JP6382594B2 - グリル調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器の一種であるグリル調理器に関する。
従来、この種のグリル調理器として、例えば特許文献1に記載されているように、グリル庫の内部にグリル庫前方の開口から前後方向に収納及び取り出し可能に設けられたグリル皿と、このグリル皿に載置された焼き網と、前記グリル庫内に設けられたガスバーナ等の加熱体とを備え、前記焼き網上に載せた被調理物を加熱体により加熱するとき、被調理物から発生する油や煮汁を前記グリル皿で受けるようにしたものは知られている。
また、特許文献2には、別のグリル調理器として、焼き網を省略する代わりに、グリル皿の上面の周縁部に凹部よりなる貯留部を設けるとともに、グリル皿の上面の前記貯留部を除く部位に被調理物を載置する載置部を形成し、この載置部上に載せた被調理物を加熱体により加熱するとき、被調理物から発生する油や煮汁をグリル皿の貯留部で受けて溜めるようにしたものが記載されている。
特開2013−170714号公報 特開2013−148224号公報
ところで、特許文献1記載のグリル調理器と特許文献2記載のグリル調理器とを比較した場合、特許文献1記載のグリル調理器では、グリル皿とは別に焼き網をグリル皿に載置する必要があるため、その分グリル庫の大きさひいてはグリル調理器の大きさが大きくなるなどの欠点がある。
一方、特許文献2記載のグリル調理器では、グリル皿の載置部上に載せた被調理物から発生する油や煮汁の飛散が多く、調理後の清掃に手間が掛かるという欠点がある。そこで、この欠点を解消するために、グリル皿の上面を覆う蓋部材を設けることが考えられる。
しかし、このような構成を、加熱体として、グリル皿の上方から加熱する上加熱体を備えるグリル加熱器に適用し、被調理物として、魚など上加熱体の輻射による被調理物への焦げ目の付与が好まれる被調理物を調理する場合には、蓋部材によって上加熱体の輻射が遮られるため、被調理物への焦げ目の付与が不十分となり、調理の仕上がりに不都合が生じることになる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題は、グリル皿の上面を覆う蓋部材としてカバー体を備えるに当たり、このカバー体を適切な形状とすることにより、被調理物から発生した煮汁の飛散を抑制でき、しかも、上加熱体の輻射による被調理物への焦げ目の付与が良好に行え、調理の仕上がりを良好に行い得るグリル調理器を提供することにある。
前記の課題を解決するため、本発明は、グリル調理器として、グリル庫の内部にグリル庫前方の開口から前後方向に収納及び取り出し可能に設けられ、被調理物を載置するグリル皿と、前記グリル庫の天井部に設けられ、前記グリル皿がグリル庫内に収納された状態でこのグリル皿を上方より加熱する上加熱体とを備え、前記グリル皿の上面の周縁部に、前記被調理物からの煮汁を貯留するための凹部よりなる貯留部が設けられ、グリル皿の上面の前記貯留部を除く部位に、被調理物を載置する載置部が形成されていることを前提とする。そして、本発明は、前記グリル皿に取り付けられた状態でこのグリル皿の上面の少なくとも周縁部を覆うカバー体を更に備え、このカバー体に、前記上加熱体から前記載置部への輻射を透過する輻射透過口を設ける構成にする。
この構成では、グリル皿に取り付けられた状態でこのグリル皿の上面の少なくとも周縁部を覆うカバー体を備えたことにより、グリル皿の載置部上に載置された被調理物から発生した油や煮汁がグリル皿外に飛散することが抑制されることになる。しかも、カバー体に、上加熱体から載置部への輻射を透過する輻射透過口が設けられているため、上加熱体の輻射によるグリル皿の載置部上に載置された被調理物への焦げ目の付与を良好に行うことができる。
