JP2015198781A - グリル - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱庫内に設置された焼き網をグリルプレートに取り替えて使用可能なグリルにおいて、グリルプレートの誤セットを起因とする不具合の生じ難いグリルを提供すること。
【解決手段】加熱庫20と、加熱手段55と、加熱庫20の前面開口部200を被閉するグリル扉21と、グリル扉21が開かれるのに連動して加熱庫20内から前方へ引き出される支持部材18と、支持部材18の一定位置に載置されるグリルプレート22とを備え、加熱庫20の前壁27に、前面開口部200の内周側へ張り出す張り出し部271が設けられ、グリルプレート22は、浅皿状のプレート本体部220と、プレート本体部220の側縁から上方へ向けて延出するフランジ部221とを有し、前面開口部200の前方へ引き出された支持部材18にグリルプレート22が裏向きの状態で載置されたとき、フランジ部221と張り出し部271とが対向して配置される構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱庫内に設置された焼き網をグリルプレートに取り替えて使用可能なグリルに関する。
ガスコンロなどに組み込まれるグリルは、加熱庫内に収容された焼き網上に魚や肉などの食材を載置して加熱調理を行うように構成されたものが一般的である。ところが、このようなグリルの場合、加熱調理中に食材から飛散した油や水分が焼き網の隙間を通って加熱庫の内壁やグリルバーナなどに付着するため、加熱庫内に汚れが蓄積しやすい。また、この種のグリルでは、焼き網の下方に、食材から滲出した油や水分を受けるための汁受け皿が配設されており、加熱調理の終了後、焼き網および汁受け皿の両方を清掃する必要があるため、手入れも煩わしい。
このような汚れの蓄積や手入れの煩わしさを考慮し、従来、金属板材で形成された皿状のグリルプレートを焼き網に代えて使用可能なグリルが提案されている(例えば、特許文献1から3参照)。
特開2014−18638号公報 特開2013−228203号公報 実開平5−68438号公報
しかしながら、上記従来のグリルでは、食材が効率的に加熱されるよう、加熱庫の大きさやグリルバーナの配置に合わせてグリルプレートの形状が設定されているため、グリルプレートが誤って裏向きの状態で加熱庫内に挿入された場合に、グリルプレートが加熱庫内部のグリルバーナやセンサ等の構成部品に接触し、故障や動作不良を招く虞があった。また、グリルプレートが裏向きのまま使用されてしまうと、食材が適切に調理できないだけでなく、食材から滲出した油や水分が通常使用時(表向きで使用された時)とは異なる部位へ漏出および飛散し、加熱庫内に不要な汚れを生じさせる虞もあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、加熱庫内に設置された焼き網をグリルプレートに取り替えて使用可能なグリルにおいて、グリルプレートの誤セットを起因とする不具合の生じ難いグリルを提供することにある。
本発明は、食材を収容する加熱庫と、加熱庫内の食材を加熱する加熱手段と、食材の出し入れ口となる加熱庫の前面開口部を被閉するグリル扉と、グリル扉が開かれるのに連動して加熱庫内から前面開口部の前方へ引き出され、閉じられるのに連動して加熱庫内へ収容される支持部材と、支持部材の一定位置に着脱可能な状態で載置されるグリルプレートとを備えたグリルであって、加熱庫の前壁に、前面開口部の内周側へ張り出す張り出し部が設けられ、グリルプレートは、上面が食材載置面となる浅皿状のプレート本体部と、プレート本体部の側縁から上方へ向けて延出するフランジ部とを有し、前面開口部の前方へ引き出された支持部材にグリルプレートが上面を下向きとした状態で載置されたときに、前記フランジ部と張り出し部とが対向して配置されるように構成されたものである。
このものでは、グリルプレートが上面を下向きとした裏向きの状態で支持部材に載置された場合は、グリル扉が閉じられる際に、加熱庫の前壁の張り出し部にグリルプレートのフランジ部が当接し、グリルプレートが加熱庫の前面開口部より奥側へ挿入されるのを阻止するから、グリルプレートが加熱庫内部の構成部品に接触するのを防止できる。また、前面開口部内側の張り出し部にグリルプレートのフランジ部が当接することで、グリル扉が閉じられなくなるから、グリルプレートが裏向きのまま使用されるのも防止できる。
また、好ましくは、上記グリルにおいて、グリルプレートは、支持部材のプレート支持部に嵌合する切欠部を有し、前面開口部の前方へ引き出された支持部材にグリルプレートが上面を下向きとした状態で載置されたときに、前記切欠部がプレート支持部に嵌合されるように構成されたものである。
