その前方端を押圧部材61のスプリング受部70aに嵌合してロック機構60を完成させる。
次に、このロック機構60の軸81の先端の嵌合用軸部81aを肩部材26から垂下する細長矩形状平板26bの下端の軸受口26c内に嵌合する。その嵌合は、細長矩形状平板26bの下端を左右方向に押し広げ、嵌合用軸部81aを軸受口26c内に押し込むことにより行われる。そして、取り外す場合は逆の動作で行うことになる。
そして、押圧部材61の押圧部67を、外ケース22の矩形状開口22aに後方側から挿入し、更に、コイルスプリング63の後方端を肩部材26のスプリング受部26aに当接することにより、このロック機構60を炊飯器本体21内に組み込む。
ロック機構60の動作について図8に基づいて説明する。図8(A)は、ロック機構60を炊飯器本体21内にセットし、ロック機構60の係止爪82aと内枠42の係止突起42aが係合状態にある蓋体40の閉蓋時を示す。この場合、ロック部材62の下方の軸81は、細長矩形状平板26bの軸受口26cに回動のみ可能な形態で支持され、ロック部材62の上方の係止爪82aは、内枠42の係止突起42aと係合しており、ロック部材62は、全体がほぼ垂直な状態にある。
また、押圧部材61は、コイルスプリング63により前方側に押され、その段差部67aは、外ケース22の矩形状開口22a近傍の内面に当接するとともに、押圧部67は、矩形状開口22a内に挿入する。この状態では、押圧部材61とロック部材62とは、隙間Rだけ前後方向に離れて位置している。なお、隙間Rは例えば2〜5mmの範囲が好ましい。あまり短いと従来の1個のものとの差がなくなり、あまり長いと適正な開蓋機能が奏されなくなる。
開蓋時、図8(A)で示すように、押圧部67に矢印(3)方向に水平に力を加える。すると、押圧部材61は、隙間Rの距離、単独でほぼ水平の状態でコイルスプリング63の力に抗して後方側に移動する。そして、押圧部材61の4本のボス71の先端がロック部材62の4個のボス当接部80bに当接する。即ち、押圧部材61は所定距離(隙間R)移動後にロック部材62と当接する。
ボス71の移動と共に、押圧部材61の下端の軸挿通孔75も後方側へ移動し、軸挿通孔75の半円弧領域部75bはロック部材62の軸81の前方側の外周面に当接する。ロック部材62の軸81の動きは回動のみであるため、軸81に半円弧領域部75bが当接すると、この半円弧領域部75bもそれ以上の後方側への移動は阻止される。ただし、半円弧領域部75bは固定されていないため回動は可能である。
前記4本のボス71のうち、上2本のボス71の長さが下2本のものより若干長いため、上2個のボス当接部80bに早く当接する。その結果、4本のボス71が4個のボス当接部80bに当接した状態では、ロック部材62は若干後方側へ傾いた状態になり、以後の回動動作を良好にする。その状態を図8(B)に示す。なお、4本のボス71は同じ長さでもよい。
次いで、図8(B)で矢印(4)に示すように、更に力を加える。ロック部材62は軸81を支持されるとともに、半円弧領域部75bも軸81に当接しているため、ロック部材62と押圧部材61とは、図8(C)に示すように、軸81の嵌合用軸部81aを中心にして共に回動することになり、矢印(4)方向の力は必然的に矢印(5)方向の力になる。
そして、ロック部材62が回動すると、ロック部材62の係止爪82aと内枠42の係止突起42aとの係合が解除され、蓋体40は開蓋する。その後、押圧部67から指を離すと、押圧部材61はコイルスプリング63の力により、図8(A)の位置に戻るとともに、押圧部材61が戻る際、押圧部材61のロック部材回動規制部材73の前方側面73aが、ロック部材62の後方側の当接部82bに当接することにより、ロック部材62も押圧部材61との間に隙間Rを有する図8(A)の位置に戻される。その後、蓋体40を閉蓋すると、ロック部材62は若干後方側へ押圧部材61と共に回動した後戻り、図8(A)の状態になる。
なお、前記ロック機構60は、下方から軸81、コイルスプリング63及び係止爪82aの順に配置されており、押圧部材61が平行移動でより戻りやすくされている。また、前記ロック機構60の長い方の2本のボス71の位置は、軸81と係止爪82aのほぼ中間に設けられており、係合が解除する距離と押圧力を適正なものとし、全体の操作感を向上させている。
本発明は、前記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であり、例えば、加熱手段はヒータでもよく、内鍋も金属製等、どのような材質のものでもよく、押圧部もどのような形状でもよい。
20…炊飯器 21…炊飯器本体
22…外ケース 22a…矩形状開口
23…内鍋 24…内ケース
25…センターセンサ 26…肩部材
26a…スプリング受部 26b…細長矩形状平板
26c…軸受口 27…底部ワークコイル
28…側部ワークコイル 29…コイル支持台
30…保温ヒータ 31…底部材
32…制御基板 33…冷却フィン
34…冷却ファン 35…コード巻取器
40…蓋体 41…外枠
42…内枠 42a…係止突起
43…調圧ユニット 44…放熱板
45…蓋ヒータ 46…蒸気通路
47…蒸気弁 48…蒸気口
49…内蓋 50…ヒンジ機構
51…バネ 52…凹溝部
53…操作部 54…液晶パネル
55…スイッチボタン 56…操作基板
60…ロック機構 61…押圧部材
62…ロック部材 63…コイルスプリング
65…本体部 66…軸支持部
67…押圧部 67a…段差部
67b…突出部 68…側壁
69…上壁 70…押圧部内部空間
70a…スプリング受部 71…円柱状ボス
72…上下貫通孔 73…ロック部材回動規制部材
73a…前方側面 75…軸挿通孔
75a…平行領域部 75b…半円弧領域部
76…抜け止め用爪 77…リブ
80…本体部 80a…前方側面
80b…ボス当接部 80c…スプリング挿通孔
80d…薄肉部 80e…格子リブ
81…軸 81a…嵌合用軸部
82…係止部 82a…係止爪
82b…当接部

Claims (1)

  1. 炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上方に位置する蓋体と、前記炊飯器本体と前記蓋体との係合及び解除を行うロック機構と、前記炊飯器本体と前記蓋体との係合が解除されると前記蓋体を開蓋するヒンジ機構と、を有する炊飯器であって、
    前記ロック機構は、前記炊飯器本体に設けられるとともに、押圧部を有する押圧部材及び前記蓋体と係合する係止部を有するロック部材を有し、
    前記押圧部材は、水平方向に移動し、所定距離移動後、前記ロック部材に当接し、当接後、前記ロック部材と共に回動し、前記炊飯器本体と前記蓋体との係合を解除することを特徴とする炊飯器。
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