本発明は、前述した構成に加えて、前記グリル皿に、その周縁を囲繞する周壁部を上方に突出して設け、前記カバー体に、その周縁を囲繞する周壁部を下方に垂下して設け、前記カバー体の周壁部の大きさ寸法を、前記グリル皿の周壁部の大きさ寸法よりも小さく設定して、前記カバー体がグリル皿に取り付けられた状態ではカバー体の周壁部がグリル皿の周壁部の内側に接触した状態で嵌入するように構成する。この場合、グリル皿の周縁を囲繞する周壁部とカバー体の周縁を囲繞する周壁部とが調理容器としての比較的に高い周壁部を構成するため、調理中やグリル庫前方の開口からグリル皿の収納時又は取り出し時にグリル皿の貯留部に貯留した油や煮汁が調理容器外に溢れ出るのを防止することができる。その上、カバー体の周壁部がグリル皿の周壁部の内側に接触した状態で嵌入するため、カバー体の内面に飛散した油や煮汁がカバー体の内面を伝わって流下するとき、油や煮汁は、カバー体の内面からカバー体の周壁部の内面及びグリル皿の周壁部の内面を伝わってグリル皿の貯留部に流下することになり、油や煮汁の調理容器外への溢れ出しを確実に防止することができる。
加えて、前記カバー体がグリル皿に取り付けられた状態で前記カバー体の周壁部がグリル皿の周壁部の内側に嵌入する嵌入寸法を規制する、前記カバー体の周壁部の周方向に離散して設けられる複数の規制部を更に備える。カバー体がグリル皿に取り付けられた状態でカバー体の周壁部がグリル皿の周壁部の内側に嵌入するときの嵌入寸法が、規制部によって規制されるため、前記両周壁部間の隙間に、グリル皿の貯留部に貯留した油や煮汁が毛細管現象や飛散などにより浸入することが抑制されることになり、前記両周壁部同士が固着してカバー体がグリル皿から外れなくなるのを防止することができる。
本発明のグリル調理器によれば、グリル皿の載置部上に載置した被調理物から発生した油や煮汁がグリル皿外に飛散するのをカバー体によって抑制することができるので、グリル庫内の汚染を軽減でき、手入れの容易性を高めることができる。しかも、カバー体に、上加熱体から載置部への輻射を透過する輻射透過口が設けられているため、上加熱体の輻射によるグリル皿の載置部上に載置された被調理物への焦げ目の付与を良好に行うことができ、調理の仕上がりを良好にできるという効果を併有する。
図1は本発明の実施形態に係るグリル調理器を内蔵するガスコンロの斜視図である。 図2は前記グリル調理器の全体構成を示す断面図である。 図3Aは前記グリル調理器のグリル皿の引き出し状態を示す斜視図であり、図3Bは図3AのD矢方向からグリル扉の扉取付板の裏面側を見た斜視図である。 図4は前記グリル調理器のグリル皿の収納状態を示す斜視図である。 図5は前記グリル皿の斜視図である。 図6は図5のX−X線における断面図である。 図7は図6の右側部分の拡大図である。 図8はカバー体の斜視図である。 図9はグリル皿にカバー体を取り付けた状態を示す斜視図である。 図10は図9のY−Y線における断面図である。 図11は図10のZ付近の拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るグリル調理器を内蔵するガスコンロ1を示す。このガスコンロ1は、ビルトイン型のコンロであり、例えばシステムキッチンのキャビネット内に組み込まれて用いられる。
ガスコンロ1は、加熱手段と、加熱手段を制御するマイクロコンピュータからなる加熱制御手段(図示せず)と、本体ケーシング10とを備える。ガスコンロ1は、加熱手段として、コンロバーナ11とグリルバーナ3(図2参照)とを備えている。加熱手段及び加熱制御手段は本体ケーシング10内に収納されている。本体ケーシング10は、上方に開口する矩形箱状に形成されており、本体ケーシング10上にはその上開口を覆う天板12が設置されている。天板12のコンロバーナ11に対応する部位にはコンロバーナ挿通口13が形成され、このコンロバーナ挿通口13を通して、ブンゼンバーナであるコンロバーナ11の略円形状をした上部が上方に露出している。
