JP6321467B2 - グリル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、グリル装置に関する。
特許文献1には、従来のグリル装置が開示されている。この特許文献1記載のグリル装置は、グリル庫と、グリル庫に収納される加熱容器と、この加熱容器を引き出し自在に支持するグリル皿とを備えている。加熱容器は、加熱容器本体と、容器蓋とを備えており、いわゆるダッチオーブンにより構成されている。グリル装置は、このダッチオーブンを加熱できるように構成されている。
特開2009−030868号公報
ところで、このようなダッチオーブンからなる加熱容器は、加熱されると蒸気が発生し、容器内部の圧力が上昇する。
しかしながら、従来のグリル装置は、容器蓋に蒸気を排出するための孔が設けられていないため、蒸気が容器蓋と加熱容器本体との間から溢れ出る。このとき、蒸気の溢れ出る位置は、常に同じ位置にはならない。つまり、従来の加熱容器では、グリル庫の排出路から遠い位置で蒸気が排出される場合もあり、この場合、グリル庫内に蒸気を効果的に排出できない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、グリル庫内の蒸気を効果的に排出させることができ、使い勝手のよいグリル装置を提供することにある。
本発明のグリル装置は、内部の排気を外部に排出する排気路が設けられたグリル庫と、前記グリル庫に引き出し自在に収納される加熱容器と、この加熱容器を支持する支持体とを備えたグリル装置であって、前記加熱容器は、蒸気を排出する蒸気排出孔を有する蓋が容器本体に着脱自在に設けられた第一容器と、この第一容器とは異なる形状の第二容器とを具備し、前記支持体は、前記第一容器を支持する第一支持部と、前記第二容器を支持する第二支持部とを備え、当該グリル装置は、前記容器本体に前記蓋を装着させたとき、前記容器本体に対する前記蓋の向きを所定の向きとさせるための第1の位置決め部と、前記第一支持部に前記第一容器を支持させたとき、前記支持体に対する前記容器本体の向きを所定の向きとさせるための第2の位置決め部とを備え、この第1の位置決め部と前記第2の位置決め部とによって、前記第一容器の前記蒸気排出孔と前記排気路とが所定の位置関係になるように構成されており、前記支持体は、前記第一容器と前記第二容器とを選択的に支持できるように構成されていることを特徴とする。
また、このグリル装置において、前記第二支持部は、前記第二容器の前後方向の向きが反転した状態でも支持可能に構成されることが好ましい。
また、このグリル装置において、前記第1の位置決め部は、前記容器本体の開口内周縁の後部に設けられ上下に延びる凸部と、前記蓋の後部に設けられて前記凸部に嵌まり合う凹部とを備え、前記蓋の前部には、当該蓋が所定の向きとは前後方向に反転した状態で前記容器本体に載せられると前記凸部上に載り、これにより当該容器本体と前記蓋との間に隙間を形成する載置面が設けられていることが好ましい。
また、このグリル装置において、前記第1の位置決め部は、前記蓋の前部から下方に向かって突出した突出片と、前記容器本体の開口上縁の前部に設けられ、前記突出片が入り込む位置決め凹所とを備え、前記容器本体の後部には、前記蓋が所定の向きとは前後方向に反転した状態で当該容器本体に載せられると前記突出片を支持し、これにより当該容器本体と前記蓋との間に隙間を形成する載置面が設けられていることが好ましい。
また、このグリル装置は、ガスバーナによって加熱容器を加熱するものであることが好ましい。
本発明のグリル装置によれば、グリル庫内の蒸気を効果的に排出させることができ、使い勝手を良くすることができる。
本実施形態のグリル装置の斜視図である。 図2Aは本実施形態のグリル部を示す斜視図である。図2Bは前桟の裏側を示す斜視図である。 本実施形態の第一容器の斜視図である。 図4Aは、本実施形態の第一容器の平面図である。図4Bは、本実施形態の第一容器の正面図である。図4Cは、本実施形態の第一容器の背面図である。 図5Aは、本実施形態の第一容器が支持体に支持された状態の正面図である。図5Bは、本実施形態の第一容器が支持体に支持された状態の背面図である。 本実施形態の第二容器の斜視図である。 本実施形態の支持体の斜視図である。 図8Aは、本実施形態の支持体の正面図である。図8Bは、本実施形態の支持体の平面図である。図8Cは、本実施形態の支持体の側面図である。 本実施形態の第一容器を支持体に支持させた状態の斜視図である。 本実施形態の第一容器を、前後反転させた状態で支持体に支持させた状態の斜視図である。 本実施形態の第一容器を、前後反転させた状態で支持体に支持させた状態の側面図である。 本実施形態の第二容器を支持体に支持させた状態の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