このものでは、グリルプレートが裏向きの状態で支持部材に載置された場合、グリルプレートの切欠部が支持部材のプレート支持部に嵌合されるから、たとえこの状態でグリル扉が閉じられるときに、前面開口部内側の張り出し部にグリルプレートのフランジ部が当接しても、グリルプレートは支持部材から外れ難く、無理に加熱庫内に押し込まれ難い。従って、グリルプレートが加熱庫内部の構成部品に接触するのも、裏向きのまま使用されるのもより確実に防止できる。
以上のように、本発明によれば、グリルプレートの誤セットを起因とするグリルの故障や動作不良、加熱庫内の不要な汚れ等の生じ難いグリルを提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るグリルを備えたガスコンロの概略斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るグリルを備えたガスコンロの側面視概略縦断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るグリルに組み込まれる支持枠、汁受け皿、および、グリルプレートの概略斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るグリルを備えたガスコンロの前面視概略縦断面図である。 図5は、本発明の実施の形態に係るグリルの前面開口部の周辺を示す概略斜視図である。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係るグリル2を備えたガスコンロ3であり、天板31の上面に複数のコンロバーナ32を有している。また、コンロ本体30の前面33には、コンロバーナ32の点火や消火、火力調整を行うための複数のコンロ用スイッチ36、および、後述するグリルバーナ55,56の点火や消火、火力調整を行うためのグリル用スイッチ37が設けられている。
グリル2の加熱庫20は、コンロ本体30の前面33から内部後方へ向かって延設されており、食材の出し入れ口となる加熱庫20の前面開口部200は、コンロ本体30の前面33に開設されている。また、前面開口部200は、コンロ本体30の前方からグリル扉21によって被閉されている。尚、本明細書では、加熱庫20を前面開口部200側から見たときの奥行き方向を前後方向、幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向という。
また、グリル扉21の後面下部の左右側辺寄りの位置には、それぞれコンロ本体30の内部後方へ向かってガイド枠211が延設されている。ガイド枠211は、それぞれコンロ本体30の内部にて前後に摺動可能な状態で支持されており、それら両前端にグリル扉21が連結固定されている。従って、グリル扉21は、コンロ本体30の前面33に対して前後にスライド開閉する。
図2に示すように、グリル扉21の後面下部には、加熱庫20の内部へ向かって突出する細幅板状の連結板212が設けられている。さらに、連結板212の上部には、汁受け皿16や図示しない焼き網、グリルプレート22を支持するための支持部材として支持枠18が連結支持されている。
支持枠18は、前端が連結板212に連結され、後端が加熱庫20の底壁24の上面に対して摺動可能な状態で支持されている。従って、支持枠18は、グリル扉21が開かれるのに連動して加熱庫20の内部から前面開口部200の前方へ引き出され、閉じられるのに連動して加熱庫20の内部へ収容される。
図3に示すように、支持枠18は、金属製の丸棒材で形成された略矩形環状の枠体の前後辺をそれぞれ上方に折り曲げて側面視略コ字状に形成した枠本体部180と、枠本体部180の左右側辺相互間の前後端部にそれぞれ横架される略平板状の板枠部185とを備えており、グリル2にてグリルプレート22を用いた食材の加熱調理(プレート調理)を行う場合は、板枠部185の上面に汁受け皿16が載置され、枠本体部180の前後辺に折曲形成されたプレート支持部としての突出部190にグリルプレート22が載置される。従って、汁受け皿16およびグリルプレート22は、グリル扉21を開けば、支持枠18と共に加熱庫20の内部から前面開口部200の前方へ引き出され、閉じれば、支持枠18と共に加熱庫20内に収容される。