天板12のコンロバーナ挿通口13の周囲には、調理容器を支持するための五徳14が設置されている。コンロバーナ11は、五徳14に支持された調理容器の底部の温度を検知する温度センサ15を備えている。温度センサ15により検知された温度に基づいて、加熱制御手段が自動調理モード等を実行する。
天板12の上面には、コンロバーナ11の点火及び消火の切り替えや火力調節の制御指令を与える操作部16が設けられている。操作部16の操作を受けて、加熱制御手段がコンロバーナ11の制御を行う。
ガスコンロ1は、本体ケーシング10内の中央部にグリル調理器2を装備している。グリル調理器2は、図2に示すように、本体ケーシング10内に収納されるグリル庫20を備えている。グリル庫20は、内部にグリルバーナ3を配置して、内部空間を燃焼室とするものである。グリル庫20は、前開口20a(図3A及び図4参照)を有し、前開口20aを通して前方より被調理物を出し入れ可能になっている。前開口20aには、図1に示すように、グリル扉21が開閉自在に設けられている。グリル調理器2については後に更に説明する。尚、ガスコンロ1における前後方向は、便宜上、図1に示すように、設計上使用者が位置する方を前方Fとするとともにその反対を後方Bとし、左右方向は、後方Bを向いた時の左方L及び右方Rをいうものとする。
本体ケーシング10前面のグリル扉21を挟んだ左右両側にはそれぞれ前面パネル17が取り付けられている。前面パネル17内には、図示していないが、グリルバーナ3の点火及び消火の切り替えや火力調節の制御指令を加熱制御手段に与える操作部と、ガスコンロ1における調理タイマーモード、湯沸かしモード・炊飯モード等の自動調理モード、グリル調理器2における調理タイマーモード、種々の焼成モードといった自動調理モードの制御指令を加熱制御手段に与える自動調理操作部とが設けられている。
コンロバーナ11及びグリルバーナ3には、図示していないが、本体ケーシング10内に収納されるガス供給管を介して都市ガス等の燃料ガスが供給される。ガス供給管には元電磁弁及び流量制御弁が設けられている。そして、操作部を操作して、加熱制御手段に点火の指令を送ると、加熱制御手段は、対応するコンロバーナ11又はグリルバーナ3のガス供給管の元電磁弁を開き、流量制御弁を所定開度で開くと共に点火プラグで着火して点火させるようになっている。
以下、グリル調理器2について説明する。グリル調理器2は、前述したグリル庫20及びグリルバーナ3の外に、被調理物を載置するグリル皿4を備えており、グリル皿4は、グリル庫20の内部にその前開口20aから前後方向に収納及び取り出し可能に設けられている。
グリル皿4は、本実施形態ではアルミダイキャストにより製造されたものであるが、これに限らず、鉄等の金属又はセラミックス等その他の材料からなるものでも良い。グリル皿4は、図5ないし図7に示すように、矩形状の皿本体40と、皿本体40の周縁を囲繞するように周縁から上方に突出して設けられた周壁部41とを有しており、周壁部41は、前壁部41a、後壁部41b及び左右の側壁部41c,41dからなる。皿本体40の上面の周縁部には、被調理物からの煮汁を貯留するための凹部よりなる貯留部42が周壁部41に沿って全周に亘り設けられているとともに、皿本体40の上面の貯留部42で囲まれた部位には被調理物を載置する載置部43が形成されている。載置部43は、左右方向に延びる凸部43aを前後方向に所定間隔毎に複数設けてなる。載置部43の凸部43aは、その長手方向である左右方向に水平に形成されている。一方、載置部43の隣接する2つの凸部43a間の凹部43bは、グリル皿4の左右方向中心線より離れる従って所定角度θ(例えば1〜10°)で下り傾斜するように形成されていて、載置部43の凸部43a上に載置した被調理物から発生する油や煮汁が載置部43の凹部43bを通して貯留部42に流れ易いようになっている。