本実施形態のグリル装置1は、図1に示すように、グリル付きガスこんろであり、キッチンカウンターに埋め込まれて設置されるドロップインこんろである。なお、グリル装置1は、ドロップインこんろでなくてもよく、テーブルこんろであってもよい。また、グリル装置1は、こんろを備えずグリルのみで構成されたものであってもよい。
本実施形態のグリル装置1は、こんろ部2と、グリル部3と、本体ケーシング42と、加熱制御を行う加熱制御部(図示せず)とを備える。本体ケーシング42は、上方に開口した箱形状をしており、前面に化粧パネル43が設けられている。
こんろ部2は、天板21と、こんろバーナ26と、五徳27とを備える。天板21は、平面視矩形状のガラストッププレートにより構成される。天板21は本体ケーシング42の上方の開口を覆うようにして取り付けられる。天板21の手前側の領域には、こんろ部2とグリル部3とを操作するための操作部22が設けられる。操作部22は、こんろバーナ26の点火/消火の切り替えや火力調節の制御指令を加熱制御部に与える。
天板21には、こんろバーナ26を通すための複数のバーナ挿通口23が設けられる。バーナ挿通口23は、左右方向に2つ並んで設けられている。また、天板21の奥側の領域には、グリル部3の排気を外部に排出する排気口24が設けられる。排気口24は、排気カバー25によって覆われている。
こんろバーナ26は、ブンゼンバーナによって構成される。こんろバーナ26は、上下方向に延びており、その上端が天板21の上面から突出するようにして設置される。こんろバーナ26は、本体ケーシング42の内部に設置され、上端がバーナ挿通口23に通されることで、天板21の上面から突出する。
五徳27は、こんろバーナ26の上方に鍋やフライパン等の調理容器を支持する。五徳27は、各こんろバーナ26に設けられており、各バーナ挿通口23に取り付けられる。
グリル部3は、調理物を炙り焼き調理するための部分である。グリル部3は、図2Aに示すように、グリル庫31と、引き出し枠35と、支持体8と、加熱部33と、加熱容器5と、グリル扉41(図1)とを備える。なお、図2においては、こんろ部2,本体ケーシング42,グリル庫31の天面等の一部を省略している。
以下、グリル装置1における方向を、ユーザーの立つ側を前方向とし、排気口24側を後方向として定義する。
グリル庫31は、前方に開口した箱状をしている(以下、この開口を前開口という)。グリル庫31の内部は、排気路32を介して、天板21の排気口24に連通している。これにより、排気路32は、グリル庫31の内部の排気を外部に排出する。
グリル庫31の内部には、加熱部33が設けられる。加熱部33は、グリル庫31内に収納された加熱容器5および調理物を加熱する。加熱部33は、加熱容器5を上から加熱する上バーナ(図示せず)と、加熱容器5を下から加熱する下バーナ34とを有する。下バーナ34は、グリル庫31の底部に設けられており、平面視で中央に設けられている。上バーナは、グリル庫31の天面(図示せず)に設けられており、平面視で中央に設けられている。上バーナおよび下バーナ34は、ガスバーナによって構成されている。
グリル部3のバーナおよびこんろ部2のこんろバーナ26には、図示を省略するが、ガス供給路を介して、都市ガス等の燃料ガスが供給される。ガス供給路には、電磁弁・流量制御弁が設けられ、これらは本体ケーシング42内に配置される。電磁弁および流量調整弁は、加熱制御部に電気的に接続されており駆動制御される。
ユーザーが操作部22を操作すると、操作部22は加熱制御部に点火の指令信号を出力する。加熱制御部は、指令信号が入力されると、こんろバーナ26とグリル部3のガスバーナ(加熱部33)とのいずれか又は両方のガス供給路の電磁弁を開き、流量制御弁を所定開度に開放させ、点火プラグをスパークさせて、各バーナに点火する。
引き出し枠35は、平面視U字状をしており、グリル庫31内に引き出し収納自在となっている。引き出し枠35は、伸縮自在な左レール36・右レール37と、左レール36および右レール37を連結する前桟38とを備える。左レール36および右レール37は、グリル庫31の側壁56にスライド自在に取り付けられており、すなわち、前後方向に伸縮しながらスライド移動もできる。
また、グリル庫31の左右両側には、支持体8の後端を支持する支持レール39が固定されている。支持レール39は前後方向に伸びており、その上面に沿って支持体8の後端が前後方向にスライド移動する。
