JP6649062B2 - グリル装置、及び容器支持体 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理容器を用いて食材の加熱調理を行うことが可能なグリル装置、及びそのグリル装置で使用される容器支持体に関する。
蒸し料理や煮込み料理など、加熱調理容器を用いた調理を行うことが可能なグリル装置が提案されているが、従来、この種のグリル装置において、調理の方法や目的に応じて異なる深さの加熱調理容器を使用できるよう、加熱調理容器を支持する容器支持体の下部に、加熱調理容器の底面を下方から支持するための底面支持枠部が加熱調理容器の深さに合わせて複数設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−214968号公報
ところで、この種のグリル装置において、焼き網やグリルプレートを用いて食材の加熱調理を行う場合、上記容器支持体は、加熱調理容器と共に加熱庫内から取り外されるため、別途保管しておく必要がある。
しかしながら、上記従来のグリル装置では、容器支持体の下部に高さの異なる複数の底面支持枠部が設けられているため、その分、容器支持体の高さ方向(上下方向)の寸法が大きく、容器支持体を加熱庫内から取り外して保管しておくのに比較的大きな収納スペースを要するし、円滑な着脱を阻害する場合もある。また、容器支持体の全体構造も複雑であり、清掃性も悪かった。
しかも、上記従来のグリル装置では、容器支持体の下部に設けられた複数の底面支持枠部が、容器本体の底面側における熱気の円滑な流れを阻害し、調理性能に影響を与える虞もあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、大きさの異なる加熱調理容器を用いて食材の加熱調理を行うことが可能なグリル装置において、使い勝手およびメンテナンス性の向上を図ると共に、調理性能の安定性の向上を図ることにある。
本発明は、加熱調理容器を収容可能な加熱庫と、加熱庫内の収容物を加熱する加熱手段と、加熱庫内に着脱可能な状態で設置され、加熱調理容器を支持する容器支持体とを備えたグリル装置であって、容器支持体は、加熱調理容器を容器本体の外周部にて支持する構成とし、容器本体の外周部に係合し、加熱調理容器を支持する支持部が、容器支持体における上下対称の位置に設けられたものである。
このものでは、既述従来のグリル装置のように、容器支持体の下部に、加熱調理容器の底面を下方から支持するための底面支持枠部を設ける必要がないから、容器支持体の高さ方向(上下方向)の寸法を小さくすることができる。従って、容器支持体を加熱庫内から取り外して保管するのに、大きな収納スペースを必要としないし、容器支持体の着脱も容易である。また、容器支持体の全体構造を簡素化することも可能であるから、清掃も容易である。さらに、加熱調理容器を容器本体の外周部にて支持する構成としたことで、多様な深さの加熱調理容器を使用できるから、汎用性も高い。
しかも、このものでは、加熱調理容器を容器本体の外周部にて支持するように構成したことで、容器本体の底面側における熱気の円滑な流れが阻害されないから、容器本体の底面全体を均一に加熱することができる。また、深さの異なる加熱調理容器が用いられても、加熱庫上壁から加熱調理容器までの離間距離を略一定にできるから、特に加熱庫の上壁に加熱手段が設けられたグリル装置において、加熱調理容器の上方からの加熱度合を略一定に維持することも可能である。
さらに、このものでは、容器支持体における上下対称の位置に、加熱調理容器を支持する支持部が設けられていることで、上下の向きを意識しないで容器支持体を加熱庫内に取り付けることができるから、加熱調理容器の設置に手間がかからない。
上記グリル装置において、容器支持体は、加熱調理容器を容器本体の外周部に設けられた持ち手部にて支持する構成としたものとするのが好ましい。このものでは、容器支持体に対して加熱調理容器をより容易且つ確実に支持させることが可能であるから、加熱調理容器の設置に手間がかからない。
また、本発明は、加熱調理容器を収容可能な加熱庫と、加熱庫内の収容物を加熱する加熱手段と、加熱庫内に着脱可能な状態で設置され、加熱調理容器を支持する容器支持体とを備えたグリル装置であって、容器支持体は、加熱調理容器を容器本体の外周部にて支持する構成とし、加熱庫の前面開口部を前方から被閉するグリル扉と、容器支持体の設置部として加熱庫内に設けられ、グリル扉が開かれるのに連動して加熱庫内から前面開口部の前方へ引き出される受け部材とを備え、容器支持体は、前面開口部の前方へ引き出された受け部材に対して上下逆向きで設置されたときに、前面開口部の内周縁に設けられた張り出し部に対して前方から対向して配置され、グリル扉が閉じられるのを阻止する規制部を備えたものである