グリルバーナ3は、図2に示すように、グリル皿4がグリル庫20内に収納された状態でこのグリル皿4の上方に配置される上バーナ31と、グリル皿4の下方に配置される下バーナ32とを備え、グリル皿4の上下両方からの加熱(両面焼き)が可能になっている。
下バーナ32は、図2及び図3Aに示すように、コンロバーナ11と同様に略円形状をしたブンゼンバーナであり、グリル皿4の皿本体40の温度を検知する温度センサ33を備えている。温度センサ33は、下バーナ32の中央部より上方に突出しており、グリル皿4がグリル庫20内に収納された状態でグリル皿4の皿本体40に当接するようになっている。そして、温度センサ33により検知された温度に基づいて、加熱制御手段が自動調理モード等を実行する。
上バーナ31は、グリル庫20の天井部20bに取り付けられている。上バーナ31は、グリル皿4がグリル庫20内に収納された状態でこのグリル皿4の上方から加熱するものであり、本発明にいう上加熱体に相当する。
グリル皿4は、図2及び図3Aに示すように、皿受け5に支持されている。皿受け5は、本実施形態では、鋼等の線材を屈曲して平面視において概ね矩形状となる枠により構成されているが、枠状でなくとも良く、形状等も限定されない。
皿受け5の前部は、図3A及び図3Bに示すように、グリル扉21(図1参照)を取り付けるための扉取付板21aに係合して支持されている。扉取付板21aの左右両端部にはそれぞれ可動レール22の前端が固定されている。可動レール22は、扉取付板21aの左右両端部からそれぞれ後方に向けて突出して、前後方向に長手方向とするもので、外側の面に中間レール23が装着されている。また、図2に示すように、グリル庫20の左右内側壁にはそれぞれ固定レール24が取り付けられている。固定レール24は、前後方向を長手方向とするもので、内側の面に中間レール23が装着されている。
中間レール23の両端部にはそれぞれベアリング(図示せず)が設けられ、各ベアリングは、可動レール22又は固定レール24に対し抜け止め状態で転動自在に装着されている。これにより、可動レール22が中間レール23を介して固定レール24に対して前後方向にスライド移動可能に設けられている。尚、本実施形態では、可動レール22と中間レール23と固定レール24とを備えているが、これら全てを備えていなくても良く、例えば中間レール23を備えていなくても良い。
また、可動レール22には、図2に示すように、ビス等の固着具(図示せず)によりレールカバー25が取り付けられている。そして、グリル皿4がグリル庫20内に収納されたとき、レールカバー25により可動レール22と中間レール23と固定レール24の内側方及び上方が覆われるようになっている。
図3Aに示すように、皿受け5の前辺の左右両端部にはそれぞれ前方に突出する前突出部51が形成されているとともに、皿受け5の後辺の左右両端部にはそれぞれ後方に突出する後突出部52が形成されている。皿受け5の前辺の左右2つの前突出部51間の中間部分は、上方に突出するように形成され、その両端部は、グリル皿4を支持する前支持部53となっている。また、皿受け5の後辺の左右2つの後突出部52間の中間部分は、上方に突出するように形成され、その両端部は、グリル皿4を支持する後支持部(図示せず)となっている。
図3A及び図5に示すように、グリル皿4の前壁部41aの左右両端部には、それぞれ皿受け5の前支持部53に対応して、前方に突出する前突出部44が形成されている。また、グリル皿4の後壁部41bの左右両端部には、それぞれ皿受け5の後支持部に対応して、後方に突出する後突出部45が形成されている。そして、前突出部44が前支持部53に載置されるとともに、後突出部45が後支持部に載置されて、グリル皿4が皿受け5に支持される。
