JP5442882B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、加熱調理器に関する。
従来より、調理庫(グリル庫、又は加熱庫とも呼ぶ)内でガスを燃焼させて、魚等の被調理物の加熱調理を行うグリルを備えた加熱調理器具(例えば、ガスコンロ)が知られている。例えば、グリル皿を支持する皿受け枠を前後方向に移動自在に支持する金属製のガイドレールを備えるグリルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。加えて、本件出願人は、受け皿を取っ手ごと保持枠から着脱できるようにしたガス加熱調理器(特願2009−167334)を提案した。例えば、図10に示すビルトインコンロ150では、調理庫に対して保持枠140がレール機構30によってスライド可能に設けられており、その保持枠140に対して受け皿(図示外)が上側から装着される。この特願2009−167334のものによれば、保持枠140から取っ手ごと受け皿を取り外すことができるので、被調理物ごと受け皿を食卓に運ぶことが容易であり、かつ受け皿の使用後の洗浄も容易である。
特開2008−92975号公報
しかしながら、図10に示すビルトインコンロ150において、受け皿が保持枠140に保持された状態でグリル庫外に引き出された場合、使用者が取っ手を掴んだ際に、取っ手に下方向の力が加わるため、受け皿が手前側に傾いて、落下する可能性があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、保持部材に受け皿が保持された状態で、受け皿が手前側に傾くのを防止できる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る加熱調理器は、前面に開口部が形成された箱状の調理庫と、当該調理庫内に収納され、被調理物を載せるための焼き網と、当該焼き網が載置され、前記調理庫から外側に引き出すための取手部材とを備えた受け皿と、当該受け皿を前記開口部から前記調理庫の前方にスライドさせて引き出すためのスライド機構とを備え、前記スライド機構を、前記調理庫の両側壁に各々設け、前記受け皿の引出方向に延設した固定レールと、当該固定レールに沿ってスライド可能に支持した可動レールとで構成し、一対の前記可動レールに枠状の保持部材を設け、当該保持部材の内側に前記受け皿を装着することで、前記保持部材が前記受け皿を着脱可能に保持する加熱調理器であって、前記保持部材の手前側に位置する前枠部材を合成樹脂で形成し、前記前枠部材に、前記保持部材が前記受け皿を保持した状態において、前記受け皿が手前側に傾いたときに下方に移動する前記受け皿の前部又は前記取手部材に当接することで、前記受け皿の傾きを規制する規制部材を設け、前記受け皿は、油を受けるための油受け部と、当該油受け部の周囲に設けたフランジ部とを備え、前記取手部材の使用者に対向する前面とは反対側の裏面に、前記受け皿の手前側のフランジ部と連結する連結部を設け、前記フランジ部又は前記連結部の下側に前記前枠部材を配置し、前記規制部材は、前記前枠部材の上部に設け、上方に突出する第1突出部と、前記前枠部材の使用者に対向する前面に設け、手前側に突出する第2突出部とを備え、前記保持部材が前記受け皿を保持した状態において、前記第1突出部と前記フランジ部又は前記連結部との間、および前記第2突出部と前記取手部材の裏面との間に隙間を各々形成し、前記受け皿が手前側に傾いたときに、下方に移動する前記フランジ部又は前記連結部に前記第1突出部が当接し、前記取手部材の裏面に前記第2突出部が当接することで、前記受け皿の傾きを規制することを特徴とする。
また、請求項に係る発明の加熱調理器は、請求項に記載の発明の構成に加え、前記前枠部材の使用者に対向する前側とは反対の裏側に、金属製の骨組部材を設けている。
また、請求項に係る発明の加熱調理器は、請求項に記載の発明の構成に加え、前記前枠部材の裏側に、前記骨組部材に当接するリブを設けることで、前記前枠部材と前記骨組部材との間に隙間を形成したことを特徴とする。