このものでは、容器支持体が上下逆向きの姿勢で受け部材に設置されると、グリル扉を閉じる際に、規制部が前面開口部内周の張り出し部に当接し、グリル扉が閉じられるのを阻止するから、加熱調理容器が誤った設置状態で使用されるのを防止できる。
また、本発明は、グリル装置の加熱庫内に着脱可能な状態で設置され、加熱調理容器を支持する容器支持体であって、加熱調理容器の容器本体の外周部に設けられた被係合部に係合し、加熱調理容器を支持する支持部が、容器支持体における上下対称の位置に設けられたものである。
このものでは、加熱調理容器を容器本体の外周部に設けられた被係合部にて支持することができるから、既述従来の容器支持体のように、容器支持体の下部に、加熱調理容器の底面を下方から支持するための底面支持枠部を設ける必要がない。よって、その分、高さ方向(上下方向)の寸法を小さくすることができ、加熱庫内から取り外して保管するのに、大きな収納スペースを必要としないし、着脱も容易である。また、容器支持体の全体構造を簡素化することも可能であるから、清掃も容易である。さらに、加熱調理容器を容器本体の外周部にて支持する構成としたことで、多様な深さの加熱調理容器を使用できるから、汎用性も高い。
しかも、このものでは、加熱調理容器を容器本体の外周部にて支持するように構成されているため、容器本体の底面側における熱気の円滑な流れを阻害せず、加熱調理容器の容器本体の底面全体を均一に加熱することができる。また、深さの異なる加熱調理容器を支持したときに、加熱庫上壁から加熱調理容器までの離間距離を略一定にできるから、特に加熱庫の上壁に加熱手段が設けられたグリル装置で使用される場合において、加熱調理容器の上方からの加熱度合を略一定に維持することも可能である。
さらに、このものでは、容器支持体における上下対称の位置に、加熱調理容器を支持する支持部が設けられていることで、上下の向きを意識しないで容器支持体を加熱庫内に取り付けることができるから、加熱調理容器の設置に手間がかからない。
以上のように、本発明によれば、容器支持体の収納性が高く、且つ、着脱も容易であり、多様な深さの加熱調理容器を使用できるといった汎用性の高さも備えているから、使い勝手が向上する。また、容器支持体の清掃も容易であるから、メンテナンス性も向上する。しかも、本発明によれば、加熱調理容器を適切に加熱することができるから、調理性能の安定性も向上する。
図1は、本発明の実施の形態に係るグリル装置を備えたガスコンロの概略斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るグリル装置を備えたガスコンロの側面視概略縦断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るグリル装置に用いられる受け枠、汁受け皿、および容器支持体を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るグリル装置の正面視概略縦断面図である。 図5は、本発明の実施の形態に係るグリル装置に用いられる容器支持体、および加熱調理容器を示す斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態に係るグリル装置に用いられる容器支持体の概略平面図である。 図7は、本発明の実施の形態に係るグリル装置に用いられる容器支持体の他の構成形態を示す斜視図である。 図8は、本発明の実施の形態に係るグリル装置に用いられる容器支持体の他の構成形態を示す平面図である。 図9は、図7および図8に示した容器支持体の第1の設置状態を示す図である。 図10は、図7および図8に示した容器支持体の第2の設置状態を示す図である。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るグリル装置2を備えたガスコンロ1は、天板11の上面に単数或いは複数のコンロバーナ12を有している。また、コンロ本体10の前面13には、コンロバーナ12の点火や消火、火力調整を行うための複数のコンロ用スイッチ16、および、後述するグリルバーナ25,26の点火や消火、火力調整を行うためのグリル用スイッチ17が設けられている。