前桟38の後面には、図2Bに示すように、支持体8を引っ掛けて支持する一対の支持爪40が設けられる。支持爪40は、断面L字状をしており、支持体8を前後方向に移動規制する。支持体8は、前端が支持爪40に引っ掛けられ、後端が、グリル庫31内に固定された支持レール39に支持され、これによって引き出し枠35に支持固定される。
前桟38の前面には、グリル扉41が取り付けられる。グリル扉41は、グリル庫31の前開口を開閉自在に閉塞する。グリル扉41は、グリル庫31の前開口を閉じた状態では、本体ケーシング42の化粧パネル43に面一となる。
加熱容器5は、支持体8に支持され、引き出し枠35のスライド移動と共に前後移動する。これによって、加熱容器5は、グリル庫31に引き出し自在に収納される。本実施形態のグリル装置1は、加熱容器5として、第一容器51と、第二容器7とを備える。なお、図2Aにおいては、支持体8に第二容器7を取り付けた状態を示している。
第一容器51は、図3に示すように、容器本体52と、蓋58とを備える。容器本体52は、底壁53と、底壁53の前端から上方に突出した前壁54と、底壁53の後端から上方に突出した後壁55と、底壁53の左右の各端部から上方に突出した一対の側壁56とを備え、上方に開口した箱形状をしている。
容器本体52の後壁55の前面(内面)には、前方に向かって突出する凸部57が設けられる。凸部57は、後壁55の前面において上下方向に長さを有しており、言い換えると、容器本体52の開口内周縁の後部において上下に延びる。凸部57の上端は、後壁55の上端に面一となっている。凸部57は、後壁55の左右方向の中央に設けられている。
蓋58は、容器本体52に着脱自在に取り付けられる。蓋58の後方側の端部には、複数の蒸気排出孔59が設けられる。複数の蒸気排出孔59は、左右方向に並んでいる。蒸気排出孔59は、蓋58を貫通する。また、蓋58の後部(詳しくは後端縁)には、凸部57に嵌まり合う凹部60が設けられる。凹部60は、蓋58の後端縁の左右方向の中央に設けられている。
また、蓋58の前部には、凹部に相当する凹みが設けられていない。従って、蓋58が容器本体52に対して、所定の向きとは反対の向きに装着されると、蓋58の端縁が凸部57の上端に載るように構成される(このとき凸部57に載る部分を載置面という)。蓋58の端縁が凸部57の上端に載ると、容器本体52の後壁55の上端と蓋58との間に隙間が形成される。
蓋58の後端部において左右方向のいずれかの端部には、被検知部61が設けられる。被検知部61は、容器本体52の下方に向かって延びている。被検知部61は、グリル庫31内において、蓋58の有無を検知するために設けられる。被検知部61は、グリル庫31に設けられた検知部(図示せず)によって検知される。検知部は、例えば、接触センサーや、近接センサーなどの非接触センサー等により構成される。
第一容器51は、蓋58が容器本体52に対して所定の向きで装着されたことが判別しやすい構造となっている。すなわち、蓋58は、凹部60と凸部57とが嵌まり合うことで、容器本体52に対して所定の向きに装着されたことが分かるように構成されている(この凹部60と凸部57とを第1の位置決め部62という)。
また、第一容器51の前壁54および後壁55には、図4B,4Cに示すように、載置部63が設けられている(以下、前壁54に設けられた載置部63を前載置部64と言い、後壁55に設けられた載置部63を後載置部67と言う)。
前載置部64は、図4Bに示すように、前壁54の前面から前方に向かって突出している。前載置部64の下面は水平となっている。前載置部64は、図5Aに示すように、支持体8上に載置される。前載置部64の左右方向の両端には縦リブ65が設けられている。また、前載置部64には、下方に向かって延びる規制片66が設けられている。規制片66は、前載置部64の左右方向の中央に設けられている。前載置部64と規制片66とは、一体成形されている。
後載置部67は、図4Cに示すように、後壁55の後面から後方に向かって突出している。後載置部67の下面は水平となっている。後載置部67の下面は、前載置部64の下面と同じ高さ位置となるように形成されている。後載置部67の左右方向の両端には縦リブ68が設けられている。後載置部67は、図5Bに示すように、支持体8上に載置される。
第二容器7は、図6に示すように、グリル皿によって構成される。第二容器7は、第一容器51の容器本体52よりも浅く、つまり、第一容器51とは異なる形状をしている。また、第二容器7は、第一容器51と異なり、蓋58が設けられていない。