また、皿受け5の前辺の上方に突出する中間部にグリル皿4の前壁部41aが当接することにより、グリル皿4の前方への移動が規制され、皿受け5の後辺の上方に突出する中間部にグリル皿4の後壁部41bが当接することにより、グリル皿4の後方への移動が規制される。また、皿受け5の前辺の上方に突出する中間部にグリル皿4の前壁部41aの左側の前突出部44が当接するとともに、皿受け5の後辺の上方に突出する中間部にグリル皿4の後壁部41bの左側の後突出部45が当接することにより、グリル皿4の右方への移動が規制される。また、皿受け5の前辺の上方に突出する中間部にグリル皿4の前壁部41aの右側の前突出部44が当接するとともに、皿受け5の後辺の上方に突出する中間部にグリル皿4の後壁部41bの右側の後突出部45が当接することにより、グリル皿4の左方への移動が規制される。グリル皿4は、前後左右への移動が規制されるとともに皿受け5に対する位置決めがなされ、皿受け5の所定位置に設置される。
図3Bに示すように、扉取付板21aの裏面(後面)には、上方に突出する逆L字状の係止部21bが形成されている。皿受け5の前突出部51が係止部21bに係止され、扉取付板21aと皿受け5とが連結される。これにより、扉取付板21aに取り付けたグリル扉21の開閉(前後移動)に連動して、皿受け5及びグリル皿4が前後移動するようになっている。
図3A及び図3Bに示すように、皿受け5の前突出部51が係止部21bに係止されることで、皿受け5の前部は扉取付板21aに支持されている。皿受け5の後部は、後突出部52がグリル庫20の皿受け支持部26に載置されることで支持されている。
皿受け支持部26は、図2及び図3Aに示すように、前後方向を長手方向とするもので、グリル庫20の内側壁の固定レール24の上側に取り付けられている。図3Aに示すように、扉取付板21a(つまりグリル扉21)を前方に移動させてグリル庫20の前開口20aを開くとともに皿受け5及びグリル皿4をグリル庫20の前方に引き出した状態でも、後突出部52がグリル庫20内に残って皿受け支持部26に載置されるようになっている。
また、図4に示すように、扉取付板21aを後方に移動させてグリル庫20の前開口20aをグリル扉21で閉じるとともに皿受け5及びグリル皿4をグリル庫20内に収納した状態では、後突出部52がグリル庫20の後方に突出する。図3Aに示すように、グリル庫20には、後壁27の後突出部52に対応する位置に、後突出部52が挿通可能な挿通口27aが形成されているとともに、後壁27から後方に向けて、後突出部52を受けて支持する後突出部受け部28が設けられている。これにより、図4に示すように、皿受け6をグリル庫20内に収納した状態でも、後突出部受け部28が後突出部52を支持できるようになっている。
そして、本発明の特徴点として、グリル調理器2は、図2に示すように、更に、グリル皿4に取り付けられた状態でこのグリル皿4の皿本体40の上面の周縁部を覆うカバー体6を備えており、カバー体6には、上バーナ31からグリル皿4の載置部43への輻射を透過する輻射透過口62が設けられている。
カバー体6は、アルミニウムやステンレス鋼等の金属又はセラミックス等その他の材料からなる。カバー体6は、図8ないし図11に示すように、矩形枠状のカバー本体60と、このカバー本体60の外周縁を囲繞するように外周縁から下方に垂下して設けられた周壁部61とを有しており、周壁部61は、前壁部61a、後壁部61b及び左右の側壁部61c,61dからなる。カバー本体60は、その断面形状が中心角度略90度の円弧状に形成され、カバー本体60の水平となる部分の近くに輻射透過口62の外周縁が位置するように設定されている。カバー本体60の内縁は、グリル皿4の貯留部42の内縁より内側に位置するように設定されている。