グリル装置2の加熱庫20は、コンロ本体10の前面13から内部後方へ向かって延設されており、食材の出し入れ口となる加熱庫20の前面開口部200は、コンロ本体10の前面13に開設されている。また、コンロ本体10の前面13には、前方から前面開口部200を被閉するグリル扉21が設けられている。尚、本明細書では、コンロ本体10を前面13側から見たときの奥行き方向を前後方向、幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向という。
グリル扉21の後面下部の左右側辺寄りの位置には、それぞれコンロ本体10の内部後方へ向かってガイド枠211が延設されている。ガイド枠211は、それぞれコンロ本体10の内部にて前後に摺動可能な状態で支持されており、それら両前端にグリル扉21が連結固定されている。従って、グリル扉21は、コンロ本体10の前面13に対して前後にスライド開閉する。
図2に示すように、グリル扉21の後面下部には、加熱庫20の内部へ向かって突出する細幅板状の連結板212が設けられている。また、連結板212の上部には、汁受け皿32や図示しない焼き網、容器支持枠(容器支持体)33等を支持するための受け枠(受け部材)31が連結支持されている。
受け枠31は、前端が連結板212に連結され、後端が加熱庫20の底壁204の上面に摺動可能な状態で支持されている。従って、受け枠31は、グリル扉21が開かれるのに連動して加熱庫20の内部から前面開口部200の前方へ引き出され、閉じられるのに連動して加熱庫20の内部へ収容される。
図3に示すように、受け枠31は、金属製の丸棒材で形成された略矩形環状の枠体の前後辺をそれぞれ上方に折り曲げて側面視略コ字状に形成した枠本体部310と、枠本体部310の左右側辺相互間の前後端部にそれぞれ横架される略平板状の下枠部311とを備えており、下枠部311の上面に汁受け皿32が載置され、枠本体部310の前後辺に折曲形成された前受け部312および後受け部313の上部に容器支持枠33や図示しない焼き網が取り付けられる。また、蒸し料理や煮込み料理など、加熱調理容器4を用いた調理を行う場合は、容器支持枠33の上部に加熱調理容器4が載置される。従って、汁受け皿32、容器支持枠33、および加熱調理容器4は、グリル扉21を開くことで受け枠31と共に加熱庫20の内部から前面開口部200の前方へ引き出され、閉じることで受け枠31と共に加熱庫20内に収容される。
前受け部312および後受け部313は、左右側辺の端部から上方へ略垂直に延びる一対の第1縦延伸部31aと、第1縦延伸部31aの上端から中央側(他方の第1縦延伸部31a側)へ斜め下向きに延びる一対の横延伸部31bと、横延伸部31bの内側端部から上方へ略垂直に延びる一対の第2縦延伸部31cと、第2縦延伸部31cの上端相互を繋ぐ略水平の中央延伸部31dとからなり、容器支持枠33や図示しない焼き網、グリルプレート等は、上記横延伸部31bの上部に載置される。
図4に示すように、横延伸部31bの外側端部(第1縦延伸部31aから横延伸部31bに繋がるコーナー部)31eは、加熱庫20の左右の側壁203に設けられた下火バーナ25の配置高さより上方に位置している。従って、横延伸部31bの上部に載置された容器支持枠33や図示しない焼き網、グリルプレートは、加熱庫20内における下火バーナ25よりも上方の空間にて支持される。
加熱庫20には、加熱庫20内に収容された食材や加熱調理容器4を加熱する加熱手段として複数のグリルバーナ(下火バーナおよび上火バーナ)25,26が設けられており、加熱調理容器4を用いて調理を行う際、容器支持枠33に載置された加熱調理容器4は、これら各グリルバーナ25,26から放出されるガスの燃焼排ガスによって上下左右から加熱される。
加熱庫20の左右の側壁203の内側には、加熱庫20の中央側へ向かって膨出する前方視断面略台形状の整流板27が設けられており、主に加熱調理容器4を側方および下方から加熱する下火バーナ25は、整流板27の内側に、側壁203に沿って前後に延設されている。一方、主に加熱調理容器4を上方から加熱する上火バーナ26は、加熱庫20の上壁205に沿って前後に延設されている。
下火バーナ25は、ステンレス製の二つの樋状体を上下に重ね合わせて構成されたバーナであり、加熱庫20中央側の側端面に沿って複数の炎孔250が形成されている。従って、点火された際には、加熱庫20内の中央下方へ向けて燃焼ガスや輻射熱を放出させる。