また、請求項に係る発明の加熱調理器は、請求項1乃至の何れかに記載の発明の構成に加え、前記前枠部材の左右方向の略中央を奥側に湾曲して形成することで、前記取手部材と前記前枠部材との間に隙間を形成したことを特徴とする。
請求項1に係る加熱調理器では、受け皿の手前側に取手部材が設けられているので、保持部材に保持された状態で、作業者が取手部材を掴んだ場合、受け皿は手前側に傾く。このとき、下方に移動する受け皿の前部又は取手部材は、前枠部材に設けた規制部材に当接する。これにより、受け皿の傾きを規制できるので、保持部材から受け皿が落下するのを防止できる。さらに、保持部材に保持された状態で、受け皿が手前側に傾く場合、受け皿は手前側を中心に回動し、受け皿のフランジ部又は連結部が下方に移動する。このとき、受け皿のフランジ部又は連結部に第1突出部が当接し、取手部材の裏面に第2突出部が当接するので、受け皿の傾きを確実に規制できる。これにより、保持部材から受け皿が落下するのを確実に防止できる。
また、請求項に係る加熱調理器では、請求項に記載の発明の効果に加え、前枠部材の使用者に対向する前側とは反対の裏側に、金属製の骨組部材を設けているので、前枠部材の強度を維持できる。
また、請求項に係る加熱調理器では、請求項に記載の発明の効果に加え、前枠部材の裏側に、骨組部材に当接するリブを設けることで、前枠部材と骨組部材との間に隙間を形成しているので、高温になった骨組部材の熱が前枠部材に伝わりにくい構造になっている。これより前枠部材が高温になるのを確実に防止できる。
また、請求項に係る加熱調理器では、請求項1乃至の何れかに記載の発明の効果に加え、前枠部材の略中央を奥側に湾曲して形成し、取手部材と前枠部材との間に隙間を形成しているので、その隙間に空気が流れ込む。隙間に流れ込む空気によって断熱効果が得られるので、取手部材が高温になるのを防止できる。
ビルトインコンロ1の斜視図である。 受け皿27を引き出した状態のビルトインコンロ1の斜視図である。 保持枠40から受け皿27を取り外した状態のビルトインコンロ1の斜視図である。 保持枠40の斜視図である。 保持枠40の平面図である。 保護カバー60の裏側から見た斜視図である。 保護カバー60の平面図である。 保護カバー60の正面図である。 取手部材16の周辺を左側から見た図である。 従来のビルトインコンロ150の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態であるグリルを備えたビルトインコンロ1について、図面を参照して説明する。はじめに、ビルトインコンロ1の全体構造について説明する。図1に示すように、ビルトインコンロ1は、略直方体状の器具2を備えている。器具2の天面にはトッププレート4が設けられている。トッププレート4の左右両側には、ガスバーナ5,7が各々設けられている。それらガスバーナ5,7に挟まれる中央奥側には、とろ火用のガスバーナ6が設けられている。
ガスバーナ5,6,7の各上部周囲には、調理容器を載置するための五徳9,10,11が各々設けられている。トッププレート4の後端側には、器具2の内側に設けられたグリル庫3(図2参照)に連通する排気口13が設けられている。排気口13には、複数の孔を有し、グリル庫3からの炎のあふれを抑制するための一対の安全網14A,14Bが装着されている。
図2に示すように、器具2の正面中央には、グリル庫3のグリル開口12が設けられている。グリル開口12を介して、グリル庫3内に受け皿27及び焼き網28を収納できる。焼き網28は受け皿27上に載置されている。グリル開口12は、受け皿27の前端部に着脱可能に連結されたグリル扉15によって開閉される。グリル扉15の上半分には、グリル庫3の内側を視認するためのグリル窓15Aが設けられている。グリル窓15Aの下方には、板状の取手部材16が設けられている。取手部材16の前面には前方に突出する取っ手16Aが設けられている。
取っ手16Aを掴んで手前側に引き出すと、グリル開口12からグリル扉15が離れ、受け皿27及び焼き網28がレール機構30によってスライド移動し、グリル庫3外に引き出される。受け皿27は、レール機構30に固定された矩形状の保持枠40に対して上側から装着されている。