また、カバー体6の周壁部61の大きさ寸法(前後方向の長さ寸法及び左右方向の長さ寸法)は、グリル皿4の周壁部41のそれよりも若干小さく設定されていて、カバー体6がグリル皿4に取り付けられた状態ではカバー体6の周壁部61がグリル皿4の周壁部41の内側に嵌入するようになっている。カバー体6の周壁部61の各辺の中央部、つまり前壁部61a,後壁部61b及び左右の側壁部61c,61dの中央部にはそれぞれエンボス加工等により外側に突出する半球状の規制部63が設けられている。規制部63は、カバー体6がグリル皿4に取り付けられた状態でグリル皿4の周壁部41の上端と接触することでカバー体6の周壁部61がグリル皿4の周壁部41の内側に嵌入する嵌入寸法を規制するようになっている。
次に、前記グリル調理器2の作用・効果について説明する。グリル調理器2は、グリル皿4に取り付けられた状態でグリル皿4の上面の周縁部を覆うカバー体6を備えたことにより、グリル皿4の載置部43上に載置された被調理物から発生した油や煮汁がグリル皿4外に飛散することを抑制することができる。その結果、グリル庫20内の汚染を軽減することができ、手入れの容易性を高めることができる。
しかも、カバー体6に、上バーナ31から載置部43への輻射を透過する輻射透過口62が設けられているため、上バーナ31の輻射によるグリル皿4の載置部43上に載置された被調理物への焦げ目の付与を良好に行うことができ、調理の仕上がりを良好なものにできる。
特に、本実施形態では、グリル皿4に、その周縁(詳しくは皿本体40の周縁)を囲繞する周壁部41を上方に突出して設け、カバー体6に、その周縁(詳しくはカバー本体60の外周縁)を囲繞する周壁部61を下方に垂下して設け、カバー体6がグリル皿4に取り付けられた状態ではカバー体6の周壁部61がグリル皿4の周壁部41の内側に嵌入する構成になっている。この場合、グリル皿4の周縁を囲繞する周壁部41とカバー体6の周縁を囲繞する周壁部61とが調理容器としての比較的に高い周壁部を構成するため、調理中やグリル庫20の前開口20aからグリル皿4の収納時又は取り出し時にグリル皿4の貯留部42に貯留した油や煮汁が調理容器(グリル皿4及びカバー体6)外に溢れ出るのを防止することができる。
その上、カバー体6の周壁部61がグリル皿4の周壁部41の内側に嵌入するため、カバー体6の内面に飛散した油や煮汁がカバー体6の内面を伝わって流下するとき、油や煮汁は、カバー体6の内面からカバー体6の周壁部61の内面及びグリル皿4の周壁部41の内面を伝わってグリル皿4の貯留部42に流下することになり、油や煮汁の調理容器外への溢れ出しを確実に防止することができる。
また、カバー体6がグリル皿4に取り付けられた状態でカバー体6の周壁部61がグリル皿4の周壁部41の内側に嵌入するときの嵌入寸法が、カバー体6の周壁部61に設けた規制部63によって規制されるため、前記両周壁部61,41間の隙間に、グリル皿4の貯留部42に貯留した油や煮汁が毛細管現象や飛散などにより浸入することが抑制される。この結果、前記両周壁部61,41同士が固着してカバー体6がグリル皿4から外れなくなるのを防止することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば前記実施形態では、グリル皿4に取り付けられた状態でこのグリル皿4の上面の周縁部を覆うカバー体6を、矩形枠状のカバー本体60と、このカバー本体60の外周縁を囲繞するように外周縁から下方に垂下して設けられた周壁部61とを有する構成にしたが、本発明は、これに限らず、例えば周壁部を有しない構成にしたり、カバー本体を矩形枠状以外の種々の形状に形成したりしても良い。要は、カバー体としては、グリル皿に取り付けられた状態でこのグリル皿の上面の少なくとも周縁部を覆うように構成すれば良い。