第二容器7は、底板71と、底板71の前端から上方に突出した前板72と、底板71の後端から上方に突出した後板73と、底板71の左右の各端部から上方に突出した一対の側板74とを備えている。第二容器7の前板72および後板73には、載置片75が設けられる(以下、前板72に設けられた載置片75を前載置片76とし、後板73に設けられた載置片75を後載置片77する)。
前載置片76は、前板72から前方に向かって突出している。前載置片76は、左右方向に離れて一対設けられている。また、後載置片77は、後板73から後方に向かって突出している。後載置片77は、左右方向に離れて一対設けられている。この前載置片76および後載置片77の下面は、同一平面上に位置している。また、前載置片76および後載置片77は、正面視において、重なる位置に設けられる。
このような構成の加熱容器5は、支持体8に載置されて支持される。支持体8は、図7に示すように、線材を曲げ加工し、枠状に形成されている。なお、支持体8は、枠状でなくてもよく、また線材によって構成されたものでなくてもよい。
支持体8は、一対の前突出部81と、一対の後突出部82と、容器支持部83とを備える。容器支持部83は、前突出部81または後突出部82から上方に立ち上げられている。容器支持部83は、第一容器51を支持する第一支持部84と、第二容器7を支持する第二支持部88とを備えている。
第一支持部84は、第一容器51の載置部63を支持する部分であり、前後一対の支持枠によって構成される(以下、前側の支持枠を前支持枠85とし、後側の支持枠を後支持枠87とする)。前支持枠85および後支持枠87の上端は、図8Aに示すように、同一平面上に位置しており、水平となっている。
また、前支持枠85の左右方向の中央には、第一容器51の規制片66を受け入れる凹没部86が設けられている。凹没部86は、前支持枠85を下方に凹むように曲げ加工することで形成される。凹没部86は、図9に示すように、第一容器51の載置部63が前支持枠85および後支持枠87に載置されると、規制片66を内部に収容する。一方、凹没部86は、後支持枠87には設けられていない。
このため、第一容器51が前後反転した状態で、前支持部および後支持部に載置されると、図10に示すように、規制片66が後支持枠87に干渉する。この状態では、図11に示すように、第一容器51の規制片66が設けられた側の端部が大きく浮き上がる。この状態の第一容器51は、グリル庫31内に移動させることができないように構成されている。このため、ユーザーは、支持体8に対する容器本体52の向きが所定の向きではないことに、容易に気付くことができる。すなわち、この第一容器51の規制片66と支持体8の凹没部86とが、支持体8に対する容器本体52の向きを所定の向きとさせる位置決め部となっている(以下、この位置決め部を第2の位置決め部90という)。
第二支持部88は、第二容器7の載置片75を支持する部分であり、図7に示すように、前後一対の載置片支持枠89によって構成される。前後の載置片支持枠89の上端は、図8Aに示すように、同じ高さに位置している。この載置片支持枠89には、図12に示すように、第二容器7の載置片75が載置される。この第二支持部88は、前後反転させた状態の第二容器7であっても、支持することができるように構成される。
また、図7に示すように、前突出部81は、前支持枠85よりも前方に突出している。前突出部81は、水平面上で略U字状に折り返された形状をしている。前突出部81は、容器支持部83の左右両側に互いに離れて設けられる。この前突出部81は、引き出し枠35の前桟38に係止される。
後突出部82は、後支持枠87よりも後方に突出している。後突出部82は、水平面上で略U字状に折り返された形状をしている。後突出部82は、容器支持部83の左右両側に互いに離れて設けられる。この後突出部82は、グリル庫31内の支持レール39に載置される。
このような構成の支持体8は、図2Bに示すように、前突出部81が支持爪40に引っ掛けられ、図2Aに示すように、後突出部82が支持レール39に支持されるようにして取り付けられる。そして、この支持体8には、第一容器51と第二容器7とのいずれか一方が支持される(選択的に支持される)。
第一容器51が使用される場合、第2の位置決め部90によって、支持体8に対する容器本体52の向きが適正な向きに決められ、且つ、第1の位置決め部62によって、容器本体52に対する蓋58の向きが適正な向きに決められる。これによって、引き出し枠35をグリル庫31に収納した状態では、蒸気排出孔59が、上バーナより後方に配置され、排気路32の近傍に配置される。つまり、第1の位置決め部62と第2の位置決め部90とによって、蒸気排出孔59と排気路32とが所定の位置関係になるように構成される。