支持枠18の前端側の板枠部185の下面には、下向きに突出する爪片191が形成されており、上記爪片191を連結板212(図2参照)の図示しない連結孔に嵌挿させることで、支持枠18と連結板212とが連結される。一方、支持枠18の後端側の板枠部185の下面には、金属製の丸棒材を平面視略コ字状に折り曲げて形成された脚部192が連結固定されており、上記脚部192が加熱庫20の底壁24の上面に形成された溝部242(図2および図4参照)に対して摺動可能な状態で係合当接している。
図3および図4に示すように、突出部190は、左右側辺の端部から上方へ延びる一対の第1上延部194と、第1上延部194の上端から左右方向内側へ斜め下向きに延びる一対の段部195と、段部195の内側端部から上方へ延びる一対の第2上延部196と、第2上延部196の上端相互を繋ぐ水平部197とからなり、上記段部195にグリルプレート22が載置される。
また、段部195の上端高さ、即ち、グリルプレート22の支持高さは、支持枠18を加熱庫20の内部に収容させたときに、加熱庫20の左右の側壁23に設けられた下火バーナ55の配置高さより上位になるように構成されている。従って、グリルプレート22を支持枠18に載置して加熱庫20の内部に収容させたとき、グリルプレート22の下面は、下火バーナ55よりも上方に配置される。
汁受け皿16は、金属薄板によりプレス成形されたものであり、表面には、耐熱クリア塗装や琺瑯等の仕上げ塗装が施されている。また、図3に示すように、汁受け皿16は、平面視略矩形の浅皿状に形成された皿本体部160と、皿本体部160の前後周縁の上端からそれぞれ外側へ延出する一対の前後平端部162と、皿本体部160の左右周縁の上端からそれぞれ上方外側へ逆L字状に延出する一対の左右平端部164とを備えており、汁受け皿16を支持枠18に載置する際には、皿本体部160が枠本体部180の中央(前後の板枠部185相互の間隙)に嵌め込まれ、且つ、前後平端部162が前後の板枠部185の上面に上方から当接支持される。これにより、汁受け皿16は、グリル扉21の後方に位置決め状態で配設される。
グリルプレート22は、アルミニウム製の板体によりプレス成形されたものであり、表面には、フッ素樹脂加工等の仕上げ塗装が施されている。尚、グリルプレート22は、アルミダイカストにより形成されたものであってもよいし、アルミニウムに限らず、鉄や銅、セラミック等で形成されたものであってもよい。また、グリルプレート22は、平面視略矩形の浅皿状に形成されたプレート本体部220と、プレート本体部220の左右周縁(左右の側縁)からそれぞれ斜め上方外側へ向けて羽根状に延出する一対の左右フランジ部221と、プレート本体部220の前後周縁からそれぞれ外側へ延出する一対の前後フランジ部222とを備えている。
左右フランジ部221の前後端部、即ち、グリルプレート22のコーナー部223は、コンロ本体30の前面33やグリル扉21などガスコンロ3の構成部品に接触したときにその被接触部の破損や変形を生じさせ難くするために、前後フランジ部222の外側端縁へ向かって斜めに形成されている。尚、図示しないが、前後フランジ部222の下面には、支持枠18の段部195に当接する台状凸部が形成されている。
前後フランジ部222の端縁中央部には、左右に長い所定幅の切欠部225が形成されている。切欠部225は、突出部190の左右の第2上延部196相互の外幅と略同一幅に設定されており、グリルプレート22を支持枠18に載置する際には、上記切欠部225が突出部190の左右の第2上延部196相互間に嵌め込まれ、且つ、前後フランジ部222が突出部190の段部195に上方から当接支持される。これにより、グリルプレート22は、グリル扉21の後方に位置決め状態で配設される。よって、この状態でグリル扉21が閉じられると、グリルプレート22は、加熱庫20内の一定位置に収容される(図2および図4参照)。
また、グリルプレート22は、前後方向の中心線および左右方向の中心線を挟んで線対称に形成されており、支持枠18にグリルプレート22が上面22Aを下向きとした裏向きの状態で載置された場合も表向きで載置された場合と同様、切欠部225が突出部190の左右の第2上延部196相互間に嵌め込まれ、且つ、前後フランジ部222が突出部190の段部195に上方から当接支持され、グリル扉21の後方に位置決め状態で配設される。
食材載置面となるプレート本体部220の上面22Aには、食材との接触面積をできるだけ小さくして食材が付着し難くなるように、左右方向に延在する細幅凸状のリブ226が前後方向に等間隔で複数並設されている。また、プレート本体部220の左右両側端(リブ226の左右両端側)の上面には、調理中に食材からプレート本体部220の上面22Aに滲出した油や水分を回収し、溜めておくための下方に凹の溝部227が形成されている。また、隣り合う二つのリブ226相互間の谷部を構成する面は、中央から左右両側方の溝部227へ向かって緩やかに下方湾曲した連続面で形成されている。従って、調理中に食材からプレート本体部220の上面22Aに滲出した油や水分は、上記谷部の上面に沿って左右側方へ流れ、溝部227に回収される。