また、前記実施形態では、グリル皿4を、矩形状の皿本体40と、皿本体40の周縁を囲繞するように周縁から上方に突出して設けられた周壁部41とを有する構成にしたが、本発明は、これに限らず、周壁部を有しない平板状のグリル皿を備えたグリル調理器にも同様に適用することができる。この場合、グリル皿の上面の周縁部に、被調理物からの煮汁を貯留するための凹部よりなる貯留部を設けるに当たっては、前記実施形態の如く周縁部の全周に亘って設ける必要はなく、例えばグリル皿が矩形状の場合、グリル皿の上面の互いに対向する二辺のみに貯留部を設けるようにしても良い。また、グリル皿の被調理物を載置する載置部としては、前記実施形態の如く凸部43aと凹部43bを形成することなく、平板状に形成してもよいのは勿論である。
さらに、前記実施形態では、ビルトイン型のガスコンロ1に装備されたグリル調理器2に適用した場合について述べたが、本発明は、この場合に限らず、例えばテーブルコンロに装備されるグリル調理器、又は単体のグリル調理器にも適用することができる。この場合、グリル調理器の加熱手段としては、前記実施形態の如く上バーナ31と下バーナ32の両方を備える必要はなく、上バーナのみを備えるだけでも良い。また、上バーナの代わり、遠赤外線などからなる加熱体を上加熱体として用いても良い。
加えて、前記実施形態では、カバー体6がグリル皿4に取り付けられた状態でカバー体6の周壁部61がグリル皿4の周壁部41の内側に嵌入する嵌入寸法を規制する規制部63を、カバー体6の周壁部61の各辺の中央部に1つずつ計4つ設けたが、本発明は、これに限らず、カバー体6の周壁部61の対向する二辺の中央部に1つずつ計2つ設けたり、カバー体6の周壁部61の各辺に複数ずつ設けたりしても良い。また、カバー体6の代わりに、グリル皿4の周壁部41に規制部を設けても良い。
2 グリル調理器
4 グリル皿
6 カバー体
20 グリル庫
20a 前開口
20b 天井部
31 上バーナ(上加熱体)
41 グリル皿の周壁部
42 貯留部
43 載置部
61 カバー体の周壁部
62 輻射透過口
63 規制部

Claims (1)

  1. グリル庫の内部にグリル庫前方の開口から前後方向に収納及び取り出し可能に設けられ、被調理物を載置するグリル皿と、
    前記グリル庫の天井部に設けられ、前記グリル皿がグリル庫内に収納された状態でこのグリル皿を上方より加熱する上加熱体とを備え、
    前記グリル皿の上面の周縁部に、前記被調理物からの煮汁を貯留するための凹部よりなる貯留部が設けられ、グリル皿の上面の前記貯留部を除く部位に、被調理物を載置する載置部が形成されているグリル調理器であって、
    前記グリル皿に取り付けられた状態でこのグリル皿の上面の少なくとも周縁部を覆うカバー体を更に備え、このカバー体には、前記上加熱体から前記載置部への輻射を透過する輻射透過口が設けられており、
    前記グリル皿にはその周縁を囲繞する周壁部が上方に突出して設けられ、前記カバー体にはその周縁を囲繞する周壁部が下方に垂下して設けられており、前記カバー体の周壁部の大きさ寸法が、前記グリル皿の周壁部の大きさ寸法よりも小さく設定されていて、前記カバー体がグリル皿に取り付けられた状態ではカバー体の周壁部がグリル皿の周壁部の内側に接触した状態で嵌入するようになっており、
    前記カバー体がグリル皿に取り付けられた状態で前記カバー体の周壁部がグリル皿の周壁部の内側に嵌入する嵌入寸法を規制する、前記カバー体の周壁部の周方向に離散して設けられる複数の規制部を更に備えていることを特徴とするグリル調理器
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