なお、仮に、第一容器51が反転して設置されて、蒸気排出孔59が前方に位置した場合には、蒸気排出孔59と排気路32との間に上バーナが位置する。この状態で加熱調理がなされ、蒸気排出孔59から蒸気が吹き出されると、蒸気の流路が上バーナの下方に位置することになる。すると、上バーナからの加熱の熱量が蒸気の温度上昇にも消費されてしまうため、調理物への熱量が低減し、効果的な加熱調理をすることができない。
これに対し、本実施形態のグリル装置1は、第1の位置決め部62と第2の位置決め部90とによって、蒸気排出孔59と排気路32とが所定の位置関係になるように構成されているため、加熱に与える影響を抑制しながら蒸気を排出できる。これにより、本実施形態のグリル装置1によれば、エネルギーの消費効率を向上させることができる。
しかも、本実施形態のグリル装置1によれば、加熱容器5から噴き出される蒸気を効果的に排出できるため、グリル庫31内の水蒸気の分圧が上がり且つ酸素分圧が下がるという事態を抑制できる。この結果、ガスバーナからなる加熱部33の燃焼に使用される二次空気量が減って、熱量が低下するのを防ぐことができる。
ここで、万が一、容器本体52に対して蓋58を反転させて装着してしまった場合でも、本実施形態の第一容器51は、容器本体52の凸部57上に蓋58の載置面が載るため、容器本体52と蓋58との間に隙間が形成される。このため、蒸気排出孔59から噴き出される蒸気量を減らすことができ、蒸気による加熱部33の加熱量の低下を抑制することができる。
以上、説明したように、本実施形態のグリル装置1は、グリル庫31と、グリル庫31に引き出し自在に収納される加熱容器5と、この加熱容器5を支持する支持体8とを備える。グリル庫31には、内部の排気を外部に排出する排気路32が設けられる。加熱容器5は、第一容器51と第二容器7とを備える。第一容器51は、蒸気を排出する蒸気排出孔59を有する蓋58が容器本体52に着脱自在に設けられている。第二容器7は、第一容器51とは異なる形状をしている。支持体8は、第一容器51を支持する第一支持部84と、第二容器7を支持する第二支持部88とを備える。このグリル装置1は、容器本体52に対する蓋58の向きを所定の向きとさせるための第1の位置決め部62と、支持体8に対する容器本体52の向きを所定の向きとさせる第2の位置決め部90とを備える。この第1の位置決め部62と第2の位置決め部90とによって、蒸気排出孔59と排気路32とが所定の位置関係になるように構成される。さらに、支持体8は、第一容器51と第二容器7とを選択的に支持できるように構成されている。
このため、本実施形態のグリル装置1によれば、蒸気排出孔59から噴き出される蒸気がグリル庫31内に充満しにくくでき、加熱部33による加熱効率の低下を抑制できる。しかも、支持体8は、第一容器51と第二容器7とを選択的に支持可能となっているから、使用できる加熱容器5の種類が多くなり、ユーザーは使い勝手がよい。
また、本実施形態の第二支持部88は、第二容器7の前後方向の向きが反転した状態でも支持可能に構成される。
グリル装置1によって調理を行う場合、蓋58を使用しないときには、ユーザーは第二容器7を用いることで、前後の向きに注意を払う必要がない。このため、本実施形態のグリル装置1によれば、使い勝手を一層向上させることができる。
また、本実施形態の第1の位置決め部62は、容器本体52の開口内周縁の後部に設けられ上下に延びる凸部57と、蓋58の後部に設けられて凸部57に嵌まり合う凹部60とを備える。蓋58の前部には、載置面が設けられている。この載置面は、蓋58が所定の向きとは前後方向に反転した状態で容器本体52に載せられると凸部57上に載り、これにより容器本体52と蓋58との間に隙間を形成する。
このため、本実施形態のグリル装置1によれば、ユーザーが誤って蓋58を前後反転させて装着してしまっても、排気路32に近い位置において、容器本体52と蓋58との間に隙間を形成できる。この結果、蒸気排出孔59から吹き出される蒸気の流量を減らすことができ、加熱部33に与える影響を低減させることができる。
また、本実施形態のグリル装置1は、ガスバーナによって加熱容器5を加熱するものである。
このため、本実施形態のグリル装置1によれば、熱量の多いガスバーナが用いられても、蒸気による酸素分圧が低下するのを抑制でき、燃焼効率の低下を抑制できる。
本実施形態の第一容器51は、第1の位置決め部62が、凸部57と凹部60とで構成されていたが、例えば、次のような構成であってもよい。