図2に示すように、加熱庫20の後部には、グリルバーナ55,56から放出されるガスの燃焼排気や熱気、食材から発生する油煙、臭気成分、水蒸気等を天板31の排気口34からガスコンロ3の外部へ排出させるための排気筒26が延設されている。また、排気筒26の内底部には、加熱庫20から排気筒26へ導出された油煙や臭気成分を加熱消失させるためのアフターバーナ90が配設されている。
図2および図4に示すように、加熱庫20の内部には、図示しない焼き網やグリルプレート22に載置された食材を加熱する加熱手段としてグリルバーナ55,56が配設されている。グリルバーナ55,56は、加熱庫20の左右の側壁23に沿って前後に延設される下火バーナ55と、加熱庫20の上壁25に沿って前後に延設される上火バーナ56とからなり、プレート調理を行う場合には、下火バーナ55によってグリルプレート22を下方から加熱し、上火バーナ56によって食材やグリルプレート22を上方から加熱するように構成されている。尚、グリルプレート22に代えて、図示しない焼き網を用いて食材の加熱調理を行う場合は、下火バーナ55および上火バーナ56によって焼き網上の食材を上下左右から加熱する。
下火バーナ55は、ステンレス製の二つの樋状体を上下に重ね合わせて構成されたバーナであり、樋状体の加熱庫20の中央側の側端面に沿って複数の炎孔550が形成されている。上記炎孔550は、加熱庫20の中央へ向けて略水平にガスを噴出するよう水平横向きに開設されており、点火された際には、炎孔550から噴射されたガスの燃焼排気や輻射熱が加熱庫20内の中央下方域に放射される。これにより、グリルプレート22が下方から加熱される。
上火バーナ56は、下面部がセラミック製の板体で構成された表面燃焼式のセラミックバーナであり、上記板体の下面部の略全域に亘って複数の炎孔560が形成されている。上記炎孔560は、加熱庫20内の下方へ向けて略垂直にガスを噴出するよう垂直縦向きに開設されており、点火された際には、上記板体の下面全体にガスの燃焼炎が形成され、その燃焼排気や輻射熱が加熱庫20内に放射される。これにより、食材やグリルプレート22が上方から加熱される。
図4に示すように、加熱庫20の左右の側壁23には、下火バーナ55を加熱庫20の内側から覆う整流板235が設けられている。上記整流板235は、側壁23から加熱庫20の中央側へ向かって縮幅する前面視断面略三角形状に形成されており、グリルプレート22が上面22Aを上向きとした表向きの状態で支持枠18に載置され、加熱庫20内に収容されたとき、整流板235の上面側にグリルプレート22の左右フランジ部221が所定の間隙を存して対向するように構成されている。
図5に示すように、加熱庫20の前壁27には、前面開口部200の内周側へ張り出し、整流板235の前端をそれぞれ覆う前面視略三角形状の張り出し部271が形成されている。
張り出し部271は、前面開口部200の前方へ引き出された支持枠18にグリルプレート22が裏向きの状態で載置されたときに、左右フランジ部221の後端側のコーナー部223に対向する高さに配設されている。従って、その状態でグリル扉21を閉じようとしても、グリルプレート22は、左右フランジ部221のコーナー部223が張り出し部271の前面に当接し、加熱庫20の前面開口部200より奥側へ挿入されない。また、このとき、切欠部225が突出部190の左右の第2上延部196相互間に嵌め込まれているため、たとえ左右フランジ部221が張り出し部271の前面に当接しても、グリルプレート22は、支持枠18から容易に外れない。
このように、上記実施の形態によれば、グリルプレート22が裏向きの状態で支持枠18に載置された場合は、グリル扉21が閉じられる際に、前壁27の張り出し部271に左右フランジ部221が当接し、グリルプレート22が加熱庫20の前面開口部200より奥側へ挿入されるのを阻止するから、グリルプレート22が裏向きのまま加熱庫20内に挿入されて下火バーナ55や図示しない点火電極、炎検知センサなど加熱庫20内部の構成部品に接触するのを防止できる。よって、グリルプレート22の誤セットを起因とするグリル2の故障や動作不良が生じ難い。