図3に示すように、受け皿27は、浅底の油受け部27Aと、該油受け部27Aの外周縁から側方に張り出したフランジ部27Bとからなる。受け皿27の前端部には、取手部材16と連結するための連結部22(図9参照)が設けられている。連結部22には、保持枠40の前方枠部材45の上部中央に設けられた一対の位置決め片49,49(図5参照)が差し込まれる一対の差込孔(図示外)が設けられている。このような受け皿27の油受け部27Aが保持枠40(図3参照)の内側に落とし込まれ、かつフランジ部27Bが保持枠40の枠部材に引っ掛かることで、受け皿27が保持枠40に装着される(図2参照)。
次に、レール機構30の構造について、図2,図3を参照して説明する。レール機構30は、グリル庫3の左右の両側壁(図示外)の各内面の下端部に沿って各々固定された一対の固定レール(図示外)と、該一対の固定レールの内側に沿ってグリル庫3の前後方向にスライド可能に支持された一対の第1可動レール32と、該一対の第1可動レール32の内側に沿ってグリル庫3の前後方向にスライド可能に支持された一対の第2可動レール(図示外)とからなる。
固定レールと第1可動レール32とが互いにすれ違う間には、複数の小型ローラが並列してなるローラユニット(図示外)が配設されている。第1可動レール32と第2可動レールとが互いにすれ違う間にも、同様のローラユニット(図示外)が配設されている。さらに、固定レールの前端側には、第1ストッパ(図示外)が設けられている。第1可動レール32の後端側には、第1可動レール32が引き出された際に、第1ストッパに係止する第1係止部(図示外)が設けられている。これらにより、固定レールから第1可動レール32が抜けるのを防止できる。
第1可動レール32の前端側には、第2ストッパ(図示外)が設けられている。第2可動レールの後端側には、第2可動レールが引き出された際に、第2ストッパに係止する第2係止部(図示外)が設けられている。これにより、第1可動レール32から第2可動レールが抜けるのを防止できる。上記構成からなるレール機構30において、図3に示すように、一対の第2可動レールの前側に、受け皿27を着脱可能に保持するための保持枠40が固定されている。
次に、保持枠40の構造について、図3乃至図5を参照して説明する。保持枠40は、レール機構30の右側の第2可動レール(図示外)を上方、右方、左方から取り囲む右カバー部材43と、レール機構30の左側の第2可動レールを同様に取り囲む左カバー部材44と、右カバー部材43の前端部及び左カバー部材44の前端部の間に渡設した前方枠部材45(本発明の「骨組部材」に相当)と、右カバー部材43の後端部及び左カバー部材44の後端部の間に渡設した後方枠部材46とから構成されている。右カバー部材43、左カバー部材44、前方枠部材45、後方枠部材46は何れも金属で形成されている。前方枠部材45には、耐熱性の樹脂からなる保護カバー60が前側から取り付けられ、ビス90で固定されている。保護カバー60の材質として、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、若しくはPBTとPET(ポリエチレンテレフタレート)を合成した耐熱性の合成樹脂等を採用できる。なお、保護カバー60の形状については後述する。
前方枠部材45は、その左右方向の略中央が後方に湾曲している(図5参照)。これにより、取手部材16(図2,図9参照)の裏面との間に隙間が形成され、その隙間を空気が流れる。従って、保持枠40の前方枠部材45及び取手部材16の放熱が促進されるので、前方枠部材45及び取手部材16が高温になりにくい。
図5に示すように、前方枠部材45の上部中央には、一対の位置決め片49,49が互いに間隔を空けて上方に突出して設けられている。位置決め片49,49は、受け皿27の連結部22(図9参照)に設けられた一対の差込孔(図示外)に対して下側から差し込まれる。これにより、保持枠40に対して受け皿27が位置決めされるので、受け皿27は前後左右にずれることなく保持枠40に保持される。なお、差込孔は、受け皿27の連結部22でなく、前側のフランジ部27Bに設けてもよい。さらに、取手部材16に連結部を設け、該連結部に差込孔を設けてもよい。