上火バーナ26は、下面部がセラミック製の板体で構成された表面燃焼式のセラミックバーナであり、上記板体の略全面に亘って複数の炎孔260が形成されている。従って、点火された際には、加熱庫20内の中央下方へ向けて燃焼ガスや輻射熱を放出させる。
図2から図4に示すように、汁受け皿32は、平面視略矩形の浅皿状に形成された皿本体部320と、皿本体部320の前後周縁の上端からそれぞれ外側へ延出する一対の前後平端部321と、皿本体部320の左右周縁の上端からそれぞれ上方外側へ逆L字状に延出する一対の左右平端部322とを備えており、汁受け皿32を受け枠31に載置する際には、皿本体部320が枠本体部310の中央(前後の下枠部311相互の間隙)に嵌め込まれ、且つ、前後平端部321が前後の下枠部311の上面に上方から当接支持される。これにより、汁受け皿32は、加熱庫20内の底部に位置決め状態で配設される。
図3から図6に示すように、容器支持枠33は、金属製の丸棒材で平面視略矩形環状に形成された枠体であり、その前後辺を構成する横枠部331と、左右辺を構成する縦枠部332と、加熱調理容器4を載置する際の支持部となる支持突部51とを備えている。
横枠部331は、縦枠部332の端部から中央側(他方の縦枠部332側)へ略水平に延びる一対の横延伸部33bと、横延伸部33bの内側端部から容器支持枠33の中央側へ略水平に延びる一対の折曲部33cと、折曲部33cの内側端部(容器支持枠33の中央側の端部)相互を繋ぐ略水平の中央延伸部33dとからなり、上下対称且つ左右対称に形成されている。また、前後の横枠部331は、互いに同一形状をなしている。
容器支持枠33は、横枠部331の左右の折曲部33c相互の間隙に、受け枠31の左右の第2縦延伸部31cと中央延伸部31dとで構成された略コ字状部を嵌入させ、且つ、縦枠部332の前後の端部、即ち、縦枠部332と横延伸部33bとを繋ぐコーナー部33eの前後延出部に、受け枠31の左右の横延伸部31bの外側端部31eを下方から係合当接させることで、受け枠31に対して位置決め状態で支持されるように構成されている。
縦枠部332の左右相互間の距離は、加熱調理容器4の容器本体40の幅寸法(左右の側面相互間の距離)より大きく設定されており、加熱調理容器4が容器支持枠33に載置されたとき、縦枠部332は、容器本体40の左右の側面に沿って配置される。
支持突部51は、略垂直に凸の側面視略円弧状に形成されており、左右の縦枠部332における中央から前後方向へ等距離離れた位置で、且つ、加熱調理容器4の容器本体40の外周部に設けられた持ち手部43に対して下方から対向する位置に配設されている。また、支持突部51は、縦枠部332の上部および下部の上下対称となる位置にそれぞれ配設されている。即ち、容器支持枠33は、前後対称、左右対称、且つ上下対称に形成されている。
図2、図4および図5に示すように、上記グリル装置2に用いられる加熱調理容器4は、上方に開放する平面視略長方形状の平底型の容器本体40と、容器本体40の上部開口400を上方から覆う平面視略長方形状の蓋体41とからなり、使用する際には、容器本体40の長辺側の側面403が加熱庫20の側壁203に対向するよう、長手方向を前後方向とした縦置きの姿勢で容器支持枠33に載置される。尚、本実施の形態に係るグリル装置2に用いられる加熱調理容器4は、鉄やアルミニウム合金等の金属材料で形成されるが、セラミック材料で形成されたものであってもよいし、容器本体40および蓋体41がそれぞれ異なる材料で形成されたものであってもよい。
容器本体40の上部開口400の外周縁、即ち、容器本体40の外周上縁部には、全周に亘って外側へ凸のフランジ42が形成されている。また、容器本体40の長辺側の側面403には、フランジ42の外側端から容器本体40の外側へ向かって略水平に、フランジ42の突出幅より広幅の持ち手部43が延出形成されている。
持ち手部43は、加熱調理容器4が容器支持枠33に適切に載置された状態において、容器支持枠33の左右の側縁(縦枠部332の外側面)より外側まで延出形成されており(図6参照)、容器支持枠33の支持突部51は、上記持ち手部43の下面における前後端寄りの位置に当接するように構成されている。
また、図示しないが、持ち手部43の下面は、支持突部51の上端形状に合致する凹状に形成されており、支持突起33は、上端部を持ち手部43の下面に下方から係合当接させることで、加熱調理容器4を容器支持枠33に対して常に一定の位置に支持する。このとき、持ち手部43は、加熱庫20内における整流板27の上方の空間、即ち、下火バーナ25よりも上方に配置される(図4参照)。