また、グリルプレート22が裏向きの状態でグリル扉21が閉じられる際に、加熱庫20の前壁27に左右フランジ部221が当接することで、グリル扉21が閉じられなくなるから、グリルプレート22が裏向きのまま使用されるのも防止できる。即ち、調理を行う際には、グリルプレート22を表向きの状態で支持枠18に載置する必要がある。よって、当然ながら、調理中に食材から滲出した油や水分が通常使用時とは異なる部位へ漏出および飛散することも少なく、加熱庫20内の不要な汚れが生じ難い。
特に、このものでは、グリルプレート22が裏向きの状態で支持枠18に載置された場合、切欠部225が支持枠18の突出部190に嵌合されるから、たとえこの状態でグリル扉21が閉じられるときに、加熱庫20の前壁27に左右フランジ部221が当接しても、グリルプレート22は支持枠18から外れ難く、無理に加熱庫20内に押し込まれ難い。従って、グリルプレート22が加熱庫20内部の構成部品に接触するのも、裏向きのまま使用されるのもより確実に防止できる。よって、グリルプレート22の誤セットを起因とするグリル2の故障や動作不良、加熱庫20内の不要な汚れが一層生じ難い。
また、このものでは、グリルプレート22が裏向きの状態でグリル扉21が閉じられる際、斜め形状のコーナー部223が加熱庫20の前壁27に当接するように構成されているから、前壁27の破損や変形も生じ難い。
尚、上記実施の形態において、左右フランジ部221は、プレート本体部220の左右周縁から斜め上方外側へ向けて延出されたものを説明したが、プレート本体部220の左右周縁から垂直上方へ向けて延出されたものであってもよいし、プレート本体部220の左右周縁から上方外側へ略逆L字状に延出されたものであってもよい。
また、上記実施の形態では、プレート本体部220の左右周縁のそれぞれに左右フランジ部221が設けられ、グリルプレート22が裏向きの状態でグリル扉21が閉じられる際、左右フランジ部221が共に加熱庫20の前壁27に当接するように構成されているが、プレート本体部220の左右周縁の何れか一方にのみ上方へ延出するフランジ部221が設けられ、グリルプレート22が裏向きの状態でグリル扉21が閉じられる際、上記フランジ部221が加熱庫20の前壁27に当接するように構成されたものであってもよい。
また、上記実施の形態において、グリルプレート22のコーナー部223は、斜めに形成されたものを説明したが、左右フランジ部221の外側端縁から前後フランジ部222の外側端縁へ向かって円弧状に形成されており、グリルプレート22が裏向きの状態でグリル扉21が閉じられる際、上記円弧状のコーナー部223が加熱庫20の前壁27に当接するように構成されたものであってもよい。
上記実施の形態のように、調理中、食材から滲出した油や水分をグリルプレート22の上面22Aに回収し、十分に滞留させておくことができるように構成されたものであれば、汁受け皿16は、必ずしもグリルプレート22の下方に配設されていなくてもよい。
本発明は、加熱庫20の左右の側壁23にのみグリルバーナが配設され、上壁25にグリルバーナを有しない構成のグリルにも適用できる。また、本発明は、コンロバーナ32を有しない加熱調理器のグリルにも適用できるし、グリルバーナに代えて、電気ヒーターなど他の加熱手段を備えたグリルにも適用できる。
2 グリル
20 加熱庫
200 前面開口部
21 グリル扉
18 支持枠(支持部材)
22 グリルプレート
220 プレート本体部
221 フランジ部
27 加熱庫の前壁
271 張り出し部
55 下火バーナ(加熱手段)

Claims (2)

  1. 食材を収容する加熱庫と、加熱庫内の食材を加熱する加熱手段と、食材の出し入れ口となる加熱庫の前面開口部を被閉するグリル扉と、グリル扉が開かれるのに連動して加熱庫内から前面開口部の前方へ引き出され、閉じられるのに連動して加熱庫内へ収容される支持部材と、支持部材の一定位置に着脱可能な状態で載置されるグリルプレートとを備えたグリルであって、
    加熱庫の前壁に、前面開口部の内周側へ張り出す張り出し部が設けられ、
    グリルプレートは、上面が食材載置面となる浅皿状のプレート本体部と、プレート本体部の側縁から上方へ向けて延出するフランジ部とを有し、
    前面開口部の前方へ引き出された支持部材にグリルプレートが上面を下向きとした状態で載置されたときに、前記フランジ部と張り出し部とが対向して配置されるように構成された、グリル。
  2. 請求項1に記載のグリルにおいて、
    グリルプレートは、支持部材のプレート支持部に嵌合する切欠部を有し、
    前面開口部の前方へ引き出された支持部材にグリルプレートが上面を下向きとした状態で載置されたときに、前記切欠部がプレート支持部に嵌合されるように構成された、グリル。
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