レール機構30が収縮した状態(受け皿27がグリル庫3内に収納された状態)では、右カバー部材43及び左カバー部材44は、レール機構30の固定レール、第1可動レール32及び第2可動レールを内側に格納できる。これにより、グリル庫3内における加熱状態では、焼き網28上の被調理物から落下する油等がレール機構30にかかるのを防止できる。
図4,図5に示すように、右カバー部材43の上面の前側及び後ろ側には、上方に突出する略半球状の支持突起151が各々形成されている。左カバー部材44の前側及び後ろ側にも、同形状の支持突起151が各々形成されている。これら4つの支持突起151に対して受け皿27のフランジ部27Bの下面が当接する(図9参照)ことで受け皿27が支持され、グリル庫3内における上下方向の位置決めができる。さらに、受け皿27のフランジ部27Bの下面が、右カバー部材43の上面及び左カバー部材44の上面に密着しないので、右カバー部材43、左カバー部材44及びレール機構30に熱が直接伝達して、それら部材等が過熱されるのを防止できると共に、受け皿27の放熱が促進される。
次に、保護カバー60の形状について、図4乃至図8を参照して説明する。図4,図5に示すように、保護カバー60は、前方枠部材45の形状に対応する形状を備えている。保護カバー60は、左右両側の一対の板状の固定部63,63と、該固定部63,63の互いに対向する各一端部から後方に傾斜する一対の板状の傾斜部62,62と、該傾斜部62,62の互いに対向する一端部の間に設けられた板状の中央部61とから構成され、中央部61が後方に湾曲した形状となっている。
中央部61の上端部の左右両側であって、且つ前方枠部材45の位置決め片49,49(図5参照)に対応する位置には、上方に突出する保護片71,71が各々設けられている。保護片71は、位置決め片49を保護する部位である。傾斜部62の上端部には、上方に突出する略円柱状の突起77(本発明の「第1突出部」に相当)が設けられている。傾斜部62の表面(前面)の固定部63側には、前方かつ略水平に延出した一対のリブ73,74が上下に間隔を空けて設けられている。リブ73は、傾斜部62の上下方向の略中段位置に設けられ、リブ74は、傾斜部62の下端部に設けられている。リブ73,74は、放熱され易い部位であるので、使用者が指で触れた場合でも、火傷するおそれを低減できる。
図4,図5に示すように、保護カバー60を正面から見たときに、右側の固定部63の右端部と、左側の固定部63の左端部とには、前方に突出する側面視略長方形状のリブ76(本発明の「第2突出部」に相当)が各々設けられている。図6に示すように、各固定部63には、厚さ方向に貫通し、前方枠部材45にビス90で固定するための固定孔82が各々設けられている。
図6に示すように、保護カバー60の裏面において、中央部61の上端部近傍と、一対の傾斜部62,62の上端部近傍には、後方に向かって突出する上側リブ85が設けられている。上側リブ85において、上述した一対の保護片71,71に対応する位置には、平面視長方形状の切り欠き部88,88が各々設けられている。これら切り欠き部88,88に対して、保持枠40の前方枠部材45に設けられた一対の位置決め片49,49が嵌り込むようになっている(図5参照)。また、中央部61の下端部と、一対の傾斜部62,62の下端部には、後方に向かって突出する下側リブ86が設けられている。
図6に示すように、中央部61の裏面の略中段位置には、左右方向に延びるリブ79が設けられている。保護カバー60が保持枠40に取り付けられた状態では、リブ79の先端部が、保持枠40の前方枠部材45の前面に当接する。これにより、前方枠部材45と保護カバー60の裏面との間に隙間が形成されるので(図5参照)、前方枠部材45の熱が保護カバー60に直接伝わらないようになっている。また、リブ79の左右両側には、後方に向けて突出する円筒状の嵌合部81,81が設けられている。嵌合部81,81の各先端は、リブ79の先端よりも後方に突き出している。嵌合部81,81は、保持枠40の前方枠部材45の前面の対応する位置に設けられた一対の凹部(図示外)に嵌り込むようになっている。