第1の位置決め部62は、蓋58の前部から下方に向かって突出した突出片と、容器本体52に設けられて突出片が入り込む凹所とにより構成される。突出片は、蓋58の前端縁の左右方向の中央に設けられる。また、凹所は、容器本体52の開口上縁の前端縁に設けられる。つまり、凹所は、突出片に対応する箇所に設けられる。
また、容器本体52の後部には、載置面が設けられる。載置面は、水平な面であり、蓋58が前後方向に反転した状態で容器本体52に装着されると突出片が上に載る。つまり、載置面は、突出片を支持して、容器本体52と蓋58との間に隙間を形成する。
これによって、上述の実施形態と同様に、蓋58を容器本体52に対して所定の向きに装着できる。また、ユーザーが誤って蓋58を前後反転させて装着してしまっても、排気路32に近い位置において、容器本体52と蓋58との間に隙間を形成できる。この結果、蒸気排出孔59から吹き出される蒸気の流量を減らすことができ、蒸気が加熱部33の加熱に与える影響を抑制させることができる。
1 グリル装置
2 こんろ部
21 天板
22 操作部
26 こんろバーナ
3 グリル部
31 グリル庫
32 排気路
33 加熱部
34 下バーナ
35 引き出し枠
41 グリル扉
42 本体ケーシング
5 加熱容器
51 第一容器
52 容器本体
57 凸部
58 蓋
59 蒸気排出孔
60 凹部
61 被検知部
62 第1の位置決め部
63 載置部
64 前載置部
65 縦リブ
66 規制片
67 後載置部
68 縦リブ
7 第二容器
75 載置片
76 前載置片
77 後載置片
8 支持体
81 前突出部
82 後突出部
83 容器支持部
84 第一支持部
85 前支持枠
86 凹没部
87 後支持枠
88 第二支持部
89 載置片支持枠

Claims (5)

  1. 内部の排気を外部に排出する排気路が設けられたグリル庫と、
    前記グリル庫に引き出し自在に収納される加熱容器と、
    この加熱容器を支持する支持体と
    を備えたグリル装置であって、
    前記加熱容器は、
    蒸気を排出する蒸気排出孔を有する蓋が容器本体に着脱自在に設けられた第一容器と、
    この第一容器とは異なる形状の第二容器と
    を具備し、
    前記支持体は、
    前記第一容器を支持する第一支持部と、
    前記第二容器を支持する第二支持部と
    を備え、
    当該グリル装置は、
    前記容器本体に前記蓋を装着させたとき、前記容器本体に対する前記蓋の向きを所定の向きとさせるための第1の位置決め部と、
    前記第一支持部に前記第一容器を支持させたとき、前記支持体に対する前記容器本体の向きを所定の向きとさせるための第2の位置決め部と
    を備え、この第1の位置決め部と前記第2の位置決め部とによって、前記第一容器の前記蒸気排出孔と前記排気路とが所定の位置関係になるように構成されており、
    前記支持体は、前記第一容器と前記第二容器とを選択的に支持できるように構成されている
    ことを特徴とするグリル装置。
  2. 前記第二支持部は、前記第二容器の前後方向の向きが反転した状態でも支持可能に構成される
    ことを特徴とする請求項1記載のグリル装置。
  3. 前記第1の位置決め部は、
    前記容器本体の開口内周縁の後部に設けられ上下に延びる凸部と、
    前記蓋の後部に設けられて前記凸部に嵌まり合う凹部と
    を備え、
    前記蓋の前部には、当該蓋が所定の向きとは前後方向に反転した状態で前記容器本体に載せられると前記凸部上に載り、これにより当該容器本体と前記蓋との間に隙間を形成する載置面が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のグリル装置。
  4. 前記第1の位置決め部は、
    前記蓋の前部から下方に向かって突出した突出片と、
    前記容器本体の開口上縁の前部に設けられ、前記突出片が入り込む位置決め凹所と
    を備え、
    前記容器本体の後部には、前記蓋が所定の向きとは前後方向に反転した状態で当該容器本体に載せられると前記突出片を支持し、これにより当該容器本体と前記蓋との間に隙間を形成する載置面が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のグリル装置。
  5. 当該グリル装置は、ガスバーナによって前記加熱容器を加熱するものである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のグリル装置。
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