このように、上記グリル装置2によれば、容器支持枠33の下部に、加熱調理容器4の底面を下方から支持するための枠体が設けられておらず、上下方向の寸法が比較的小さい略平面状に形成されているから、容器支持枠33を加熱庫20内から取り外して保管する際に、大きな収納スペースを必要としないし、着脱も容易である。よって、使い勝手が良い。また、容器支持枠33全体が比較的簡素な構成であるから、清掃も容易である。よって、メンテナンス性も良い。
さらに、このものでは、加熱調理容器4を容器本体40の外周上縁部で支持する構成としたことで、その支持位置から汁受け皿32の上面部までの空間に収まる範囲内において、多様な深さの加熱調理容器4を使用できるから、汎用性も高い。よって、使い勝手が一層良好である。
しかも、加熱調理容器4を容器本体40の外周上縁部で支持するように構成したことで、容器本体40の底面側に、燃焼ガスの円滑な流れを阻害するものがないから、容器本体40の底面全体を均一に加熱することができる。また、深さの異なる加熱調理容器4を用いても、加熱庫20の上壁205から加熱調理容器4の蓋体41の上面までの離間距離を略一定にできるから、上火バーナ26による加熱調理容器4の上方からの加熱度合を略一定に維持することも可能である。従って、安定した調理性能も得られる。
また、このものでは、加熱調理容器4を容器支持枠33に載置するにあたって、容器本体40の外周上縁部から外側へ向けて延出形成され比較的広幅の持ち手部43を、容器支持枠33の支持突部51に支持させるように構成されているから、容器支持枠33に対して加熱調理容器4をより容易且つ確実に支持させることができる。よって、加熱調理容器4の設置に手間がかからず、使い勝手がより一層良好である。
また、このものでは、容器支持枠33が前後対称且つ左右対称に形成されているから、前後左右の向きを意識しないで容器支持枠33を受け枠31に取り付けることもできる。しかも、容器支持枠33における上下対称の位置にそれぞれ支持突部51が設けられているから、上下の向きを意識しないで容器支持枠33を受け枠31に取り付けることもできる。よって、加熱調理容器4の設置に手間がかからず、使い勝手がより一層良好である。
さらに、このものでは、支持突部51が容器支持枠33における縦枠部332の中央から前後方向へ離れて並設されているから、支持突部51が持ち手部43を把持する手の邪魔にならず、容器支持枠33に対する加熱調理容器4の着脱も容易である。よって、使い勝手がより一層良好である。
尚、上記実施の形態では、容器本体40の外周に設けられた持ち手部43に容器支持枠33の支持突部51を係合当接させることで、加熱調理容器4を容器支持枠33に支持させるように構成されたものを説明したが、容器本体40の外周上縁部のフランジ42に対して下方から対向する位置に支持突部51が配置され、上記フランジ42にて加熱調理容器4が容器支持枠33に支持されるように構成されたものとしてもよいし、容器本体40の外周面に、持ち手部43やフランジ42とは異なる被係合部(段差、拡幅部等)を設け、この被係合部に対して下方から対向する位置に支持突部51が配置され、上記被係合部にて加熱調理容器4が容器支持枠33に支持されるように構成されたものとしてもよい。
また、上記実施の形態では、支持突部51が容器支持枠33における縦枠部332の中央から前後方向へ離れて並設されものを説明したが、持ち手部43を把持する手の邪魔にならず、且つ、加熱調理容器4を安定して支持できれば、支持突部51は、略垂直に凸の側面視略コ字状に形成され、且つ、容器支持枠33の左右の縦枠部332に沿ってその中央から前後に延設されたものとしてもよい。
容器支持枠33は、縦枠部332の上部にのみ支持突部51が設けられたものとしてもよい。具体的には、図7に示すように、支持突部51は、左右の縦枠部332の上部における中央から前後方向へ等距離離れた位置にそれぞれ配設され、容器支持枠33は、支持突部51の配設面を上向きとした姿勢で受け枠31に取り付けられる。
このものでは、容器支持枠33の上下方向の寸法をより小さく形成することができるから、より狭い収納スペースに保管することが可能である。よって、使い勝手が一層向上する。また、容器支持枠33の全体構造をより簡素化することもできるから、清掃が一層容易である。よって、メンテナンス性も一層向上する。