次に、保持枠40への保護カバー60の取付方法について説明する。まず、図6に示す保護カバー60の裏側を、保持枠40の前方枠部材45の前面に向ける。次いで、保護カバー60を保持枠40の前方枠部材45の前面に向けて押し付ける。このとき、保護カバー60の中央部61の裏面に設けられた一対の嵌合部81,81を、前方枠部材45の前面に設けられた一対の凹部(図示外)に嵌め込む。これにより、保護カバー60の中央部61を、保持枠40の前方枠部材45に対して位置決めができる。さらに、保護カバー60の固定部63,63に各々設けられた固定孔82,82を、保持枠40の前方枠部材45の対応する位置に各々設けられた孔(図示外)に合わせ、ビス90で各々締結する。こうして、図4に示すように、保護カバー60を保持枠40の前方枠部材45に取り付けることができる。
そして、保護カバー60を保持枠40の前方枠部材45に取り付けた状態では、前方枠部材45が、合成樹脂製の保護カバー60の中央部61、上側リブ85及び下側リブ86によって覆われるので、保護カバー60の内側に前方枠部材45が埋め込まれた状態となる。これにより、使用者が高温になった前方枠部材45に対して直接触れてしまうのを防止できる。また、保護カバー60の内側では、中央部61の裏面に設けられたリブ79の先端が、保持枠40の前方枠部材45の前面に当接しているので、前方枠部材45と保護カバー60の裏面との間に隙間が形成されている(図5参照)。これにより、前方枠部材45の熱が保護カバー60に直接伝わらないので、調理直後に、保護カバー60に手を触れた場合でも、火傷するおそれを低減できる。さらに、保護カバー60の前面に設けられた一対のリブ73,74は、前方枠部材45の熱が伝わりにくく、かつ冷めやすい部位であるので、使用者はリブ73,74を指で押し込むことができる。これにより、調理直後において、受け皿27が取り外された保持枠40をグリル庫3内に安全に収納できる。
次に、保護カバー60による受け皿27の傾き防止機能について、図9を参照して説明する。調理後において、保持枠40に保持された受け皿27を取り外す場合、使用者は取っ手16Aを掴む。取っ手16Aを掴んだ際に、取っ手16Aに下方向の力が加わると、受け皿27及び取手部材16が、前方枠部材45の辺りを中心に前方に回動しようとする。つまり、受け皿27の後方側が浮き上がり、受け皿27の前側と、取手部材16とが下方向に移動するため、受け皿27及び取手部材16が前方に傾こうとする。
ところが、本実施形態では、連結部22の下方に、保護カバー60の突起77,77が隙間を空けて位置し、取手部材16の裏面の後方に、保護カバー60のリブ76,76が隙間を空けて位置している。そこで、受け皿27及び取手部材16が、前方枠部材45の辺りを中心に前方に回動しようとすると、連結部22が保護カバー60の突起77,77に当接し、取手部材16の裏面が保護カバー60のリブ76,76に当接するので、受け皿27及び取手部材16の回動が制限される。つまり、突起77,77は、連結部22の下方向の移動を制限し、リブ76,76は、取手部材16の後方への移動を制限することによって、受け皿27及び取手部材16の回動を確実に制限できる。これにより、調理後に、取っ手16Aを掴んで受け皿27をグリル庫3から引き出す際に、受け皿27及び取手部材16が前方に傾いて保持枠40から落下するのを防止できる。よって、受け皿27及び焼き網28の取り出し時の安全性を向上できる。
以上説明したように、本実施形態のビルトインコンロ1には、グリル庫3が設けられている。そのグリル庫3に収納される受け皿27は、レール機構30に固定された保持枠40に着脱可能に装着され、スライド可能に保持されている。保持枠40の前方枠部材45には、合成樹脂からなる保護カバー60が取り付けられている。これにより、調理直後にでも、保護カバー60の前面に設けられたリブ73,74を指で押すことによって、受け皿27が取り外された保持枠40をグリル庫3内に収納できる。高温になった保持枠40に手を直接触れないので、保持枠40の収納時の安全性を向上できる。
また、受け皿27と取手部材16を連結する連結部22の下方に、保護カバー60の突起77,77が位置し、取手部材16の裏面の後方に、保護カバー60のリブ76,76が位置している。従って、受け皿27及び取手部材16が、前方枠部材45を中心に前方に回動しようとすると、連結部22が保護カバー60の突起77,77に当接すると共に、取手部材16の裏面が保護カバー60のリブ76,76に当接するので、受け皿27及び取手部材16の回動が制限される。これにより、取っ手16Aを掴んで受け皿27をグリル庫3から引き出す際に、受け皿27及び取手部材16が前方に傾いて保持枠40から落下するのを防止できるので、受け皿27及び焼き網28の取り出し時の安全性を向上できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施形態では、受け皿27の前端部に連結部22を設け、該連結部22に対して取手部材16を連結するようにしたが、取手部材16に連結部を設け、該連結部に受け皿27を連結するようにしてもよい。
1 ビルトインコンロ
2 器具
3 グリル庫
12 グリル開口
16 取手部材
16A 取っ手
22 連結部
27 受け皿
27A 油受け部
27B フランジ部
28 焼き網
30 レール機構
32 第1可動レール
33 第2可動レール
40 保持枠
45 前方枠部材
73 リブ
74 リブ
76 リブ
77 突起
79 リブ

Claims (4)

  1. 前面に開口部が形成された箱状の調理庫と、当該調理庫内に収納され、被調理物を載せるための焼き網と、当該焼き網が載置され、前記調理庫から外側に引き出すための取手部材とを備えた受け皿と、当該受け皿を前記開口部から前記調理庫の前方にスライドさせて引き出すためのスライド機構とを備え、前記スライド機構を、前記調理庫の両側壁に各々設け、前記受け皿の引出方向に延設した固定レールと、当該固定レールに沿ってスライド可能に支持した可動レールとで構成し、一対の前記可動レールに枠状の保持部材を設け、当該保持部材の内側に前記受け皿を装着することで、前記保持部材が前記受け皿を着脱可能に保持する加熱調理器であって、
    前記保持部材の手前側に位置する前枠部材を合成樹脂で形成し、
    前記前枠部材に、前記保持部材が前記受け皿を保持した状態において、前記受け皿が手前側に傾いたときに下方に移動する前記受け皿の前部又は前記取手部材に当接することで、前記受け皿の傾きを規制する規制部材を設け、
    前記受け皿は、
    油を受けるための油受け部と、
    当該油受け部の周囲に設けたフランジ部と
    を備え、
    前記取手部材の使用者に対向する前面とは反対側の裏面に、前記受け皿の手前側のフランジ部と連結する連結部を設け、
    前記フランジ部又は前記連結部の下側に前記前枠部材を配置し、
    前記規制部材は、
    前記前枠部材の上部に設け、上方に突出する第1突出部と、
    前記前枠部材の使用者に対向する前面に設け、手前側に突出する第2突出部と
    を備え、
    前記保持部材が前記受け皿を保持した状態において、
    前記第1突出部と前記フランジ部又は前記連結部との間、および前記第2突出部と前記取手部材の裏面との間に隙間を各々形成し、
    前記受け皿が手前側に傾いたときに、下方に移動する前記フランジ部又は前記連結部に前記第1突出部が当接し、前記取手部材の裏面に前記第2突出部が当接することで、前記受け皿の傾きを規制することを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記前枠部材の使用者に対向する前側とは反対の裏側に、金属製の骨組部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記前枠部材の裏側に、前記骨組部材に当接するリブを設けることで、前記前枠部材と前記骨組部材との間に隙間を形成したことを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記前枠部材の左右方向の略中央を奥側に湾曲して形成することで、前記取手部材と前記前枠部材との間に隙間を形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
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