さらに、上記容器支持枠33において、受け枠31に対して上下逆向きに設置されたときに、その状態で加熱庫20内に収容されるのを阻止するための規制部として当て枠部52が設けられたものとしてもよい。具体的には、図7および図8に示すように、当て枠部52は、縦枠部332の上部から外側方へ向かって略水平に凸の平面視略コ字状に形成されており、左右の縦枠部332における前後端寄りの位置にそれぞれ配設されている。また、図9に示すように、加熱庫20の前壁201には、前面開口部200の左右の側縁部から中央側へ向かって張り出し、整流板27の前端面を覆う略台形状の張り出し部28が形成されており、加熱庫20内から前面開口部200の前方へ引き出された受け枠31に対して容器支持枠33が上下正しい向きで設置された場合、当て枠部52は、張り出し部28より上方、即ち、整流板27の上方の空間高さに配置される。一方、図10に示すように、容器支持枠33が受け枠31に対して上下逆向きで設置された場合、当て枠部52は、張り出し部28に対して前方から対向して配置される。
このものでは、容器支持枠33が受け枠31に対して上下逆向きに設置されると、グリル扉21が閉じられる際に、容器支持枠33は、当て枠部52が張り出し部28の前面に当接し、それ以上後方へ移動しない。即ち、グリル扉21の閉じる側(後方)への移動が阻止される。これにより、加熱調理容器4が誤った設置状態で使用されるのを防止できる。
また、上記当て枠部52は、縦枠部332の上部から外側方へ向かって斜め上向きに設けられたものとしてもよい。このものでは、容器支持枠33が受け枠31に対して上下逆向きに設置されると、当て枠部52が縦枠部332から外側方へ向かって斜め下向きに延設された状態になるから、グリル扉21が閉じられる際に、張り出し部28の前面により確実に当接する。これにより、加熱調理容器4が誤った設置状態で使用されるのをより確実に防止できる。
本発明は、加熱庫20の左右の側壁203にのみグリルバーナが配設され、上壁205にはグリルバーナを有しない構成のグリル装置にも適用できるし、加熱庫20の上壁205にのみグリルバーナが配設され、左右の側壁203にはグリルバーナを有しない構成のグリル装置にも適用できる。また、本発明は、コンロバーナ12を備えていない加熱調理器のグリル装置にも適用できるし、グリルバーナに代えて、電気ヒーターなど他の加熱手段を備えたグリル装置にも適用できる。
2 グリル装置
20 加熱庫
200 前面開口部
21 グリル扉
25,26 グリルバーナ(加熱手段)
28 張り出し部
31 受け枠(受け部材)
312 前受け部
313 後受け部
33 容器支持枠(容器支持体)
331 横枠部
332 縦枠部
33b 横延伸部
4 加熱調理容器
40 容器本体
43 持ち手部(被係合部)
51 支持突部(支持部)
52 当て枠部(規制部)

Claims (4)

  1. 加熱調理容器を収容可能な加熱庫と、加熱庫内の収容物を加熱する加熱手段と、加熱庫内に着脱可能な状態で設置され、加熱調理容器を支持する容器支持体とを備えたグリル装置であって、
    容器支持体は、加熱調理容器を容器本体の外周部にて支持する構成とし、
    容器本体の外周部に係合し、加熱調理容器を支持する支持部が、容器支持体における上下対称の位置に設けられた、グリル装置。
  2. 加熱調理容器を収容可能な加熱庫と、加熱庫内の収容物を加熱する加熱手段と、加熱庫内に着脱可能な状態で設置され、加熱調理容器を支持する容器支持体とを備えたグリル装置であって、
    容器支持体は、加熱調理容器を容器本体の外周部にて支持する構成とし、
    加熱庫の前面開口部を前方から被閉するグリル扉と、容器支持体の設置部として加熱庫内に設けられ、グリル扉が開かれるのに連動して加熱庫内から前面開口部の前方へ引き出される受け部材とを備え、
    容器支持体は、前面開口部の前方へ引き出された受け部材に対して上下逆向きで設置されたときに、前面開口部の内周縁に設けられた張り出し部に対して前方から対向して配置され、グリル扉が閉じられるのを阻止する規制部を備えた、グリル装置。
  3. 請求項1または2に記載のグリル装置において、
    容器支持体は、加熱調理容器を容器本体の外周部に設けられた持ち手部にて支持する構成とした、グリル装置。
  4. グリル装置の加熱庫内に着脱可能な状態で設置され、加熱調理容器を支持する容器支持体であって、
    加熱調理容器の容器本体の外周部に設けられた被係合部に係合し、加熱調理容器を支持する支持部が、容器支持体における上下対称の位置に設けられた、容器支持体。
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